遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

98 / 112
侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
WNo.00ガスタの魔剣士ユウ・清風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.64古狸三太夫
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ
CNo.69紋章死神カオス・オブ・アームズ


No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
CNo.55竜闘士グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.90ヒート・ガストラフェテス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
CNo.23セイクリッド・アーク
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ


第87話 殿の決闘

ゴーシュVSアリト

 

ゴーシュ

手札5

ライフ4000

 

アリト

手札5

ライフ4000

 

「お前にはいろいろと貸しがある。このデュエルでそいつを全部返してもらうぜ」

ゴーシュはWDCの後、イタリアのスパルタンシティでプロデュエリストをしていた。

そこには《No.54反骨の闘士ライオンハート》が眠る、アリトの伝説が刻まれた遺跡が存在する。

そのカードを手に入れたアリトによって洗脳され、遊馬と古い仲間であり、今では自分のマネージャーを務めているドロワとデュエルすることになってしまった。

また、その時からアリトが単細胞な熱血漢から人質・洗脳を行う卑劣漢に変貌しているが、未だにその原因は不明だ。

「うるせえ!お前の先攻だ!!さっさとドローしろ!!」

「悪いノリだぜ…。俺のターン、ドロー!」

 

ゴーシュ

手札5→6

 

「俺は《H・Cサウザンド・ブレード》を召喚!」

西洋風の鎧を装備し、手には薙刀、背中には千本の刃がある僧兵が現れる。

 

H・Cサウザンド・ブレード レベル4 攻撃1300

 

「こいつは1ターンに1度、手札のヒロイックと名のつくモンスター1体を墓地へ送ることで、デッキからヒロイックと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる。俺はデッキから《H-Cエクストラ・ソード》を特殊召喚!」

右手の長剣、左手に短剣を装備している緑色の鎧の戦士が現れる。

 

H・Cエクストラ・ソード レベル4 攻撃1000

 

手札から墓地へ送られたカード

・H・Cクランプ・ナイフ

 

「レベル4の戦士族モンスターが2体!?」

「俺はレベル4の《サウザンド・ブレード》と《エクストラ・ソード》でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!現れろ、《H-Cガーンデーヴァ》!!」

オーバーレイネットワークの中から赤い馬に乗り、緑と黒のストライプが特徴の鎧を着た弓兵が現れる。

 

H-Cガーンデーヴァ ランク4 攻撃2100

 

「たかが攻撃力2100?俺を舐めているのか!?」

「おいおい早とちりするなって。《エクストラ・ソード》を素材としてエクシーズ召喚されたモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする」

《H・Cエクストラ・ソード》が残した2本の剣を《H-Cガーンデーヴァ》が回収し、背中に差した。

 

H-Cガーンデーヴァ ランク4 攻撃2100→3100

 

「そして俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

ゴーシュ

手札6→2

ライフ4000

場 H-Cガーンデーヴァ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃3100

  伏せカード2

 

アリト

手札5

ライフ4000

場 なし

 

《H-Cガーンデーヴァ》が登場したことにより、アリトの特殊召喚に制約がかかった。

更に《H・Cエクストラ・ソード》のおかげで、《H-Cガーンデーヴァ》を戦闘で倒すのは困難になった。

「俺のターン、ドロー!!」

 

アリト

手札5→6

 

しかし、アリトの手札にはすでに攻略のカードがある。

「俺は手札から《焔征竜―ブラスター》の効果発動!」

「何!?征竜だと!?」

まさかのカードにゴーシュが動揺する。

《焔征竜―ブラスター》の効果をよく知っているからだ。

「このカードと炎属性モンスター1体を手札から墓地へ送ることで、場のカードを1枚破壊する!俺は《ガーンデーヴァ》を破壊するぜ!!」

地中から突然現れた火柱に《H-Cガーンデーヴァ》が焼き尽くされた。

 

手札から墓地へ送られたカード

・BKグラスジョー

 

「そして、俺は《BKスイッチヒッター》を召喚!!」

 

BKスイッチヒッター レベル4 攻撃1500

 

