遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

65 / 112
侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ 


No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ



第56話 校則という名の拘束

「え…?遊馬君が委員長に!?」

「ああ。凌牙からも小鳥からも聞いたけどよ、どうも投票の時、遊馬の奴、寝てたらしいぜ」

「うわあ…俺はこういう時だけは絶対に起きとこ」

「彼に委員長が務まるとは思えないけど…」

侑斗達は教室で昼食を楽しんでいた。

「ねえねえユウ…どうかな…?味は…」

ウィンダはドキドキしながら侑斗に問いかける。

今日の侑斗に弁当はウィンダが作ったものだ。

「おいしいよ。ウィンダ…ありがとう」

「ユウ!!」

うれしくなったウィンダは侑斗に抱きつく。

彼女は料理について学ぶために、何度も春や島、小鳥の元へ行っていたのだ。

「まったく…いちゃつく徳は場所を選べよ」

蓮はあきれながら、サイコロを取り出した。

「さあてっと…運試しといくか。丁か半か…」

「でも、神宮寺はどう思うのかしら?」

「神宮寺?げっ…外れだぜ」

蓮は首をかしげながら、サイコロを落とした。

蓮の予想は丁だったが、出た目は2だった。

「ねえねえ、神宮寺って人はどんな人なの?」

「神宮寺守…。1年のころから異例の抜擢で生徒会長になった、隣のクラスの生徒で、風紀に関しては自分にも他人にも過剰に厳しいことで有名なんだ。俺、何度か注意受けて…」

「俺もだ。サイコロとコイン持ってくるなって…。意地でも持ってきてやる。ギャンブルするにゃあ、必要だからな!」

「それにしても、最近になって、また一段と厳しくなった気がするけど、気のせいかな?」

「厳しくなった…?」

「うん。今日学校へ行った時も、僕とウィンダがつけてるペンダント、没収されそうになったんだ。風紀の乱れとか言ってね」

「その時は杉原先生が話をつけてくれたから、何とかなったけど…」

「うーん…噂では、最近風紀指揮係とかいう変な役職ができたって噂もあるし…」

5人は何か嫌な予感がして仕方がなかった。

 

「なんだか…今日は妙に息苦しかったな…」

「うん…」

授業中、クラス内の生徒会メンバーが緑色の服とシルクハットというわけのわからない服装でずっと目を光らせていた。

そして、少しでも居眠りをすると、違反ポイントをつけられ、更にきつい制裁が加えられた(最初に犠牲者はもちろん竜司)。

ちなみに、違反ポイントが10たまると停学、30ポイントで退学となる。

「特命風紀コマンダーってネーミングセンス0の役職で…」

「神宮寺の奴…ついに頭がいかれちまったか?」

「生徒会長って、すっごく大変な仕事なんだね…。ユウ、絶対にならないでね!!」

「う…うん…(でも、今日だけで10ポイント以上になった生徒は30人以上…。もしかしたら、大変なことになるかも…)」

 

「ふみゅーーー…」

昼休み、ウィンダは不満げに違反カードを見ていた。

ミニスカートだというだけで違反ポイントをつけられたからだ。

「ウィンダ…大丈夫?」

「全然大丈夫じゃないもん!こんなの絶対におかしいもん!!」

「確かに…ここの学園の制服は女子のは全員ミニスカートだし…」

「にしても、厳しすぎだろ!!」

「このままだと俺、のんびり寝れないよ…」

「あなたが寝れないのはどうでもいいけど、過度な厳しさは逆効果ね…」

「決めた!みんなで直談判しよ!!」

「仕方ないね…」

侑斗達は一緒に生徒会室へ向かった。

 

「生徒会長!!こんなの厳しす…あれ?」

生徒会室に入ると、遊馬がすでに生徒会長に直談判をしていた。

「いいでしょう。では、ここは君の得意なデュエルで決着をつけるとしましょう」

遊馬と対峙しているのは、茶髪で少しだけ整った顔立ち、鋭い目つきの少年だった。

彼こそが生徒会長、神宮寺守だ。

そして、特命風紀コマンダーの制服を着た孝がいた。

「君が勝てば特命風紀コマンダーは廃止しましょう」

「本当か!?」

「ただし、私が勝てば君は退学ということで…」

「くう…上等じゃねえか!絶対に負けねえ!」

「待って!遊馬君!私もデュエルする!」

「ウィンダ!?いつの間に…??」

「ウィンダ…」

「大丈夫だよ、ユウ。絶対に負けないから!」

「いいでしょう。しかし、学内でのデュエル、校則には従っていただきますよ」

 

