スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第68話です!

スパロボとは関係ないのですが、名探偵コナンの京極 真さんって、あれ…人間なんでしょうか…?w

それではどうぞ!


第68話 究極・極限・最強

 

ーカイザムだ。

 

ビート・スターとムーンWILLが倒された今、ギルギロス大統領は本格的にエクスクロスを倒す為にロボット軍団を集めた。

 

ザンザム「ハイホー!ハイホー!ギルギロス大統領、ハイホー!」

 

オータム「ハイホー!ハイホー!ギルギロス大統領、ハイホー!」

 

配下のロボットの言葉にギルギロス大統領は手を挙げた。

 

ギルギロス大統領「諸君静粛に!諸君も知っての通り、ビート・スターとムーンWILLはエクスクロスによって、討ち倒された!このままでは、ロボットはまた、人間共に支配される歴史を送る事になる…。良いか、これからの戦いで全ての決着をつける!我々が生き残るか、人間共が生き残るか…道は一つだけだ!」

 

キンタム「お言葉ですが、ギルギロス大統領。エクスクロスのロボット達はどうしますか?」

 

ギルギロス大統領「人間共と心を通わせようとしているロボットなど…ロボットではない!彼等も人間共と共に根絶やしにしろ!」

 

カイザム「了解…!ギルギロス大統領。一つご質問があります」

 

ギルギロス大統領「何だ?」

 

カイザム「何故…ビート・スターやムーンWILLは見限る様な事をしたのですか?」

 

ギルギロス大統領「…彼等は良きコマだった…。だが、エクスクロスとの決戦を急ぐあまり、彼等は負けた。あの場に我等がいたとしても負けは確定していた。我々、ミッドナイトまで敗れてしまってはロボットが支配する世界を作れなくなるからな」

 

カイザム「大統領は…ロボットが支配する世界を作る為ならば、他のロボットをも犠牲にしますか?」

 

ギルギロス大統領「新しき世界を作る為には犠牲はつきものだ…。仕方のない事だよ、勇者カイザム」

 

カイザム「そう、ですか…」

 

仕方ない…?そんな事で割り切って良いのか…?

 

だが、やるしかない…!ギルギロス大統領の望みを叶える為にも…!俺達が…!

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

アル・ワースへ戻った俺達は創界山を突き進んでいた…。

 

アンジュ「ねえ、ゼフィ」

 

ゼフィ「はい?どうしました、アンジュ様?」

 

アンジュ「エンブリヲはあなたに何をしたの?」

 

ゼフィ「…身体を調べられそうになりました…」

 

アンジュ「…ごめん。嫌な事を思い出させて…」

 

ゼフィ「い、いえ!パパ達が助けてくれましたしたので!」

 

ヒルダ「それにしてもよく間に合ったな、零、アマリ」

 

零「一誠が助けてくれたんだ」

 

サリア「え、一誠って、あの一誠…⁉︎」

 

アスナ「彼…また助けてくれたんだ!」

 

零「今回は娘も連れてきていたけどな」

 

エルシャ「娘…⁉︎」

 

メル「類は類を呼ぶとはこの事ですね…」

 

零「な、何だよ、メル…?」

 

イオリ「…それで彼は?」

 

アマリ「アル・ワースの事を私達に任せて、元の世界へ戻りました」

 

海道「何だよ…それなら残って、戦っても良かったのによ!」

 

零「あいつにはあいつの守るべき世界があるんです。無理は言えません」

 

所で気になる事がある…。

 

前回の時もそうだが、ジャンの事だ。

 

ジャンは最近、無理をしている様に見える…。ナディアの事が原因だろうがな…。

 

しんのすけ「ジャン君…忙しそうだゾ…」

 

トオル「ナディアさんの事だと思うよ…」

 

ネネ「可哀想…」

 

ボーちゃん「ボー…」

 

アマリ「ジャン君…身体を壊さなければ良いのですが…」

 

零「…そうだな」

 

