遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

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侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
WNo.00ガスタの魔剣士ユウ・清風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ 


No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
CNo.55竜闘士グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ


第76話 再戦の時

「よし…準備はこれでいい」

洗濯したての服を着て、完成したてのデッキを手に取る。

きれいに洗われていて、着ていると気持ちがいい。

「よし…そろそろ行こうかな?」

準備を終え、外に出た侑斗をウィンダ達が出迎える。

「ユウ、よく眠れた?」

「兄ちゃん、寝坊だぞ!!」

「フォーチュンとガルドはいつでも飛べるわ」

「みんな…」

「クリクリー!」

「あ…。もちろん、忘れてないよ。風クリボー」

風クリボーの頭をなで、侑斗はフォーチュンの背に乗る。

ウィンダがガルドの背に乗ると、次第に飛翔し始める。

「ユウ兄ちゃん!がんばれー!!」

「ウィンダ!ユウが無茶いないように、しっかり監視しとけよー」

里の人々の声を背に、侑斗達は再びダイヤモンドの山へ向かった。

 

「むにゃむにゃ…」

「おい…いつまで寝ているつもりなのだ?」

呆れながら、ローチは近くになっていた果実を口に含む。

そんな声を聞き、ガオドレイクは少しだけ目を開いた。

「もう少し寝かせてよー。あとちょっとであの2人が来るからさー」

「分かるのか…?」

「まあねー。これも、グランソイル様のご加護かな?」

「だが、寝ぼけたまま試練の相手をするなよ」

そんなことを言いながら、ローチの手には20個目の果実が握られていた。

口の入れようとした瞬間、少し強めの風が吹く。

「来たか…」

「ふああ…。起きなきゃダメかー…」

ちょっぴり残念そうに思いながら、ガオドレイクがその身を起こす。

侑斗とウィンダが目覚めたガオドレイクの前に降りた。

「もう1度…試練を受けに来た」

「ふああ…。待ってたよー」

「じゃあ、ユウ…頑張ってね!」

ウィンダは侑斗の頬にキスし、顔を赤くしたままの侑斗はデュエルの準備を整えた。

「ねえ…まだ慣れないの?」

「慣れるって…キスされることに?」

「当たり前だよ!でも、そうやって顔を赤くするユウも大好き!」

満面の笑みを浮かべる彼女の言葉で、頭の中が沸騰寸前になる。

「ふああ…。じゃあ、始めよー」

「「デュエル!!」」

 

侑斗

手札5

ライフ4000

 

ガオドレイク

手札5

ライフ4000

 

「僕の先攻、ドロー!」

 

侑斗

手札5→6

 

「手札から《ガスタ・イグル》を召喚」

 

ガスタ・イグル レベル1 攻撃200(チューナー)

 

「更に手札から魔法カード《鳥人一体》を発動!僕の場のガスタと名のつくモンスター1体と手札の仲間をシンクロさせる!僕は手札の《ガスタの疾風リーズ》と場の《ガスタ・イグル》をチューニング!「機械天使に与えられし鎧を装備した風の女戦士よ。その報いの精神で仲間を守れ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・スフィアード》!」

 

ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

 

「《ダイガスタ・スフィアード》の効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功した時、墓地らガスタと名のつくモンスター1体を手札に加える。僕は墓地から《ガスタ・イグル》を手札に加える。そしてカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

侑斗

手札6→3(うち1枚《ガスタ・イグル》)

ライフ4000

場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「おー…《ダイガスタ・スフィアード》…。かっこいーなー。じゃあ、オイラのターン、ドロー」

 

ガオドレイク

手札5→6

 

「オイラは手札から《ナチュル・パンプキン》を召喚」

 

ナチュル・パンプキン レベル4 攻撃1400

 

「そのカードは…!?」

前のデュエルでも登場したこのかぼちゃは相手の場にモンスターが存在している状態で呼び出すと厄介な効果を発動する。

「オイラは《パンプキン》の効果で、手札から《ナチュル・スティンクバグ》を特殊召喚」

近くの草むらから植物でできた触手をもつカメムシが現れた。

 

ナチュル・スティンクバグ レベル3 攻撃200(チューナー)

 

「そして、カードを2枚伏せて、オイラはターンエンド」

 

 

侑斗

手札3(うち1枚《ガスタ・イグル》)

ライフ4000

場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札6→2

ライフ4000

場 ナチュル・パンプキン レベル4 攻撃1400

  ナチュル・スティンクバグ レベル3 攻撃200(チューナー)

  伏せカード2

 

