スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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おひさしぶりです!

誠に申し訳ありません。更新が遅れた理由はスパロボTをプレイしていたからです!

ですので、今後も遅れる場合があります!

それではどうぞ!


第63話 正義と盟友の名の下に

 

ードン・ゴロだ。

 

私はドアクダー様の前にいた。

 

ドン・ゴロ「…ドアクダー様…。あのアンチスパイラルなるものを呼び寄せたのは、どの様なおつもりですか?」

 

ドアクダー「…」

 

ドン・ゴロ「奴等の目的は、世界そのものの破壊です。第一波は撃退したものの、このままでは…」

 

ドアクダー「構わん。そのつもりで、あのメッセンジャーを覚醒させたのだ」

 

ドン・ゴロ「何と…⁉︎」

 

ドアクダー「世界は創り直せばいい。暗黒龍が復活すれば、何も問題ない」

 

ドン・ゴロ「アル・ワース創世をやり直すと…?」

 

ドアクダー「その通りだ。世界を闇で塗り潰すには、それが一番手っ取り早い。そのためには魔従教団と決着をつけねばならんがな」

 

ドン・ゴロ「あの者達を、そのための生け贄にすると?」

 

ドアクダー「そうだ。悲しみや苦しみは、いい餌になる。あの女達の処刑は地脈の上でやるようにしろ」

 

エグゼブ「その役目…私が承りましょう」

 

ドアクダー「エグゼブか…」

 

エグゼブ「ドラマチックかつ悲劇的な結末は我々としても望む所ですしね」

 

ドアクダー「いいだろう。任せる」

 

カイザーべリアル「それなら、俺様も手を貸すぜ」

 

ドアクダー「ウルトラマンベリアル…」

 

カイザーべリアル「丁度いい手駒の怪獣が出来たんだよ。そいつを試したい…。ダークゴーネ、お前が行け」

 

ダークゴーネ「かしこまりました、陛下」

 

カイザーべリアル「ゴゴール、てめえも実験体を試したいんだろ?」

 

ゴゴール「実験体というより、過去に実験体にしたものを再び、洗脳したという事です」

 

カイザーべリアル「別にどっちでもいいじゃねえか」

 

ドン・ゴロ「エグゼブ殿…。虎王様は彼女達に懐いておりました。くれぐれも、その事はお忘れなく」

 

エグゼブ「フフ…そうでしたな。ならば今回の件は、魔界王子の甘さを断つ、いい機会となるでしょう」

 

ドン・ゴロ「…!」

 

何…⁉︎

 

エグゼブ「暁という少年の事もありますので、素晴らしいショーになる事は間違いありませんね。それにドアクダー様は私に任せるとおっしゃいました。ですので、私の流儀でショーを盛り上げさせていただきます」

 

この男…。異界人でありながら、完全な闇の使徒だ…。何故だ…?何故、平和の世界から来た人間がこのような闇を抱えている…?

 

 

 

 

 

ーマリナ・イスマイールです。

 

私は空中戦艦ブランカのブリッジでエグゼブさんから話を聞きました。

 

シーラ「…」

 

リリーナ「…」

 

イチヒメ「…」

 

サリー「…」

 

マリナ「…」

 

アトラ「…」

 

エグゼブ「そういうわけで、お嬢さん方の処刑は、この私がプロデュースする事になった」

 

シーラ「お前は何者か?」

 

エグゼブ「私の名前はエグゼブ…。闇に生きる者…とでも名乗っておこう。出身は平和の世界だ」

 

イチヒメ「平和の世界…?」

 

アイラ「このアル・ワースを支える複数の世界の一つです。彼やサリーさんは平和の世界から、シーラさんとリリーナさんは革命の世界から、アトラさんと暁君は鉄の世界から、おイチさんは戦の世界から、マリナさんは対話の世界から…そして、私は激闘の世界からアル・ワースに来ています」

 

エグゼブ「流石はアイラ様だな…。私が言おうとした事を全て言われてしまった」

 

シーラ「お前はアル・ワースの構造を理解しているのか?」

 

エグゼブ「故に色々と出来る事がある。ドアクダー氏に渡りつけたのも、その一つだ」

 

パープル「エクセレント!流石はミスター・エグゼブだ」

 

エグゼブ「パープル…。私は、君のパフォーマンスを気に入っていてね…。彼女達の処刑も君に任せようと思っている」

 

パープル「光栄だね。あの目障りな旋風寺 舞人が最高に悔しがるステージを用意するよ」

 

エグゼブ「期待している。彼の正義の心が砕ける様を見たがっている方もいるしな」

 

リリーナ「あなた達は異世界に来て、一体何をしているのです?戦いを広げる事に何の意味があるのですか?」

 

エグゼブ「私達の求めるもの…。それは混沌だ」

 

マリナ「戦いにより人の心が荒む事がお望みという事ですか?」

 

エグゼブ「その通り。ドアクダーも、そのために君達を処刑し、怒りと苦しみと悲しみで大地を満たそうとしている」

 

リリーナ「マリーメイアは、どこにいるのです?」

 

エグゼブ「彼女は別の使い道があるので、まだドアクダーの下にいる。では、パープル…。後は任せるぞ」

 

パープル「了解だ、ミスター・エグゼブ。最高のステージを期待してくれ」

 

エグゼブ「フフ…楽しみにしている」

 

そして、エグゼブさんは立ち去りました…。

 

パープル「…お前達の処刑には、とびっきりのゲストを招待する」

 

マリナ「それは…?」

 

パープル「エクスクロスだよ。旋風寺 舞人の絶望に歪む顔が今から楽しみだ」

 

サリー「舞人さん…」

 

パープル「お前に危害を加えようとしたら、あいつはかなり動揺していたからな。処刑と気けば、仲間と共にすっ飛んで来るだろう」

 

サリー「…」

 

パープル「そうだ!泣け、嘆け!自らの境遇を呪え!それこそがステージを彩る!」

 

暁「紫色の人…サリーを泣かしたな…」

 

パープル「何だ、その反抗的な目は…?お前、今自分がどんな状況にあるか、わかっているのか?」

 

アトラ「やめなさい、暁!」

 

暁「わからない…。でも、俺、お前の事嫌いだ…!」

 

パープル「…ほう。やはり、三日月・オーガスの子供だな…。まあ、お前達を奴の目の前で殺せば、奴も苦しむだろうな」

 

暁「父さんは…負けないよ」

 

アトラ「暁…」

 

パープル「その生意気な言葉を言えるのも、最後だと思えよ、ボーイ」

 

リリーナ「あなたは…最低の人間です」

 

パープル「そんなありきたりの言葉じゃ、俺の心は動かないよ、レディ。俺はパープル…!このアル・ワースに咲いた、紫色の悪の華だ!」

 

イチヒメ「あなたは華などではありません」

 

パープル「では、何だと言うのかな、イチヒメ殿?」

 

イチヒメ「兄上の様に言うと、あなたは野蛮な猿同然です」

 

パープル「何だと…?」

 

イチヒメ「外道もここまでいくと、醜きものですね」

 

パープル「…どうやら、処刑の前に死にたいようだな…!」

 

イチヒメ「!」

 

カエサル「我が妻に手を挙げるのはやめてもらおうか」

 

カエサルさん…。

 

イチヒメ「カエサル殿…」

 

カエサル「イチヒメに手を挙げると言うのであれば、私が相手になるが…どうする?」

 

パープル「…ちっ!わかったよ…。だが、今回のショーにはお前も参加してもらうぞ、カエサル」

 

カエサル「了解した…」

 

パープル「フフフ…!今回のショーが楽しみだ…!」

 

シーラ「(この禍々しいオーラ…。これが、この男に力を与えているのか…)」

 

 

 

 

ーヴォルフガングじゃ。

 

イッヒ「…なあ、今度の作戦…聞いたか?」

 

リーベ「エクスクロスの目の前で女の子達を処刑するんだってな…」

 

ディッヒ「俺達…そんな作戦に参加しなきゃならないのかな…」

 

オードリー「出来る事ならば、私も拒否したいと考えています」

 

チンジャ「金儲けのためなら非道な事もやってきましたが、流石にこれは…」

 

ホイ・コウ・ロウ「とは言うが、ワシ達自身が生きていくためには仕方ないネ」

 

ミフネ「情けない話だが、同意する…」

 

ビトン「ドアクダーとそれに通じるパープル…あたくし達の想像を超えたような力を持ってるし…」

 

ヴォルフガング「どいつもこいつも情けないのう」

 

ホイ・コウ・ロウ「口だけなら何とでも言えるネ!」

 

ビトン「そうよ!あたくし達に力さえあれば…!」

 

ミフネ「あのパープルのような青二才の好きにはさせないのに…!」

 

ヴォルフガング「その力を用意すると言ったら?」

 

ビトン「え⁉︎」

 

ヴォルフガング「ワシはBD連合の機体の整備をしておるからな。これまでの全ての戦いのデータを手に入れる事が出来る。パープルの持つ超常的な力…魔のオーラについてのデータも分析する事が出来た」

 

ホイ・コウ・ロウ「あれの正体がわかったのか?」

 

ヴォルフガング「…残念ながら、それには失敗した…」

 

ミフネ「ぬか喜びさせおって!」

 

ヴォルフガング「だが、あの魔のオーラを破る方法については目処が立った」

 

ビトン「本当なの、それ…?」

 

ヴォルフガング「ある者のお陰でな。理論だけだが、理解は出来た。そして、それを応用した起死回生のシステムの完成にはまだ時間がかかる」

 

ミフネ「結局、ぬか喜びではないか!」

 

ビトン「ちょっと待って…!そのある者って、誰なの?」

 

?「私です」

 

何だ、来ておったのか。

 

ミフネ「女子ではないか!」

 