「このカードの召喚に成功した時、墓地からBKと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる!俺は《BKグラスジョー》を特殊召喚!!」

 

BKグラスジョー レベル4 攻撃2000

 

「バトルだ!!《グラスジョー》でダイレクトアタック!!」

《BKグラスジョー》の両腕にゴーシュが挟み込まれる。

「うおおお!!」

 

ゴーシュ

ライフ4000→2000

 

「おいおいどうしたんだよ?無駄に暑苦しいくせに弱え!!」

「へへ…。ノリが悪いぜ。俺は墓地の《サウザンド・ブレード》の効果発動!俺がダメージを受けたとき、墓地から復活できる」

 

H・Cサウザンド・ブレード レベル4 攻撃1300

 

「《スイッチヒッター》よりも攻撃力の低い《サウザンド・ブレード》を攻撃表示で召喚だと!?ふざけんじゃねえよ!!《スイッチヒッター》!!《サウザンド・ブレード》をぶっ飛ばせ!!」

アリトの怒りに反応したかのように、《BKスイッチヒッター》が猛スピードで突進する。

「罠発動!《ヒロイック・リベンジ・ソード》!!発動後、こいつはヒロイックと名のつくモンスター専用の装備カードとなる」

目の前に現れた炎の剣を《H・Cサウザンド・ブレード》を手に取ると、それで《BKスイッチヒッター》の攻撃を受け止める。

「何!?」

「装備モンスターの戦闘によって発生する俺へのダメージは相手も受ける」

攻撃と攻撃がぶつかり合い、その余波が2人を襲う。

「「うわあああ!!」」

 

ゴーシュ

ライフ2000→1800

 

アリト

ライフ4000→3800

 

「そして、装備モンスターと戦闘を行った相手モンスターはダメージ計算終了時に破壊される」

互いの剣と拳をぶつけ合う。

そして、8合目で両者の攻撃が互いの胸に命中し、相殺される。

「くっそーーー!!」

アリトはこの後、メインフェイズ2でエクシーズ召喚を行う予定だった。

しかし、ゴーシュが仕掛けた罠のせいで予定が破たんしてしまった。

「更に、罠カード《戦士の誇り》を発動!俺の場の戦士族モンスターが戦闘で破壊された時、そのモンスターを攻撃表示で復活させるぜ」

 

H・Cサウザンド・ブレード レベル4 攻撃1300

 

戦士の誇り(漫画オリカ)

通常罠カード

自分フィールド上に存在する戦士族モンスター1体が戦闘によって破壊された時に発動できる。

そのモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時まで戦闘では破壊されない。

 

「俺は…カードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ゴーシュ

手札2

ライフ1800

場 H・Cサウザンド・ブレード レベル4 攻撃1300

 

アリト

手札6→2

ライフ3800

場 BKグラスジョー レベル4 攻撃2000

  伏せカード1

 

何とか《H・Cサウザンド・ブレード》が場に残った。

しかし、ゴーシュのライフが大幅に削られ、《H-Cガーンデーヴァ》が破壊されてしまった。

こうなった以上はアリトがオーバーハンドレッドナンバーズを呼び出す前に倒すしかない。

「俺のターン、ドロー!」

 

ゴーシュ

手札2→3

 

「俺は手札から魔法カード《死者蘇生》を発動!その効果で、俺は墓地から《エクストラ・ソード》を復活させる!」

 

H・Cエクストラ・ソード レベル4 攻撃1000

 

「更に、俺は手札から《H・Cスパルタス》を召喚!」

赤い鎧を着た古代マケドニアの重装騎兵のような戦士が現れる。

 

H・Cスパルタス レベル4 攻撃1600

 

(よし…。《グラスジョー》は攻撃対象となったときに破壊される。そして、このまま3体のH・Cで攻撃すれば…)

