大空と死の支配者   作:ばすけばすけ

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接触と動き始める人達

チェーロ達三人は宿屋に戻って居残り組と合流する。

そして七人で食事をするために、あの場所へと向かっていた。ハムスタはお店に入れなかったため、近くにある馬小屋で別途食事を用意してもらうことになった。

 

「ハムスケはざんねんだね。」

 

「いっしょにごはんを食べたかった。」

 

「クーデとウレイは優しいね。」

 

ハムスケが残ったことに対して落ち込んでいた二人の頭をアルシェは笑顔で撫でており、チェーロは姉妹仲良くいい光景だと感じていた。しかし、小さく"私の妹は天使私の妹は天使"と呟いていたのを近くにいたレイナには聞こえており溜息を吐かれていた。

 

「お姉ちゃん。王都ってすごいね!!あれがお城だよね!?近くで見てみたいなーー」

 

「ちょっとネム。落ち着いて!手を離しちゃダメだからね。王都だから貴族とかも多いはずよ。・・・お城は、中に入らなければ大丈夫・・・かな?」

 

ネムは王都に来てからそわそわとしており、お城が見えると指をさしながら目をキラキラとさせてエンリに近くに行きたいとねだっていた。エンリはネムの手をギュッと握ってはぐれないようにと周りに貴族はいないか注意を払ったいた。

 

「なら食事の後に散歩がてらみんなで見に行ってみようか?」

 

「大丈夫ですわ。」

 

「私もそれでいい。」

 

「「はーい!!」」

 

「やったーー!!」

 

「いいんですか!?」

 

「大丈夫だよ。お城の周りならいきなり絡んでくる奴らもいないだろうし。でも路地裏や人通りが少ない場所、馬車には注意することが条件かな。」

 

チェーロの発言に驚きを隠せないエンリだが、ネムが嬉しそうにしていることと、自身もお城を近くで見てみたかったためチェーロが出した条件で甘えることにした。

 

 

一行がお店に到着するが、ちょうど食事時ということもあり席がほとんど埋まっていた。

 

「さっき見たときに席を確保しとくべきだった。」

 

「そうですわね。ここまで繁盛するお店だとは予想外でした。」

 

「他のお店を探して「あの~」はい?」

 

「お話中申し訳ございません。あちらのデーブルのお客様が相席でも良かったらとご提案くださってまして。」

 

違うお店を探そうとしたチェーロ達だが、困った顔をした店員が声をかけてきた。その内容は一番奥に陣取っていた青の薔薇の面々が相席を提案してきたということだった。店員も突然の青の薔薇の行動に困惑を隠しきれていない。

 

どうしようか?と大人組が互いの目を見ていると、クゥーと可愛らしい音が聞こえてきた。音の方を向くとクーデリカとウレイリカがお腹を押さえながら恥ずかしそうにしており、それを見たアルシェはグハァと言いながら鼻を押さえて座り込みレイナに頭を叩かれていた。チェーロは二人の頭を撫でながら、お言葉に甘えさせていただきますと青の薔薇からの提案を受けることにした。

 

「レイナ痛い。なんで叩くの?」

 

「あなたがバカな行動をしているからですわ。二人が可愛いのは認めますが時と場所を考えなさい。」

 

「ハハハ ・・・お姉ちゃんはあんな行動しないでね?」

 

「大丈夫よネム。アルシェさんは妹さんが絡むと可笑しな行動をしますけどなにかあるんですか?」

 

「んー帝国にいた時にはこんな余裕がなかったみたいだから、その反動じゃないかな?俺も全部は知らないけど結構苦労したみたいだよ。」

 

「「おねえちゃん達はやく行こーーー」」

 

「それもこれもチェーロと出会ってから変わった。感謝してる。・・・ここが天国か。」

 

クーデリカとウレイリカに腕を組まれてはやくと言われながら進むアルシェを先頭に青の薔薇がいるテーブルに進むチェーロ達、青の薔薇の面々、特にラキュースはそのやり取りを笑顔で見ておりチェーロ達が近づくと

 

「いきなり相席の提案なんかしてごめんなさいね。不審がられても嫌だから軽く自己紹介をさせてもらいますね。私達は青の薔薇っていう冒険者で私はラキュース、こっちのごついのガガーラン、そっちのちっこい仮面がイビルアイで、そのイビルアイの左右に座っているのがティアとティナよ。よろしくね。」

 

「アダマンタイト級の青の薔薇の皆さんですよね?今回は相席のご提案ありがとうございます。私達はオリハルコン級冒険者で白百合といいます。私はチェーロ、こちらの片目が隠れているのがレイナ、杖を持っているのがアルシェ、アルシェの腕に抱きついてのがクーデリカとウレイリカ、そっちにいるのがエンリと、エンリに抱き着いてのがネムです。」

 

ラキュースが笑顔を崩さずにメンバーの紹介をし始めたため、チェーロも笑顔でメンバーの紹介をし始める。お互いに笑顔で握手をすると席に座り注文をお願いした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王城にて

「ガゼフよ。万全な状態ではなく申し訳ないが頼んだぞ。」

 

「は!!必ずや襲撃に遭っている村々を救ってみせます。」

 

一人の戦士が死地へと出発し

 

 

 

「クライム。申し訳ないのだけれど、急いでラキュースを呼んできてもらってもいいかしら?」

 

「かしこまりました。ラナー様。」

 

稀代の策士が黒い笑みを浮かべ

 

 

 

王都某所にて

 

「はぁはぁ このまま逃げ切れれば。」

 

 

「逃すな!!大事な商品だ!逃したら俺達がタダじゃ済まないぞ!」

 

 

王都の闇から逃げ出す女性の姿があった。




ラキュースと話す際のチェーロの一人称が私になっていますが、こちらは現実世界での癖と考えてください。
身内内では俺ですが、ボスになってからは仕事中や緊張感や警戒心を出すときには私と言っています。
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