スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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遅くなって申し訳ありません!

第58話です!零達の運命はいかに!

少し長くなっていますが、どうぞ!


第58話 輝く絆の翼

 

 

ーレイヤ・エメラルドだ。

 

俺は心の中で新垣 零と顔を合わせていた。

 

零「...」

 

レイヤ「アスナは死んじまったな...。俺の、嫌...お前の手にかかってな」

 

零「レイヤ...お前...!」

 

レイヤ「まあ、安心しろ。このまま時間が経てばお前もあの女の後を追う事になる」

なんせ、お前はもうすぐ消滅するんだからな...。

 

レイヤ「もし戻れたとしてもお前には帰る場所なんてねえよ...。何故なら、お前はもうその手で仲間の事を殺めているんだならな」

 

零「俺は...」

 

レイヤ「残る人生を有意義に過せよ、じゃあな」

 

零「...」

 

俺は意識を元に戻した...。

 

 

 

 

 

ーメル・カーネリアンです。

 

アスナさんが死んでから、私の心にはポカリと穴が開いてしまいました...。

 

メル「アスナさん...零さん...」

 

漸く...記憶を取り戻せたのに...。

 

アマリ「メルさん、皆さんが心配していますよ、早く帰りましょう」

 

アマリさんが私を心配して、来てくれました。

 

メル「はい...。ありがとう、ございます...」

 

アマリ「明日も早いんですよ。なんと言っても明日は零君の救出作戦が決行されますから」

 

メル「そう、ですよね...。アスナさんに託されたんですよね、零さんの事を...」

 

アマリ「そうですよ!きっといつまでも考えているメルさんを見たら、アスナさんだって、また怒りますよ」

 

メル「ふふ、学生の頃なども良き姉の様な存在でしたんですよ」

 

アマリ「それに確か、クラスの学級委員もしていたので面倒見も良かったんだと思います」

 

メル「アスナさんらしいですね」

 

?「死んじまった人間の昔話か?」

 

こ、この声は...!

 

メル「レイヤ・エメラルド...⁉︎」

 

アマリ「どうしてここに...!」

 

レイヤ「何、お前達の顔を見るのも最後になるからな。顔を拝んでおこうと思ったんだよ。それにしても、アスナの事は残念だったな」

 

メル「あなたのせいでアスナさんは...!」

 

レイヤ「待て待て、確かに殺したのは俺だが、新垣 零が殺したも同然なんだぜ?俺達は同じ存在なんだからな」

 

アマリ「あなたという人は...!」

 

レイヤ「それよりも、ここでお前等にトドメを刺していれば、後々楽になるし、新垣 零の消滅も早まるな」

 

零さんの...消滅...⁉︎

 

アマリ「ど、どういう事ですか⁉︎」

 

レイヤ「新垣 零は未だ俺の心の中で生きているが、消滅しつつある。俺という存在が強くなり、奴の存在が弱まった証拠だ。さらにアスナの死や自分の手でアスナを殺めてしまった悔しみが奴の消滅を早めた...。つまり、あいつが絶望する程、あいつが早く消える事になるって事だ」

 

零さんが消える...。

 

アマリ「そんな事、させません!」

 

レイヤ「勇ましくなったじゃねえか。まあ、新垣 零よりもメルの方がよっぽどダメージが大きい様だな」

 

メル「...」

 

レイヤ「まあ、そっちの方がやりやすいけどな」

 

レイヤ・エメラルドがバスタードモードを発動させて、私に急接近して、蹴り飛ばしてきました。

 

メル「ぐうっ...⁉︎」

 

アマリ「メルさん⁉︎」

 

レイヤ「メル...。お前じゃ、誰も守れないんだよ」

 

メル「私では、誰も...守れない...」

 

アマリ「いい加減にしてください...!」

 

アマリさんが私を守る様にレイヤ・エメラルドの前に立ちふさがりました...。

 

アマリ「零君やアスナさんだけでなく、メルさんまで...!あなたはどれだけの人を傷つければ気が済むんですか⁉︎」

 

レイヤ「誰がどう傷つこうが、俺には関係ねえんだよ」

 

アマリ「あなたは...零君じゃない」

 

レイヤ「...あ?」

 

アマリ「例え、その姿の本来の持ち主があなただとしても...あなたは零君にはなれません。零君はどの様な時でも誰かの事を考え、誰かを守ってきました...。他者を切り捨てるあなたでは絶対に零君にはなれません!」

 

レイヤ「黙れ...黙れ!」

 

突然、レイヤ・エメラルドが大声を上げ、アマリさんを睨みつけました。

 

レイヤ「俺が新垣 零じゃねえだと?当たり前だろうが!俺は俺だ...新垣 零じゃねえ!俺とあいつを比べてんじゃねえぞ、てめえ!」

 

レイヤ・エメラルドがアマリさんに詰め寄り、首を締め付ける。

 

アマリ「ぐっ...あぁぁ...っ!」

 

レイヤ「てめえは最後までとっておこうと思ったが、気が変わった。てめえから死ね!」

 

アマリ「あ、あぁぁっ...!」

 

メル「アマリさんを...離してください!」

 

レイヤ「...何...?」

 

気がつけば、私はアマリさんの首を絞めるレイヤ・エメラルドの腕を掴んでいました。

 

さらに目を赤く発光させて...。

 

アマリ「メル、さ...ん...!」

 

レイヤ「メル、てめえもバスタードモードを使える様になった様だな。本来、この世界から召喚されたてめえやアスナ、カノン・サファイアを記憶改変と同時にオドによる力も植えつけた...。だからこそ、てめえ等もバスタードモードが使えるんだよ」

 

メル「これ以上、私の大切な人達を傷つけさせはしません!」

 

レイヤ「勇ましいだけで、俺に勝てると思ってんのか?」

 

弘樹「悪いがこれ以上はやらせねえぞ!」

 

イオリ「アマリさんとメルさんから離れろ!」

 

そこへ弘樹さんとイオリ先輩にマリアさんとホープスさんが駆け付け、弘樹さんの攻撃でレイヤ・エメラルドはアマリさんの首から手を離しました。

 

レイヤ「ぐっ...!」

 

マリア「レイヤ、もうこんな事はやめて!」

 

ホープス「他のエクスクロスのメンバーが来るのも時間の問題だ。さて、どうする?」

 

レイヤ「てめえ等...どこまでも俺の邪魔をしやがって...いい加減にうぜえんだよ!」

 

レイヤ・エメラルドが私達に再び、攻撃をしようとしたその時でした。

 

レイヤ「ガッ...⁉︎グアァァァッ...!」

 

弘樹「な、何だ...?」

 

レイヤ・エメラルドが急に苦しみ出した...⁉︎

 

レイヤ「て、めえ...!ま、だ...抵、抗を...!グアァァァッ!」

 

アマリ「い、一体何が...⁉︎」

 

レイヤ「ア、マリ...!みん、な...!」

 

レイヤ・エメラルドの様子がおかしいです...!

 

弘樹「お、お前...大丈夫なのか...⁉︎」

 

マリア「零...なの...⁉︎」

 

え⁉︎

 

メル「え...」

 

アマリ「零君⁉︎」

 

零「あ、ああ...!」

 

零さんが元に戻った...⁉︎

 

零「弘樹、イオリ、ホープス、母さん...!アマリとメルを連れて、早く逃げてくれ...!レイヤを抑え込めるのも...時間の、問題なんだ...!」

 

弘樹「零、お前...!」

 

零「頼む...!早くしてくれ...!」

 

マリア「...わかったわ。行きましょう、みんな」

 

メル「でも、零さんが!」

 

弘樹「堪えてくれメル...。零は俺達を守る為にあいつを抑えてくれているんだ。零の努力を...無駄にしないでくれ...!」

 

メル「弘樹さん...」

 

本当は弘樹さんも零さんを助け出したいはずなのに...。

 

メル「わかり、ました...」

 

イオリ「メルさん、行こう」

 

私はイオリ先輩に連れられ、マリアさんと立ち去ろうとしました。

 

ホープス「マスター、行きましょう!」

 

アマリ「零君...」

 

零「行ってくれ、アマリ...!早く...!」

 

アマリ「私は...!」

 

零「俺はもう...アスナの様に大切な人間をこの手で殺めたくないんだよ...!」

 

弘樹「行くぞ、アマリ!」

 

アマリ「はい...」

 

そう言い、アマリさんも立ち去ろうとしましたが、もう一度振り返り言いました。

 

アマリ「必ず、助けるから...!」

 

零「フッ、期待...しているぜ...」

 

零さんを残して、私達はメガファウナへと戻って行きました...。

 

零「頼んだぞ、みんな...」

 

私達を見送った零さんの意識はまた心の奥底へ押し込められた事も知らずに...。

 

 

 

 

 

 

ーレイヤ・エメラルドだ。

 

新垣 零の奴...。やってくれたな..,!

 

俺は奴の意識を封じ込めて、息を吐いた。

 

レイヤ「勝手な事、してくれたな...」

 

俺はそのままオニキスの基地へ戻る。

 

レイヤ「今帰ったぜ」

 

ハデス「随分、遅かったじゃないか」

 

レイヤ「エクスクロスに会っていたんだよ。だが、新垣 零に邪魔された」

 

ギルガ「何処までも邪魔な奴ですね...」

 

レイヤ「まあ、明日にでもエクスクロスに総攻撃をかけるつもりだ。親父、明日も俺に指揮を任せてくれるよな?」

 

ハデス「いいだろう」

 

レイヤ「ってなわけだ。白木 優香、カノン・サファイア、ギルガ、リン・マスカライト、ラゴウ...。明日は一緒に来てもらうぜ」

 

優香「わかりました」

 

ラゴウ「...」

 

レイヤ「どうした、ラゴウ?何か不満でもあるのか?」

 

ラゴウ「い、いえ...。わかりました」

 

明日が楽しみだぜ...。明日、全てが決まるのだからな。俺や新垣 零の運命...。そして、世界の運命も...。

 

 

 

 

 

ーメル・カーネリアンです。

 

私はメガファウナの廊下で外を眺めていました。

 

イオリ「考え事かい、メルさん」

 

メル「イオリ先輩...」

 

イオリ「あまり、遅くまで起きていると、明日に触るよ」

 

メル「私、決めました...。アスナさんが私にしてくれた様に...私も誰かを守る為に戦います!」

 

イオリ「そうか...。ならば、俺も君の力になるよ」

 

メル「イオリ先輩...。ありがとうございます!あ、今からイオリ先輩の部屋にお邪魔してもよろしいでしょうか?」

 

イオリ「え、ええっ⁉︎今からか⁉︎」

 

メル「ダメ、ですか?」

 

イオリ「い、いや...ダメじゃない」

 

そして、私はイオリ先輩の部屋へ行き、お話をしました...。

 

ですが、そのまま意識を失ってしまい、眠りについてしまいました...。

 

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

俺はアマリと共にイオリを起こしに来た。

 

部屋をノックするが、一向に起きない為、俺とアマリはイオリの部屋に入る。

 

すると、ベッドにはイオリと...メルが寝ている...⁉︎

 

アマリ「え、ええっ⁉︎」

 

やりやがったか、イオリの奴...。

 

イオリ「ん、うん...?」

 

イオリが起きた。

 

弘樹「起きたか、イオリ」

 

イオリ「おはよう、アマリさん、氷室。所で、どうして2人が...えっ...⁉︎」

 

イオリが隣にメルが寝ている事に気づき、目を見開く。

 

イオリ「え、は、ええっ⁉︎」

 

メル「むうぅ...騒がしいですね...ふえっ...⁉︎」

 

メルがゆっくりと目を覚まし、隣に居るイオリの顔を見た途端、顔を真っ赤にする。

 

メル「あ、あ、あわわわ...!わ、私...!」

 

弘樹「へえ、お前達、昨日は楽しかったみたいだな」

 

イオリ「ご、誤解だ!」

 

アマリ「イオリ君...!」

 

ア、アマリの目が笑ってねえ...!