遊馬とウィンダ、神宮寺はプールの両サイドに、審判席に等々力がいた。

「行くぜ…ウィンダ!」

「うん!負けないもん!!」

「「「デュエル!!」」」

 

ウィンダ&遊馬

手札

ウィンダ5

遊馬5

ライフ4000

 

神宮寺

手札5

ライフ4000

 

「私のターン、ドロー!」

 

ウィンダ

手札5→6

 

「私は手札から《ハーピィ・レディ1》を召喚!」

 

ハーピィ・レディ1 レベル4 攻撃1300

 

「校則違反です!!」

「ええ!?校則違反??」

「そのメイク!は…はしたない恰好!校則違反です!!」

「このデュエルでは、校則違反のカードは召喚された時、手札に戻る」

「えーーーー!!」

《ハーピィ・レディ1》は何もできないまま手札に戻ってしまった。

「ウィンダのデッキにあるモンスターのほとんどが《ハーピィ・レディ》!!これじゃあ、召喚は封じられたも同然じゃないか!!」

「このような、おかしなデュエル…受けるべきではなかったな…」

いつの間に現れたアストラルは頭を痛めていた。

遊馬のデッキの中で校則違反の可能性があるカードはガガガシリーズのカードだ。

アストラルはそのカードを遊馬が使用しないことを願った。

「ええっと…じゃあ私はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

ウィンダ&遊馬

手札

ウィンダ6→4(うち1枚《ハーピィ・レディ1》)

遊馬5

ライフ4000

場 伏せカード2

 

神宮寺

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「私のターン、ドロー!」

 

神宮寺

手札5→6

 

「手札から魔法カード《デビルズ・サンクチュアリ》を発動。この効果で、《メタルデビル・トークン》を特殊召喚する」

神宮寺の場に銀色の人型スライムが現れた。

 

メタルデビル・トークン レベル1 攻撃0

 

「更に、手札から儀式魔法《風紀委員の洗礼》を発動。私の場の《メタルデビル・トークン》と、手札の《THEトリッキー》をリリースし、《風紀王者カルロス》を儀式召喚!」

神宮寺の場にうずまきが書かれた眼鏡と制服、分厚い参考書を装備した少年が現れた。

 

風紀王者カルロス レベル6 攻撃2300

 

「このカードの儀式召喚に成功した時、デッキからレベル6以下のモンスター1体を特殊召喚できる。私はデッキから《闇紅の魔道士》を特殊召喚する!ただし、この効果を発動したターン、私の場のレベル4以上のモンスターは攻撃できない!」

神宮寺の場に真紅のローブと赤い魔石が付いた杖を装備した魔道士が現れた。

 

闇紅の魔道士 レベル6 攻撃1700

 

風紀王者カルロス

レベル6 攻撃2300 守備2000 儀式 光属性 魔法使い族

「風紀委員の洗礼」で降臨。

このカードの儀式召喚に成功した時、デッキからレベル6以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。

この効果を発動したターン、自分フィールド上のレベル4以上のモンスターは攻撃できない。

 

風紀委員の洗礼

儀式魔法カード

「風紀王者カルロス」の降臨に必要。

手札・自分フィールド上からレベルの合計が6以上になるようにモンスターをリリースしなければならない。

 

「これでレベル6以上のモンスターが2体!?」

「私はレベル6の《カルロス》と《闇紅の魔道士》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、《風紀宮司ノリト》!!」

神宮寺の場に宮司の服と黒い扇子、背には観音の飾りのようなものをつけた男が現れた。

 

風紀宮司ノリト ランク6 攻撃2700

 

