スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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物語が大きく動き出す回です。

初めてプレイした時はまさかと思いました笑

それではどうぞ!


第56話 俺/私の大切な場所

ー新垣 零だ。

 

目を覚ますと俺は見慣れた場所にいた。

 

零「...こ、此処は...俺の、世界...?」

 

特異点に呑まれて、俺は...元の世界に戻ってきたのか...?

 

零「そうだ!エクスクロスのみんなは...⁉︎」

 

周りを見渡すが、エクスクロスのメンバーは誰もいなかった...。

 

それに周りの人が俺をジロジロと見ている。

 

...おそらく、今の服装のせいだろう。大方、コスプレをしている男と思われているだろうな...。

 

零「それにしても...どうして、俺の世界に繋がったんだ...?いや、そんな事よりも今はエクスクロスのみんなを探さないと!...っ...!」

 

な、何だ...?また、記憶が...いや、違う...。これは...!

 

葵 伊織...樹咲 明日菜...鮎川 芽流...結城 花音...そして、天野、亜真里...⁉︎

 

そうだ...思い出した...!ずっと感じていた違和感...。アイオライトやアスナ、メルやカノン・サファイアの事...そして、アマリの事も...!

 

あいつ等とは何処かで会った様な感じがした...。いや、会っていたなんてものじゃねえ...。

 

特にアスナは俺の...俺の...!

 

零「とにかく、みんなを探さないと!」

 

俺はみんなを探すために走り出した...。

 

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

私は目を覚ますと街中にいました。

 

アマリ「!...ここ...何処です...?アル・ワースではないようですけど...」

 

私達...確か、ゾギリアのゴーゴンを破壊して...。あそこで発生した特異点に呑み込まれて転移したんですか...。

 

すると、市民の方々が私に声をかけてきました。

 

市民「お姉さん、コスプレ?」

 

アマリ「ええと...そうじゃなくて...。これはね...旅装束って言って旅をする人の格好なのよ」

 

市民2「変わったファッションね...。写真に撮って、SNSにアップしていい?顔は写さないから」

 

アマリ「SNS...。ソーシャル・ネットワーキング・サービス...」

 

インターネットを使った個人間のコミュニケーションの場...。どうして私...そんな事を知っているの...?

 

市民2「どうしたの?顔色、悪いわよ...」

 

アマリ「すいません...。ここは...ううん、今は西暦何年ですか?」

 

市民3「え...20XX年だけど...」

 

アマリ「20XX年...⁉︎」

 

じゃ、じゃあここは...零君の...平穏の世界なの...?

 

で、でも何なの...この違和感は...!

 

市民3「お、おい...大丈夫か?そんなに驚いて...」

 

アマリ「すいません...。失礼します...」

 

私は市民の方々に頭を下げ、その場を歩き去りました...。

 

市民「何なんだ、あれ...?」

 

市民2「変な子...」

 

あたりの風景を見て、わかった...。まだ頭ははっきりしないけど、感覚は覚えている...。この公園...よく散歩に来てた...。あのランニングコース...クラスの子が、よく走ってた...。

 

零「アマリ...!」

 

目の前に零君が走って来ました...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

やっと、アマリを見つけれた...!

 

零「アマリ...!」

 

アマリ「零君!零君なの...⁉︎」

 

零「ああ...」

 

どうやら、無事なようだな...。

 

零「アマリ、他のみんなは...⁉︎」

 

アマリ「わからない...。私も目を覚ました時は私しかいなかったわ」

 

零「そう、か...」

 

アマリ「それよりも零君...。私は...」

 

零「...言わなくていい...。俺も...思い出したからよ。天野 亜真里さん」

 

アマリ「うん、新垣 零君...」

 

零「漸く、本当のお前と出会えたってわけか」

 

アマリ「ふふっ!何だかおかしな感じね」

 

零「そうだな」

 

俺とアマリは笑いあった。

 

零「アマリ...実は俺は...」

 

弘樹「久しぶりだな、この公園に来るのは...」

 

零「弘樹...!」

 

弘樹「よう、零...。それと...天野も久しぶりだな」

 

アマリ「氷室、君...!」

 

零「まさか、お前も記憶が...⁉︎」

 

弘樹「ああ。全部、思い出せたぜ...。そんな事、どうでもいいがな」

 

どうでもいい、だと...?

