スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

119 / 136

バディコン編のラストです!

いやー、やっぱり、バディコンはいいですよね!

それではどうぞ!


第67話 あの空に還る未来で

 

ーアルフリード・ガラントだ。

 

私達はガラプーシカ内の施設にいた。

 

アルフリード「何っ…⁉︎」

 

ドルジエフ「理解できないようなので、もう一度告げよう。昨日22:00…大ゾギリア共和国に新政権が発足した」

 

アルフリード「クーデターか…」

 

ドルジエフ「結果としては、そうなったが、これはゾギリアの未来のために必要な通過儀礼のようなものだ」

 

ドルジエフ「新政権発足に伴い、軍編成の変更が通達された。これはエフゲニー・ケダール臨時最高会議議長の正式な文書である」

 

エフゲニー・ケダール…。これまでは行政局局長という立場でゾギリアをコントロールしていた、あの男が…。ついに表舞台に立ったか…。

 

ドルジエフ「以後、全ゾギリア軍は行政局が統轄…。君達、国防軍は行政局親衛軍の指揮下に入る」

 

タルジム「何だよ、そりゃ⁉︎」

 

ラーシャ「よすんだ、タルジム…!」

 

ドルジエフ「不服かね?」

 

タルジム「当たり前だろうが!」

 

ドルジエフ「では、貴官の階級を剥奪…。国家反逆罪として処罰する」

 

アルフリード「お待ちください。我々は、宇宙に上がってすぐであり、このガラプーシカ防衛に配属されたばかりです。そこに国家の体制が変わったとの報が入れば、動揺してしまうのも致し方ないかと」

 

ドルジエフ「…これまでも行政局はゾギリアの在り方を決定してきた。それが、より直接的な統治となっただけだ。諸君等は国の安全と国民の利益のために今まで通りに戦えばいい」

 

アルフリード「…了解です」

 

ドルジエフ「なお、このガラプーシカ防衛の指揮は局長の代理としてDr.ハーンが務める」

 

タルジム「軍人でもない人間の指揮で戦えっていうのかよ…!」

 

ドルジエフ「全てエフゲニー議長が決定された事だ。諸君等の健闘も期待させてもらう」

 

アルフリード「異世界への侵攻…。意図の見えない戦略のどこに国民の利益がある…。だが、今は命令に従うしかない…。本国の事はマルガレタ特務武官殿に任せよう…」

 

 

 

 

ーエフゲニー・ケダールだ。

 

私は今、ガラプーシカの制御室にいる。

 

ハーン「…ではあなたは、エンブリヲは死んでないと判断すると?」

 

エフゲニー「魔従教団やオニキスも、そう見ているし、事実、地上では奴が目撃されたそうだ」

 

ハーン「さすがは調律者と言うべきでしょうか」

 

エフゲニー「このガラプーシカは奴を完全に消滅させる為の力でもある」

 

ハーン「なるほど…。ミスルギを焦土にする程の出力ならばさすがの彼も生きてはいられないんでしょう」

 

エフゲニー「これの完成には魔従教団とオニキスの協力が大きい。感謝している、ネメシス」

 

ネメシス「別に感謝される程でもないさ」

 

ハーン「それにしても、あなたはエンブリヲとも協力体制に入っていたと聞きますが…」

 

ネメシス「それだけでなく、ドアクダー軍団、カギ爪の男にも手を貸してるぜ」

 

エフゲニー「数多の組織に手を貸し、お前は何を企んでいる?」

 

ネメシス「俺はただ見たいだけなんだよ。本来、一つになるはずのない複数の世界の人間がこのアル・ワースに集まり、それぞれの野望のために動き出した…。この戦いの勝者は誰なのかをな。俺はその戦いを効率よく進めるために手を貸しているだけだ」

 

エフゲニー「その割にはエクスクロスには手を貸していないように見えるが…」

 

ネメシス「そんな事はない。新垣 零…。あいつの存在そのものが凄まじき力となる」

 

エフゲニー「ハデス・エメラルドの息子か…。成る程、奴をこの世界に呼んだ時点でお前もエクスクロスに力を提供していたと言いたいのか」

 

ネメシス「流石は元ビゾン・ジェラフィル様だな」

 

エフゲニー「…」

 

ネメシス「だが、零の存在は周りの人間をも奮い立たせ、エクスクロスは俺の予想を超える組織となった…。面白くなりそうだ」

 

ハーン「あくまでゲームとして楽しむのですか。ところで局長は教団の目的はご存知なのですかな?彼等は法と秩序の番人を名乗りながら、ここに来てアル・ワースの動乱の加速を望んでいるかのようですが…」

 

エフゲニー「知った事ではない。エンブリヲと渡瀬 青葉に復讐を果たせば、後の事などどうでもいい。それこそ、世界が滅ぼうとも…」

 

ハーン「了解しました。私としては、あなたにお預けした最高傑作が奴等を圧倒する様を楽しみにさせていただくのみです」

 

エフゲニー「ガラプーシカは任せる。前回は失敗したが、今度こそ完全にミスルギの皇宮を燃やし尽くせ」

 

来るがいい、渡瀬 青葉…。そして、エンブリヲ…。俺の運命を歪ませたお前達にこの手で復讐してやる…!