マサオ「そう言えば、ビート・スターの天球の中にギルギロス大統領はいなかったね」

 

ひろし「ミッドナイト五人衆はいたけど、何処にいるんだ…?」

 

みさえ「きっと、ビート・スターとムーンWILLを見捨てて逃げたのよ!」

 

ゼロ「だが、そんな事して何になるんだ?」

 

カンタム「(…確かに…ロボットの支配する世界を目指すミッドナイトがビート・スター達を見限るなんて、不自然だ…。ギルギロス大統領は何を考えているんだ?)」

 

すると、警報が鳴り響いた。

 

万丈「敵か…?」

 

クリス「ドアクダー軍団が攻めてきたの⁉︎」

 

ルルーシュ「いいや。今、名瀬艦長から話を聞いた。ビート・スターの天球で倒したはずのロボット怪獣がこちらへ向かって進行中の様だ。その中心には、ミッドナイト五人衆の姿も確認している」

 

カンタム「!」

 

しんのすけ「カンタム…」

 

カンタム「わかっているよ、しんのすけ君…!」

 

…ミッドナイトが総攻撃をかけてくるのか…!

 

 

 

第68話 究極・極限・最強

 

 

 

ミッドナイトの軍団を迎え撃つ為に俺達は出撃した…。

 

カンタム「エクスクロスの皆さん。ミッドナイトとの決戦の前に言っておきたい事があるんです」

 

名瀬「どうしたんだ、改まって?」

 

カンタム「皆さんには感謝しています。元々、ミッドナイトとの戦いは僕の使命だったのに皆さんまで巻き込んでしまって…」

 

三日月「気にしなくても良いよ。カンタムだって、アトラ達を助け出すのを手伝ってくれたじゃないか」

 

カンタム「だが、僕は例え、悪だとしても同胞のロボット達をこの手にかけている…。僕は同族殺しなんだよ…」

 

ワタル「そんな…でも、カンタムは正義の為に戦っているじゃないか!」

 

虎王「悲しむ必要はないぞ!」

 

カンタム「機械が感傷的になっちゃおかしいかい? 僕は結果的には自分を育ててくれた世界を裏切り、かつての同胞達を殺してきたんだ」

 

グレートマイトガイン「カンタム…」

 

しんのすけ「でも、相手はロボットだゾ!」

 

ひろし「しんのすけ‼︎」

 

しんのすけ「あ…ごめん、カンタム…」

 

カンタム「気にしてないさ、しんのすけ君。こっちこそ変な事を言い出して悪かったよ」

 

ジャンボット「カンタム…例え、君が同胞殺しだと言われても、君は我々の仲間だ」

 

ジャンナイン「それに僕だって、生みの親であるビート・スターを倒したんだ…。だからこそ、僕も君の力になりたい」

 

カンタム「…ありがとう、ジャンボット、ジャンナイン。さあ、今日こそ不毛な戦いに決着をつけるよ!」

 

マリア「来たわ!」

 

ロボット怪獣軍団とミッドナイト五人衆が現れた。

 

カイザム「待たせた様だな、エクスクロス」

 

カンタム「みんな…!」

 

カイザム「今日で世界の行方が決まる…。人間が勝つか、ロボットが勝つかな!」

 

しんのすけ「オラ達が勝つゾ!」

 

オータム「いいや、我々だ!」

 

ミラーナイト「あなた達はどうして、ビート・スターやムーンWILLを見限る様な真似をしたんですか?」

 

グレンファイヤー「あいつらはお前等の仲間じゃなかったのかよ!」

 

ザンザム「新しき世界を作る為には犠牲が必要なんだよ」

 

ゼフィ「そ、そんな…!そんなのって…!」

 

零「犠牲が必要だと…?本気で言っているのかよ、それ!」

 

オルガ「犠牲にして良い生命なんて、あるわけねえんだよ!」

 

ショウ「それがわからない時点で新しい世界なんて作れるものか!」

 

カイザム「…!」

 

