遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

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侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
WNo.00ガスタの魔剣士ユウ・清風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ 

蓮
No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
CNo.55竜闘士グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ


第71話 決戦への地へ?

ハートの塔のデュエルスペース…。

「《ホープレイV》に装備された《Vサラマンダー》の効果発動!相手モンスターを全滅させ、破壊したモンスターの数×1000ポイントのダメージを与える!!Vサラマンダー・インフェルノ!!」

漆黒に染まり、凄まじい精神力でカオスを制御する新たな希望、《CNo.39希望皇ホープレイV》が背中に装備された奇妙な炎の砲台、《Vサラマンダー》から獄炎を放つ。

獄炎は侑斗の場の4体のモンスターを焼き尽くしていった。

「うわあああ!!!」

 

侑斗

ライフ4000→0

 

「痛たた…。《ホープレイV》も《Vサラマンダー》も…凄まじい効果だね」

「おう!これさえあれば、バリアンは絶対倒せる!そして、真月を…」

「遊馬君…」

遊馬から聞いた話では、遊馬は昨日、ベクターというバリアン最強の戦士と戦った。

真月からもらったカードのおかげで勝利したものの、ベクターは彼を誘拐し、姿を消した。

そして、そのデュエルで入手した《No.66覇神甲虫マスター・キー・ビートル》の力でハートの塔の上に飛行船が現れ、バリアン世界と思われる座標を発見できた。

しかし、飛行船のエネルギー充填が終わるまでかなり時間がかかるため、現在は遊馬のデッキ調整を行っている。

ある人物から託されたカードを完璧に使いこなせるようにするため…。

「真月…俺のせいで…」

「遊馬君…」

「遊馬。質問してもいい?」

「何だよ、瑠那?」

「あなたが持っている《ホープレイV》、そして《Vサラマンダー》はどこで手に入れたの?」

「あ!私も聞きたかった。お化けさんも知らないって言ってたから…」

瑠那とウィンダの質問に遊馬が沈黙する。

いつもは口の軽い彼らしからぬ沈黙に、侑斗たちは疑問に思った。

「それによ、結局真月って何者なんだよ?あいつが来てから、おかしくなってるんじゃねえか?」

「それは…」

「蓮。僕も聞きたいことがいろいろあるけど、今は…」

「…そう…だな。遊馬!後で聞かせろよ!!」

「あ…」

急に侑斗のエクストラデッキが光り始める。

光っているのは《No.00ガスタの魔剣士ユウ》、そして《No.49秘鳥フォーチュンチュン》。

「カードが…光ってる…」

「おいおい、俺のカードも…」

「私も竜司のカードもね」

2枚のカードを筆頭に、侑斗達が持っているナンバーズが光り始める。

「ナンバーズが…」

「遊馬。飛行船はいつでも出発できるぞ」

侑斗達の目の前にアストラルが現れる。

「この青いスケスケの奴がアストラルなのか…?」

「蓮君!お化けさんが見えるの?」

「あ…俺も見えるよ」

「私も」

「これって…それを教えるための…」

ナンバーズ達の光が徐々にまぶしくなっていく。

その光は侑斗達を包み込んだ。

 

「お…おい!一体何があったんだよ!?」

「ここは…?」

蓮達がいるのは、ハートの塔以上にハイテクな技術でつくられた、コクピットのような空間だ。

「すげえ…」

「こんな機械、見たことないよ」

「お前らもナンバーズの力でここに入ったのか?」

「その声…シャーク!!」

声が聞こえた方向に振り返ると、そこにはカイトと凌牙、そして璃緒がいた。

「カイトもシャークもイモシャークも…なんでここに!?」

「急に俺たちが持っているナンバーズが光ってな」

「気が付いたらここにいた。もっとも、俺の場合はこのカードだったがな」

カイトは《銀河眼の光子竜》のカードを見せる。

「あれが…アストラル?」

璃緒は驚きながらアストラルを見る。

どうやら、この空間の中では普通の人間でもアストラルの姿が見えるようだ。

「うわあ!!すごく高いなー」

「すごく高い…?」

「まさか…」

蓮と瑠那が竜司が外を眺めている窓から景色を眺める。

下にはハートの塔がある。

そのことが、蓮達にここがどこであるのかを知らせていた。

「マジかよ…ここがあの飛行船の中…」

「おい…侑斗とウィンダはどこだよ?」

「何…!?」

「そういえば、2人の姿が見えない。どうなっているんだ?」

アストラルも飛行船のすべてを知っている訳ではない。

ナンバーズ所有者とその近くにいた璃緒が飛行船の中に瞬間移動したことがどのような作用によるものかもその1つだ。

「一体…あいつらはどこに…?」

 

