「《グラスプ・ハート/心臓掌握》」
「「フンッ!」」
モモンガは《ゲート/転移門》を使用して現地へと到着すると、すぐさま得意な魔法を使用する。アルベドとセバスも有無を言わさずに周りにいた騎士達の頭を吹き飛ばしていた。
「うむ。二人は・・・・気絶しているか。ちょうどいい。セバスよ。この二人のことを頼んだ。私とアルベドはこれから残りを対処しに行く。中位アンデット創造《死の騎士》。死の騎士よ!!武装した騎士達を皆殺しにしろ!(えーーー盾が守るべきもの置いて行くなよ・・・。)。着いて来いアルベド。」
「はい。モモンガ様!」
「お待ちください。無礼を承知で提案いたします。アンデットというのは隠した方がよろしいかと。」
「無礼よセバス!愛しい御方の姿を隠せというの?アンデットだからなに?歯向かうならこの二人以外は皆殺しにすればいいのよ。」
「うむ。アルベドの言うこともわかるが、今回はチェーロさんのことを確認したいからな。(皆殺しってアルベド、助けに来た意味がないじゃないか。まだこの二人だけとは限らないんだぞ。)」
モモンガはセバスからの提案を受けてむき出しになっていた骨の部分を隠し、何のイベントだったか、クリスマスだったか、バレンタインだったかで配布された嫉妬マスクを顔につける。そしてゆっくりと騒ぎ声がする方向へと飛び立っていった。
残されたセバスはポーションを取り出して気を失っている二人へと振りかける。
「ふぅ これで一安心でしょう。」
傷が回復するのを見届けたセバスは安心するように息を吐き、近づいてくるものがいないか周囲を警戒する。広場からの叫び声が止むと
「う・・・・」
「気が付きましたか?」
「あなたは・・・・・・・・・ハ!おい!大丈夫か!しっかりしろ!」
「・・・あ・・よかった。生きてるのね。」
「ちょうどお二人が襲われている時に、我が主が通りかかり賊を撃退、そして治癒のポーションにてお二人を治療させていただきました。いまは残りの賊の討伐をしている最中になりますので、安全が確認されるまでは安静にしていてください。」
「「ありがとうございます。」」
「デス・ナイト。そこまでだ。」
モモンガは広場にて騎士を虐殺していたデスナイトを見て脅威になる存在はいないと確認すると、デスナイトの動きを停止させた。
「投降すれば命は保障しよう。まだ戦いたいと――」
生き残った四人の騎士達は即座に剣を投げ出して黙って跪き、頭をたれる。その光景を見たアルベドは機嫌良く鼻を鳴らした。
「諸君には生きて帰ってもらう。そして諸君の上――飼い主に伝えろ、二度とこの村を襲うことは許さんとな。行け!」
顎でしゃくると騎士達は一斉に走り出す。一秒でもこんな場所から離れたい、そんな必死さが透けて見えた。
まとめられていた村民に話しかけると村長らしい人間にお礼を言われて、対価に情報を収集したモモンガはセバスからのメッセージで夫婦が目を覚まして家まで戻ったという報告を受け取り、夫婦の家まで向かう。
夫婦の家に入ると助けたことについてのお礼を言われて、名を尋ねられるが、
「我が名は(チェーロさん以外のプレイヤーもいることを考えると攻略サイトに対策が載っていたモモンガは危険だな。チェーロさんの弱点は純粋なプレイヤーの操作スキルだから問題ないんだろうけど。)・・・我こそがナザリック大地下墳墓が主、アインズ・ウール・ゴウンだ。」
7月に入って色んな企業が動き出したせいか予想よりも忙しく。
各一話更新するのがやっとかと思います。