「あれあれ・・・?町の中なのに、全然人がいないね。」
「しかも、時計も止まってる・・・。どうなってるんだろう?それに・・・。」
侑斗は周囲を見渡す。
オボットはなく、建造物は数十年前のものやハートランドの物がごちゃ混ぜになっている。
「あ・・・!!ユウ見て!!学校が・・・!!」
「ええ・・・!?」
極めつけはいつも見るハートランド学園とその隣にあるもう1つの大きな校舎。
「図書館の本で見たことがある・・・・。あれは・・・デュエルアカデミア本校!!」
太平洋の孤島に建設されたデュエリスト養成のための高校。
伝説のデュエリスト、遊城十代の母校であり、世界の命運をかけた戦いが何度も起こった場所。
ネオドミノシティに匹敵するデュエリストの聖地と言える場所だ。
「・・・も・・・もう頭が痛くなってくるなあ・・・。」
「お前も・・・・あのはた迷惑な奴に飛ばされてきたデュエリストか?」
「え・・・?」
振り向くと、そこにはハネた灰色と黒のツートン髪の少年と青くて若干短い髪の少女がいた。
更にいうと、彼らのそばには《水霊使いエリア》、《水精鱗―アビスヒルデ》、《水精鱗―アビスグンデ》、《ドラゴン・ウィッチ―ドラゴンの守護者》、《火霊使いヒータ》の精霊も。
「あなた方は・・・それに、こんなにたくさん精霊が・・・!?」
「クリクリー!」
「ピー!」
これほどたくさんの精霊と会えたからか、《風クリボー》とフォーチュンが飛び出した。
「(あれ・・・?《ドラゴン・ウィッチ》って・・・こういう姿だっけ?)」
カードで見た《ドラゴン・ウィッチ―ドラゴンの守護者》とは異なり、服の色が紅で、周囲に炎を纏っている。
「カイ君!この人も精霊を持ってるよ。」
「見ればわかる。だが、同じ精霊が見える人間とは親しみがわくな。」
「あ・・。自己紹介がまだだった・・・。僕は剣崎侑斗です。そして彼女は・・・。」
「ウィンダです!ユウの恋人の!あと、ユウの頭の上にのっている鳥さんはフォーチュンだよ!」
「ピー!」
ウィンダはすかさず侑斗の腕に抱きつく。
そして、フォーチュンは笑顔で鳴く。
「ウ・・・ウィンダ!人前は恥ずかしいよ!」
「何をしているんだ?あいつら・・・。まあいい。俺は更識カイ。そして、《ドラゴン・ウィッチ》に見えているあいつの名前はフェニスで、その隣にいる赤い髪の女はヒータだ。」
「よろしくお願いします。」
「よろしく頼む。」
「私は更識結。私の精霊は《水霊使いエリア》のエリア、《水精鱗―アビスヒルデ》のルカ、《水精鱗―アビスグンデ》ルイよ。」
「どうもー!」
「よろしくお願いします。
「よっろしくねー!」
「わあ・・・。みんな、よろしくね!」
ウィンダは精霊たち1人ずつにブンブン握手をした。
「あれ・・・?2人とも姓が同じ・・ということは・・・。」
「ああ。結婚したんだ。婿入りという形でな。」
「いいないいなー!私も早くユウと・・・。」
うらやましそうにカイと結を見つめるウィンダ。
そして、本題に入る。
「この世界に連れてこられたとき、デュエルを楽しめと言われました。」
「俺も同じだ。なら・・・するか?」
カイはデュエルディスクを装着する。
「(このデュエルディスク・・・特注なのかな・・・?)」
色を基調に所々紅い炎のような模様が入っており、デザインも鋭い感じだ。カードを置くところはまるで翼のようになっている。
侑斗のD・パッドも鳥の羽根をモチーフとしているが、印象は大違いだ。
侑斗もD・パッドとD・ゲイザーを装着し、デュエルの準備をする。
「(見たことのないデュエルディスク・・・。未来から来たのか?それに、どちらも羽根を模している・・・・。)」
「「デュエル!!」」
侑斗
手札5
ライフ4000
カイ
手札5
ライフ4000
「僕の先攻、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「僕は手札から魔法カード《おろかな埋葬》を発動!デッキからモンスターカードを1枚、《ガスタ・ガルド》を墓地へ送る!そして、手札から《ガスタの神裔ピリカ》を召喚。」
ガスタの神裔ピリカ レベル3 攻撃1000
「このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、墓地から風属性チューナー1体を特殊召喚する。僕は墓地から《ガスタ・ガルド》を特殊召喚!」
ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500(チューナー)
「レベル3のモンスターが2体。呼び出せるのはレベル6のシンクロモンスターかランク3のエクシーズモンスターか・・・。」
「僕はレベル3の《ピリカ》にレベル3の《ガルド》をチューニング!機械天使に与えられし鎧を装備した風の女戦士よ。その報いの精神で仲間を守れ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・スフィアード》!」
ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
「《ダイガスタ・スフィアード》だと・・・!?」
自らを守り、更に仲間が受けたダメージを反射する鎧を装備した風の女戦士は無表情のままカイに目を向ける。
「《ダイガスタ・スフィアード》の効果発動。このカードのシンクロ召喚に成功した時、墓地からガスタと名のつくカード、《ピリカ》を手札に加える。」
「これで・・・次のターンに再び《ピリカ》の効果を使えますね・・・。」
「僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
侑斗
手札6→4(うち1枚《ガスタの神裔ピリカ》)
ライフ4000
場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
伏せカード1
カイ
手札5
ライフ4000
場 なし
「俺のターン、ドロー。」
カイ
手札5→6
「俺はカードを2枚伏せ、手札から魔法カード《手札抹殺》を発動。互いに手札をすべて捨て、捨てたカードの数だけカードをドローする。」
「ふぇーん!!私が手札にあるのにーー!」
「よしよし・・・。」
泣き出したウィンダをあやしながら、手札交換を行った。
「(《ピリカ》の除去が目的としたら少し大がかりすぎる気がするけど・・・。)」
侑斗が手札から捨てたカード
・ガスタの巫女ウィンダ
・ガスタの交信
・ガスタの神裔ピリカ
・NoWデストロイアイアン
カイが手札から捨てたカード
・炎王神獣ガルドニクス
・炎王獣ガルドニクス
・炎王獣キリン
「そして俺は《炎王獣バロン》を召喚!」
二本の剣を持った鬼のような獣戦士がカイの場に現れる。
炎王獣バロン レベル4 攻撃1800
「炎王・・・!?」
侑斗は島のカード屋で見たカードを思い出す。
カード効果で破壊されることを引き金に強力な効果を発揮するモンスターたちだ。
「俺はカードをさらに1枚伏せ、ターンエンド。」
侑斗
手札4
ライフ4000
場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
伏せカード1
カイ
手札6→1
ライフ4000
場 炎王獣バロン レベル4 攻撃1800
伏せカード3
「(攻撃力が低い《炎王獣バロン》を攻撃表示で・・・?誘っているのかな?)僕のターン、ドロー。」
侑斗
手札4→5
「僕は手札から《ガスタの武器職人セイ》を召喚!」
ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900
「(何を伏せているかはわからないけど・・・今は!)バトル!《ダイガスタ・スフィアード》で《炎王獣バロン》を攻撃!」
《ダイガスタ・スフィアード》は杖で《炎王獣バロン》を叩きつけようとした。
「甘いぞ侑斗。速攻魔法《炎王炎環》。俺の場のモンスター1体を破壊し、墓地から炎属性モンスター1体を特殊召喚する。」
《炎王獣バロン》が灼熱の炎に包まれると、その炎の中から炎を纏い、美しい色彩の羽根をつけている不死鳥が現れた。
炎王神獣ガルドニクス レベル8 攻撃2700
「なら、《ダイガスタ・スフィアード》の攻撃を続行!このカードが場に存在する限り、ガスタモンスターの戦闘で発生する僕への戦闘ダメージはあなたに跳ね返ります!」
「罠発動、《ツイン・ボルテックス》。俺の場と相手の場のモンスター1体を破壊する。《ガルドニクス》と《ダイガスタ・スフィアード》を破壊する。」