ホイ・コウ・ロウ「何者ネ?」

 

タミコ「金有 タミコ…。タミコ、タミ、タミさん。好きに呼んでください」

 

ヴォルフガング「彼女が魔のオーラについての理論を共に考えてくれたんだ」

 

ビトン「だだの女にしか見えないけど…」

 

ヴォルフガング「こう見えても彼女は自ら、未来からこのアル・ワースに来たそうなのじゃ」

 

ホイ・コウ・ロウ「未来…⁉︎」

 

ミフネ「何故、また…?」

 

タミコ「ある人を助けたくて、未来から来たんです。私の…婚約者を…」

 

ビトン「まあ!そんな若くて婚約者がいるなんて!」

 

ホイ・コウ・ロウ「その女の事はどうでもいいネ!もうすぐワシ達に出撃命令が下るネ!それまでに何とかならんのか⁉︎」

 

ヴォルフガング「金有 タミコと共に努力はしてみる…。だが、もしもの時には、お前達に時間稼ぎを頼む事になる」

 

ホイ・コウ・ロウ「…」

 

ミフネ「…」

 

ビトン「…」

 

タミコ「皆さん…」

 

ヴォルフガング「まあ…当てにはしとらんよ。正直に言えば、ワシもパープルとその背後にいる人間が怖いからな。だが、ワシにも科学者の意地がある…。このままワシの頭脳を奴等の食い物にされたままで終わるつもりはないのでな」

 

ビトン「…勝算はあるの?」

 

タミコ「切り札は用意しました。とびっきりのエースを…。(私もやれるだけの事はやるわ…。だから、後はお願いね、しんちゃん…!)」

 

 

 

 

第63話 正義と盟友の名の下に

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はパープルが指定した場所に来た。

 

甲児「パープルが指定したのは、この場所か…」

 

舞人「…」

 

グレートマイトガイン「大丈夫か、舞人?」

 

舞人「心配はいらない、ガイン。俺は必ずパープルを倒して、サリーちゃんを救い出す」

 

ショウ「そうだ、舞人。余計な事は考えずに戦いに集中しろ」

 

マーベル「シーラ様とリリーナさん、アトラさんとイチヒメ様、アイラ様、マリナ姫にサリーちゃん…。わざわざ私達の前で処刑しようとするなんて…」

 

マリア「私達を誘き出すための罠なの…?それとも、ただの悪趣味なだけ…?」

 

弘樹「そんな嫌味な奴がいるなんて、信じたくないですけどね」

 

キオ「でも、もしパープルが彼女達を人質に取り、降伏を迫ったら…」

 

アキト「今はそれを考えても仕方がない」

 

ルルーシュ「その通りだ。出来る限りの備えはした。後は出たとこ勝負だ」

 

バーン「らしくないな、ルルーシュ。貴様が、その様な事を言うとはな」

 

ルルーシュ「奴等の悪意は、俺の計算をも上回る…。別の言い方をすれば、奴等の思考は既に人間のものでない…」

 

舞人「(サリーちゃん…)」

 

ショウ「(シーラ・ラパーナ…)」

 

三日月「(アトラ…)」

 

由木「(アイラ様…)」

 

ヒイロ「(リリーナ…)」

 

刹那「(マリナ…)」

 

ノブナガ「(イチ…)」

 

しんのすけ「来たゾ!」

 

BD連合とクオ・ヴァディスが来たか…!

 

パープル「よく来たな、エクスクロス。ここがお前達のラストステージだ」

 

舞人「パープル!約束通り、俺達は来たぞ!サリーちゃん達を開放しろ!」

 

パープル「寝言は寝て言え、旋風寺 舞人。俺は、お前達に来いとは言ったが、生け贄達を開放するとは一言も言ってないぞ」

 

舞人「お前という男は…!」

 

チャム「ショウ!パープルの戦艦から、シーラ様のオーラを感じるよ!」

 

ショウ「この場にシーラ・ラパーナ達がいるのは確かという事か…!」

 

パープル「心配するな。彼女達を人質にして、お前達に降伏を迫るなんていう野暮な真似をするつもりはない」

 

ウー「何…⁉︎」

 

パープル「俺の望みは、ただ一つ!お前達には、大切な人も救えず、無様に敗北する絶望を与える事!そして、彼女達には自分を助けに来た者達が目の前で殺される光景を見せ、絶望を与えてから処刑する事だ!」

 

青葉「こいつ…完全に歪んでやがる!」

 

零「あいつの自信…あの力が根拠なのか…⁉︎」

 

パープル「さあ、見るがいい!これが魔のオーラだ!」

 

魔のオーラを発動したのか…!

 

九郎「この間のインチキ回復力か!」

 

パープル「もう奇跡は起こらない。お前達には万に一つの勝ち目もないぞ。ガイウス・ユリウス・カエサル、ヴォルフガング、カトリーヌ・ビトン、ショーグン・ミフネ、ホイ・コウ・ロウ…。魔のオーラの洗礼を受けていないお前達は自力で頑張るのだな。今日は決戦だからな。逃げようとしたら、後ろから撃つ。特に、カエサルはな」

 

カエサル「その様な事は思ってはいないさ」

 

ミツヒデ「(何故、奴はイチヒメ様の処刑を見逃しているのだ…?)」

 

ホイ・コウ・ロウ「(好き勝手言ってくれて…!ワシらは鉄砲玉扱いネ!)」

 

ミフネ「(こうなれば仕方ない…!エクスクロスを叩き、活路を開く!)」

 

ビトン「(それしか方法はないみたいね…)」

 

ヴォルフガング「あと少し…。あと少しだけ時間があれば…」

 

パープル「さあ、絶望のステージの始まりだ!全機、攻撃開始!エクスクロスを壊滅させ、絶望を乙女達に!」

 

ジュドー「どうすりゃいいんだよ…⁉︎」

 

シーブック「あの魔のオーラの力を得ている奴は攻撃してもダメージを与えられない…!」

 

ノブナガ「まずはカエサル達を叩き、敵の戦力を減らすしかあるまい!」

 

舞人「やるしかない…!きっと戦いの中でパープルに隙が生まれるはずだ!」

 

ヒイロ「…ターゲット確認…」

 

三日月「やるよ…!」

 

刹那「目標を…駆逐する…!」

 

海道「後悔させてやるぜ!」

 

ショウ「行くぞ!俺達がやられなければ、必ずシーラ様達を救う方法が見つかる!」

 

舞人「待っていてくれ、サリーちゃん!俺は…俺達は必ず君達を救い出す!」

 

戦闘開始だ!

 

 

〈戦闘会話 由木VS初戦闘〉

 

ハリケーン「由木、アイラ様を助け出すために力を貸してくれ!」

 

由木「分かっています!必ず、助け出しましょう!皆さん!」

 

 

〈戦闘会話 ノブナガVS初戦闘〉

 

ノブナガ「カエサルの策略など知らん…。イチ、今一度、俺は破壊王としてはなく、一人の兄としてお前を助け出す…!それが、俺に出来るせめてもの事だ!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉

 

刹那「マリナ・イスマイール…。俺は貴方に何度も助けられた…。今度は俺が助ける番だ…!」

 

 

〈戦闘会話 三日月VS初戦闘〉

 

三日月「アトラと俺の子供を処刑させたりなんかしないよ…。父親である俺が助け出すからね…!」

 

 

 

戦闘からしばらく経った時だった。

 

龍神丸「気をつけろ、ワタル!奴が来るぞ!」

 

ワタル「あれは…!」

 

邪虎丸…⁉︎

 

虎王「やいやい、パープル!サリー達を渡せ!」

 

パープル「虎王様…。勝手を言うのはやめてもらおう。あの女達を処刑しろと命じたのはあなたのお父上のドアクダーであり、俺の主のエグゼブ様だ」

 

舞人「エグゼブ…。前にも聞いたが、それがパープルのバックにいる人間…」

 

虎王「そんな事知るか!あの女達を殺す事は俺様が許さない!大体、カエサル!イチはお前のヨメなのだろう!いいのか⁉︎」

 

カエサル「…」

 

パープル「では、この俺と戦うか?お父上の命令に逆らって」

 

虎王「それは…」

 

パープル「あなたの戦うべき相手は別だろう?ほら…お待ちかねだよ、救世主が」

 

虎王「ワタル…」

 

ワタル「決着をつけよう、虎王」

 

シバラク「いいのか、ワタル⁉︎」

 

クラマ「事情はわからんが、虎王はサリーちゃん達をパープルから取り返そうとしてるんだぜ」

 

ワタル「だからだよ」

 

幻龍斎「何と⁉︎」

 

ワタル「だから、ここで虎王と決着をつけるんだ!」

 

アンジュ「わかったわ、ワタル。頑張りなさいね」

 

ジョーイ「ワタル君!虎王の事は君に任せるよ!」

 

零「お前がやりたい様にやれ!俺達はそれをフォローする!」

 

アマリ「頑張ってください、ワタル君。私達は、まだやらなきゃならない事が沢山ありますから」

 

ワタル「うん!」

 

虎王「望む所だぜ、ワタル!ここで俺様がお前を倒せば、父上も俺様を認めて女達の処刑をやめるかも知れない!行くぜ、ワタル!ここでお前との戦いも終わらせる!」

 

ワタル「来い、虎王!僕はもう迷わない!」

 

ヒミコ「頑張れ、ワタル!」

 

ワタル「虎王!お前ともう一度、友達に戻るため僕はお前を倒す!」

 

虎王「言ってくれるじゃねえか、ワタル!俺様の本当の力を見せてやる!」

 

ワタル「全力で来い、虎王!僕は、その上を行ってやる!この正義の心で!」

 

俺達は戦闘を再開した。

 

 

 