「チューナーを出したのに、シンクロ召喚をせずにターン終了…?」

特殊召喚されたチューナー、《ナチュル・スティンクバグ》に目を向ける。

何か強力な効果を持っているのかと予想しながら、デッキトップに指を掛ける。

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札3→4

 

「《ガスタ・イグル》を守備表示で召喚!」

 

ガスタ・イグル レベル1 攻撃200(チューナー)

 

「バトル!《スフィアード》で《スティンクバグ》を攻撃!!ウィンド・シュート!」

《ダイガスタ・スフィアード》の風の弾丸が《ナチュル・スティンクバグ》とともに消滅した。

「あれ…?これは一体…??」

「《ナチュル・スティンクバグ》はナチュルと名のつくモンスターが攻撃対象となったとき、墓地へ送ることでバトルフェイズを終了されるぞー」

「…。僕はこのままターンエンド(攻撃を阻まれた。けど、早めに使わせることができたからよかったととるべきかな?)」

 

侑斗

手札4→3

ライフ4000

場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

  ガスタ・イグル レベル1 攻撃200(チューナー)

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札2

ライフ4000

場 ナチュル・パンプキン レベル4 攻撃1400

  伏せカード2

 

「じゃあ、オイラのターンだ。ドロー」

 

ガオドレイク

手札2→3

 

「オイラは手札から《地砕き》を発動するぞー」

「じ…《地砕き》!?」

対象を取らず、相手の一番守備力の高いモンスターを除去するカード。

ガオドレイクは《ダイガスタ・スフィアード》の弱点を突いた。

「その効果で、一番守備力の高い《ダイガスタ・スフィアード》を破壊するー」

突然発生した地割れに、《ダイガスタ・スフィアード》が飲み込まれた。

「ま…まずいよユウ!!ユウの場には攻撃表示の《イグル》!!これだと…」

「更に、オイラは《ナチュル・パンプキン》をリリースして《ナチュル・バンブーシュート》をアドバンス召喚」

ガオドレイクの場に筍を模したモンスターが現れると、侑斗の魔法・罠ゾーンが竹林で覆い隠された。

「く…。そうだ、《ナチュル・バンブーシュート》の効果は…!!」

(ナチュルと名のつくモンスターをリリースしてアドバンス召喚された《ナチュル・バンブーシュート》がいる限り、剣崎侑斗は魔法・罠カードを発動できない。大きな制限がかかったな…)

「バトルー。《バンブーシュート》で《ガスタ・イグル》を攻撃ー」

イグルの足元から無数の竹が生えてきて、イグルは飛ばされてしまった。

「イグル!!」

 

侑斗

ライフ4000→2200

 

「けど、《イグル》が戦闘で破壊されたことにより、僕はデッキからレベル4以下のガスタと名のつくチューナー以外のモンスター1体を特殊召喚できる。僕は《ガスタの神官ムスト》を特殊召喚!」

 

ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800

 

「なら、オイラはこれでターンエンド」

 

侑斗

手札3

ライフ2200

場 ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札3→1

ライフ4000

場 ナチュル・バンブーシュート レベル5 攻撃2000

  伏せカード2

 

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札3→4

 

「ユウ!」

「分かってるよ。《ガスタの神官ムスト》の効果発動!1ターンに1度、墓地のガスタと名のつくモンスター1体をデッキに戻すことで、場に表側表示で存在するモンスター1体の効果をエンドフェイズまで無効にする。僕は《ナチュル・バンブーシュート》の効果を無効にする!」

「お願い!ムストおじいちゃん!」

《ガスタの神官ムスト》は杖を構えると、静かに呪文を唱える。

《ナチュル・バンブーシュート》が突然発生した風を受け、眠ってしまった。

 

墓地からデッキに戻ったカード

・ダイガスタ・スフィアード

 

「あーあ…。せっかくアドバンス召喚したのに」

「バトル!《ムスト》で《ナチュル・バンブーシュート》を攻撃!」

(攻撃力の劣るモンスターで攻撃…。となると、あのカードか)

「更に、手札から速攻魔法《神風―エアロ・チャージ―》を発動!墓地のガスタと名のつくモンスター1体をデッキに戻すことで、場のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイント変動させる!僕は《ムスト》の攻撃力を1000ポイントアップ!神官の風!」

《神風―エアロ・チャージ―》の力を得た《ガスタの神官ムスト》の長老の風が眠っている《ナチュル・バンブーシュート》を吹き飛ばした。

 

ガオドレイク

ライフ4000→3200

 

墓地からデッキに戻ったカード

・ガスタ・イグル

 

