スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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3日で四連続投稿...。

さ、さすがにこれまでですかね...。

そして、最後に言っておきます...。エクスクロスの一人が...。

それではどうぞ!


第57話 帰るべき世界

 

ー新垣 零だ。

 

俺は撃墜された後、気を失っていたが、つい先ほど目を覚ました。

 

...オニキスに捕まったのか...。

 

ギルガ「おや、目を覚ましたのかい、新垣 零?」

 

零「...俺を何処へ連れて行く気だ?」

 

リン「首領様の所です。そして、あなたの知りたかった事をすべて話します」

 

全て、だと...?

 

俺は今、縄で身体をぐるぐる巻きにさせられて、両腕を使えない状態で、カルセドニーに引っ張られていた。

 

そして、ある部屋に入ると、目の前には王座に座る首領の姿があった。

 

零「首領...!」

 

ギルガ「頭が高いよ!」

 

首領を睨んでいた俺の頭をカルセドニーが地面に叩きつけ、俺を倒れさした。

 

零「ぐうっ...!」

 

?「そう、手荒に扱わなくていい、ギルガ・カルセドニー」

 

ギンガ「はい」

 

?「さてと、生身で会うのは初めてだったな、新垣 零?私がオニキスの首領だ」

 

零「...自己紹介はどうでもいい...。お前達の事を聞かせろ...!」

 

リン「あなたと言う人は...!」

 

?「良い...。さて、まずは何から聞きたい?」

 

零「お前達...オニキスの事だ」

 

?「いいだろう...。我々オニキスの目的...それは世界の混沌だ」

 

世界の、混沌だと...⁉︎

 

?「世界は争いに満ちている...。それも様々な世界でな。だが、争いは何も戦いや戦争だけではない...。それは何か理解できるか?」

 

零「喧嘩や...意見の食い違い...」

 

?「そうだ、例え戦争という概念は無くとも、人は争い...そして、最悪には相手を殺す...。それが人間だ。そこで俺はある結論に出た...。世界を一つにし、誰かが世界を管理すれば、争いはなくなるとな」

 

零「待て...。争いを無くしたいというお前の言葉とオニキスの行なっている行為は矛盾している!」

 

?「お前の仲間のソレスタルビーイングと同じだ。武力による根絶でもしなければ、世界は一つにはならない...。故に我々はまずこのアル・ワースを一つにするために動いている」

 

刹那達と、同じ...。

 

?「そして、我々はついに異なる並行世界への進出に身を乗り出した。最初に目をつけたのは...。争いが最も小さいお前達の世界だ」

 

平穏の世界...?

 

?「お前達の世界を一つにするためにある者をその世界に送った...。だが、転移システムに異常が起き、その者はお前達の世界で子供に戻り、記憶を失ってしまった」

 

零「そ、それは一体...」

 

?「お前だ、新垣 零...。いや、レイヤ・エメラルド」

 

え...⁉︎

 

零「レ、レイヤ・エメラルド...⁉︎俺が...アスナの言っていた...レイヤ・エメラルドなのか...⁉︎じゃあ、俺は...アル・ワースの人間...⁉︎」

 

?「そうだ。そして、お前は...我がオニキスの首領...。ハデス・エメラルドの息子なのだ」

 

ハデス・エメラルド...。それがあいつの...。いや、待て...!あいつは何と言った...?

 

零「む、息子...⁉︎お前が...俺の本当の父親って事なのか⁉︎う、嘘だ!」

 

ハデス「この様な時に嘘を言って何になる?お前は俺の息子なんだよ」

 

そんな...俺が、オニキスの人間で...弘樹達の住む世界を侵略しようとしていたのか...?

 

零「ゼ、ゼフィルスは何なんだよ!」

 

ハデス「...あれはお前がお前の向かった世界で乗るはずだった機体だ...。かつて、オニキスは魔従教団の様にアル・ワースの秩序を守る為に活動していた...。だが、ある男が気づいたんだ...。この力があれば簡単に世界を一つにできると...」

 

零「じゃあ、お前は...これまで正義の組織だったオニキスを...変えたのかよ...!」

 

ハデス「そうと言えるな。そして、ゼフィルスは代々、エメラルド家の者が乗っていた機体だ」

 

零「ゼフィルスが...」

 

ハデス「そのゼフィルスには兄弟機が二機あった...それが...」

 

零「弘樹のヴァリアスと優香のディビウス...」

 

ハデス「そして、ゼフィルスのデータを基にして作ったのが、ラゴウ・カルセドニーの乗るナイトメアだ」

 

零「...アスナとメル、カノン...。三人はアル・ワースの人間ではなかった...。お前達がアル・ワースに転移させたのか⁉︎」

 

ハデス「そうだ。使える手駒が欲しかったのでな...。記憶を改善し、配下としておいたのだ。そして、再び、18となったお前を俺はこのアル・ワースに転移させ、ゼフィルスに巡り会わせたのだ」

 

零「じゃあ...俺とゼフィルスの出会いは...⁉︎」

 

ハデス「ああ、俺が仕組んだシナリオ通りだったんだよ。だが、そこでアクシデントが起きた...」

 

アクシデント...?

 

ハデス「本来ならお前がゼフィルスに触れた時点でお前の記憶が蘇るはずだった...。だが、新たに生まれた新垣 零という人格が強すぎて、お前は記憶を取り戻さなかった...」

 

零「俺という...人格...?」

 

ハデス「レイヤが記憶を失った事によって、お前という新たな人格が生まれ、レイヤの人格はお前の心の奥底に眠っている」

 

零「じゃあ、時よりのアマリ達の反応...そして、俺に呼びかけていたのは...!」

 

ハデス「レイヤの人格が目を覚まし、活動を開始したという事だ。もう一つ、話す事がある...。お前に何度も接触したマリアという女の事だ」

 

マリアさん...⁉︎

 

ハデス「彼女の本当の名はマリア・エメラルド...。俺の妻だ。つまり...お前の母親だ」

 

零「マリアさんが...俺の母さん...⁉︎」

 

ハデス「マリアはお前を凄く愛していた...。愛していた故にお前を別世界に送る事に最後まで反対し...オニキスから出て行った...」

 

母、さん...。

 

ハデス「これがオニキスの真相だ...。さて、此処まで聞いてだが、質問するぞ?新垣 零...いや、レイヤ...。オニキスと協力し、我々の理想となる世界を作る為に奮闘してくれるな?」

 

俺は...オニキスの人間で...アル・ワースの人間...。オニキスの首領の息子...。レイヤ・エメラルド...。

 

だが...だが...!

 

零「...断る...!」

 

ハデス「何...?」

 

零「お前の言っている事が嘘偽りのない事だとわかった...。俺はお前の息子で...ゼフィルスに乗り、俺の住んでいた世界を支配しようとした事も...。でも、今の俺はアル・ワースや全世界を救う為に戦い、平和を取り戻そうと戦うエクスクロスのメンバーの一人、新垣 零だ!俺は、お前達の仲間になどならない!絶対にだ!」

 

ラゴウ「零...」

 

ジン「...」

 

ギルガ「黙れ!」

 

ハデス「...仕方がない...。手荒な真似はしたくはなかったが...」

 

零「言っておくが何しようが俺は仲間にはならない...。どんな拷問にも屈しないぞ...!」

 

ハデス「...いや、その必要はない」

 

何...?

