スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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スパロボTもそろそろ終わりの所に来ています!

所で、皆さんはレイアースのマジックナイトの3人のうち誰が好きですか?

私は風です。

それではどうぞ!


第66話 対話と復讐の螺旋

 

ーリボンズ・アルマークだよ。

 

僕とサーシェスは今、カギ爪の人達といた。

 

ミハエル「まもなく、エクスクロスがここに来る」

 

サーシェス「へへっ!腕がなるぜ!」

 

ファサリナ「それに伴い、リボンズさんには前線をお任せしたいのです」

 

リボンズ「アリー・アル・サーシェスは?」

 

カギ爪の男「彼には後衛をお任せします。良いですか?」

 

サーシェス「構わねえぜ!」

 

ミハエル「今、我々には操っているバジュラとザンギャックのズゴーミン、ゴーミン部隊がいる…。リボンズ、君はうまくそれを使ってくれ」

 

リボンズ「…いいだろう。それよりも捕らえている新垣 ゼフィに昼食は持っていったのかな?」

 

カギ爪の男「そういえば、まだでしたね…。リボンズ君、お願いできますか?」

 

リボンズ「構わないさ、では…行ってくる」

 

僕は昼食を持って、新垣 ゼフィが囚われている部屋に入ると椅子に拘束されていた新垣 ゼフィの姿があった。

 

ゼフィ「リボンズ・アルマークさん…!」

 

リボンズ「気分はどうだい?」

 

ゼフィ「いいわけありません…」

 

リボンズ「昼食を持ってきたよ」

 

ゼフィ「いりません。食べたく…ありません…」

 

リボンズ「沢山、食べないと大きくなれないよ?」

 

ゼフィ「…」

 

リボンズ「…君は強い」

 

ゼフィ「え…」

 

リボンズ「君には素晴らしい仲間や家族がいる。それを忘れるな。昼食、渡しておくね」

 

そう言い、僕は彼女に昼食が乗っているトレイを渡し、部屋を出た。

 

ゼフィ「これは…!」

 

頭のいい彼女なら、気がつくだろう…スープの中に拘束を解く鍵と部屋の鍵を入れている事に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーアニエス・ベルジュだよ。

 

僕達は今、シグナスの格納庫にいて話し合いをしていた。

 

話の内容は、今、マクロス・クォーターで治療を受けている零君の事だ。

 

僕達、エクスクロスは超長距離ネクター砲を破壊する為に宇宙へ上がる事を決めていた。

 

その事をアマリさんとアスナさんが零君に伝えに行こうと向かったその先にはゼフィちゃんの姿はなく、代わりに血だらけで倒れている零君の姿があったらしい。

 

アマリさん達からの連絡を受けて、僕達も零君を運んだ。

 

一夏「零の容体は…?」

 

カナリア「何とか一命をとりとめた」

 

楯無「良かった…」

 

千冬「だが、血が流れ過ぎた為か、しばらくは目を覚まさないらしい」

 

シャルロット「アマリさんとアスナさんは?」

 

束「今、レー君の看病をしているよ」

 

箒「だが、いったい零さんに何があったんだ?」

 

鈴「ゼフィも姿もなかったわよね」

 

簪「連れ去られたんじゃあ…」

 

倉光「簪ちゃんのビンゴだ。ゼフィちゃんは連れ去られてしまったんだ」

 

ラウラ「いったい誰に?」

 

ドニエル「…ミハエルという男とファサリナという女性…それから右手がカギ爪の男だ」

 

ヴァン「!」

 

レイ「カギ爪だと…⁉︎」

 

ウェンディ「兄さんがどうして…⁉︎」

 

ジョシュア「でも、どうして彼等は皆さんに気づかれずに中に入ったのでしょうか…?」

 

カルメン99「あいつ等ならそのぐらい容易いんでしょうね」

 

ユキコ「じゃあ、どうしてカギ爪の人はゼフィちゃんを?」

 

ヴァン「あの野郎は…前に零を仲間に引き込もうとしていた」

 

ユイ「それでゼフィちゃんを…!」

 

ディオ「ゼフィはゼフィルスネクサスそのものだからな…」

 

ヒナ「目の前で零さんを斬り裂かれて…ゼフィちゃんは怖くなったんでしょうか…」

 

刹那「これから俺達はどうする?超長距離ネクター砲に向かうのか?」

 

ジェフリー「その事だが…」

 

スメラギ「実は零の服のポケットからあるメモが見つかったの」

 

ケイ「メモ…?」

 

ブレラ「そのメモにはなんと書かれているんだ?」

 

倉光「…新垣 ゼフィを連れ戻したいのなら、指定した場所へ来い…。これだけだね」

 

ウェンディ「これは…ミハエル兄さんの字です!」

 

ウー「ゼフィは人質という事か…」

 

カロッサ「ということは狙いは零…!」

 

メリッサ「零だけじゃないよ、カロッサ」

 

ガドヴェド「あくまでゼフィは零を釣る餌…。カギ爪の狙いは零とゼフィ…そして、ゼフィルスネクサスだろう」

 

ジョシュア「でも、どうしてゼフィルスネクサスを?」

 

マリア「ゼフィルスネクサスがネメシスを倒す鍵だからでしょうね」

 

ネロ「だが、奴等は協力関係ではないか?」

 

プリシラ「もしかして、零達を仲間に引き込んだら、裏切る気なのかな?」

 

ホセ「ありえるな…」

 

バリヨ「姑息な手を考える男だな…」

 

カルメン99「確かに、奴等の計画にネメシスの存在は不必要だからね」

 

刹那「彼等は前回の戦闘でELSやバジュラを率いていた」

 

アンドレイ「ネメシスと協力関係にあるのだとしたら、また引き連れてくるな」

 

パトリック「けどよ!ELSは刹那のお陰で何とかなっただろ」

 

セルゲイ「残るはバジュラか…」

 

アルト「…」

 

ランカ「アルト君…」

 

ヴァン「カギ爪の野郎がそこにいるなら、バジュラだろうが何だろうがぶった斬るだけだ!」

 

アルト「待てよ!バジュラを攻撃するのはやめてくれ!」

 

ヴァン「知るか、そんな事。カギ爪の野郎を殺す邪魔をするなら、誰だって斬り捨てる」

 

アルト「バジュラはあいつ等に操られているだけなんだぞ!」

 

ヴァン「操られる方にも問題があると思うがな」

 

アルト「何だと…⁉︎」

 

ヴァン「つまらねえ事で悩んで死ぬ気か、お前?」

 

アルト「あんたの個人的なくだらない復讐に他の奴らを巻き込んでんじゃねえよ!」

 

ヴァン「お前に俺の何がわかる!」

 

アルト「同じ事を言ってやる!あんたに何がわかるんだよ!」

 

ミシェル「おいおい、落ち着け、アルト!」

 

カルメン99「ヴァンも何熱くなってるのよ!」

 

ヴァン「対話なんてあまい事を考えるぐらいなら、どうするかを考えやがれ!」

 

アルト「何でもかんでも斬ればいいってわけじゃねえんだよ!」

 

刹那「…」

 

シェリル「ちょっと、二人共、落ち着きなさいよ!」

 

アルト「シェリル…こいつは…!」

 

ヴァン「けっ…!」

 