ザンザム「犠牲にして良い生命はない、か…。君達の中には犠牲の上に生きている者がいるはずだがな」

 

ルルーシュ「…」

 

ノブナガ「…」

 

オータム「そんな君達にとやかく言われる筋合いはないな」

 

アキト「…だとしても…生命を切り捨てているお前達とは違う…!」

 

ガイ「俺達は犠牲になった奴等の想いも背負って戦ってんだよ!」

 

キンタム「理解できないわね。ねえ、カイザムちゃん?」

 

カイザム「…」

 

オータム「どうした、カイザム?」

 

カイザム「い、いや…!何でもない!カンタムよ、最後にもう一度だけ聞こう!ロボットとして、男として!俺の弟して!ミッドナイトに戻ってこないか?」

 

カンタム「僕は…僕がここまで戦ってこれたのは自分1人の力ではないことをわかっているつもりです。だからこそ!僕はミッドナイトのやり方では何も解決できないと、新たな憎しみを作り出すだけだと言いたいんです!…だから、すまないみんな、僕はカンタムロボとして生きたいんだ!」

 

カイザム「残念だな、カンタム。お前達、エクスクロスの戦力では我等、ミッドナイトには勝てない!故に、お前には、死あるのみだ!」

 

カンタム「それならば、カンタムロボとして散ろう‼︎」

 

弘樹「勝手な事言うなよ、カンタム!」

 

優香「私達は負けるつもりはないし、あなたを散らせるつもりもないわ!」

 

しんのすけ「みんな、カンタムの味方だゾ!」

 

ひまわり「たいや〜!」

 

カンタム「…ありがとう。それじゃあ、皆さん!最後まで僕に手を貸してください!」

 

バトルボンバー「了解だ!」

 

ガードダイバー「やりましょう、カンタム!」

 

カイザム「…愚かな…!」

 

カンタム「カイザム兄さん!みんな!僕は抵抗する事を諦めない!必ず、ミッドナイトの野望を止めてみせる!」

 

戦闘開始だ!

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVS初戦闘〉

 

しんのすけ「よーし!オラ達の力を見せる時が来たゾ、カンタム!」

 

カンタム「ああ、そうだね!しんのすけ君!(僕の身に何が起きようと彼等だけは僕が守ってみせる…!)」

 

 

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSカイザム〉

 

カイザム「哀れな男だ。そうまでして人間を守りたいか!」

 

カンタム「僕は…人間と共に暮らして…そして、このエクスクロスの一員となって、多くの事を学んだんだ!彼等との生活は楽しかった…。だからこそ、この楽しみを消させてはいけないんだ!」

 

ひろし「そして、お前にも教えてやるよ!」

 

みさえ「家族の素晴らしさってものをね!」

 

シロ「ワン!」

 

ひまわり「たいや〜!」

 

しんのすけ「家族で…お友達でいっしょにいたら、みんな楽しいんだゾ!カイザムだって、カンタムと一緒にいたいんでしょ⁉︎」

 

カイザム「…!」

 

カンタム「カイザム兄さん…?」

 

ジジザム「ゴホッ!ゴホッ!」

 

キンタム「騙されたらダメよ、カイザムちゃん!」

 

オータム「こうやって、奴等は俺達を操るんだ!」

 

ザンザム「奴等の言葉に耳を傾ける必要はない!」

 

カンタム「待ってくれ、話を聞いてくれ!」

 

カイザム「だ、黙れ黙れ!お前達はここで潰す!」

 

 

〈戦闘会話 舞人orバトルボンバーorガードダイバーorブラックマイトガインVSカイザム〉

 

カイザム「勇者特急隊のロボット達!お前達も我等と共に来い!」

 

ガードダイバー「生憎ですが、それは出来ませんね」

 

バトルボンバー「俺達は自分の意志で舞人達と一緒に戦っているんだ!」

 

ブラックマイトガイン「確かに人間は間違いを犯すのかも知らない…。だが、人間全てがそうではないんだ!」

 

