作者にオリジナルアイテムを考える力がありませんでした。
「レイナさん、アルシェ。装備に関してなんだけど、これを使ってみる気はない?」
ある村での休憩中、チェーロは無限の背負い袋から装備品を取り出して二人の前に並べ始める。チェーロが取り出したのは、聖遺物級のアイテムでそれがどんどん並べられていく光景を二人は思わず息を呑んで見つめていることしかできなかった。
「レイナさんにはこっち。アルシェはこっちね。どうしたの?やっぱり使い慣れたものの方がいい?」
全て並び終えると二人に説明し始めるが、まったく反応のない二人にやっぱりこんなのいらないよねとしまおうと手を伸ばす。
「ちょっと待って!驚いていただけ・・・これは伝説級のアイテムだと思うのだけど。」
「そうですわね。私が装備していた四騎士用の物よりもはるかに貴重なものだと思いますわ。」
「え?こんなの古いだけの骨董品だよ?いまの二人の装備と比べたらいいものになるけど。これから先は命の危険にさらされるかもしれないし、使ってくれたら嬉しいかな。」
レイナには【らせつの魔槍】【しんぴのよろい】【炎のイヤリング】【破邪のネックレス】【ほしふるうでわ】【リング・オブ・サステナンス】 、アルシェには【せんこうの杖】【セラフィムのローブ】【雷のイヤリング】【にじのしずく】【ようせいのうでわ】【リング・オブ・サステナンス】【ユグドラシルの魔法教本】、クーデリカとウレイリカには【星のオーラ】と【みがわり玉】を持たせることにしアイテムの説明をする。
「蘇生魔法もあるけれど・・・ここにいる四人には死んでほしくないからね。この装備なら長く一緒にいられるでしょ。」
「これは・・・力が湧きあがってきますわね。呪いに耐性がつくアイテムもありがとうございます。どうしましょう。いまのは口説いてます?可愛いお顔をしてますけど、やはり男性なのですね。私からは身体を差し出せばよろしいのでしょうか?」
「すごい・・・魔力が増えてる。この本は・・・読めない部分が多いけどなんとなくわかる。第四位階以上も夢じゃないかも。レイナ、チェーロの夜の相手は私が先に予約してある。」
「ではアルシェさんの次に予約しておきますね。」
「違うから!!アルシェも予約とか言わないで!二人は魅力的な女性なんだからそんなこと簡単に言わないの!」
同じ部屋にはクーデリカとウレイリカも居て眠っていることもあり、アルシェとレイナはチェーロにお礼を言って床につくことにした。
翌日、装備品の影響もあり襲撃してくるモンスターを危なげなく倒していく三人。
「お姉ちゃんあっちはなあに?」
「あれはトブの大森林。奥深くは人類未踏の地。」
「だいしんりん?はいっちゃダメなの?」
「ダメ。危険なモンスターが多い。」
「森の賢王という魔獣がいるという情報は入ってきていますわ。姿などは不明ですね。」
「主みたいな魔獣ならこんな街道沿いには来ないと思うけど。!!なにか・・・来る?」
レイナが馬車を操縦し、その横にアルシェ、アルシェの膝の上にはクーデリカとウレイリカが座りながら景色を楽しんでいた。するとチェーロが異変を察知して馬車から顔を出して森を凝視すると、アルシェとレイナも戦闘の準備を開始する。暫くするとゴブリン7体にオーガ3体が森の中から飛び出し来た。
「私がフライで先行してファイアーボールを放つ。」
「ならオーガは私が行きますね。」
モンスターを確認したアルシェはフライを唱えて浮かび上がり、レイナが馬車から飛び降りる。そのままモンスターに突撃しようとしていた二人をチェーロは声を出して静止させる。
「待つんだ二人とも。まだ・・・あのモンスター達は何かから逃げているんだと思う。」
「確かにこちらを見ていませんわね。」
「オーガが逃げ出す相手?」