 

ハデス「白木 優香、カノン・サファイア」

 

優香と花音が頷き、俺を動けないように取り押さえた。

 

零「ガッ...グアッ...!やめろ、優香...!花音...!」

 

優香「大人しくしてもらうわ、新垣 零...」

 

優香...!

 

ハデス「お前でダメならば...お前の中にいるレイヤに直接出てきてもらう」

 

零「何、だと...⁉︎」

 

ハデス「お前は用済みだ、新垣 零」

 

そう言うとハデスは俺の頭を持ち、ある力を注ぎ込んだ。

 

零「ガッ...!グアァァァッ...!アァァァァァッ‼︎」

 

こ、このままじゃ、まずい...!

 

零「や、めろ...!アァァァァァッ...!俺が...俺で、無くなる...!」

 

ハデス「甦れ、レイヤ。そして...サヨナラだ、新垣 零...永遠にな」

 

い、意識が途絶えていく...。

 

みんな...弘樹...優香...明日菜...芽流...花音...伊織...ホープス...アマ、リ...ごめん...。

 

そして、俺は意識を失った...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーみんなの前ではアスナ・ペリドットと呼ぶわね。

 

てか、みんなって誰だろう...。

まあ、いいや。

 

私達はメガファウナの待機室でアマリの事について話していた。

 

アイーダ「...アマリさんの様子は?」

 

カレン「眠ってるよ。当分は安静にしてなきゃダメだって」

 

ラライヤ「ナディアとヒミコとマリー、春日部防衛隊が看病するって横についています」

 

ノレド「あの子達は、あたしが鍛えた生活班の精鋭ですから、任せておけば大丈夫です」

 

ティエリア「零の行方は...?」

 

まゆか「...申し訳ありません。見失ってしまいました...」

 

一夏「そんな...!じゃあ、早く零を探さないと!」

 

千冬「落ち着け、闇雲に探した所で、零は見つからん」

 

一夏「こんな時に落ち着いていられるかよ!千冬姉は零の事が心配じゃねえのかよ!」

 

千冬「心配だからこそ!...今は冷静にならなければいけないのだろ...!」

 

一夏「千冬姉...」

 

マドカ「織斑 一夏。少しは姉さんの気持ちもわかってやれ」

 

一夏「ごめん、千冬姉...」

 

千冬「謝らなくてもいい、一夏。お前の気持ちはわかる」

 

クラマ「でもよ、急がないといけないのは事実だぜ。もしかしたら零は殺されるかもしれないしよ」

 

ティア「そ、そんな...!」

 

リョーコ「コラ、クラマ!子供の前で何言ってんだよ⁉︎」

 

クラマ「わ、悪い...」

 

すると、誰かが歩いて来た。

 

マリア「その心配はないわ」

 

メル「その声...あなたは...!」

 

マリア「マリア・エメラルド...。スペリオルのパイロットよ」

 

ディオ「スペリオルだと...⁉︎」

 

青葉「あんた...零さんを何度も襲った女か!」

 

マリア「正解よ」

 

メル「あなたが何の用ですか⁉︎」

 

アスナ「...待って、メル。エメラルド...?」

 

マリア「そうよ、アスナちゃん。私はマリア・エメラルド...。零の本当の母親よ」

 

ワタル「ど、どう言うこと...?」

 

マリアという人は全てを話した...。零がレイヤ・エメラルドで平穏の世界を襲おうとしたオニキスの一員で、アル・ワースの人間だった事を...。

 

そして、首領の正体...ハデス・エメラルドの息子だと言う事を...。

 

トロワ「零が...レイヤ・エメラルドという人物...」

 

カトル「それにオニキスの一員でアル・ワースの人だったなんて...」

 

ロックオン「オニキスの奴ら...そんな目的で動いていたとはな」

 

アレルヤ「あなたは...そのオニキスのやり方に不満を覚え、組織を抜けた...」

 

マリー[OO]「そして、零を助ける為に...彼をゼフィルスから降ろそうとした...」

 

パトリック「だがよ、それならどうして直接伝えなかったんだ?」

 

グラハム「零の中にいるレイヤとなる者に気づかれないためかな?」

 

マリア「ええ、そうよ。あなた達がこの世界に転移したのを知って、私もこの世界に来たのだけれど...遅かったみたいね」

 

ルルーシュ「所で、零が殺される心配はないとはどういう事だ?」

 

マリア「ハデス達の目的の為には零...レイヤとゼフィルスの存在が必要不可欠だからよ」

 

アキト「だから奴等は零とゼフィルスを狙っていたというわけか」

 

マリア「エクスクロスの皆さん...。私も...零を助け出す手助けをさせてもらえませんか?」

 

ノブナガ「お前の息子はレイヤであって零ではないのだぞ?」

 

マリア「それでも...彼は私のもう一人の息子と同じなのよ...。だから...」

 

みさえ「良いんじゃないですか」

 

ひろし「み、みさえ...そんな簡単に...」

 

みさえ「零君をそこまで大切に思っていないとこんな別世界にまで来ないわよ」

 

エルシャ「みさえさん...」

 

倉光「わかりました、これからは手を取り合いましょう」

 

マリア「ありがとう、ございます...」

 

みさえ「その変わり、零君を助け出せたら、彼に謝ってくださいね」

 

マリア「ええ、わかっているわ」

 

弘樹「俺もやらせてくれ」

 

アスナ「弘樹...」

 

弘樹「俺のせいで...零は連れ去られ、優香や花音も操られた...。だから...。俺が必ず、あいつ等を絶対に助け出す!それが俺の出来る、唯一の償いだから...。頼む...!」

 

アスナ「その覚悟に嘘はないわね?」

 

弘樹「ああ」

 

アスナ「だったら、やりましょう、弘樹。あなたはバカだけど最後までやり通す男だから」

 

弘樹「ありがとな...。それと、アスナ。過去の俺とは決別したい...だから、一発ぶん殴ってくれ」

 

アスナ「...わかったわ、歯を食いしばりなさい」

 

そう言い、私は弘樹の両頰を一発ずつ殴った。

 

弘樹「ぐっはぁっ⁉︎」

 

当然、吹っ飛ぶわよね〜。

 

メル「え、あ...アスナ先輩、それ二発...!」

 

弘樹「痛って...」

 

アスナ「もう一発は私やメルを傷つけた分よ...。それよりも目が覚めた?」

 

弘樹「おう...って、効いたぜ...。流石は男勝りの暴力女の拳だぜ...」

 

アスナ「...今度は蹴られたい?」

 

弘樹「じょ、冗談だって!」

 

メル「フフフ...」

 

何だか懐かしいわね、このやり取り...。

 

マーベル「それにしてもここ...アマリ達の生まれた世界だったのね...」

 

ユイ「はい...。まさか、アマリさんやメルさん、アスナさんも異界人だったなんて...」

 

さやか「この平穏の世界って、ロボットも空中戦艦も存在してないって話だったよね?」

 

