スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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オリジナル回の59話です!

花粉症の時期ですね...。皆さんもお気をつけください!

それではどうぞ!


第59話 双翼の友人

 

ー新垣 零だ。

 

アル・ワースに戻ってきて、数日が経った。

 

俺は今、プトレマイオスの格納庫でアマリ、アスナ、イオリ、メル、ホープスと俺達が学校に通っていた時の話をしていた。

 

ホープス「そう言えば、アスナ様は学級委員というものをやられていましたと聞きましたが...」

 

アスナ「ええ、そうよ。それがどうかしたの?」

 

ホープス「...その、私生活がズボラなあなた様が...」

 

アスナ「それ以上言ったら、焼くわよ」

 

ホープス「申し訳ありません。ですが、良くその学級委員というものをやろうと思いましたね」

 

イオリ「それはだな、ホープス...」

 

零「俺が推薦したんだよ」

 

アマリ「確か...もう片方の学級委員は零君だったよね?」

 

零「ああ。半ば無理矢理に押し付けられたけどな」

 

アスナ「今更だけど問いただしたいわ。どうしてあの時、私を選んだの?学級委員なら優香が適任だったと思うのだけれど」

 

零「一つ目、あいつは家の事などで大忙し、二つ目、部活動に大忙し、三つ目、選ぼうとしたら鬼の様な形相で睨んできた。さあ、どれでしょう?」

 

メル「...三つ目です」

 

イオリ「ええっ⁉︎」

 

アマリ「そうなんですか⁉︎」

 

アスナ「あなたって、優香には頭が上がらないわよね」

 

零「あいつを怒らせたら命がない。覚えているか、アスナ?俺とお前がマジで喧嘩した時の事」

 

アスナ「あ、あー!確か、優香達が必死に止めても、止まらなくてそれで優香がマジギレしたあれね!」

 

メル「あの時の優香さんは本当に怖かったです...」

 

イオリ「白木さん...イメージとだいぶ違うな...」

 

アマリ「え、ええ...。優しいお姉さんの様な方だと...」

 

アスナ「それは表のあの子。裏はやばいわよ」

 

零「...アスナ。それ以上言うと死ぬぞ」

 

メル「この様な事を言っているとバレたらタダじゃすみませんよ...!」

 

アスナ「そ、そうね...!」

 

イオリ「みんなは白木さんを何だと思っているんだよ...」

 

そんな俺達を遠くで見ているものがいた。

 

弘樹だ...。あいつ、この数日間、俺と話そうともせず、顔を合わしただけで、何処かへ行くんだよなぁ...。

 

アスナ「弘樹ー!そんな所にいてないであなたもこっちに来なさいよ!」

 

弘樹「...大きなお世話だ」

 

そう言い残すと、弘樹は歩き去ってしまう。

 

アスナ「何なの、あいつ...」

 

アマリ「弘樹君...まだ、許せないんだと思います。零君や白木さんの事を...」

 

メル「それにカノンちゃんの事もあります...。弘樹さん、無茶をしなければいいのですけど...」

 

イオリ「やけに弘樹に気をかけるね、メルさん。もしかして、弘樹の事が好きなの...?...痛っ...⁉︎」

 

一夏並みの唐変木なイオリの言葉にイラッときたのか、メルがイオリの足を踏んだ。

 

メル「あまり、変な事を言うのなら、足を踏みますよ、イオリ先輩?」

 

イオリ「も、もう踏んでいるじゃないか...!」

 

ったく、イオリのやつも気づけよな...。

 

それよりも弘樹のバカが...。ウジウジ考え込むのはお前のキャラじゃねえだろうがよ...。

 

俺は弘樹の後を追おうとするが、アマリに腕を掴まれる。

 

アマリ「待って、零君。今はそっとしておいた方がいいわ」

 

零「だが、一回悩んだあいつは引きずるのが長いんだよ」

 

アマリ「それでもよ...。弘樹君を信じてあげて」

 

アマリ...。

 

零「はぁ...。わかったよ」

 

弘樹、早く戻って来いよ、この馬鹿野郎...。

 

ホープス「...」

 

 

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

俺はアスナの誘いを断り、メガファウナの格納庫に置いてあるヴァリアスの下まで来た。

 

弘樹「...悪いな、みんな」

 

ホープス「何処へ行くつもりですか?」

 

弘樹「!」

 

振り返るとホープスとカイエンの姿があった。

 

弘樹「何だよ、ホープス、カイエン。俺に何か用か?」

 

カイエン「理由はお前が一番知っているんじゃないか?」

 

弘樹「...」

 

カイエン「零と何故、話さない?」

 

弘樹「これが俺に対しての罰だ。俺はオニキスに騙されて、零や優香を傷つけた...。それに、カノンも...。零を助け出すという目的は達成した。今度はカノンを助け出す...俺一人でな」

 

ホープス「後悔なされませんか?」

 

弘樹「後悔する権利なんてもう俺にはねえ...。邪魔するってんなら、力尽くでも...!」

 

カイエン「止めるつもりはない。だが、これだけは言っておくぞ、弘樹。友人は...失ってからじゃもう遅い」

 

弘樹「カイエン...」

 

カイエン「お前の友人はまだ生きている...。近くにいる事だけを忘れるな」

 

...カイエンは友人を亡くしたと聞く...。

 

弘樹「わかった...肝に命じておく」

 

カイエンの言葉に頷いた俺はヴァリアスに乗り、エクスクロスを後にした...。

 

 

 

 

 

第59話 双翼の友人

 

 

 

 

 

エクスクロスの艦の光も見えなくなったな...。

 

これでいいんだ。俺はあそこにいない方がいい。

 

弘樹「抜け出したのはいいが...。行くあてがねえ...」

 

しまった...行くあてを考えていなかった...。だから、零の奴にバカ呼ばわりされるだな、俺は...。

 

弘樹「取り敢えず、俺とヴァリアスの身を隠せる場所で今日は休むとするか...」

 

チャム「ん、うーん...。騒がしいな〜」

 

シルキー「ふあ〜」

 

...へ?