グレートマイトガイン「そして、人間とロボットは共に進化していくんだ!」

 

カイザム「理解出来ない…!何故、そこまで旋風寺 舞人の事を…!」

 

舞人「それはみんなが正義の心を戻ったロボットだからだ!それを教えてやる!」

 

 

〈戦闘会話 ジャンボットVSカイザム〉

 

カイザム「お前ぐらいの知能を持っていれば、人間が危険な存在だと言う事はわかるだろう!」

 

ジャンボット「いいや、私達は生命あるものに助けられてきた…。そして、これからも…。だからこそ、生命あるものを消させるものか!」

 

 

〈戦闘会話 ジャンナインVSカイザム〉

 

カイザム「お前とこうして話すのも最後になるかもしれないな、ジャンナイン」

 

ジャンナイン「カイザム、僕は…」

 

カイザム「言っておくが、言葉などで止まると思うなよ!お前とも決着をつける…来い、ジャンナイン!」

 

ジャンナイン「…カイザム…!ならば、僕も応えよう!君を止めるために!」

 

俺達の攻撃でカイザム以外のミッドナイト五人衆が爆発した。

 

カイザム「お、おのれ…!」

 

カンタム「超超カンタムで一気に決めるよ、しんのすけ君!」

 

しんのすけ「わかったゾ!」

 

超超カンタムは凄まじい攻撃でカイザム・ロボにダメージを与えた。

 

カイザム「ふ、ふふ…。やはり、お前に負けたか…」

 

カンタム「カイザム兄さん…」

 

カイザム「お前達は知る事に…なる。ギルギロス大統領の恐ろしさを…!」

 

それを言い残し、カイザム・ロボも爆発した…。

 

しんのすけ「カンタム…」

 

カンタム「…これが望みか…!ギルギロス大統領!こんな事をする為に、あなたは…!」

 

?「その通りだ」

 

カンタム「!」

 

こ、この声は…⁉︎

 

すると、破壊されたはずのミッドナイト五人衆のパーツが一つになり、巨大なロボットとなった。

 

夏美「合体した…⁉︎」

 

ギロロ「カイザム達がまだ生きていたのか…⁉︎」

 

ジャンナイン「違う…!」

 

ジャンボット「何が違うというんだ、ジャンナイン!」

 

カンタム「あなたは…あなたは…!」

 

?「久しぶりだな、カンタム!私はウルトラトラトラカイザム見参!またの名をギルギロス大統領‼︎」

 

巨大ロボに黒い影が乗り移った。

 

竜馬「奴がギルギロス大統領か!」

 

凱「確かにとんでもなさそうな奴だな!」

 

ギルギロス大統領「初めましてだな、エクスクロス」

 

渓「仲間は全員やられちゃったよ!」

 

號「後はお前だけだ!」

 

ひろし「お前は俺達が倒す!」

 

みさえ「それが嫌なら降参しなさい!」

 

ギルギロス大統領「何故降参する必要がある?私はお前達に負ける要素がないのだからな」

 

海道「へっ!随分と強気じゃねえか!」

 

スカーレット「ならば、負けというものを教えてやる!」

 

ギルギロス大統領「なんと愚かな…。やはり力の差を教えてやらねばな」

 

カンタム「ギルギロス大統領…!僕があなたを止める!」

 

ギルギロス大統領「お前も愚かだな、カンタム・ロボよ。今ここでエクスクロスを討てば、もう一度私のもとで働かせてやろう」

 

カンタム「断る…!彼等は僕の大切な仲間だ!討つような真似ができるか!」

 

ギルギロス大統領「ならば、奴等と共に滅びるがいい!」

 

ロボット怪獣にオリジナルダンクーガが五機だと…⁉︎

 

朔哉「オリジナルダンクーガだと…⁉︎」

 

エイーダ「ムーンWILLを倒したのにどうして…⁉︎」

 

ギルギロス大統領「所詮、ロボットだ。量産は出来る。いくらでも駒を作り出す事など可能だ!」

 