ルー「そんな所で戦ったって事は...」

 

ミネバ「はい...。世間では大騒ぎになっています」

 

マリーダ「その様な状況では、私達が人前に姿を現したら混乱を招くだけだな」

 

アンジェロ「早く何とかしなければ、面倒な事になりかねないな...」

 

すると、アマリの看病をしていたはずのヒミコ達が入って来た。

 

ヒミコ「大変、大変!大変なのだ!」

 

ジャンヌ「どうしたの、みんな⁉︎」

 

ネネ「ちょっと目を離した隙にアマリさんがいなくなったんです!」

 

ミツヒデ「何っ⁉︎」

 

アンジュ「誰かが連れ出したか、自分で出て行ったか...」

 

ルー「安静にしてなきゃダメな状態なんでしょ!だったら、連れ出されたって事じゃないの⁉︎」

 

アキト「いや、零の事もある...」

 

弘樹「まさか、一人でオニキスの奴等の元に向かったってのかよ⁉︎」

 

マリア「もし連れ出されたのだとしたら...!」

 

ミラーナイト「もしや...!」

 

レイ[大怪獣]「魔従教団が...!」

 

トオル「...これ...アマリさんのベッドの横に落ちてましたよ」

 

ヒュウガ「置き手紙...?」

 

ベルリ「アマリさんが書いたものなの?」

 

エイーダ「そうみたいですけど...」

 

アマリ...いったい何処へ...。

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

帰って来たのね、私...。ずっと自分の事...アル・ワースの人間だと思ってたから、実感がわかないけど...。

 

グランディス「こんな所にいたんだね、アマリ...」

 

グ、グランディスさん...!

 

アマリ「グランディスさん...」

 

グランディス「ダメだよ、あんな書き置きだけじゃ。みんな、心配しちまうだろうが。ただでさえ、零の事があるんだし...。事実、ヒミコとナディア達は大慌てで手紙があるのに気付かなかったんだから」

 

アマリ「ごめんなさい」

 

グランディス「...で、家族に会って来たのかい?」

 

アマリ「...」

 

グランディス「何だい?そのために怪我した身体で抜け出したんだろ?」

 

アマリ「お父さんとお母さんとお姉ちゃん...。遠くから顔だけは見てきました...。その後、電話で元気でやってるから安心して...って伝えました」

 

グランディス「それでいいのかい?」

 

アマリ「自分でも...よくわからないんです...。どうして、そんな風にしたのか...。きっと...自分がこの後...何をすればいいかが...わかってないからだと思います...」

 

グランディス「しっかりしなよ、アマリ。あんたは、それを探すために魔従教団を抜けたんだろ?」

 

アマリ「あ...」

 

グランディス「自分が何者なのかがわかった事であんたの旅は一応の終わりを迎えたのかも知れない...。でも、そこからだって生きるっていう旅は続くんだよ。生きている限りね」

 

アマリ「生きている限り、旅は続く...」

 

グランディス「旅の行き先は誰にもわからない...。だから、楽しいんだよ」

 

アマリ「グランディスさんも...そうやって生きてきたんですか...?」

 

グランディス「まあね...。他人様に自慢できるようなもんじゃないけど...。山あり谷あり...燃えるような恋もあれば、異世界への転移もありだよ...。って、恋に関してはあんたの方が上だったね。でも、もっと目の前の事を...生きてる事を楽しみな」

 

アマリ「零君...」

 

グランディス「それにあんたには自分自身のやる事が見つかってなくても、まずはやる事があるだろ?」

 

アマリ「零君を、助ける...」

 

グランディス「まずは、それがあんたの新しい旅への第一歩としてやればいいんだよ」

 

アマリ「はい...」

 

グランディス「あんたの事は急ぎ過ぎる必要はないよ。まだ記憶も戻ったばかりだしね。取り敢えず、無事だって事をみんなに教えてやんなよ」

 

弘樹「その必要はねえよ」

 

皆さん...。

 

ワタル「アマリさん...」

 

ナディア「よかった...。無事で...」

 

ジャン「アマリさんはちゃんと書き置きを残したのにナディアが見落としたから、騒ぎになったんじゃないか...」

 

アマリ「ううん...。私がちゃんと伝えないで抜け出したのが悪かったんです」

 

ヴァン「お前...俺達が話している時、聞き耳を立てていただろ?」

 

ジュドー「え...」

 

アマリ「き、気づいていたんですか⁉︎」

 

ウェンディ「ちょ、ちょっとヴァン!それならどうして言わなかったのよ⁉︎」

 

ヴァン「すみません...」

 

メル「もう、心臓に悪かったですよ...」

 

ケイ「どうして、一人で行ったの?」

 

アマリ「少し考える時間が欲しかったから...。でも、もう大丈夫です。皆さん、心配かけてすいませんでした」

 

シバラク「その笑顔が見られれば、もう安心だな」

 

アマリ「グランディスさんにいいアドバイスをもらいましたから」

 

ハンソン「姐さんから?」

 

サンソン「そりゃまた何のアドバイスだ?」

 

グランディス「女同士のナイショの話さ。な、アマリ?」

 

アマリ「ええ...」

 

クラマ「流石はグランディスの姐さんだ。こういう時には年の功だな」

 

グランディス「焼き鳥になりたいかい、クラマ?」

 

クラマ「めっそうもない!」

 

シバラク「とにかく、よかった。アマリが落ち込んでいると拙者達も行き先を見失うからな」

 

ワタル「そうだね。アマリさんは僕達の道案内役だから」

 

シバラク「言っておくが、それは現実の地図の問題ではないぞ。心の話だ」

 

アマリ「心の話...」

 

ヒルダ「それにアマリが落ち込んだ表情だと、零も心配するだろうしな」

 

サリア「ええ、そうなっていると申し訳ないわね」

 

弘樹「それよりもいいのか、アマリ...。零は...」

 

アスナ「...」

 

アマリ「...」

 

アル「何かあるのか?」

 

メル「...実は私とアスナ先輩が転移する前は...。零さんとアスナ先輩は恋人同士だったんです」

 

ベルリ「ええっ⁉︎」

 

アネッサ「恋人同士って...!」

 

キオ「じゃあ...零さんとアスナさんはそれぞれ記憶を失って、お互いの事も忘れてしまっていたんですね...」

 

アマリ「...零君がどの様な選択をしようと私は受け入れます」

 

アスナ「私もよ...」

 

青葉「考えてみれば、エクスクロスって零さんとアマリさんが出会った事で始まったんだよな」

 

一夏「ああ、そうだな!俺としんのすけはこう大人数になると思わなかったよ」

 

しんのすけ「後で千冬お姉さん、アンドレイのおじさん、刹那お兄ちゃん、ティエリアちゃん、セルゲイのおじさん、ワタル君やシバラク先生、カンタムと出会ったんだゾ!」

 

エイサップ「そういう事だから、エクスクロスの精神的な支柱のアマリと零には頑張ってもらわないとな」

 

アマリ「私と零君が...精神的な支柱...」

 

ヒミコ「あちしはシチューもカレーも大好きなのだ!」

 