 

イオリ「ま、待ってくれ、アマリさん!これは違うんだ!」

 

アマリ「女の子に簡単に手を出すなんて...許しません!」

 

イオリ「ア、アマリさぁん...!」

 

これはイオリの自業自得だな。

 

すると、警報が鳴り響いた。

 

マリア「みんな!オニキスが来たわよ!」

 

来たか...!

 

弘樹「アマリ...!」

 

アマリ「今日こそ、零君を助け出します...!」

 

俺達はオニキスを迎え撃つ為にメガファウナへと戻っていった...。

 

 

 

 

第58話 輝く絆の翼

 

 

 

 

 

俺達はそれぞれ出撃した。

 

青葉「ついに作戦を決行する時だな」

 

ヒナ「零という人を本当に助け出せるの...?」

 

ディオ「零さんは俺達を何度も助けてくれた...。だから、必ず助け出す...!」

 

デュオ「そのイキだぜ、ディオ!」

 

メル「皆さん..頑張りましょう!」

 

アンジュ「メル、何か変わった?」

 

メル「変わった...というのは?」

 

サリア「アスナが死んで落ち込んでいたけど、随分いい顔になったじゃない」

 

メル「落ち込んでいても何も始まらないと思いましたから。今、私に出来る事をする...それだけです!」

 

イオリ「今の君ならば、新垣も振り向くかもしれないな」

 

メル「...あなたは一夏さんぐらい鈍いですね」

 

イオリ「え...」

 

一夏「え、待ってくれ!何で俺の名前を出すんだ⁉︎」

 

簪「自分で考えて」

 

楯無「簪ちゃん、きつめね」

 

シャア「緊張感が薄めだな」

 

アムロ「確かに問題でもあるが、変に気負うよりかはいいだろう」

 

シャア「そうだな。それに、これこそがエクスクロスでもあるからな」

 

フロンタル「このエクスクロスという部隊を理解できてきたそうだな」

 

シャア「様々な世界の若者を見て、私も感化されたのかもしれんな」

 

マリア「話はここまでにして...来るわ!」

 

マリアさんの言葉通り、ガルム部隊とジェイル、ディビウス、アマテラス・ツヴァイ、ナイトメア、ゼフィルスが現れた。

 

レイヤ「準備万端な様だな、エクスクロス!」

 

刹那「レイヤ・エメラルドか...!」

 

ティエリア「オニキスの戦力を総動員で出撃させたそうだな...!」

 

ギルガ「今日が君達の命日だよ、エクスクロス」

 

アマリ「零君!私達の声が聞こえるのなら、返事をして!」

 

ベルリ「僕達、あなたを助けに来たんですよ!」

 

ドロロ「気をしっかりと持つでござる!」

 

レイヤ「新垣 零を呼びかけても無駄だぜ。なんせ、あいつには俺の邪魔をできない様に意識を完全に封印させたからな。恐らく、声は届かねえよ」

 

クリス「そんな...!」

 

海道「だったら、てめえをぶん殴って、新垣の目を覚まさせてやる!」

 

真上「意識を封印という事は新垣はまだ消滅していないという事だな」

 

由木「それなら、零君の救出はまだ出来る...!」

 

レイヤ「出来るかな、お前等に」

 

九郎「やってみなけりゃわかんねえだろ!」

 

シモン「俺達を甘く見るんじゃないねえぞ!」

 

ヴァン「何だっていい!取り敢えず、ぶった斬る!」

 

ギルガ「相変わらず、血の気が多い者が多いな」

 

弘樹「優香!カノン!お前等はこれでいいのかよ⁉︎」

 

優香「裏切り者の言葉など聞く気は無いわ」

 

カノン「ここで排除します」

 

レイヤ「そういうわけだ、ラゴウもいいな?」

 

ラゴウ「...」

 

レイヤ「おい、返事はどうした?」

 

ラゴウ「わかりました...」

 

マリア「(ラゴウの様子がおかしい...。何かあるの...?)」

 

レイヤ「来い、エクスクロス!俺が直々に潰してやるよ!」

 

メル「そうはいきません!」

 

アマリ「零君と約束したんです...。だから、必ず零君を助け出します!」

 

レイヤ「不可能だと思うがやってみやがれ!(覚醒まで後一歩...。早く立ち上がりやがれよ、相棒...!)」

 

俺達は戦闘を開始した。

 

 

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

弘樹「この勝負に全てをかける...!待っていろよ、零!」

 

 

〈戦闘会話 メルVS初戦闘〉

 

メル「見ていてください、アスナさん...。私、頑張りますから...!あなたの様に強く生きてみせます!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVS初戦闘〉

 

ホープス「助けられる確率が低くともやりましょう、マスター!」

 

イオリ「ホープス、お前がこんな事を言うなんてな...」

 

アマリ「ありがとう、ホープス。零君を助ける為に...行きましょう、二人共!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSカノン〉

 

弘樹「目を覚ましてくれ、カノン!俺には...お前が...!」

 

カノン「消去します」

 

弘樹「言葉じゃダメなのかよ...!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSカノン〉

 

カノン「裏切り者は消去します」

 

メル「カノンちゃん...。必ず目を覚まさせてあげるからね、待っていて!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSギルガ〉

 

ギルガ「君達をレイヤ様の所へは行かせないよ!」

 

弘樹「何としてでもたどり着いてやる!そして、てめえ等もぶっ飛ばす!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSギルガ〉

 

リン「メルちゃん、本当の記憶を取り戻したのね」

 

メル「それでも、リンちゃんが友達だった事には変わりないよ」

 

リン「!...だ、だから何?私はあなたの敵、だから倒すわ!」

 

メル「少なくとも、零さんを取り戻すまでは倒されないよ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS優香〉

 

優香「氷室 弘樹、覚悟...!」

 

弘樹「くそッ...!お前と戦う事になるなんて...!少し我慢してくれよ、優香!」

 

 

〈戦闘会話 メルVS優香〉

 

メル「優香さん...。忘れましたか?いつも私の事を妹の様に想ってくれたじゃないですか!」

 

優香「そんなこと知らないわ、あなたは裏切り者のメル・カーネリアン...それだけよ」

 

 

〈戦闘会話 マリアVSラゴウ〉

 

ラゴウ「マリア様...」

 

マリア「ラゴウ、まさかあなた...!」

 

ラゴウ「何でもございません...!覚悟してください...!」

 

 

 

 

 

 

俺達はアマテラス・ツヴァイにダメージを与えた。

 

リン「こ、攻撃を受けました...!」

 

レイヤ「心配すんな、ほらよ!」

 

ゼフィルスから何かの力が与えられ、アマテラス・ツヴァイのダメージが回復した...⁉︎

 

ロザリー「ダメージが回復したぞ⁉︎」

 

ヒイロ「あれが、レイヤ・エメラルドの力か...?」

 

ハイネ「あんなものどうすればいいんだよ⁉︎」

 

オルガ「それなら、まずはレイヤ・エメラルドをどうにかするぞ!」

 

ハッシュ「その方がいいっすね...!」

 

どちらにしろ、零を救い出す為にはレイヤ・エメラルドを止めるしかねえなら、やってやる!

 

 

 

 

〈戦闘会話 万丈VSレイヤ〉

 

レイヤ「破嵐 万丈、てめえの日輪の光とやらでも俺を消し去る事はできねえよ!」

 

万丈「ならば、試してみるかい?僕の日輪の輝きで零を君の手から救い出してみせる!」

 

 

〈戦闘会話 ショウVSレイヤ〉

 

レイヤ「見せてみろ、ショウ・ザマ。てめえのオーラ力というものを!」

 

チャム「零...。こんなのやだよ...!」

 

ショウ「あいつを倒して、零を連れ戻す!俺のオーラ力にかけて!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSレイヤ〉

 

エレボス「レイヤ・エメラルドを止めるよ、エイサップ!」

 

レイヤ「無駄だぜ、エイサップ・鈴木。お前じゃ俺には勝てない」

 

エイサップ「そんなものやってみないとわからないだろ!あまり、俺達を舐めるなよ!」

 

 

〈戦闘会話 カミーユVSレイヤ〉

 

レイヤ「一度、戦意を喪失したてめえが俺の邪魔してんじゃねえ、カミーユ・ビダン!」

 

カミーユ「戦争を遊びだと考えているお前を野放しになど出来るか!覚悟しろ!」

 

 

〈戦闘会話 ジュドーVSレイヤ〉

 

ジュドー「この野郎!いい加減、零さんを返しやがれ!」

 

レイヤ「何を勘違いしてんだ、ジュドー・アーシタ?この身体は元から俺の物なんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 アムロVSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえとやりたくてずっとウズウズしていたんだよ、アムロ・レイ!」

 

アムロ「本当に零とは違う性格なんだな...!だが、零を取り戻す為にもここで奴を止めねば...!」

 

 

〈戦闘会話 シャアVSレイヤ〉

 

レイヤ「赤い彗星、シャア・アズナブルか..,。相手にとって不足はねえ!」

 

