No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
WNo.00ガスタの魔剣士ユウ・清風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ
蓮
No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
CNo.55竜闘士グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン
竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ
「あれ…?この道は通ったことあるような…」
「うん。この宝石にハートの印がついてるし…」
穴の中に入ってから十数時間。
侑斗達は完全に道に迷っていた。
穴の中に広がっているのは足場以外がすべてが宝石でできた巨大な迷宮。
「右へ行っても、左へ行ってもここだし…」
「もーーー!!どこへ行ったらいいの!?」
「とりあえず、今度はこのまままっすぐ行こう」
「でも、疲れて歩けないよ…」
「僕がおんぶするよ。じゃあ、行くよ!」
ウィンダをおんぶし、侑斗はまっすぐ進み続けた。
しかし…5時間後。
「あれ…?どれだけ進んでも突き当りがない…」
「一体どうなってるの…ここ…」
侑斗もウィンダも体力が限界で、その場に座り込んでいる。
どのように進んでも同じ場所。
右へ行っても、左に行っても、まっすぐ行っても、戻っても…。
「クリクリー」
「風クリボー…どうしたの?」
「クリリー!」
風クリボーは何度も足元を指さす。
「風クリボー、何を言ってるの?」
「足元…?うーん、やってみようか。下は土だし」
「でも…」
グー…。
2人のお腹から一斉に音が鳴る。
「そうだった…。僕たち、まだご飯を食べてなかったね」
「うん。進むのに夢中だったしね」
グーグー…。
「あ…!ユウのお腹がまたなった!!」
「ウィンダのお腹も鳴ってたよ」
グーグー…。
「あははは!!またまたなっちゃった!早くご飯を食べよ!」
笑いながら、侑斗のカバンから弁当箱を2つ取りだした。
カームの魔術が施されているおかげで、腐りにくくなっている。
中身は里で出されていた料理と2つのウィンダ特製デュエル飯だ。
「ごちそうさまでした。はあ…やっぱり、デュエル飯はおいしいなあ」
「当然だよ!だって、私の愛情がいっぱいだもん!」
ご飯粒を頬につけたまま、うれしくなったウィンダがキスをする。
「まったく…。お返しだよ」
顔を赤くしながら、ウィンダの頬にキスをし、ついていたご飯粒を口に含む。
反撃を受けたウィンダは顔を真っ赤にしたまま固まってしまった。
「はは…やりすぎちゃったかな?」
ゴゴゴゴ…!!!
「きゃあ!!」
「また地震だ…!!」
ウィンダを抱き寄せると、急に地割れが発生する。
「じ…地面が…!!うわあああ!!」
「きゃーーー!!」
侑斗とウィンダが地割れの中へ仲良く落下していく。
「フォーチュン!!!」
「ピーーー!!」
フォーチュンが巨大化し、落下する2人を救助した。
「ふう…危ないところだった…」
「ユウ!下を見て!!」
ウィンダの言うとおり、下を見るとそこはなぜか緑が広がっている。
「もしかして、あの森が地霊神の聖域…?」
「行ってみよ!ユウ!!」
「そうだね…。フォーチュン。あそこまで下りてくれる?」
「ピィ!!」
「わあ!!見たことのない木ばっかり!!」
目を輝かせながら、森の中に存在する様々な木に目をやる。
見たことのない果実や葉。
おそらく、地霊神の加護によるものだろう。
「こんなところに森があるなんて思わなかったよ…」
「いつか、里のみんなとここへピクニックに行きたいなあ…」
「クリクリー!!」
「風クリボー、どこへ…?」
侑斗の声にこたえず、風クリボーが森の奥へどんどん入っていく。
「ウィンダ…!追いかけよう!!」
「あ…待って、ユウ!!」
赤色のオレンジをポケットにしまい、ウィンダは侑斗の後を追う。
風クリボーを追いかけること一時間…。
「はあ…はあ…はあ…風クリボー、ここは…?」
「うわあ…」
森の中で、鬣が花冠になった大きなライオンがぐっすり眠っている。
「あれは…《ナチュル・ガオドレイク》!?」
「気持ちよさそうに眠ってるね」
「うん。竜司そっくりだ…」
微笑みながら、ガオドレイクに目を向けていると、急に彼が目を覚ます。
「ふあああ…」
大あくびと同時にすさまじい地震が起こる。
「きゃああ!!」
「も…もしかして、地震の原因ってあくび!!?」
あまりの揺れに、2人は座り込んでしまった。
「んあ…?オイラに何か用?」
「ええっと…僕はここに地霊神の聖域があるって聞いてここに…」
「ふああ…。ここがその聖域だよ。それで?」
「四霊神の試練を受けるために…」
「え…?試練…?うーん、オイラよく分かんないや」
「ガオドレイク。もう忘れたのか?」