しんのすけ「違うゾ、ヒミコちゃん!そのシチューじゃないんだゾ!」

 

アルト「め、珍しくしんのすけがまともなツッコミをしてる...」

 

ヒミコ「だから、シチューのアマリ姉ちゃんには元気になってもらいたいのだ!」

 

サラ「そのためにも零を絶対に助けないとね!」

 

アマリ「...ありがとう、ヒミコちゃん、サラちゃん」

 

ルルーシュ「話してくれるか、アマリ?今、わかっている事を」

 

アマリ「はい...。私の本当の名前は、天野 亜真里...。この世界で生まれ育ちました。家族は父と母と姉さん...。召喚される前は高校の三年生でした。私は学校から下校している途中にアル・ワースに召喚され、こちらの世界では行方不明って事になっていたそうです」

 

ショウ「家族に事情に話したのか?」

 

アマリ「いえ...。昨日の戦いの事もありますから、余計な事を話して混乱させたくないと思って...とりあえず、ちゃんと生きていて、元気でやってるとだけ伝えました」

 

ショウ「そうか...。それでいいと思う...」

 

アスナ「私達の事も話しておくわ...。私の本当の名は樹咲 明日菜...。アマリと同じく高校三年生で下校中、メルと一緒にアル・ワースに転移させられたのよ」

 

メル「私は鮎川 芽流と言います。ですが、オニキスは零さんや弘樹さんを始めとする私達の世界の人達から私とアスナ先輩、カノンちゃんの記憶を消したんです」

 

弘樹「それだけじゃなく、アマリの記憶も消されたけどな」

 

アスナ「私とメル、カノンも実は零と弘樹、優香と幼馴染なのよ」

 

エルザ「そ、そうだったロボか⁉︎」

 

アマリ「では、零君が自殺しようとした時は...」

 

メル「勿論、私達も止めました」

 

アスナ「ホント、あの時の零は見てられなかったわ」

 

ヒデヨシ「お前等の家族は?」

 

メル「私とアスナ先輩も零さんと同じ、孤児院出身なので...」

 

ケロロ「そうだったでありますか...」

 

アマリ「私のアマリ・アクアマリンの名は魔従教団で記憶を書き換えられた時につけられたものだと思います。私を追ってきた術士...。彼も私達と同じ世界の人間です」

 

弘樹「あいつの名前は葵 伊織...。俺達と同じ高校のクラスメートだったんだ」

 

ユイ「も、もしかして伊織という人はアマリさんの恋人だったのですか⁉︎」

 

アマリ「いえ、そういう関係じゃなかったです。...そんなに話もした事なかったですし...」

 

イングリッド「(アマリはそう思っていても、向こうは違うんだと思う)」

 

カレン「(そんな気がする...)」

 

アスナ「ダメよ、みんな。アマリはこっちの世界でも零に夢中だったんだから。知っているのよ、影で零の事を見ていた事を」

 

アマリ「ど、どうしてそれを⁉︎」

 

メル「バレバレでしたよ」

 

アマリ「完敗です...」

 

ゼクス「君と彼が、魔従教団によって召喚された理由に心当たりはあるか?」

 

アマリ「わかりません...。ですが、ドグマを使うには素質が必要ですから、それを私達が持っていたんだと思います。私とイオリ君...葵君のどこに共通点があるかまではわかりませんが...」

 

三日月「そうだね。あんなストーカーとアマリに似ている所なんて全然ないし」

 

アスナ「アル・ワースに召喚される前の葵は真面目で優しい奴という印象だったのよ」

 

アマリ「あれは教団に植え付けられた記憶のせいだと思います」

 

シーブック「人格まで改造されたのか...」

 

アスナ「その点では私も似たようなものよ」

 

サラ「そういえば、忘れていたけど、最初のアスナって酷かったよね」

 

アスナ「む、昔の事は言わないで...」

 

アマリ「でも、少しだけ...私もイオリ君の様になれたら...って思います」

 

トビア「アマリさんも暴れたいって事...⁉︎」

 

アマリ「そういうわけじゃないですけど...私...ずっと引っ込み思案な自分を変えたいって思ってましたから...。だから、あんな風に感情をストレートに出せる事がちょっと羨ましく思えるんです...。だって、変われば...引っ込み思案のせいで虐められていた私を助けてくれた男の子を振り向かせられると思いましたから...」

 

カミーユ「欲望をむき出しにするのはひとまず置いておくとして...」

 

アムロ「君は、君の望む人間になりつつあると思うな」

 

アマリ「私がですか?」

 

グランディス「そうだね。出会ったばかりの頃は、ビクビクおどおどして頼りなかったけど...」

 

刹那「今は全く、そんな事はない」

 

ティエリア「君は意思の力で自分を変えていった」

 

シモン「教団のインチキじゃなく、自分自身の力で自分を変えたんだり胸を張っていいと思うぜ」

 

ワタル「アマリさんは昔の自分を乗り越えたんだよ、きっと!」

 

弘樹「零の奴もお前のそういう所に惚れたのかもな」

 

アマリ「ありがとうございます、皆さん」

 

シャア「だが、これでますます魔従教団の狙いがわからなくなってきた...」

 

シーブック「教団はドアクダーと戦う駒として僕達を召喚したと思ってましたけど...」

 

九郎「アマリ達のような術士の召喚は別物って見るべきだろうな」

 

ウェスト「そう言えば、ゴーゴン攻略戦の時、あのセルリックなるものが言っていた教主こいうのは何なのであるか?」

 

アマリ「教主...。それは魔従教団の最高位であり、究極の術士に与えられる栄誉でもあります」

 

フロンタル「究極の術士...」

 

リディ「今となっては、胡散臭いな...」

 

バナージ「最高位は、導師って呼ばれる人間じゃないんですか?」

 

アマリ「導師キールディンは教団の代表ではありますが、教主はその上...智の神エンデの教義、即ちドグマを極めた存在です。そして、教主は教団の歴史の中で未だかつて存在した事がないのです」

 

タスク「相対評価で決まるのではなく、絶対評価で決まるのか...」

 

ユイ「でも、教団は3000年くらい前に出来たと言われています。その間に一人も選ばれないなんて...」

 

アマリ「だからこそ、術士達はそれを目指して修練に励んできたのです。ドグマを極める...それはつまり智の神エンデに最も近付いた存在になるという事ですから」

 

アーニー「教主...。術士の究極の到着点か...」

 

アマリ「記憶を取り戻した私には何故それ程までに教主に固執していたかはよくわからないんですけどね」

 

マスター「それでいいのです、マスター」

 

アマリ「ホープス...」

 

ホープス「ここからがマスターの本当の旅なのです。その手助けをする事を私は望みます」

 

アマリ「ありがとう、ホープス。あなたがいてくれれば、きっと何とかなるように思える」

 

ヒナ「あの人も記憶を失っていたのね...」

 

青葉「雛...」

 

ヒナ「私もいつか...あの人のように記憶が全て戻るのかな...」

 

青葉「その日まで...いや、その日が来てからと俺...ずっと雛を守るから」

 

ヒナ「青葉...」

 

青葉「そして、いつか一緒に帰ろう...。俺達の世界に」

 

ヒナ「うん...」

 

すると、通信が入って来ました。

 

アムロ「みんな、艦に戻れ...!魔従教団が仕掛けてきた!」

 

ルルーシュ「セルリック・オブシディアンも出てきた。これは敵の総攻撃と見るべきだろう」

 

甲児「わざわざ別の世界まで俺達を追ってくるとは暇な連中だぜ!」

 

ワタル「だったら、とっちめて僕達をアル・ワースに連れて行ってもらおう!」

 

アマリ「ホープス...。私達も...」

 

ホープス「マスター!」

 

アマリ「う...」

 

痛みが、ここで...!