「その3体で一斉攻撃すれば勝てると思ってんだろう?甘えぜ!!罠発動!《威嚇する咆哮》!!!これで、てめえはこのターン、攻撃できねえ!!」

ゴーシュのモンスターたちは突然発生したすさまじい咆哮に動揺している。

「あまりいいノリじゃねえな。けどなあ、俺のターンはまだ終わってねえ。俺は《エクストラ・ソード》、《サウザンド・ブレード》、《スパルタス》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、《H-Cカラドボルグ》!!」

ゴーシュの場にすさまじい雷が落ちる。

そして、その光の中から熊の毛皮と鎖帷子で体を覆い、右手には電気の力が秘められている西洋剣を持つ屈強な戦士が現れる。

左目に切り傷があり、手や足にはいくつもの傷跡がある。

これまでのゴーシュのモンスターと比較すると、かなり特徴的だ。

 

H-Cカラドボルグ ランク4 攻撃2800

 

「(対ナンバーズのためのカード。こいつでお前を倒してやるぜ!!)こいつは1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の場に特殊召喚されているモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

「何!?」

「俺は《スイッチヒッター》の効果で特殊召喚された《グラスジョー》を破壊する!雷光一閃斬り!!」

《H-Cカラドボルグ》の刃にすさまじい雷が巻き起こる。

そして、その刃で《BKグラスジョー》を切り裂くとともに、アリトに向かって膨大な電撃が放たれる。

「うわあああああ!!!」

 

アリト

ライフ3800→1800

 

「更に、この効果を発動した次のお前のターン、お前は手札・デッキ・墓地からモンスターを特殊召喚できない!!」

アリトの場にモンスターがなく、当然ながら通常召喚で召喚できるモンスターは1体のみ。

これで、エクシーズ召喚を封じることができる。

 

H-Cカラドボルグ

ランク4 攻撃2800 守備1400 エクシーズ 地属性 戦士族

「H・C」と名のつくレベル4モンスター×3

1ターンに1度、このカードの「ヒロイック」と名のつくエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在する特殊召喚されているモンスター1体を選択して発動することができる。

選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

この効果でモンスターを破壊した次の相手のターン、相手は手札・デッキ・墓地からモンスターを特殊召喚することができない。

 

「く…。てめええええ!!!」

「俺はこれでターンエンドだ。アリト!次のターンでお前を倒すぜ!!」

 

ゴーシュ

手札3→1

ライフ1800

場 H-Cカラドボルグ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2800

 

アリト

手札2

ライフ1800

場 なし

 

「はあ…はあ…てめえ…」

お互いのライフが同じになり、互いに傷だらけになっている。

「へへっ…。俺のノリについて来れなくなったか?」

「ふざけんな…。てめえ程度のデュエリストに負ける俺じゃねえ!!!」

アリトの激昂と共に、彼の右手に紫色の光が宿る。

「見せてやるぜ…俺の全力をーーーー!!」

その手でデッキトップに指を掛けた瞬間、カードもまた紫色の光始める。

「バリアンズ・カオス・ドローーー!!」

 

アリト

手札2→3

 

「俺は《RUM-七皇の剣》を発動!」

「何!?だが、お前の場にはエクシーズモンスターは…」

「こいつは場のエクシーズモンスターをカオス化できねえが、エクストラデッキ・墓地からオーバーハンドレッドナンバーズを特殊召喚し、そいつをカオス化させる!!」

《H-Cカラドボルグ》によって手札・デッキ・墓地のモンスターを特殊召喚できないが、エクストラデッキはその限りではない。

更に、彼のエクストラデッキには…。

「まさか…てめえ!!」

「俺はエクストラデッキから《流星のセスタス》を特殊召喚し、オーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!闇を飲み込む混沌を! 光を以て貫くがよい! カオスエクシーズ・チェンジ! 現れろ、《CNo.105BK彗星のカエストス》!」

 

CNo.105BK彗星のカエストス ランク5 攻撃2800

 

「たった1枚のカードでいきなりオーバーハンドレッドカオスナンバーズか…。へっ、いいノリしてるぜ」

「ノリノリうるせえんだよお前は!!!《カエストス》の効果発動!!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!!」