モンスターの行動を観察した二人はモンスターの進んでいる方向が違うことに気が付く。しかしオーガが逃げ出すモンスターがこの後森から出てくる可能性を考えていつでも攻撃か逃げれるように準備をする。
すると森がざわめきだし、突風が吹いて砂埃が巻き上がるとゴブリン7体が宙を舞っていた。
「グギャギャッ!!」
ゴブリンの末路を見たオーガが逃げるスピードを上げるが、下半身だけが歩き上半身はその場に崩れ落ちた。下半身も数歩離れたところで力尽きて倒れる。
その光景を見ていたチェーロ達は息を潜めて砂埃が晴れるのを待っていた。
「いま何をしたのか見えなかった。」
「アルシェさんはクーデリカとウレイリカをお願いします。」
「二人とも大丈夫だから。」
「うん。レイナおねえちゃんありがとう。」
「チェーロおにいちゃんもありがとう。」
「クーデリカ、ウレイリカ少し我慢してて。」
「レイナさん。俺が壁役をやるから様子を見てアルシェ達と逃げて。」
レイナがクーデリカを、チェーロがウレイリカを抱え込んで先ほどの光景を見せないようにしていた。しかし前衛である二人は後衛のアルシェより先にモンスターと対峙する可能性があるため二人をアルシェに託す。アルシェは二人を受け取ると馬車の中に飛び込んで毛布を被せてそのまま抱き込んだ。
暫くすると砂煙が晴れて、モンスターの姿が露わになる。
「ゔっ・・・・チェーロ!!さすがにあれは無理、いますぐ逃げよう。」
「そうですわね。私が殿を務めますので、逃げてください。恩人より長く生きるつもりはありませんわ。」
「落ち着いて二人とも。大丈夫俺を信じて。」
蛇のような鱗に覆われた異常に長い尻尾、白銀の体毛に包まれた体には、奇怪な文字にも似た模様が浮かび上がっている。体は大きく、馬ほどの大きさはあるだろう。しかし体高は低く、横に広い。そんな魔獣の目がチェーロ達を見据えていた。その姿を見たアルシェは胃から食べたものが逆流しそうになるが、なんとか飲み込み涙目で叫ぶ、レイナも覚悟を決めた表情で馬車と魔獣の間で武器を構えた。
その魔獣はゆっくりとチェーロ達に向かって歩いてくる。それにあわせてチェーロも二人の制止を無視して前に進む。
お互いの声が届く位置まで近づくと
「お主からなにやらいい匂いがするでござるな。しかし、食べたいという欲求ではなく親しみを感じるてござるよ。」
「なら仲良くなれるかもね。誰かと森で住んでるの?良かったら一緒に旅をしない?」
「う・・・む。生まれた時から森に一人で生きてきたのでござる。それがしも森の賢王と呼ばれている故、戦いもせずに仲間になるのはお断りするでござる!それがしに勝てたらいいでござるよ!」
チェーロは魔獣の言葉に意思の疎通ができるんだとニコニコと笑い仲間にならないかと勧誘する。魔獣は一瞬戸惑う仕草をするが、プライドからか戦いに勝ったら仲間になると返答した。
チェーロはそんな森の賢王をみながら、あの毛皮はナッツみたいにモフモフしてるのかな?ナッツのかわりになる癒し担当を探してたからちょうどいいかも。と考えていた。
下記、アイテムの設定です(登場するゲームとは若干違います)
・らせつの魔槍
攻撃力上昇、敵のガードを無効(自身よりレベルが10以上の上位者には効果なし)
・しんぴのよろい
体力自動回復
・炎のイヤリング
炎属性ダメージ軽減10%
・破邪のネックレス
呪いを無効化
・ほしふるうでわ
素早さを2倍にする
・せんこうの杖
攻撃力上昇、魔力自動回復
・セラフィムのローブ
全属性ダメージ軽減18% 、即死攻撃無効化
・雷のイヤリング
雷属性ダメージ軽減10%
・にじのしずく
MP消費しない率25%
・ようせいのうでわ
守備力+10、最大MP+40
・ユグドラシルの魔法教本
第一〜第六位階級の魔法についてのガイダンス本
・星のオーラ
魔法攻撃無効化
・みがわり玉
一定の攻撃を持ち主のかわりに受ける。規定値がきたら割れてしまう。