No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ
蓮
No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン
竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ
「ふああ…」
台所に、侑斗のあくびが響く。
鍋の中にはチキンカレー。
それが今夜の侑斗とウィンダのごはんだ。
台所に響く音はそれだけではない。
ザー…ザー…。
「ルンルン♪」
(いまだに慣れないなあ…)
風呂場から聞こえる音で、侑斗の顔が若干赤くなる。
彼女が実体化してしばらく経つが、一緒に寝るのと、こういう音への耐性はいまだにできていない。
「(早く慣れないと…)うん?」
「クリクリー!」
風クリボーが現れると、玄関に指さす。
「手紙かな…?」
コンロの火をけし、郵便受けを見に行く。
郵便受けの中には、大きく『はたしじゅう』と書かれた封筒が1つあった。
「は…はたしじゅう?果たし状のことかな?」
苦笑いしながら、中に入っているカードを読む。
『けんざきゆうと おれとデュエルをしろ。こんやの10じにがっこうでまつ。 ゆうまのライバル アリト』
「ひらがなとカタカナばっかり…」
「ピー…」
侑斗といつの間に現れたガルドは思わず失笑してしまった。
(10時か…。まあ、晩御飯食べても十分間に合うか…)
果たし状をポケットにしまい、台所に戻った。
「あ…ユウ!カレーできた?」
明里から譲ってもらったお古のパジャマを着たウィンダが彼を出迎える。
「もうちょっと温めたらできるかな?」
「ユウ、それは…?」
「郵便受けに入ってた果たし状だよ。」
侑斗のポケットから果たし状を取り出し、読み始める。
その間に、侑斗はカレー作りを再開する。
「アリト…聞いたことのない名前だね。ユウ…行くの?」
「うん。悪戯ならそれでいいけど…。よし、できた!」
「じゃあ、早く食べようよ!」
いつの間に、ウィンダは2人分の皿と飲み物、スプーンを用意していた。
(よっぽど…おなかすいてたのかな?あれ…?アリト?どこかでその名前を…)
午後10時…。
夕食を終えた侑斗とウィンダを乗せたバイクが学校に到着した。
「ここでいいかな…?」
「うーん…眠いよー…」
いつもならこの時間は寝ているウィンダは目をこすっていた。
「眠いなら、家で待っていればよかったのに」
「だって、ユウのことが心配だし…ユウのデュエルを見たいし…」
「分かった。分かったから…」
「来たか。剣崎侑斗!」
声がする方向に2人は目を向ける。
学校の塀の上には、1人の少年が立っていた。
姿は暗いため見づらいが、少なくとも身長は遊馬と同じくらいで、この学校の制服を着ている少年であることだけは把握できた。
「君が…この果たし状を…?」
「そうだ!!俺はアリト!さっそく俺とデュエルをしろ!!」
塀から飛び降り、侑斗と対峙する。
街灯に照らされ、彼の褐色の肌が侑斗の瞳に映った。
「デュエルはするけど…なんでこんな時間に…?」
「ごちゃごちゃうるせえなあ!さっさとD・パッドをつけろ!」
「ふう…仕方ないなあ…」
ため息をつきながら、デュエルの準備を整えた。
「頑張れー!ユウー!」
「「デュエル!!」」
アリト
手札5
ライフ4000
侑斗
手札5
ライフ4000
「先攻はもらった!俺のターン、ドロー!」
アリト
手札5→6
「俺の場にモンスターが存在しないとき、こいつは手札から特殊召喚できる!《BKロープ》を特殊召喚!」
赤いヘッドギアとボクサーパンツをつけた小柄のボクサーが縄跳びをしながら洗われた。
BKロープ レベル4 攻撃1200
BK(バーニングナックラー)ロープ
レベル4 攻撃1200 守備0 効果 炎属性 戦士族
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、手札から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚された場合、このカードはエンドフェイズ時に破壊される。