カオスオーバーレイユニットを宿した《CNo.105BK彗星のカエストス》の拳が《H-Cカラドボルグ》を貫いた。

貫かれた瞬間、そのモンスターが爆発し、それがゴーシュを襲う。

「暑苦しいんだよお前は!!その爆発で、跡形もなく消し飛べぇ!!」

「ノリが悪いぜ…。足止めもバリアンへのリベンジもできねえとはな…。後は頼むぜ、遊馬…」

爆発の勢いで、ゴーシュが吹き飛ばされていく。

吹き飛びながら消滅し、彼のD・パッドだけが地に落ちた。

「さあ、九十九遊馬!!今度はお前が消し飛ぶ番だぜ!!」

アリトはそのまま遊馬を追うために姿を消した。

その時、ゴーシュのカードの1枚が光り始め、どこかへ飛んで行ったことにアリトは気づいていなかった。

 

闇川&六十郎VSギラグ

 

闇川&六十郎

手札

闇川5

六十郎5

ライフ4000

 

ギラグ

手札5

ライフ4000

 

「邪魔をするんじゃねえ!!俺はてめえらよりも剣崎侑斗を潰してえんだ!!」

「悪いが、侑斗は我が弟弟子の1人。どうしても先へ進みたいのであれば、俺と師匠を倒してから行け!」

「闇川。お前から先にやっとくれ。お前の成長の証を見たいのでな」

「俺のターン…ドロー!!」

 

闇川

手札5→6

 

「俺は《忍者マスターHANZO》を召喚!」

 

忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800

 

「このカードの召喚に成功した時、デッキから忍法と名のつくカードを1枚手札に加える。そして、俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

闇川&六十郎

手札

闇川6→4

六十郎5

ライフ4000

場 忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800

  伏せカード2

 

ギラグ

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「俺たちに…ドン・サウザンド様に逆らうてめえらは生かしておけねえ!!俺のターン、ドロー!」

 

ギラグ

手札5→6

 

「俺は《ファイヤー・ハンド》を召喚!」

 

ファイヤー・ハンド レベル4 攻撃1600

 

「更に、こいつは俺の場に《マジック・ハンド》、《ファイヤー・ハンド》、《アイス・ハンド》のいすれかが存在するとき、手札から特殊召喚できる!《プロミネンス・ハンド》を特殊召喚!!」

 

プロミネンス・ハンド レベル4 攻撃600

 

「俺はレベル4の《ファイヤー・ハンド》と《プロミネンス・ハンド》でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!この世の全てを握り潰せ《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》!!」

手首の部分に自身の番号が刻まれている岩石の右腕が現れる。

 

No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド ランク4 攻撃2000

 

「貴様がナンバーズを呼び出すことなど、お見通しだ!!永続罠《機甲忍法ラスト・ミスト》!!

「何!?」

《忍者マスターHANZO》が印を切った瞬間、ギラグの場に吹雪が発生する。

「俺の場に忍者と名のつくモンスターが存在し、相手の場にモンスターが特殊召喚された時、そのモンスターの攻撃力を半分にする!」

吹雪が《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》の関節を氷漬けにし、その動きを制限する。

 

No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド ランク4 攻撃2000→1000

 

「ちっ!!なら俺は手札から装備魔法《ハンド・メテオ》を発動!こいつは俺のオーバーハンドレッドナンバーズ専用の装備魔法だ!!」

ギラグの場に拳の形をした隕石が複数降り注ぐ。

「こいつを装備したモンスターの攻撃力は俺の墓地に存在するかオーバーレイユニットとなっているハンドと名のつくモンスター1体に付き500ポイントアップする」

 

No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド ランク4 攻撃1000→2000

 

「なるほど、装備カードを使って、強引に攻撃力を元に戻したか」

「バトルだ!!《ジャイアント・ハンド》!!あの汚ねえ真似をした忍者を叩き潰せ!!」

《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》が拳に変化し、《忍者マスターHANZO》に突撃する。

「永続罠《機甲忍法フリーズ・ロック》を発動!」

「何!?また汚ねえ真似を!!」

「このカードは俺の場に忍者と名のつくモンスターが存在し、相手が攻撃するとき、その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる!」