「攻撃力2700!?」

「それだけじゃないよ。《風紀王者カルロス》の効果で攻撃が封じられるのはレベル4以上のモンスターだけ。レベルがないエクシーズモンスターに制限はかからない」

「行け、《ノリト》!!ダイレクトアタックだ!!」

《風紀宮司ノリト》は扇子から雷を放った。

「わ…罠発動!《ヒステリック・バックアタック》!相手モンスターが直接攻撃をしてきたとき、手札のハーピィと名のつくモンスター1体を特殊召喚することで、バトルフェイズを終了させるよ!(《ハーピィズペット竜》をここで特殊召喚すれば…!!)」

「そのようなズルは通用しない!《ノリト》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊する!」

「えーーー!?」

《風紀宮司ノリト》はオーバーレイユニットを宿すと、扇子からの雷で《ヒステリック・バックアタック》の力を消失させた。

そして、雷がウィンダと遊馬を襲う。

「うわああああ!!」

「きゃあああああ!!」

 

ウィンダ&遊馬

ライフ4000→1300

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・闇紅の魔道士

 

ヒステリック・バックアタック

通常罠カード

相手の直接攻撃宣言時にのみ発動できる。

手札から「ハーピィ」と名のつくモンスター1体を特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる。

 

「ウィンダ!!遊馬君!!」

「《風紀宮司ノリト》…。オーバーレイユニットを消費するって制限があるけど、効果は《真六武衆―シエン》と同じくらい危険だね…」

「しかも、校則のせいで《ハーピィ・レディ》は…」

「きっと、《ガガガマジシャン》達も…」

「心配ないよ」

「…?」

「ウィンダの手札には、あのカードがある」

「あのカード…?」

蓮達は首をかしげていた。

(あのカードなら、校則なんて関係ない。逆転の一手になるんだ)

 

「私はカードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

ウィンダ&遊馬

手札

ウィンダ4(うち2枚《ハーピィズペット竜》《ハーピィ・レディ1》)

遊馬5

ライフ1300

場 伏せカード1

 

神宮寺

手札6→0

ライフ4000

場 風紀宮司ノリト(オーバーレイユニット1) ランク6 攻撃2700

  伏せカード2

 

「痛た…遊馬君。ごめんね」

「心配すんなよ!これくれえ、問題ないぜ!俺のターン、ドロー!」

 

遊馬

手札5→6

 

「俺は手札からモンスターを裏守備表示で召喚する!」

「そっか!裏守備表示なら、校則違反に引っかからないね!」

「日頃の校則違反の経験がここで生かされたか…」

「うう…」

アストラルの言葉に、遊馬は何も言い返すことができなかった。

「永続罠《聖なる輝き》を発動!このカードが発動している間、我々はモンスターを裏守備表示で召喚できず、裏守備表示モンスターはすべて表側守備表示でとなる!」

 

ガガガマジシャン レベル4 守備1000

 

「校則違反です!その長い学ラン!派手なアクセサリー!髪型!どれも校則違反です!!!!」

「校則違反のモンスターは手札に戻ってもらう!」

「ふざけんな!俺は手札から速攻魔法《ネクスト・サモン》を発動!俺の場のレベル4以下のモンスター1体を手札に戻し、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する!」

「《風紀宮司ノリト》の効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除き、《ネクスト・サモン》の効果を無効にする!」

「なら、もう1枚の《ネクスト・サモン》を発動だ!!」

「何…!?」

「うまいぞ!これなら、《ノリト》の妨害を受けずに済む!」

《ガガガマジシャン》は瞬時に遊馬の手札に移動し、遊馬の場に《ゴゴゴゴーレム》が現れた。

 

ゴゴゴゴーレム レベル4 攻撃1800

 

ネクスト・サモン

速攻魔法カード

自分フィールド上に表側表示で存在するレベル4以下のモンスター1体を選択して発動する。

選択したモンスターを手札に戻し、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。

 

「くう…」

「遊馬!反撃するぞ!!」

「おう!俺は手札から《カマいたち》の効果発動!俺の場のモンスターが手札に戻ったとき、こいつを手札から墓地へ送ることで、相手モンスター1体の攻撃力を0にする!」

「何!?」

遊馬の場に尻尾が鎌になっている小さな白いいたちが現れ、《風紀宮司ノリト》を攻撃した。

「く…おのれ!!」

 

風紀宮司ノリト ランク6 攻撃2700→0

 

カマいたち

レベル3 攻撃600 守備500 効果 風属性 獣族

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが手札に戻ったとき、このカードを手札から墓地へ送ることで発動できる。