 

弘樹「零、ゼフィルスを呼べ」

 

零「何...⁉︎」

 

弘樹「オニキスの首領からお前を捕まえてこいと命じられたんだよ。丁度、お前とは決着をつけたかったし、俺達のよく知る此処でケリつける方がいいだろ」

 

零「何故だ...⁉︎お前は何故、オニキスに手を貸すんだ⁉︎」

 

弘樹「その理由を知りたきゃ、俺に勝つんだな」

 

零「...」

 

アマリ「零君...」

 

零「わかった...。受けてたってやるよ」

 

アマリ「そんな、零君!」

 

弘樹「それでこそ零だ!」

 

零「アマリ、下がっていてくれ...。大丈夫、すぐに片付けて帰って来るよ」

 

アマリ「うん...」

 

俺の言葉に頷いたアマリが下がったのを見て、俺は弘樹の前に立ち、睨み合った。

 

零「俺に喧嘩を売った事、後悔すんなよ、弘樹...!」

 

弘樹「後悔すんのはお前の方だっての、零!」

 

俺と弘樹は同時に息を大きく吸い込み...。

 

零「ゼフィルス‼︎」

 

弘樹「ヴァリアス‼︎」

 

ゼフィルスとヴァリアスを呼んだ...。

 

 

 

第56話 俺/私の大切な場所

 

 

 

 

時空の渦からゼフィルスとヴァリアスが現れて、俺達はそれぞれ乗り込む。

 

零「本当に何処にでもゼフィルスは来るんだな...」

 

弘樹「まあ、そっちの方が助かるけどな!」

 

零「弘樹...。もう一度言う...やめる気は無いんだな?」

 

弘樹「くどい!俺はお前に勝つまでやめる気はねえよ!」

 

零「そうか...なら...。覚悟しやがれよ、弘樹‼︎」

 

弘樹「今度こそお前に勝ってやるぞ、零‼︎」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS弘樹〉

 

弘樹「零!お前に黒星をつけてやる!」

 

零「連続黒星のお前にそんな事を言われても説得力ねえな!」

 

弘樹「うるせえ!今に見ていろよ!」

 

零「逆に痛い目を見ないように気をつけるんだな!」

 

 

 

 

ゼフィルスとヴァリアスは互角の戦いを見せていた。

 

弘樹「このままチンタラやっても埒があかねえ...。これで決めるぞ、零!」

 

零「望むところだ!」

 

ヴァリアスはゼフィルスに攻撃を仕掛けた...。

 

弘樹「零、ケリをつけるぜ!ダーククロスガン...ブラスターモード!」

 

ダーククロスガン・ブラスターモードの銃口をゼフィルスに向けた。

 

弘樹「終わりだぁぁぁっ‼︎」

 

ダーククロスガン・ブラスターモードから放たれた紫色のビームはゼフィルスに直撃した...。

 

零「ぐっ...!やるじゃねえか...弘樹...!」

 

しかし、今の攻撃を耐えきったゼフィルスはヴァリアスに攻撃を仕掛けた。

 

零「今ので俺を倒せなかったのが、お前の敗因だ...弘樹!」

 

エボリューションモードの力を使い、俺は高速移動で動き出した。

 

零「エボリューションモードで決める...!」

 

俺は速さに乗り、クロスソードで何度もアマテラスを斬り裂き、クロスガンに変えて、撃ちまくった。

 

そして、クロスソードに戻し、バスターソードモードにした俺はゼフィルスをさらに高速に動かした。

 

零「はあぁぁぁぁぁっ!」

 

もはや瞬間移動並みのスピードでバスターソードで何度も斬り裂き、最後にクロスガン・ブラスターモードにした。

 

そして、ヴァリアスの周りをグルグルと回り、高速移動による分身を作り出す。

 

零「弘樹ぃぃぃぃぃっ‼︎」

 

分身は一斉に最大出力のブラスターモードからビームを放ち、それを受けたヴァリアスは大ダメージを負った。

 

弘樹「やっぱり強えな、零は...」

 

先程の攻撃を受け、ヴァリアスは大きく吹き飛ばされた。

 

零「俺の勝ちだ、弘樹...!」

 

弘樹「クソッ...!俺は結局、零には勝てないのかよ...!」

 

零「バーカ...。お前は別に弱くねえよ」

 

弘樹「え...」

 

零「さっきの攻撃...今までのどの攻撃よりも効いたぜ」

 

弘樹「零...」

 

零「お前みたいなバカにそんな顔は似合わねえんだよ。もっとバカらしくしろよ」

 

弘樹「うるせえ...。バカバカいうんじゃねえ...!バカって言った方がバカなんだからな!」

 

零「なら、お前はもっとバカってわけだな」

 

弘樹「あ...。って、零!引っ掛けやがったな!」

 

零「あはははっ!」

 

弘樹「全く...はははっ!」

 

アマリ「(零君...氷室君...)」

 

零「っで、敗者の弘樹君...。お前がオニキスに所属している理由を聞こうか」

 

弘樹「実は...。ぐっ...⁉︎」

 

ヴァリアスに銃撃が襲った...⁉︎

 

零「弘樹!」

 

この感覚は...来たのか...!