無数の氷塊に攻撃を阻まれ、《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》は攻撃できぬままギラグの場に戻っていく。

「そして、このカードと忍者と名のつくモンスターが存在する限り、お前の場のモンスターはすべて、表示形式を変更できない」

「俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド!!」

 

闇川&六十郎

手札

闇川4

六十郎5

ライフ4000

場 忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800

  機甲忍法フリーズ・ロック(永続罠)

  機甲忍法ラスト・ミスト(永続罠)

 

ギラグ

手札6→1

ライフ4000

場 No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド(《ハンド・メテオ》装備 オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2000

  伏せカード2

 

「闇川…。中々よい感じじゃな。どれ、儂も弟子に負けぬ働きをせねばな、儂のターン!」

 

六十郎

手札5→6

 

「儂は手札から魔法カード《融合》を発動!手札の《キングス・ナイト》、《クイーンズ・ナイト》、《ジャックス・ナイト》を融合し、《アルカナナイトジョーカー》を融合召喚!!」

剣と盾、そしてヨーロッパ風の貴族用の鎧とマントを身に着けた天位の騎士。

かつて、伝説のデュエリストである武藤遊戯が使用した絵札の三騎士の融合モンスターだ。

 

アルカナナイトジョーカー レベル9 攻撃3800

 

「攻撃力3800!?だが、ナンバーズはナンバーズでしか倒せねえぞ!!」

「じゃろうな。ならば、これならどうかな?わしは手札から装備魔法《レインボー・ヴェール》を発動」

《アルカナナイトジョーカー》の鎧が虹色の光を帯びる。

「このカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、バトルフェイズ終了時までその相手モンスターの効果を無効にする」

「何!?」

当然のことながら、ナンバーズ特有の破壊耐性はあくまでも効果。

その効果が無効になったら、当然普通のモンスターでもナンバーズを簡単に倒すことができる。

「更に、儂は装備魔法《稲妻の剣》を《アルカナナイトジョーカー》に装備!」

上空から《アルカナナイトジョーカー》の剣に向けて稲妻が落ちる。

「このカードを装備した戦士族モンスターの攻撃力は800ポイントアップし、場に存在する水属性モンスターすべての攻撃力を500ポイントダウンさせる」

 

アルカナナイトジョーカー レベル9 攻撃3800→4600

 

(さすがは師匠だ。これで、《アルカナナイトジョーカー》が《ジャイアント・ハンド》を攻撃し、《HANZO》が続けば戦闘ダメージの合計は4500。あの男を倒すことができる)

「弟子の前で無様なデュエルができん。お前にはこのターンで負けてもらおうかの」

「ぐう…!!」

「《アルカナナイトジョーカー》で《ジャイアント・ハンド》を攻撃!!ライトニング・サンダーブレード!!」

虹と雷の力を纏った《アルカナナイトジョーカー》の剣が《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》に襲い掛かる。

「罠カード発動!《針虫の巣窟》!!デッキの上から5枚のカードを墓地へ送る!!」

その5枚のカードの中に2枚以上ハンドと名のつくモンスターが墓地へ送られれば、このターンの敗北だけは阻止できる。

賭けに出たギラグはデッキからカードを墓地へ送る。

 

デッキから墓地へ送られたカード

・シェル・ハンド

・ドロー・ハンド

・リロード

・RUM-バリアンズ・フォース

・魔宮の賄賂

 

墓地へ送られた2枚のハンドと名のつくモンスターから力を受け取った《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》が応戦する。

しかし、攻撃力の差は歴然で、その岩石の右腕は真っ二つに切り裂かれた。

「うおおおお!!」

 

No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド ランク4 攻撃2000→3000

 

ギラグ

ライフ4000→2400

 

「しのいだか…。ならば、《HANZO》でダイレクトアタック!!」

《忍者マスターHANZO》が一瞬でギラグに接近すると、装備していた忍刀で彼を切り裂く。

「ぐう…!!だが、俺は罠カード《邪神の大災害》を発動!!相手モンスターの攻撃宣言時、場の魔法・罠カードをすべて破壊する!!」

「何!?」

漆黒の大嵐が《アルカナナイトジョーカー》の装備カードと闇川の忍法カードをすべて吹き飛ばしていった。

 

ギラグ

ライフ2400→600

 

アルカナナイト・ジョーカー レベル9 攻撃4600→3800

 

(なぜ…このようなことを…??)