 

そのまま、私は気を失ってしまいました...。

 

ホープス「マスター!マスタァァァァァッ‼︎」

 

 

 

 

 

 

第57話 帰るべき世界

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

俺達はそれぞれ出撃した...。

 

フリット「来るぞ...!」

 

やっぱり、魔従教団か...!

 

万丈「黒いオート・ウォーロック...!セルリック・オブシディアンか!」

 

セルリック「アマリ・アクアマリンは出てないようだね」

 

エンネア「だから、何だというの⁉︎」

 

シャルロット「アマリさんは、私達が守る!あなたにも、あのイオリって人にも指一本触れさせない!」

 

イオリ「...」

 

メル「イオリ先輩...」

 

セルリック「まあいい...。前線は任せる、イオリ・アイオライト。邪魔者を排除して、あの魔法生物とゼルガードを手に入れ...。アマリ・アクアマリンを消滅させろ」

 

イオリ「了解です」

 

マサオ「あの人、記憶を取り戻したんじゃないの⁉︎」

 

楯無「今はそんな事知った事じゃないわ!向こうが来るなら、迎え撃つまでよ!」

 

ルルーシュ「各機は応戦しろ!セルリック・オブシディアンを倒せば、勝負はつく!」

 

セルリック「出来るかな、お前達に?」

 

鈴「やってみないとわからないでしょ!」

 

イオリ「(アマリ...天野さん...。俺は...)」

 

マリア「みんな、オニキスが来る可能性があるかもしれないから気をつけて!」

 

弘樹「了解!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

待っていてくれよ、零...!

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後の事だった。

 

甲児「お、おい!メガファウナのデッキにいるのって...!」

 

クリス「嘘...!」

 

おいおい、マジかよ...!

 

ゼルガードが現れた...⁉︎

 

しんのすけ「ゼルガード!」

 

ゼロ「大丈夫なのか、アマリ⁉︎」

 

ホープス「マスターは、まだ眠っていらっしゃいます」

 

レイ[Destiny]「ホープス!お前が一人で乗っているのか!」

 

ステラ「戦えるの⁉︎」

 

ホープス「愚問ですよ。マスターが戦えないのなら、私が戦うまでです!マスターを守るために!」

 

グレンファイヤー「熱いじゃねえかよ、ホープス!」

 

ジャンボット「したり顔で皮肉を言うだけだと思っていたが、見直したぞ」

 

ホープス「他人の評価など必要ありません。私は私の思うままに生きるだけです。それこそが、マスターに教えられた生き方です」

 

ヒルダ「(これって...)」

 

サリア「(もしかして...)」

 

アンジュ「(愛の力ってやつ...?)」

 

ナオミ「(ここに零がいたら、荒れるね...)」

 

ホープス「イオリ・アイオライト...」

 

イオリ「...!」

 

ホープス「まずはマスターを傷つけた貴様を零に変わって叩き潰してやる!」

 

イオリ「俺は...。俺だって!」

 

弘樹「伊織...!」

 

イオリ「俺だって、天野さんを守るために戦うんだ!」

 

セルリック「血迷ったか、イオリ・アイオライト?」

 

イオリ「俺はもう...偽りの記憶に惑わされない...!俺はイオリ・アイオライトであり、そして、葵 伊織だ...!お前達の言いなりにはならない!」

 

ホープス「(この男...エンデの加護を自ら打ち破ったか...!)」

 

イオリ「エクスクロス...!この戦いだけでいい!俺も教団と戦わせてくれ!」

 

弘樹「どうやらお前も完全に記憶を取り戻したようだな、イオリ」

 

イオリ「すまない、氷室...俺は...」

 

弘樹「俺もお前の事言えねえし、お互い様だぜ。それよりもアマリはお前の事を心配していたぜ」

 

アスナ「アマリが眠っている間にあなたが死んだとなると、合わせる顔がないわね」

 

ホープス「待ってください!マスターの心と身体を傷つけたこの男を許すと言うんですか!」

 

ゴーカイイエロー「あれ、前も作戦とはいえ、ホープスもアマリの心を軽く傷つけたんじゃなかったっけ?」

 

ホープス「そ、それは...その...」

 

メル「それに私達は今、あのセルリックを倒さなければならないんです!」

 

ホープス「だからと言って...!」

 

イオリ「ホープス...と言ったな...。俺の事が許せないのなら、それでいい。だが、俺も天野さんを守りたいんだ。俺の生命に代えても」

 

ホープス「...お前の事は信じられない...。だけど、なぜだろう...。さっきの言葉だけは信じられる...」

 

イオリ「それはきっと俺とお前が同じ想いで戦っているからだろうさ」

 

ホープス「お前ごときの二流術士と私を一緒にするな!」

 

千冬「喧嘩は後にしろ!」

 

箒「今はセルリックを倒す!」

 

ホープス「セルリック・オブシディアン!」

 

イオリ「天野さんには指一本、触れさせないぞ!」

 

セルリック「イオリ・アイオライト...。裏切り者は粛清するのみだ。そして、魔法生物!お前には誰が主であるか、痛みと共に教えてやろう!」

 

ホープス「(マスター...。ゆっくりお休みください...。あの男は私が必ず倒します...。私自身と...マスターのために...!そして、零...今の間だけ、マスターを私に任せてくれ...!)」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

弘樹「(零、優香、花音...俺は必ずお前達を助け出す...。待っていてくれ...!)」

 

 

〈戦闘会話 マリアVS初戦闘〉

 

マリア「来なさい、魔従教団!あなた達を倒して、早く、零を助けに行くわ!」

 

 

 

 

 

マリア「気をつけて、オニキスが来るわ!」

 

やっぱり来やがったか...!

 

現れたのはガルム部隊とアルガイヤだった。

 

アスナ「アルガイヤ...首領が来たのね...!」

 

ハデス「また会ったな、エクスクロス」

 

カミーユ「零とゼフィルスを捕らえた今、何の目的で俺達に挑む、ハデス・エメラルド⁉︎」

 

ハデス「ほう、マリアから聞いたか」

 

マリア「ハデス...もうやめなさい!こんな事をしたって...!」

 

ハデス「オニキスを抜け出したお前が口を挟むな、マリア...。俺達の目的は変わらん」

 

レナ「そんな事より、零を返して!」

 

サラ「そうだ!零を返せー!」

 

ティア「返せー!」

 

ハデス「フン、そんなに奴と会いたければ会わせてやる...来い」

 

現れたのは...ゼフィルス...⁉︎

 

サヤ「ゼ、ゼフィルス...⁉︎」

 

レイモン「乗っているのは、零なのか...⁉︎」

 

リチャード「だが、何故、あそこまでボロボロの状態で...」

 

ハマーン「あれほど大破した機体を急遽、修理したと言う感じだな」

 

ユイ「零さん、聞こえますか⁉︎戻って来てください!」

 

?「フッ...」

 

アスナ「待って!そいつは零じゃない!」

 

メル「え...⁉︎」

 

?「流石はアスナ...。よくわかったな」

 

こいつ...まさか...!