 

 

 

 

 

第67話 あの空に還る未来で

 

 

 

 

 

ーアルフリード・ガラントだ。

 

私達は向かって来ているエクスクロスを相手するために出撃した。

 

タルジム「ジット団やザンギャックの連中はいないんだな…」

 

ラーシャ「彼等は彼等で別の任務についてるらしいよ」

 

やはり、ゾギリアと…と言うよりエフゲニー・ケダールと魔従教団とオニキスは特別な関係にあるようだ…,ゾギリアのアル・ワース侵攻…。それも彼等と関係しているのか…?

 

ドルジエフ「諸君…!もうすぐエクスクロスが、このガラプーシカの攻略に来る…!大ゾギリアの発展のため、なんとしてもガラプーシカを守り抜くぞ!」

 

親衛師団兵「スラーヴァ・ゾギリア!」

 

我が祖国ゾギリア…。一体どこへ向かうのだ…。

 

ラーシャ「エクスクロス、来ます!」

 

来たか…!

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

既に敵は部隊を展開させていたか…。

 

俺達も出撃した…。

 

ディオ「ゴーゴンを確認…!」

 

青葉「想像以上にでけえ…!」

 

ヒナ「こんなものが地上に向けて放たれたら…!」

 

アマリ「アウラの守りがない今…いや、アウラの守りがあったとしても取り返しのつかないような被害が出ます…!」

 

弘樹「何としてでもあれを破壊しないとな…!」

 

デュオ「あいつ等、自分の世界じゃないからって滅茶苦茶やってくれるぜ!」

 

アムロ「オニキスはともかく、魔従教団はあんなものの存在を許すというのか…」

 

零「…」

 

ゼフィ「パパ…」

 

この感覚…奴が…ネメシスがいるのか…?

 

エルヴィラ「ヒイロ君…。君のガンダムに必要な情報は全てインプットしたわ。状況をリアルタイムで反映させれば、ゴーゴンの稼働状況が導き出せるはずよ。異変が起きたら、すぐに報告して」

 

ヒイロ「任務、了解。(そして、ゼロの導き出す答えは…)」

 

イアン「刹那、前回のクアンタムバーストの影響でライザーソードが使用可能になっている!」

 

刹那「やはり、何かが鍵だったんだな」

 

グラハム「これで刹那の本領が発揮されるな」

 

ゼクス「アルフリード・ガラント…!奴もいるか!」

 

アルフリード「(エクスクロス…。ゾギリアが道を踏み外した時には彼等を抑止力にしようと考えていたが…。エフゲニーの意図が見えない今、彼等と戦うしかない…)」

 

倉光「ゴーゴンを叩くには、まずは周辺の防衛部隊を突破しなければならない。各機は突撃を!可能な限り、敵の数を減らせ!」

 

ホープス「お気をつけて、マスター」

 

アマリ「分かっています…。教団が出て来た時には…」

 

零「ゼフィ、アスナ…」

 

アスナ「言われなくてもわかっているわよ…!」

 

ゼフィ「私達の出番ですね…!」

 

青葉「ディオ、ヒナ!俺達が突破口を開くぞ!」

 

ディオ「了解!」

 

ヒナ「私やお父様が愛したゾギリアはこんな無法を働く国ではなかった…!だから、私はゾギリアを止める…!祖国のために!」

 

青葉「行くぜ!あんな破壊兵器は俺達がぶっ壊してやる!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

戦闘開始から数分後の事だった…。

 

アネッサ「レーダに反応!これは…魔従教団です!」

 

倉光「やはり、来たか…!」

 

現れたのは魔従教団のオート・ウォーロック部隊が現れた。

 

シーブック「来たか、魔従教団!」

 

シャア「手筈通り頼むぞ、アマリ」

 