 

現れたのはガルム部隊とアマテラス・ツヴァイだった。

 

ギルガ「ダメだよ、氷室 弘樹...。負けたからって、勝手な事を話したら」

 

弘樹「カルセドニー...!」

 

リン「氷室 弘樹さん...。首領様からの命令であなたを倒させてもらいます!」

 

弘樹「何だと...⁉︎」

 

ギルガ「新垣 零を倒せない君はもう必要ないとの事だよ」

 

弘樹「首領め...!最初からこうするつもりだったんだな...!」

 

ギルガ「というわけで大人しく死んでよ」

 

零「...させるかよ」

 

弘樹「零...」

 

零「弘樹は...バカだが、俺の大切なダチなんだよ...。どんな理由があろうとこいつは殺させない!」

 

ギルガ「ならば、氷室 弘樹を倒し、君も連れて行く」

 

リン「仕方ありません...。覚悟してください!」

 

零「そういう事だ、弘樹。どうやら、もうオニキスにはお前の居場所はないみたいだ」

 

弘樹「(優香の事も気掛かりだが、今はこの場を乗り切るしかねえ...!)そうみたいだな...。おい、零。こいつ等を追っ払うために力貸せ」

 

零「貸してください、零さん、だろ?」

 

弘樹「なら、力を貸さなくていい」

 

零「冗談だって...。やろうぜ、弘樹!」

 

弘樹「ああ...。俺達のコンビネーションを見せてやろうぜ、零!」

 

戦闘開始だ!

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「やっぱり、弘樹と一緒に戦うとしっくり来るぜ...。だから、ここを切り抜けて、弘樹にはたっぷりと話を聞かせてもらう!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

弘樹「(全く...。本当に零には敵わねえよ...。お前はいつまでも俺の目標だ。これまでも...そして、これからも...)」

 

 

 

 

数分後の事だった。

 

今度はアイオライトの乗るディーンベルとルーン・ゴーレムの軍勢が現れた。

 

零「魔従教団...!」

 

アマリ「私を追って来たのですか⁉︎」

 

イオリ「その通りだ、アマリ・アクアマリン。どこに逃げようと我々はお前を逃がしはしない!そして、逃げるようなら、この街を焼けとの命令を受けている」

 

何だと...⁉︎

 

零「ふざけるな!この街はやらせねえ!」

 

イオリ「今、お前達に構っている時間はない」

 

ギルガ「アル・ワースと関係ない街なら容赦無く、焼く、か...。魔従教団もなかなか悪だね」

 

イオリ「何とでも言え、オニキス...。邪魔をするのなら...」

 

ギルガ「いいや、今回の僕達の狙いは新垣 零と氷室 弘樹だけだからね。アマリちゃんは譲るよ」

 

イオリ「ならばいい」

 

アマリ「イオリ君...!」

 

イオリ「行け、ゴーレム!アマリを捕らえろ!」

 

零「させるかよ!」

 

俺達はルーン・ゴーレムを食い止めようとするが...。

 

市民「きゃあああっ‼︎」

 

市民2「怖いよ、ママーッ!」

 

弘樹との決闘の時は街に被害を出さないようにしたってのに、このままじゃあ...!

 

アマリ「大丈夫よ。悪いモンスターは私達がやっつけるから」

 

市民2「お姉さんが?」

 

アマリ「そうよ。私...魔法使いなんだから。だから、君はお母さんと一緒に早く逃げて」

 

市民2「う、うん...!」

 

男の子はお母さんと共に逃げ出しました。

 

アマリ「やめてください、イオリ君!ここがどこなのか、わかってやってるんですか⁉︎」

 

イオリ「知った事ではない!俺は法師セルリックの命令でここに来た!」

 

弘樹「魔従教団の記憶改善は強力って事かよ...!」

 

何とか街を守ろうと戦っていたが、ルーン・ゴーレムの三体がアマリを取り囲んだ。

 

零「アマリ!」

 

アマリ「心配ないわ、零君!倒せないまでも、怯ませるぐらいは出来るはずです...!吹き荒れろ、嵐!TEMPESTA!」

 

弘樹「何やってんだよ、アクアマリンの奴...!」

 

零「...まさか、ドグマが使えないのか⁉︎」

 

アマリ「くっ...!」

 

イオリ「ついに完全に術士の資格を失ったか...。悲しいな、アマリ。お前に見せてやろう!智の神エンデの加護...魔従教団のドグマを!」

 

アイオライトはドグマを発動して、アマリにぶつけた。

 

アマリ「ああっ...!」

 

零「アマリ!」

 

弘樹「野郎...!」

 

イオリ「邪魔をするな!」

 

アイオライトは俺達にもドグマを放った。

 

零「ぐっ...⁉︎」

 

弘樹「くっ...⁉︎」

 

リン「強力なドグマです...!」

 

ギルガ「やるね、イオリ・アイオライト」

 

アマリ「零、君...!氷室、君...!」

 