《邪神の大災害》は相手の攻撃であれば、攻撃対象に関係なく発動できるカード。

《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》と《アルカナナイトジョーカー》の戦闘の際に発動すれば、ダメージを軽減でき、ギラグのモンスターは破壊されずに済んだ。

「(何が目的かわからんが、嫌な予感がするのお…)儂はこれで、ターンエンド」

 

闇川&六十郎

手札

闇川4

六十郎6→0

ライフ4000

場 忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800

  アルカナナイトジョーカー レベル9 攻撃3800

 

ギラグ

手札1

ライフ600

場 なし

 

「(今はおとなしく、攻撃を受けてやるよ。後で、俺のオーバーハンドレッドカオスナンバーズで握りつぶしてやるからなあ…)俺のターン、ドロー!!」

 

ギラグ

手札1→2

 

「(さっそくいいカードをドローできたぜ!!)このカードはお前の場の融合モンスター1体をリリースすることで、手札から特殊召喚できる!!《フュージョン・ハンド》を特殊召喚!!」

「何…??」

黄色いねばねばとしたゼリー状の右腕が六十郎の場に現れ、《アルカナナイトジョーカー》を掴んだ。

掴まれた天位の騎士がゼリーとなって腕の一部となると、その右腕はギラグの場に移動した。

 

フュージョン・ハンド レベル4 攻撃2200

 

フュージョン・ハンド

レベル4 攻撃2200 守備1200 効果 水属性 水族

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手フィールド上に表側表示で存在する融合モンスター1体をリリースすることでのみ手札から特殊召喚できる。

 

「く…。こうも容易く師匠の《アルカナナイトジョーカー》を…!?」

「もうお前らの場にうざい忍法は存在しねえ!!《フュージョン・ハンド》で《HANZO》を攻撃だ!!」

《フュージョン・ハンド》が今度は《忍者マスターHANZO》を掴み、自らの糧とした。

「くう…!!」

 

闇川&六十郎

ライフ4000→3600

 

「更に、俺は手札から速攻魔法《ラス・オブ・ハンド》を発動!俺の場にハンドと名のつくモンスターが存在し、相手に戦闘ダメージを与えたとき、相手に800ポイントのダメージを与え、デッキからカードを1枚ドローする!!」

《フュージョン・ハンド》の肉体の一部が分離して六十郎と闇川にかかる。

すると、そのゼリーが高熱を発し、2人の肉体を焼き始める。

「うわあああ!!」

「くう…!!」

 

闇川&六十郎

ライフ3600→2800

 

ラス・オブ・ハンド

速攻魔法カード

自分のターン、自分フィールド上に「ハンド」と名のつくモンスターが存在し、相手に戦闘ダメージを与えたとき、手札からのみ発動できる。

相手に800ポイントのダメージを与え、デッキからカードを1枚ドローする。

「ラス・オブ・ハンド」は1ターンに1度しか発動できない。

 

「俺はこれで、ターンエンドだ」

 

 

闇川&六十郎

手札

闇川4

六十郎6→0

ライフ2800

場 なし

 

ギラグ

手札2→1

ライフ600

場 フュージョン・ハンド レベル4 攻撃2200

 

たった1ターンで《アルカナナイトジョーカー》が破壊されてしまった。

手札を4枚も消費したうえでの融合召喚である分、ショックが大きい。

「俺のターン…ドロー!」

 

闇川

手札4→5

 

「私は《成金忍者》を召喚!」

 

成金忍者 レベル4 攻撃500

 