ホイ・コウ・ロウの乗るシャオマイにダメージを与えた。

 

チンジャ「ダメです、ホイ・コウ・ロウ様!これ以上は無理です!」

 

ホイ・コウ・ロウ「こうなれば死んだふりネ!パープルの目を誤魔化すにはそれしかないネ!」

 

チンジャ「かしこまりました!では、煙幕と共に退散!」

 

シャオマイが爆煙に呑まれたか…。

 

グレートマイトガイン「アジアマフィアのホイ・コウ・ロウの最期か…」

 

ブラックマイトガイン「どうだろうな。あの男のしぶとさは台所に現れる黒い昆虫並みだからな。(それでも私を造ってくれた人間だ…。生き延びて改心する事を願うぞ…)」

 

 

 

カトリーヌ・ビトンの乗るスノービーにダメージを与えた。

 

ビトン「や、やだ!こんな所で終わるなんて絶対にやだ!」

 

オードリー「では、どうします?」

 

ビトン「もちろん、逃げるのよ!この混乱の中なら、パープルも追ってこないでしょ!」

 

スノービーは撤退した…。

 

サンソン「あの姐さんも、しぶといな…」

 

ハンソン「ほんと、うちの姐さんといい勝負だ」

 

グランディス「じゃあね、カトリーヌ・ビトン…。もう会う事もないだろうけど、達者でね」

 

 

 

ショーグンロボにダメージを与えた。

 

ミフネ「ま、負けた…!こ、ここで辞世の句を…。男は黙って…退却だ!」

 

ショーグンロボは撤退した…。

 

シバラク「何じゃ、あれは…。逃げるのなら辞世になっとらんではないか」

 

幻龍斎「良いではないか。人間、生きてこそ花…というものウラ」

 

ヒミコ「父上はサルだけどな!」

 

 

 

シュタルク4126にダメージを与えた。

 

イッヒ「ヴォルフガング様!もう戦えません!」

 

ヴォルフガング「丁度いい!退却するふりをして、例の装置を仕上げるぞ!」

 

シュタルク4126は撤退した…。

 

舞人「(ヴォルフガング…。ジョーに秘密の通信を送ったのはお前なのか…)」

 

 

 

 

〈戦闘会話 ノブナガVSカエサル〉

 

ノブナガ「イチが処刑されるとお前は知っているのか?」

 

カエサル「勿論、わかっているさ」

 

ノブナガ「…俺はお前の事を買いかぶりすぎたようだな」

 

カエサル「それは心外だな、義兄上」

 

ノブナガ「お前にそう呼ばれる筋合いはない…!」

 

 

 

 

 

ザ・フールの攻撃でクオ・ヴァディスはダメージを負った。

 

カエサル「これでは私の立場も危ういな。混乱に乗じて、退かせてもらおう」

 

クオ・ヴァディスは撤退した…。

 

ノブナガ「(カエサル。愛していたイチを前で何を企んでいる…?)」

 

アレクサンダー「(奴の考えは未だわからぬな…)」

 

 

 

 

前線にいる奴等を全て倒した時だった。

 

ウィル「来るぞ!」

 

現れたのはダークゴーネとレギオノイド、ダークロプス、スクラッグ兵士部隊だった。

 

ゼロ「ベリアルの奴等が何の用だ⁉︎」

 

ダークゴーネ「我々がドアクダー軍団と共にいる事は分かりきっていたはずです。それに実験体を試してみたかったので」

 

ミラーナイト「実験体…?」

 

ダークゴーネ「ええ、来なさい」

 

現れたのは…巨大な怪獣と一体のスクラッグだった。

 

って…あのバカデカイ怪獣は…!

 

グランデ「…おいおい、冗談でしょ」

 

レイモン「タ、タイラント…なのか…?」

 

ヒュウガ「だが、何だ、あの大きさは⁉︎」

 

ダークゴーネ「あなた方が倒したタイラントを少々、改造させていただきました」

 

グレンファイヤー「少々って、レベルじゃねえだろ、あれ…!」

 

EXゴモラ「グルゥゥゥゥッ…!」

 

ゼロ「新たにゴモラとジェロニモンの部分が追加されてやがる…!これは強敵になるぞ!」

 

ウィル「…」

 

ジョーイ「ウィ、ウィル…!あれって…!」

 

ウィル「…またか、スクラッグ…!お前達はまた、俺の友人を駒とするのか!どうして何だよ、ニック!」

 

ニック「…」

 

サイ「ニック…お前…!」

 

リナ「酷い…!」

 

ウィル「ゴゴール…!許さないぞ!」

 

ジョーイ「落ち着いて、ウィル!僕達でニックを助け出そう!」

 

ウィル「ジョーイ…」

 

ジョーイ「だから…力を貸して!」

 

ウィル「…すまない」

 

グランデ「あの馬鹿でかいタイラントは俺に任せてくれればいいさ!デカくなった所で俺とレッドキングに勝てないって事を教えてやるよ!」

 

EXタイラント「キャァァァァン‼︎」

 

ダークゴーネ「というわけなので、そちらはショーの続きをお楽しみください」

 

パープル「盛り上げ感謝するよ、ベリアル銀河帝国」

 

ダークゴーネ「いえいえ、エクスクロスの方々が絶望を見る事は我々も望む事なので」

 

ゼロ「そう簡単に絶望するわけねえだろ!」

 

優香「こうなったら、勝つまで戦うわ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 ヒーローマンVSニック〉

 

ニック「…」

 

ジョーイ「ニック…。今度こそは必ず、君を助けてみせる…!行こう、ヒーローマン!」

 

ヒーローマン「ムゥン!」

 

 

〈戦闘会話 ウィルVSニック〉

 

ニック「う、うう…!ウ、ウィ、ル…!」

 

ウィル「微かにニックの意識がある…!待っていろ、ニック!お前をスクラッグの呪縛から解放してやる!」

 

 

 

ウィルの攻撃でニックはダメージを負った。

 

ニック「…!あ、あァァァッ…!」

 

ウィル「ニック!」

 

ニック「俺は…俺は…!僕はぁぁぁぁっ‼︎」

 

ニックはウィルに掴みかかった。

 

ジョーイ「ウィル!」

 

ニック「来るな!」

 

ニックの奴…!

 

ウィル「ニック…。お前は俺の事をよく思っていなかったんだろ?」

 

ニック「…!」

 

ウィル「俺は…お前にも謝らないといけない…。俺の傲慢な心がお前を苦しめてしまった…。俺のバカな考えが、お前をスクラッグにしてしまった…。すまない、ニック」

 

ニック「…今さら…今さら何を言っているんだよ!もう、遅いんだよ…!僕達はスクラッグとしか、生きる事が出来ないんだ!一人でしか…!」

 

ウィル「俺がいる…!」

 

ニック「ウィル…」

 

ウィル「もうお前を苦しめたりはしない!それが俺の償うべき罪だからだ!だから、ニック…。戻ってきてくれ…!」

 

ニック「本当に…ウィルはズルイよ…」

 

ウィル「そうだな、俺はズルイ男だ」

 

ニック「でも、そんなウィルにみんなはついてくる…。僕も、その一人さ」

 

ウィル「…ありがとうな、ニック」

 

ニックの洗脳が解けたみたいだな…。

 

スクラッグ兵「ゴゴール様の洗脳から逃れたとでもいうのか…⁉︎ならば、ここで…!」

 

一体のスクラッグ兵が二人に攻撃を仕掛けた。

 

リナ「お兄ちゃん!ニック!」

 

ウィル「あまい…!」

 

ウィルがニックと共にカウンター攻撃を仕掛けた。

 

ウィル「やらせるものか…!ニック、援護を頼む!」

 

ニック「わかったよ、ウィル!喰らえ!」

 

ニックは二丁のビームガンを乱射し、スクラッグ兵に直撃させ、触手を突き刺した。

 

ウィル「やるな!俺も負けてはいられない!はぁぁぁっ!」

 

ウィルはニックの触手によって、動きを封じられたスクラッグ兵にナギナタで攻撃し、ブレイドトンファーで斬りつけた。

 

ニック「ウィル、これで決めて!」

 

ウィル「任せろ…!これで…終わりだぁぁぁっ‼︎」

 

ニックは触手を動かし、スクラッグ兵を地面に叩きつけ、それを見たウィルは右手にプラズマを纏わせ、スクラッグ兵を殴り飛ばした。

 

スクラッグ兵「うがぁぁぁぁっ‼︎」

 

ニック「流石はウィル!」

 

ウィル「ニックもなかなかだったぞ」

 

スクラッグ兵「な、なんという力だ…!」

 

スクラッグ兵を倒した。

 

ジョーイ「ウィル…ニック…」

 

サイ「何て連携しやがるんだよ、あの二人!」

 

ニック「当然さ!」

 

ウィル「俺達もジョーイとヒーローマンには負けてはいられないからな」

 

ダークゴーネ「そうですが、ならば役立たずはここで処分するしかありませんね」

 

ニック「お前に何て負けるかよ!」

 

ウィル「ニック、お前は俺の援護を頼む!」

 

ニック「わかったよ、ウィル!」

 

ゴーカイレッド「へっ、ダークゴーネ!お前はウィルとニックを甘く見ていた様だな」

 

ゴーカイグリーン「例え、スクラッグになったとしても決して二人の友情は消えないって事だね」

 

ゴーカイシルバー「なんかもう、感激だよ!」

 

ウィル「や、やめろ…!恥ずかしいだろう!」

 

ジョーイ「ふふっ」

 

ウィル「笑ってんじゃねえぞ、ジョーイ!」

 

ジョーイ「ごめんごめん!(ニックが戻ってきた事でウィルも前のウィルに戻ってきている…。よかったね、リナ)」

 

九郎「まだまだ行くぞ、二人共!」

 