また、このカードを含む「BK」と名のつくモンスターのみを素材としてエクシーズ召喚を行う場合、このカードのレベルを3として扱うことができる。
「更に、手札から《BKグラスジョー》を召喚!」
黒いグローブとヘッドギア、黒いラインが入った白いボクサーパンツを装備した緑色で大柄のボクサーが現れると。ロープトレーニングを終えた《BKロープ》と拳をぶつけ合った。
BKグラスジョー レベル4 攻撃2000
「これでレベル4がのモンスターが2体!」
「(この姿じゃあ、カオスエクシーズモンスターを使うことができねえが…こいつなら!!)俺はレベル4の《ロープ》と《グラスジョー》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!魂に秘めた炎を、拳に宿せ!《BK拘束蛮兵リードブロー》!」
紫色のボクサーパンツと白い仮面をつけた灰色のボクサーが現れる。
しかし、2体のボクサーとの決定的な違いは2重の拘束具によって彼の2本の腕が封じられていることだ。
《BK拘束蛮兵リードブロー》は何度も拘束具を力づくではずそうとするが、びくともしない。
BK拘束蛮兵リードブロー ランク4 攻撃2200
「攻撃力2200?ちょっと低めの攻撃力だ…」
「俺はカードを2枚伏せ、ターンエンドだ!」
アリト
手札6→2
ライフ4000
場 BK拘束蛮兵リードブロー(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2200
伏せカード2
侑斗
手札5
ライフ4000
場 なし
「(攻撃力は低いけど、最初からエクシーズモンスターか…)僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「手札から《ガスタ・イグル》を召喚」
ガスタ・イグル レベル1 守備400(チューナー)
「更に、手札から魔法カード《鳥人一体》を発動!手札と場のガスタモンスター2体を素材に、シンクロ召喚を行うよ!」
「何!?」
「僕は手札の《ウィンダール》に場の《イグル》をチューニング!優しき風吹く、静かなる大湿原の長!戦場に豊穣の時を呼び覚ませ!シンクロ召喚!来い、《ダイガスタ・イグルス》!!」
成長した《ガスタ・イグル》に乗った《ガスタの賢者ウィンダール》が疾風の如く侑斗の場に現れた。
ダイガスタ・イグルス レベル7 攻撃2600
「わあ!お父様とイグル、かっこいい!!」
「ピー!ピー!」
ウィンダとガルドは彼らの雄姿にはしゃぎ始めた。
「すげえじゃねえか!1ターン目からシンクロモンスター…ここまでやらねえと、面白くねえな!!」
「バトル!《ダイガスタ・ガルドス》で《リードブロー》を攻撃!ワイズマン・ストーム!」
《ガスタの賢者ウィンダール》の杖から巨大な青い旋風が放たれる。
その大きさはウィンダのそれの数倍あった。
「俺は《リードブロー》の効果発動!俺の場のBKが破壊されるとき、代わりにこいつのオーバーレイユニットを1つ取り除くことができる!」
《BK拘束蛮兵リードブロー》はオーバーレイユニットを拘束具に宿すと、それで旋風を防御した。
防御に使用された拘束具が風を受け、バラバラに砕け散る。
「拘束具が壊れた!?」
「こいつはオーバーレイユニットを取り除くたびに、攻撃力が800ポイントアップするぜ!」
拘束具によって、抑圧されていた《BK拘束蛮兵リードブロー》の右腕の筋肉が完全開放される。
「けど、戦闘ダメージは受けてもらうよ!」
放たれた旋風の余波がアリトを襲う。
「うう…くっ…!!」
アリト
ライフ4000→3600
BK拘束蛮兵リードブロー ランク4 攻撃2200→3000
取り除かれたオーバーレイユニット
・BKロープ
「攻撃力3000!?」
「更に俺は永続罠《バーニング・スタンディングオベーション》を発動!俺の墓地に存在するモンスターがBKだけの場合、俺の場のBKの攻撃力は1000ポイントアップする!!!」
発動と同時に、場がリングとなり、周囲の光景が観客席になる。
そして、そこにいる観客が烈火のごときスタンディングオベーションをし、《BK拘束蛮兵リードブロー》の戦意が上がる。
BK拘束蛮兵リードブロー ランク4 攻撃3000→4000
バーニング・スタンディングオベーション