「ユウ…ユウ…」

「ううん…ウィンダ…?」

侑斗の眼が少しずつ開いていく。

「ユウ、気が付いた?」

「うん…!!?」

侑斗の今の態勢はウィンダを押し倒してるかのようだった。

顔を真っ赤にしながら、侑斗はウィンダから離れる。

「ご…ごめん!!」

「別にいいよ。でも…」

なぜか嬉しそうに、ウィンダが侑斗の腕に抱きつく。

「2人っきりの時は、いつでも私を押し倒していいよ?」

「そ…それよりウィンダ!!ここは…」

静かな風が吹く、優しい湿原。

侑斗にはこの風景がなぜか懐かしく感じられた。

「ユウ…ここはミストバレー湿原だよ」

「ということは…ここは!!?」

「うん。精霊世界だよ」

ウィンダの言葉に、侑斗は耳を疑う。

周囲には精霊たちがいるが、蓮達の姿がない。

「じゃあ、蓮達はどこに?」

「分からない…。けど、私たちの里に行けばわかるかも」

「どういうこと?」

「神官家には千里眼のような能力があるよ。その力があれば、きっと蓮君たちを…」

「じゃあ、里へ行こうか。いや、戻るといったほうがいいのかな?」

「ピー!!」

精霊世界にいるため、常時実体化している精霊たちが侑斗達を先導する。

侑斗とウィンダは彼らについていった。

 

「駄目だ…。見つからない」

「くっそう!どこへ行きやがったんだ!?」

「ハートの塔の周囲を探したが、いなかったぞ」

カイトと凌牙が飛行船に戻ってくる。

「侑斗…」

「おかしいよね。ナンバーズの力で、本来ならここにきているはずなのに…」

「もう少し範囲を広げて…」

「彼らを探す必要はない」

急に飛行船にウィンドが入ってくる。

「こいつは…」

「どういう意味なんだよ!?それに、お前は誰だ!!?」

「俺はウィンド。お前たちに伝えたいことがあってきた」

「伝えたいこと…?」

「そうだ。彼とウィンダは…」

 

「ついたよ、ユウ!!」

「ここが…ガスタの里…」

わらと木で作られた質素な建物と懸命に働く農家たち。

とてものどかで、かつて世界をかけた戦いが起こった場所とは思えないくらいだ。

「うん…?」

近くにいる《ガスタの希望カムイ》そっくりな少年が侑斗をじっと見ている。

「やっぱり…やっぱりだ…!!ユウ兄ちゃんとウィンダ姉ちゃんが帰ってきたーーー!!」

彼の大声に反応したかのように、住民たちが侑斗とウィンダに駆け寄る。

「本当だ…霊神様の行っていたことは本当だった!?」

「巫女様も…よくぞご無事で…」

彼らは笑い、涙し、何かに感謝しながら侑斗たちの帰還を喜んだ。

「みんな…ただいま!!」

「あ…」

ウィンダが住民たちと話している中、侑斗は自身の髪が緑色に変わっていることに気付いた。

(もしかして…この世界に戻ってきた影響かな…?)

「ウィンダ…ユウ…良かったわ。生きていて…」

「カーム!!」

「あなた達がここに戻ってくることは分かっていたわ。来て」

「…?」

カームの案内で、侑斗とウィンダは長老家の家へ向かった。

 

家に着き、しばらくすると侑斗達に料理が出された。

野菜や穀物中心で、肉や魚は入っていない。

「それで、なんで私たちが戻ってくることを知ってたの?」

「霊神様から教えてもらったからよ。ユウ、あなたにはある使命の元、人間界で再び生を受けたのよ。その使命を果たすために、あなたがこの世界に戻り、試練を受けることも…」

