「チェーロに一つ聞きたいことがある。」
「ずばりチェーロは男の子?女の子?」
「ちょっと二人とも、いきなり失礼でしょ!!」
食事を終えてお茶を飲んでいたチェーロ達にティアとティナが質問を投げかけてきた。どうやらずっと気になっていたようではあるが、食事の邪魔をするつもりはなかったらしく食べ終わるまで待ってくれてはいたようだ。
「ん?・・・・ん~~~どっちだろうね。秘密にしとこっかな。」
「つまり身体にきいて確かめろということと理解した。」
「今日は3P、チェーロの幸せ者め。」
チェーロは素直に答えても碌な事にはならないという超直感の警報に従いとびっきりの笑顔で答えをはぐらかした。
「それは許さない。」
「さすがに・・・許容できませんわね。」
「私もダメだと思います!」
「三人とも落ち着いて。。大丈夫だから。ね?」
「ティアとティナもそれくらいにしなさい。まったくもう・・・ごめんなさいね。でもいくつかききたいことがあるのは確かなの。よかったら同じ冒険者としての交流として一人につき一つずつ質問し合わない?」
「無理な質問には答えませんよ?」
チェーロの笑顔を正面から見たティアとティナは興奮して、鼻息荒く身を乗り出してチェーロに跳びかかろうとしていたが、アルシェが杖をレイナが槍をエンリが鞭を構えてそれを阻止せんと立ち上がっていた。チェーロはそんな三人に対して苦笑いを浮かべながらも大丈夫だと手で制し、ラキュースも二人を制しながら謝罪はしたが、自身も目をキラキラとさせて交流の為にもっとお話しましょうと提案をしてきた。
「「はい!!」」
「どうしたのクーデリカちゃん、ウレイリカちゃん?」
「「どうしたらガガーランさんみたいに、そんなに大きくなれますか?」」
「お!俺みたいになりたいのか?見る目があるじゃないか!!そうだなー。まずは筋トレと肉を沢山食べて、童貞を沢山食べる事だな。ガッハッハ!」
元気よく手を挙げたクーデリカとウレイリカはガガーランの足元に駆けていき、その巨体を見上げて質問を投げかけた。その問いに一同は唖然としていたが、ガガーランは嬉しそうに破顔して二人を持ち上げながらその質問に答える。その後、その場は混沌に支配された。
「ブッハァァーーーーーーッ」
「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアルシェさん!!大変です!アルシェさんが白目を剥いて痙攣してます!!」
「ッチ 汚い・・・・。マントと仮面が・・・・・」
「ちょっとガガーラン!!子供になんてことを教えるのよ!!」
「そうだそうだ。鬼ボスもっと言え。そしてまずはお姉さんと良い事をしてからと付け加えるべき。美幼女の初物は渡さない。なんなら全員と8Pでも私は可能。」
「羨ましい。・・・チェーロはショタだよね?ね?」
「お姉ちゃん。童貞ってなに?」
「ネムはまだ知らなくてもいいことですわ。クーデリカとウレイリカもさっきのことは忘れなさい。特にそこの忍者からは離れましょうか。」
「ティア!!ティナも余計に混乱するから今は我慢して!!」
そのやり取りを見ていたアルシェは成長した姿を想像したのか飲みかけていた水を盛大に吹き出してひっくり返り。
目の前に座っていたイビルアイに噴出された水が盛大にかかり、ワナワナと震え。
横に座っていたエンリはアルシェを心配し介抱しだす。
ラキュースがガガーランに注意をするが、それにティアが便乗しガガーランからクーデリカとウレイリカを回収しようと動き出すが、それよりも速くレイナが二人とネムを回収しティアから見えないよう背中に隠す。
ティナがドサクサに紛れてチェーロに抱き着こうとするが、ラキュースに猫のように首根っこを掴まれていた。