急に侑斗とウィンダの背後に黒と黄色が基調の、レイピアを装備したゴキブリ型モンスターが現れる。
侑斗は彼のことについてはウィンダから教えてもらっている。
彼はヴァイロンの力で急激に進化した《インヴェルズの歩哨》で、創星神との戦いではガスタと共に戦ってくれたモンスターだ。
「《インヴェルズ・ローチ》!?」
「私のことを知っているようだな。あと、私のことはローチで良い。ガオドレイク」
「あ…ローチ?久しぶりー。木の実食べるー?」
「ガオドレイク。忘れたのか?お前は地霊神の聖域を守り、試練の相手をするように言われたんだぞ?」
「え…?オイラがここの守護者?そうなの?」
ガオドレイクの発言に、全員が絶句する。
「まったく…。自分の使命を忘れるとは何事だ…」
「そういえば、生き返ってからずーっとここにいるんだったなあ。うーん、なんで生き返ったんだっけ?」
(…。のんきすぎる)
「まあいいや。じゃあ、さっそく始めよう」
再び地震が発生し、地形が変化していく。
そして、ガオドレイクの目の前に巨大なデュエルフィールドとデッキが現れる。
「わあ!!大きなカードだね!!」
「あ…。オイラ、起きたばっかりだから、手加減お願いねー」
(試練なのに、手加減しろって…)
デュエルの準備をしながら、地霊神の人選を疑い始めた。
「「デュエル!!」」
侑斗
手札5
ライフ4000
ガオドレイク
手札5
ライフ4000
「僕の先攻、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「《ガスタ・ラビット》を守備表示で召喚!」
ガスタ・ラビット レベル4 守備1200
召喚された瞬間、ラビットは近くにある草をおいしそうに食べ始めた。
「僕はこれでターンエンド」
侑斗
手札6→5
ライフ4000
場 ガスタ・ラビット レベル2 守備1200
ガオドレイク
手札5
ライフ4000
「オイラのターン…。ドロー」
上空から巨大なカードがガオドレイクの前に落下する。
ガオドレイク
手札5→6
「オイラは手札からフィールド魔法《地霊神の聖域》を発動」
侑斗とガオドレイクを中心に、巨大な魔法陣が展開されていく。
「このフィールド魔法は…」
「聖域ということは、前の《風霊神の聖域》みたいな効果を持ってるのかな?」
「このカードが発動している限り、1ターンに1度、手札からレベル4以下の地属性モンスター1体を特殊召喚できる。オイラはその効果で《ナチュル・ローズウィップ》を召喚」
両足がイバラの鞭になっている薔薇の花が森の中からあらわれる。
ナチュル・ローズウィップ レベル3 攻撃400(チューナー)
地霊神の聖域
フィールド魔法カード
1ターンに1度、手札からレベル4以下の地属性モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚することができる。
「更に、手札から《ナチュル・パンプキン》を召喚」
今度は手足がついたかぼちゃみたいなモンスターが黄色い花を持ってゆっくりと現れる。
ナチュル・パンプキン レベル4 攻撃1400
「相手の場にモンスターがいる場合にこのカードの召喚に成功した時、手札から仲間を呼ぶよー。オイラは手札から《ナチュル・ホワイトオーク》を特殊召喚」
ブナ科の広葉樹型モンスターが突然地中から生えた。
ナチュル・ホワイトオーク レベル4 攻撃1800
「1ターンで3体のモンスターを…!!」
「バトルー。《パンプキン》で《ガスタ・ラビット》を攻撃ー」
《ナチュル・パンプキン》の手から大量のかぼちゃの種が発射された。
草を食べていたラビットは避ける暇もなく、目を回したまま退場した。
「このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊された時、デッキからレベル4以下のガスタと名のつくモンスター2体を守備表示で特殊召喚できる!《ガスタ・キャット》と《ガスタの巫女ウィンダ》を特殊召喚!」
「やったー!私の出番だね!」
ウィンダは嬉しそうに、共に特殊召喚されたキャットを胸に抱いて場に移動した。
ガスタ・キャット レベル2 守備2000
ガスタの巫女ウィンダ レベル2 守備400
「へえー。じゃあ、《ホワイトオーク》で攻撃するよー」
《ナチュル・ホワイトオーク》の木の中から大量の昆虫が現れ、ウィンダに襲い掛かる。
「ふええ…。いきなり退場だなんて…」
「でも、助かったよ。ウィンダが相手モンスターの攻撃によって破壊された時、デッキからガスタと名のつくチューナーモンスター1体を特殊召喚できる。僕はデッキから《ガスタの調教師アトモ》を攻撃表示で特殊召喚!」
ガスタの調教師アトモ レベル4 攻撃1500(チューナー)
「うーん…やっぱりガスタのリクルート効果ってすごいねー。じゃあ、オイラはレベル4の《パンプキン》にレベル3の《ローズウィップ》をチューニングー。シンクロ召喚。《ナチュル・ランドオルス》ー」