ヴァンさんは舌打ちをして、歩き出した。

 

アルト「おい、ヴァン!」

 

アルト君がそれを追いかけようとしたその時だった。

 

シェリル「うっ…⁉︎」

 

シェリルさんが倒れた…⁉︎

 

ランカ「シェリルさん⁉︎」

 

アルト「どうした、シェリル⁉︎」

 

シェリル「…」

 

オズマ「アルト!すぐにシェリルを運ぶぞ!」

 

アルト「ああ!シェリル、しっかりしろ!」

 

僕達はシェリルさんを担架に乗せて、運んだ…。

 

刹那「…」

 

刹那君がヴァンさんの歩いていた方向へ歩いていた事も知らずに…。

 

 

 

 

ーただのヴァンだ。

 

俺はアルトとの言い合いの後、一人、食堂へ来た。

 

ヴァン「…言いすぎちまったか…?」

 

刹那「…そう思うのなら、アルトに言ったらどうだ?」

 

ヴァン「お前は…ガンダムマイスターさんじゃねえか」

 

刹那「刹那・F・セイエイだ」

 

ヴァン「俺に何か用か?」

 

刹那「シェリルが倒れた」

 

ヴァン「シェリル…?あぁ…えーっと…歌を歌う…デカい方のアルトの女か。確か、病気だったな。それを何故俺に言う?」

 

刹那「ヴァン…お前は、対話が甘い事だと…つまらない事だと言ったな?」

 

ヴァン「…」

 

刹那「お前にすれば…対話はくだらない事なのかも知れない…。だが、それを目指して戦っている人間もいる」

 

ヴァン「復讐の方がくだらないって言いたいのか?」

 

刹那「そうじゃない。人にはそれぞれ戦う目的があると言っている」

 

ヴァン「お前も…対話の為に戦っているのか?」

 

刹那「今はな」

 

ヴァン「今は…?」

 

刹那「俺はかつて、ガンダムになろうとした」

 

ヴァン「は…?」

 

刹那「だが、ガンダムにはなれなかった」

 

ヴァン「当たり前だろ、お前は人間なんだからよ」

 

刹那「それでも…俺達みんなでガンダムになれた」

 

ヴァン「なれたのかよ⁉︎」

 

刹那「ヴァン、お前もガンダムだ」

 

ヴァン「ガンダムのヴァン…。悪くはねえが、そいつはお前達のもんだ」

 

刹那「お前の復讐は愛する者を殺された所から始まったのだったな?」

 

ヴァン「ああ…。カギ爪の野郎がエレナを殺した時からな…」

 

刹那「…俺は実の両親をこの手で殺した」

 

ヴァン「!」

 

刹那「だからこそ、俺は今…守りたい人間がいる」

 

ヴァン「その為の対話の道か…」

 

刹那「それはアルトも同じだ」

 

ヴァン「あいつが…」

 

刹那「カギ爪の男と分かり合えとは言わない…。だが、自分だけは見失うな」

 

ヴァン「ふっ、わかったよ」

 

守るべき者の為の戦い…。俺も…エレナがいたらこうなっていたのか…?

 

刹那はクアンタの整備をすると言っていたので俺は手伝う事にした…。

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

まさか、シェリルまで倒れるなんてな。

 

メル「カナリアさん、シェリルさんは…?」

 

カナリア「V型感染症が再発した」

 

アルト「やっぱりかよ…!」

 

優香「零に続いて、シェリルさんまで…」

 

医務室に零とシェリルが眠っている…。

 

二人共、重体だ…。

 

アマリなんて、零が倒れたと知った時からずっと浮かない顔をしているのをアスナが心配している…。

 

弘樹「アマリ、大丈夫か?」

 

アマリ「は、はい…ありがとうございます、弘樹君」

 

カノン「カナリアさん、シェリルさんは治るんですか?」

 

カナリア「わからない…」

 

リオン「くそっ!どうすりゃいいんだよ!」

 

アムロ「…こんな時にすまないが、出撃の準備をしろ」

 

カミーユ「アムロさん…」

 

アムロ「ミハエル・ギャレットが指定した場所にまもなくつく」

 

アマリ「…」

 

アムロ「アマリ、戦況が緩くなったら、お前はゼフィのいる施設へ入り、ゼフィを救い出せ」

 

アマリ「アムロさん…」

 

アスナ「私も手伝うわ、アマリ!一人ででもゼフィルスネクサスは動かせるから!」

 

ホープス「勿論、我々もサポートいたします」

 

イオリ「必ず、ゼフィを助け出そう!アマリさん!」

 

アマリ「はい…!(零君…私が必ず、ゼフィちゃんをすくいだしてみせるから…零君は休んでね)」

 

アルト「シェリル…」

 

ランカ「アルト君…行って」

 

アルト「ランカ…」

 

ランカ「アルト君にしか出来ない事があるなら…アルト君にはそれをして欲しいの!」

 

アルト「…ああ!」

 

俺達は出撃を急いだ…。

 

 

 

 

 

ーシェリル・ノームよ。

 

…やっと誰もいなくなったわね…。

 

シェリル「ふう…起きているってバレるとアルトが出撃しなくなるかも知れなかったから、よかったわ…」

 

それにしても、医務室に零と二人っきりか…。

 

でも、零は未だ眠り続けているわね…。

 

シェリル「零、私達の大切な人が私達の為に戦おうとしているわよ。あなたはいいの?ずっと寝ていて…。私は…そんなの嫌よ」

 

って…言っても、重症だから起きるわけない、か…。

 

零「アマ、リ…ゼ、フィ…」

 

 

 

 

 

 

 

第66話 対話と復讐の螺旋

 

 

 

 

 

俺達は出撃した…。

 

ヴァン「…」

 

アルト「…」

 

ヴァン「そのよ…アルト」

 

アルト「…何だよ?」

 

ヴァン「…悪かったな」

 

アルト「え…」

 

ヴァン「お前の戦い想いを否定しちまって…」

 

アルト「ヴァン…」

 

ヴァン「だが、俺はカギ爪を殺すことはやめるつもりはねえ…。だが、お前の手助けは出来る。…だから、倒れている歌姫さんの為にもバジュラってのを救い出すぞ」

 

アルト「…ヴァン…。俺も悪かったな」

 

ヴァン「お互い様だ」

 

ミシェル「勝手に喧嘩して、勝手に仲が治ってやがる…」

 

ルカ「それがアルト先輩ですから」

 

オズマ「アルト!スーパーパック、使いこなしてみせろよ!」

 

アルト「はい、分かっています!」

 

刹那「…」

 

ティエリア「アルトとヴァンの件、君が一枚噛んでいたんだろう、刹那?」

 

刹那「さあな」

 

イアン「セルゲイ大佐、アニュー、二人の機体にもトランザムを搭載した」

 

アニュー「ありがとうございます、イアンさん!」

 

セルゲイ「これでアンドレイ達と対等に戦える!」

 

イアン「サバーニャとハルートもELSの決戦の時の仕様にしたぞ」

 

ロックオン「ありがとよ、おやっさん!」

 

イアン「刹那、ライザーソードは…」

 

刹那「わかっている。ライザーソードがなくとも俺は戦える…!」

 

フェルト「敵機来ます!」

 

現れたのはバジュラ数体と無人機ヨロイ、ゴーミン、スゴーミン部隊とリボーンズガンダムだった。

 