 

チャム「あれ...?どうして、ヴァリアスが動いているの?」

 

シルキー「本当ですね、これはいったい...」

 

弘樹「チャ、チャム⁉︎シルキーまで...何でヴァリアスに乗っているんだ⁉︎」

 

チャム「あ、弘樹!」

 

シルキー「ヴァリアスのコックピットの中でチャムと話をしていたら、いつの間に眠くなってしまって...」

 

チャム「それで寝ちゃっていたの」

 

...マジかよ...。

 

シルキー「それよりも弘樹、どうして出撃しているのですか?他の方は?」

 

弘樹「...抜け出したんだよ」

 

チャム「え?どうして...」

 

弘樹「...」

 

シルキー「答えたくないのであれば、それでいいのですが...」

 

...そんな事より、こいつ等をどうするか...。

 

もう戻る訳にはいかないしな...。

 

弘樹「取り敢えず、降りて休むとするぞ」

 

チャム「わかったー!」

 

...乗り出しは最悪だな。

 

シルキー「待ってください!何かが来ます!」

 

すると、現れたのはガルム部隊とディビウスだった。

 

チャム「オニキス!」

 

優香「まさか、偵察中にあなたと会うなんてね、氷室 弘樹」

 

弘樹「優香...!」

 

優香「あなた一人なの?」

 

弘樹「...」

 

優香「まあいいわ。ここであなたを倒して、その首を首領様の下へと持っていくわ」

 

弘樹「そう簡単に負けてたまるかよ!優香、お前の目を覚まさせてやる!」

 

優香「何を言い出すのかと思えば...目などとっくに醒めているわ!」

 

弘樹「悪いな、チャム、シルキー。ここは付き合ってもらうぞ!」

 

チャム「うん、全力でやって、弘樹!」

 

シルキー「私達の事は気になさらないでください!」

 

弘樹「そうさせてもらうぜ!来やがれ、オニキス!俺が相手をしてやる!」

 

俺は戦闘を開始した...。

 

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

チャム「わわっ⁉︎危ない!弘樹、右に避けて!」

 

シルキー「いいえ、左です!」

 

チャム「右だよ!」

 

シルキー「左です!」

 

弘樹「あーもう!お前等、耳元で怒鳴るな!集中できねえから!」

 

 

 

 

 

 

敵の数が多すぎる...!

 

優香「あなた、バカ?この数に勝てると思っていたの?」

 

弘樹「それでも...負ける訳にはいかねえんだよ!」

 

優香「だったら、これで終わりよ!」

 

すると、伏兵のガルムが四機現れ、ヴァリアスの周りを囲む。

 

チャム「囲まれちゃった!」

 

シルキー「このままでは...!」

 

弘樹「...」

 

くそッ...!ここまでかよ...!

 

だが、俺を囲んでいた内の二機が何処かから放たれた援護射撃により、破壊される。

 

弘樹「何だ⁉︎」

 

現れたのは...メサイア...⁉︎

 

メル「今です、零さん!アスナさん!」

 

今度はゼフィルスネクサスが現れた...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

弘樹がエクスクロスを出て行ったと知り、捜索を開始しようとした時にオニキスの気配を

 

アスナ「零、残る敵を!」

 

零「わかっている!」

 

ゼフィルスネクサスはクロスソードで残る二機を撃墜させた。

 

アスナ「間に合ったようね!」

 

メル「弘樹さん、ご無事ですか⁉︎」

 

弘樹「お前等、何で...?」

 

アスナ「あなたとチャム達がいなくなって、捜索していたのよ!」

 

メル「弘樹さん!どうして、勝手にいなくなってしまったのですか!」

 

弘樹「俺はもう零の隣にはいられない...。いてはダメなんだよ!」

 

零「いい加減にしろ!」

 

弘樹「!」

 

零「俺といてはダメ..,?誰がそんな事決めたんだよ!少なくとも本人である俺はそんな事一ミリも思った事ねえよ!」

 

弘樹「零...」

 

零「俺達の事で罪悪感があるってんなら、俺達から逃げるな!その罪を背負いながら戦いやがれ!そんな事もわからないぐらい、お前はバカなのかよ!」

 

弘樹「...るせえ...!」

 

零「...?」

 

弘樹「さっきから人の事をバカバカと..,!うるせえんだよ!そんぐらい、俺にでもわかる!」

 

零「それでいいんだよ、弘樹。それでこそ、お前だ」

 

弘樹「...ったく、本当にお前は凄いよ、零...」

 

アスナ「零...弘樹...」

 

優香「いつまで友情ごっこを見せつければ気がすむの?」

 

零「ごっこじゃねえよ、優香!お前もこの輪に入っていたじゃねえか!」

 

優香「くだらない冗談は好きじゃないわ。新垣 零が来たのなら、一石二鳥よ!」

 

メル「それはこちらの台詞です、優香さん!」

 

アスナ「あなたの目は私達が必ず覚まさせてあげるわ!」

 

零「俺達の力でな!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「まったく...あのバカは世話がやけるぜ」

 

アスナ「その割には満更でもない顔をしているじゃない」

 

零「う、うるせえな!それよりもアスナ!弘樹に負けないようにいくぜ!」

 