シャア「悪いが私は君との戦いを楽しむつもりはない。すぐにカタをつける...!」

 

 

〈戦闘会話 バナージVSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえの可能性の力ってものを見せてくれよ、バナージ・リンクス」

 

バナージ「零さんを救い出す為だ...!お前をここで止める!」

 

 

〈戦闘会話 リディVSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえの相手をしている暇はねえんだよ、リディ・マーセナス」

 

リディ「そう言うな。零には俺の世話になった事がある...。だからこそ、お前の存在は許されないんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 フロンタルVSレイヤ〉

 

フロンタル「君を野放しには出来ないな、レイヤ・エメラルド」

 

レイヤ「フル・フロンタル...。てめえは強敵と見た...勝負だ!」

 

 

〈戦闘会話 シーブックVSレイヤ〉

 

シーブック「このままでは零さんが消えてしまう...!必ず救い出してみせる!」

 

レイヤ「そういうのは俺を倒してからにしやがれ、シーブック・アノー!」

 

 

〈戦闘会話 トビアVSレイヤ〉

 

レイヤ「俺はてめえの本当の事を知っているぜ、トビア・アロナクス...いや、クロスボーン・バンガードのエースさんよ」

 

トビア「この世界での俺はただのトビア・アロナクスだ!そして、エクスクロスの一員だ!」

 

 

〈戦闘会話 ヒイロVSレイヤ〉

 

レイヤ「ヒイロ・ユイ。てめえの苦しむ顔を見るとするか」

 

ヒイロ「趣味が悪いな、レイヤ・エメラルド...。零は返してもらう...!」

 

 

〈戦闘会話 シンVSレイヤ〉

 

シン「零さんの事...そして、アスナさんの事も全部纏めて借りを返してやる!」

 

レイヤ「いちいち迷いを持っていたお前に出来るわけないだろう、シン・アスカ。運命に縛られていたてめえではな!」

 

 

〈戦闘会話 キラVSレイヤ〉

 

キラ「こんな事はもうやめるんだ!争い合っても何にもならない!」

 

レイヤ「言葉なんて不要なんだよ、キラ・ヤマト!何でも話し合いで済むと思ってんじゃねえよ!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSレイヤ〉

 

刹那「レイヤ・エメラルド...俺達は...!」

 

レイヤ「また分かり合えるとか言っているのか、刹那・F・セイエイ?俺とお前は敵同士...これ故に俺達に対話なんて必要ないんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 キオVSレイヤ〉

 

キオ「お願いです、零さんを返してください!」

 

レイヤ「甘いな、キオ・アスノ。俺がそんな言葉で止まるわけないだろ!」

 

 

〈戦闘会話 アセムVSレイヤ〉

 

アセム「お前は散々、俺達を怒らせたんだ...覚悟してもらうぜ!」

 

レイヤ「キャプテン・アッシュ...いや、アセム・アスノか...。いいぜ、相手してやる!」

 

 

〈戦闘会話 フリットVSレイヤ〉

 

フリット「お前はまだまだ青いな、レイヤ・エメラルド」

 

レイヤ「ジジイがわかったような事言ってんじゃねえぞ、フリット・アスノ!青いかどうか試してみやがれ!」

 

 

〈戦闘会話 ベルリVSレイヤ〉

 

ベルリ「零さんの声や顔で悪さをするのをやめてください!」

 

レイヤ「やめろも何もこれは元は俺の体だ!てめえこそ、俺の邪魔してんじゃねえよ、ベルリ・ゼナム!」

 

 

〈戦闘会話 アイーダVSレイヤ〉

 

アイーダ「私が家出をした時、零は私とアマリを連れ戻しに来てくれました...。今度は私の番です!」

 

レイヤ「悪いな、てめえの出番はねえよ、アイーダ・スルガン!てめえはどこへでも突撃していろ!」

 

 

〈戦闘会話 クリムVSレイヤ〉

 

レイヤ「天才クリム・ニックの腕を拝見させてもらおうか!」

 

クリム「いいだろう。だが、零少年は返してもらう!エクスクロスには彼の存在が必要不可欠だからな!」

 

 

〈戦闘会話 三日月VSレイヤ〉

 

三日月「行くよ、零の偽物」

 

レイヤ「俺は偽物じゃねえ...!あまり、調子に乗んじゃねえぞ、三日月・オーガス!」

 

 

〈戦闘会話 オルガVSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえは大人しく指揮に専念した方がいいんじゃねえか、オルガ・イツカ?」

 

オルガ「心配無用だ。俺はこっちでも充分にやれるからな!」

 

 

〈戦闘会話 ワタルVSレイヤ〉

 

龍王丸「パワーは以前、暴走した時の零以上だ...!」

 

レイヤ「当然だ。これが俺の本当の力だからな。救世主なら、俺を止めてみせろよ、戦部 ワタル!」

 

ワタル「止める...!僕達...エクスクロスには零さんが必要なんだ!」

 

 

〈戦闘会話 舞人VSレイヤ〉

 

レイヤ「旋風寺 舞人とガイン...。ここでてめえ等の正義道もラストだ」

 

グレートマイトガイン「な、何と言う気迫だ...!」

 

舞人「俺達の正義は永遠に不滅だ!それがわからないお前に俺達は負けない!」

 

 

〈戦闘会話 ルルーシュVSレイヤ〉

 

レイヤ「ギアスで俺を操ってもいいんだぜ、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア...。それともルルーシュ・ランペルージって、呼んだ方がいいか?」

 

ルルーシュ「いいや、ギアスは使わないと決めたのでな。それから今の俺は只のルルーシュだ、それを忘れるな!」

 

 

〈戦闘会話 青葉VSレイヤ〉

 

青葉「悪さもここまでだぞ、レイヤ・エメラルド!」

 

レイヤ「はいはい、いいからとっととかかってこい、渡瀬 青葉。ボコボコにしてやるからよ!」

 

 

〈戦闘会話 アンジュVSレイヤ〉

 

レイヤ「相手になるぜ、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ皇女...いや、今はアンジュだったな?」

 

アンジュ「零と似たような顔してムカつくわね...!あんたが零になろうなんて100万年早いわ!」

 

 

〈戦闘会話 ヒルダVSレイヤ〉

 

レイヤ「友達を救い出す為に頑張ってみせろよ、ヒルダ」

 

ヒルダ「あんたに言われなくたって、零は必ずあたしが助けてやるよ!あんたをぶっ飛ばしてね!」

 

 

〈戦闘会話 甲児VSレイヤ〉

 

レイヤ「マジンガーにマジンカイザー...。てめえには魔人との縁がありそうだな、兜 甲児」

 

甲児「おう、その通りだ!この力で零を必ず助け出してやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 鉄也VSレイヤ〉

 

レイヤ「戦闘のプロ、剣 鉄也が相手か...。燃えてくるぜ...!」

 

鉄也「お前の私情など知らんぞ!俺は零を助け出すだけだ!」

 

 

〈戦闘会話 海道VSレイヤ〉

 

レイヤ「俺に地獄というものを見せてくれよ、海道 剣、真上 遼」

 

真上「どうやら、奴はもう勘違いをしているみたいだな」

 

海道「そうだな!てめえの間違いはただ一つ...俺達が地獄だ!」

 

 

〈戦闘会話 シモンVSレイヤ〉

 

レイヤ「螺旋王を倒した螺旋の男、シモン...。てめえなら楽しめそうだな!」

 

ヴィラル「お前に興味津々の様だぞ、シモン」

 

シモン「今お前と楽しむつもりはねえ!アスナの仇を取らせてもらうぜ!」

 

 

〈戦闘会話 ネモ船長VSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえには一度会って、話してみたかったんだ、エルシス・ラ・アルフォール...。いや、ネモ船長」

 

ネモ船長「私はお前と話す気などない。零を取り戻させてもらう」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSレイヤ〉

 

一夏「許さない...お前だけは許さないぞ、レイヤ・エメラルド!」

 

レイヤ「てめえみたいなタイプは嫌いだぜ、織斑 一夏。正義の味方の様な爽やかなてめえがな!」

 

 

〈戦闘会話 千冬VSレイヤ〉

 

レイヤ「新垣 零の様なガキ如きに何、必死になっているんだよ、織斑 千冬?」

 

千冬「ガキだと...?ふん、お前と零を一緒にするな。あいつは私達にとって必要な存在だから助けるまでだ!」

 

 

〈戦闘会話 竜馬VSレイヤ〉

 

弁慶「情けねえな、零!他の人格に負けるなんてな」

 

隼人「まあ、俺達が助けてやろうぜ」

 

レイヤ「って、お仲間は言っているが、てめえはどうなんだ、流 竜馬?」

 

竜馬「零を元に戻すためだ!ぶっ飛ばしてやるぜ、偽物野郎!」

 

 

〈戦闘会話 葵VSレイヤ〉

 

レイヤ「チームDの野生の本能は見ものだったぜ。特に飛鷹 葵...てめえみたいな女は好みのタイプだぜ」

 

ジョニー「言われてますよ、葵さん」

 

朔哉「でも、俺達の事も褒められてるぜ!」

 

エイーダ「ですが、喜ぶものでもありません!」

 

くらら「それで、どうするの、葵?」

 

葵「言われるまでもないわ!それに、零なら兎も角、あんたはタイプじゃないのよ!行くわよ、あたし達の全力をかけて、零を取り戻す!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSレイヤ〉

 

九郎「今まで沢山の奴を見てきたが、ひさびさに頭に来たぜ!」

 

アル「妾も同じ意見だ、九郎!」

 

レイヤ「なら、俺をぶん殴ってみろよ、大十字 九郎...魔術の力とやらでな!」

 

 

〈戦闘会話 ヒーローマンVSレイヤ〉

 

レイヤ「ジョセフ・カーター・ジョーンズとヒーローマン。ヒーローならば、悪である俺を倒してみろよ」

 

ヒーローマン「ムゥン...!」

 

ジョーイ「うん、わかっているよ、ヒーローマン!零さんは大切な僕達の仲間だもんね...絶対に助け出すよ、ヒーローマン!」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVSレイヤ〉

 

レイヤ「ヴァン、何故、てめえは俺に挑む?てめえの目的には新垣 零は関係ないはずだ」

 

ヴァン「確かにかぎ爪を殺す事に関しては零を助ける必要はねえ...。だが、少なくともあいつには世話になった事もある...。その借りを返すだけだ!」

 

 