「じゃあ、オイラは罠カード《リビングデッドの呼び声》を発動ー。その効果で、オイラは《ナチュル・バンブーシュート》を特殊召喚するぞ!」

 

ナチュル・バンブーシュート レベル5 攻撃2000

 

「でも、これで僕は魔法・罠カードを使用できる。僕はモンスターを裏守備表示で召喚し、ターンエンド:

 

侑斗

手札4→2

ライフ2200

場 ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800

  裏守備モンスター1

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札1

ライフ3200

場 ナチュル・バンブーシュート(《リビングデッドの呼び声》の影響下) レベル5 攻撃2000

  伏せカード1

 

「オイラのターン、ドロー」

 

ガオドレイク

手札1→2

 

「オイラは手札から《ナチュル・チェリー》を召喚」

サクランボを模したかわいらしいモンスターがガオドレイクの場に走ってくる。

 

ナチュル・チェリー レベル1 攻撃200(チューナー)

 

「わあ…可愛い!」

「いや…これは…」

《ナチュル・チェリー》のかわいらしさに癒されているウィンダに対して、侑斗はあるモンスターを警戒した。

「オイラはレベル5の《バンブーシュート》にレベル1の《チェリー》をチューニング。シンクロ召喚。《ナチュル・パルキオン》!」

緑色の苔と硬い鱗を持つ緑色の蛇竜が現れた。

現れた瞬間、侑斗は苦々しい表情を浮かべる。

「《ナチュル・パルキオン》…!!これじゃあ、このカードが使えない!!」

 

ナチュル・パルキオン レベル6 攻撃2500

 

「更に、オイラは手札から魔法カード《マジック・プランター》を発動。その効果で、《リビングデッドの呼び声》を墓地へ送って、デッキからカードを2枚ドロー。バトル!《ナチュル・パルキオン》で《ムスト》を攻撃!」

《ナチュル・パルキオン》の口から緑色の炎が発射される。

炎を受けた《ガスタの神官ムスト》は一瞬で消滅した。

「うわあああ!!」

 

侑斗

ライフ2200→1500

 

「ユウ!大丈夫…?」

「うん…。少しだけだけど、余裕はあるよ」

「オイラはこれでターンエンド」

 

侑斗

手札2

ライフ1500

場 裏守備モンスター1

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札2

ライフ3200

場 ナチュル・パルキオン レベル6 攻撃2500

  伏せカード1

 

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札2→3

 

「僕は裏守備モンスター、《ガスタの希望カムイ》を反転召喚!」

 

ガスタの希望カムイ レベル2 攻撃200

 

「《カムイ》のリバース効果で、僕はデッキからガスタと名のつくチューナー1体を特殊召喚する。《ガスタ・ファルコ》を特殊召喚!」

 

ガスタ・ファルコ レベル2 攻撃600(チューナー)

 

「更に、僕は手札から《ガスタの神裔ピリカ》を召喚」

 

ガスタの神裔ピリカ レベル3 攻撃1000

 

「このカードの召喚に成功した時、墓地から風属性チューナー1体を表側守備表示で特殊召喚できる。僕は《イグル》を特殊召喚!」

 

ガスタ・イグル レベル1 守備400(チューナー)

 

「やったーー!たった1ターンで3体のモンスターが出てきた!さすがユウだね!」

「更に、僕は手札から魔法カード《暴風―ストライク・ストーム―》を発動!僕の場のガスタと名のつくモンスター2体のレベルをエンドフェイズまでそのモンスター2体のレベルの合計に変化させる。僕は《カムイ》と《ファルコ》のレベルを4に変更させる」

《ガスタの希望カムイ》の周囲をファルコが飛び回り、2体のレベルが変化していく。

 

ガスタの希望カムイ レベル2→4 攻撃200

ガスタ・ファルコ レベル2→4 攻撃600(チューナー)

 

「僕はレベル4の《カムイ》と《ファルコ》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来い、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!!」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

「更に、レベル3の《ピリカ》にレベル1の《イグル》をチューニング!乱世に生まれし希望の風よ、隼とともに新たな時代を呼べ!シンクロ召喚!来い、《ダイガスタ・ファルコス》!!」

巨大化したファルコに乗った《ガスタの希望カムイ》が颯爽と侑斗の場に駆けつける。

 

ダイガスタ・ファルコス レベル4 攻撃1400

 

「わあー…。1ターンでシンクロモンスターとエクシーズモンスターを1体ずつ呼び出した―。すごいー」

「《ダイガスタ・ファルコス》はシンクロ召喚に成功した時、僕の場のガスタと名のつくモンスターすべての攻撃力を600ポイントアップさせる。希望の波動!!」

《ダイガスタ・ファルコス》が上空で杖を天にかざすと、心地の良い緑色の波動が発生する。

その波動によって、2体のモンスターの魔力が活性化した。

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→3100

ダイガスタ・ファルコス レベル4 攻撃1400→2000

 