アマリ「はい…!魔従教団の術士の皆さん…。私はアマリ・アクアマリン…。藍柱石の術士です。ご存知ない方もいらっしゃると思いますが、魔従教団は法と秩序の番人を名乗りながら異界人を召喚し…さらにはゾギリアと手を組み、あのような兵器で大地を攻撃しようとしています。私達は、あなた達に真実を伝えます。その上で、あなた達がどうするかを聞かせてください」

 

アレルヤ「撃ってきた…!」

 

ソーマ「やはり、あの人達…ゾギリアの援護に来たのね…!」

 

セルゲイ「法と秩序の番人というのは、どうやら彼等にとって都合の悪い奴を叩く為の大義名分らしい!」

 

ゼフィ「どうしますか、ママ⁉︎」

 

アマリ「あの人達も私やイオリ君のように精神を制御されているのなら、こちらの言葉は届かないかもしれません…」

 

イオリ「俺も…アマリさんにショックを与えられるまで教団以外の人間の言葉を聞く気にならなかった」

 

ホープス「ですが、術士達の融通の利かなさは、明らかに我々が旅に出た時よりもひどくなっています」

 

アマリ「やはり、教団に何らかの変化があったと見るべきなの…」

 

この感覚…来たか、ネメシス!

 

ネメシス「その通りだ、アマリ」

 

アルガイヤ・ノヴァとガルム部隊…それから新たな量産機部隊か…!

 

メル「新しい量産機⁉︎」

 

ネメシス「俺が作らせたグレモリーだ。性能はメサイアやリリスと同型だ」

 

零「お前が直々に来るとは…!」

 

優香「どうしてあなた達が…⁉︎」

 

ネメシス「どうしてって…。手を組んだ相手を助けるのは当たり前の事だろう?」

 

手を組んだ…だと…⁉︎

 

マリア「まさか…オニキスは魔従教団と手を組んだというの⁉︎」

 

ネメシス「正解だぜ、マリア」

 

イオリ「バ、バカな…!法と秩序の番人の魔従教団が世界を戦火に包むオニキスと…ネメシスと手を結ぶなんて…!」

 

弘樹「魔従教団の術士達はネメシスに操られているじゃねえか⁉︎」

 

ゼフィ「…彼等からはネメシスの力を感じません…!」

 

ドニエル「という事は本当に教団とオニキスは協定を結んだという事か…!」

 

ネメシス「だから、そう言っているじゃねえか」

 

カノン「ギルガさんは何処ですか⁉︎」

 

ネメシス「今ここには奴等はいない。俺だけで十分だからな」

 

弘樹「なめやがって…!」

 

零「今はオニキスと魔従教団の関係の事は後にして、この場をどうにかするぞ!」

 

イオリ「どうにかって…」

 

アマリ「…戦うしかないわ」

 

ホープス「そうです。言葉が届かない事がわかったのなら、力を示すしかありません」

 

アマリ「オニキスと手を組んだ教団を放置しておけば、アル・ワース全土が戦火に包まれます…!その前に導師キールディンに真意を問いたださなくては…!」

 

零「ネメシス…俺達がお前を倒す!」

 

行くぜ、戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

アスナ「魔従教団も堕ちる所まで堕ちたって訳ね…!」

 

ゼフィ「あまり、魔従教団とは争いたくはありませんが、攻撃してくるのならば、相手をするしかないです…!」

 

零「(教団はネメシスの存在に気づいていないのか…?それとも、知っていて手を組んでいる…?…考えていても仕方ねえか…今は相手をするしかねえ!)」

 

 

 

 

着々と敵を倒していく俺達…。

 

青葉「いけるぜ!この調子で敵を蹴散らして、ゴーゴンに向かうぞ!」

 

ディオ「待て、青葉!何か出てくるぞ!」

 

現れたのは巨大なヴァリアンサー…⁉︎

 

カトル「ヴァリアンサー…⁉︎」

 

トロワ「だが、サイズが大きい」

 

な、何だ、この力は…⁉︎

 

青葉「ぐっ…⁉︎」

 

ディオ「何だ、これは⁉︎」

 

ヒナ「ああっ!」

 

五飛「カップリングが解除された!」

 

マスターテリオン「あの巨大ヴァリアンサーの力か…!」

 

まゆか「おそらくは!何かノイズのようなものがカップリングシステムに介入したと思われます!」

 

エルヴィラ「あれもカップリングマシンよ」

 

リー「だが、単機だぞ!」

 

まゆか「スタンドアローンモード…!」

 

フロム「地上のゴーゴン攻略戦でも出てきた奴か!」

 

エルヴィラ「(ハーン…。あれの特性に気づいたようね…)」

 

青葉「くそっ!カップリング出来なくても…!」

 

エフゲニー「そうだ…!それでいい、渡瀬 青葉!」

 

