大空と死の支配者   作:ばすけばすけ

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エ・ランテルへ

エモット家でチェーロの情報を得ていたアインズは、騎士団が来たという報告を受けて村の広場で待ち構えていた。

 

 

「私はリ・エスティーゼ王国、王国戦士長ガゼフ・ストロノーフ。この近隣を荒らし回っている帝国の騎士たちを討伐するため、王のご命令を受け、村々を回っている者である。」

 

「王国戦士長…!?」

 

王国戦士長の話を聞き、村長が驚きの声をあげる。王国戦士長は身なりから彼を村長と判断した様子で、彼に話し掛ける。

 

「この村の村長だな?帝国の騎士達がこの村を襲ったはずだが、横にいる人達は一体誰なんだ?教えてもらいたい。」

 

「この方は・・・」

 

「それには及びません。初めまして王国戦士長殿、私はアインズ・ウール・ゴウン、この村が襲われておりましたので、助けに来たマジックキャスターで、こちらの剣士と執事は私の護衛のアルベドとセバスです。」

 

「何…!?そうか…」

 

王国戦士長は慌てた様子で馬から降りて頭を下げる。

 

「この村を救っていただき、感謝の言葉もない。」

 

王国戦士長が礼を述べた後、王国軍騎士の一人が王国戦士長に近づいく。

 

「周囲には人影はありません。」

 

「わかった。ゴウン殿!すまないが貴殿が対処した際の情報を教えてはくれないだろうか。」

 

「えぇ構いませんよ。」

 

アインズは村長に説明したのと同じように旅の途中に村が襲われており助けに入ったことを戦士長にも説明した。戦士長からはお礼をしたいので王都まで同行を頼まれたが、アインズはそれを断る。

 

「アインズ殿、私達はエ・ランテルにて一泊し補給をしてから王都へと戻るつもりです。王都に来ることがありましたら声をかけてください。またお会いできるのを楽しみにしております。行くぞ!!」

 

 

 

 

 

 

アインズ達がカルネ村で騎士達の相手をしている頃

 

「それは本当かーー!!!!!」

 

「はい!本国に残してきた家族からの伝書鳩でも確認することができました。」

 

「リ・エスティーゼで大天使様が降臨されただとお!!光の主神が召喚した可能性があるということかあーーーーー!!こうしてはおれん!!いまからリ・エスティーゼに向かうぞ!我らの主神をお迎えにあがる!!」

 

「しかし!ガゼフ・ストロノーフの件は・・・それに食糧も残り少なくなっております。」

 

「そんなことは捨て置け!我ら陽光聖典が光の主神をお迎えに上がらずどうする!きっといま王国にいるのはこの時のためだったのだ!エ・ランテルにて急ぎ食糧の補給を行い最短距離にて王都まで突き進むぞ!」

 

「「「「「はい!隊長!」」」」」

 

ガゼフ・ストロノーフの抹殺を命じられていた陽光聖典は迅速な動きてその場を離れてエ・ランテルへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

「ウヒャハハハハハハハハハハ 明日だ!明日 死の螺旋を行う!召喚したデス・ナイトは7体、スケリトル・ドラゴンは14体、それに無数のスケルトンとゾンビ!準備は整ったぞ!」

 

「はい。デス・ナイトに盗賊を襲わせてスクワイア・ゾンビも一定数確保しております。白百合も王都にて目撃されておりますので問題はないかと。」

 

「そうか!いまこそ我らの悲願を達成するのだ!クレマンティーヌよ!お主には世話になったな。この混乱に乗じて行くのであろう?」

 

「あら~~~もしかして寂しくなっちゃったの~?でもゴメンね~~。がじっちゃんがも~~~~う少し若ければね~~~。」カジっちゃん

 

「ぬかしおる!」

 

 

 

 

 

 

『死を撒く剣団』のアジトに一体のモンスターが襲撃を仕掛けてきていた

 

「うわあああああああああああああああああああああああああああ!」

 

「ブレインさんどうしたんですか?」

 

ブレインと呼ばれた男は叫びながら全速力で部屋の奥まで進んでいった。呆気にとられた残された男達が最後に見たものは黒い塊であった。

 

 

 

「はぁ はぁ はぁ なんだったんだ。あれは・・・・・逃げ・・きれたんだよな・・・・。ふぅーーーー。俺はいままでなにを・・・・こんなんじゃストロノーフになんざ・・・・・いやあれは人間が太刀打ちできる相手じゃない。逃げて正解なんだ。あいつだって逃げていたはずだ。・・・・きっとそうだ。ここから一番近い街は・・・・エ・ランテルか。とりあえずそこまで行って食糧の調達でもするか。」

 

抜け道から急いで飛び出してそのまま駆けていた男は草原に辿り着くと倒れこみながら自分に言い聞かせるようにブツブツと喋りだすが、満足したのか街へと向かっていった。

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