「何・・・!?」
2体のモンスターは《ツイン・ボルテックス》のソリッドビジョンから発生した電撃で破壊されてしまった。
「なら《セイ》でダイレクトアタック!風のトンカチ!」
《ガスタの武器職人セイ》は舌打ちし、トンカチに風を纏わせると、それでカイを叩いた。
「くうう・・・!」
カイ
ライフ4000→2100
「カイ君!」
「罠発動。《ダメージ・ゲート》。戦闘ダメージを受けたとき、受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスターを復活させる。俺は墓地から《炎王獣キリン》を特殊召喚する。」
カイの場に今度は中国の想像上の生物、キリンをイメージさせるモンスターが緑の炎を纏って現れた。
炎王獣キリン レベル3 守備200
「僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
侑斗
手札5→3
ライフ4000
場 ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900
伏せカード2
カイ
手札1
ライフ2100
場 炎王獣キリン レベル3 守備200
伏せカード1
「俺のターン、ドロー。」
カイ
手札1→2
「スタンバイフェイズ時に《炎王獣バロン》と《炎王神獣ガルドニクス》の効果が発動する。まずは《バロン》の効果だ。このカードがカード効果で破壊された次のスタンバイフェイズ時に《バロン》以外の炎王と名のつくモンスター1体を手札に加える。俺はデッキから《炎王獣ガルドニクス》を手札に加える。」
カイの手に《炎王獣バロン》の炎が宿り、その炎が彼のデッキから《炎王獣ガルドニクス》を1枚引き寄せる。
「更に、《炎王神獣ガルドニクス》は破壊された次のスタンバイフェイズ時に復活し、同時にこのカード以外のモンスターを焼き尽くす。」
《炎王神獣ガルドニクス》は飛翔し、上空で力を解放した。
すると、上空から無数の隕石が降り注ぎ、《炎王獣キリン》と《ガスタの武器職人セイ》を粉砕した。
「《キリン》の効果でデッキから炎属性モンスター、《炎王神獣ガルドニクス》を墓地へ送る。そして、《炎王獣ガルドニクス》は俺の場の炎王と名のつくモンスターがカード効果で破壊されたときに手札から特殊召喚できる。」
カイの場に《炎王神獣ガルドニクス》の幼少期の姿とも取れる雛のようなモンスターが現れた。
炎王獣ガルドニクス レベル3 攻撃700
「これでお前の場にモンスターはいない。《炎王神獣ガルドニクス》でダイレクトアタック!」
《炎王神獣ガルドニクス》は全身に膨大な量の炎を纏うと、侑斗に向かって突っ込んだ。
「ユウーーー!!」
「罠発動!《くず鉄のかかし》!相手モンスター1体の攻撃を無効にする!」
《くず鉄のかかし》は溶岩をも超える温度の炎をも耐え忍び、侑斗を守った。
「なら《炎王獣ガルドニクス》でダイレクトアタック。」
「罠発動!《ガスタのつむじ風》!僕の場にモンスターが存在しないとき、墓地のガスタモンスター2体をデッキに戻し、デッキから守備力1000以下のガスタモンスター1体を特殊召喚する!僕は《ガスタの巫女ウィンダ》と《セイ》をデッキに戻し、デッキから《ガスタの賢者ウィンダール》を特殊召喚!」
ガスタの賢者ウィンダール レベル6 攻撃2000
「やるな・・・。俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
侑斗
手札3
ライフ4000
場 ガスタの賢者ウィンダール レベル6 攻撃2000
伏せカード1(《くず鉄のかかし》)
カイ
手札2→1
ライフ2100
場 炎王獣ガルドニクス レベル3 攻撃700
炎王神獣ガルドニクス レベル8 攻撃2700
伏せカード2
「(カイ君の墓地に《炎王神獣ガルドニクス》が行った・・・。これで、あのコンボが完成する・・・。)」
「(ユウの場にお父様が出た・・・。もうすぐ私の出番かな?わくわく・・・。)」
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札3→4