イオリ「堕ちたものだな、藍柱石の術士!雷撃の壱式のドグマにも耐える事が出来ないとは!許しを請えば、俺から法師セルリックに取り成しを...」

 

すると、何処かからドグマが放たれ、アマリの周りを襲う雷撃のドグマをかき消した。

 

イオリ「このドグマは⁉︎」

 

アマリ「来てくれたのね...!」

 

零「全く...お前はいつも遅えんだよ、ホープス!」

 

すると、ゼルガードが現れ、アマリの前に降りた。

 

ホープス「お迎えに上がりました、マスター」

 

アマリ「ホープス...。あなた、ドグマが使えたのね?」

 

ホープス「私の本来の役目は術士の補助ですのでたしなみ程度ですが」

 

アマリ「ありがとう、ホープス。あなたがきっと来てくれるって信じてた」

 

ホープス「ご期待に添える事が出来て、光栄に思います」

 

零「あ、てめ...!勝ち誇った顔でこっち見るんじゃねえよ!」

 

ホープス「これはこれは...。マスターの恋人とあろうお方がマスターを守れていない零ではないか」

 

零「し、仕方ねえだろ!相手が多かったんだからよ...!」

 

ホープス「数で苦戦するとは、まだまだだな」

 

零「な、何をぉ...!そ、それならお前はあまりにも遅すぎるんじゃないのか、来るのがよ!」

 

ホープス「よく言うだろ、ヒーローは遅れてくるものだと」

 

零「ぐっ...!こ、このクソオウム...!」

 

弘樹「オウムに押し負けてどうすんだよ...」

 

アマリ「と、とにかく...行くわよ...!」

 

アマリはゼルガードに乗り、ゼフィルスとヴァリアスの隣に移動した。

 

アマリ「イオリ君...。私は...やめてって言ったのに...。それなのに戦うというのなら、相手になります!」

 

イオリ「何だ、あのオドは...?」

 

アマリ「ホープス!零君!氷室君!街に被害を出さないためにも出来るだけ早く片付けましょう!」

 

ホープス「かしこまりました。お気を付けて、マスター」

 

零「おう!やってやろうぜ、アマリ!」

 

弘樹「(零とアクアマリンとホープスというオウム...いいチームじゃねえか...)」

 

イオリ「抵抗する気か、アマリ・アクアマリン!」

 

アマリ「イオリ君...。あなたは...何も感じないのね...」

 

イオリ「何を言っている...⁉︎」

 

アマリ「私は...あなたを止めてみせます!この世界で!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

数が多いな...!

 

イオリ「無駄だ!お前達では俺には勝てない!」

 

アイオライトの奴...ドグマを収束した...⁉︎

 

アマリ「何なの、あのオドは...⁉︎」

 

ホープス「世界からは、ほとんどオドを感じないのに対し、彼自身からオドがほとばしる...。故に教団は、この世界でもドグマが使えるのです」

 

アマリ「...」

 

ギルガ「そろそろ限界じゃないのかい、三人共...!」

 

零「くっ...!」

 

ホープス「状況の確認もあります。ここは一度、後退する事をお勧めします」

 

アマリ「それは出来ない...」

 

零「俺もだ...!」

 

ホープス「ここが、マスター達にとって特別な場所だからですか?」

 

アマリ「それもあるわ...。でも、そんな事は関係なく、街が焼かれるのを黙って見てはいられない」

 

イオリ「もうやめろ、アマリ!お前では、俺には勝てない!」

 

リン「三人で何が出来るというのですか...?いい加減、観念してください!」

 

零「俺達だけだったら、そうかもしれないな...」

 

アマリ「でも、私達には一緒に戦ってくれる人達がいるんです」

 

すると、エクスクロスの戦艦が現れ、みんなが出撃して来た。

 

弘樹「エクスクロス...!」

 

ホープス「彼等も来てくれたか」

 

零「みんな、無事ですか⁉︎」

 

一夏「何とかな!」

 

ラウラ「あの場にいた人間は全員、こちらの世界に来ています!」

 

シン「レイ[Destiny]もいるぜ!」

 

ジョシュア「兄さんもいます!」

 

青葉「もちろん、雛も一緒にだ!」

 

アマリ「おめでとう、青葉君!ついにやったんですね!」

 

青葉「今度は零さんとアマリさんの番だ!あのストーカー野郎と女たらし野郎をさっさと追い払おうぜ!」

 

アマリ「ストーカーって...イオリ君の事...⁉︎」

 

零「女たらし...カルセドニーには似合っているな!」

 

ゼロ「手を貸すぜ、零、アマリ!言葉で言ってもわからねえ奴には力ずくでわからせるしかねえんだよ!」

 

万丈「ミスルギを叩き、ゾギリアの切り札を叩いた今、教団との衝突は避けられない。彼との戦いは、その一歩目だ」

 