万丈「ロボットが駒だと…⁉︎」

 

シモン「てめえ…!仲間に対してなんて事を言いやがる!」

 

ギルギロス大統領「敗北を喫するロボットなど存在に値しない…。それはお前達も同じだ!」

 

しんのすけ「そんな事…ないゾ!」

 

トオル「ロボットだって、生きているんだ!カイザム達に謝れ!」

 

ギルギロス大統領「スクラップになったロボットになど謝罪するのも惜しい…。話は終わりだ、エクスクロス。ここで全てが決まる!」

 

カンタム「あなたは…沢山の…そして、僕の家族のロボットを駒として見ていた…。もう、許さない!あなたは僕が倒す!」

 

俺達は戦闘を再開した。

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった。

 

ギルギロス大統領「無駄だと言う事を理解していないようだな。ならば…!」

 

ギルギロス大統領が超カンタム・ロボに攻撃を仕掛け、超カンタム・ロボはダメージを受ける。

 

カンタム「ぐっ…!」

 

しんのすけ「うわぁっ!」

 

ジョーイ「カンタム!野原さん!」

 

カンタム「すまないしんのすけ君! 最後はアンハッピーエンドになりそうだ…!」

 

しんのすけ「そんな事ないゾ!…そんな事、オラ達がさせない!」

 

ワタル「絶対にハッピーエンドを手に掴むんだ!」

 

カンタム「しんのすけ君…ワタル君…」

 

ギルギロス大統領「フン、いくらあがこうがお前達に未来はない。ロボットは私、ギルギロス大統領が管理し、操作してこそ、真の存在意義をみせる。所詮は駒なのだ!」

 

ジャンナイン「そんな事はない…!」

 

ジャンナイン…⁉︎

 

ジャンナイン「ロボットは…お前の駒などではない!」

 

ギルギロス大統領「ビート・スターによって生み出されたジャンキラーよ…。何を言う?お前達、ロボットは命令には従えない…。動く人形なのだ!」

 

ジャンナイン「僕は…ゼロや兄さん達と出会って、沢山のロボットや有機生命体を見てきた…。そして、ウルティメイトフォースゼロやエクスクロスのみんなと話して知った!ロボットにも燃える心や魂がある!流せる涙がある!ロボットにも…れっきとした存在意義があるんだ!」

 

ゼロ「ジャンナイン…お前…!」

 

ジャンナイン「それを僕が…いや、僕とヒュウガが教えてやる!ヒュウガ、行けるか⁉︎」

 

ヒュウガ「いつでも、準備OKだ!ジャンナイン!」

 

ジャンナイン「それなら…行くぞ!」

 

ジャンナインはギルギロス大統領に攻撃を仕掛けた…。

 

ジャンナイン「ギルギロス大統領!ロボットの燃える心を見せてやる!ヒュウガ、ガンパッドで援護してくれ!」

 

ヒュウガ「了解だ!」

 

ヒュウガ船長はジャンナインの中でガンパッドと呼ばれるタブレットを変形させて、拳銃型のガンモードにした。

 

すると、ジャンナインにも巨大なガンパッド・ガンモードが現れ、構えた。

 

ジャンナイン&ヒュウガ「「ジャンスターダスト‼︎」」

 

銃からビームが発射され、ギルギロス大統領に直撃した。

 

ギルギロス大統領「ぐおおおっ⁉︎こ、これ程の力が…!」

 

ビームを受けたギルギロス大統領はダメージを受ける。

 

ギルギロス大統領「うぐっ…!それしきの攻撃!」

 

レイモン「ボス、今の技はなんだ⁉︎」

 

ヒュウガ「わからない。だが、目の前にこのパッドが現れたんだ!」

 

ジャンナイン「ガンパッド…僕とヒュウガの絆の証さ」

 

ヒュウガ「…そうか!」

 

エメラナ「あの二人…良きコンビですね」

 