「手札から装備魔法《ガスタの魔剣術》を発動!このカードはガスタ専用の装備カードで、装備モンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の魔剣を模した剣を装備した《ガスタの賢者ウィンダール》に風の魔力が宿り、その力を活性化させた。
ガスタの賢者ウィンダール レベル6 攻撃2000→3000
「攻撃力3000・・・。」
「更に、装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
「いいよいいよ!!今のカイさんのライフは2100!戦闘ダメージと効果ダメージでユウの勝ち!」
「バトル!《ウィンダール》で《炎王神獣ガルドニクス》を攻撃!賢者の光刃!」
《ガスタの賢者ウィンダール》は杖から緑色の光刃を発動し、装備している剣と同時に《炎王神獣ガルドニクス》を切り裂こうとした。
「罠発動、《炎王の癒し》。俺の場に存在する攻撃力2000以上の炎王1体を破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分ライフを回復させる。更に、デッキから永続罠カード1枚をセットする。」
《炎王神獣ガルドニクス》は瞬時に癒しの炎にその身を変化させ、カイを癒して消滅した。
炎王の癒し
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のつく攻撃力2000以上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分ライフを回復する。
その後、デッキから永続罠カード1枚を選択し、自分フィールド上の魔法・罠ゾーンにセットする。
「炎王の癒し」は1ターンに1度しか発動できず、このカードを発動したターン、自分は永続罠カード以外の魔法・罠カードの効果を発動することができない。
カイ
ライフ2100→4800
「なら、攻撃対象を《炎王獣ガルドニクス》に変更!」
《ガスタの賢者ウィンダール》は2つの刃で《炎王獣ガルドニクス》を切り裂いた。
その後、彼はカイの目の前に接近して、手にしている剣で更に攻撃した。
「くっ・・・・。」
カイ
ライフ4800→2500→1800
「《炎王獣ガルドニクス》が戦闘で破壊され、墓地へ送られた時、デッキから新たな炎王獣を特殊召喚できる。俺は《炎王獣ガルダ》を特殊召喚する。」
カイの場に炎の翼をもった真紅の鳥が現れた。
その大きさは《炎王獣ガルドニクス》と《炎王神獣ガルドニクス》の中間程度だった。
炎王獣ガルダ レベル4 攻撃1700
「なら、僕も《ウィンダール》の効果を発動します。このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、墓地からレベル3以下のガスタモンスター1体、《ガスタ・ガルド》を守備表示で特殊召喚します!」
ガスタ・ガルド レベル3 守備500(チューナー)
「更に永続罠《リビングデッドの呼び声》を発動。俺の墓地のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。俺は《炎王獣キリン》の効果で墓地へ送った《炎王神獣ガルドニクス》を特殊召喚する。」
炎王神獣ガルドニクス レベル8 攻撃2700
「確か・・・《炎王神獣ガルドニクス》の効果はカード効果で破壊された次のスタンバイフェイズ時に復活して、そのカード以外の場のモンスターをすべて破壊する・・・まさか!!」
「そうだ。俺の墓地には《炎王の癒し》で破壊したもう1体の《炎王神獣ガルドニクス》がいる。次のターンのスタンバイフェイズ時にこいつがよみがえり、俺の場にいる《炎王神獣ガルドニクス》を葬る。」
「そして・・・・その次のターンのスタンバイフェイズ時に復活してまた効果を・・・・。ということは・・・。」
「そうだ。これで毎ターンのスタンバイフェイズ時に《炎王神獣ガルドニクス》がよみがえり、場を焼き尽くす。お前にこの破壊の輪廻を崩す力があるか・・・?」
「僕は・・・カードを2枚伏せ、ターンエンド。そして、《ガスタの魔剣術》は発動したターンのエンドフェイズ時にデッキに戻る。」
侑斗
手札4→1
ライフ4000
場 ガスタの賢者ウィンダール レベル6 攻撃3000→2000