リオン「やっぱり、バジュラも出てきたか…!」

 

ゴーカイレッド「ゴーミンやズゴーミンがいるって事は奴等はザンギャックとも繋がってるってわけか!」

 

ヴァン「バカ兄貴達はいねえな…」

 

レイ「後方で控えているようだな」

 

デカルト「ああ…そして…!」

 

リボンズ「よく来たね、エクスクロス」

 

ティエリア「リボンズか…!」

 

リボンズ「君達をこの先の施設へ入れるわけにはいかないね」

 

アムロ「何故、お前がカギ爪の男を手伝う?」

 

リボンズ「君達には関係のない事だよ。さあ、これで最後だ」

 

刹那「貴様の思い通りにはさせない…!貴様は俺達が止める…!」

 

アルト「バジュラ…!」

 

ヴァン「アルト!バジュラを助け出す方法を探せ!俺達が援護するからよ!」

 

アルト「助かる!」

 

千冬「ゼフィの救出は敵の数が減り次第実行するぞ、アマリ!」

 

アマリ「わかりました!」

 

俺達は戦闘を開始した。

 

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VSバジュラ〉

 

刹那「(バジュラは操られているだけだ…。その原因さえわかれば…!)」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVSバジュラ〉

 

ヴァン「おい、虫野郎。アルトはお前等の為に努力してんだぞ。だから、大人しくしてろ!すぐに助けてやっからよ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVS初戦闘〉

 

イオリ「まずはこの場を乗り切る!」

 

ホープス「ここにはいない零の分でゼフィを助けだしましょう、マスター!」

 

アマリ「ありがとう、二人共!ゼフィちゃん、待っていてね!絶対に助けるから!」

 

 

〈戦闘会話 アスナVS初戦闘〉

 

アスナ「零…見ていてね、私が貴方の代わりに戦ってみせるから…!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSリボンズ〉

 

リボンズ「バジュラは…苦しんでいるよ、刹那・F・セイエイ」

 

刹那「それは、お前もではないのか?」

 

リボンズ「…」

 

刹那「お前の感情に…苦しみが見える」

 

リボンズ「何を言うかと思えば…。僕は悩みなど持たない、人類を導くガンダムだ!」

 

 

〈戦闘会話 アルトVSリボンズ〉

 

アルト「そこを退きやがれ!お前に構っている時間はないんだ!」

 

リボンズ「僕は君に対しても興味があるのだよ、早乙女 アルト。バジュラに対して、対話をしようとしていた君がね」

 

アルト「そうだ!だから、邪魔をするんじゃねえ!」

 

 

〈戦闘会話 アムロVSリボンズ〉

 

アムロ「異世界であるアル・ワースを侵略する事がお前の望むべき事なのか!」

 

リボンズ「侵略とは違うね。僕が望むべき世界は僕がアル・ワースの住人達を導く事だ」

 

アムロ「お前にその資格があるはずがない!」

 

リボンズ「あるさ。何せ僕は人類を導くガンダムだからね」

 

アムロ「違う!お前はリボンズ・アルマークだ!終わらせるぞ、お前のエゴと共に!」

 

 

 

 

Hi-νガンダムの攻撃でリボーンズガンダムにダメージを与えた。

 

リボンズ「ちいっ…!ここまでか…!」

 

刹那「リボンズ・アルマーク…!」

 

リボンズ「僕はこの様な所で終わるわけにはいかない…!」

 

リボーンズガンダムが撤退した…。

 

アムロ「リボンズ…」

 

刹那「(リボンズ・アルマーク…。人は変わる事が出来る…。だが、それはイノベイドも同じなのだな…)」

 

マドカ「今だ、アマリ!」

 

アマリ「はい!」

 

ゼルガードが施設の中にへと入っていった…。

 

優香「これでゼフィちゃんを助け出せれば…」

 

マリア「そう簡単にはいかないようね…!」

 

バジュラの群れと無人のヨロイ軍団、ダリア・オブ・ウェンズデイ、アルケーガンダムが現れた。

 

サーシェス「ところがギッチョン!」

 

ファサリナ「まだまだバジュラさんは沢山いますよ」

 

アルト「てめえ…!」

 

ヴァン「相変わらず、いい性格してるぜ」

 

ファサリナ「褒め言葉として受け取ります。それでは女王様のお通りです」

 

ブレラ「女王だと…⁉︎」

 

現れたのは…デカイバジュラ…⁉︎

 

ジェフリー「バジュラクイーン…⁉︎いや、クイーン・フロンティアか…!」

 

スメラギ「クイーン・フロンティア…?あれは何なのですか⁉︎」

 

ブレラ「バジュラの意思総体の中枢を担う存在だ」

 

アルト「クイーン・フロンティアはバジュラクイーンとバトル・フロンティアが融合したバジュラなんだ!」

 

九郎「バジュラと融合したって…!」

 

ルカ「僕達の世界の電脳貴族達がインプラントを使用して、融合させたんです!」

 

弘樹「だが、どう見ても勝手に動いてんだろ!」

 

カノン「クイーンも彼等に操られていると言う事ですか…⁉︎」

 

オズマ「そうみたいだな…!」

 

ミーナ[30]「私がクイーンを止めます!」

 

そう言うとミーナ[30]が歌を歌うがクイーンは動きを止めなかった。

 

ミーナ[30]「そんな…!」

 

アイシャ「ミーナの歌が聞かないなんて…!」

 

ファサリナ「というわけです。あなた方ではバジュラさん達を助け出す事なんて出来ないんです」

 

ヴァン「やってみなけりゃわからねえだろうが!」

 

マスターテリオン「早乙女 アルト。他の敵は我等が引き受ける」

 

エセルドレーダ「貴方はクイーンを!」

 

アルト「…わかった…!」

 

俺達は戦闘を再開した…。

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

施設に入った私はゼルガードから降りました。

 

イオリ「俺達が見張っている間にアマリさんはゼフィを…!」

 

アマリ「ありがとう!」

 

私は囚われているゼフィちゃんを探し始めました…。

 

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

 

〈戦闘会話 アルトVSバジュラクイーン〉

 

アルト「やめてくれ、クイーン!俺達はお前達を倒したくないんだ!」

 

バジュラクイーン「…!」

 

アルト「くそっ…!力尽くで止めるしかないのかよ…!」

 

 

 

ダメだ…!バジュラクイーンが止まらない…!

 

ウェスト「あ、あんな怪物…止められるのであるか⁉︎」

 

キオ「諦めてはダメです!必ず道は開けます…!」

 

ヒイロ「…刹那!」

 

刹那「…了解…!クアンタムシステムを作動させる!」

 

ニール「って、ELSには効いたけど、バジュラには効かねえんじゃねえのか⁉︎」

 

ティエリア「だが、やってみる価値はある!」

 

クアンタは移動して…。

 

刹那「クアンタムバースト!」

 

クアンタムバーストを発動した…。

 

辺りがGN粒子で満たされるが…。

 

バジュラクイーン「…!」

 

刹那「くっ…!」

 

クイーンが攻撃してきた…!