「ハハハハ!!なんだよ、攻撃力500の雑魚モンスターを攻撃表示だと??勝負を捨てやがったな!?」

「早合点されてもらっては困るな。私は手札から速攻魔法《トラップ・ブースター》を発動。手札を1枚墓地へ送り、手札から罠カードを発動する。私は手札から罠カード《忍法超変化の術》を発動!!」

《成金忍者》が懐から取り出した巻物を口に咥えると、印を切り始める。

すると、《フュージョン・ハンド》が《成金忍者》に引き寄せられていく。

「な…何!?《フュージョン・ハンド》が!?」

「このカードは私の場の忍者と名のつくモンスターと相手モンスター1体を墓地へ送ることで、そのモンスターのレベルの合計以下のドラゴン族・海竜族・恐竜族モンスター1体を特殊召喚できる。私はデッキから《白竜の忍者》を特殊召喚する!!」

突然発生した白い煙とともに2体のモンスターが姿を消す。

そして、煙が晴れるのと同時に口寄せで白い蛇竜を呼び出している白装束の忍者が現れる。

 

白竜の忍者 レベル7 攻撃2700

 

手札から墓地へ送られたカード

・機甲忍法ゴールド・コンバージョン

 

「てめえ!!よくも俺のモンスターを!!」

これで、ギラグの場にカードがなくなった。

このまま《白竜の忍者》の攻撃が通れば、闇川と六十郎の勝ちだ。

「これで終わらせてもらう!《白竜の忍者》!!ダイレクトアタックだ!!」

《白竜の忍者》が召喚した蛇竜がギラグに向けて光のブレスを放つ。

しかし、突然ギラグの目の前に大量の亀の甲羅でできた巨大な右腕が彼の盾となった。

「何!?」

「《シェル・ハンド》の効果発動!俺のライフが1000以下で、相手がダイレクトアタックをしてきたとき、墓地から特殊召喚できる!そして、この効果で特殊召喚されたこいつはこのターン、戦闘では破壊されねえ!!」

 

シェル・ハンド レベル4 守備2000

 

シェル・ハンド

レベル4 攻撃0 守備2000 効果 水属性 爬虫類族

自分のライフが1000ポイント以下で、相手の直接攻撃宣言時にこのカードが墓地に存在する場合にのみ発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚されたこのカードはこのターン、戦闘では破壊されない。

「シェル・ハンド」のこの効果はデュエル中1回しか発動できない。

 

「とどめを刺せなかったか…」

「問題なのは、奴の手に残されたあのカードじゃ…」

《シェル・ハンド》の破壊耐性はこのターンで切れるため、このままならば次のターンに六十郎が攻撃力600以上のモンスターを召喚すれば勝負がつく。

忍法で特殊召喚されたモンスターは使用した忍法カードが破壊されると場から離れてしまうが、《白竜の忍者》の効果で2人の場の魔法・罠カードには破壊耐性がついている。

「私はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

闇川&六十郎

手札

闇川5→1

六十郎6→0

ライフ2800

場 白竜の忍者(《忍法超変化の術》の影響下) レベル7 攻撃2700

  伏せカード1

 

ギラグ

手札1

ライフ600

場 シェル・ハンド レベル4 守備2000

 

「私と師匠の連携の前では、敵ではなかったようだな?」

「ぐう…!!…??」

焦るギラグのデッキトップが紫色に光り始める。

「ちっ…。遅えぜ、ナッシュ!!だが、こいつで倒せる!!」

ギラグの表情から焦りが消え、デッキトップに指を掛ける。

「いくぜ!!バリアンズ・カオス・ドロー!!」

 

ギラグ

手札1→2

 

「俺は手札から《RUM-七皇の剣》を発動!!」

発動と同時に、墓地から《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》が現れる。

「何じゃと!?RUMの効果でナンバーズが復活した…!?」

「こいつはエクストラデッキ・墓地に存在するオーバーハンドレッドナンバーズをカオス化させる!!俺は《ジャイアント・ハンド》でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!現れよ、CNo.106! 混沌なる世界を掴む力よ、その拳は大地を砕き、その指先は天空を貫く。《溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》!」