アスナ「ええ、おうせのままに!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

弘樹「(ありがとうな、零...。なんか気が楽になったぜ)」

 

シルキー「良き顔になりましたね、弘樹」

 

チャム「うん!今の顔、凄くいいよ!」

 

弘樹「二人にも心配をかけたな、さあ、反撃開始と行くぜ!」

 

 

〈戦闘会話 零VS優香〉

 

零「優香!俺は加減しねえから覚悟しておけよ!」

 

優香「する必要はないわ!私は負けないもの!」

 

アスナ「今のあなたは全然、怖くないわ!いつものあなたの方がもっと怖いわ!」

 

優香「物凄く酷い事を言われているのはわかるわ...。そんなに死にたいのなら覚悟しなさい!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS優香〉

 

優香「勝手に振り切れたようだけど、そんなので私に勝てると思っているの?」

 

弘樹「少なくとも今のお前に負けるつもりはねえよ!お前を取り戻すまではな!」

 

 

〈戦闘会話 メルVS優香〉

 

メル「優香さん!あなたは本当は優しい方なのですよ!」

 

優香「私の事を知ったような口で言わないで!私はあなたの敵...それだけよ!」

 

 

 

 

ゼフィルスネクサスとヴァリアスの攻撃でディビウスにダメージを与えた。

 

優香「そ、そんな...!」

 

零「お前の負けだ、優香!」

 

優香「負けてない!私は...まだ...!」

 

零「そうだ、優香!お前は誰よりも負けず嫌いだった!」

 

優香「私が...負けず嫌い...」

 

弘樹「そして、お前は誰に対しても優しかった!」

 

優香「あ...あぁぁぁぁぁっ!」

 

よし...!このままいけば、優香の洗脳が解ける!

 

ギルガ「随分荒いやり方をするんだね」

 

ガルム部隊とアマテラス・ツヴァイ、ジェイルが現れた。

 

弘樹「カノン...!」

 

カノン「...」

 

チャム「あ、女たらしだ!」

 

シルキー「何の用ですが、女たらし!」

 

ギルガ「君達、酷くないかい⁉︎」

 

優香「ギ、ギルガ様...!」

 

リン「優香さん、今は戻ってください」

 

優香「了解...!」

 

ディビウスは撤退した...。

 

弘樹「優香!」

 

アスナ「弘樹!今はカノンをどうにかしないと!」

 

弘樹「くっ...!」

 

零「エクスクロスのみんなも来たみたいだ!」

 

エクスクロスの戦艦が現れ、みんなが出撃してきた。

 

ワタル「大丈夫、弘樹さん⁉︎」

 

ボーちゃん「怪我は、ない?」

 

弘樹「心配かけて悪かったな、もう大丈夫だ!」

 

カイエン「お前...」

 

ホープス「迷いが晴れたみたいですね」

 

弘樹「おかげさまでな!」

 

ショウ「チャム、シルキー!そこにいるんだな⁉︎」

 

チャム「ショウが来てくれた!」

 

マーベル「怪我はない?二人共」

 

シルキー「私達は大丈夫です!」

 

アンジュ「それよりも弘樹!勝手に抜け出した事について何か言う事あるでしょう?」

 

弘樹「すみませんでした...」

 

エル「意外!弘樹さんがしっかりと謝ってる!」

 

ビーチャ「それはそれで失礼だが、確かに驚くな!」

 

ジュドー「そうか?弘樹さんらしいと思うけど」

 

マシュマー「うむ、良き面構えとなったな、弘樹君」

 

弘樹「皆さんや...零達のおかげです」

 

アマリ「弘樹君...」

 

弘樹「だから、皆さん、お願いがあります!カノンを救い出すのを手伝ってください!お願いします!」

 

ゼロ「弘樹、お願いされなくても手伝うぜ!」

 

シバラク「お主もエクスクロスの一人なのだから、当然であろう!」

 

弘樹「...ありがとう」

 

零「勿論、俺達もやるぜ、弘樹!」

 

アスナ「カノンを救い出したいと思っているのはあなただけじゃないもの!」

 

メル「やりましょう、弘樹さん!」

 

弘樹「ああ、頼りにしているぜ!零、アスナ、メル!」

 

リン「エクスクロスの狙いはカノンの様です!」

 

ギルガ「今回はそう簡単にはやらせないよ。(それに既に切り札は用意してあるからね...)」

 

俺達は戦闘を再開した。

 

 

 

 

敵を倒していく俺達...。

 

カノン「このままではこちらの戦力が削られるだけです」

 

ギルガ「心配ないよ、カノンちゃん。既に手配はできている...。来たよ」

 

何だ...⁉︎現れたのは黒いアクエリオン...⁉︎

 

アマタ「あれは...!」

 

ゼシカ「嘘、あれって...エンシェントAQ⁉︎」

 

九郎「何だよ、あのアクエリオンは⁉︎」

 

アンディ「エンシェント・アクエリオン...」

 

ミコノ「神話型アクエリオンの本来の姿です!」

 

モロイ「簡単に言うとEVOLの元となったアクエリオンだ!」

 

デュオ「元になったって...」

 

甲児「つまり、EVOL並みに強力な奴って事かよ!」

 

MIX「どうして、オニキスがエンシェントを⁉︎」

 

ギルガ「機体のみ転移してきたので僕達の力で無人機としたんだよ」

 

サザンカ「趣味の悪い事をするね...!」

 

ギルガ「何とでも言うがいいさ!君達に勝てればそれでいい!」

 

ユノハ「ま、またあれと戦う事になるなんて...!」

 

カイエン「だが、あんなものを野放しには出来ない!」

 