 

マリア「あなた...レイヤね!」

 

レイヤ「そうだ、俺だぜ...。お袋」

 

レイヤ・エメラルドかよ...!

 

スザク「あれが零の身体の中にいたもう一つの人格...」

 

五飛「そして、本当の零である...」

 

ノイン「レイヤ・エメラルド...!」

 

レイヤ「そうだな...。初めましてと言っておくぜ、エクスクロス。俺はオニキスの首領...ハデス・エメラルドの息子、レイヤ・エメラルドだ」

 

サイ「ちょっと待て...!あいつが表に出て来たって事は...!」

 

リナ「零さんは...まさか...」

 

レイヤ「いいや、安心しな。あいつはまだ、俺の心の中の奥底で眠っているぜ」

 

ゴーカイレッド「つまり、お前を倒せば、零をまだ救い出せるチャンスがあるって事か!」

 

海道「なら、ぶん殴って新垣の目を覚まさせてやる!」

 

竜馬「覚悟しやがれよ、レイヤ・エメラルド!」

 

レイヤ「ははっ...!良いねえ、盛り上がって来たぜ...!親父、ここは俺に任せてくれ...。目覚めの運動も兼ねて暴れたいんだ」

 

ハデス「良いだろう、久しぶりのお前の力...遠くでだが、見せてもらうぞ、レイヤ」

 

そう言うとアルガイヤは後退しやがった...。

 

レイヤ「そう言うわけだ、魔従教団さんよ。今はあんた達を襲うつもりはねえ。俺達は俺達で勝手にやらせてもらうからよ」

 

セルリック「ほう...顔や声は同一だが、人格が変わるとそこまで違いが出るとはな...。こちらも魔法生物とゼルガードさえ、始末できればいい」

 

レイヤ「交渉成立、だな...。じゃあ、始めるとするか!」

 

弘樹「レイヤ・エメラルド...!」

 

マリア「気負いすぎないでね、弘樹君!」

 

弘樹「わかっています...!行くぞ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSレイヤ〉

 

弘樹「レイヤ・エメラルド!零を返してもらうぞ!」

 

レイヤ「新垣 零にも勝てないお前が、俺に敵うわけねえだろ!」

 

弘樹「だとしても...俺は負けるわけにはいかねえんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 アスナVSレイヤ〉

 

アスナ「あの時...力尽くでもあなたを止めるべきだったわ...!」

 

レイヤ「おー、怖い怖い...。でも、そういう女は嫌いじゃねえぜ」

 

アスナ「零の顔をして、冗談を言わないで!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSレイヤ〉

 

レイヤ「やめておけって...。お前じゃ俺には敵わねえよ」

 

メル「その様な事...やってみなくてはわかりません!」

 

レイヤ「だったら、死んでから後悔すんなよ!」

 

 

〈戦闘会話 ホープスVSレイヤ〉

 

ホープス「マスターの為にもお前を倒し、零を取り戻す」

 

レイヤ「残念だが、魔法生物の出る幕じゃねえ、消えろ!」

 

ホープス「そうはいかん!これ以上、マスターの涙は見たくない!それから、ライバルが零でないと張り合いがない!」

 

 

〈戦闘会話 イオリVSレイヤ〉

 

レイヤ「へえ、魔従教団の洗脳を自分で解くんなんて、案外やるじゃねえかよ」

 

イオリ「新垣、お前をあれほど憎んだ俺を助けようとしてくれた...だからこそ、今度は俺がお前を助ける番だ!」

 

 

〈戦闘会話 マリアVSレイヤ〉

 

マリア「もうこんな事はやめて、レイヤ!」

 

レイヤ「俺を見捨てて、一人だけオニキスから消えたあんたがよく言うぜ。俺は親父と共に進む...それだけだ!」

 

マリア「どうして...どうしてなの、レイヤ...!」

 

 

 

くそッ...!あんなボロボロの機体に乗っているのになんて強さだよ...!

 

レイヤ「オラオラ!どうした、エクスクロス!この程度か!」

 

簪「つ、強すぎる...!」

 

ジャンナイン「このままでは、こちらが全滅する...!」

 

レイヤ「まだだ...まだ、俺を奮い立たせろ!」

 

ゼフィルスが俺達に襲いかかろうとしたが...。

 

レイヤ「ぐっ...!」

 

何処かから銃撃が放たれた...⁉︎

 

現れたのは...ヴィジャーヤとドラウパだった。

 

アーニー「ジン!アユル!」

 

レイヤ「何のつもりだ...ジン・スペンサー...アユル・ディラン!」

 

ジン「見てわからないか、レイヤ・エメラルド。その男はやらさん」

 

レイヤ「へえ、裏切るってわけか...。だったら、エクスクロスごと...うぐっ...!」

 

な、何だ...ゼフィルスの動きが止まって、レイヤ・エメラルドが苦しみ出したぞ...⁉︎

 

レイヤ「ぐっ...こ、こいつ...!まだ抵抗する力を...!仕方、ねえ...!今日はここまでにするか.....!命拾いしたな、エクスクロス...!次は殺してやるよ...!」

 

ゼフィルスが撤退すると、残りのガルム部隊も撤退した...。

 

弘樹「今、あいつの動きが止まったな...」

 

マリア「(レイヤは零の人格がまだ、彼の心の中で眠っていると言った...。まさか、レイヤを一時的に止めてくれたのは...!)」

 

アユル「退きましたね...」

 

ジン「だが、これで俺達はもうオニキスへ戻る事は出来ない」

 

弘樹「なら、エクスクロスに来いよ、スペンサー」

 

ジン「...俺は...」

 

アーニー「ジン、アル・ワースを救う為...。お前達の力を貸して欲しい」

 

アユル「どうしますか、ジン?」

 

ジン「決まっている...。アル・ワースを平和にするまでだ、俺達が手を組むのは」

 

アーニー「ああ、わかっている!行くぞ、ジン!」

 

よっしゃあ!これで鬼に棍棒だぜ!