ウィル「当然だ!」

 

ニック「僕達の力…まだまだ見せてあげるよ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 EXゴモラVSEXタイラント〉

 

レイモン「改造されたタイラント…!強敵には代わりはない!気をつけろ、ゴモラ!」

 

EXゴモラ「キシャァァァン‼︎」

 

 

〈戦闘会話 EXレッドキングVSEXタイラント〉

 

EXタイラント「ギヤァァァァン‼︎」

 

グランデ「改造されてまでご苦労な事だぜ、タイラント…。いい加減、鬱陶しいだよ!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSEXタイラント〉

 

ゼロ「なんてデカさだ…!だが、こんなもんで怯むウルトラマンゼロじゃねえ!行くぜ、デカタイラント!」

 

 

 

EXレッドキングの攻撃でEXタイラントを撃破した。

 

EXタイラントはその場に倒れる。

 

ジャンボット「終わったか…」

 

グランデ「…あばよ、タイラント」

 

ショウ「…!ま、待て!タイラントの周りに怨念のオーラが…!」

 

怨念のオーラがタイラントの中にへと入っていくだと…⁉︎

 

怨念のオーラ達がEXタイラントの中に入ると EXタイラントは姿を変えた。

 

もう肉のない…いわば骨の怪物へと…。

 

さらに、怨念の影響か、空が雲に覆われた。

 

グランデ「タ、タイラント…⁉︎」

 

ヒュウガ「何だ、あの姿は…⁉︎」

 

グレートマイトガイン「あれではまるで…」

 

舞人「骨のゾンビだ…!」

 

チャム「怨念のオーラのせいで暴走してる…。怖いよ…!」

 

ダークゴーネ「ほう…。怨念を取り込むとこうなるのですか。興味深いものですね」

 

ゼロ「ダークゴーネてめえ…!タイラントだって生きているんだぞ!」

 

ダークゴーネ「敗北した怪獣の生死など興味ありません。ただ陛下の為に使えるか、使えないか…。それだけです…!」

 

レイモン「許さないぞ、ダークゴーネ…!」

 

グランデ「来いよ、タイラント…。お前の全てを俺にぶつけて来い」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

〈戦闘会話 EXゴモラVSEXタイラント(デスボーン)〉

 

レイモン「タイラントの怨念がここまで強いなんて…だが、負けるわけにはいかない!お前を止める!」

 

 

〈戦闘会話 EXレッドキングVSEXタイラント(デスボーン)〉

 

EXタイラント(デスボーン)「ガオァァァンッ‼︎」

 

グランデ「…タイラント…。他の怨念まで取り込むとはな…。お前は本当に息の根を止めるしかないようだな…!覚悟しろよ!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSEXタイラント(デスボーン)〉

 

ゼロ「ここまで怨念の強いタイラントを見るのは初めてだぜ…!くそッ!俺が浄化の力を使えていれば、お前を助けられるのに…!すまない…!」

 

 

 

俺達はEXタイラント(デスボーン)を倒した。

 

零「こ、今度こそ…!」

 

サコミズ「いいや、まだだ…!」

 

倒れたEXタイラントにまたもや怨念のオーラが取り憑いた。

 

EXタイラント(デスボーン)「ギヤァァァァンッ‼︎」

 

EXタイラント(デスボーン)が立ち上がった…⁉︎

 

ヒカル「う、嘘っ⁉︎」

 

ガイ「まだ立ち上がるのかよ…⁉︎」

 

イズミ「しつこいってレベルじゃないね、これ…!」

 

ダークゴーネ「フフフ…。あなた達では一生、デスボーン化したタイラントを倒す事は出来ませんよ」

 

グランデ「舐めんじゃねえ!レッドキング、こうなったら、お前の技を全てぶつけてやれ!」

 

EXレッドキング「ギャアァァァッ‼︎」

 

果てぬ怨念がある限り…EXタイラント(デスボーン)を倒す事が出来ない…。どうすればいいんだよ…!

 

 

 

 

〈戦闘会話 EXレッドキングVSEXタイラント(デスボーン)〉

 

EXタイラント(デスボーン)「グウゥゥゥゥッ…!」

 

EXレッドキング「キヤァァン」

 

グランデ「…ああ。わかっているさ、レッドキング。タイラント、お前が何度蘇ろうと俺はお前を倒す…。元お前を使っていた俺がな」

 

 

 

 

 

EXレッドキングの全ての技をぶつけ、EXタイラント(デスボーン)を倒したが、またもや立ち上がる。

 

ゴーカイブルー「キリがない…!」

 

青葉「倒しても蘇る敵と攻撃してもダメージを回復する敵達…」

 

ヒナ「こんな敵に勝てるの…⁉︎」

 

ディオ「何か…何か方法があれば…!」

 

零「…蘇る…怨念…骨のゾンビ…」

 

アスナ「零…?」

 

零「…怨念によって、覆われた雲…。遮られた太陽…。そういう事か!」

 

優香「な、何がそういう事なの?」

 

零「万丈!日輪の光、頼めるか?」

 

万丈「構わないが…どうするつもりだい?」

 

零「いいから、頼む!」

 

万丈「…わかった!日輪は我にあり!行くぞぉっ!」

 

ダイターン3から光が放たれるとその光を浴びたEXタイラント(デスボーン)に取り憑いていた怨念は消え、EXタイラントも苦しみ出した。

 

カロッサ「タイラント、苦しんでる…!」

 

メリッサ「どうして…?」

 

シン「そうか…!今のタイラントは幽霊同様…つまり、陽の光を浴びれば、弱体化するって事か!」

 

零「ああ。アル・ワースの太陽は弱いが、怨念には効く…。だから、奴等は雲で覆ったんだ」

 

アマリ「…零君って、凄い…」

 

優香「零が凄いのは当たり前よ。何てったって、私の未来の旦那様だからね!」

 

アマリ「れ、零君は私の旦那様になるんです!」

 

アスナ「…。(私って、入る隙がないよね…)」

 

零「お、お前等、こんな時に何言ってんだ⁉︎アマリも無理しなくていいぞ!」

 

アマリ「む、無理なんてしてないわよ…」

 

ホープス「お話はここまでにしましょう。あれを見てください」

 

怨念が消えたタイラントの姿が元のタイラントに戻っていた。

 

ダークゴーネ「バ、バカな…⁉︎タイラントが改造前に戻っただと…?」

 

レナ「これで弱体化したはずよ!」

 

ケイ「倒すなら…今だよ!」

 

グランデ「…」

 

ダークゴーネ「ならば、タイラント!あのダイターン3という機体を破壊しなさい!」

 

タイラント「ギヤァァァァン‼︎」

 

ダークゴーネの指示を無視し、タイラントは何と、ダークゴーネに攻撃を仕掛けた。

 

ダークゴーネ「な、何の真似ですか、タイラント⁉︎」

 

グレンファイヤー「何だ?仲間割れか?」

 

ゼロ「いや、違う。おそらく、ベリアル達はタイラントを無理矢理、改造したんだ」

 

レイモン「その事に腹を立てたというわけか」

 

ダークゴーネ「…生意気な…!もういいです!あなたも死になさい!」

 

ダークゴーネはタイラントにめがけて、光弾を放つが、それをEXレッドキングが代わりに受けた。

 

EXレッドキング「キャアァァァン‼︎」

 

グランデ「ぐおっ!」

 

当然、フィードバックしたため、グランデさんもダメージを受ける。

 

レイモン「グランデ!」

 

ジャンナイン「どうして、タイラントを庇ったんだ…⁉︎」

 

グランデ「ダークゴーネって言ったか…?勝手な事してんじゃねえよ…!こいつを…タイラントを倒すのは俺とレッドキングだ!お前が手を出すんじゃねえ!」

 

タイラント「!」

 

ダークゴーネ「誰が倒そうと一緒です!ならば、仲良く、あの世に行きなさい!」

 

ダークゴーネがEXレッドキングにトドメを刺そうとしたが、それをタイラントが阻み、ダークゴーネを弾き飛ばした。

 

グランデ「タイラント、お前…」

 

タイラント「…」

 

グランデ「ふっ、お前も俺と同じって事か!」

 

タイラント「ガアァァァァッ‼︎」

 

グランデ「…わかったよ、仕方ねえな!」

 

グランデさんがネオバトルナイザーを掲げるとタイラントは光となり、ネオバトルナイザーの中に入っていった…。

 

ベルリ「タイラントが…」

 

ラライヤ「バトルナイザーの中に入りました…」

 

リンゴ「仲間に…なったのか…?」

 

ケルベス「いいや、違うな。お互いを狙う者同士が手を組んだと見るべきだな」

 

グランデ「そういうこった!さあ、やるぜ!」

 

EXレッドキングはダークゴーネに攻撃を仕掛けた。

 

グランデ「これまでの借り…返させてもらうぜ!ボコボコにしてやれ、レッドキング!」

 

EXレッドキング「ギャアァァァッ‼︎」

 

EXレッドキングは駆け出し、ダークゴーネを何度も殴りまくった。

 

グランデ「お前も行ってこい、タイラント!」

 

ネオバトルナイザー『バトルナイザー!モンスロード‼︎』

 

タイラント「キシャァァァン‼︎」

 

グランデさんはタイラントを召喚して、タイラントは鉄球からロープを出し、ダークゴーネの腕に絡ませ、地面に叩きつけた後、ロープを切り離し、釜で何度も斬りつけ、鉄球で殴り飛ばした。

 

グランデ「決めろ、レッドキング!」

 

EXレッドキング「ギヤァァァァンッ‼︎」

 

殴り飛ばされ、地面に叩きつけられたダークゴーネ目掛けて、EXレッドキングはフレイムロードを繰り出し、ダークゴーネに直撃させる。

 