 

ユイ「ダメです!クアンタムバーストでも止まりません!」

 

アルト「どうすれば…!」

 

ヴァン「諦めんじゃねえよ、アルト!」

 

アルト「ヴァン…」

 

ヴァン「お前はバジュラを救うって決めたんだろ⁉︎お前が諦めてどうすんだよ!」

 

アルト「…」

 

刹那「アルト!バジュラと対話するのはお前だ…!俺がその道を切り開く…!」

 

アルト「刹那…俺は…俺は…!」

 

すると、歌が聞こえた…この声は…ランカか…!

 

オズマ「ランカの歌…!」

 

ブレラ「ランカ…!」

 

ランカ「(アルト君、私も歌うよ…!バジュラ達を助ける為に…それが、アイ君と約束した事だから…!)」

 

?「一人だけにはいい格好はさせないわよ、ランカちゃん」

 

ランカ「!」

 

アルト「シェリル!」

 

シェリルだと…⁉︎

 

シェリル「私も歌うわよ…バジュラ達を救い出す為…そして、アルト達を手助けするため…!行くわよ…私達の歌を聞けぇぇっ‼︎」

 

ランカとシェリルのデュエット曲…なんか凄え!

 

刹那「…!ランカとシェリルの歌にクアンタが共鳴している…!今なら…うおおおおおっ‼︎」

 

今までの比でもないGN粒子が溢れかえり、クイーンを包み込んだ。

 

ランカ「(凄い…全てを包み込むような優しい光…)」

 

シェリル「(身体の苦しみが…治っていく…?)」

 

サーシェス「くっ…!何が起こってやがる…!」

 

ファサリナ「この光は…!」

 

クアンタムバーストが終了し、GN粒子が消える。

 

すると、何処かクイーンが抵抗する動きをしていた。

 

ルカ「バジュラクイーンが自らの意志で洗脳に抵抗しています!」

 

刹那「アルト!」

 

アルト「ああ!」

 

デュランダルがファイター形態になり、クイーンに突っ込んだ。

 

ファサリナ「させません…!」

 

しかし、それをダリア・オブ・ウェンズデイが阻もうとデュランダルを三節棍で攻撃しようとしたが、ダン・オブ・サーズデイがそれを防いだ。

 

ヴァン「アルトの邪魔してんじゃねえよ!」

 

ファサリナ「対話…。同志はあなた達と対話をしようとしているのですよ。しかし、あなた達はそれを拒んでいます。それなのに、あなた達はバジュラさん達と無理矢理対話をしようと言うのですか?」

 

ヴァン「復讐の為に生きている俺には対話ってのはよくわからねえ…。だがな!お前達のしようとしている対話とアルトや刹那の対話は違う!」

 

ファサリナ「何が違うと言うのですか?」

 

ヴァン「お前等の対話は…世界の為とか言っておきながら、カギ爪の為だけの対話だ!だが、アルトと刹那の対話は…本当にみんなや世界の為の対話なんだよ!お前等の気味の悪い対話とアルト達の対話を一緒にするんじゃねえ!」

 

ファサリナ「あなたと言う人は…!」

 

ヴァン「行きやがれ、アルト!お前の信じる対話ってのを見せてみろ!」

 

アルト「任せろ!」

 

デュランダルはクイーンに攻撃を仕掛けた…。

 

アルト「応えてくれ、女王バジュラ!こいつの性能、引き出しきってみせる!」

 

デュランダルはビームガンポッドを連射させ、クイーン・フロンティアにぶつける。

 

パトロイド形態になり、ビームガンポッドの連射とビームキャノンを撃つ。

 

さらにマイクロミサイルで攻撃し、ファイター形態に戻ると、ランカとシェリルの歌に呼応するかのように金色に光る。

 

アルト「うおおおおおっ!」

 

デュランダルはまるで舞を踊っている様に飛び、ビームキャノンを撃ち続ける。

 

アルト「こいつも…!もってけ!」

 

最後にビームガンポッドの重量子ビームをクイーン・フロンティアに浴びせた。

 

バジュラクイーン「!」

 

アルト「よし、やったぞ!」

 

デュランダルの攻撃でクイーン・フロンティアの動きが止まった。

 

ミシェル「あいつ…歌舞いてやがる!」

 

エルザ「綺麗ロボ…」

 

刹那「あれがアルトの…対話の翼か…」

 

ヴァン「へっ、やれば出来るじゃねえか」

 

そして、クイーン・フロンティアはアルトに何かを語るように頷き、他のバジュラ達と共に消えた…。

 

アルト「女王バジュラ…」

 

ゴーカイグリーン「消えた…?」

 

ルカ「フォールドしたんだと思います」

 

アルト「バジュラ達は救い出せた…後は、ゼフィだ!」

 

頼んだぞ、アマリ…!

 

 

 

 

ー新垣 ゼフィです。

 

私はリボンズさんから渡された鍵で脱出しようとしています。

 

外にはママ達が戦っています。

 

先程の光と歌…刹那さんとシェリルさん達でしょうか…?

 

ミハエル「どこに行く気だ、新垣 ゼフィ?」

 

ミハエルさんがズゴーミンとゴーミンを大量に引き連れて、来ました。

 

ゼフィ「ミハエル・ギャレットさん…!」

 

ミハエル「どうやって、あそこから逃げられたのかは知らないが、勝手な行動はさせない!」

 

こんな所で…!

 

アマリ「ゼフィちゃん!」

 

ママが来ました…!

 

ゼフィ「ママ!」

 

ミハエル「アマリ・アクアマリンか!」

 

アマリ「ゼフィちゃんは返してもらいます!」

 

ミハエル「そう簡単に返しはしない!」

 

?「ううん、その子は返してもらうよ!」

 

突然、黄色の髪の人がミハエルさんを蹴り飛ばしました。

 

ゼフィ「え…」

 

ミハエル「ぐっ…!だ、誰だ⁉︎」

 

?「もうこの子は大丈夫ですよ」

 

アマリ「え…は、はい。ありがとうございます」

 

?「パパ!間に合ったよ!」

 

?2「よくやったな、ヴィヴィオ!」

 

あれ…?この方は…。

 

アマリ「あなたは…!」

 

ミハエル「何者だ⁉︎」

 

一誠「俺は一条 一誠!この子は一条 ヴィヴィオだ!」

 

アマリ「一誠さん!」

 

一誠「久しぶりだな、アマリ!元気そうで何よりだ!」

 

ヴィヴィオ「ザンギャックの怪人は私達に任せて!パパ!」

 

一誠「ああ!変身‼︎」

 

ドラグニックドライバーレッド《チェンジ!ドラゴンライダー!ドライグゥ!》

 

一誠さんは仮面ライダードライグに変身しました。

 

仮面ライダードライグ「さぁ、この運命のシナリオは俺達が書き換える!!」

 

仮面ライダードライグはズゴーミンとゴーミンと戦い始めました…。

 

ヴィヴィオさんという人も生身でゴーミン達と戦っています。

 

それにしても…仮面ライダーというのは強いですね!