背中に大量の苔がついた巨大な岩のカメがゆっくりとガオドレイクの場に現れた。
ナチュル・ランドオルス レベル7 攻撃2350
「う…。これはまずいかも…」
「オイラはカードを1枚伏せて、ターンエンドー」
侑斗
手札5
ライフ4000
場 ガスタ・キャット(《ガスタ・ラビット》の影響下) レベル2 守備2000
ガスタの調教師アトモ レベル4 攻撃1500(チューナー)
ガオドレイク
手札6→1
ライフ4000
場 ナチュル・ランドオルス レベル7 攻撃2350
ナチュル・ホワイトオーク レベル4 攻撃1800
伏せカード1
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「手札から魔法カード《ガスタの交信》を発動!墓地のガスタと名のつくモンスター2体をデッキに戻し、相手の場のカード1枚を破壊する!」
「カウンター罠《エクスタリオの牙》を発動ー」
「《エクスタリオの牙》…!?」
「このカードはオイラの場にナチュルと名のつくモンスターが存在するとき、相手の魔法・罠カードの発動を無効にして、破壊するよ」
《エクスラリオの牙》から牙の形をした刃がはなたれ、《ガスタの交信》が真っ二つになった。
「うう…」
「そして、オイラは手札を1枚墓地へ送るよ」
手札から墓地へ送られたカード
・ダーク・ヴァージャー
「でも…これで《ランドオルス》の効果の心配をする必要はない!僕は手札から《ガスタ・ガルド》を召喚!」
「ピーー!!」
ガルドが侑斗の場に移動すると、キャットの頭の上に乗っかった。
ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500(チューナー)
「この状況…もしかして…(わくわく)」
「僕はレベル2の《キャット》にレベル3の《ガルド》をチューニング!族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・ガルドス》!!」
「やったーー!!」
再びの出番にウィンダは喜び、ガルドの背に乗った。
ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200
「ふああ…可愛い女の子が飛んでるー…」
「《ガルドス》の効果発動!1ターンに1度、僕の墓地のガスタと名のつくモンスター2体をデッキに戻すことで、相手の場に表側表示で存在するモンスター1体を破壊できる!ウィンダ!!」
「うん。ガルド、お願い!!」
ガルドが起こした強烈な竜巻。
《ナチュル・ランドオルム》を吹き飛ばし、そのモンスターは森の中へ消えて行った。
「あー…。オイラもこんなふうに飛んでみたいなー」
あまりにものんきな発言に、ローチはもう言葉が出なくなっていた。
「…。バトル!《ガルドス》で《ナチュル・ホワイトオーク》を攻撃!!」
「えーい!ウィンディ・ストーム!」
ウィンダの杖から強烈な風の球体がはなたれ、《ナチュル・ホワイトオーク》が《ナチュル・ランドオルス》と同様に吹き飛ばされていった。
ガオドレイク
ライフ4000→3600
「更に、《アトモ》でダイレクトアタック!」
《ガスタの調教師アトモ》が風を発生させ、ガオドレイクに攻撃する。
「ふああ…」
ガオドレイク
ライフ3600→2100
「やったーー!ユウが先制した!」
「僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
侑斗
手札6→4
ライフ4000
場 ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200
ガスタの調教師アトモ レベル4 攻撃1500(チューナー)
伏せカード1
ガオドレイク
手札1→0
ライフ2100
場 なし
「ふああ…。じゃあ、オイラのターンだね。ドロー」
ガオドレイク
手札0→1
「手札から魔法カード《ビーストの爪》を発動。オイラの場にモンスターが存在せず、手札がこのカードだけの時、デッキからナチュルと名のつくカード1枚を墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローするよー」
ガオドレイク
手札1→2
デッキから墓地へ送られたカード
・ナチュル・エッグプラント
「《ナチュル・エッグプラント》の効果発動ー。このカードが墓地へ送られた時、墓地からナチュルと名のつくモンスター1体を手札に加えるー」
墓地から手札に加えられたカード
・ナチュル・パンプキン
ビーストの爪
通常魔法カード
自分フィールド上にモンスターが存在せず、手札がこのカードだけの場合にのみ発動できる。
自分のデッキから「ナチュル」と名のつくモンスター1体を墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローする。
「そんな…!!こうも簡単に手札増強とサルベージをするなんて…!!」