〈戦闘会話 アマタVSレイヤ〉

 

レイヤ「アマタ・ソラ...。前からてめえには興味があったんだ...。てめえは何か犬の様な感じがするからな」

 

アマタ「犬の様な感じ...?何の事だかわからないけど、零達を傷つけようとするのなら、相手になるぞ!」

 

 

〈戦闘会話 ノリコVSレイヤ〉

 

レイヤ「来いよ、タカヤ・ノリコ!俺を宇宙怪獣と同じだと思うなよ!」

 

カズミ「わかっているわね、ノリコ?」

 

ノリコ「はい、お姉様。今は零さんの救出を最優先にします!」

 

 

〈戦闘会話 ユイVSレイヤ〉

 

レイヤ「ユインシエル・アステリア。皇女は皇女らしくルクスの国のエナストリアにいたらどうだ?」

 

レナ「ユイ...」

 

ユイ「そうはいきません...!零さんを...私の兄の様な方を放ってはおけません!」

 

 

〈戦闘会話 ノブナガVSレイヤ〉

 

レイヤ「あまり、やり過ぎると新垣 零を破壊するぞ、オダ・ノブナガ」

 

ノブナガ「心配する必要はない。俺は破壊王だ...。お前だけ、破壊する事など容易だ!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSレイヤ〉

 

みさえ「零君...こんな事になるなんて...」

 

ひろし「頼むから零君を返してくれよ!」

 

カンタム「待ってください、ひろしさん、みさえさん!」

 

しんのすけ「頼んでも無駄だゾ!あいつは零お兄ちゃんを返す気なんてないゾ!」

 

レイヤ「よくわかってんじゃねえかよ、野原 しんのすけ、カンタム...。それに気づいた褒美として、一瞬で消してやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSレイヤ〉

 

ギロロ「おい、ケロロ!奴が来るぞ!」

 

ドロロ「迎え撃つでござる!」

 

クルル「クーククッ!零を助け出す手段はあるのか?」

 

レイヤ「ないない。奴が目覚める事なんて、もうねえんだよ。ケロロ軍曹とケロロ小隊」

 

タママ「ほ、本当なんですかね...?」

 

ケロロ「確信がない以上、諦めるわけにはいかないでありますよ!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVSレイヤ〉

 

アキト「観念しろ、悪党。零を返さないというのなら倒す!」

 

レイヤ「観念するのはそっちの方だぜ、テンカワ・アキト。世の中には取り戻せないものもある...。それが新垣 零だ!」

 

 

〈戦闘会話 ルリVSレイヤ〉

 

ハーリー「ゼフィルスが射線上に入りました!」

 

ユリカ「零君を返して!」

 

レイヤ「うるせえな。ホシノ・ルリ...電子の妖精であるてめえも新垣 零を取り戻したいのか?」

 

ルリ「零さんを取り戻すのに、電子の妖精という名は関係ありません。零さんは助け出します、エクスクロスの一員として」

 

 

〈戦闘会話 アルトVSレイヤ〉

 

アルト「何が本物になるだ!他人から翼を奪って、お前は何を考えてるんだよ!」

 

レイヤ「これは元々、俺の翼だ、早乙女 アルト。それから奪ってなんかいねえよ!」

 

 

〈戦闘会話 リオンVSレイヤ〉

 

リオン「今まで色んな奴見てきたけど、お前の様な奴もいたんだな!」

 

レイヤ「世界には様々な人間がいるんだよ、リオン・榊。俺やオニキスみたいな人間がな!」

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSレイヤ〉

 

ゴーカイシルバー「零君は返してもらうぞ!」

 

ゴーカイイエロー「それにあんたの顔...零と重ねてみると、腹が立つのよね」

 

ゴーカイブルー「だったら、潰すだけだ!」

 

ゴーカイグリーン「行こう、みんな!」

 

ゴーカイピンク「覚悟してください!」

 

レイヤ「海賊は宝探しをしていればいいのによ!なあ、キャプテン・マーベラス!」

 

ゴーカイレッド「勿論、探すぜ。だが、今はエクスクロスの宝を取り戻す!零という宝をな!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSレイヤ〉

 

レイヤ「ウルトラマンの力は侮れないな。特にてめえの力は未知数だから、全力で行くぜ、ウルトラマンゼロ!」

 

ゼロ「へっ、わかってんじゃねえか!だが、もう遅いぜ、俺のビックバンはもう止められねえぜ!」

 

 

〈戦闘会話 レイモンVSレイヤ〉

 

レイヤ「地球のレイオニクスのレイ。てめえが暴走した時は見ていられなかったぜ」

 

レイモン「そうか、あの時はお前が...。感謝する。だが、今は話は別だ!零を取り戻すためにも!」

 

 

〈戦闘会話 マサキVSレイヤ〉

 

レイヤ「マサキ・アンドー。死にたくなければ、降参した方がいいぜ」

 

マサキ「仲間が目の前にいるのに尻尾巻いて逃げれるかよ!」

 

 

〈戦闘会話 アーニーVSレイヤ〉

 

サヤ「レイヤ・エメラルド...。沢山の人を傷つけたその報い、受けてもらいます!」

 

アーニー「それこそが僕達の役目だ!受けろ、僕達の覚悟を!」

 

レイヤ「真正面から受けてやるから、ガッカリさせんなよ、アニエス・ベルジュ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSレイヤ〉

 

イオリ「新垣...!」

 

ホープス「今、お前を解放してやるから待っていろ!」

 

アマリ「零君は誰かを傷つける事は望んでいません...。私が阻止します!」

 

レイヤ「アマリ・アクアマリン。新垣 零が愛した女だ。ゆっくりと痛ぶってやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSレイヤ〉

 

レイヤ「てめえとの勝負にもケリをつけてやるよ、氷室 弘樹!」

 

レイヤ「うるせえ!俺は零を連れ戻す!お前との勝負なんて知るかよ!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSレイヤ〉

 

メル「レイヤ・エメラルド...!あなただけは...!」

 

レイヤ「てめえだけは此処で消してやるよ、メル・カーネリアン!」

 

 

〈戦闘会話 マリアVSレイヤ〉

 

レイヤ「親父の邪魔をすると言うのなら、いくらお袋でも容赦はしねえ!」

 

マリア「レイヤ、あなたは私が止める...。あなたの母親として!」

 

 

 

 

 

ゼフィルスに攻撃を当てたが...。

 

レイヤ「こんなもので俺を倒せるわけねえだろ!」

 

ゼフィルスが回復した...⁉︎

 

朗利「あいつも回復出来るのかよ⁉︎」

 

金本「こんなのどれだけやっても一緒じゃないか!」

 

ロロ「ですが、諦めるわけにはいきません!」

 

ルルーシュ「必ず、零を助け出すチャンスがある...!」

 

ギルガ「無駄なのによく頑張るね」

 

ラゴウ「エクス、クロス...」

 

レイヤ「まあいい...。まずは予定通り」

 

メル「!」

 

ゼフィルスがメサイアに近づいた...⁉︎

 

レイヤ「メル!てめえから殺してやるよ!」

 

クロスソードでメサイアは斬り裂かれた。

 

メル「うああぁっ!」

 

アマリ「メルさん!」

 

レイヤ「抵抗しない方が痛い目をみないぜ」

 

レイヤ・エメラルドの奴...!

 

メル「それでも...私は抵抗する事をやめません!」

 

イオリ「メルさん...」

 

リン「メルちゃん、どうしてそこまで...」

 

メル「私は...お世話になった零さんやアスナさんの想いも受け持っているんです...!だなら、逃げるわけにはいきません!」

 

メル、お前...。

 

レイヤ「...もういい。さっさと死ね」

 

メル「っ..,!」

 

ゼフィルスがもう一度、メサイアに攻撃を仕掛けた...が...。

 

メル「え...」

 

レイヤ「な、何だと...⁉︎」

 

ゼフィルスの動きが...止まった...⁉︎

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

少し時間がかかったが...心の奥底で身体を動かせる様になったぜ...!

 

俺はレイヤの腕を掴み、動きを止めさせた。

 

レイヤ「新垣 零、てめえ...!」

 

零「これ以上...!お前に誰も傷つけはさせない...!」

 

レイヤ「何故だ...!てめえの身体は、もう動かせないはずだ!」

 

零「メルが頑張ってくれているのに...俺が指をくわえて待っていれるわけないだろ...!」

 

レイヤ「何処まで...ふざけやがって...!アスナを殺めたてめえの居場所なんてないんだよ!」

 

零「居場所は...俺自身が作る...!アスナを殺めたという...罪を背負いながら!例え孤独の道を歩もうとも...俺は生きる!それが俺の生きる資格だ!」

 

レイヤ「お前...」

 

零「そして、俺はお前でお前は俺だ...。だから、お前の罪も俺が背負う。それが新垣 零として生まれてきた俺のすべき事だ!」

 

レイヤ「...」

 

零「レイヤ...だから、俺はお前を...!」

 

レイヤ「...合格だ」

 

零「え...?」

 

レイヤ「やーっと、俺と同じ位まで辿り着きやがったか、遅いんだよ」

 

ど、どういう事だ...?

 

零「レ、レイヤ...?」

 

俺はレイヤの腕を離し、レイヤの顔を見ると、少し微笑みながら、レイヤは口を開く。

 

レイヤ「今なら、俺達は真の力を発揮できる」

 

零「真の力...?」

 

レイヤ「その為には俺とお前の力を入れて均等にしなければならなかった。だから、あえてお前を心の中へと押し込み、力を出させようとしたんだよ」

 

零「じゃあ、お前は俺を試したのか?俺が...仲間の為にお前に反抗する程の力が出せると思って...」

 

レイヤ「そうだよ。だから、エクスクロスまで敵に回したのによ」

 

零「だったら...アスナを殺したのも俺が力を出す為に過ぎなかったって事か⁉︎」

 

レイヤ「ああ。仲間の死は何よりの力になる」

 

零「ふざけるな!人の生命を何だと思ってるんだよ⁉︎」

 

レイヤ「大切なもの...そのぐらいわかっているっての」

 

零「だったら、何故、アスナを⁉︎」

 

レイヤ「はあ...話は最後まで聞け。アスナは死んでいねえよ」

 

零「え、はぁ...?」

 

レイヤ「...お前も趣味が悪いな。そろそろ出てこいよ」

 

レイヤがそう言うと俺の背後にある人物が現れた...。

 

零「なっ...⁉︎そ、そんな...!嘘、だろ...⁉︎」

 

アスナ「...また会えたわね、零」

 

ア、アスナ...⁉︎

 

零「お、お前...何で⁉︎」

 

アスナ「レイヤに助けられたのよ」

 

れ、レイヤに...?