「バトル!《ガスタの魔剣士ユウ》で《ナチュル・パルキオン》を攻撃。ウィンディ・ストラッシュ!」

「行っけーーー!!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の高速の魔剣によって、《ナチュル・パルキオン》があっという間に破壊される。

 

ガオドレイク

ライフ3200→2600

 

「そして、《ダイガスタ・ファルコス》でダイレクトアタック!!希望の風!!」

侑斗が攻撃命令を出したにもかかわらず、《ダイガスタ・ファルコス》はピクリとも動かない。

「え…?どうして…?」

「罠を発動したぞー」

「罠!?」

あくびをするガオドレイクの場を確認する。

場には表側表示になった罠カード、そして《ナチュル・パルキオン》が存在する。

「罠カード《ナチュルの防衛本能》。相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地からナチュルと名のつくモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚することで、相手のバトルフェイズを終了させるぞー」

 

ナチュル・パルキオン レベル6 攻撃2500

 

ナチュルの防衛本能

通常罠カード

相手の直接攻撃宣言時にのみ発動できる。

自分の墓地から「ナチュル」と名のつくモンスター1体を特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる。

この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。

 

「(《パルキオン》を蘇生させた…。これで、ガオドレイクは次のターンにチューナーを出したら…)僕はこれでターンエンド」

 

侑斗

手札3→1

ライフ1500

場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃3100

  ダイガスタ・ファルコス レベル4 攻撃2000

  伏せカード1

 

ガオドレイク

手札2

ライフ2600

場 ナチュル・パルキオン(《ナチュルの防衛本能》の影響下) レベル6 攻撃2500

 

「行くぞー。オイラのターン、ドロー」

 

ガオドレイク

手札2→3

 

《ナチュル・パルキオン》が復活したとはいえ、ボードアドバンテージは今のところは侑斗が有利だ。

また、《ナチュルの防衛本能》で効果が無効になっているため、侑斗は罠カードの発動が容易になっている。

「ユウ…このままいけば勝てるね!」

「ううん、ウィンダ。ガオドレイクはまだあのモンスターを出してないし、ライフが多い。油断できないよ」

「オイラは手札から《ガオドレイクの進化》を発動ー。オイラの場に存在するナチュルと名のつくシンクロモンスター1体をリリースすることで、《神樹の守護者―牙王》をシンクロ召喚するー」

「何…!?」

《ナチュル・パルキオン》が周囲に現れた緑色の粒子によって、白銀の鎧に変化する。

そして、ガオドレイクはその鎧を装備し、自らの星の力を宿した。

 

神樹の守護者―牙王 レベル10 攻撃3100

 

ガオドレイクの進化

通常魔法カード

自分フィールド上に表側表示で存在する「ナチュル」と名のつくシンクロモンスター1体をリリースすることで発動できる。

自分のエクストラデッキ・墓地から「神樹の守護者―牙王」1体をシンクロ召喚扱いにして自分フィールド上に特殊召喚する。

「ガオドレイクの進化」は1ターンに1度しか発動できない。

 

「来た…。あのシンクロモンスターだ」

「更に、オイラの墓地の地属性モンスターが5体のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できるぞー」

「同じ属性のモンスターが5体…ユウ!!気を付けて!!」

ガオドレイクの目の前に《ナチュル・パンプキン》、《ナチュル・スティンクバグ》、《ナチュル・パルキオン》、《ナチュル・バンブーシュート》、《ナチュル・チェリー》が現れる。

そして、その5体が魔法陣に変化し、そこから両腕と肩に大きな棘が付いた黒鋼の鎧をまとった巨人が現れる。

「この方こそ、オイラを守護者にしてくれた霊神、《地霊神グランソイル》様だぞー!」

 

地霊神グランソイル レベル8 攻撃2800

 

「これが…地の四霊神…」

「このカードの特殊召喚に成功した時、墓地からモンスターを1体特殊召喚できるぞー!」

「《死者蘇生》と同じ効果!?」

「その効果で、オイラは《ナチュル・パルキオン》を復活ー」

 

ナチュル・パルキオン レベル6 攻撃2500

 

1ターンで強力モンスターが3体出現したが、いずれも《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を超えていない。