相手モンスター1体の攻撃力を0にする。

「カマいたち」の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 

「バトル!《ゴゴゴゴーレム》で《ノリト》を攻撃!ゴゴゴブロー!」

「罠発動!《エクシーズ・ハーフバリア》!1度だけエクシーズモンスターは戦闘では破壊されず、私が受ける戦闘ダメージは半分になる!さらに、デッキからカードを1枚ドローする!」

神宮寺がバリアに包まれ、《ゴゴゴゴーレム》の拳から守られた。

「くそっ!!俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

エクシーズ・ハーフバリア

通常罠カード

自分フィールド上のエクシーズモンスターが攻撃されるときに発動できる。

そのモンスターはその戦闘では破壊されず、発生する自分へのダメージが半分になる。

その後、自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

ウィンダ&遊馬

手札

ウィンダ4(うち2枚《ハーピィズペット竜》《ハーピィ・レディ1》)

遊馬6→1(うち1枚《ガガガマジシャン》)

ライフ1300

場 ゴゴゴゴーレム レベル4 攻撃1800

  伏せカード2

 

神宮寺

手札0→1

ライフ4000→3100

場 風紀宮司ノリト ランク6 攻撃0

  聖なる輝き(永続罠)

 

「己…私にダイレクトアタックするとは…!!奴は校則違反だ!!」

「ええ!!?」

「いくらなんでもそれは…」

「ダイレクトアタックなど、生徒に対する暴力行為だ!!奴を退学させろーーー!!」

神宮寺は激昂しながら、孝に命令する。

「そ…そんな…」

「委員長!こんな奴に従う必要はねえ!なんで…」

「そうだよ!!孝君は…」

「…。なら…なら僕はどうすればいいんですか!!?」

孝はたまりにたまった感情を爆発させた。

「委員長でなくなった僕は…これからなんて呼ばれればいいんですか!!?」

孝は委員長だということを自らの誇りとし、アイデンティティとしていた。

しかし、遊馬が委員長となったことで、自分のすべてが否定されたと思い込んでいた。

次の遊馬の言葉はそれを打ち砕く。

「じゃあ…委員長は委員長と呼ばれたいがためだけになったのか!?そんなわけねえだろう!!?」

「え…!?」

孝は委員長に立候補し、当選したことを思い出す。

休んだ生徒の代わりに掃除当番を代行し、困っているクラスメートを常に助けてきたあの頃の自分を。

(そうだ…僕はクラスをよくしたい…その一心で委員長に…)

「どうした!?早くこいつを退学処分に!!?」

「いいえ…。僕はもう、あなたの言いなりにはなりません!!とどろビングだーーーー!!」

孝は特命風紀コマンダーの制服を脱ぎ捨て、元の制服姿でプールに飛び込んだ。

「何っ…!?貴様ぁ!!」

「遊馬君!ウィンダさん!もうこのデュエルに校則は関係ありません!!全力でやってください!!」

「やったーーーー!!」

「よーし、ここからだぜ!」

「貴様らぁ…もういい!!私に従わない生徒は全員退学だぁ!!」

神宮寺は全身からバリアンのオーラを解き放つ。

「私のターン…ドロー!!!」

 

神宮寺

手札1→2

 

「《RUM-バリアンズ・フォース》を発動!!」

「あれは…バリアンの…!!」

彼の額にバリアンの印が現れる。

「この効果で、私の《風紀宮司ノリト》はランクアップし、カオスエクシーズと化す!カオスエクシーズチェンジ!!《CX風紀大宮司サイモン》!!」

バリアンの力を受けた《風紀宮司ノリト》の姿は両手に魔力のこもった和紙でできた鞭を持ち、黒い不気味な仮面をつけた姿となった。

そして、体には紫色のエネルギーが流れている。

 

CX風紀大宮司サイモン ランク7 攻撃3000

 

「バトルだ!!《サイモン》で《ゴゴゴゴーレム》を攻撃!!」

《CX風紀大宮司サイモン》は鞭に膨大な魔力を込めて、《ゴゴゴゴーレム》を攻撃する。

「うわあああ!!」

 

遊馬

ライフ1300→100

 