ヒデヨシ「アマリちゃん、昔の知り合いでやりづらいってんなら、俺達が相手をしてやるぜ!」

 

アスナ「カルセドニーもここで倒すわ!」

 

零「アスナ、メル...。お前達も...」

 

メル「その反応を見るからに、零さんも記憶を取り戻したようですね」

 

アスナ「それに弘樹まで一緒にいるなんてね」

 

弘樹「...」

 

アスナ「まあいいわ。今は目の前の敵をどうにかしないと」

 

零「アスナ...。後でお前には話がある」

 

アスナ「ええ、期待して待っているわ」

 

アマリ「ありがとうございます、皆さん。でも、イオリ君の事は私自身が決着をつけなければいけないんです」

 

ルルーシュ「二人だけがはぐれて転移したが、原因に心当たりはあるか?」

 

零「...それについては後で話す」

 

アマリ「まずはイオリ君を止めます...!」

 

イオリ「出来るものか、お前達に!」

 

ギルガ「あまり、調子に乗らない方がいいよ」

 

アイオライトの乗るディーンベルはオドを収束させ、カルセドニーはハイバスタードモードを発動した...。

 

チャム「何なの、あれ⁉︎」

 

シルキー「オーラ力...!」

 

エレボス「ううん、もっと邪悪な何かだよ...!」

 

トッド「この感覚...!覚えがある!」

 

バーン「憎しみに支配されていた頃のトッドと同じだ!」

 

ノブナガ「この前の戦いの時の法師セルリックとも似ている...!」

 

アマリ「イオリ君のは教団の精神制御によるものなの...」

 

イオリ「アマリ・アクアマリン‼︎」

 

アマリ「イオリ君...。あなたとの事...ここで決着をつけます...。そして、思い出してもらいます!この街の事...私達の事も!」

 

零「行くぞ、弘樹!カルセドニーに達を止めないとこの街が危ねえ...!」

 

弘樹「ああ。こいつを止めてやる!」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 メルVS初戦闘〉

 

メル「(私の海に行った記憶...それは零さんだったんですね...。鮎川 芽流...。私の、本当の名前...!)」

 

 

〈戦闘会話 アスナVS初戦闘〉

 

アスナ「(樹咲 明日菜...。全部、思い出したわ...。私とメルは...一年前に...。この事も零に話さないと...!)」

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSイオリ〉

 

零「アイオライト...。いや、伊織!俺達は戦っている場合じゃねえんだよ!俺達は...友達だったじゃねえかよ!」

 

イオリ「気安く名前で呼ぶな!それに俺がお前の友達だと...?バカも休み休みに言え!」

 

零「クソッ...!やっぱりダメかよ...!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSイオリ〉

 

弘樹「目を覚ませよ、アイオライト!本当のお前を取り戻せ!」

 

イオリ「何を訳のわからない事を...!今の俺が本当の俺だ!」

 

弘樹「だったら、ぶん殴って目を覚まさせるしかねえな...!行くぜ!」

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

ギルガ「今日こそ君に引導を渡してあげるよ、新垣 零!」

 

零「残念だが、俺は負けるつもりはねえ!お前達にも勝って、首領を倒して...アル・ワースを救ってやる!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSギルガ〉

 

弘樹「やっぱり俺にはこっちの方が性に合ってるぜ」

 

リン「どうして、そう平然としていられるのですか...!」

 

弘樹「俺が負けるつもりはないと思っているからだよ、マスカライト...。だから、誰が来ても俺は退かねえぞ!」

 

ギルガ「退こうが退きまいが関係ないよ。君は倒すだけだ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSギルガ〉

 

ギルガ「慣れない世界でよく頑張るね、アマリちゃん」

 

アマリ「確かに、アマリ・アクアマリンとしてはこの世界に未だ馴染んでいません...。しかし、ここは私達の大切な場所です!だからこそ、負けるわけにはいかないのです!」

 

 

 

ゼフィルスとヴァリアスの連携攻撃にアマテラス・ツヴァイはダメージを負った。

 

リン「これが...新垣 零さんと氷室 弘樹さんの力...⁉︎」

 

ギルガ「ぐっ...!このままじゃあ、こちらが負ける...!」

 

零「これで終わりだ、カルセドニー!」

 

?「いいや、終わらせない」

 

零「!」

 

現れたのは...アルガイヤ...オニキスの首領だった。

 

弘樹「首領!」

 

?「ギルガ・カルセドニーをやられると困るんだよ、新垣 零」

 

零「だからって、首領自らが出てくるなんてな...」

 

ロックオン「ここであいつを倒せば...!」

 

ニール「オニキスは総崩れだな!」

 

?「そういきり立つな、エクスクロス...。まずは、氷室 弘樹。組織を裏切った報いを受けてもらう」

 

弘樹「裏切った...?よく言うぜ、そっちから裏切ったのによ!」

 