 

ミハエル「邪魔を…ならば、この世界のために消えるがいい!アマリ・アクアマリン、新垣 ゼフィ!」

 

ミハエルさんの言葉と同時に数体のズゴーミンが私とママに向けて、光弾を放ちました。

 

仮面ライダードライグ「っ!」

 

ヴィヴィオ「しまった…!」

 

ママはドグマの発動が遅れてしまい、光弾の一つが私達の足元に直撃し、爆発、私達は爆煙に包まれました…。

 

複数の光弾が私達に向けて放たれました…。

 

しかし、一つも当たっていません…。

 

爆煙が晴れて、私とママは顔を上げ、笑顔を浮かべました。

 

私達の視線の先には…

 

零「俺の大切な女と娘に手を出すなんて一千万年早いんだよ、ミハエル!」

 

私の強くて優しい…大好きなパパが立っていました!

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ!

 

俺は目覚めた後、ゼフィが捕らえられていた施設に入ると、アマリもゼフィに向けて光弾が放たれたのを見て、二人の前に立ち、バリアを張った。

 

アマリ「零君!」

 

ゼフィ「パパ!」

 

零「遅くなって悪かったな、アマリ!ゼフィ!」

 

ミハエル「バカな…お前は重症のはずだ!」

 

零「あんな綺麗な光と歌が響いているのにおちおち寝てられるかよ。GN粒子の光が俺の傷を治してくれたみたいだ。原理が理解できないけどな」

 

アマリ「それよりも零君…そのバリアは…?」

 

零「GN粒子の光は俺の中に眠るレイヤの力も目覚めさせたくれたみたいだ。何でもってわけじゃないけど、力が使えるようになったんだ!」

 

仮面ライダードライグ「いつの間にチート野郎になったんだよ、零」

 

零「お前…一誠か?どうして、お前が…?」

 

仮面ライダードライグ「話は後だ!まずはこいつらをどうにかするぞ!」

 

零「ああ!アマリはその子と一緒にゼフィを守ってくれ!」

 

アマリ「ええ、わかったわ!」

 

俺はズゴーミン達の光弾を避け、空中で一回転して、回し蹴りで二体ほどゴーミンを蹴り飛ばす。

 

さらに光弾を放ってくるが、バリアを張り、それを防いでバリアを飛ばし、ズゴーミンとゴーミン軍団に浴びせた。

 

仮面ライダードライグ「やるな!俺達も負けていられないぞ、ドライグ!イストワール!」

 

ドライグ『はい!』

 

イストワール『やりましょう、一誠さん!o(`ω´ )o』

 

一誠…何をする気だ?

 

仮面ライダードライグ&ドライグ「『我に宿りし紅蓮の赤龍よ、覇から醒めよ。我が宿りし真紅の天龍よ、王と成り啼け。濡羽色の無限の神よ、赫赫たる夢幻の神よ、際涯を超越する我らが禁を見届けよ。汝、燦爛のごとく我らが燚にて紊れ舞え、D∞D(ドラゴン インフィニティ ドライブ)!』」

 

仮面ライダードライグとドライグが呪文のようなものを唱えると、仮面ライダードライグの姿が六枚の羽を持ち、鎧も変化し追加されメインカラーが真紅と金で統一され鎧に付いている宝玉の全てに∞の記号が浮かび上がっている姿になった。

 

仮面ライダードライグは背中に生えている尻尾でゴーミン軍団を切り裂いていく。

 

仮面ライダードライグ(DxD)「締めは必殺技で…!」

 

ヴィヴィオ「パ、パパ…!インフィニティドラゴニックかめはめ波はダメだよ!アル・ワースが消滅しちゃうよ!」

 

仮面ライダードライグ(DxD)「…それもそうだな…。なら、これで終わりだ!」

 

仮面ライダードライグは残るゴーミン達に蹴りを当て、爆発させる。

 

仮面ライダードライグ(DxD)「決めろ、零!」

 

零「これでも…喰らえ!」

 

俺は右拳に電撃を纏わせて、残るとズゴーミン軍団を殴り飛ばし、爆発させた。

 

ミハエル「そんなバカな…!」

 

零「俺達とやり合うか?ミハエル!」

 

ミハエル「新垣 零…!決着は機体でつける!」

 

そう言い残し、ミハエルは走り去った。

 

アマリ「れ、零君…いつの間にあそこまでの力を…⁉︎」

 

零「刹那とランカ達のおかげって事だ」

 

すると、仮面ライダードライグが変身を解除し、此方に歩いて来た。

 

一誠「見ない間に強くなったじゃねぇか、零」

 

零「いや、一誠には及ばねぇよ。それよりも何故、アル・ワースに?」

 

一誠「実はヴィヴィオがどうしてもお前に会いたいって言ってな」

 

零「俺に…?」

 

一誠「ほら、ヴィヴィオ。挨拶しな?」

 

ヴィヴィオ「初めまして、一条 ヴィヴィオです!一誠パパの娘です!」

 

アマリ「ええっ⁉︎」

 

零「一誠の…娘⁉︎」

 

一誠「そんな驚く事でもねえだろ。俺だって35歳なんだし」

 

はいぃぃぃっ⁉︎

 

零「35歳って…お前、あの時と見た目が変わってないじゃねぇか!それにイストワールとドライグだって、変わってねぇし…」

 

イストワール「私とドライグさんはあまり歳を取りませんし老けません。一誠さんや一誠さんのお仲間の場合は仮面ライダードライグの元になったドラゴンライダーの鎧の力や習得や手に入れた力の影響で歳を取らなく老けたり出来なくなったのです(ーдー)」

 

零「つまり、年齢はとっても老けないって事か。…大変だな、お前も」

 

一誠「他人事みたいに言ってんじゃねぇよ!…まぁ、他人事だが…」

 

イストワール「ちなみに後、20万年は生きられます(*-ω-)」

 

に、20万年…。

 

一誠「流石にそこまで生きるつもりはないんだけどな」

 

アマリ「私も長生き出来たとしてもそこまで生きたくはないですね…」

 

ゼフィ「あの…。ヴィヴィオさん」

 

ヴィヴィオ「どうしたの、ゼフィちゃん?」

 

ゼフィ「ヴィヴィオさんのお母さんは誰ですか?」

 

ヴィヴィオ「誰…というより、いっぱいいるよ」

 

零「いっぱい…?まさか、複数の人と結婚したとか言わねぇよな?」

 

一誠「残念だがその通りだ」

 

零「因みに何人と結婚したんだ?」

 

ヴィヴィオ「美遊ママやドライグママを入れて50人位居るよ~」

 

…美遊も入ってるのかよ…。

 

てか…。

 

アマリ「ご、50人ですか⁉︎」

 

零「ハーレムにも程があるだろ!」

 

ゼフィ「…という事はアスナお姉ちゃんと優香お姉ちゃんもママになる可能性があるという事ですね!」

 

零「ないから!一誠の世界を基準にしないでくれ、ゼフィ!それから、アマリは睨まないでくれ!…俺は、アマリ一筋なんだからよ…」

 

アマリ「零君…」

 

一誠「見せつけてくれるな…」

 

零「そう言えば、あの時のお前の姿、あれ何なんだよ?」

 

一誠「仮面ライダードライグの最強フォームの一つ、DxD(ディアボロス・ドラゴン・ゴッド)…別名、龍神化だ」

 

イストワール「一誠さんのこれまで取得した力やドライグさんと私の全能力、ドライグさんと同じ龍族の龍の神から貰った『無限の龍神『オーフィス』と真なる赤龍神帝『グレートレッド』』の力の一部、六つのインフィニティ・ストーンの力の吸収によってこのフォームが生まれました(  ̄ー ̄)ノ」