アマタ「やろう、みんな!あいつを倒すんだ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 アマタorミコノorゼシカVSエンシェントAQ〉

 

アマタ「あの様なものをアル・ワースでは使わせない!」

 

ミコノ「必ず止めよう、アマタ君!」

 

アマタ「ああ、ミコノさん!」

 

ゼシカ「お熱いのは後にしてよー...。まあ、これが二人だもんね。よし、行くよ!」

 

 

〈戦闘会話 カイエンorアンディor MIXVSエンシェントAQ〉

 

アンディ「俺が相手だ、エンシェントAQ!そのボディに大穴を開けてやるぜ!」

 

MIX「その穴を私が塞ぐわ!」

 

カイエン「塞いでどうする!いいから行くぞ!」

 

 

 

〈戦闘会話 ユノハorモロイorサザンカVSエンシェントAQ〉

 

ユノハ「モロイさん!サザンカさん!私が隙を作ります!」

 

モロイ「わかった!その後に俺が奴を脆くする!」

 

サザンカ「じゃあ、私が相手を腐らせるわ!」

 

 

 

 

俺達の攻撃でエンシェントAQはダメージを負った。

 

ベルリ「後一息で勝てる!」

 

ギルガ「それはどうかな?」

 

するとエンシェントAQのダメージが回復した。

 

ジル「バカな...!」

 

クラン「ダメージを回復させただと...⁉︎」

 

ミシェル「あれだけ与えたのに全回復されたらたまったもんじゃないぞ!」

 

カナリア「だが、そうも言っていられないぞ!」

 

オズマ「どちらにしても奴を倒さなければ道は開けん!気を引きしめろ、お前等!」

 

鈴「けど、永遠に回復する相手にどうしろって言うのよ!」

 

ギルガ「どうする事も出来ないさ。真の機械天使にはね」

 

アマタ「違う!そんなものは機械天使...アクエリオンじゃない!」

 

ギルガ「強がりはよした方がいいよ、アマタ・ソラ。君達ではエンシェントAQには勝てない!」

 

弘樹「いや、確かに回復されては倒せないが、回復する以上のダメージを与えればいい!」

 

零「弘樹にしては冴えてんじゃねえか!」

 

弘樹「してはは余計だ!」

 

トオル「で、でも実際にどの様な攻撃をすれば...!」

 

ギルガ「ほらね、無理じゃないか!」

 

アマタ「無理じゃない...!アクエリオンの力は無限大だ!アクエリオンは人と人との想いの力...!何の想いもない偽りのアクエリオンに負けるつもりはないんだ!」

 

ギルガ「現実を見なよ、敗北は目に見えている!このまま君達はエンシェントAQに潰されるのだ!」

 

?「現実を見ないのは君の方だ、ギルガ・カルセドニー」

 

アマテラス・ツヴァイの前に男の人が現れた...⁉︎

 

リン「あ、あなたは何者ですか⁉︎」

 

不動「不動ZEN...。単なる司令官だ」

 

アマタ「不動司令!」

 

ゼシカ「司令もアル・ワースに来ていたんですか⁉︎」

 

不動「遅くなってすまなかったな、エレメント達」

 

ギルガ「君が何者かは知らないが、君がエンシェントAQを止めると言うのかい?」

 

不動「ふっ、止めるのは私ではない。私の中で眠る者だ」

 

すると、不動さんの身体の中から女性の様な人が出てきた。

 

?「よもや、私が扱っていた物を使われるとはな」

 

ミコノ「あ、あなたは...!」

 

ゼシカ「ミカゲ...⁉︎」

 

ミカゲ「久しぶりだね、機械天使に選ばれし者達」

 

カイエン「どうしてお前が⁉︎」

 

不動「詳しい話をしている時間はない。ミカゲ、頼むぞ」

 

ミカゲ「わかっているさ。神話型アクエリオンよ...我が声を聞け!」

 

ミカゲという人が叫ぶと、エンシェントAQの動きが鈍くなった...。

 

ギルガ「ど、どうしたんだ、エンシェントAQ⁉︎」

 

リン「エンシェントAQの出力が下がっていきます!」

 

MIX「そういう事ね!」

 

アンディ「何がそういう事なんだ、MIX?」

 

MIX「神話型アクエリオンをエンシェントAQに変貌させたのはミカゲよ。例え、オニキスに無人機にされたとしても、ミカゲが支配権を奪う事なんて容易いわ!」

 

ミカゲ「そういう事だ、流石はMIXYだね」

 

MIX「私はMIX...女よ!」

 

ミカゲ「まあいい、これで奴は動く事が出来ない。倒すのなら今だ!」

 

カイエン「倒せっていうが、どうすれば...!」

 

不動「案ずるな、来たぞ」

 

サザンカ「え...」

 

今度は四人の人物が現れる。

 

クレア「来ましたよ、不動」

 

ミコノ「クレア理事長!」

 

クレア「ご無事で何よりです...。あなた達も何か言いたいのではないですか?」

 

カグラ「うるせえ、お前に言われなくてもそうするっての!」

 

アマタ「カグラ!」

 

ゼシカ「何よ、クソ男!あんたもいたの?」

 

カグラ「また会ったな、ドン底女!寂しくて泣いてなかったか?」

 

ゼシカ「鳴くのはあんたでしょ、この犬!」

 

カグラ「相変わらず、騒がしい女だな!」

 

アマタ「無事でよかったよ、カグラ」

 

カグラ「お前もな、アマタ」

 

カイエン「お前は...シュレードなのか...⁉︎」

 

シュレード「勘弁してくれ、親友。俺様な人間が複数もいるはずないよ」

 

カイエン「まったく...お前は...!」

 

シュレード「再会できて、嬉しいよ...。親友」

 

カイエン「俺もだ、シュレード」

 

ジン[EVOL]「えっと...久しぶり、ユノハ...」

 

ユノハ「ジ、ジン君...?本当に、ジン君なの⁉︎」

 

ジン[EVOL]「うん、そうだよ、ユノハ」

 

ユノハ「ジン君...ジン君‼︎」

 

これでアマタ達の仲間は揃ったって事か!