溶岩と紫色の光がまじりあったような岩石でできた右腕が現れる。

手の甲についている左側の角にそのモンスターの番号が刻まれている。

 

CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド ランク5 攻撃2600

 

そのモンスターは召喚されたのと同時に、ギラグの右肩に取りつく。

「うぐ…!!へへっ相変わらず凄まじい力だぜ…《ジャイアント・ハンド・レッド》…!!」

苦悶な表情を浮かべながらも、その右腕からあふれる力にギラグは狂喜する。

「俺は墓地に存在する《メテオ・ハンド》の効果発動!こいつを墓地から除外することで、エンドフェイズまで俺の《ジャイアント・ハンド・レッド》の攻撃力が500ポイントアップする!!」

 

CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド ランク5 攻撃2600→3100

 

メテオ・ハンド

装備魔法カード

「No.106」と名のつくモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターの攻撃力は装備モンスターのエクシーズ素材となっている、もしくは自分の墓地に存在する「ハンド」と名のつくモンスター1体に付き500ポイントアップする。

また、自分フィールド上に「CNo.106」と名のつくモンスターが表側表示で存在するとき、このカードを墓地から除外することで発動できる。

そのモンスター1体の攻撃力はエンドフェイズまで500ポイントアップする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「攻撃力3100!?」

「それだけじゃねえよ!俺は手札に存在する《ミラージュ・ハンド》の効果発動!このカードを手札から墓地へ送ることで、俺の場のハンドと名のつくモンスター1体はこのターン、ダイレクトアタックすることができる!!」

突然現れた霧の中に、《CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》が消えていく。

「何…!?一体どこへ!?」

「これで終わりだあ!!《ジャイアント・ハンド・レッド》でダイレクトアタック!!」

突然、2人の背後に《CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》が現れ、溶岩とカオスの力がこもった拳となって襲い掛かる。

「く…!!」

「罠発動!《次元幽閉》!!相手攻撃モンスターを除外する!!」

「甘えんだよ!!どんな手を使ってきても、《ジャアイアント・ハンド・レッド》はすべてを叩き潰す!!カード効果が場で発動した時、カオスオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、エンドフェイズまでこのカード以外のすべての場のカード効果を無効にする!!紅漠無惚!!」

カオスオーバーレイユニットを握りつぶすと、場に凄まじいカオスの力があふれ出す。

カオスを受けた《次元幽閉》と《白竜の忍者》、《忍法超変化の術》が力を失っていく。

「バ…バカな…!?」

「ここまでか…」

「消えちまえよ!!《ジャイアント・ハンド・レッド》!!!」

《CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》の拳が2人の場に振り下ろされる。

攻撃の衝撃で、2人は吹き飛び、3人がいたビルが崩壊した。

 

闇川&六十郎

ライフ2800→0

 

ミラージュ・ハンド

レベル4 攻撃200 守備200 効果 光属性 魔法使い族

自分フィールド上に「ハンド」と名のつくモンスター1体が表側攻撃表示で存在するとき、このカードを手札から墓地へ送ることで発動できる。

このターン、そのモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃することができる。

 

瓦礫の山の上に2人が倒れている。

あまりのダメージで、もはや立つ力すら残されていなかった。

「む…無念…」

「弟子の成長した姿を見届けることができんとは…。遊馬、侑斗、このふがいない師を許せ…」

2人もアンナ、ロビン、そしてゴーシュと同じように消滅する。

「はあ…はあ…やっと片づけたぜ。次は剣崎侑斗を…」

《CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》の力で消耗したギラグはふらふらと歩いてその場を立ち去って行った。

そして、2人のカードが1枚ずつ光り始め、どこかへ飛んで行った。




アニメでは六十郎と闇川の場に《カオス・ソルジャー》と《機甲忍者ブレード・ハート》が存在していましたが、変更しました。
それにしても、アニメ版でのオーバーハンドレッドカオスナンバーズは強すぎる気が…。
特に《CNo.101S・H・Dark・Knight》が…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。