 

零「何を言ってんのか、さっぱり、わからねぇ…」

 

一誠「まぁ、お前達には関係のない事だから、気にしなくていいぜ。ちなみにヴィヴィオも龍神化を使えるからな」

 

ゼフィ「え!?そうなんですか⁉︎」

 

ヴィヴィオ「うん!でも、龍神化の姿になったら、アル・ワースの危機はパパ一人で解決しちゃうよ」

 

零「人にチートとか言えねえじゃねえか…」

 

一誠「まぁ、力の違いだな。さて、そろそろ俺達は帰る。後はお前達に任せるぜ」

 

零「…一誠、ありがとな!」

 

一誠「頑張れよ、零」

 

俺と一誠は拳をぶつけ合った。

 

ヴィヴィオ「応援してるよ、ゼフィちゃん!」

 

ゼフィ「はい、ヴィヴィオさん!」

 

ゼフィとヴィヴィオは握手をした後、俺とアマリ、ゼフィはゼルガードの元に急いだ。

 

ヴィヴィオ「行っちゃったね」

 

一誠「あいつ等なら大丈夫だろ(別の世界からだが、信じてるからな。お前達がアル・ワースを救うのを…)」

 

一誠達は元の世界へ戻った…。

 

 

ゼルガードの元へ急ぐ俺達だったが、その前にカギ爪の男が現れた。

 

カギ爪の男「いけませんね、零君、アマリ君、ゼフィ君。勝手に逃げては」

 

零「カギ爪…!」

 

アマリ「ゼフィちゃんは返してもらいました…。あなたの野望は私達が打ち砕きます!」

 

カギ爪の男「…仕方ありませんね。この方達をお部屋へ案内してください」

 

カギ爪の手下が俺達を囲む。

 

ゼフィ「…!」

 

リボンズ「無理やりというのは感心しないね、クー・クライング・クルー」

 

リボンズ…⁉︎

 

カギ爪の男「おやおや、リボンズ君。この場から去ったと思っていましたが…。何をしに来たのですか?」

 

リボンズ「新垣 零、アマリ・アクアマリン、新垣 ゼフィはこのアル・ワースを平和に導く為に必要な人物だ。彼等を君に渡すわけにはいかないな」

 

ゼフィ「リボンズさん…」

 

リボンズ「ここは僕に任せて、君達は戦線に復帰するんだ」

 

零「…すまない、あとは頼む!」

 

俺達はリボンズに後を任せ、ゼルガードの元へ急いだ。

 

 

 

 

ーリボンズ・アルマークだよ。

 

新垣 零達を見送った後、僕はクー・クライング・クルーを見た。

 

カギ爪の男「あぁ…言ってしまいましたか」

 

リボンズ「その割には悔しそうじゃないな」

 

カギ爪の男「そんな事はないですよ。それよりもリボンズ君。君に関して楽しい話があるのですよ」

 

リボンズ「楽しい話…?」

 

カギ爪の男「複数の並行世界に同じ人間が別の人生を歩んでいる事は知っていますか?」

 

リボンズ「…パラレルワールドというものだね。それがどうかしたのかな?」

 

カギ爪の男「君はね…。ある並行世界…アクシズを止め、生命を絶ったアムロ・レイの生まれ変わりなのですよ」

 

な、何…⁉︎

 

リボンズ「ぼ、僕が…アムロ・レイの生まれ変わりだと…⁉︎」

 

カギ爪の男「皮肉ですね。世界の為に戦い、生まれ変わると世界の敵になったのですから」

 

リボンズ「…」

 

カギ爪の男「どうですか?もう一度、世界を救う為に私に力を貸してもらえないでしょうか?」

 

リボンズ「…くだらない冗談は好きじゃないね」

 

カギ爪の男「はい…?」

 

リボンズ「僕はリボンズ・アルマーク…。例え、アムロの生まれ変わりだとしても、僕は僕だ!」

 

カギ爪の男「…残念です。それではあなたをお部屋へご案内しましょう」

 

兵士達が僕を捕えようとしたが、そんな彼等をなぎ倒し、僕の手を引く者がいた。

 

リボンズ「君は…」

 

ビゾン「アルフリード中佐にお前にあるものを届けろと言われたんだ。ついてきてもらう」

 

僕はビゾン・ジェラフィルに連れられ、外に出る…。

 

カギ爪の男「…逃げられてしまいましたか…」

 

僕はビゾン・ジェラフィルと共にある部屋に入る。

 

リボンズ「これは…!」

 

ビゾン「俺はまた戻らなければならない。エクスクロスを頼んだぞ」

 

また僕達で戦う事になるなんて…これも運命かな…。

 

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はゼルガードの元へ着いた。

 

イオリ「アマリさん!」

 

ホープス「ご無事で何よりです、マスター…。所で何故、零がいる?」

 

零「話は後だ、俺達も出るぞ!」

 

アマリ「出るって…ゼフィルスネクサスは今、アスナさんが操縦して…」

 

零「呼ぶに決まってんだろ!…ゼフィルスネクサス‼︎」

 

すると、俺達の目の前にゼフィルスネクサスが現れ、ハッチが開いた。

 

アスナ「あ、あれ⁉︎どうして勝手にハッチが…⁉︎」

 

零「落ち着け、アスナ!」

 

アスナ「れ、零…⁉︎どうしてあなたが⁉︎」

 

零「話は後だって!席、変わってくれ!」

 

アスナ「わ、わかった!」

 

俺とゼフィはゼフィルスネクサスに乗り、戦線に復帰した。

 

優香「アスナちゃん、突然ゼフィルスネクサスが消えたけど、どうしたの⁉︎」

 

アスナ「そ、それが…」

 

零「俺が呼んだんだよ」

 

一夏「零…⁉︎お前が何でそこに⁉︎」

 

零「傷が完治したんだ。刹那とランカ達のおかげでな」

 

シェリル「零…」

 

すると、サウダーデ・オブ・サンデイが現れた。

 

ミハエル「新垣 零!決着をつけるぞ!」

 

零「俺の場合、あの時の借りもある…。お前は俺が倒す!」

 

ゼフィ「もう、私達ですよ、パパ!」

 

零「そうだな。俺達の力で、だな!」

 

?「零、残念だが、それは僕に譲ってもらおうか」

 

ガンダムが現れた…?