 

レイヤ「忘れたか?俺は他の機体のダメージを回復させる事が出来る。リリスが爆発する寸前にアスナを俺...つまり、俺達の心の中へと転送させたんだよ。だから、アスナは死んでもねえし、心の中から出す事も出来る」

 

零「よ、良かった...!本当に良かった...!」

 

アスナ「あなたが力を出すまでレイヤに出てくるなって言われていたけど、これでもういいわね」

 

レイヤ「おう、完璧だぜ。よし、相棒。もう少し力を高めろ」

 

零「力を...高める...?」

 

アスナ「今のあなたやレイヤでもハデスには勝てない...。勝つには...真の力を得るにはあなたとレイヤの力を一つにするしかないの」

 

レイヤ「俺が少し時間を稼いでやる。相棒はその隙に力を高めろ。アスナ、相棒のフォローを頼むぜ」

 

アスナ「ええ!」

 

そう良い、レイヤは光となって、消えた...。

 

アスナ「始めましょう、零。オニキスを倒す為に...!」

 

零「...わかった!」

 

俺は力を高め出した...。

 

 

 

 

ーレイヤ・エメラルドだ。

 

俺が意識を戻すのと同時に親父の乗るアルガイヤが現れた。

 

ハデス「なかなかやるではないか、エクスクロス」

 

ウィル「ハデス・エメラルドか!」

 

ハデス「レイヤ、あれ程意気がっていた割には苦戦しているではないか」

 

レイヤ「...」

 

ハデス「まあいい、ならば俺が裏切り者を消そうとしよう」

 

メル「くっ...!」

 

イオリ「メルさん!」

 

アルガイヤがメサイアに攻撃を仕掛けた、が...。

 

レイヤ「!」

 

俺がアルガイヤの攻撃を防いだ。

 

ラゴウ「な、何...⁉︎」

 

ハデス「何の真似だ、レイヤ?」

 

レイヤ「悪いな、親父...。俺はやっぱり、あんたの事が好きになれないぜ」

 

ハデス「血迷ったか、貴様...!」

 

エンネア「ど、どう言う事⁉︎」

 

デュオ「何で、あいつがメルを助けるんだよ⁉︎」

 

アイーダ「これも何かの罠では...⁉︎」

 

マリア「レイヤ、あなた...」

 

レイヤ「エクスクロス、俺も手を貸すぜ」

 

箒「何のつもりだ⁉︎」

 

シャルロット「あんたなんて信じられるわけないよ!」

 

やっぱり、そう言われるか...。

 

メル「...何か、考えがあるのですよね?」

 

レイヤ「メル...」

 

メル「...少なくとも私は力を貸します、早くしてください」

 

レイヤ「...サンキューな、メル」

 

メル「皆さん、今はレイヤ・エメラルドの話に乗りましょう!」

 

サラマンディーネ「で、ですが...!」

 

ウー「奴は敵なのだぞ!」

 

ルリ「ですが、彼も敵に回すと私達がピンチになるのも事実です」

 

倉光「ルリちゃんの言う通りだ、今から彼を味方する!」

 

ロザリー「ま、マジかよ⁉︎」

 

アンジュ「良いじゃない、面倒事がなくなったんだし」

 

ナオミ「相変わらず、アンジュはポジティブだね」

 

ハデス「ならば、奴らと共に死ね、レイヤ!」

 

アルガイヤはゼフィルスに攻撃を仕掛けた...。

 

レイヤ「ぐっ...!」

 

マリア「レイヤ!」

 

レイヤ「まだかよ、相棒...!」

 

ハデス「お前に時間を取るつもりはない!」

 

アルガイヤの連続攻撃にゼフィルスはダメージを負っていく。

 

レイヤ「グアァァァァッ‼︎」

 

弘樹「このままじゃ、やべえ!」

 

レイヤ「まだ、だ...!相棒だったら、こんな時でも諦めねえんだよ!」

 

ハデス「ふっ、ならばエクスクロスと共にくたばるがいい!」

 

アルガイヤが高速で動き、剣を構えて来た...。くそっ、ここまでなのか...!

 

レイヤ「くそッ...」

 

ひろし「うおおおおおっ‼︎」

 

しかし、ゼフィルスに接近したアルガイヤをカンタム・ロボが殴り飛ばした。

 

ハデス「ちいっ...!」

 

ひろし「くたばれって...自分の子供でもか⁉︎」

 

ハデス「何...⁉︎」

 

ひろし「自分の子供にくたばれと言う親が何処にいる⁉︎親は子供に生き抜けって言うもんだろうがぁぁっ‼︎」

 

さらに、アルガイヤを蹴り飛ばし、ゼフィルスに駆け寄ってきた。

 

ひろし「大丈夫か、レイヤ君⁉︎」

 

レイヤ「...あんたは良い父親だよ、野原 ひろし」

 

アスナ『(レイヤ、準備が出来たわ!)』

 

やっとかよ...!

 

俺は心の中へと意識を集中させた...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺が力を高められたと同時にレイヤが現れた。

 

レイヤ「遅いぞ、相棒」

 

零「これでも早くしたっての...!」

 

レイヤ「なら、さっさと始めるぞ!」

 

零「...なあ、力を一つにすると、どうなるんだ?」

 

レイヤ「俺達も一つになる」

 

そ、それって...!

 

アスナ「弱い人格が消え、強い人格が残るわ...」

 

つまり...俺かレイヤのどちらかが消える...って事か...?

 

レイヤ「何だ、怖気ついたか?」

 

零「ち、違う!俺が生き残ったら...お前は...」

 

レイヤ「はぁ...。もう勝った気でいやがるのかよ...。歯ァ食いしばれ!」

 

零「ぐあっ!」

 

レイヤは俺を殴り飛ばし、倒れる俺の胸ぐらを掴んだ。

 

レイヤ「俺を舐めるのも大概にしろよ!俺が簡単にてめえに負けると思ってんのか⁉︎それに、お前の覚悟はそんなもんか⁉︎どちらかが消えると聞いて、簡単に崩れるもんなのかよ⁉︎えぇ?答えろよ、零‼︎」

 

零「レイヤ...」

 

レイヤ「それでもやる気がないってんなら、ここで消えろ!腰抜けに用はねえ!」

 

そうか、そうだよな...!俺はもう、立ち止まらないって決めたんだ!

 

零「お前も...俺を舐めるんじゃねえ...!」

 

レイヤ「あ?」

 

零「こんなんで俺は止まる気はねえ!俺はお前の罪も償うって言っただろ!それに、どっちが勝ったとしても片方は消えねえよ」

 

レイヤ「何...?」

 

零「負けた方が勝った方の心の中に生き続ける...。俺達は二人で一人なんだからな」

 

レイヤ「フッ、言ってくれるぜ、相棒!...始めるぜ」

 

零「...ああ」

 

俺とレイヤは少し離れて、それぞれ力を溜め、俺はエボリューションモード、レイヤはバスタードモードを発動した。

 

レイヤ「元々、俺の力であったバスタードモードと...」

 

零「俺と言う人格が新たに得たエボリューションモード...これを合わせれば...!」

 

そして、俺達はそれぞれ、右腕を上げ、そこからレイヤは赤色、俺はエメラルド色の光を放ち、お互いが激突した...。

 

それにより、辺りは光に包まれる。

 

アスナ「零...!レイヤ...!」

 

零&レイヤ「「うおおおおおっ‼︎」」

 

そして、さらに強い光が俺達を包んだ。

 

暖かい、光だ...。

 

レイヤ「相棒...」

 

零「レイヤ..,」

 

レイヤ「俺は...お前が羨ましかったんだ」

 

零「え...」

 

レイヤ「俺は親父に必要のないゴミと何度も言われてきた...。だから、俺は親父に必要とされる為に頑張ってきた...。でも、俺を助けてくれるのはお袋しかいなかった...。そのお袋もいなくなって、俺は孤独になった...」

 

零「孤独...」

 

レイヤ「でも、お前は違う。辛い目にあっても多くの仲間や友人がお前を支えてくれた。誰かの温もり...俺が経験していなかった思いだ。俺にはそれがなかったからな...。だから、お前は凄いよ、零」

 

零「...何言ってんだよ、お前」

 

レイヤ「え...」

 

零「言っただろう?俺はお前でお前は俺だ...。もう、お前は孤独じゃねえ。俺やアスナ、アマリ、母さんにエクスクロスのみんながいる」

 

レイヤ「!」

 

零「お前の側にも沢山の人がいるんだよ」

 

レイヤ「そう、か...!ありがとう、相棒...!」

 

俺達はさらに強い光に包まれ、お互いの事が見えなくなった...。

 

 

 

 

 

ーアスナ・ペリドットよ。

 

あれだけ強かった光が消えると、そこには一人の男が立っていた。

 

どうやら、一つにする事は成功したようね!でも、彼はどっちなの...?零?それともレイヤ...?

 

アスナ「うまく言ったのね!」

 

レイヤ「...おう、お前のおかげだ。アスナ」

 

アスナ「レイヤ...なの?」

 

レイヤ「ああ」

 

って事は零が...消えた...。

 

レイヤ「アスナ。俺は相棒の心の中にいた時...お前の笑顔が眩しかった...。お前と言う存在が暖かかった」

 

アスナ「レ、レイヤ...?」

 

レイヤ「だ、だからよ...。その...俺は、お前の事が一人の女として好きだったんだよ」

 

アスナ「っ...!」

 

レイヤ「相棒の力を高める為とはいえ、巻き込んじまってすまなかったな」

 

アスナ「そ、そんな事...言わないでよ...!私、私...!」

 

レイヤ「ちっ、もう時間か...。アスナ...相棒を頼んだぜ、支えてやってくれ。もう一人の俺だからな」

 

アスナ「...!」

 

もしかして消えるのは...!