ジャンボット「ジャンナインに彼を乗せたのは正解だったようですね」

 

ギルギロス大統領「何が絆だ!ロボットと人間の絆など…片腹痛い!ロボットは駒だと何度言えばわかる!」

 

?「お前こそ…何度俺達、ロボットは駒じゃないと言えば、わかる⁉︎」

 

え…ギルギロス大統領からカイザムの声が…⁉︎

 

ギルギロス大統領「ゆ、勇者カイザム⁉︎何故だ…貴様は破壊され、私の一部となったはず!」

 

カイザム「全て…お前の中で聞いていた!ロボットが命令される人形だと?俺達の想いを…忠誠を踏みにじったお前を俺は許さない!」

 

ギルギロス大統領「許さないだと…?では、どうするつもりだ!」

 

カイザム「こうするんだ!」

 

すると、ギルギロス大統領の中から、カイザム・ロボが現れた。

 

カンタム「カイザム兄さん!」

 

ギルギロス大統領「ぐっ、ぐおおおおっ⁉︎何故だ…何故、貴様のボディが…⁉︎」

 

カイザム「家族が…ミッドナイト五人衆のみんながパーツを与えてくれ…ジャンナインの先ほどの攻撃でエネルギーも元に戻った!感謝するぞ、ジャンナイン」

 

ジャンナイン「フッ、漸くこちら側に来たか、カイザム!」

 

カイザム「カンタム…すまない。俺が…俺達が間違っていた…」

 

カンタム「構わないよ、カイザム兄さん。また…優しい兄さんを見れて、僕は嬉しいよ!」

 

カイザム「カンタム…!」

 

カイザムが味方になったか…!

 

ギルギロス大統領「フフフ…!ならば、兄弟揃って、地獄に落ちるがいい!」

 

?「待って!」

 

今度は女性型のロボットが現れた。

 

イオリ「誰だ…?」

 

カンタム「君は…シーラ・ロボ!」

 

しんのすけ「あー!カンタムのこんにゃく屋さんだゾ!」

 

ショウ「こ、こんにゃく屋さん…?」

 

エイサップ「…もしかして、婚約者か、しんのすけ?」

 

しんのすけ「そうとも言うー!」

 

エレボス「へえー!カンタムに婚約者がいたんだ!」

 

カンタム「シーラ、Jr.はどうしたんだい?」

 

シーラ「親戚のおばさんに預けてきたわ!あなたを助ける為に!」

 

メル「え…Jr.?」

 

カノン「え…もしかして…!」

 

しんのすけ「カンタムの子供だゾ!」

 

…何ぃぃぃぃっ⁉︎

 

アマリ「え、ええっ⁉︎」

 

零「こ、子供…⁉︎」

 

アスナ「カンタムもやる事はやっていたのね」

 

カンタム「いやぁ、照れるなぁ」

 

弘樹「照れてる場合かよ!」

 

ゼフィ「あのー…やる事とは何でしょうか?」

 

カエサル「君にはまだ早いかな」

 

イチヒメ「もう少し、大人になってからです」

 

ゼフィ「え…は、はい」

 

アマリ「れ、零君!私は何人でもいいから!」

 

零「ゼフィの前でお前は何言ってんだ⁉︎」

 

優香「みんな、緊張感が…」

 

シーラ「カンタム、私も力を貸すわ!」

 

カンタム「ありがとう、シーラ!」

 

ギルギロス大統領「カンタムの婚約者だと…?ならば、仲良く地獄に落ちるがいい!」

 

カンタム「そんな事はさせない!行こう、シーラ!」

 

シーラ「ええ!」

 

カンタム「ギルギロス大統領!これが僕達の力だ!」

 

カンタム・ロボとシーラ・ロボが攻撃を仕掛けた。

 

カンタム「終わらせるぞ、ギルギロス大統領!僕達の戦いを!」

 

シーラ「カンタム…!私も戦うわ!」

 

カンタム「ああ…!行こう、シーラ!カンタム!」

 