 

って、あの声は…⁉︎

 

ラッセ「0ガンダムだと…⁉︎」

 

ソーマ「誰が乗っているの⁉︎」

 

アニュー「来てくれたのね!」

 

刹那「リボンズ・アルマーク…!」

 

リボンズ「君達にはお見通しか、刹那・F・セイエイ、アニュー・リターナー」

 

ティエリア「どうして君が…⁉︎」

 

ゼフィ「リボンズさんは私を解放してくれたんです!」

 

零「リボンズ…」

 

リボンズ「別に僕は君を助けようと思っていなかったがね」

 

アムロ「来ると思っていたぞ、リボンズ」

 

リボンズ「アムロ…僕と君は…」

 

アムロ「…やはり、お前は俺の生まれ変わりだったのだな」

 

ファ「えっ…⁉︎」

 

カミーユ「リボンズが…アムロさんの生まれ変わり…」

 

リボンズ「…気がついていたのか」

 

アムロ「お前の感覚と俺の感覚が全く同じものだったのでな。シャアも気づいていたんだろう?」

 

シャア「初めて、リボンズと出会った時にアムロが変装しているのかと思ったほどだ」

 

アムロ「他人の空似だろう?…いや、他人ではないか」

 

リボンズ「…だが、僕はリボンズ・アルマークだ」

 

アムロ「わかっている。そして、俺はアムロ・レイ。俺達はそれぞれ別の存在だ」

 

リボンズ「フッ、僕が君を理解しなかった理由がわかったよ」

 

アムロ「全く同じ存在…それに嫉妬心を抱いていたのだな」

 

リボンズ「恥ずかしながらね」

 

ミハエル「いつまで話し込んでいるのだ!」

 

ファサリナ「リボンズさん…私達の敵となるのですか?」

 

リボンズ「僕は君達の仲間になったつもりはない。君達の計画では平和な世は訪れない!ミハエル・ギャレット、退場を願おう!」

 

刹那「合わせるぞ、リボンズ」

 

リボンズ「まさか、僕と君が肩を並べて戦う事になるなんてね。では、やろう!」

 

クアンタと0ガンダムがサウダーデに攻撃を仕掛けた…。

 

刹那「幸せの時…その計画を駆逐する!」

 

リボンズ「君と肩を並べて戦う時が来るなんてね!」

 

刹那「遅れるなよ、リボンズ」

 

リボンズ「フッ、君こそ!」

 

クアンタがまず、GNソードビットを放ち、サウダーデにダメージを与え、GNソードV・ライフルモード、0ガンダムがビームガンを撃つ。

 

それを受けたサウダーデに接近して、クアンタはGNソードVで、0ガンダムがビームサーベルでサウダーデを切り裂いた。

 

刹那「トランザム、始動!」

 

リボンズ「トランザム!」

 

二機はトランザムを発動させて、攻撃して、行く。

 

刹那「俺が…!」

 

リボンズ「僕達が…!」

 

刹那「未来を切り開く…!」

 

リボンズ「人類を導く…!」

 

そして、最後にクアンタはGNバスターソード、0ガンダムはビームサーベルでサウダーデを突き刺した。

 

刹那&リボンズ「「ガンダムだ‼︎」」

 

突き刺している状態で二機は勢いよくサウダーデを斬り裂いた。

 

ミハエル「バカな…ここまでだというのか…!」

 

リボンズ「これが世界を変革させた…」

 

刹那「ガンダムの…俺達の力だ…!」

 

二機の連携攻撃にサウダーデは吹き飛ばされた。

 

ミハエル「うわあぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

パトリック「す、凄え攻撃だな…」

 

アレルヤ「これが世界をかけて戦った二人の連携か…」

 

ロックオン「って、0ガンダムもトランザムを使えたのかよ…!」

 

リボンズ「既に搭載されていた様だ」

 

グラハム「その力、驚嘆に値する…即ち、流石と言っておこう!」

 

ミハエル「こ、この…!」

 

ファサリナ「下がって、ミハエル君!あなたとサウダーデを失うわけにはいかないわ!」

 

ミハエル「は、はい…!」

 

サウダーデは撤退した…。

 

サーシェス「ここまでの事をしたんだ…。もう容赦はしねえぜ、元大将!」

 

リボンズ「手加減など必要ないよ!」

 

ニール「てめえもそろそろ終わりにしてやるよ、アリー・アル・サーシェス!」

 

ヴァン「さあ行くぜ!刹那!アルト!」

 

アルト「ああ!操られていたバジュラの分まで倍返しにしてやる!」

 

刹那「了解…!刹那・F・セイエイ…!」

 

アルト「早乙女 アルト…!」

 

ヴァン「対話のヴァン…!」

 

刹那&アルト&ヴァン「「「未来を切り拓く‼︎」」」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉

 

刹那「対話を目指すアルトの翼と復讐を目指すヴァンの剣…。お互いの目的は違うが一つになれば、分かり合える。そんな世界を俺達が作る…!」

 

 

〈戦闘会話 リボンズVS初戦闘〉

 

リボンズ「対話による平和か…。思えば簡単な事だったのかもしれない。僕も見よう…人と人が手を取り合う世界を…!」

 

 

〈戦闘会話 アルトVS初戦闘〉

 

アルト「俺達はわかり合う道を進んでいく…!例え、険しい道のりだとしても、俺は翼がある限り飛び続ける!」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVS初戦闘〉

 

ヴァン「(対話か…。俺にとっては無縁の事だと思っていたが、手伝ってみると案外スカってするもんだな。だが、俺の目的はカギ爪の野郎を殺す事だ…それを曲げるつもりはねえ!)」

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「みんなが戦っている間にぐっすりと寝ていたんだ…。ここからはビシバシいくぜ!」

 

ゼフィ「無理は禁物ですよ、パパ!」

 

アスナ「病み上がりが一番、身体を壊しやすいんだから!」

 

零「わかっているって!じゃあ、行くぞ!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSサーシェス〉

 

サーシェス「今度こそ、終わらせるぜ!クルジスの兄ちゃん!」

 

刹那「何故、貴様はわかり合おうとしないんだ!」

 

サーシェス「簡単な事だ!人間みんながお手手つないだら戦争がなくなるだろうが!」

 

刹那「変わらないんだな、お前は…!」

 

サーシェス「戦争屋なんだから当たり前だろ!」

 

刹那「ならば、駆逐する…!争いを広めようとしている貴様を…!」

 

 

〈戦闘会話 ロックオンorニールVSサーシェス〉

 

サーシェス「てめえ等、兄弟には何かと縁があるな!」

 

ロックオン「俺はてめえを狙い撃った…。次は兄さんの番だ!」

 

ニール「ライル…」

 

ロックオン「俺に見せてくれよ、1代目ロックオン・ストラトスってのを!」

 

ニール「了解だ、元ロックオン・ストラトス…狙い撃つぜ!」

 

 

 

 

サバーニャとデュナメスの攻撃でアルケーに電撃が走った。

 

サーシェス「バカな…!こんな、事が…!」

 

ロックオン「終わりだ、アリー・アル・サーシェス」

 

ニール「これで…俺達、兄弟の戦いの一つは終わりだ」

 

サーシェス「クソッ…クソクソクソッ!チクショォォォォッ‼︎」

 

アルケーは爆発した…。

 

ティエリア「戦争の中でしか生きられなかった男…」

 

刹那「(アリー・アル・サーシェス…。人に争いは必要ない。そんな世界を俺達は作っていく…。二度とあなたの様な人間を生まない様に…)」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VSファサリナ〉

 

ファサリナ「刹那さん、あなたとその機体の力があれば、世界を平和に…同志の目的が果たせます。私達の元へ来ませんか?」

 

刹那「悪いが、俺は誰かに言われて、対話をする気はない。俺自身が、対話を望んでいるから、対話をする…!お前達の計画は俺達が駆逐する!」

 

 

〈戦闘会話 リボンズVSファサリナ〉

 

ファサリナ「ふふふ…同志を裏切ると痛い目を見ますよ」

 

リボンズ「残念だが、僕は既に痛い目を見ている…。君達の協力者となった事がね!」

 

 

〈戦闘会話 アルトVSファサリナ〉

 

ファサリナ「美しき翼です…。私、ときめいてしまいます」

 