ダークゴーネ「グアァァァァッ‼︎」

 

グランデ「やるじゃねえか、お前等」

 

ダークゴーネは大ダメージを負った。

 

ダークゴーネ「この…小癪な…!」

 

グランデ「タイラントを手元に置けなくなって、裏切られて、ザマァねえな!」

 

ダークゴーネ「許しませんよ、キール星人!地獄を見せてあげます!」

 

グランデ「見るのはどっちだろうな?タイラント、お前はレッドキングの援護役だ!」

 

タイラント「…」

 

なんか、渋々了承しているな…。

 

ユイ「ものすごく嫌そうな顔をしていますね…」

 

グランデ「可愛くねえ奴だぜ…」

 

ゼロ「ははっ!流石はグランデの怪獣だぜ!」

 

グランデ「ゼロちゃん、それどういう意味よ!」

 

レイモン「そのままの意味合いだ」

 

グランデ「まあいいぜ!こっから反撃と行くぜ!」

 

俺達は先頭を再開した。

 

 

 

 

〈戦闘会話 ウィルVS初戦闘〉

 

ニック「ウィル、僕が合わせるから、全力でやって!」

 

ウィル「任せろ!俺達の力を見せてやるぞ、ニック!」

 

 

〈戦闘会話 EXレッドキングVS初戦闘〉

 

グランデ「よっしゃあ、盛り上げていくぜ、レッドキング、タイラント。俺を楽しませてくれよ!」

 

 

 

龍王丸の攻撃で邪虎丸はダメージを受けた。

 

虎王「俺様が…負けた…」

 

ワタル「そうだ、虎王!勝ったのは僕達だよ!」

 

虎王「…好きにしろ、ワタル…。救世主に負けたんじゃ、父上に合わせる顔もない…」

 

ワタル「負けて当然だよ、虎王」

 

虎王「何っ⁉︎」

 

ワタル「だって、虎王は迷いながら戦っていたからね」

 

虎王「俺様が…迷っていた…」

 

シバラク「ワタルの言う通り。お主は、サリーちゃん達を生け贄にしようとするドアクダーのやり方に疑問を持った。同時に友達であるワタルとの戦いを心のどこかで避けようとしていた…。それが、この結果となった」

 

ヒミコ「ワタルはトラちゃんと戦う事が嫌じゃなかったのか?」

 

幻龍斎「無論、ワタルも迷っておったウラ」

 

シバラク「だが、悪を許さぬ正義の心と友達である虎王を救いたいという決意が、その迷いを上回ったのだ」

 

虎王「俺様が迷っていた…」

 

ワタル「いいんだよ、虎王…。迷ったって」

 

虎王「ワタル…」

 

ワタル「迷ったら、うんと考えてそれで答えを出せばいいんだよ。そして、困った時には仲間に…友達に頼ってもいいんだ」

 

虎王「友達…」

 

ワタル「虎王…。一緒に答えを探そうよ」

 

虎王「ああ…!」

 

邪虎丸がブランカに近づいた…?

 

パープル「何をするつもりだ、虎王⁉︎」

 

虎王「俺様は…父上がわからない…。父上のように他人を支配するやり方では誰も喜ばない!そんなのよりも俺様は友達と笑って生きていける世界の方が好きだ!」

 

パープル「血迷ったか!ならば、まずはお前から片付けてやる!」

 

虎王「そうは行くかよ!」

 

ブランカのハッチが開いて、邪虎丸が中にへと入っていった。

 

パープル「しまった!ハッチ開放コードを使われたか!」

 

ショウ「隙が生まれた!」

 

刹那「チャンスは、今しかない…!」

 

 

 

ー虎王だ。

 

俺様はブランカの中にへと入った。

 

虎王「イチ、マリナ、アトラ、シーラ、リリーナ、サリー、暁、アイラ!俺様と一緒に逃げるぞ!」

 

リリーナ「虎王君!」

 

サリー「ワタル君と仲直りしたんですね」

 

虎王「決闘で負けちまったからな。仕方なく、あいつと一緒に行く事にした」

 

シーラ「そうですか。それは残念でしたね」

 

暁「でも、虎王…。いい笑顔している」

 

アトラ「そうだね」

 

イチヒメ「良きお顔になりましたね」

 

すると、ブリキントン達が来た。

 

ブリキントン「ブリーッ!」

 

ブリキントン2「ブリーッ!」

 

マリナ「追っ手が来ました!」

 

虎王「引っ込んでろ、ブリキントン!俺様は魔界王子、虎王だぞ!」

 

ブリキントン「ブ、ブリ…⁉︎」

 

アイラ「戸惑っています…」

 

虎王「よし!今のうちに逃げるぞ!」

 

すると、俺様目掛けて、銃弾が放たれた。

 

虎王「う…!」

 

暁「虎王!」

 

虎王「大丈夫…!こんなのかすり傷だ!」

 

…パープルか…!

 

パープル「次は外さないぞ、虎王」

 

虎王「パープル…!」

 

パープル「とは言ったもののさすがにドアクダーの息子を殺すのはちょっとばかり気が引ける。虎王…。女達を返せば、ここは丸く収めてやるぞ」

 

虎王「やだね」

 

パープル「何…」

 

虎王「俺様は、俺様に優しくしてくれたこいつ等が殺されるのを黙って見ているつもりはない!それに、お前達みたいな世界を破壊しようとする奴よりもワタル達と一緒の方が楽しいに決まってる!」

 

パープル「そうか…。ならば、死ね!グッバイ・虎王!」

 

すると、別の方向から銃弾が放たれた。

 

ジョー「男のヒステリーはみっともないな、パープル」

 

パープル「ジョー!それに…」

 

ジョーと奴は…。

 

万丈「決着をつける前に君の顔を見てみたくなったのでね。僕もジョーに同行させてもらった」

 

パープル「破嵐 万丈…!貴様達、どうやってここに⁉︎」

 

ジョー「内通者がいたのは。悪党の中にも、少しはマシな奴がいたって事だ。なあ?カエサル」

 

カエサル「混乱に乗じて退き、準備を整える時があった時点でうまく行くとは思っていたが…感謝するよ、金有 タミコ殿」

 

タミコ「いえ!私だけではないので!」

 

パープル「カエサル…貴様、よくも…!」

 

カエサル「申したであろう、パープル。イチヒメに手を出させはしないと」

 

パープル「おのれ…!」

 

万丈「ジョー、虎王、カエサル!ここは僕に任せて、彼女達と先に行け!」

 

虎王「待てよ!後から出てきて、美味しい所は総取りか!」

 

タミコ「囚われた女の人達を救い出す事以上の役目があるとは思えないな」

 

虎王「そ、そうか…」

 

万丈「さあ、急げ!外でワタル達が待っている!」

 

虎王「わかった!見せ場は譲ってやる!」

 

ジョー「気をつけろよ、万丈!奴は只の外道ではない!」

 

俺様達は万丈という男にこの場を任せ、リリーナ達と共に走り去った…。

 

 

 

 

ー破嵐 万丈だ。

 

僕は金有 タミコという女性と共にこの場に残った。

 

万丈「良かったのですか?あなたは行かなくて…」

 

タミコ「行った所で私はもう長く、この世界にはいられないから…」

 

万丈「…そうですか…」

 

パープル「破嵐 万丈…!ことごとく俺の邪魔をしてくれるな!」

 

万丈「醜いな…」

 

パープル「何だと⁉︎」

 

万丈「元々そういう人間だったのか、それとも魔のオーラに染まったためか…。どちらにしても悪に堕ち、暴力とエゴに支配されたお前は醜い存在だ」

 

パープル「貴様…!それを言うためにわざわざ、ここに残ったのか!」

 

万丈「そうだ」

 

パープル「!」

 

万丈「ジョーも言っていたが、魔のオーラやドアクダーの力は僕達の想像を絶するような悪らしい。その下っ端であるお前に宣言する!僕達は…そんな力には絶対に負けないとな!」

 

パープル「ほざけ!魔のオーラがある限り、貴様達に勝ち目はない!」

 

万丈「ならば、パープル…!お前とも決着をつける!そして、その勝利を以て、巨大な悪に対して、僕達は宣戦布告する!」

 

パープル「いいだろう…!ならば、機体に乗れ!」

 

パープルは走り去っていった…。

 

タミコ「さてと、頑張ってね。万丈君」

 

万丈「あなたはどうするのですか?」

 

タミコ「私にはまだやる事があるから…。じゃあね!」

 

タミコさんは走り去ってしまう。

 

それを見送って、僕も虎王達の後を追った…。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

ブランカから邪虎丸とクオ・ヴァディスが出てきた。

 

万丈「待たせたね、みんな」

 

カエサル「タミコ殿は?」

 

万丈「やる事があると言って、どこかへ行ってしまったよ」

 

ジョー「用事は済んだのか?」

 

万丈「ああ…。後はパープルを倒すだけだ」

 

サリー「ありがとうございます、ジョーさん」

 

ジョー「お前と旋風寺 舞人には借りがあるんでな。それを返したまでだ」

 

シーラ「万丈さん…」

 

万丈「お久しぶりです、シーラ女王、ドーリアン外務次官。出来れば、もう少し落ち着いた状況で再開したかったです。皆が待っています。安全な所までお送りしましょう」

 

マリナ「お願いします」

 

虎王「それじゃ行くぜ!しっかり捕まっててくれよ!」

 

パープル「逃がさんぞ、虎王、カエサル!」

 

増援か…!