 

アスナ「仕方、ないわね...!だったら、一つ言う事を聞いて」

 

レイヤ「何だ?」

 

アスナ「キス、して...」

 

レイヤ「...お安い御用だ」

 

そして、私とレイヤはキスをし、レイヤが私を離した。

 

レイヤ「またな、アスナ...。ありがとう」

 

アスナ「うん...!」

 

そう言い残し、レイヤは目を閉じる。

 

さようなら、レイヤ...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺は目を開けると、目の前には涙を流すアスナがいた。

 

その彼女を見て、俺は悟った。

 

零「そうか...。レイヤは...」

 

アスナ「消えてないよ...。だって、あなたの心の中に生き続けているんでしょう?」

 

アスナ...。

 

零「...ああ!」

 

アスナ「だったら、泣いてなんかいられないわね!」

 

零「行こう、アスナ。みんなが待ってる」

 

アスナ「ええ!」

 

俺とアスナは光に包まれた...。

 

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

ハデス「これで終わりだ、レイヤ!」

 

アルガイヤはゼフィルスに攻撃を仕掛けた。だが...。

 

ゼフィルスが攻撃を受け止めた...。

 

それにこの感じ...あいつが戻ってきたのか...!いつも、遅いんだよ、馬鹿野郎...!

 

 

 

 

ー新垣 零だ!

 

意識を取り戻した俺はゼフィルスを動かし、アルガイヤの攻撃を受け止めた。

 

零「終わるわけねえだろ...!お前達を倒すまではな!」

 

そして、ゼフィルスはアルガイヤを蹴り飛ばした。

 

ハデス「ぐっ...!き、貴様、まさか...!」

 

マリア「この気は...!」

 

ホープス「...フフ、帰ってきたようですね、マスター。あなたの騎士が...!」

 

アマリ「零君...!」

 

零「待たせてすみません!新垣 零、ただ今復活しました!」

 

ラウラ「零さん!」

 

簪「良かった...!」

 

ミツヒデ「まったく、心配をかけさせおって...」

 

ギルガ「何故、君が出てきたんだ⁉︎」

 

リン「まさか、レイヤ様は...⁉︎」

 

マリア「零...」

 

零「レイヤについては、後で話すよ、母さん」

 

マリア「...ええ...!」

 

ハデス「新垣 零...!何処までもしつこい男だな。だが、お前では俺には勝てない!」

 

零「そうだ、俺ではお前には勝てない...。いや、俺だけではな...!」

 

ハデス「フハハハ!わかっているではないか!ならば...!」

 

零「だが、俺には沢山の人達がいる!弘樹やメル...アマリにホープスやエクスクロス...そして、レイヤも!だから、俺は俺を繋いでくれている絆を力に変えて戦う!」

 

ハデス「絆だと...?そんな脆いもので!」

 

?「絆は...脆くなんかないわ!」

 

メル「こ、この声は...!」

 

アスナが現れたのを見て、メル達は驚愕の表情を浮かべる。

 

アスナ「それをわからないあなたに零は倒せないわ!」

 

ギルガ「アスナちゃん⁉︎君は死んだはずでは...⁉︎」

 

メル「アスナ、さん...?」

 

アスナ「心配かけてごめんね、メル!詳しい事は後で話すから」

 

メル「もう...あなたはいつも勝手です!」

 

零「ちょっと遅刻だぜ、アスナ」

 

アスナ「いつも遅いあなたには言われたくないわよ!」

 

零「はは、そうだな!」

 

アスナ「零、ハッチを開けて!私も乗るわ!」

 

パトリック「乗るって、ゼフィルスは一人乗りだろ⁉︎」

 

零「わかった、来いアスナ!」

 

ラフタ「ええ⁉︎」

 

俺はゼフィルスのハッチを開け、コックピットにアスナを乗せる。

 

...狭い...。

 

零「お前、もうちょっと痩せた方がいいんじゃねえか?」

 

アスナ「失礼ね!これでも痩せている方よ!それにどさくさ紛れで変な所、触らないでよ!」

 

零「触ってねえよ!お前だって密着しすぎだ!」

 

アスナ「仕方ないでしょ、狭いんだから!」

 

零「お前が乗ったせいだろう!」

 

アスナ「あなたも乗れって言ったでしょ!」

 

アマリ「...」

 

ホープス「...」

 

メル「お二人共、痴話喧嘩は後にしてください!」

 

弘樹「久しぶりだな、あの二人の喧嘩を見るの」

 

イオリ「クラスでよく言い合っていたからな」

 

ハデス「茶番を...!」

 

零「...アスナ」

 

アスナ「...ええ!」

 

俺とアスナは笑いあった後、力を高めると同時にゼフィルスが光り出した。

 

零「ハデス・エメラルド!確かに人は争いを捨てられないのかもしれない。でも、争いは争いでも誰かを守る為の争いもある!」

 

アスナ「意見の食い違いでお互いを傷つけ合うのが人間...でも、それはお互いを信頼しあっているから、本音を言い合える...。それが人間の良いところでもあるわ!」

 

ハデス「信頼など、いずれ壊されるものだ!」

 

零「人間全てがそんな奴等じゃねえ!だから、俺達は変わっていく!一人一人の絆を繋げて、力にして!」

 

アスナ「そして、それは新たな絆を生むの!」

 

零「それが人間に隠された力だぁぁぁっ‼︎」

 

ゼフィルスが光に包まれ、光が消えるとゼフィルスの姿が変わっていた。

 

エイサップ「ゼフィルスの姿が...」

 

バナージ「変わった⁉︎」

 

スカーレット「それに二人乗りになった様だな...!」

 

ハデス「な、何だ、その姿は...⁉︎」

 

アスナ「多くの人の絆の力...そして、輝く絆の翼...!その名も...」

 

零「シャイニング・ゼフィルスネクサス...!」

 

アマリ「あれが、新しいゼフィルス...」

 

零「そして、これが俺の新しい力だ!」

 

ゼフィルスネクサスはアルガイヤに攻撃を仕掛けた...。

 

零「絆の力を見せてやる...!行くぞ、ハデス・エメラルド!」

 

俺は右瞳を赤く発光させ、左瞳をエメラルド色に発光させるとゼフィルスネクサスも同じ様に発光し、アルガイヤに突撃した。

 

ゼフィルスネクサスに変わった事により、クロスソードとクロスガンが分かれているため、同時に使用する事が出来る様になった。

 

二丁のクロスガンを連射させ、アルガイヤにダメージを与え、今度は二刀のクロスソードを構える。

 

零「バスタードモードとエボリューションモード...!レイヤ・エメラルドの力と新垣 零の力を一つにした...それがクロスレイズモードッ...!これが、俺達の真の力だ!」

 

バスタードモードの力とエボリューションモードの速さを合わせた力、クロスレイズモードでの攻撃でアルガイヤを斬り裂いていく。

 

零「アスナ!」

 

アスナ「私もハイバスタードモードでやらせてもらうわ!ブレードビット!ガンズビット!いけぇぇぇぇっ‼︎」

 

アスナもハイバスタードモードを発動させ、ブレードビットとガンズビットを同時に出し、アルガイヤにダメージを与える。

 

クロスガン・ブラスターモードの銃口にクロスソード・バスターソードモードを連結させ、アルガイヤに接近し、突き刺す。

 

アスナ「これが私達の...!」

 

零「絆の力だぁぁぁっ‼︎」

 

そして、ブラスターモードの引き金を引き、巨大なビームソードを出し、アルガイヤを大きく斬り裂いた。

 

ハデス「グアァァァッ‼︎」

 

クロスレイズモードの攻撃を受け、アルガイヤは吹き飛ぶ。

 

ハデス「く、クソォッ...!」

 

一夏「す、凄え!何だよ、あのパワーとスピード!」

 

スザク「あれが零達の新しい力...!」

 

ハデス「許さない...許さないぞ、新垣 零!」

 

ギルガ「首領様、ここは退避しましょう!」

 

リン「仕方ありませんね、首領様!」

 

ハデス「この借りは...必ず返させてもらう...!」

 

傷ついたアルガイヤと共にジェイル、ディビウスは撤退するが、ナイトメアだけは動かなかった。

 

ラゴウ「フハハハッ!そうだ、それでいい...!」

 

ギルガ「兄さん...⁉︎」

 

ラゴウ「首領様は任せたぞ、ギルガ。俺はしんがりを請け負う!」

 

ギルガ「だ、だが...!」

 

ラゴウ「さっさと行け、邪魔だ」

 

ギルガ「わかったよ...。(兄さんが笑っている。新垣 零の復活が兄さんにそこまでの影響を...)」

 

アマテラス・ツヴァイも撤退した...。

 

ラゴウ「ククク...!さあ、始めるぞ、零!」

 

零「ラゴウ...。お前は残ったか」

 

ラゴウ「首領様を倒したければ俺を越えていけ!」

 

零「今は追いかける様な真似はしねえ...。だが、お前は倒す!」

 

ルルーシュ「各機は残るガルムとナイトメア・ゼフィルスの相手をしろ!」

 

零「行こうぜ、アスナ!此処からがオレ達2人の新しい初陣だ!」

 

アスナ「ええ、遅れないでよ、零!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

アスナ「零、フォローは私がするから全力でやりなさい!」

 

零「了解!やってやろうぜ、ゼフィルスネクサス!」

 

 

〈戦闘会話 零VSラゴウ〉

 

ラゴウ「漸く、俺の中のもやもやの正体がわかった...。俺が戦いたかったのは、レイヤ様ではなく、お前だったのだとな!」

 

零「そう言ってもらえるのは光栄だな!俺もお前を越えたいと思っていた所だ!」

 

ラゴウ「ならば、越えてみせろ!この俺を!」

 

アスナ「あのー、もしもし!私、蚊帳の外何だけど⁉︎」

 

 

 

 

 

クロスレイズモードの攻撃でナイトメアにダメージを与えた。

 

ラゴウ「くっ...!此処までか...!」

 

零「俺達の勝ちだ、ラゴウ!」

 

ラゴウ「フフフ...!俺を楽しませてくれた礼だ、受け取れ」

 

すると、ナイトメアが異界の門を発生させた。

 

ホープス「異界の門が発生しました」

 

つまり、アル・ワースに戻れる...。

 

ラゴウ「零、決着はアル・ワースで着けるぞ」

 

零「当たり前だ、ラゴウ!」

 

そして、俺達は光に包まれた...。

 

 

 

俺達は目を覚ますとアル・ワースにいた。

 

いつの間にか、ナイトメアの姿はなかった

 

アーニー「ここは...⁉︎」

 

ホープス「アル・ワースです」

 

ワタル「僕達、帰ってきたんだね」

 

甲児「アマリ...。後悔はしていないのか?」

 

アマリ「全然。だって、ここは私にとって第2の故郷ですから。例え、無理矢理連れてこられて、一年ぐらいしか時間が経ってなくても、ここは大切な場所です」

 