 

シュレード「行こう、親友!俺達の演奏を奏でよう!」

 

カイエン「ああ!」

 

EVOLはアクエリオンスパーダになり、エンシェントAQに接近した...。

 

 

 

シュレード「俺達の新たなメロディを聞け...!」

 

カイエン「息を合わせるぞ、シュレード!」

 

シュレード「共鳴演奏を今ここに!」

 

スパーダが剣を構えると、彼の背中にゲパルドの両腕が現れる。

 

カイエン「スパーダとゲパルトの力を合わせる!」

 

シュレード「奏聖のレクイエム!」

 

エンシェントAQ「!」

 

剣の斬撃と両腕から放たれるビームを受け、エンシェントAQはダメージを負った。

 

サザンカ「やっぱりいい...!カイエン様とシュレード様の掛け合い...!」

 

青葉「へ、平常運転だな、サザンカちゃんは...」

 

ディオ「だが、倒しきれていないぞ!」

 

ギルガ「そう!さらにここで戦力増加だ!」

 

ダメージを負ったエンシェントAQの周りに大量のガルム部隊が現れた。

 

ロックオン「おいおい...何だよ、あの数は!」

 

ジョーイ「エンシェントAQに近づけさせないつもりか...!」

 

パトリック「あんな奴らを一体ずつ倒していてもラチがあかねえぞ!」

 

ユノハ「大丈夫です、ジン君!」

 

ジン[EVOL]「ああ!」

 

すると今度はゲパルトに変形して、さらに変形する。

 

ジン[EVOL]「空間断絶砲...!いっけぇぇぇぇっ‼︎」

 

変形したゲパルトの砲身からワープ空間を閉じるエネルギーが放射され、空間に閉じられたガルム全機は爆発した。

 

ノレド「あれだけいた機体を全部倒しちゃった...」

 

ジン[EVOL]「後は任せるよ、カグラ!」

 

カグラ「おう!行くぜ、アマタ、ドン底女!」

 

アマタ「ああ!」

 

EVOLに戻り、攻撃を仕掛けた...。

 

アマタ「アクエリオンの力を見せてやる...!」

 

ゼシカ「私の捻る力!」

 

カグラ「俺の逆さまの力!」

 

アマタ「そして、俺の翼!」

 

EVOLは両腕の無限拳を繰り出した。

 

アマタ「三つの力を一つに!」

 

そして、両腕の無限拳は渦を巻く様にエンシェントAQに直撃した。

 

アマタ&ゼシカ&カグラ「「「三位一体拳!いっけぇぇぇぇっ‼︎」」」

 

エンシェントAQを空高く殴り飛ばし、両腕が一撃ずつ攻撃を浴びせ、最後にWパンチを直撃させた。

 

エンシェントAQ「‼︎」

 

三位一体拳を受けたエンシェントAQは大爆発を起こし、跡形もなく消えた。

 

ギルガ「ば、バカな...!あのエンシェントAQが跡形もなく...!」

 

アマタ「これがアクエリオンの力だ!」

 

不動「流石だな、エレメント達」

 

ミカゲ「では、行くとしようか、アポロニアス」

 

不動「そうだな、では、機械天使に乗る者達...さらばだ!」

 

不動という人とミカゲという人は消えてしまった...。

 

三日月「消えた...?」

 

シノ「何だったんだ、いったい...?」

 

アマタ「(ありがとう、司令..,ミカゲ...)」

 

シモン「...」

 

ヴィラル「ん?どうかしたのか、シモン?」

 

シモン「い、いや...。ここまで来るとアクエリオンって何でもありだなって...」

 

竜馬「同じようなグレンラガンに乗っているお前が言うんじゃねえよ」

 

零「いや、ゲッターも相当ですけど...」

 

ギルガ「もういい!こうなったら僕が直々に倒してやる!」

 

零「諦めが悪いのはお前の悪い癖だぜ、カルセドニー!覚悟しな!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

〈戦闘会話 カグラVS初戦闘〉

 

カグラ「さあ、行くぜ!足引っ張ったら承知しねえぞ、ドン底女!」

 

ゼシカ「あんたに言われなくてもわかっているわよ!そっちこそ私の足を引っ張らないでよ!」

 

カグラ「へっ!今に見ていやがれよ!俺の力を!」

 

 

〈戦闘会話 シュレードVS初戦闘〉

 

カイエン「まだやれるな、シュレード!」

 

シュレード「当然さ、まだまだ君には負けられないからね、親友。では行くとしよう!」

 

 

〈戦闘会話 ジン[EVOL]VS初戦闘〉

 

ユノハ「ジン君!」

 

ジン[EVOL]「行こうユノハ!僕は戦う!世界の為...そして、君の為に!」

 

 

〈戦闘会話 クレアVS初戦闘〉

 

クレア「私の動きを捉えれますか?(不動、見ていてください...。この世界でも私達は戦い抜きます...!)」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSカノン〉

 

カノン「覚悟してください、新垣 零!」

 

零「悪いがカノン、お前の目を覚ませるのは俺やアスナじゃねえ!」

 

アスナ「その為にもあなたの動きを止める!弘樹の為にも!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSカノン〉

 

弘樹「カノン...」

 