零「弘樹を狙うつもりか...!」

 

?「ああ。だが...奴を狙うのは俺ではない。彼女達だ」

 

すると、アルガイヤの背後に2機の機体が現れる。

 

一機はジェイル...⁉︎そして、もう一機は...。ピンク色のゼフィルス...⁉︎

 

弘樹「ジェ、ジェイル...⁉︎カノンか⁉︎」

 

カノン「氷室 弘樹を消去します...」

 

な、何...⁉︎

 

ジル「様子がおかしいぞ!」

 

アムロ「もしや...洗脳されているのか...⁉︎」

 

弘樹「洗脳、だと...⁉︎首領、てめえ!」

 

?「驚くのはまだ早い...。氷室 弘樹を消すのはお前がやれ、白木 優香」

 

優香「了解しました、首領様」

 

零「なっ...⁉︎」

 

弘樹「ば、バカな...!」

 

メル「そんな...!」

 

アスナ「やっぱり...!」

 

あのピンク色のゼフィルス似の機体に乗っているのは...!

 

零「優香...?白木 優香なのか⁉︎」

 

優香「ええ、そうよ。新垣 零」

 

エイサップ「優香って...」

 

ジョーイ「零さんのお友達の...!」

 

アキト「彼女も操られているのか...!」

 

零「弘樹、どう言う事だ、説明しろ!」

 

何で、優香がオニキスに...⁉︎

 

弘樹「...俺と優香はお前がアル・ワースに転移した後に転移したんだ。だが、転移した場所がオニキスの基地だった...」

 

?「そこで我々は白木 優香を捕らえ、白木 優香を解放する条件を氷室 弘樹に出した」

 

零「まさか、それが...⁉︎」

 

弘樹「ああ...。ヴァリアスに乗って、オニキスの一員となり...。お前を捕らえる事だ」

 

零「お前は...優香を助け出すために俺を襲ったのか...。なんで言ってくれなかったんだよ⁉︎」

 

弘樹「言えるなら言っていた!でも、言えば、優香の生命がないって言われて...!」

 

脅されていたって事かよ...。許さねえぞ、オニキス...!

 

弘樹「だが、首領!これは約束が違うだろ!優香は戦いに巻き込まないと言っていたじゃねえか!」

 

?「お前がオニキスを裏切った時点でこの約束は破られた。彼女達はお前の穴埋めとして、働いてもらう」

 

零「...ま、まさか...!お前等、最初からそれが目的で弘樹を...!」

 

弘樹「な、何...⁉︎」

 

?「流石は新垣 零...。鈍い男とは大違いだ。氷室 弘樹...。お前は俺の掌で踊らされていたに過ぎないんだよ」

 

弘樹「う、嘘だろ...。じゃあ、俺は...今まで何の為に...?優香を助ける為にダチの零を傷つけて...多くの人を巻き込んで...俺は...俺はなんて事を...!」

 

零「しっかりしろ、弘樹!」

 

?「苦しいのなら、解放してやる。お前が助けようとした白木 優香の手によってな...。白木 優香、やれ」

 

優香「了解。カオス・ディビウスの力...受けてみなさい」

 

弘樹「優、香...!」

 

優香の乗る機体、カオス・ディビウスがヴァリアスに攻撃を仕掛けた。

 

このままじゃあ、弘樹が...!くそッ...!

 

零「間に合えぇぇぇぇぇぇっ‼︎」

 

ゼフィルスはヴァリアスを庇うべく、動き出した...。

 

優香「沈めてあげるわ、氷室 弘樹」

 

ディビウスはハンドガンを連射した。

 

零「弘樹をやらせるわけにはいかねえ...!」

 

間一髪、ヴァリアスを下がらせたゼフィルスだったが、変わりに銃撃を受けた。

 

優香「ブラストビット...これで蜂の巣よ」

 

ディビウスから発射された無数のブラストビットから銃撃の雨が放たれ、ゼフィルスはダメージを負った。

 

零「ぐあぁぁっ...!や、やめろ...!優香...!」

 

ブラストビットの攻撃を受けたゼフィルスは軽く吹き飛ばされた。

 

零「ぐっ...!」

 

アマリ「零君!」

 

弘樹「零、お前...」

 

零「言ったろ...そんなウジウジした顔はお前には似合わないってな...!」

 

?「美しい友情だな...。だが、好都合だ。少し眠ってもらうぞ、新垣 零」

 

零「!」

 

すると、アルガイヤは動き出し、ゼフィルスに攻撃を仕掛けた。

 

?「そろそろ終局だ、新垣 零。ホーミングミサイルからは逃れられない」

アルガイヤから無数のミサイルがゼフィルスに向かって、飛んで来て、ゼフィルス全体に突き刺さり、爆発した。

 

?「さあ、消えろ」

 

アルガイヤは巨大砲を取り出し、エネルギーを充填させる。

 

?「デットエンドキャノンを受け、光となれ...!」

 

巨大砲...デッドエンドキャノンから高出力ビームが放たれ、ゼフィルスを飲み込んだ。

 

?「さよならだ、新垣 零」

 

ビームの威力を上げ、それに耐えきれなくなった。ゼフィルスは...。

 

零「ぐあぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

今までにない大爆発を起こした...。

 

当然、中にいた俺にもダメージが入り、俺はゼフィルスと共に地面に落下した。

 

零「ぐあっ...!」

 

アマリ「零君ー‼︎」

 

アマリ達が叫んでくれたが、俺は気を失ってしまった...。

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

そ、そんな...ゼフィルスが...零君が...!