アルト「ありがとよ!だが、お前に言われてもちっとも嬉しくねえよ!バジュラ達を傷つけた分も受けやがれ!」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVSファサリナ〉

 

ファサリナ「ヴァンさん…あなたはもうお友達にはなれませんね」

 

ヴァン「初めっから、なる気なんてねえんだよ!とっとと消えやがれ!」

 

 

〈戦闘会話 レイ[ガンソ]VSファサリナ〉

 

レイ[ガンソ]「お前達は手を出してはいけないものに手を出したな」

 

ファサリナ「あら?あなたのお仲間の事ですか?」

 

レイ[ガンソ]「…俺に仲間などいない。だが、愛する者を手にかける貴様達は何も変わらない…さあ、カギ爪の居場所を吐いてもらうぞ!」

 

 

〈戦闘会話 零VSファサリナ〉

 

ファサリナ「零さん…戦いなんてやめて、私と癒しのひと時を…」

 

零「黙れ」

 

ファサリナ「そんなひどい事を…」

 

零「黙れ」

 

ファサリナ「…流石にそのような態度を取られると私もムッと来ますよ」

 

零「それがお前の本性か…。俺にならまだいい…だがな!俺の仲間…それに大切な娘のゼフィに手を出した事を後悔させてやる!」

 

ゼフィ「パパに抱きついた事もです!」

 

ファサリナ「…私、嫉妬します」

 

零「覚悟しろ、ファサリナ!俺達、親娘がお前をぶっ飛ばす!」

 

 

 

ヴォルケイン改の攻撃でダリアにダメージを与えた。

 

ファサリナ「やはり…あなた達は私達の…同志の敵となるのですね」

 

ヴァン「何、当たり前の事を言ってやがる!カギ爪は何処だ⁉︎どこにいやがる⁉︎」

 

ファサリナ「もうここにはいません。しかし、後、数週間で同志の生命は散ります…。ですが、もうじき、この世界でも幸せの時が発動できます」

 

ゼフィ「あなた達の計画は私達が止めます!」

 

ヴァン「そんでカギ爪の野郎を必ず殺す!」

 

ファサリナ「ふふ、できますかね、あなた方に…」

 

ダリアは撤退した…。

 

ウー「後数週間であの男が死ぬのか…」

 

ガドヴェド「だが、奴等の計画も発動できるに至る所まで来ているようだ」

 

アルト「どうするんだ、ヴァン?」

 

ヴァン「決まってんだろ…。その数週間以内にあいつを見つけ出して…殺すまでだ!」

 

スメラギ「話している時間が惜しいわ、みんな。宇宙に上がる準備をするから、旗艦して」

 

俺達はそれぞれの艦に帰艦し、トレミーの格納庫に集まった。

 

アルト「ランカ、シェリル…。お前達の歌のお陰でまた、バジュラを救い出す事が出来た。ありがとうな」

 

ランカ「ううん!アルト君だって、バジュラの為に戦っていたんだし…私達も歌いたかったから…」

 

シェリル「あなたは翼で応えて、私達は歌で応える…。それが私達の意地よ」

 

アルト「そう言えば、シェリル…身体はどうなんだ?」

 

シェリル「それがね…。不思議と身体が楽なのよね」

 

カナリア「…戦闘後、彼女の身体を診断したんだが…実はV型感染症が治っていた」

 

ランカ「え…⁉︎」

 

ミシェル「どういう事だよ、それ⁉︎」

 

シェリル「よくわからないけど…あのクアンタムバーストの粒子を浴びると、身体が楽になったの」

 

ティエリア「GN粒子を浴びて、治ったという事か⁉︎」

 

アルト「じゃ…じゃあ、シェリルは…!」

 

ブレラ「これまで通り、歌を歌えるという事だな」

 

アルト「良かった…本当に良かった…!」

 

シェリル「アルト…」

 

ランカ「(良かったね、アルト君)」

 

アルト「刹那もありがとうな!」

 

刹那「俺はバジュラとの対話の道を切り拓いただけだ。シェリルの事で感謝される程でもない」

 

リボンズ「その割には満更でもない顔をしているね」

 

刹那「余計な事を言うな」

 

アムロ「リボンズ…」

 

リボンズ「アムロ…僕は君と出会えて良かったと思う」

 

アムロ「俺もだ。だが、まだ終わっていない」

 

リボンズ「そうだね。微力ながら、僕も手伝わせてもらうよ」

 

アムロ「頼りにしている」

 

グレミー「カギ爪の集団が使っていた基地からリボーンズガンダムも回収しました」

 

デカルト「場合によっては乗り換えられるという事か」

 

ヴァン「アルト、良かったじゃねえか」

 

アルト「ヴァン、お前にも感謝しているぜ」

 

ヴァン「…俺はカギ爪を殺す事はやめねえ」

 

アルト「わかっているさ。それがお前の戦いならな」

 

ヴァン「へっ、言うようになったじゃねえか。…それよりも、お前はどっちの歌姫さんを選ぶんだ?」

 

アルト「バッ…!今ここでする話じゃないだろう⁉︎」

 

ヴァン「早くどっちかをお嫁さんにしないと、逃げられるぞ」

 

アルト「まだ早いっての!」

 

ランカ「アルト君…」

 

シェリル「じっくりと話を聞きましょうか」

 

アルト「う、嘘だろ…」

 

優香「もう!本当に心配したんだから!」

 

零「すまなかったな。俺もGN粒子を浴びて、怪我がすぐに治って、ゼフィを助けに向かったんだ。そこには一誠もいたけどな」

 

アスナ「一誠って…あの一誠⁉︎」

 

零「ああ、すぐに自分の世界へ戻ったけどな」

 

ゼフィ「パパ、凄いんですよ!ザンギャックの怪人を拳に電気を纏わせて、パンチで倒しちゃうんですから!」

 

弘樹「どう言う事だ?」

 

零「こう言う事だ」

 

俺は右拳に電撃を纏わせた。

 

カノン「!」

 

アスナ「…あ、貴方…レイヤの力を…」

 

零「全部じゃないけど、軽く取り戻せたぜ」

 

アスナ「そうなんだ…」

 

零「それと、アスナ…。俺やゼフィのために一人でゼフィルスネクサスに乗って戦ってくれたんだろ?…ありがとな」

 

アスナ「うん!」

 

ヒナ「(幼馴染…か…)」

 

青葉「どうしたんだ、ヒナ?」

 

ヒナ「う、ううん!何でもないわ!(ビゾン…私はまた、あなたの会えるのかな…?)」

 

 





ー中断メッセージ

〈レイ達の会話〉

レイ[大怪獣]「ここまでプレイしてくれた事に感謝する」

レイ[Destiny]「思えば、この部隊にはレイの名を持つ人間が多いですね」

レイ[ガンソ]「名前が似ているのはよくある事だ。気にする事はない」

レイ[大怪獣]「そうは言っても何かの縁を感じなくもないが…」

レイ[Destiny]「その話は後にしましょう」

レイ[大怪獣]「そうだな。プレイヤーのみんな、ゆっくりと休んでくれ」

レイ[ガンソ]「お前達の帰りを…俺達は待っている…」

零「俺も零なのにこの場には入れなかった…」

アムロ「言うな、零。俺も同じ気持ちだ」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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