「遊馬君!!」

「くっ…!!罠発動!《ガガガプライド》!俺の場のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキから《ガガガマジシャン》か《ガガガガール》1体を特殊召喚できる!俺はデッキからもう1体の《ガガガマジシャン》を特殊召喚!」

 

ガガガマジシャン レベル4 攻撃1500

 

ガガガプライド

通常罠カード

自分フィールド上のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られたときに発動できる。

デッキから「ガガガマジシャン」もしくは「ガガガガール」1体を選択して特殊召喚する。

 

「くう…!!私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

ウィンダ&遊馬

手札

ウィンダ4(うち2枚《ハーピィズペット竜》《ハーピィ・レディ1》)

遊馬1(うち1枚《ガガガマジシャン》)

ライフ1300

場 ガガガマジシャン レベル4 攻撃1500

  伏せカード1

 

神宮寺

手札2→0

ライフ3100

場 CX風紀大宮司サイモン(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃3000

  聖なる輝き(永続罠)

  伏せカード1

 

「こうなったら、思いっきりがんばっちゃう!!私のターン、ドロー!」

 

ウィンダ

手札4→5

 

「(ここでユウのカードを…!!)私は手札から魔法カード《ガスタの物語》を発動!」

「え…!?そのカードは…」

遊馬はなぜウィンダのデッキにガスタと名のつくカードが入っているのかわからなかった。

「相手の場にのみエクシーズモンスターが存在する場合にだけ、発動できるよ!手札・場の風属性モンスターでエクシーズ召喚を行うよ!私は手札の《ハーピィ・チャネラー》と《ハーピィ・レディ1》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来て、《ハーピィズペット起源竜》!!」

ウィンダの場に純白の肉体を持ち、首輪が付けられている小さな翼竜が現れた。

 

ハーピィズペット起源竜 ランク4 攻撃2300

 

「たったの攻撃力2000では、私の《サイモン》は倒せん!」

「このカードは1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、手札・場の《ハーピィ》と名のつくモンスター1体を墓地へ送ることで、攻撃力を墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップするよ!」

「何だと…!?」

《ハーピィズペット起源竜》は《ハーピィズペット竜》から力を受け取り、肉体を活性化させた。

 

ハーピィズペット起源竜 ランク4 攻撃2300→4300

 

ガスタの物語

通常魔法カード

相手フィールド上にエクシーズモンスターが存在し、自分フィールド上にエクシーズモンスターが存在しない場合にのみ発動できる。

自分の手札・フィールド上から風属性モンスターを選択し、風属性エクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。

 

ハーピィズペット起源竜(オリジン・ドラゴン)

ランク4 攻撃2300 守備1100 エクシーズ 風属性 ドラゴン族

「ハーピィ」と名のつくレベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで発動する。

自分の手札・フィールド上から「ハーピィ」と名のつくモンスター1体を墓地へ送ることで、このカードの攻撃力を墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップさせる。

このカードの攻撃力は相手のターンのエンドフェイズごとに800ポイントダウンする。

 

「バトル!《起源竜》で《サイモン》を攻撃!セイント・ファイアー・オリジン!!」

《ハーピィズペット起源竜》は口に真っ白な炎を凝縮させ、《CX風紀大宮司サイモン》に放った。

「罠発動!《くず鉄のかかし》!!これで攻撃を無効にする!」

白い炎を受けた《くず鉄のかかし》は形を変えず、そのまま伏せカードに戻った。

「これで、せっかくのパワーアップも無意味だ!このまま退が…」

「罠発動!《ガガガ学園のバトルマニア》!!自分フィールド上のエクシーズモンスターの攻撃が無効になったときに発動できる!俺の場の《ガガガマジシャン》をリリースすることで、そのエクシーズモンスターはもう1度攻撃できる!さらに、そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊して墓地へ送ったとき、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージをお前に与える!!」

「くっ…」

「何ぃ!?」

「よーし!!《起源竜》でもう1度、《風紀大宮司サイモン》を攻撃!ガガガ・ファイアー!!」

《ハーピィズペット起源竜》は《ガガガマジシャン》の力を受け取ると、黒い炎を《CX風紀大宮司サイモン》を焼き払った。

「うわあああああ!!!!」

 