ホープス「強くなりましたね、マスター。旅を始めた頃は、こんな風になるとは思ってもみませんでしたよ」

 

アマリ「まだまだよ。もっと強くなるつもりだから。だから、零君、ホープス...。私に力を貸してね、これからも」

 

零「ああ。わかっているさ、アマリ」

 

ホープス「私ももちろんです。それは私にとっても大いなる喜びですから」

 

アマリ「(ドグマの意味...それが自分を貫く事にあるのなら、もう私は迷わない...。私は戦います、藍柱石の術士として、エクスクロスとして、そして、アマリ・アクアマリンとして...)」

 

ボス「零はどうなんだ?」

 

零「そもそも此処が俺の第一の故郷だったからな...。それに俺は自分の道を曲げるつもりはねえよ」

 

アスナ「あなたらしい答えね」

 

零「勿論、これからもお前には手伝ってもらうぜ、アスナ。嫌とは言わせないぞ」

 

アスナ「拒否権はないのね、まあわかっているけど」

 

メル「お二人共、戻ったら、詳しく話を聞かせてもらいますからね、覚悟していてください!」

 

アスナ「アハハ...メル、お手柔らかにね」

 

行こうぜ、レイヤ...。何処でどんな風になろうと俺とお前は一緒だ。俺も生きる...エクスクロスの一員として、レイヤ・エメラルドとして、そして、新垣 零として...。

 

この後、俺達はそれぞれの艦へ戻り、メガファウナの格納庫へと集まった...。

 

サラ「零ー‼︎」

 

ティア「零だー‼︎」

 

零「うおあっ⁉︎」

 

サラとティアが俺の顔を見た途端、飛びついて来て、俺は倒れてしまう。

 

零「サラ!ティア!急に飛びつくな!」

 

サラ「アハハ!ごめんごめん!」

 

そして、俺はみんなにレイヤの事などを話した...。

 

アスラン「レイヤ・エメラルドは悪い奴ではなかったんだな」

 

葵「じゃあ、零。これからあなたの事なんて呼べばいいの?零?レイヤ?」

 

零「人格としては零ですが、俺はレイヤとしてもあります。どっちでもいいですよ。それと、葵さん。聞いていましたよ、俺なら兎も角、レイヤはタイプじゃない、ですよね?それってつまり...」

 

葵「あ、いや、その...って、大人をからかうんじゃないわよ!」

 

零「葵さんの焦りって珍しいですね!」

 

葵「だ、だから...!」

 

くらら「こんな葵、見たことない...」

 

朔哉「ってか、零。何か変わったか?」

 

零「何も変わってないですよ」

 

ジョニー「(これは...零とレイヤの性格が合わさったようですね)」

 

マリア「...零、無事で良かったわ...!」

 

零「...心配かけてごめん、母さん。俺、レイヤの記憶もあるんだ。だから、久しぶりに母さんの手料理、食べたいんだ」

 

マリア「ええ!腕によりをかけて、作るわ!」

 

メル「アスナさんも生きていたのなら、言ってくださいよ!私、すごく心配していたんですから!」

 

アスナ「だから、ごめんって、メル!」

 

アマリ「...その割には昨日の夜はイオリ君とお楽しみだったみたいですけど...」

 

イオリ「ア、アマリさん!」

 

メル「アマリさん!それは言わないという約束じゃないですか!」

 

アスナ「ふーん、乗り換えたのね、メル」

 

メル「の、乗り換え...⁉︎」

 

零「あまり、いじり過ぎるなよ、アスナ」

 

アスナ「それはそうと、零。ちょっと話があるんだけど」

 

零「...そうだったな。みんな、すみません...少しアスナと二人で話させてもらえませんか?」

 

ドニエル「わかった、ではみんな、行こう」

 

俺とアスナを残し、みんなは格納庫を後にした...。

 

アスナ「やっと、落ち着いて話が出来るわね」

 

零「アスナ、すまない...。俺はお前の事を忘れてしまっていた...」

 

アスナ「お互い様よ。私もあなたの事を忘れて、憎んで...傷つけた...。ごめんなさい...」

 

零「あの時のお前、酷かったからな...。あれがお前の素なんじゃないか?」

 

アスナ「そんなわけないでしょ。我ながら酷いって思っているんだから...」

 

零「なんで私の思い通りにならないのー!」

 

アスナ「あなたねぇ...!」

 

零「冗談だっての」

 

俺達は笑いあった...。でも、言わないと...!

 

零「...アスナ、俺は...」

 

アスナ「わかっているわ。あなたにはアマリがいるんでしょう?付き合っていた女を振ったんだもの、アマリを泣かせたら許さないんだからね!」

 

零「アスナ...」

 

アスナ「...隠れていないで出てきたらどう?」

 

アマリ「...すみません、盗み聞きするつもりはなかったんですけど...」

 

アマリ...!

 

アスナ「じゃあ、後は二人で楽しく話しなさいよ!お邪魔虫はさっさと退散するわ!」

 

そう言い残し、アスナは走り去った...。

 

アスナの目に涙が浮かべていた事も気付かずに...。

 

零「アマリ...」

 

アマリ「昔の話をしましょうか。私と零君が初めて話したあの時の話を...」

 

ここで回想をいれるか。

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

1年前、天野 亜真利だった頃の私は気弱で臆病な性格だった為、よく虐められていました。

 

始めの頃は物を隠されるなどの小さなものでしたが、日に日に虐めはエスカレートして、髪を引っ張られたり、叩かれたりしていました。

 

家族には言えませんでした...。心配はかけられませんでしたので...。

 

助けて欲しいと何度も思った事は何度もありましたが、誰も助けてもらえませんでした...。

 

ある日、また私は虐められ、上履きを隠されてしまいました。

 

亜真利「ど、何処に...このままじゃ、遅刻しちゃう...!」

 

すると、一人の男子生徒が私の下へ来ました。

 

?「どうした?もうチャイムがなるぜ」

 

亜真利「あ、あの...上履きが...なくって...」

 

?「そうか...」

 

それだけを言うと男子生徒は上履きを探す私の横を通り過ぎて、歩き出しました。

 

やっぱり、助けてもらえませんよね...。

 

?「何やってんだよ、早く探すぞ!こんなので遅刻になるのはくだらないだろ?」

 

亜真利「で、でも...あなたまで...」

 

?「そうならない為にも早く探そうぜ」

 

そう言うと男子生徒は私の上履きを探し始めました。

 

上履きはすぐに見つかりました。

 

?「良かったな、見つかって!」

 

亜真利「あ、ありがとうございました...」

 

零「所で、どうしてこんなところに君の上履きがあったんだ?」

 

亜真利「そ、それは...私、天然で置く場所を間違えたみたいです」

 

作り笑いをして、私は苦し紛れの言い訳をしました...。

 

そう、助けてくれた彼に嘘をついてしまったのです...。

 

亜真利「あの...ところで、あなたは...?」

 

?「あなたはって...。同じクラスの新垣 零だよ!...って、ヤベッ!時間ギリギリだ!早く行こう、天野さん!」

 

あ、あぁ、同じクラスの...。

 

クラスにはあまり、馴染んでいなかったので、名前はわかりませんでした...。

 

新垣君と私は早歩きで教室に駆け込みました。

 

優香「あれ、零?遅かったね?」

 

零「ちょっと、用事があってな」

 

弘樹「さてはお前、宿題をやり忘れて、昨日夜遅くまでしていたんだろ?」

 

零「お前と一緒にするな、バカ」

 

弘樹「バカって言うな!」

 

明日菜「喧嘩しないの!」

 

彼の周りには沢山の人がいる...。

 

新垣 零君、か...。

 

新垣君は女子に人気がある様で私が一緒にいた事に腹が立ったのか、私はいじめっ子の三人に体育館裏まで連れてこられました。

 

亜真利「や、やめて...ください...!」

 

生徒「え?何て言ったの?聞こえないな〜?」

 

生徒2「もっと大きな声でいいなよ〜、天野さん!」

 

私は髪を掴まれて、叩かれました。

 

アマリ「っ...!」

 

生徒「ねえ、天野さん?どうして、新垣君と一緒にいたの?もしかして、新垣君に助けてー!って、言ったの?」

 

亜真利「ち、違っ...私は...」

 

生徒2「臆病なのに男に色目使ったんだ?」

 

亜真利「つ、使っていません...」

 

生徒3「あーそう。私なら色目使わなくても男を落とせるって事?」

 

亜真利「わ、私は...」

 

生徒「ハッキリと話しなさいよ!」

 

私はまた打たれ、倒れてしまいました...。

 

生徒2「やっぱり、ムカつくわねあんた!」

 

倒れている私をいじめっ子三人は蹴ったり、踏みつけたりしてきました。

 

亜真利「痛っ...!やめて...!やめて、ください...!」

 

生徒3「やめるわけないでしょうが!」

 

生徒「あんたは痛い目を見ないとわからない様ね!」

 

いじめっ子のリーダーはそばに置いてあった鉄パイプを持ち、私に近づいてきました。

 

亜真利「いや...いや...!」

 

生徒「心配しなくても殺しはしないわよ。何発が殴れば、ムカつく行動もしないでしょ」

 

助けて...誰か、助けて...!

 

亜真利「助けてぇぇぇぇぇっ‼︎」

 

生徒「うるさいのよ!」

 

いじめっ子のリーダーは鉄パイプを勢い良く振り下ろしました...。

 

やっぱり、私の事なんて、誰も...。

 

零「助けないわけないだろ!」

 

すると、私に振り下ろされた鉄パイプを新垣君が掴み、受け止めてくれました...。

 

亜真利「!」

 

零「何とか、間に合ったな...!」

 

亜真利「新垣...君...」

 

生徒「に、新垣君!どうしてここに?」

 

零「...お前等、何しようとした?」

 

生徒2「ち、違うのよ、新垣君!」

 

生徒3「こ、これは...そう、スキンシップ!スキンシップよ!私達、天野さんと友達になりたくって!」

 

零「友達になりたいか...。なら、鉄パイプはおかしいんじゃねえか?」

 

生徒「い、いや...その...」

 

零「明日菜から聞いたぜ。お前等、何かと腹の立つ相手にそう言う事ばかりして、病院送りにしているみたいじゃねえか」

 

生徒3「っ...!」

 

零「これを先生に伝えれば、お前等は終わりだな」

 

生徒2「や、やめてよ、それは...!そんな事したら!」

 

零「やめて...?お前等、その言葉何度聞いてきた?何度その言葉を嘲笑ってきた⁉︎」

 

新垣君が...怒っている...?