ガスタ・ガルド レベル3 守備500(チューナー)
伏せカード3(うち1枚《くず鉄のかかし》)
カイ
手札1
ライフ1800
場 炎王神獣ガルドニクス レベル8 攻撃2700(《リビングデッドの呼び声》影響下)
炎王獣ガルダ レベル4 攻撃1700
リビングデッドの呼び声(永続罠)
伏せカード1
「(すごい・・・この人のデュエルに隙がない・・・。こんなに強いデュエリストと出会えるなんて・・・。)」
侑斗はすさまじい力量を持つデュエリストとの出会いに喜んだ。
「俺のターン、ドロー。」
カイ
手札1→2
「墓地に存在する《炎王神獣ガルドニクス》を復活させ、効果を発動する。」
蘇った《炎王神獣ガルドニクス》の業火が侑斗とカイの場のモンスターを焼き尽くす。
「そして、《炎王獣ガルダ》がカード効果で破壊された時、相手の魔法・罠カードを1枚破壊する。」
「うわあ・・・・!!」
《くず鉄のかかし》が急に燃え上がり、灰となった。
炎王獣ガルダ(竜羽さんオリカ)
レベル4 攻撃1700 守備700 効果 炎属性 鳥獣族
自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
また、このカードがカードの効果によって破壊され墓地に送られた場合、相手フィールド上の魔法・罠カードを1枚破壊する。
「でも、《ガスタ・ガルド》が墓地へ送られた時、デッキからレベル2以下のガスタモンスター、《ガスタ・イグル》を特殊召喚します!」
ガスタ・イグル レベル1 守備400(チューナー)
「俺は永続罠《炎王の舞》を発動。これで俺の場の炎王は貫通効果を得る。」
「そんな・・・!このままだとユウが大ダメージを・・・!」
「バトルだ。《炎王神獣ガルドニクス》で《ガスタ・イグル》を攻撃。」
《炎王神獣ガルドニクス》の灼熱の突撃が《ガスタ・イグル》を焼き尽くそうとした。
「罠発動!《好敵手の記憶》!」
「何・・・・!?そのカードは・・・・。」
《好敵手の記憶》・・・。
それはかつてカイも翼とのデュエルで使用したことのあるカードだ。
「相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。僕は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受ける代わりに、そのモンスターをゲームから除外し、次の相手のターンのエンドフェイズ時にそのモンスターを僕の場に特殊召喚します・・・。」
《炎王神獣ガルドニクス》は《好敵手の名前》に阻まれ、姿を消した。
侑斗
ライフ4000→1300
炎王の舞
永続罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のつくモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「・・・。」
「・・・あ・・あは・・・。」
「ははははは!!」
「あははは!すみません、なぜか急に笑いたくなって・・・。」
「それは俺も同じだ。まさか、ライフ4000スタートのデュエルには扱いづらいそのカードをお前も使っているとは・・・。」
「僕は・・・・あんなとんでもないコンボを使うデュエリストを初めて見て・・・。カイさん。僕、楽しいです!」
「俺も同じ気持ちだ・・・。俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ。」
侑斗
手札1
ライフ1300
場 ガスタ・イグル レベル1 守備400(チューナー)
伏せカード1
カイ
手札2→1
ライフ1800
場 伏せカード2
炎王の舞(永続罠)
一方、その頃ウィンダと結は・・・。
「ねえねえ、結さん!カイさんにはどんなアプローチをしたの??」
「えーっと、例えば弁当を作ったり、抱きついたり、膝枕してあげたり・・・。」
「うんうん!それでそれで!!」
ウィンダも侑斗ともっと仲を深めたいためか、興味津々に結の話を聞いていた。
「まさか、ここまで意気投合するとはな・・・。」
「やっぱり、恋をするとこうなるんでしょうか?」
「ピー・・・。」
侑斗とカイの仲間たちは彼女たちの対談を聞いていた。