永続罠カード
自分の墓地に存在するモンスターカードが「BK」と名のつくモンスターのみの時、自分フィールド上に表側表示で存在する「BK」と名のつくモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
「バーニング・スタンディングオベーション」は自分フィールド上に1枚しか存在できない。
「攻撃力4000!?攻撃力2600のお父様じゃ、倒せないよ!」
「《リードブロー》にはまだオーバーレイユニットが1つ残ってる…。これだと、わざわざ相手を助けるだけ…。僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド。そして、《ダイガスタ・イグルス》の効果発動!エンドフェイズ時に1度、墓地の風属性モンスター1体を除外し、相手の場にセットされているカード1枚を破壊する。僕は《ガスタの賢者ウィンダール》を除外する!」
「ピーーーー!!」
イグルは翼から羽根の弾丸を放った。
放たれた弾丸で、穴だらけになった伏せカードは消滅した。
破壊された伏せカード
・ハイパー・バーニング
ハイパー・バーニング(アニメオリカ)
カウンター罠カード
効果及び戦闘ダメージによって自分のライフポイントが0になる場合、
ライフポイントを半分払って発動できる。
そのダメージを0にする。
アリト
手札2
ライフ3600
場 BK拘束蛮兵リードブロー(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃4000
バーニング・スタンディングオベーション(永続罠)
侑斗
手札6→1
ライフ4000
場 ダイガスタ・イグルス レベル7 攻撃2600
伏せカード2
「へへ…。さっきのはいいパンチだったぜ!!」
(パンチ…かな?さっきの攻撃…)
「俺のターン、ドロー!!」
アリト
手札2→3
「手札から魔法カード《バーニング・チャレンジスタンバイ》を発動!お前はデッキからレベル3以下のモンスター1体を守備表示で特殊召喚できる!」
「え…!?じゃあ、僕はデッキから《ガスタ・ガルド》を守備表示で特殊召喚!」
「ピー!!」
ガルドは嬉しそうに侑斗の場に現れた。
ガスタ・ガルド レベル3 守備500(チューナー)
「そして、俺はデッキからBKを1体選択して特殊召喚する!」
アリトは急にマイクを取り出した。
「青コーナー、《ガスタ・ガルド》!!そして、赤コーナー…《BKカウンターブロー》!!!」
入場口のカーテンが開き、爆発とともに青いヘッドギア、ボクサーパンツ、グローブを装備したボクサーが登場した。
BKカウンターブロー レベル3 攻撃0→1000
バーニング・チャレンジスタンバイ
通常魔法カード
発動時、相手はデッキからレベル3以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚できる。
自分はデッキから「BK」と名のつくモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードの発動に対して、相手は魔法・罠カードを発動することができない。
「更に、手札から《BKリベージ・ガードナー》を召喚!」
次に現れたのは、赤いヘッドギアとグローブを装備した、灰色の分厚い壁のようなボクサーだ。
BKリベージ・ガードナー レベル3 攻撃100→1100
「行くぜ!レベル3の《カウンターブロー》と《リベージ・ガードナー》でオーバーレイ!」
「2体目のエクシーズモンスター!??」
「エクシーズ召喚!!暴れる闘争心を制御し、熱い決闘を見守る黒き最高責任者!《BKチート・コミッショナー》!!」
2体目のエクシーズモンスターは今までのBKとはかけ離れた、黒いスーツと帽子、緑色の魚を模したラッパと木製の杖を装備した男が現れた。
BKチート・コミッショナー ランク3 守備1300
「こいつが場にいる限り、お前の攻撃可能なモンスターは可能な限り攻撃しなければならねえ!!」
《BKチート・コミッショナー》は《BK拘束蛮兵リードブロー》から預かった果たし状を侑斗の場のモンスターに公開した。