「試練…?」

文化祭の時、ウィンドが試練に備えろと言っていたことを思い出す。

「そう…。ヌメロン・コードのカギはナンバーズだけじゃないわ。四霊神がもう1つの鍵」

「ちょっと待って!じゃあ、創星神って…」

「そう。創星神がヌメロン・コードを使って精霊世界を作ったのよ。そして、四霊神はそれが悪意を持ったものに使われないようにするため、生み出されたの」

カームからの言葉の1つ1つが侑斗達の耳を疑わせる。

「ということは、試練というのは…」

「四霊神とデュエルで戦い、認められること。それが、ヌメロン・コードを手にするための条件の1つよ」

カームがサンボルトに向けてある合図を送る。

すると、サンボルトは近くの本棚からかなり古い書物を持ってきた。

「この本は、あの戦いの後で崩れた祭壇から見つけたもの」

書物を見て、侑斗達はさらなる驚きに襲われる。

大雑把に見ても、その書物は数百年前の物だろう。

しかし、それには侑斗とウィンダの姿があり、四霊神からの試練を受ける姿が描かれていた。

 

「なるほど…ヌメロン・コードの鍵はナンバーズだけではないということか」

ウィンドの説明に、アストラルはある程度理解を示していた。

「けどよお、なんでこのタイミングなんだよ!?俺たちは真月を助けに…!!」

「試練のタイミングを決めるのが、四霊神だからだ。おそらく、その真月という男を助ける必要がないということだろう」

「助ける必要がねえだと!!?お前!!」

激昂する遊馬がウィンドの胸ぐらをつかむ。

「そんなのを…勝手に決めんじゃねえ!!俺にとって真月は大事な仲間なんだ!!助ける理由はそれだけで十分だ!!」

「遊馬…」

「真月という奴には興味はねえが、俺はベクターに貸しがある。俺は奴をぶっ倒してえだけだ」

「…。勝手にしろ」

ウィンドは憐みの込めた目で遊馬を見つめ、自身を掴んでいる腕を強めに握った。

痛みで遊馬が離すと、彼は懐からカードを取り出す。

すると、カードは次第に《リチュアの儀水鏡》のような鏡に変化した。

「これは…!?」

「精霊世界と交信するための鏡だ。彼と話がしたいなら、使え」

鏡をその場に置くと、そのまま飛行船から出て行った。

「どうやって使うんだよ…」

蓮が鏡を手に取る。

鏡をのぞいても、鏡であるにもかかわらず彼や背後の風景が映っていない。

 

「この本はあなたたちに預けておくわ。四霊神が眠る場所が記されているわ。それと…」

本と共に渡されたのは《リチュアの儀水鏡》そっくりな鏡。

ただし、よく見ると裏にはよくわからない術式が書かれている。

「ねえ、カーム。これは?」

「地上世界と交信するための鏡よ。これで、あなたたちの仲間とやり取りができるわ」

「蓮達と…?」

鏡が光りはじめ、それに蓮達の姿が映り始めた。

 

「うわ…!!鏡が…!!」

「光ってる…?」

蓮達が持つ鏡に侑斗とウィンダの姿が映し出される。

「侑斗!ウィンダ!!」

「蓮…みんな…!!」

「お前、精霊世界にいるんだよな!?」

「え…!?なんでそれを??それに蓮君たちはどこに??」

「私たちは飛行船の中にいる。侑斗、君はそのまま精霊世界で試練を攻略してくれ」

「アストラル…」

「ま、ベクターのことは俺たちに任せていいから」

「あなたはあなたのやるべきことをやって…」

「蓮、竜司、瑠那…」

「侑斗…」

蓮達からカイトが鏡を取る。

「カイトさん…」

「俺たちのことは気にするな。やるべきことがあるなら…それをやればいい」

「侑斗。四霊神のこと、お願いします」

「遊馬のバカと蓮達のことは任せてくれ」

「凌牙君…璃緒ちゃん…」

「バカは余計だろ!?シャーク!つーか、俺はバカじゃねえ!!まあ…そういうことだ侑斗!!かっとビングだ!!」

「遊馬君…。みんな、あとはお願い」

安堵の表情を浮かべながら、侑斗と遊馬たちの通信が切れた。




強引な展開、申し訳ありません!!
まあ、これからどんな展開になっていくかはご期待ください。
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