脳内卓で逝くクトゥルフ神話TRPG   作:河影 御月

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異形の紋様:導入3

201×年8月1日、16:00

 

騒がしい事務所のなか、黒いボサボサの頭を掻きながらパソコンに向き合う人物がいた。

 

彼は八雲切嗣。

 

ごく普通の警察官である。

 

彼が黙々と目の前の仕事をこなしていると、彼の上司が心底嫌そうな顔をして声をかけてくる。

 

「八雲、お前に指令だ。とあるショッピングモール会社社長、『剣菱勝』氏にテロ予告ともとれる脅迫状が届いたそうだ。お前は明日現場に向かい、怪しい人物を取り押さえたりして何らかの事件が発生する前にくい止めろ、とのことだ。ちなみにこれは極秘指令だ、他言はするなよ?」

 

「........拒否権は?」

 

「うちの上層部が君を直々に指名したんだ。あるわけがないだろう?」

 

そう言うと上司は君に背中を向けて来た方向へと戻っていく。

 

 

....さて、〈探求者組〉である君は3回だけ探索行動をとることができる。

 

何をする?

 

PL3「KP、上司を呼び止めて脅迫状の詳細を聞きたいのだが。」

 

そうだねぇ、今上司は元々いた場所へ戻ろうとしてるから........言いくるめか説得を振って成功すれば呼び止められるよ。

 

PL3「了解した。」

 

 

 

 説得(60)→27 成功!

 

 

 

では、あなたは上司を呼び止めることに成功する。

 

そして用件を話すとしぶしぶ脅迫状のコピーを渡してきた後、君に背中を向けてそそくさと戻っていくぞ。

 

PL3「気になったんだが、私のキャラ上司に嫌われてないか?」

 

一応こっちの考えでは、八雲切嗣は成績こそ優秀だが無口であることと必要最低限のやり取りしかしないからいろんなところで誤解されてる、って感じだね。

 

まあそれは置いといて脅迫状の詳細だ。

 

脅迫状は白い紙の上に新聞紙の文字を切り抜きいたものを張り付けて作られている。内容はこんな感じ。

 

『ソノ場所 ヲ 汚スナ 今スグ ニ 壊セ 災イ ヲモタラス 前ニ 壊セ 偉大ナル 神 ハ 全テ ヲ 見テ イル 全テ ヲ 元ニ 戻セ サモナクバ 神 ノ 怒リ ニ 触レル ダロウ』

 

PL3「........偉大なる神、ね。ということは祠とかでもあったのか?KP、そのショッピングモールができた場所に何があったか知りたいんだが。」

 

コンピューターか図書館だけど....両方とも初期値だよね?

 

PL3「そうだな、だから警察の特権を使う。」

 

つまり?

 

PL3「ズバリ、仲間を頼る!KP、近くにパソコンに強い人物がいるか幸運で振らせてくれ。」

 

うーん、なら幸運で成功したら技能+20で。

 

PL3「もう少しあげられないか?」

 

じゃあ幸運-10で技能+25.....

 

PL3「もう一声!」

 

........じゃあ幸運-10で技能+30。

 

PL3「OKだ。ありがとうKP!」

 

技能を高くしても幸運で失敗したら意味ないんだが........

 

 

 

 幸運(50-10)→88 失敗!

 

 

 

PL3「あっ」

 

じゃあコンピューターに強い人は近くにいなかったね。初期値でどうぞ。

 

 

 

 図書館(25)→64 失敗!

 

 

 

PL3「駄目か」

 

動けるのはあと一回だけどどうする?

 

PL3「もう一度、チャンスをくれるか?」

 

別にいいけど、条件は同じだよ。

 

PL3「分かってる。」

 

 

 

 幸運(50-10)→96 ファンブル‼️

 

 

 

.............えっ?ここで?....ならこうするか。

 

 

切嗣はコンピューターに強そうに見える(・・・)人を見つけて声をかけた。

 

 

 

 

 

同僚NPC(立ち絵:三蔵ちゃん)「うん?困ってるの?なら手伝うわ!困ったらお互い様だもん!」

 

そう言うと彼女は自信満々にパソコンを操作し始める。

 

 

 

「うんうん、任せてちょうだい!確かここをこうして........あれ?ええと?あれぇ?」

 

 

十数分後....

 

 

「あ、あれ?画面が動かなくなっちゃった?こういうときは、ええっと?どうすればいいんだっけ?」

 

 

さらに十数分後....

 

 

「五行山・釈迦如来掌‼️‼️(パソコンに全力で高速連続張り手)」

 

 

 

 

その結果、切嗣のパソコン画面が冒涜的な青に染まったな。

 

 

 

 

PL3「それってブルースクリーンと言うのでは?」

 

そうとも言う。

 

「ぎゃぁてぇ....ごめんなさい........」

 

そう言って三蔵ちゃ....手伝ってくれた同僚はトボトボと上司に報告しに行ったな。

 

PL3「........結局手に入った情報は脅迫状の内容だけか。」

 

そうだねぇ、では時間を1日とばして潜入当日、

あなたはショッピングモールに向かいますが【何を持っていきますか?】

 

PL3「そうだな....KP、ある程度物騒な物を持ち込めるんだよな?」

 

ものによるけどね。

 

PL3「なら持ち物は財布、携帯電話、警察手帳、メモ帳、シャープペン数本、消しゴム、拳銃、ナイフ、スタンガン、煙草、ライターで、防刃もしくは防弾チョッキを服の下に着込む。これでどうだ?」

 

別にいいよ。

銃の性能は、ダメージ1D10、射程15メートル、三回攻撃可能、装弾数6、耐久10、故障ナンバーは00。

 

ナイフは、ダメージ1D4+2+db、耐久は15。

 

防弾チョッキはめんどいから全攻撃に対して一点分の装甲ってことで。

 

警察手帳は一部を除く人々に対して言いくるめ、説得、信用の技能値を+20%にしよう。

 

PL3「なんか色々とすごいが大丈夫か?」

 

問題ないでしょ。大丈夫大丈夫、タイタニック号に乗った気分で探索すればいいと思うよ?

 

PL3「不安しかない...」

 

そうして準備を整えた彼は、指令に対してなんとも言えない違和感を覚えつつも目的地であるショッピングモールへと向かうのであった。

 

 

 

次回はPL4の導入だ。

 

導入はサクサク終わらせたいけど、ネタが入ると一気に長くなるな........

 

まあ、ダイスの神様が悪いってことで。

 

 

to be continued...

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