カノン「理解出来ない...!どうしてあなたは私を倒そうとしないのですか!」

 

弘樹「お前が大切だからだ、カノン...。だから、何としてでも助け出す!俺と...仲間達の力で!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSカノン〉

 

メル「行くよ、カノンちゃん!」

 

カノン「ええ、来てください、メル・カーネリアン...。そして、死になさい!」

 

 

 

 

ゼフィルスネクサスとヴァリアスの攻撃でジェイルはダメージを負った。

 

カノン「こ、この様な所で...!」

 

しんのすけ「今だゾ!弘樹お兄ちゃん!」

 

弘樹「うおおおおっ‼︎」

 

ヴァリアスがジェイルに飛びついた。

 

カノン「は、離してください!」

 

弘樹「離すかよ!もう二度と!」

 

カノン「どうして...そこまで、私の事を...?」

 

弘樹「決まってんだろ...。お前の事が好きだからだよ!カノン!」

 

カノン「!」

 

弘樹「一人の女として...掛け替えのない存在として、お前が好きなんだよ!だから、手を伸ばす!お前が俺の手を握ってくれるまで、ずっとな!」

 

カノン「弘樹...さん...!私は...私は...!結城 花音...そして...!カノン・サファイア...!私も、あなたの事が大好きです!弘樹さん!」

 

カノンの意識が...!

 

弘樹「洗脳から解放されたんだな、カノン!」

 

カノン「はい!」

 

...って、ヤバイ!ジェイルが音を立て出した...!

 

零「弘樹!カノンをヴァリアスに運べ!ジェイルが爆発するぞ!」

 

弘樹「カノン、乗れ‼︎」

 

ジェイルが爆発する前に弘樹はカノンをヴァリアスのコックピットにへと連れ込んだ。

 

アスナ「カノン、大丈夫⁉︎」

 

カノン「はい...何とか...!」

 

弘樹「な、何とか間に合ったな...!」

 

カノン「あ、あの...弘樹さん...」

 

弘樹「ん?」

 

カノン「そ、そんなに抱きしめられると...その...」

 

弘樹「わ、悪い...!」

 

...あいつら、何やってんだよ...。

 

チャム「わ〜!弘樹大胆!」

 

シルキー「破廉恥です!」

 

弘樹「誤解だっての!」

 

アスナ「弘樹!カノンに変な事をしたら、殴るわよ!」

 

弘樹「してねえって!」

 

カノン「私...弘樹さんになら...全てを差し上げても...」

 

弘樹「お前もやめてくれ、カノン!」

 

零「お前等ー。イチャつく前に相手、ブチ切れるぞ〜」

 

ギルガ「君もだ、新垣 零!」

 

リン「カノン・サファイアが敵となるのであれば相手をするまでです!」

 

弘樹「カノン!俺達も力を合わせていくぞ!」

 

カノン「ヴァリアスもゼフィルスの兄弟機だとすれば...弘樹さん!」

 

弘樹「ヴァリアスも進化する!俺とカノンの力で!」

 

すると、ヴァリアスが紫色に輝き出し、光が消えると、ヴァリアスの姿が変わっていた。

 

アスナ「ヴァリアスもネクサスに進化したの⁉︎」

 

カノン「それは違います、アスナさん!」

 

弘樹「ヴァリアスのこの姿は悪しき者を破壊する力...闇の破壊の翼...!ダークネス・ヴァリアスデストロイだ!」

 

零「ヴァリアスも進化するなんてな..,」

 

ギルガ「氷室 弘樹...!君もなのか...!」

 

弘樹「そして、これが俺の新たな力だ!」

 

ヴァリアスデストロイがアマテラス・ツヴァイに攻撃を仕掛けた...。

 

弘樹「お前の企みもここまでにしてやるぜ、カルセドニー!行くぜ、ハイバスタードモード!」

 

何と、弘樹はハイバスタードモードを発動した。

 

それと同時にヴァリアスデストロイも瞳を赤く輝かせ、二刀のクロスソードで何度も斬り裂く。

 

弘樹「カノン、頼むぜ!」

 

カノン「私もハイバスタードモードでいきます!セイバービット!」

 

ハイバスタードモードを発動したカノンはブレードビットに似たセイバービットを複数出し、アマテラス・ツヴァイを斬り裂いていく。

 

弘樹「ナイスだ、カノン!後は任せろ!これで終わりだ!喰らえぇぇぇぇっ‼︎」

 

クロスソードをバスターソードモードにして、剣身に紫色のエネルギーを蓄積させ、アマテラス・ツヴァイを大きく斬り裂いた。

 

リン「きゃあっ...!ギルガさん...!」

 

ギルガ「こ、これ程までとは...!」

 

零「弘樹、お前もハイバスタードモードを...!」

 

弘樹「お前が強くなるなら俺だって強くなるだけだ!」

 

カノン「俺じゃなくて俺達ですよ、弘樹さん!」

 

弘樹「そうだったな!」

 

見せつけてくれんじゃねえかよ、こいつら!