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ジンVS初戦闘〉

 

ジン「(懐かしいな、アーニーと共に戦うのは...。悪い気はしない。まあ、こんな事、口が裂けても言えないがな)」

 

 

〈戦闘会話 アユルVS初戦闘〉

 

アユル「私はジンとなら何処へでもいけます...!お母さん、見ていてください、私は正義のために戦います!」

 

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSセルリック〉

 

セルリック「まさか、君がオニキスを裏切るとはね」

 

弘樹「何とでも言え」

 

セルリック「君ごときが、新垣 零の変わりになるとでも思っているのか?」

 

弘樹「変わりになんてなれるわけねえだろ!俺は氷室 弘樹だ!新垣 零じゃねえ!だから、俺にできる事を全力でやるまでだ...!」

 

 

 

 

ホープスの乗るゼルガードの攻撃にワース・ディーンベルはダメージを負った。

 

セルリック「ちいっ!」

 

イオリ「セルリック・オブシディアン!俺達の勝ちだ!」

 

セルリック「クソがぁぁぁっ‼︎」

 

ワース・ディーンベルはが移動した...⁉︎

 

ホープス「逃しはしません!」

 

イオリ「天野さんの為にも、ここでお前を討つ!」

 

ゼルガードとイオリのディーンベルがワース・ディーンベルの前に立った。

 

セルリック「魔法生物に三流術士が!舐めるなよ!」

 

き、機体が回復した...⁉︎

 

ケンシン「ダメージを回復させた!」

 

アレクサンダー「これもドグマの力か!」

 

セルリック「消えろぉぉぉぉっ‼︎」

 

ゼルガードとイオリのディーンベルはワース・ディーンベルのドグマ攻撃により、弾き飛ばされた。

 

イオリ「ぐっ!詠唱もなしで、これだけのドグマを...!」

 

ホープス「セルリック・オブシディアン!まだ戦うつもりなのですか!」

 

セルリック「当然だ!教主の座を掴むのはこの俺をおいて他にはいない!その為にもアマリ・アクアマリンは俺自身の手で叩き潰す!」

 

ホープス「させるものか、そんな事は!」

 

セルリック「ならば、お前から潰してやる!死ね、魔法生物!」

 

アマリ「待ちなさい...!」

 

ア、アマリ...⁉︎

 

アマリ「ホープスから離れてください、法師セルリック」

 

イオリ「天野さん...!」

 

ホープス「マスター!」

 

セルリック「アマリ・アクアマリン...観念して出て来たか!」

 

アマリ「法師セルリック...。あなたは、それ程までに教主になりたいのですか?」

 

セルリック「お前にはわからないのか!教主となる意味...究極のドグマの意味が!」

 

アマリ「そのために誰かの幸せや自由を奪うのなら、私はあなたと戦います」

 

アスナ「アマリ...」

 

ホープス「どうやら教団は、3000年の間、空位だった教主をついに決めるようですね。導師キールディンが私とゼルガードを求めるのはそのためでしょう」

 

セルリック「魔法生物ごときが知った口を...!」

 

ホープス「セルリック・オブシディアン...。あなたは、私とゼルガードの意味を知らないのですね。私とゼルガード...。それは、教主のために用意されたものなのです」

 

セルリック「何だとっ⁉︎」

 

アマリ「ホープスとゼルガードは...教主のためのもの...」

 

ホープス「だが私は、その役目を嫌いました。誰かに自分の在り方を決められるなど、承服できるものではありませんから。そうです、マスター...。あなたと同じだったのです」

 

アマリ「それが...私と旅に出た本当の理由なのね...」

 

ホープス「そして、マスター...。あなたとの旅は、まだ終わりません」

 

アマリ「ホープス!今、行くから!」

 

アマリはゼルガードに乗った。

 

ホープス「マスター!無茶をして!」

 

アマリ「一人でゼルガードを動かしたホープスに言われたくないわ」

 

セルリック「ゼルガードに乗ったか!ならば、お前を消滅させ、魔法生物とゼルガードを我が物にする!」

 

ワース・ディーンベルはゼルガードに攻撃を仕掛けたが、イオリのディーンベルがそれを変わりに受けた。

 

アマリ「葵君!」

 

イオリ「違う、天野さん...。俺は...イオリ・アイオライトだ...」

 

アマリ「...!」

 

メル「イオリ先輩...!」

 

イオリ「俺は...操られていたとはいえ...君に...酷い事をした...。だから、俺は...奴等に授けられた、この力で...君を守る...」

 

セルリック「イオリ・アイオライト!貴様は何処までも...!」

 

さらにワース・ディーンベルはイオリのディーンベルを攻撃した。

 

イオリ「グアァァッ!」

 

メル「も、もうやめてください!例えあなたがアマリさんに酷い事をしたとしても...これではあなたが!」

 

アスナ「メル...」

 

イオリ「鮎川さん...ありがとう。でも、俺はやめる気はない...!天野さんだけじゃない!君や樹咲さん、新垣への償いの為もだ!」

 

メル「イオリ、先輩...!」

 

アマリ「イオリ君...。あなたも、このオドのない世界でドグマが使えるのね!」

 

ホープス「マスターも、アル・ワースから出た事でドグマの意味というものがわかってきたようですね」

 

アマリ「う、うん...」

 

ホープス「自由条約連合とゾギリアの世界は、アル・ワースと繋がった世界です。ですから、少ないながらもオドが存在していました」

 

アマリ「でも、平穏の世界にオドは存在していない...」

 

ホープス「オドというものは本来は世界に存在しているものではありません。生物自身が持っているものです。マスターやイオリ・アイオライトの中にもオドがあるのです。それは魔力とは別の存在...。術士ではないエクスクロスのメンバーも持っているのです」

 

マリア「ええ、そうよ。オニキスのメンバーが使う、バスタードモードなどの力はオドの力を応用したものなのよ」

 

弘樹「そ、そうだったのかよ!」

 

セルリック「何を言っている、魔法生物!ドグマはエンデの加護を受けた教団の術士のみに許された奇跡だ!そして、教団の使命はドグマにより法と秩序を守る事にある!」

 

イオリ「黙れ、セルリック!天野さんを傷つけようとするお前達に正義などあるものか!」

 

アマリ「イオリ君...」

 

ホープス「イオリ・アイオライトもマスターと同じです。破壊の心を宿しているのです」

 

アマリ「破壊...」

 

ホープス「それは別の言い方をすれば、どんな障害があろうとも自らの欲望を貫き通す意思...。それこそが理を変えるための力...ドグマを使う者の素質なのです」

 

アマリ「それが...ドグマの意味...」

 

セルリック「イオリ・アイオライト!邪魔をするなら、お前から始末してやる‼︎」

 

またイオリのディーンベルが攻撃を受けた。

 

イオリ「ぐうっ!」

 

メル「嫌、イオリ先輩!」

 

セルリック「死ねぇぇぇっ‼︎」

 

アマリ「イオリ君‼︎」

 

ディ、ディーンベルは爆発した...。

 

メル「そ、そんな...イオリ先輩...」

 

イオリ...。

 

アマリ「ご心配なく、イオリ君は生きています」

 

イオリ「ここは...⁉︎」

 

アマリ「ゼルガードの中では、イオリ君」

 

イオリ「天野さん!」

 

アマリ「服...お揃いになりましたね」

 

ホープス「勘違いするなよ、イオリ・アイオライト。教団の服が目障りだったから、変えたまでだ」

 

アマリ「イオリ君、あなたのオドも貸してください。私とホープスとあなたの力を合わせれば、きっと何かが出来ます!」

 

イオリ「わかった、天野さん!俺の力も君に!」

 