 

弘樹「零...?零...!」

 

氷室君がボロボロになったゼフィルスを見て、叫んでいます。

 

?「安心しろ、死んではいない。各機、新垣 零とシャイニング・ゼフィルスを回収しろ」

 

そ、そんな...!

 

アマリ「零君!目を覚まして、零君‼︎」

 

アスナ「みんな、零を助けて!」

 

刹那「零!」

 

皆さんが零君を助け出そうと動きましたが...。

 

ギルガ「させないよ!」

 

オニキスの攻撃によって、防がれました。

 

バナージ「くそっ!これじゃあ、近づけない...!」

 

レイ[ガンソ]「この距離では...彼にも当たってしまう...!」

 

ギルガ「では、御機嫌よう、エクスクロス」

 

そのまま、零君の乗ったゼフィルスを抱え、オニキスの機体達は撤退していきました。

アマリ「零君...零君ー‼︎」

 

ホープス「お待ちください、マスター!」

 

私はゼルガードを動かして、オニキスを追おうとしましたが...。

 

イオリ「行かせるわけないだろう!」

 

イオリ君のディーンベルに阻まれました。

 

アマリ「そこを退いてください、イオリ君!このままでは零君が!」

 

イオリ「奴の事など知らん!俺はお前を倒す!」

 

アセム「アマリ、まずは魔従教団をどうにかするのが先だ!」

 

ゼハート「彼はその後に必ず追う!」

 

ディーン「早く片付けましょう!」

 

アマリ「わかり、ました...」

 

待っていて、零君...!

 

弘樹「零...優香...花音...。俺のせいで...」

 

アスナ「弘樹、戦う気がないのなら下がりなさい、邪魔よ!」

 

弘樹「...ああ」

 

メル「ルリちゃん、弘樹さんを収容してください」

 

ルリ「わかりました」

 

弘樹「...」

 

ヴァリアスはナデシコCに収容されました...。

 

氷室君...。

 

私達は戦闘を再開しました。

 

 

 

 

〈戦闘会話 メルVSイオリ〉

 

メル「もうやめてください!あなたは...本当は優しい人なのですよ!」

 

イオリ「オニキスだったお前が俺の事を分かったような口を聞くな!」

 

メル「(わかっていますよ...。あなたは何処までも真っ直ぐな方なのですから...)」

 

 

〈戦闘会話 アスナVSイオリ〉

 

アスナ「私、あなたの事はそれなりに評価していたのよ」

 

イオリ「お前などに評価されたくないな!」

 

アスナ「こうなったら引っ叩いてでもあなたを止めるわ、葵!」

 

 

 

ゼルガードの比翼天翔でイオリ君のディーンベルはダメージを負いました。

 

イオリ「うおおおおおっ‼︎」

 

またオドを...!

 

カミーユ「くうっ...!」

 

シーブック「ああっ‼︎」

 

バナージ「ま、まずい...!」

 

マシュマー「意識が...感情が暴走しているのか⁉︎」

 

フロンタル「これだけの感応波だ...!下手をすれば、精神が崩壊するぞ...!」

 

イオリ「智の神エンデよ!我に力を‼︎」

 

イオリ君を止めないと...!

 

アマリ「イオリ君!やめて、イオリ君!お願いだから、やめて!」

 

イオリ「黙れ、アマリ!お前が俺の下へ戻らず、新垣の下へと行こうというのなら...!」

 

アマリ「今すぐにでも零君を助けに行きたいです...。でも、私はあなたも助けたいんです、イオリ君!」

 

イオリ「アマリ...」

 

アマリ「ここがどこだかわからないんですか、イオリ君...。葵 伊織君...。ここは私達や零君達の学校がある街です...」

 

イオリ「!」

 

イオリ、君...?

 

イオリ「葵...伊織...」

 

アマリ「それがあなたの本当の名前です。私は...天野 亜真里...。あなたのクラスメートでした」

 

イオリ「天野...さん...」

 

アスナ「...私の事も覚えてないの?同じクラスの樹咲 明日菜よ」

 

メル「私は零さんや弘樹さんの後輩の...鮎川 芽流です」

 

イオリ「新垣...氷室...樹咲さん...鮎川さん...。俺は...葵...伊織...」

 

アマリ「葵君!記憶を取り戻したのね!」

 

オ、オドが...まだ...!