「イビルアイさん大丈夫ですか?アルシェがすいません。」
「いや、気にするな。あれは・・・こっちの発言も悪い。」
「よければマントと仮面を綺麗に洗濯しますけど。」
チェーロはその混沌の中、イビルアイの傍まで移動し、ハンカチを差し出しながら頭を下げる。イビルアイもわざとではないとわかっているため謝罪とハンカチを受け取り濡れている部分を拭きだした。
チェーロは笑顔を絶やさずにマントと仮面を預かりますと口にするが、その発言をきいた他の青の薔薇のメンバー全員の視線がチェーロに突き刺さった。
連載まではいかないけど思いついた小話
・刀使ノ巫女とのクロスオーバー
※場面場面
「ふんふふっふ~ん♪」
燕結芽はある人物を探しながら広い屋敷を歩き回っていた。
「どこかなどこかな~~♪今日は外出予定は無いって言ってたし、屋敷にはいるはずなんだよね~~。あっ!!」
色々な部屋の扉を開けては閉め開けては閉めを繰り返していた結芽だが、目的の人物が外で談笑している姿を見つけた。
「よっと!!」
窓を開くと縁に足をかけて勢いよく目的の人物の真上まで跳躍した。愛刀を抜刀し重力に逆らわずに振り落すが、
「あぁ~~~~また防がれた!!ツナおにーさん。そのマント禁止!!」
「おはよう結芽。このマントも俺の武器の一つだから、それに今回は避けてたりしたらユニが危なかったからね。」
「おはようございます。結芽ちゃん。体調はもう良いのですか?」
「あ!ユニおねーさんに白い人だ!うん。もう大丈夫だよ。いまはリハビリにツナおにーさんに遊んでもらっているの!」
「そっちのγくんは怒り沸騰みたいだよ。」
「おいボンゴレ!!姫に傷ができていたらどうするつもりだったんだ!!」
「ちょっとγ落ち着いて。だからテーブル全体を覆えるようにマントを出したんだから。結芽逃げるよ!」
「うわっ!!逃げろ~~~。γのおじちゃんが怒った~アハハ。」
ツナが一世のマントで結芽の攻撃を防いだ。いつもなら結芽が満足するまでガントレットで弾くか受け止めるかするのだが、大空組でお茶会をしている最中だったようでユニに配慮した形をとっていた。
ユニは元気になった結芽を見て嬉しそうに笑い。白蘭も名前を呼んでくれないことに肩を落とすが、ニコニコと笑ってはいた。しかしユニの護衛としていたγは許せないらしくツナと結芽に向かって怒鳴りはじめる。
ツナは結芽の手を取って逃げるよと言い、結芽も嬉しそうにγとの鬼ゴッコを開始した。
~~~~~~~~~~~
「おもしろうそ~~~う♪私もまぜて~~~♪アハハハハハハハハハ♪」
「来たの?いいよ。今日も噛み殺してあげる。」
「どきなさい燕結芽。あの鳥はぼくの獲物ですよ。」
「骸おにーさんも恭弥おにーさんも二人だけでずるいよ~。私とも遊んでよね!!!」
~~~~~~~~~~
「ヴォオオオオオオオオオオオオィイイイイイイイイイイイイ 遊びに来てやったぞーー。」
「あ!!サメの人だ!ちょっと遊んでくる~~」
~~~~~~~~~~~~~
「結芽ちゃんちょっと来て・・・・はい アーン」
「お菓子!!ハムッ」
「結芽ちゃんベリーキュートです。」
「ちょっとツンツンしないでよ~~」
「こっちにあるケーキも美味しいよ。」
「食べる!!!・・・・・撫でるな~~~~。」
~~~~~~~~~~~~~
結芽には幸せになってほしいという願望を募らせて救済するなら、やっぱり山本の時の白蘭かな~という想像を。
でも余計な男性キャラを出して恋愛描写なんていれたくないですし、もしも書くならツナ女体化の他のキャラは必要以上に絡まないようにかなーー。
とりあずは他のを完結まで書いてからのお話ですかね。