驚く侑斗に対して、ガオドレイクは手札を見ながらうとうとしている。
「オイラは魔法カード《ガオドレイクの咆哮》を発動ー」
「《ガオドレイクの咆哮》…!?」
「シンクロモンスターを含む、オイラのナチュルと名のつくモンスターが2体以上破壊された次のターンに発動できて、そのモンスターたちを除外することで、エクストラデッキから除外されたモンスターのレベルの合計以下のレベルを持つ地属性シンクロモンスター1体をシンクロ召喚できるよ。オイラは《ホワイトオーク》と《ランドオルス》を除外して、変身ー」
ガオドレイクが突然咆哮し始める。
「うわああ!!」
「きゃあ!何…何が起こってるの!?」
咆哮と共に、周囲に緑色の発行する粒子が発生し、ガオドレイクに集結していく。
「久々に見るな…。ガオドレイクのもう1つの姿を」
集結した粒子がガオドレイクに白銀のどこか神秘的な雰囲気を漂わせる鎧と兜を与える。
「これがオイラのもう1つの姿、《神樹の守護者―牙王》だぞー」
神樹の守護者―牙王 レベル10 攻撃3100
ガオドレイクの咆哮
通常魔法カード
シンクロモンスターを含む自分の「ナチュル」と名のつくモンスターが2体以上破壊された次のターンのメインフェイズ1にのみ発動できる。
そのターンに破壊されたモンスターをすべて墓地から除外することで、除外したモンスターのレベルの合計以下のレベルを持つ地属性シンクロモンスターをシンクロ召喚扱いとして、自分フィールド上に特殊召喚する。
「なんだか力が湧いてきたなー…ガオーーー!!」
咆哮と同時に凄まじい揺れが発生する。
「こ…これが…《牙王》の力…!!?」
「オイラは手札から装備魔法《守護者の鎧》をオイラに装備!これでオイラが攻撃している間、君はモンスター効果・魔法・罠カードを発動できないよー」
「うぐ…」
侑斗が伏せていたカードは《攻撃の無力化》。
《守護者の鎧》のせいで、侑斗はガオドレイクの攻撃を防ぐ術を失ってしまった。
「じゃあ、オイラは《ダイガスタ・ガルドス》を攻撃するよー。えーい」
ガオドレイクが掌でガルドを押し出した。
肉球に当たったためか、ガルドが実際のダメージを受けることはなかった。
「うーん…衝撃は来ないけど、ライフは減るのか…」
侑斗
ライフ4000→3100
「じゃ…じゃあ、私とガルドは戻ってるね」
苦笑いしながら、ウィンダとガルドはローチのそばへ戻って行った。
「じゃあ、オイラはこれでターンエンド」
侑斗
手札4
ライフ3100
場 ガスタの調教師アトモ レベル4 攻撃1500(チューナー)
伏せカード1(《攻撃の無力化》)
ガオドレイク
手札2→1(《ナチュル・パンプキン》)
ライフ2100
場 神樹の守護者―牙王(《守護者の鎧》装備) レベル10 攻撃3100
地霊神の聖域(フィールド魔法)
「《神樹の守護者―牙王》は高い攻撃力を持つ上、メインフェイズ2以外では相手のカード効果の対象にならない。倒すのは難しい」
「ユウ…」
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札4→5
「僕は手札から《ガスタの神官ムスト》を召喚!」
ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1700
「レベル4の《ムスト》にレベル4の《アトモ》をチューニング!シンクロ召喚!!来い、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!!」
《ダイガスタ・ガルドス》が無い中、このカードが侑斗にとって、《神樹の守護者―牙王》を倒すための数少ないカードだった。
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500
「更に、手札から装備魔法《ガスタの魔剣術》を《ユウ》に装備!これで、装備モンスターの攻撃力が1000ポイントアップする!」
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→3500
「そして、装備モンスターが戦闘で相手モンスターの破壊に成功した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」
「やったあ!!これでユウの勝ちだね!」
今のガオドレイクのライフは2100。
このまま攻撃して《神樹の守護者―牙王》を破壊すれば、3500のダメージを与えることができて、勝利が確定する。
「バトル!《ガスタの魔剣士ユウ》で《牙王》を攻撃!ウィンディ・ストラッシュ!!」
魔力によってさらに強化された《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の魔剣がガオドレイクを襲う。
「オイラは《守護者の鎧》の効果発動ー。装備モンスターは1ターンに1度、戦闘およびカード効果では破壊されないぞー」
「何!?」