 

アマリ「!」

 

ホープス「後退を、マスター!」

 

イオリ「うおおおおっ‼︎」

 

ディーンベルがゼルガードを殴り飛ばしてきました...!

 

アマリ「あああっ!」

 

そして、その衝撃で私は気を失ってしまいました...。

 

 

 

 

 

ーアスナ・ペリドットこと樹咲 明日菜よ。

 

ゼルガードが吹き飛ばされたのを見て、思わず私は叫んでしまった...。

 

アスナ「アマリ!」

 

メル「イオリ先輩、何をしているのかわかっているんですか⁉︎」

 

イオリ「お、俺は...何を...」

 

ホープス「イオリ・アイオライト!貴様はっ‼︎」

 

レナ「ホープス!アマリは⁉︎」

 

ホープス「負傷して、意識を失っています!」

 

ルルーシュ「後退するぞ!ゼルガードは任せる!」

 

ワタル「待って、此処で退いたら零さんが!」

 

ガドヴェド「今のまま追っても無駄だ!一度は体制を立て直す!」

 

しんのすけ「わかったゾ」

 

ホープス「かしこまりました!」

 

私達はそれぞれ、撤退していく...。

 

イオリ「天野さん...!」

 

ホープス「イオリ・アイオライト...。お前は絶対に許さない...」

 

最後にリリスとゼルガードが撤退した...。

 

イオリ「俺は...何て事を...」

 

零...アマリ...こんな事って...。

 

 

 

 

ーイオリ・アイオライトだ。

 

俺はディーンベルから降り、法師セルリックの前に立った。

 

セルリック「...では、君はアマリ・アクアマリンを討つ事も出来ず、おめおめと逃げ帰ってきたと?」

 

イオリ「申し訳ございません、法師セルリック...。ですが、かなりのダメージを与えました」

 

セルリック「結果は、0か100のどちらかだよ。その意味で彼女の息の根を止められなかった君のやった事は0に等しい」

 

イオリ「...」

 

セルリック「まあいい...。君の努力は認めよう。問題は...。何の成果も挙げてなければ、努力の跡も見せていない無能共だ」

 

術士「も、申し訳ございません!」

 

術士2「次の機会には必ず...!」

 

セルリック「あるわけないだろうが!次なんてのが!」

 

術士「ほ、法師...お許しを!」

 

セルリック「異界より放たれる獣...。その顎...汝の魂を喰らい、獣は悦びの声を上げる...EXHALATIO!」

 

術士「ひいいっ‼︎」

 

術士2「あああっ‼︎」

 

術士達は消えてしまった...。

 

セルリック「ちっ...。役立たず共が...」

 

イオリ「法師セルリック...」

 

セルリック「イオリ・アイオライト...。君の願いを聞いて、彼女の事は任せていたが、もう待てないな。この世界に智恵の実は生らない...。こんな所に長居をしたくないからね。それに新垣 零という邪魔な分子がいない今が好機だ」

 

イオリ「かしこまりました...」

 

セルリック「待っているがいい、アマリ・アクアマリン...。術士全ての夢...魔従教団の教主の座は、私のものだよ」

 

俺は...どうしたら...。

 

 

 

 

 

ーラゴウ・カルセドニーだ。

 

俺は今、ギルガと通信を行っていたがまさかな...。

 

ラゴウ「そうか、了解した。すぐに出迎えの準備をする」

 

そう言い残し、俺は通信を切った。

 

ラゴウ「...」

 

ジン「ギルガ・カルセドニーからの通信だったのだろう?何と言っていた?」

 

ラゴウ「零を捕らえたそうだ」

 

アユル「新垣さんを...」

 

ジン「(ついに捕まってしまったか...。)...その割には浮かない顔をしているな」

 

ラゴウ「私情に意味はない...。俺達は命令をこなすだけだ」

 

ジン「そうか...。(そろそろ俺達も潮時だな...)」

 

零...。お前は本当に此処で終わってしまうのか...?

 




ー中断メッセージ

〈アキトの空白〉

アキト「ルリちゃん、君に受け取ってほしいものがある」

ルリ「これは…!?」

アキト「そう、極秘に入手した『スーパーロボット大戦』の攻略法だ。各ボスの倒し方から、隠し機体の入手方法まで、ありとあらゆる情報が載っている」

ルリ「私、こんな物もらえません!それは、アキトさんがプレイをする時に必要な物です!」

アキト「もう必要ないんだ。つい昨日だけどね…。ありとあらゆる要素を含めてクリアしたんだ…」

ルリ「アキトさん、私達の前に現れないと思ったら、ずっとスパロボをプレイしていたんですね…」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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