 

虎王「面倒な奴が出てきやがったか!」

 

パープル「虎王、ジョー、万丈、カエサル!女達ごと、まとめて叩き潰してやる!」

 

すると、シュタルク4126が現れた。

 

タミコ「ヴォルフガングさん!」

 

ウォルフガング「ああ…!時間稼ぎをしたおかげで増幅装置は完成した!」

 

パープル「何の真似だ、ヴォルフガング!」

 

ウォルフガング「パープル!お前の魔のオーラも、これで終わりだ!食らうがいい!ワシと金有 タミコで協力して発明したシステムで増幅されたイノセントウェーブを!」

 

何だ…?あの光は…?

 

イッヒ「…何も起きませんね…」

 

ウォルフガング「ま、魔のオーラは…イノセントウェーブの干渉によってその効果を失うはず…。イノセントウェーブは、脳の松果体からごく微量に検出される精神波の一種で人間なら誰もが持っているもの…それを増幅したのに何故、何も起きない⁉︎」

 

タミコ「…」

 

パープル「何をしようとしたか知らないが、お前が俺に歯向かったのは事実だ!覚悟しろ、ウォルフガング!」

 

ウォルフガング「い、いかん!逃げるぞ!」

 

退こうとしたシュタルク4126を邪虎丸が止めた。

 

ウォルフガング「は、離せ、小僧!邪魔をするな!」

 

虎王「ごちゃごちゃ言ってないで、その何とかって装置を俺様に貸せ!」

 

タミコ「…そうか、サリーさんね!」

 

虎王「そうだ!この前、魔のオーラを止めたサリーなら…!」

 

ウォルフガング「そうだな!彼女なら、もしかしたら!」

 

シュタルク4126から邪虎丸に何かの装置が渡された。

 

虎王「サリー!その装置を頭に被るんだ!」

 

サリー「こ、こう…?」

 

タミコ「そして、願って!魔のオーラを払う為に!」

 

サリー「そ、そんなこと言われても…」

 

リリーナ「サリーさん!」

 

アイラ「私達の想いも一緒に!」

 

舞人「サリーちゃん!」

 

サリー「舞人さん!」

 

この光…アンチスパイラルの軍勢が攻めてきた時と同じだ…!

 

舞人「この感じ…!あの時と同じだ!」

 

パープル「バカな!奇跡が二度起きるというのか!」

 

箒「魔のオーラが消えていくぞ!」

 

ワタル「ありがとう、虎王!お前のおかげだ!」

 

虎王「そ、そうか?」

 

ジョー「虎王!俺達を向こうの戦艦へ運んでくれ!」

 

虎王「任せておけ!今日の俺様は機嫌がいい!」

 

邪虎丸とクオ・ヴァディスはメガファウナの下まで来た。

 

ウォルフガング「さて…ちと予定していた展開と違ったが、一応目的は達した」

 

パープル「貴様達…!」

 

ウォルフガング「パープル!お前の親玉のエグゼブにも伝えておけ!ワシ達をコキ使い、その生命を虫けらのように扱った事を後悔させてやるとな!」

 

タミコ「そして、あなた達の野望はエクスクロスの方達必ず阻止します!(そうだよね、しんちゃん。頑張れ!)」

 

シュタルク4126は撤退した…。

 

しんのすけ「…」

 

みさえ「しんちゃん、どうしたの?」

 

しんのすけ「何でもないゾ。(ありがとう、タミさん)」

 

パープル「おのれ…!おのれぇぇっ!」

 

ゼロ「悪党共の友情なんて、所詮そんなもんか!」

 

舞人「パープル!これがお前達、BD連合の末路だ!」

 

パープル「黙れ、旋風寺 舞人!」

 

メガファウナからダイターン3と轟龍が出てきた。

 

万丈「無様かつ醜いな、パープル!」

 

パープル「破嵐 万丈!お前達さえ、いなければ!」

 

万丈「魔のオーラのメッキが剥がれたお前は、悪党にも届かぬ小悪党だ!」

 

ジョー「決着をつけるぞ、パープル!そして、お前達の企みの全てを吐いてもらう!」

 

カエサル「私もやろう」

 

ミツヒデ「カエサル…」

 

ノブナガ「何故だ?」

 

カエサル「我が妻に手を出した彼等を粛清するためだ」

 

ノブナガ「…ふっ、是非もなし。だが、後で話をするのだな。イチと」

 

カエサル「わかっている」

 

ワタル「虎王!一緒に戦ってくれるんだね!」

 

虎王「まあな!こんな奴と一緒にいるより、お前達との方が楽しいしな!」

 

パープル「舐めるなよ!完全回復の力を失っても、まだ魔のオーラの全てを失われたわけじゃない!」

 

シモン「往生際の悪い野郎だぜ!」

 

ゴーカイレッド「舞人!一発、かましてやれ!」

 

舞人「パープル!お前に世の中の真理を教えてやる!正義は必ず勝つ!お前が悪である限り、絶対に俺達は負けない!」

 

決まったぜ…反撃開始だ!

 

 

 

〈戦闘会話 カエサルVS初戦闘〉

 

カエサル「さて、今度は義兄上からの信頼もいただかなければならんな…。お前達にはその礎となってもらおう!」

 

 

〈戦闘会話 ウィルVSダークゴーネ〉

 

ウィル「ニックにした事の報いを受けさせてやる!」

 

ダークゴーネ「スクラッグ如きが私に勝てるとお思いですか?」

 

ニック「僕達はただのスクラッグじゃない…。人間の心を持つ、確かな戦士だ!」

 

ウィル「よく言った、ニック!ダークゴーネ、お前にも教えてやる。俺達の覚悟をな!」

 

 

〈戦闘会話 EXレッドキングVSダークゴーネ〉

 

EXレッドキング「ギヤァァァン‼︎」

 

タイラント「キシャァァァンッ‼︎」

 

グランデ「おうおう、レッドキングもタイラントもお前を倒す気満々だぜ」

 

ダークゴーネ「怪獣如きが生意気な…!」

 

グランデ「その怪獣にお前は負けるんだよ、覚悟しな!」

 

 

 

 

 

EXレッドキングとタイラントの攻撃でダークゴーネはダメージを受けた。

 

ダークゴーネ「ぐっ…!小癪な真似をぉぉぉっ‼︎次は必ず、我々があの世に送って差し上げます!」

 

そう言い残し、ダークゴーネは撤退した。

 

ゼロ「出鼻を挫かれて、奴等もマジになってきたな」

 

ジャンボット「その時になったら、倒せばいい。ベリアルごとな」

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VSパープル〉

 

パープル「お前が刹那・F・セイエイか。マリナ嬢がいつもお前の事を話していたぞ」

 

刹那「…そうか。ならば、そのマリナを苦しめたお前を駆逐する…!俺が…ガンダムが…!」

 

 

〈戦闘会話 三日月VSパープル〉

 

三日月「アトラ達に手を出した事を後悔させてやる…!」

 

パープル「やはり、お前と息子はそっくりだな…。三日月・オーガス…!」

 

三日月「まあ、だって、俺の息子だしね」

 

 

〈戦闘会話 ノブナガVSパープル〉

 

ノブナガ「イチに…我が妹に手を出した事…許しはしない」

 

パープル「成る程…。お前の妹なのか、破壊王」

 

ノブナガ「イチは泣かぬが苦しむ事はある…。それを助けるのが兄の役目だ!」

 

 

〈戦闘会話 カエサルVSパープル〉

 

パープル「カエサル!裏切り者は許さないぞ!」

 

カエサル「私は初めから君達につくとは言っていない…。裏切りは予想できたと思うがな」

 

パープル「何…⁉︎」

 

カエサル「覚悟してもらおう。イチヒメに手を出した事を!」

 

 

 

 

グレートマイトガインのジョイントドラゴンファイヤーでブランカにダメージを与えた。

 

パープル「お、俺は負けない!悪の華は決して散らないんだ!」

 

魔のオーラでブランカが回復した…⁉︎

 

オルガ「魔のオーラか…!」

 

シノ「あいつ、まだ戦う気かよ!」

 

舞人「決着をつけるぞ、パープル!」

 

サリー「舞人さん!私の想いも!」

 

舞人「やるぞ、ガイン!サリーちゃんの想いの共に!」

 

グレートマイトガインが攻撃を仕掛けた…。

 

舞人「ここがお前の最後のステージだ、パープル!行くぞ、ガイン!全ての力を振り絞れ!」

 

グレートマイトガイン「了解!やるぞ、舞人!」

 

サリー「舞人さん!私の力を受け取って!」

 

舞人「感じる…!これは…サリーの想い!ダブル動輪剣!」

 

グレートマイトガイン「ダブル!動輪剣!てええええっ!とおっ!」

 

グレートマイトガインは二本の動輪剣を合体させ、ブランカに接近した。

 

舞人「正義の力をぉぉぉっ!」

 

グレートマイトガイン「今ここにぃぃっ!」

 

ダブル動輪剣でブランカを斬り裂いた。

 

パープル「な、何かがマイトガインに力を与えている⁉︎」

 

斬り裂かれた事によって、ブランカは大ダメージを受けた。

 

パープル「ば、バカな!馬鹿なぁぁぁぁっ‼︎」

 

それを受け、ブランカは爆発した。

 

ジョー「悪党の散り際にしては綺麗な花火だったな」

 

万丈「パープル…。日陰に咲く悪の華は太陽の…正義の下では散るのが宿命だ」

 

舞人「ありがとう、サリーちゃん。君のおかげでパープルを倒す事が出来た」

 

サリー「ううん…。舞人さんの正義の心が勝利を呼んだんです」

 

虎王「ちえっ…。女達を救い出した俺様が一番の功労者だと思うがな…」

 

アンジュ「あのね、あなた…。年上の女性を女呼ばわりしてはダメよ」

 

グランディス「これはちょっとばかり、躾が必要かもね」

 

優香「覚悟してね!」

 

虎王「な、何だ…⁉︎女というのは優しいものじゃないのか!」

 