シーラ「シーラ!」

 

カンタム&シーラ「「究極・極限・最強合体!」」

 

超カンタム・ロボとシーラ・ロボが合体して、白いカンタムが現れる。

 

カンタム「究極カンタム・ロボ、参上!」

 

みさえ「まずはビームよ!」

 

ひろし「カンタムビームだ!」

 

究極カンタム・ロボは指からカンタムビームを出し、ギルギロス大統領にぶつける。

 

シーラ「行って、カンタム!しんのすけ君!」

 

しんのすけ「カンタム、一緒に決めるゾ!」

 

カンタム「了解だ、しんのすけ君!行くぞ‼︎」

 

究極カンタム・ロボは蟹挟みの状態に入った。

 

しんのすけ&カンタム「「究極・極限・限界・名物!カンタムかにばーさみ‼︎」」

 

ギルギロス「ぐわああああっ‼︎」

 

蟹挟みでギルギロス大統領を挟み、力を込めると、ギルギロス大統領は爆発した。

 

カンタム「これがロボットと人間の力だ…!」

 

爆煙の中から究極カンタム・ロボが飛びし出してきた。

 

そして、元の超カンタム・ロボとシーラ・ロボに分離する。

 

爆煙が晴れるとボロボロだが、立っているギルギロス大統領の姿があった。

 

マサオ「究極カンタム…やっぱり格好いい!」

 

カイザム「お前はもっと上に行くんだな」

 

ギルギロス大統領「ま、負けるものか…!」

 

ギルギロス大統領のダメージが回復した。

 

クルル「クーククッ!しつこい野郎だな〜」

 

ドロロ「活路は見えた!これで終わらせるでござる!」

 

シーラ「カンタム!究極カンタムになる時には私も援護するわ!」

 

カンタム「わかった!」

 

カイザム「俺もやる…!行くぞ、カンタム!」

 

しんのすけ「ギルギロス大統領!オラ達は最後まで負けないゾ!」

 

カンタム「そして、ロボットと人間の共存の未来を作ってみせる!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 カイザムVS初戦闘〉

 

カイザム「お前達も奴に操られているのか…!俺が解放してやる…必ず…!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSカイザム〉

 

カイザム「ぐっ…!こんな…お前、死ぬ気か⁉︎」

 

カンタム「生き残るさ…」

 

しんのすけ「オラ達は死なない!死んでない!」

 

カンタム「もうパワーアップしていくだけの殺し合いはたくさんだ!そこからは何も生まれない!」

 

ギルギロス大統領「ロボットはパワーアップしていくものだろう!」

 

ひろし「そうとも限らねえよ!」

 

しんのすけ「力で強くなくても…みんなを守る事が出来るゾ!」

 

 

〈戦闘会話 カイザムVSギルギロス大統領〉

 

ギルギロス大統領「勇者カイザム!もう一度、俺の元で働くと言うのなら取り合う事は出来るぞ」

 

カイザム「もう俺はお前の口車には乗らない…!共存…悪くはないと思ってきたからな!行くぞ!勇者としてお前を倒してやる!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSギルギロス大統領〉

 

ギルギロス大統領「エンペラ星人を倒したウルトラ一族は危険だな…!」

 

ゼロ「やっぱり、てめえはエンペラ星人の事を知っているのか!」

 

ギルギロス大統領「奴の闇は素晴らしかったのでな…覚えている」

 

ゼロ「だったら、尚更てめえを野放しには出来ねえな!」

 

 

〈戦闘会話 ジャンナインVSギルギロス大統領〉

 

ギルギロス大統領「ジャンキラー!お前の攻撃のせいで俺はダメージを受けてしまった…。その責任は取ってもらう!」

 

ジャンナイン「責任など取る気は無い…!その代わり、お前を倒してやる…!行こう、ヒュウガ!」

 

ヒュウガ「ああ!無限の可能性を教えてやる!」

 

 

〈戦闘会話 舞人VSギルギロス大統領〉

 

