プリキュアオールスターズ 闇からの挑戦状 作:風紀@ボカロ厨
「・・・スマイル、プリキュア」
「その名の通り、【笑顔】のプリキュア。バッドエンド王国からメルヘンランドを救うために派遣されたキャンディ、現、ロイヤルクイーンによって変身した。」
「構成人数は5人。追加戦士はなし。」
「星空みゆき、またの名をキュアハッピー。星空博司、星空育代の娘。チアリーディング部だが、部活に行っているという報告はない。笑顔のプリキュア、ではあるもののバッドエンド王国のジョーカーの前では笑顔とは真逆の絶望的な表情を浮かべていた。」
「日野あかね。またの名をキュアサニー。日野大吾と日野正子の娘。日野げんきという弟がいる。店はお好み焼き屋を経営している模様。部活はバレー部。太陽のプリキュア、と名乗っているものの運動神経抜群という点が緑川なおと被っており、太陽のような壮大さは感じられない。」
「黄瀬やよい。またの名をキュアピース。父、黄瀬勇一は故人。母、黄瀬千春と二人暮し。平和のプリキュアではあるが、泣いてばかりで自ら解決しようとはしない。嘘をついたり、嫌がる友人を無理やりお化け屋敷に連れ込もうとしたり、平和や和平をもたらすプリキュアにあるまじき行動。」
「緑川なお。またの名をキュアマーチ。緑川源次、緑川とも子の娘。6人姉弟。勇気のプリキュアだが、お化けや虫嫌いなど苦めなものが多い。運動能力は高いものの周りに合わせた行動をとるので、驚異的という程ではない。」
「青木れいか。またの名をキュアビューティ。画家の父を持つ。美のプリキュア。その名に違わぬ強さと美しさを兼ね備えたプリキュア。しかし、留学を取りやめたりするなどややほかのプリキュアたちに依存気味。また、バッドエンド王国のジョーカーに返信を解かれたこともあり精神的に圧力をかければ攻略可。」
「総評 プリキュアとしてはあまり強くはない。精神的な揺さぶりをかければ攻略可能。」
「うわぁーっ!!」
家の中に入ったみゆきは歓声をあげた。家の中はれいかの家にも劣らぬほど広く、綺麗でさっぱりとしていた。目を輝かせているのはみゆきだけではなく、あかね、やよい、なおもあたりを見回し、感嘆の声を上げている。
「すっごく、綺麗だね!!」
「ホンマやなー!!」
「あはは。ありがとう。さぁ、こっちの部屋に入って」
階段を上がり、案内された部屋の一面には
「うわぁ!!本がいっぱい!!」
見渡す限り、本、本、本。
「見てわかるとおり、この部屋は書斎なんだ。この部屋で話そう。」
図書館のように本棚がたくさん並んでおり、その部屋の中心には木の円卓があった。6人は椅子に腰掛けると向き合った。
「なぜ、わたしたちがプリキュアってことをしってたんだい?」
口火を切ったのはなおだった。その言葉にほかの5人も賛同するかのようにコクコクと頷いた。
「僕は、こっちの世界では羽素斗 永久って名乗ってるけど本当は夢喰いバクっていう別の世界の住人なんだ。」
【夢喰いバク】という単語に首を傾げるみゆきたち。
「夢喰いバクってなにクル?」
首をかしげたキャンディ。すると、永久は少し困ったように笑うと指を鳴らした。
その途端、テーブルの上に、クッキーが乗ったお皿と紅茶が入ったカップが6つ現れた。
「すごいクルーっ!!永久は魔法を使えるクル?」
現れたクッキーに早速かじりついた。しかし、永久はなぜか悲しげである。
「魔法は、使えない。僕は、悪夢を良い夢にするだけなんだ。」
その言葉にキョトンとする6人。
「では、なぜ今、魔法のようにクッキーと紅茶を出せたのですか?」
れいかが尋ねると永久はしばらく無言になり考え込んだ。
「夢と、現実が混同されてしまっているんだ。この世界は、今日を、繰り返してるんだよ。だから、僕は自分の能力を使える」
「夢と現実が混同?」
「今日を繰り返してる?」
やよいとあかねがさらに首をかしげた。
「君たちが眠っている時に見る夢は、他の世界にワープした実体験なんだ。その世界と、この現実世界がまざってるんだ。そして、その夢の世界と混ざってしまった影響で、今日が繰り返されてる・・・ってこと」
「でも、なぜそんなことに・・・?」
れいかが尋ねると、永久はため息を吐いて陰鬱に言った。
「どこかの世界で時間をいじってしまった・・・からかな?」
僕もよくわからないんだ。と言うように首をかしげて困ったように笑った。
「それで、君たちプリキュアに手助けして欲しくて」
「うん!手伝うよ!!永久くん!私たちに任せて!!」
みゆきが元気に言うと永久はありがとう、とみゆきに笑いかけた。
「私たちはどうすればいいの?」
なおが問いかけると、永久は本棚の中から一冊の本を取り出した。
「この本の中に入って、世界が混ざってしまった原因を探す。」
「わかったクルー!!」
「よしっ!みんな、行こう!!」
みゆきの掛け声とともに7人は本の中に吸い込まれて言った。