「確かに…果たし状を出された以上、降りるわけにはいかないからね」
「そういうことだ!!バトル!《リードブロー》で《ダイガスタ・イグルス》を攻撃!!ライトニング・ファースト!!その攻撃時に、《チート・コミッショナー》の効果発動!こいつ以外のBKが戦闘を行う攻撃宣言時、オーバーレイユニットを2つ取り除くことで、相手の手札を確認する!タイマン勝負に水を差すカードがねえかをチェックだ!!」
「分かった…」
侑斗の手札に存在するカード
・ガスタの巫女ウィンダ
取り除かれたオーバーレイユニット
・BKカウンターブロー
・BKリベージ・ガードナー
「よし!なら、バトル再開だぜ!!」
《BK拘束蛮兵リードブロー》は解放された拳で《ダイガスタ・イグルス》を殴り飛ばした。
《ガスタの賢者ウィンダール》は消滅し、イグルは目を回しながら元の大きさに戻り、ウィンダの腕の中へ。
「イグル…お疲れ様」
「ピー…ピッピー!」
「ピー…」
バトルの疲れと、彼女のぬくもりにより、イグルは眠った。
「さあ!さっき受けたダメージを3倍にして返してやるぜ!!」
《ダイガスタ・イグルス》を倒した拳が侑斗の頬にめり込む。
「うわああああ!!」
拳を受けた侑斗は大きく飛ばされた。
侑斗
ライフ4000→2600
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!!」
アリト
手札3→0
ライフ3600
場 BK拘束蛮兵リードブロー(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃4000
BKチート・コミッショナー ランク3 守備1300
伏せカード1
侑斗
手札1(《ガスタの巫女ウィンダ》)
ライフ2600
場 ガスタ・ガルド レベル3 守備500(チューナー)
伏せカード2
「僕のターン…(僕の考えが正しかったら…あの伏せカードは!!)ドロー!」
侑斗
手札1→2
「罠発動!《最終突撃命令》!!これで、俺たちの場の表側表示モンスターはすべて攻撃表示になる!!」
《最終突撃命令》を見た《BKチート・コミッショナー》がゴングを鳴らすと、ガルドは攻撃態勢に入ってしまった。
ガスタ・ガルド レベル3 守備500→攻撃500(チューナー)
BKチート・コミッショナー ランク3 守備1300→攻撃1000
「そんな…!このままだとガルドは《チート・コミッショナー》の効果で《リードブロー》を攻撃して、ユウのライフが…!!」
「さあ、侑斗!この状況をどう打開する!?」
「…。読んでいたよ。この行動を!」
「何!?」
「僕は《ウィンダ》を召喚!」
(アリト君が相手だし…今回は分身で!)
ガスタの巫女ウィンダ レベル2 攻撃1000
「レベル2の《ウィンダ》に、レベル3の《ガルド》をチューニング!族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ。シンクロ召喚!来い、《ダイガスタ・ガルドス》!!」
ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200
「たかが攻撃力2200のモンスター!《リードブロー》にはかなわねえ!」
攻撃力4000の《BK拘束蛮兵リードブロー》に対して、攻撃力2200の《ダイガスタ・ガルドス》。
このままでは結果は変わらない。
「《ダイガスタ・ガルドス》の効果発動!1ターンに1度、墓地のガスタと名のつくモンスター2体をデッキに戻し、相手の場に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する!」
「頑張れ、ガルド!!」
「ピーーーー!!」
ガルドは力いっぱい翼を動かすと、巨大な風が起こり、《BK拘束蛮兵リードブロー》を破壊しようとした。
「無駄だぜ!《リードブロー》の効果!オーバーレイユニットを1つ取り除く、破壊を無効にする!」
《BK拘束蛮兵リードブロー》のもう1つの拘束具が破壊され、彼を制御するものがすべて失われた。
自由を取り戻したボクサーの肉体は本来の姿を取り戻し、あふれんばかりの闘争心を見せる。
BK拘束蛮兵リードブロー ランク4 攻撃4000→4800