ギルギロス大統領「ロボットは兵器だ。正義の心などは宿らない!」

 

舞人「そんな事はない!AIにも…正義の心は宿る!ガインやカンタム達のように!」

 

グレートマイトガイン「ロボットを道具のように考えているお前では私達には勝てない!見せてやる!正義の力を!」

 

 

〈戦闘会話 零VSギルギロス大統領〉

 

零「ロボットとの共存…険しい道のりかもしれない。だが、不可能ではない!」

 

ギルギロス大統領「あまい!人間はいずれ、ロボットを裏切る!」

 

ゼフィ「そんな事はないです!ロボットを裏切ったあなたには一生わかりません!」

 

零「全てのロボットの仇…俺達が取ってやる!」

 

 

 

究極カンタム・ロボの攻撃でギルギロス大統領はダメージを負う。

 

ギルギロス大統領「こ、こんな…!私が…負けるだとぉっ…!こ、今回するぞ…!お前達は必ず…!」

 

カイザム「だからこそ、後悔しない世界を作る」

 

カンタム「僕達と人間達で…!」

 

しんのすけ「オラ達は立ち止まらないゾ!」

 

ギルギロス大統領「おのれ…おのれぇっ…!うぐわあぁぁぁぁっ‼︎」

 

ギルギロス大統領は爆発した…。

 

カンタム「(ギルギロス大統領…)」

 

カイザム「(どの様な結果であれ、俺達はお前に生み出された存在だ…)」

 

カンタム「(だからこそ、僕達は僕達で生きる…。人間達と共に…)」

 

カズミ「今ので最後みたいね」

 

ノリコ「ギルギロス大統領も倒す事が出来ました。これでドアクダー打倒に専念できますね」

 

ルリ「はい。ですので皆さんは帰還してください」

 

俺達はそれぞれ戦艦に戻り、ナデシコCの格納庫に集まった。

 

シーラ「カンタム…漸く会えた…!」

 

カンタム「僕も…君に会えて、嬉しいよ。シーラ」

 

カンタムとシーラは抱き合った…。

 

メル「ロボットでも恋愛はするのですね…」

 

ゼフィ「しますよ。好きという感情を持っていたら」

 

アマリ「…はっ⁉︎ゼ、ゼフィちゃんにはまだ早いよ!」

 

ゼフィ「でも…いつかは恋というものをしてみたいです」

 

零「ゼフィなら出来るさ。絶対な」

 

カイザム「…」

 

ジャンナイン「行かないのか、カイザム?あの輪に」

 

カイザム「今はあの輪に入る事など出来ないさ」

 

カンタム「そんな事はないさ、カイザム兄さん」

 

シーラ「私はお義兄さんからもお話をお聞きしたいです」

 

カイザム「…ふっ。カンタム、元の世界へ戻った時はJr.というのを見せてくれ」

 

カンタム「勿論さ!甥っ子の顔をしっかりと見て欲しいからね!」

 

しんのすけ「これで一心動乱だゾ!」

 

ミカゲ「それを言うなら、一件落着だよ、しんのすけ君」

 

しんのすけ「そうとも言うー!」

 

これなら、人間とロボットの共存もそう遠くはないのかもな…。

 

俺達は再び、創界山を進んだ…。

 





ー中断メッセージ

〈アマタとカグラ〉

アマタ「プレイヤーの皆さん、お疲れ様でした。次のプレイまで、ゆっくり休んでください」

カグラ「何だ、そのフヤけた挨拶はよ!てめえ、殺る気あんのか!?もっとビシッとやってみせろ!」

アマタ「言ったな、カグラ!お前こそ、きちんとした挨拶をやってみせろ!」

カグラ「へ…! 俺に不可能はねえ!」

アマタ「俺だって! その気になれば!」

カグラ「プレイヤーの皆さん。俺…じゃねえ僕は皆さんのお帰りを待ってます!」

アマタ「あんまり遅くなるんじゃねえぞ!トゥララララララ!」

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