 

零「お前等は虐められた方の気持ちがわかるのか?わからねえだろうな、だからいじめるんだもんな!」

 

生徒「...何なの?さっきから!この女に必死になって...。あんた、この女の事が好きなの?だから、必死になっているの⁉︎」

 

零「何言ってんだ、お前?俺が天野さんを好きだとか嫌いだとか、関係ねえよ。俺はお前等のやり方が気に入らねえって言ってんだよ!」

 

生徒「あんたこそ、何言ってんの?気に入らない?あんた、ヒーローにでもなったつもり?意気がってんじゃないわよ!」

 

零「ならよ...。いじめる事でストレス発散になるんだったら、俺が相手になってやるよ」

 

生徒2「...」

 

零「それと、今後も天野さんに手を出すってんなら...許さねえぞ...!」

 

生徒「フ、フン...!興ざめね、行きましょう!」

 

いじめっ子達はこの場から立ち去りました...。

 

それを見た新垣君は私の下へと駆け寄り、私を立たせてくれました。

 

零「大丈夫か?」

 

亜真利「また...助けていただき、ありがとうございました...。でも、どうして...?」

 

零「え...」

 

亜真利「私は気弱な性格で...いつも虐められてばかりいました...。これまで誰にも助けてもらえませんでした...。それなのにどうして、私を助けてくれたんですか?」

 

零「どうしてって...。人を助ける事に理由が必要なのか?」

 

亜真利「え..,」

 

零「俺は誰かを助けたい...。困っていたり、辛い顔をしていたのなら尚更な」

 

亜真利「何でですか...?どうして、私なんかの為にそこまでしてくれるんですか⁉︎私なんて...いてもいなくても変わらないのに...」

 

零「いてもいなくても変わらない...?甘ったれるのもいい加減にしろ!」

 

亜真利「っ...!」

 

零「今の言葉はお前の事を大事に思ってくれている人に対しての侮辱だ!それをわかっているのか⁉︎」

 

亜真利「それは...」

 

零「お前の帰りを待っている人はいる...。そうだろ?」

 

亜真利「...います...家族が...」

 

零「だったら...。自分を切り捨てる様な事はするな。それに...俺が君を助けたらダメな理由なんてない、そうだろ...?」

 

亜真利「う、うぅ...!」

 

零「助けるのが遅れてごめん。よく、頑張ったな」

 

亜真利「ありがとう、ございます...!うわぁぁぁぁぁん‼︎」

 

私の泣き声は学校中に響きました...。

 

そして、この時、私の中の何かが変わりました...。もっと彼を知りたい、彼ように強くなりたい、と...。

 

これが、私と零君の出会いでした...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

その翌日、確かアマリやイオリ、メルやアスナがアル・ワースに召喚されたんだったな。

 

アマリ「天野 亜真利としてと、アマリ・アクアマリンとしても...私はあなたに助けられた...。本当にありがとう...零君」

 

零「言ったろ?お前を助けたらダメな理由なんてないって...。それに、俺が助けたいから助けたんだよ」

 

アマリ「零君...」

 

零「それと、よ...。お前に話があるんだ」

 

アマリ「何...?」

 

零「前に言ったよな?異界人とか魔従教団の術士だとか関係ない...俺はお前自身が好きなんだって...。もう一度言わせて欲しい...。俺は...お前の全部が好きだ。天野 亜真利としても、アマリ・アクアマリンとしても...。だから、アマリ。俺ともう一度、付き合ってくれ!」

 

アマリ「...」

 

零「確かに俺はアスナの事が好きだった...。あいつが側に寄り添ってくれて、俺は嬉しかった。でも、お前は違うんだ...。俺は...お前の勇気に何度も力をもらった。俺は...お前がいないとダメなんだ...。だから...!」

 

一緒にいてくれ...そう言おうとした瞬間、アマリが勢い良く、抱き着いてきた。

 

アマリ「私も...零君にたくさん力をもらった...。だから、一緒にいたい...!これからもずっと...。こちらこそ、お願いします、零君!」

 

零「アマリ...」

 

アマリ「零君...」

 

俺とアマリはお互いに見つめあってキスをした...。

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

俺は影で零とアマリのキスを見て、微笑んだ。

 

弘樹「良かったな、零...。アマリ...」

 

アスナは目に涙を浮かべて、走り出したが、あいつなら大丈夫だろう...。本当に強い女だからな...。だが、それで辛そうにしているなら、助けてやるとするか...。

 

それよりもこれで一つの目的は達成した...。だが、零...俺はもうお前の所にはいれない...いてはダメなんだ...。

 

俺は部屋へと戻った...。

 

ホープス「...」

 

この場にホープスがいた事にも気付かずに...。

 

 

 

 

 

ーセルリック・オブシディアンだ。

 

私達はアル・ワースに戻って来て、神殿へと帰って来た。

 

導師キールディン「魔法生物もゼルガードも奪還できず、逃げ帰ってくるとはな...」

 

セルリック「...」

 

導師キールディン「君には失望したよ、法師セルリック」

 

セルリック「返す言葉もございません...」

 

導師キールディン「アマリ・アクアマリンが智の神エンデの加護から完全に切り離されない今、君に期待をかけるしかないのに...。このままでは教団の悲願である教主の座は空位のままとなってしまう」

 

セルリック「...その心配はいらない」

 

導師キールディン「!」

 

セルリック「魔従教団の教主...。それは、この俺をおいて他にはいない...」

 

導師キールディン「わ、わかった...。次の働きに期待する...」

 

そう言い残すと導師キールディンは歩き去った...。

 

セルリック「...」

 

?「(それでいいのです...。その感情のままに進みなさい...。それがアル・ワースを...この世界を存続させる力になります...。そのための力...それをあなたに授けましょう...)」

 

 

 

 

 

ーラゴウ・カルセドニーだ。

 

俺がオニキスの基地へと戻ると、オニキスのメンバー全員が首領様の元へと集まっていた。

 

ハデス「ラゴウ・カルセドニー...!新垣 零に負けて、ノコノコと帰ってくるとはな...!」

 

ラゴウ「...次こそは必ず、奴を倒します」

 

ギルガ「しゅ、首領様!あまり、動くとお体に...」

 

ハデス「黙れ...!俺に指図するな!」

 

ギルガ「も、申し訳ありません!」

 

ハデス「新垣 零...!必ず、必ずこの手で殺す...!覚えていろ...!」

 

ラゴウ「!」

 

首領様の目が紫色に発光した...⁉︎あれは一体...⁉︎

 

 

 

 

 

ー虎王だ。

 

俺様は部屋にいた。

 

シーラ「!」

 

虎王「どうした、シーラ?」

 

シーラ「いい事がありました。あなたにとっても、私達にとっても」

 

虎王「ワタル達がアル・ワースに戻って来たのか⁉︎」

 

シーラ「そうです」

 

アトラ「あれ、虎王君?嬉しそうだね」

 

虎王「ちょ、ちょっと待て!俺様はワタルが戻って来てもちっとも嬉しくなんてないからな!」

 

サリー「でも、虎王君はワタル君と決着をつけるって言ってなかったかしら?」

 

虎王「そう!それだ!やったぜ!これでワタルと決着をつけられる!よく帰ってきたな、ワタル!」

 

暁「虎王、嬉しそうだね」

 

アトラ「うん、そうだねー。お父さんも帰って来たみたいだよ、暁」

 

暁「父さん...」

 

虎王「そうと決まったら...」

 

リリーナ「ダメですよ、虎王君。まずは宿題を片付けないと」

 

マリナ「この前も無断で出撃してドン・ゴロさんに怒られていたではないですか」

 

虎王「うるさい...!戦いに勉強なんて役に立つかよ!」

 

リリーナ「...うるさい?」

 

虎王「ひ...」

 

リリーナ「あなたはドン・ゴロさんに宿題をちゃんとやると約束しました。それを破るのですか?」

 

シーラ「約束を破る事は人と人の間の信頼が失われる事です。それは悲しい結末を呼びます」

 

マリナ「それに、約束を破り続けると、分かり合える事も出来なくなります」

 

虎王「わ、わかった!ちゃんとやる...!ちゃんと宿題やるから!」

 

イチヒメ「良き心がけです」

 

ちぇ...。こいつ等、女のくせに妙に迫力あんだよな...。

 

暁「虎王、頑張れ」

 

虎王「お前はいいよな、暁。宿題が無くて」

 

暁「?...うん」

 

サリー「宿題が終わったら、オヤツにしましょう。頑張ってくださいね」

 

虎王「それを聞いたら、百人力だ!一気に片付けるぜ!」

 

よーし、頑張るぜ!

 

 

 

 

 

ードン・ゴロだ。

 

ドアクダー「...時が来た」

 

ザン・コック「では...?」

 

ドアクダー「アル・ワースの構造は、既に解き明かした。これも、その娘の存在によるものだ」

 

マリーメイア「...」

 

ドアクダー「ブルーウォーターに記載されたアトランティス人の想いは手に入らなかったが...。アル・ワースの構造そのものとも言える、この娘の意思がワシに答えを示してくれた」

 

マリーメイア「私が...」

 

ドアクダー「そうだ。お前は世界の在り方の本質を体得ていると言ってもいい存在なのだ。だが、魔従教団との戦いの前に世界を破壊する必要がある」

 

ドン・ゴロ「世界を...破壊ですと...?」

 

ドアクダー「そうだ。そうする事によって、このアル・ワースの真実が浮かび上がる。その鍵となるのが、この娘だ」

 

ニア「...」

 

ドアクダー「流石は奴の使者だ。その封印を解くのには少々時間がかかった」

 

アイラ「もしや...!」

 

ドアクダー「そうだ。八稜郭を束ねる者...。今より、世界は破壊される...。さあ、目覚めよ...!メッセンジャーよ!」

 

アイラ「おやめなさい!」

 

ドアクダー「もう遅い!」

 

ニア「!」

 

こ、これは...!

 





ー中断メッセージ

〈零とレイヤ〉

レイヤ「何だよ、こんな所でゲームを中断するのか?臆病もいい所だな」

零「やめろ、レイヤ!プレイヤーにだって休憩は必要だし、中断する理由がある!」

レイヤ「ちっ、仕方ねえな...。いいぜ、ゆっくりと休めよ。だが、休んだら、また再開してくれ」

零「俺達は君の帰りを待っているからな!それじゃあ!」

零&レイヤ「「お疲れ!」」

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