アマリ「イオリ君...。私は天野 亜真里じゃない...。今の私は、エクスクロスの一員...藍柱石の術士、アマリ・アクアマリンです」

 

こ、この力は...⁉︎

 

セルリック「この力は...!」

 

ホープス「マスターと私とイオリ・アイオライトのオド...。それが一つとなり、ゼルガードに力を与える...」

 

アマリ「今ここに新しいドグマが生まれます!」

 

セルリック「アマリ・アクアマリン!」

 

アマリ「法師セルリック!あなたのエゴを破壊します!私の...私達のドグマで‼︎」

 

ゼルガードはワース・ディーンベルに攻撃を仕掛けた...。

 

イオリ「すごい...!何て魔力だ!」

 

アマリ「私の全てを見せます!ゼルガードの翼が開く!」

 

アマリとイオリは同時にオドを収束した。

 

アマリ&イオリ「「新しい力をここに...!」」

 

アマリ「そして、何かが生まれる!」

 

無数の魔法陣が現れ、ワース・ディーンベルを覆った。

 

そこからレーザーが発射され、ワース・ディーンベルを襲い、魔法陣がワース・ディーンベルを拘束した。

 

イオリ「天と地、陰と陽...!全ての力を...!」

 

アマリ「これが...最後のドグマです!」

 

そして、最後に最大威力のレーザーを発射し、ワース・ディーンベルに直撃した...。

 

セルリック「ぬ、ぬあああああっ‼︎」

 

アマリ「その名は...天地真名!」

 

新しいドグマ...天地真名を受け、ワース・ディーンベルは大きく吹き飛んだ。

 

エレボス「新しいドグマだ...!」

 

リュクス「すごい...!これまでとは桁が違います!」

 

イオリ「アマリさん...」

 

アマリ「ホープスとあなた...そして、ゼルガードが私に力を貸してくれてこのドグマは完成しました」

 

ホープス「勘違いするなよ、イオリ・アイオライト。お前の存在は、ただのオド袋だ」

 

イオリ「それでもいいさ。アマリさんの役に立てるなら」

 

アマリ「ありがとう、イオリ君」

 

メル「...」

 

アスナ「メ、メル〜?目が怖いわよ〜?」

 

メル「別に...」

 

弘樹「(おいおい、もしかしてメルの奴...)」

 

アスナ「(どうしてこう、ややこしい男に好意を寄せるのかな、あの子は...)」

 

アマリ「ホープスもイオリ君と仲良くしてね」

 

ホープス「か、かしこまりました...」

 

セルリック「アマリ・アクアマリン‼︎」

 

まだやるってのか!

 

ミシェル「しぶといな!」

 

ノブナガ「執念が奴に力を与えているのか!」

 

セルリック「許さん...!許さんぞ、アマリ・アクアマリン!教主は、この俺...セルリック・オブシディアンのものだ!」

 

ホープス「奴の破壊の心は、さらに階段を上がったようです」

 

アマリ「でも、負けません...!誰かの自由を奪う者を討つ...!それが私のドグマです!」

 

イオリ「アマリさん...!」

 

アマリ「ホープス、イオリ君!私達の力で、法師セルリックを倒します!」

 

反撃開始だ!

 

 

 

 

ゼルガードの天地真名を受けて、ワース・ディーンベルは大ダメージを負った。

 

アマリ「法師セルリック!負けを認めてください!」

 

セルリック「おのれぇぇぇっ‼︎この屈辱...忘れはせんぞ!」

 

ワース・ディーンベルは撤退した。

 

九郎「取り敢えずは追っ払えたな」

 

アル「しつこい男だ...」

 

終わったな...。

 

アマリ「ありがとう、イオリ君、ホープス。二人のおかげで私はまた戦えるわ」

 

ホープス「それはマスター自身が戦う意思を見せたからです」

 

イオリ「俺達はフォローをしただけだよ、アマリさん」

 

メル「イオリ先輩、少し鼻の下を伸ばし過ぎではありませんか?」

 

イオリ「そ、そんな事は...!」

 

イオリの奴も隅に置けないな。

 

倉光「各機は帰艦してくれ。その後、零君救出の作戦を立てる」

 

アマリ「わかりました!」

 

リリスとメサイア以外の機体は帰艦する。

 

アスナ「次は頑張りましょうね、メル」

 

メル「はい、アスナさん!」

 

リリスとメサイアも帰艦しようとした...その時だった。

 

レイヤ「戦いの後ってのが、一番人が油断しやすいんだよな」

 

て、撤退したはずのゼフィルスが現れた。

 

弘樹「ゼフィルスだと⁉︎」

 

ワタル「退いたんじゃないの⁉︎」

 

マリア「まさか...出方を伺っていたの...⁉︎」

 

レイヤ「まあいい...。まずはお前だ、メル・カーネリアン!」

 

メル「あ、ああ...!」

 

ゼフィルスがメサイアに攻撃を仕掛けたが...。

 

アスナ「メルゥゥゥゥッ‼︎」

 

リリスがメサイアを弾き飛ばし...変わりに攻撃を受けた...。

 

アスナ「ぐっ...はっ...!」

 

弘樹「アスナ、」

 

メル「アスナさん!」

 

レイヤ「ちいっ、邪魔が入ったか...。まあいい、じゃあな」

 

そう言い残すとゼフィルスは今度こそ撤退した...。

 

メル「アスナさん...アスナさん‼︎」

 

アスナ「バカ、早く...戻りなさい...」

 

メル「ア、アスナさんも...!」

 

アスナ「良いから...早く、行って...零を、お願い...」

 

そう言うとリリスはメサイアを突き飛ばした...。

 

アスナ「零...。ごめんね...」

 

そう言い残し、リリスは跡形もなく爆発した...。

 

嘘、だろ...⁉︎

 

メル「あ、あぁぁぁぁぁ...!アスナさぁぁぁぁぁぁん‼︎」

 

メルの叫び声が通信越しに響いた...。

 

リリスも艦に戻り、俺達は辺りをくまなく捜索したが、アスナの姿はどこにもなかった...。

 

フェルト「ダメです、辺りに私達以外の生体反応はありません...」

 

アマリ「そ、そんな...!」

 

メル「も、もう少しだけ探させてください!絶対...絶対にアスナさんは生きています!だから...!」

 

倉光「メルちゃん...。残念だけど、もう...」

 

メル「あ、ああ...!」

 

メルは力をなくした様にその場に座り込んだ。

 

イオリ「鮎川さん!」

 

そんな彼女にイオリが駆け寄った...。

 

メル「う、うう...!」

 

ジン「...」

 

アユル「...」

 

弘樹「メル...」

 

メル「アスナ、さん...うう...!うわぁぁぁぁぁぁん‼︎」

 

メルの泣き声が一帯に響いた...。

 

零...!お前はこれで良いのかよ...!

 

 





ー中断メッセージ

〈北辰の宣告〉

北辰「一夜にて、天津国まで伸びゆくは、瓢の如き宇宙の螺旋...スーパーロボット大戦、楽しんで頂けたかな?」

アキト「...!」

北辰「遊びはここまで...!中断ッ‼︎」

アキト「何っ⁉︎」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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