 

ギルガ「リンちゃん、まだやれるよね?」

 

リン「と、当然です!」

 

アスナ「諦めが悪いわね!零!私達も負けていられないわよ!」

 

零「そうだな!此処からは連携していくぜ、弘樹!」

 

弘樹「おう!見せようぜ、俺達の連携を!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

リン「そちらが二人ならばこちらも二人で勝負です!」

 

ギルガ「僕達のコンビは負けるつもりはないけどね」

 

零「俺達だって、負けるつもりはない!なあ、アスナ!」

 

アスナ「ええ!少なくともあなた達よりもいい連携ができるわ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSギルガ〉

 

カノン「カルセドニーさん!あなたの行った行為は許しません!」

 

弘樹「カノンは怒ったらグチグチと責められるぜ」

 

カノン「人をしつこい女の様に言わないでください!」

 

リン「(どうしてこう、イチャイチャとする人が多いのでしょうか...)」

 

ギルガ「いいよ!ならば、二人仲良く倒してあげるよ!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSギルガ〉

 

リン「メルちゃん、あなた一人で私達に勝つ気なの⁉︎」

 

メル「き、機体に乗っているのは一人ですけど、私には沢山の人がいます!」

 

ギルガ「一人ならば、僕が側にいようか?」

 

メル「嫌です!」

 

ギルガ「ス、ストレートに言われると傷つくね...」

 

リン「...少しは自重してください、ギルガさん」

 

ギルガ「どうして君が怒るんだい⁉︎」

 

メル「(リンちゃんの好きな人って...もしかして...)」

 

 

 

 

 

俺達の攻撃でアマテラス・ツヴァイにダメージを与えたが...。

 

ギルガ「まだだ!まだ...!」

 

アーニャ「しつこい...」

 

ルルーシュ「あの男の執念はそれだけのものということか...!」

 

零「いい加減狙われるのも飽き飽きしていたんだよ!」

 

弘樹「それなら、ぶっ飛ばしてやろうぜ、零!」

 

零「...そういう事か。よし!弘樹、合わせろよ!」

 

弘樹「お前がな!」

 

ゼフィルスネクサスとヴァリアスデストロイが同時に攻撃を仕掛けた...。

 

零「カルセドニー、マスカライト!これで終わりにしてやる!」

 

弘樹「合わせてやるから、遅れんなよ、零!」

 

零「合わせんのはこっちだ!お前はいつもノロマだからな、バカ弘樹!」

 

弘樹「バカって言うな、ウジ野郎!」

 

零「やんのか、馬鹿野郎!」

 

アスナ「喧嘩せずにやるわよ、二人共!」

 

カノン「本当に仲がいいですね!」

 

零「仕方ねえ...!やるぞ!」

 

俺はクロスレイズモード、弘樹はハイバスタードモードを発動させ、ゼフィルスネクサスとヴァリアスデストロイは同時に動き出し、二刀のクロスソードで同時に斬り裂いていく。

 

零「はあっ!」

 

弘樹「吹き飛びやがれ!」

 

ゼフィルスネクサスが回転斬りを決め、ヴァリアスデストロイが回し蹴りでアマテラス・ツヴァイを蹴り飛ばした。

 

アスナ「私達も負けてられないわよ、カノン!ブレードビット!」

 

カノン「はい、いきます!セイバービット!」

 

複数のブレードビットとセイバービットがアマテラス・ツヴァイを斬り裂いていく。

 

零「これでラストだ、弘樹!」

 

弘樹「ああ!」

 

お互い、バスターソードモードに連結させ、接近する。

 

零&弘樹「「はああああっ‼︎」」

 

最後は同時にバツを描く様に斬り裂いた..,。

 

ギルガ「うっ...うわあああっ‼︎」

 

零「数秒遅かったんじゃねえのか、弘樹?」

 

弘樹「お前が早すぎたんだよ、零!」

 

斬り裂かれたアマテラス・ツヴァイは大ダメージを負った...。

 

リン「ダメージが限界レベルを突破しました!これ以上は...!」

 

ギルガ「くっ...!新垣 零!氷室 弘樹!次こそは君達を倒す!覚えていろ!」

 

そう言い残し、アマテラス・ツヴァイは撤退した...。

 

零「その言葉、何回目だよ...」

 

弘樹「お前も大変だな」

 

アスナ「他人事のように言っているけど、これからはあなたも狙われるのよ」

 

弘樹「何だって⁉︎」

 

零「普通、気づくだろうが、バカ...」

 

今ので敵は最後か...。

 

ニール「終わったみたいだな...」

 

五飛「オニキスも本格的に動き出してきたな」

 

トロワ「それにどうやら、弘樹まで狙われることになった様だ」

 

弘樹「勘弁して欲しいぜ...」

 

カノン「大丈夫ですよ、弘樹さん。あなたは私が守ります!」

 

弘樹「ありがとうな、カノン」

 

零「いい雰囲気のところ悪いが、弘樹...。お前には鬼よりも怖い千冬さんの説教が待っているからな」

 

千冬「ほう...?どうやら、お前も受けたい様だな、零?」

 

零「い、いや...!冗談ですよ!」

 

一夏「千冬姉に冗談は通じないのはわかっているはずなんだけどな...」

 

箒「それ以上言うな、一夏...。お前も巻き込まれるぞ」

 

束「箒ちゃんも恐ろしいと思っても言っちゃダメだよ!」

 

箒「ね、姉さん...!そんな事は一言も...!」

 

千冬「安心しろ、一夏、篠ノ之姉妹...。既に聞こえている」

 

一夏「う...!」

 

箒「私は何も言っていないのに...!」

 

カグラ「随分賑やかな奴等なんだな」

 

シュレード「なかなかいい人が揃っているな」

 

カイエン「ああ。本当にお人好しな奴が多い」

 

カノン「それは敵対していた時からわかります」

 

弘樹「お前も来てくれるよな、カノン?」

 

カノン「そちらがよろしいのであれば...」

 

ジェフリー「勿論、構わないさ」

 

弘樹「ありがとうございます、ジェフリー艦長!」

 

俺達はそれぞれの艦に戻り、Nーノーチラス号の格納庫に集まった。

 

アンディ「そうか、お前等は不動司令の所にいたんだな」

 

クレア「ええ、だから、すぐに助けにはいけなかったんです」

 