《守護者の鎧》から発生する薄いバリアが魔剣を阻む。
「でも、戦闘ダメージは受けるよ!」
ガオドレイク
ライフ2100→1700
守護者の鎧
装備魔法カード
「神樹の守護者―牙王」にのみ装備可能。
装備モンスターは1ターンに1度、戦闘およびカード効果では破壊されない。
装備モンスターが攻撃するとき、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。
「くっ…!じゃあ、メインフェイズ2に《ユウ》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで相手の場のカード1枚の効果を無効にし、攻撃力を500ポイントダウンさせる!!ウィンド・バインド!!」
《No.00ガスタの魔剣士ユウ》が放った拘束の風がガオドレイクの鎧に宿っている力を奪っていく。
神樹の守護者―牙王 レベル10 攻撃3100→2600
取り除かれたオーバーレイユニット
・ガスタの調教師アトモ
(《ユウ》はナンバーズ。破壊されなければ、このまま凌ぐことができる)僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド!《ガスタの魔剣術》はエンドフェイズ時にデッキに戻る!」
侑斗
手札5→2
ライフ3100
場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2500
伏せカード2(うち1枚《攻撃の無力化》)
ガオドレイク
手札1(《ナチュル・パンプキン》)
ライフ1700
場 神樹の守護者―牙王(《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の影響下 《守護者の鎧》装備) レベル10 攻撃2600
地霊神の聖域(フィールド魔法)
「オイラのターン、ドロー」
ガオドレイク
手札1→2
「オイラは手札から魔法カード《聖域の宝札》を発動ー。オイラの場に存在する霊神と名のつくカード1枚を墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローするぞー」
《地霊神の聖域》が消滅し、ガオドレイクの手札が補充される。
ガオドレイク
手札2→3
聖域の宝札
通常魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「霊神」と名のつくカード1枚を墓地へ送ることで発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「そして、手札から魔法カード《大嵐》を発動ー」
「そんな…!!」
発生した大嵐によって、侑斗の《攻撃の無力化》と《魔法の筒》が吹き飛ばされていく。
「まだまだ行くぞー。《ナチュル・パンプキン》を召喚して、魔法カード《牙王の鬣》を発動ー!オイラの場のナチュルか牙王と名のつくシンクロモンスターが存在するとき、オイラの場のナチュルと名のつくモンスター1体をリリースして、相手モンスター1体を破壊するぞー」
「そんな…!!」
《ナチュル・パンプキン》は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》に特攻し、両者ともに消滅する。
「更に、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与えるぞー」
侑斗
ライフ3100→600
牙王の鬣
通常魔法カード
自分フィールド上に「ナチュル」または「牙王」と名のつくシンクロモンスターが表側表示で存在する場合にのみ、自分フィールド上の「ナチュル」と名のつくモンスター1体をリリースすることで発動できる。
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「牙王の鬣」は1ターンに1度しか発動できない。
「とどめだぞー!オイラでダイレクトアタックー!」
ガオドレイクが侑斗に襲い掛かる。
今の彼の手札には彼に対抗できるカードはない。
「ユウが…負ける…」
「うわああああ!!」
侑斗
ライフ600→0
「やったー…勝ったぞー」
「くっ…」
「剣崎侑斗。試練は不合格だ。里へ戻り、自分を鍛えなおすがいい」
「鍛えなおす…?」
ローチの言葉に、侑斗は耳を疑った。
1度でも負けたら、もう試練は終わりだと思っていたからだ。
「ユウ…。またリベンジしよ!大丈夫!!ユウなら、絶対にガオドレイクに勝てるから!」
「ウィンダ…」
「さあ…里へ帰すぞ」
ローチが侑斗に向けてカードを1枚投げる。
カードを手にした瞬間、侑斗とウィンダは光に包まれ、そのまま姿を消した。
「ふああ…これでお昼寝ができる…」
鎧を外したガオドレイクは大あくびをして、再び眠ってしまった。
「悪いが、今度はもっと早く起きることになるぞ」
「分かってるよー…。でも、たまにはそういうのもいいかもねー」