ワタル「大丈夫だよ、虎王!エクスクロスの女の人達はみんな、綺麗で優しいから!」

 

セシリア「ま、まあ!ワタル君ったら…」

 

楯無「言うようになったわね」

 

虎王「本当か?」

 

ワタル「本当だよ!」

 

虎王「そっか!じゃあ戦いも終わったし、遊ぼうぜ!」

 

ワタル「うん!」

 

舞人「(パープルは倒れ、サリーちゃん達は救われ、虎王はワタルの友達に戻った…。正義の心がある限り、俺達は希望と共に戦う事が出来る…。その先には勝利がある事を信じて…)」

 

?「正義の力という物は流石だな」

 

現れたのは…ダンクーガか…⁉︎

 

朔哉「あれは…オリジナルダンクーガ…⁉︎」

 

くらら「まさか…!」

 

?「久しいな、ダンクーガに選ばれし者達よ」

 

葵「ムーンWILL…!」

 

ジョニー「まさか、あなたまで蘇るとは…!」

 

ムーンWILL「そう構えるな…。私は戦いに来たのではない」

 

エイーダ「では、あなたは何をしにきたのですか⁉︎」

 

ムーンWILL「宣戦布告だ。月で私はビート・スターと共に待っている」

 

ジャンナイン「ビート・スターとだと…⁉︎」

 

カンタム「という事はミッドナイトも月に…!」

 

ムーンWILL「お前達は我々が必ず、潰す。覚えていろ」

 

そう言い残し、オリジナルダンクーガは撤退した…。

 

竜馬「ムーンWILLがオリジナルダンクーガに乗っているなんてな」

 

真上「決戦が近いという事か…」

 

葵「…(来るなら来なさい、ムーンWILL。私は負けないから…!)」

 

俺達はそれぞれ戦艦に戻った…。

 

 

 

 

ーウォルフガングだ。

 

ミフネ「…パープルの下から逃れたのはいいが…」

 

ビトン「結局、行く当てがないのよね…」

 

ホイ・コウ・ロウ「どうする?山賊でもやるネ?」

 

ビトン「ダメダメ!そんな事したら、エクスクロスに潰される!」

 

ホイ・コウ・ロウ「畑を耕して、野菜でも作るネ?」

 

ミフネ「刀をクワに持ち替えて、ショーグン・ミフネが、ノーミン・ミフネか…。それもいいかもな」

 

ビトン「ちょっと、ウォルフガング!あんたはどうするのよ⁉︎」

 

ウォルフガング「ワシか…?ワシはもう行き先は決まっている」

 

ホイ・コウ・ロウ「何⁉︎」

 

ミフネ「お主、いつの間に仕官先を見つけていたのだ!」

 

ウォルフガング「行く当てがないのなら、お前達も来い。ワシは青戸工場へ行く。そこの機材を使って、研究する」

 

ビトン「研究?」

 

ウォルフガング「ワシは科学者だ。科学者として、もっともっとこの世界の事を知りたい。きっとイノセントウェーブがそれを解き明かす鍵になるはずじゃ」

 

忙しくなりそうじゃ!

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はNーノーチラス号の格納庫に集まった。

 

舞人「…ごめんよ、サリーちゃん。遅くなってしまって」

 

サリー「何も不安はありませんでした。だって、私…舞人さんが来てくれるって信じてましたから」

 

舞人「ありがとう…。俺を信じ、俺達に力を貸してくれて」

 

サリー「あのウォルフガングという人が言っていた、イノセントウェーブってなんなんですか?」

 

舞人「人間なら誰でも持っていている精神波の一種だそうだ」

 

甲児「だったら、ウォルフガングも持っているんだよな」

 

さやか「でも、あの人が装置を使っても魔のオーラに影響はなかった…」

 

舞人「サリーちゃんのイノセントウェーブが特別だという事か…」

 

サリー「もし、よかったら、私の脳を調べてください」

 

舞人「いいのかい?」

 

サリー「私も…少しでも舞人さんの力になりたいから…」

 

舞人「サリーちゃん…」

 

ジョー[マイトガイン]「フ…こいつはご馳走様だな」

 

束「じゃあ、サーちゃんの脳は束さんが調べるよ!ついでに隅から隅まで…って、イギャァァァッ!」

 

千冬さんが束さんにアイアンクローを…。

 

千冬「お前に任せられるわけないだろう、馬鹿者が」

 

束「ちーちゃん、ギブっ!束さんの頭が割れるー‼︎」

 

千冬「ほう、それは実物だな」

 

束「ちーちゃぁぁぁん‼︎」

 

サリー「…ありがとう、ジョーさん…。私達を助けてくれて、そして、舞人さんに力を貸してくれて」

 

ジョー[マイトガイン]「あの場でも言った通りだ。俺は借りを返したに過ぎん」

 

万丈「素直じゃないな、君は」

 

ジョー[マイトガイン]「あいにく、俺は旋風寺 舞人やお前みたいには生きられないんでな」

 

万丈「だが、こうして君は僕達と共に戦っている。光から顔を背け続け、行き先を見失ったパープルとは違う」

 

ジョー[マイトガイン]「成る程な…。お前という存在が、パープルの気取った仮面を剥ぎ取ったというわけか…。(パープルは倒した…。おそらく次は、奴の黒幕…エグゼブが出てくるだろう…)」

 

マリナ「刹那…」

 

刹那「無事でよかった、マリナ・イスマイール」

 

マリナ「あなたが来ると信じていましたから」

 

刹那「…そうか。実はあなたに伝えたい事がある」

 

マリナ「何…?」

 

刹那「俺に…気になる存在ができた」

 

マリナ「え、ええっ⁉︎刹那に…⁉︎」

 

ロックオン「マジかよ…!」

 

ティエリア「あのイノベイターなのに鈍感な刹那にか…⁉︎」

 

刹那「…そこまで驚かれるのか…」

 

ニール「おうおう、青春だね〜。相手は誰だ?」

 

刹那「…俺の側に寄り添ってくれる人だ」

 

フェルト「え?せ、刹那、それって誰なの⁉︎」

 

刹那「考えてみるんだな、フェルト」

 

スメラギ「へぇー、そういう事なのね」

 

ミレイナ「(グレイスさんも鈍いですね…)」

 

シーラ「ショウ…。トッド・ギネスやバーン・バニングスと和解したのですね」

 

ショウ「和解…と言えるかはわかりませんが、今は仲間として行動しています」

 

トッド「ま…こいつがどうしてもって言うんでな」

 

バーン「仕方なくだ」

 

チャム「調子いいんだから、もう!」

 

シーラ「ショウ…。おそらくまだオーラマシンを巡る戦いは終わっていない…。それは、これから我々の進む先で明らかになるでしょう…」

 

ショウ「(何だ…?俺達の進む先に、いったい何が待つ…)」

 

イチヒメ「兄上、ミツヒデ…。ただいま戻りました」

 

ミツヒデ「お怪我がなくて、良かったです。イチヒメ様」

 

ノブナガ「無事で何よりだ、イチ」

 

イチヒメ「カエサル殿が私を助けてくれたので…」

 

カエサル「当然さ、イチヒメ。私は君の夫なのだから」

 

ミツヒデ「調子のいい奴だな…」

 

ノブナガ「では、これからもイチの為に働いてもらうぞ、カエサル」

 

カエサル「義兄上の言葉には逆らえないな」

 

ノブナガ「十分に逆らっているとは思うがな」

 

ハリケーン「アイラ様、お帰りなさいです!」

 

アイラ「皆さん、ありがとうございました」

 

海道「気にする事はねえよ」

 

真上「あんたを助け出したのはエクスクロス全員なのだからな」

 

由木「そうですよ、アイラ様」

 

アイラ「ふふっ、そうですね…」

 

ニック「…みんな、本当に僕がスクラッグでも何とも言わないんだな…」

 

ジョーイ「ここには妖精やカエルの宇宙人もいるからね」

 

ウィル「相当なお人好しの集まりだがな」

 

ニック「でも、居心地はいいよ!」

 

ウィル「それなら、良かった」

 

リリーナ「ヒイロ…」

 

ヒイロ「すまん…。遅くなった」

 

リリーナ「あなたが、この世界に来ていると知った時、また会える日が来るのを信じていました」

 

リリーナ「あなたは、いつだってどんな困難もくぐり抜け、私の前に現れてくれますから」

 

ヒイロ「それが俺の戦いだ」

 

デュオ「久々に見たぜ、ヒイロの笑顔」

 

青葉「へえ…あいつ、あんな風に笑うんだな。写真に撮っておきたいぜ」

 

ディオ「二人共、覗き見とは悪趣味だな」

 

ヒナ「青葉…。見損なったわ」

 

青葉「ち、違うんだ!これは仲間の幸せを見届けようと思って…」

 

ヒナ「冗談よ」

 

青葉「へ…?」

 

ヒナ「今のヒイロを見ていると、私を救い出してくれたあなたを思い出す…。そして、口ではふざけながらも心から彼の事を祝福しているのがわかるから」

 

青葉「へへ…そんな風に言われるとちょっと照れるな…」

 

デュオ「こっちも仲がよろしい事で…」

 

ディオ「仲がいいと言えば、あちらもそうだな」

 

アトラ「三日月!」

 

三日月「アトラ、無事だったんだ」

 

アトラ「うん!三日月なら、必ず助けに来てくれるって、信じていたよ!」

 

三日月「ちょっと遅れたけどね」

 

暁「…」

 

三日月「…?」

 

アトラ「ほら、暁!お父さんだよ!」

 

三日月「え、じゃあ…俺の子供…?」

 

アトラ「そうだよ!」

 

暁「お父さん…?」

 

三日月「そうみたい」

 

すると、暁は三日月に抱き着いた。

 