ジン[EVOL]「ごめんね、みんな...」

 

ユノハ「ううん!ジン君にまた会えて嬉しい...!」

 

ジン[EVOL]「僕もだよ、ユノハ...」

 

ユノハとジン[EVOL]...。いい感じじゃねえか...。

 

アストン「ユノハってあんな感じだったっけ?」

 

アミダ「いい事教えてあげるよ、アストン。女ってのはね...好きな男の目の前だと雰囲気を変えるんだよ」

 

名瀬「まっ、そう言う事だ」

 

クレア「取り敢えず、紹介します。私はクレア・ドロセラ。彼等の通う聖天使学園理事長を務めています。エレメント能力は瞬間移動です」

 

シュレード「シュレード・エランだ。エレメント能力は精神演奏。楽器を奏でることで深層心理に干渉し、感情を操ったり、エレメント能力を一時的に強化・操作する事が出来るんだ」

 

ジン[EVOL]「ジン・ムソウです!エレメント能力は断ち切る力...。物理的な繋がりを断ち切ることができる能力です!」

 

カグラ「カグラ・デムリだ。エレメント能力は逆さまの力だ。よろしくな!」

 

ラウラ「どうして、お前はアマタとそっくりなのだ?」

 

アマタ「俺とカグラは本当は一人の存在なんだよ」

 

零「...俺とレイヤみたいな関係って事か?」

 

アマタ「どちらかと言うと二人に分断されたと言うのが正しいんですけど」

 

ジュドー「難しいのはいいじゃないか!とりあえず、よろしくな、みんな!」

 

シュレード「ああ!」

 

弘樹「成る程、カイエンの親友らしいな」

 

シュレード「親友の親友は俺の親友だ。よろしく」

 

弘樹「...な、なんかややこしいけど...おう、こちらこそ!」

 

カイエン「どうやら、バカには通じなかった様だな」

 

弘樹「うるせえ、バカって言うな!」

 

カノン「...」

 

アスナ「あなたも想いを告げたのね、カノン」

 

カノン「アスナさん...メルちゃん...」

 

アスナ「あいつはバカだから、苦労するわよ」

 

カノン「それでも弘樹さんは優しい方です...。だから、苦労なんてしませんよ」

 

メル「同じ恋をする乙女同士、頑張ろうね!カノンちゃん!」

 

カノン「うん!メルちゃん!」

 

メルとカノンは握手をした。

 

アマリ「良かったね、カノンさんを救い出せて...」

 

零「ああ、そうだな...」

 

弘樹「零...」

 

...弘樹か...。

 

弘樹「その...悪かったな。心配かけちまって...」

 

それを聞いた俺は息を吐き、弘樹にデコピンを浴びせた。

 

零「バーカ。誰もお前の事なんて心配してねえよ」

 

弘樹「っ...!そ、そこは嘘でも心配しているって言ってくれよ...!」

 

零「お前に嘘ついても何の得もねえだろ」

 

弘樹「そ、それもそうだな...」

 

零「...弘樹。訓練に付き合え!お前との連携を再確認しておきたいからな!」

 

弘樹「お安い御用だ!」

 

俺と弘樹は拳をぶつけ合い、笑い合った...。

 

すると、警報が鳴り響く。

 

ヒイロ「敵か?」

 

摩耶「じ、実は三機のロボットが通信をしてきたんですけど...そのリーダーらしき女性が艦に入れて欲しいと言ってきたんです」

 

スカーレット「そのリーダーの名は?」

 

摩耶「ハリケーンさん...と言っています」

 

由木「ハ、ハリケーンさんって、まさか...!」

 

由木さんが知っている...?いったい...何者なんだ...?

 

 

 

 

 

ーエンブリヲだ。

 

私は今、運命の場所にいた。

 

エンブリヲ「エクスクロスも着々と力をつけてきているようだね」

 

アーサー「だが、よもや死んだはずのそなたが生きているとは思わぬ」

 

マリアンヌ「それにしてもかぎ爪の人はどうしたの?」

 

エンブリヲ「彼等も色々と忙しい様だ。それよりもマダム...君の世界から可愛い二人の花嫁を連れてきたのだが...お会いになるかな?」

 

マリアンヌ「私の世界から?」

 

私は二人の花嫁をマダムの前に差し出した。

 

ユーフェミア「マリアンヌ皇女...」

 

マリアンヌ「あら、ユーフェミアじゃない。それに...」

 

ナナリー「お、お母様...?どうしてこの様な所に...?」

 

マリアンヌ「久しぶりね、ナナリー。我が愛しの娘...」

 

ナナリー「(どうしてでしょう...このお母様は私の知るお母様ではありません...。お兄様、スザクさん...私も...戦います...!)」

 

親子の感動の対面、だね...。

 





ー中断メッセージ

〈MAP兵器には注意しろ〉

弘樹「あれ...⁉︎また、ゲームオーバーじゃねえか!」

零「今のを合わせて、10回目のゲームオーバーだな。おめでとさん!」

弘樹「めでたくねえ!にしても...どうしてこうゲームオーバーが続くんだ?」

零「...お前、MAP兵器には味方を識別するものとしないものがあるって知っているか?」

弘樹「...識別って何だ?」

零「簡単に言うと味方を巻き込むものと巻き込まないものがあるって事だ!」

弘樹「そ、そうなのか!...な、なら巻き込まれた機体は犠牲にするしかねえな!」

零「そんな事をしているから何回もゲームオーバーになるんだろうが!仕方ねえ...弘樹、お前にはMAP兵器というものをみっちりと教えてやる!というわけで、俺達は失礼させてもらうぜ、またな!」

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