神宮寺

ライフ3100→1800→0

 

ガガガ学園のバトルマニア

通常罠カード

自分フィールド上のエクシーズモンスターが攻撃を無効にされたときに発動できる。

自分フィールド上の「ガガガ」と名のつくモンスター1体をリリースすることで、そのモンスターはもう1度だけ攻撃できる。

その攻撃で相手モンスターを破壊し墓地へ送ったとき、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

「やったーーー!!ユウ、やったよー!」

ウィンダは嬉しそうに侑斗に抱きついた。

「ウィンダ…」

「にしても、まさか《ガスタの物語》を渡しているなんてな…」

「こうなるのを予測していたの?」

「ん?まあね」

侑斗はウィンダの頭をなでながら、うなずいた。

「あれ…?私は一体…?」

神宮寺は起き上がると、操られている間の記憶を失っていた。

そして、例の如くランクアップマジックとカオスエクシーズモンスターは消滅していた。

「バリアン…」

「みなさん…ごめんなさい!!」

孝はびしょびしょの体のまま、遊馬と、真月から話を聞いて駆けつけていた小鳥たちに謝罪していた。

「僕…みんなになんてひどいことを…!!」

「もういいぜ。委員長」

「え…?」

鉄男の声を聞き、孝は少しだけ顔を上げる。

「そうよ。気にしてないわ」

「そんなことで毎回怒っていたら、ずっと怒りっぱなしウラ!」

「みんな…」

孝の顔に笑顔が戻り、しばらくの間、遊馬たちの雑談は続いた。

「うん…?」

侑斗は窓から外を見ると、大男が見えたが、すぐに消えてしまった。

 

「ふーん…結局遊馬君は委員長やめちゃったんだ」

「やっぱり、孝君しか勤まらないってさ!特命風紀コマンダーがいなくなったおかげで、やっと俺はのんびり寝れるよ…」

「あなたは寝ることにしか頭ないの?」

「いーじゃんかー。ちょっとだけなら!」

「おいおい、早く屋上で飯を食おうぜ!場所とられちまうぜ!」

「了解ー!」

5人は屋上へ向かおうとしていた時、侑斗は公邸にいるあの大男の姿を窓から見た。

「あの人は…」

「どうした?侑斗」

「ごめん…先に行ってて!!」

「お…おい!!」

「待ってよ!ユウ!!」

侑斗とウィンダは走って、大男の元へ向かった。

 

「くそっ!生徒会室が使えなくなっちまった!次の隠れ家を探さねえと…」

「…。君は…」

「ああん!?って…」

大男は侑斗の姿を見て驚いた。

まさか、遊馬と共闘した彼から自分に近づいてくるとは思わなかったからだ。

自分が彼らに前に姿を見せたことがないから、なおさらだ。

「(いいこと思いついたぜ…!)なあ、俺に力を貸してくれねえか!?」

「ちょっとちょっと、急にそんなこと言ったら、ユウが困っちゃうよ!!」

「きゅ…急に力を貸してって言われても…」

侑斗はわざと困った顔になって、ギラグに答えた。

「まあまあ、こいつをやるからよ…」

大男はにやっとしながら《RUM-バリアンズ・フォース》を侑斗に見せた。

「ユ…ユウ!!」

(こいつで洗脳して、ついでにナンバーズを…)

しかし、急に何か障壁のようなものに阻まれ、大男は転倒し、カードは消滅してしまった。

「な…何ぃ!?」

「僕にそんな手品は通用しないよ」

(な…なんだ、その左目は…!!?)

大男は驚きながら、風の目を見た。

「君は何者なんだ?バリアンの差し金か…?」

「…。ちっ!!」

大男は大急ぎで立ち去った。

常人をはるかに超えるスピードで走って行った。

「ユウ…あの人って…」

「うん。バリアンだ…。あの人は…。行こう、ウィンダ。蓮達をこれ以上待たせたら、怒られるよ」

「そうだね…」

侑斗とウィンダはともに屋上へ向かった。




侑斗とギラグ、初めての邂逅です。
それにしても、制服姿のギラグを見て、何のリアクションも見せなかった一般生徒…ある意味すごいな!!
最近は中々、内容がうまくまとまりません!
スランプかな…?
感想待ってます!
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