暁「やっと…会えた…!」

 

三日月「待たせてごめんな…」

 

暁の顔を見て、三日月も暁を抱きしめ、アトラも二人を抱きしめた。

 

シノ「ちえ、あそこまで良いムードだと、茶化しにくいぜ」

 

明弘「まず、茶化すなよ…」

 

オルガ「よろしくな、暁。ミカににていい目をしてる」

 

暁「うん。オルガおじさん」

 

オルガ「お、おおおおじっ…⁉︎」

 

ビスケット「フ、フフ…!」

 

オルガ「何笑ってんだよ、ビスケット!」

 

三日月「懐かれたね、オルガおじさん」

 

オルガ「ミカぁぁぁっ!」

 

ゼクス「…リリーナ…。お前と彼女達を使い、ドアクダーは何をしようとしていたんだ?」

 

リリーナ「詳しい事は分かっていません。そして、まだドアクダーの下にはマリーメイアがいます」

 

ゼクス「マリーメイア・クシュリナーダ…。マリーメイア軍の象徴か…」

 

ヒイロ「何のために奴は残された?」

 

リリーナ「わかりません。ただ彼女とニアさんは、私達とは別の扱いを受けていました」

 

シモン「ニアのような特殊な力が、そのマリーメイアって子にあるのか…」

 

リリーナ「そうは思えませんが…」

 

ショウ「彼女の事はひとまず置いておき、まずはシーラ様達が処刑されそうになった理由を考えよう」

 

万丈「神話の時代にいた暗黒の龍を復活させようとしたのでは?」

 

シーラ「確かにドアクダーは、その龍を蘇らせようとしています」

 

ワタル「やっぱり!」

 

シーラ「ですが、私達の処刑はそれとは別の目的だったようです」

 

サリー「悲しみや苦しみを引き出すため…みたいな事を言ってましたけど…」

 

舞人「悲しみや苦しみ…?」

 

甲児「いったい何のために、そんな事を…?」

 

ジョー[マイトガイン]「絶望を捧げるとかいうのはパープル特有の言い回しだと思っていたが、そうではないようだな…」

 

リリーナ「あの場所で私達を処刑する事にも何か意味があったようです」

 

鉄也「あんな何もない場所で…」

 

アマリ「…」

 

メル「何か心当たりがあるのですか、アマリさん?」

 

アマリ「あえて言うならですけど、あそこは地脈が通っている地点です」

 

弘樹「地脈…?」

 

カノン「このアル・ワースを支える力…言うえば、アル・ワース自体の力が網の目の様に大地に走っているんです」

 

ホープス「その力のラインを地脈といい、魔従教団の神殿も、その地脈上に建てられています」

 

アマリ「ですがそれが、彼女達の処刑とどう結びつくかは見当もつきません…」

 

すると、虎王が来た。

 

虎王「おい、お前等!俺様のヨメ候補を集めて、何をしてやがる⁉︎」

 

ワタル「ヨメ候補って…⁉︎」

 

虎王「決まってる!シーラとリリーナ、アイラとイチとマリナとアトラ、サリーだ!」

 

サリー「虎王君…」

 

リリーナ「年上の女性は、さん付けで呼びなさいと教えたはずです」

 

シーラ「もう私達の教えを忘れてしまったとは嘆かわしい事です」

 

イチヒメ「虎王君はすぐに忘れるのですね」

 

虎王「い、いや…!そうじゃなくてだ!」

 

カエサル「それと、プリンス・虎王」

 

三日月「夫の俺達を前にして堂々と夫宣言とはな」

 

虎王「う…!」

 

アイーダ「彼には礼儀作法を教え込む必要があります」

 

カレン「今まで好き放題で生きてきたから、なかなか矯正には時間がかかりそうね」

 

レナ「心配いらないよ」

 

アンジュ「必要とあれば、体罰も辞さない…。その覚悟でいけばいい」

 

ジル「フフ…。鍛え甲斐がありそうな小僧だよ」

 

千冬「しっかりとじっくりと行おうか」

 

虎王「ワ、ワタル…!エクスクロスの女達はみんな、優しいんじゃなかったのか!」

 

ワタル「うん。優しいよ」

 

サラマンディーネ「救世主様は、ご自分で使命を果たそうとする、立派な方です」

 

カナメ「ですから、私達は皆…救世主様をお慕いしています」

 

ナーガ「礼儀知らずのガキとは違うのだ」

 

虎王「何だよ、この女達!俺様の時と全然対応が違うじゃないか!」

 

ヒミコ「トラちゃん!女って言いかたするとまた怒られるのだ!」

 

虎王「ヒミコ!やっぱり、俺様のヨメはお前だ!」

 

幻龍斎「このませガキがぁぁっ!ワシが猿の内は、ヒミコに近づく事は許さんぞぉぉぉっ!」

 

虎王「くそっ!俺様は来る場所を間違えたかも知れない!」

 

マドカ「そう言いながらも随分の楽しそうだな、虎王」

 

虎王「そ、そんな事は…」

 

ワタル「これからは友達で仲間だ!よろしくな、虎王!」

 

虎王「ああ!俺様はお前達と一緒に戦い、父上が何を考えているか、確かめてやる!」

 

ルルーシュ「…くつろいでいる所に済まないが、悪い知らせだ」

 

ロロ「どうしたの、兄さん?」

 

ルルーシュ「魔従教団に率いられた異界人の部隊が各地で侵攻を開始したそうだ」

 

バナージ「何だって⁉︎」

 

ユイ「法と秩序の番人を自称するあの人達が、どうして、そんな事を…」

 

ルルーシュ「詳しい状況は調査中だが、放っておくわけにはいかないだろう」

 

アマリ「…」

 

零「アマリ…」

 

アマリ「(魔従教団が直接的な行動に出た…。教団の理念に反する行動をする意味…。いったい教団に何が起きているんです…)」

 

エレクトラ「零、いる⁉︎」

 

零「どうしました、エレクトラさん?」

 

エレクトラ「オニキスのハデスから通信が入ったの!」

 

何…⁉︎

 

零「ハデスから…⁉︎」

 

マリア「ハデスは何と…⁉︎」

 

エレクトラ「明日…お前達、エクスクロスを潰しに向かう。オニキスの総力にかけて…と言っていたわ」

 

アマリ「零君…!」

 

オニキスとの決戦の日は近いって事か…!

 

すると、俺の頭の中にある声が聞こえてきた…。

 

?『(マスター…。Nには気をつけてください…!)』

 

だ、誰だ…⁉︎N…とは何だ…?今の声は…いったい…⁉︎

 

ノレド「そう言えば、しんちゃんは?」

 

万丈「彼ならば今、ある人物と話している」

 

一夏「ある人物…?」

 

 

 

ーホッホーイ!オラ、野原 しんのすけだゾ!

 

オラは今、タミさんの前にいるゾ。

 

タミコ「来てくれたのね、しんちゃん」

 

しんのすけ「タミさん…」

 

タミコ「久しぶりね、元気にしてた?」

 

しんのすけ「してたゾ!タミさんは?未来のオラと上手くいってる?」

 

タミコ「聞いてよ!しんのすけさんったら、またお姉さんだー!って、ニヤニヤするのよ」

 

しんのすけ「う…!情けないゾ、オラ…」

 

タミコ「でも、私の大好きなしんのすけさんには変わらないわ…」

 

しんのすけ「…」

 

タミコ「あ…」

 

タミさんの身体が消えかかっていくゾ…。

 

タミコ「しんのすけさんからアル・ワースの事を聞いて、またしんちゃんを助けたいと思って、来たけど…。もう時間切れみたいね」

 

しんのすけ「ありがとう、タミさん」

 

タミコ「ふふっ!どういたしまして、またね」

 

タミさんはオラのオデコにキスをすると、完全に消えた…。

 

しんのすけ「オラ、大人になったら…必ず、タミさんをお嫁さんにするゾ!」

 

ひろし「しんのすけ、大変だ!」

 

みさえ「オニキスから宣戦布告の通信が届いたわ!」

 

しんのすけ「わかったゾ!」

 

タミさん…。オラ、戦うゾ。未来でタミさんと会う為に…。だから、未来でオラと見ていて…。オラ、頑張るから…!

 

 

 

 

ーハデス・エメラルドだ。

 

俺は台座に座り、ある者と話していた…。

 

俺の中にいるある者と…。

 

?「エクスクロスとオニキスの決戦か…。素晴らしい混沌になりつつあるな」

 

ハデス「…これ以上…零達に何をするつもりだ…!」

 

?「ネタバレには早すぎるだろう。まあ、明日、全てがわかるだろうな…。そして、このアル・ワースでの戦いも変わる。お前も、本当のお前として、零達に会えるんだ、楽しみにしていろ、ハデス」

 

ハデス「くっ…!」

 

俺には…何も出来ないのか…!すまない、零、マリア…。俺では、奴を止める事は出来ない…!ネメシスを…!

 





ー中断メッセージ

〈愛を語る者達〉

ミカゲ「愛…。それは明るく、素晴らしいもの。人は他人を愛し合い、そして、笑顔になる」

グラハム「わかっているな、ミカゲ。そうだ、愛は素晴らしいものだ。私も乙女座ゆえにロマンチストでな…。少し、語ってもいいかな?」

ミカゲ「良いであろう」

カエサル「これは…長くなりそうだね」

アルト「まともな愛をする奴はいないのかよ…」

カエサル「二つの愛を受ける君には言われたくないよ」

アルト「愛した女の兄にたてついたあんたも言えないだろう」

カエサル「取り敢えず、愛に語る二人は置いておき、プレイヤーはゆっくりと休んでくれ。そして、君も信頼できる相手を見つけ、愛を育んでくれ」

アルト「結局、愛で締めるのかよ!」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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