取り除かれたオーバーレイユニット
・BKグラスジョー
「おいおい、何をやってるんだ?これじゃあ俺を助けるだけだぜ?」
「うん。これでいいんだ。僕は罠カード《スター・パニック》を発動!」
「な…!?」
《スター・パニック》…。
勝利を確信していたアリトにとって、イレギュラーなカードだった。
「《スター・パニック》は手札を1枚墓地へ送ることで、場に存在するオーバーレイユニットのないエクシーズモンスターをすべて破壊するよ!」
「な…なんだと!!!?」
嬉しそうに解説するウィンダに対して、アリトはかなり驚いていた。
場に大量の流星が降り注ぎ、《BK拘束蛮兵リードブロー》と《BKチート・コミッショナー》はそれに押しつぶされていった。
「くそっ!だが《リベージ・ガードナー》の効果発動!手札か墓地に存在するこいつを除外することで、俺の場のBK1体を次の俺のターンのスタンバイフェイズまで除外する!」
流星が降り注ぐ中、《BKリベージ・ガードナー》が現れ、《BK拘束蛮兵リードブロー》を異次元を送った。
手札から墓地へ送られたカード
・ガスタの再生術
スター・パニック
通常罠カード
手札を1枚墓地へ送ることで発動できる。
フィールド上に表側表示で存在するエクシーズ素材のないエクシーズモンスターをすべて破壊する。
「僕は永続罠《リビングデッドの呼び声》を発動!その効果で、墓地から《ダイガスタ・イグルス》を復活させる!」
「何!!?」
大地に裂け目が生まれ、裂け目から《ガスタの賢者ウィンダール》が現れると、イグルは目を覚ました。
「ピー!!ピッピッピーー!!」
「イグル…!?もういいの?」
「ピィ!」
イグルは巨大化し、再び彼を背に乗せた。
ダイガスタ・イグルス レベル7 攻撃2600
「バトル!《ダイガスタ・イグルス》とウィンダでダイレクトアタック!!ダブル・ウィンディ・ストーム!!」
長老一族の親子の青い旋風が膨大な威力となり、アリトを襲う。
「うわあああああ!!」
アリト
ライフ3600→1000→0
「ふう…。なんとか勝てた…」
《スター・パニック》…。
おそらく、これかモンスター除去のカードが無ければ、このまま追い詰められて敗北した恐れがある。
自分に答えてくれたデッキに感謝していると、ウィンダが駆け寄ってきた。
「ユウ、お疲れ様!」
天使の微笑みと共に、キスをするウィンダ。
「ちょ…ウィンダ!!人前…」
「えー?いーじゃん!」
「おい…」
「あ…!」
攻撃の衝撃で吹き飛ばされたアリト。
立ち上がり、怒った様子でゆっくり侑斗に近づく。
「…。どうしたの…?」
「お前…おもしれえ奴だな!!」
「え…ええ…!?」
どういうことか全くわからない侑斗だが、アリトの言葉は止まらない。
「遊馬の言ったとおりだぜ!ここまで熱いデュエルができて、最高だ!!!俺はアリト!今度は絶対俺が勝つからな!覚えておけよ!」
言いたいことをすべて言い終え、夜の街へとアリトは消えて行った。
「こんなに強いデュエリストがまだいるなんて…」
こちらが仕掛ければ仕掛けるほど、強烈な反撃を仕掛けてくるBKデッキ…。
「次も勝てるように、もっと強くならなきゃ…」
「じゃあ、ユウ!帰ったら、私とデュエルしてくれる?」
「あれ?眠たいんじゃなかったの?」
「あのデュエルを見て、目がさめちゃった!!」
「そっか…。明日は休みだし、どちらかが寝落ちするまで、デュエルをしよう!」
「うん!!!」
侑斗とウィンダが家でデュエルをしているころ、体育館倉庫では…。
「はあ!!はあ!!はあ…!」
「ぐがー!ぐがー!」
ギラグが眠っているに対し、アリトは重量挙げをしていた。
バーベルの重さ、左右合計305kg。
男子56kg級の世界記録レベル。
(この世界に来てよかったぜ…!本気は出せねえが、遊馬と侑斗というとんでもねえデュエリストと出会えた!絶対に、俺が倒す!!)
こんなことをして、デュエルの実力は上がるのだろうか…?
そんな筆者の心の声をよそに、アリトの更なる特訓が始まる。
今回の話については…特にいうことはありません(笑)!
どこかで侑斗の新しいカオスナンバーズをお披露目したいところですが、どうすれば…。
あと、アリトとギラグのオリカ募集します。
感想待ってます!