「更に、オイラは手札から魔法カード《霊神の感化》を発動。オイラの場に存在する霊神様1体を選択して発動するぞー!」

《地霊神グランソイル》の体から緑色の粒子があふれ出て、《ナチュル・パルキオン》とガオドレイクが活性化する。

「オイラの場の選択した霊神様と同じ属性のモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせるぞー!」

 

ナチュル・パルキオン レベル6 攻撃2500→3500

地霊神グランソイル レベル8 攻撃2800→3800

神樹の守護者―牙王 レベル10 攻撃3100→4100

 

霊神の感化

通常魔法カード

自分フィールド上に表側表示で存在する「霊神」と名のつくモンスター1体を選択して発動できる。

自分フィールド上に存在する選択したモンスターと同じ属性のモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる。

 

「そんな…。ナンバーズはナンバーズでしか倒せないけど…これだと…」

圧倒的な力を得た3体のモンスターを見て、ウィンダは心配そうに侑斗を見つめる。

「バトルー!オイラで《ダイガスタ・ファルコス》を攻撃ー」

ガオドレイクが肉球を《ダイガスタ・ファルコス》にぶつけようとした。

「僕は伏せカードを…」

「罠カードは《パルキオン》の効果で無効になるぞー!」

「速攻魔法《翼への思い》を発動!」

「そ…速攻魔法!?」

「クリクリー!」

風クリボーが嬉しそうに《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の周囲を回る。

「相手の場に攻撃力3000以上の効果モンスターが2体以上存在するとき、手札か場の《風クリボー》と場の風属性エクシーズモンスター1体をリリースすることで発動し、相手の場のモンスターをすべて墓地へ送る!!」

「何ー?」

衝撃的な効果にもかかわらず、ガオドレイクはのんびりとした口調のままだった。

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》が魔力が含まれた緑色の風に変化し、風クリボーの力となった。

「クリクリクリクリーーーーー!!!!」

風を纏った風クリボーがガオドレイクの肉球を受け止めると、相手の場に凄まじい鎌鼬を放った。

鎌鼬を受けた2体のモンスターは爆発と共に消滅し、ガオドレイクは元の姿に戻った。

「そして、墓地へ送った相手モンスター1体につき、1000ポイントのダメージを与える!」

「あーあ…負けたー」

 

ガオドレイク

ライフ2600→0

 

翼への思い

速攻魔法カード

相手フィールド上に攻撃力3000以上の効果モンスターが2体以上表側表示で存在するとき、自分の手札・フィールド上に存在する「風クリボー」1体と自分フィールド上に表側表示で存在する風属性エクシーズモンスター1体をリリースすることで発動できる。

相手フィールド上に存在するモンスターをすべて墓地へ送り、その数×1000ポイントのダメージを相手ライフに与える。

 

「や…やったーーー!!ユウが勝ったーーー!!」

逆転勝利した侑斗にウィンダが思いっきり抱きつく。

「クリクリー」

「風クリボー…ウィンダ…」

「痛たた…すごい反撃でびっくりしたー」

ガオドレイクが顔をなでると、侑斗と彼の目の前に地中から祭壇が現れる。

祭壇には《地霊神グランソイル》の石版が安置されている。

「試練突破おめでとー。はい、これ」

巨大な《地霊神グランソイル》のカードの大きさを元の状態に戻し、侑斗に渡される。

「これが…《地霊神グランソイル》…」

「じゃあ、オイラは寝るけど、石版から力をもらうのを忘れないでねー」

大あくびをし、再び眠りについてしまう。

「ガオドレイク…。ふう…」

「ローチ。力をもらうってどういうこと?」

「方法は簡単だ。そのカードを石版にかざせばいい」

「かざす…」

言われた通り、侑斗は石版に《地霊神グランソイル》のカードをかざす。

すると、石版から《地霊神グランソイル》の精霊が現れる。

「汝、試練を越えし者か」

「グランソイル…」

デュエルで現れた時以上のプレッシャーを感じながら、ゆっくりうなずいた。

「ついに、ヌメロン・コードが必要となるときが来たか。願わくば、これが最後となればよいが…」

「最後…?」

「剣崎侑斗。ヌメロン・コードは世界を変えるほどの力がある。故にあまりにも恐ろしい。真の力を使ったとき、そのものは…」

「そうしたら…?」

「いや、それはこれからの試練で知ることになるだろう。もし、私の力が必要となったときには私のカードに願え」

それだけ言うと、グランソイルは消えてしまった。

「ユウ…」

(真の力を使ったとき…何が起こるんだ??もしかして、何か代償が…)

石版が次第に土色の魔石が付いたアミュレットに変化していく。

侑斗は静かに、そのアミュレットを手に取った。

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