青葉「俺の名前を知っている…⁉︎」

 

ヒイロ「!」

 

ゼロシステムが発動した…⁉︎

 

ヴァン「こいつは…」

 

ヒイロ「…気をつけろ、青葉」

 

レイ「奴はビゾン・ジェラフィルだ」

 

青葉「何っ⁉︎」

 

ヒナ「そんな…!さっきの声はどう聞いても老人のものだった!」

 

エフゲニー「黙れ、ヒナ!お前に俺の苦しみがわかるものか!」

 

ヒナ「…!」

 

エフゲニー「そうだ…。俺はビゾン・ジェラフィル…。特異点から弾き出され、70年の時をエフゲニー・ケダールとして生きてきたのだ!」

 

アルフリード「行政局局長エフゲニーがビゾンだったというのか…」

 

フリット「特異点から振り落とされたというのは…」

 

青葉「そうか!あの時だ!70年前の世界で俺を殺そうとして雛に撃墜された後か!」

 

エフゲニー「その通りだ…。俺はあの時から復讐を胸に生きてきた…」

 

ディオ「繰り返される運命に囚われていたのはヒナだけじゃなく、あいつもだったのか…!」

 

ヒナ「それでは、現在のビゾンと70年前のビゾンが一つの世界に共存していたという事になってしまう…」

 

エルヴィラ「やはり、私達の世界は…タイムパラドックスが起こりうる世界だった…」

 

トビア「タイムパラドックス…?」

 

まゆか「時間軸の中での矛盾の事です、本当ならビゾン・ジェラフィルという人間が過去に跳ばされた時点で、その世界は並行世界への分岐が起きるはずです」

 

リボンズ「つまり、僕とアムロの関係と似ているようなものだ。僕も並行世界のアムロが転生した存在なのだから」

 

アムロ「いないはずの人間がそこに存在するようになった事は後の歴史へと影響を与える…。つまり、そこでビゾン・ジェラフィルが過去へ跳ぶという事象が発生しない世界が誕生したはずなのに、それが起きている」

 

カミーユ「時間軸の中でループしているヒナの存在についても同じ事が言えます」

 

ディオ「ヒナやビゾンの存在は本来ならあり得ないという事か…」

 

エルヴィラ「そうよ。タイムパラドックスが起こりうる私達の世界は不自然なんだわ」

 

ハーン「君達の疑問ももっともだよ」

 

エルヴィラ「ハーン!」

 

青葉「あれがDr.ハーン…!雛とビゾンを無理矢理カップリングさせた奴か!」

 

ハーン「過去に何らの形で接触しても並行世界への分岐によりパラドックスは発生しない…。それが一般的な理屈だろうね。だけど、誰かがそれを人為的に制御していたとしたら…?」

 

千冬「並行世界への分岐を防いで繰り返される運命が起きるようにする…」

 

一夏「そんな事が可能なのか⁉︎」

 

束「それが出来るのは…」

 

あのラグナメイルは…!

 

エンブリヲ「そう…。調律者である私だよ」

 

ネメシス「おー、役者さん総動員だな」

 

エフゲニー「来たか、エンブリヲ!」

 

エンブリヲ「ビゾン…。いや、もうエフゲニーと呼んだ方がいいかな。君が魔従教団から私の存在を聞き、独自に動いていた事は知っていたよ」

 

エフゲニー「そうだ…。渡瀬 青葉とヒナに復讐するために生きていた俺は俺達の世界の不自然さに気づいた…。その俺に魔従教団とオニキスはお前の存在を教え、復讐の機会を与えてくれた」

 

ディオ「では、俺達のアル・ワースが繋がったのは…!」

 

エフゲニー「俺と魔従教団の契約のためだ」

 

倉光「…君は個人の感情で連合とゾギリアの戦いをアル・ワースに持ち込んだのか?」

 

エフゲニー「全ては俺達の世界を管理するエンブリヲを討つためだ」

 

青葉「だったら、そう説明しろよ!お前の勝手なやり方のおかげでどれだけの人が迷惑したかわかってるのか!」

 

エフゲニー「黙れ、渡瀬 青葉!お前とヒナとエンブリヲに復讐するためなら他の人間の事などどうでもいいのだ!」

 

アルフリード「ゾギリアの変化も…全ては、あの男の私怨のためだったのか…」

 

エンブリヲ「それにしても君が彼等にも力を提供していたとは思わなかったよ、ネメシス」

 

ネメシス「言ったはずだぜ。俺はあくまでこの戦いをより面白くするために力を提供しているだけだ。片方だけに力を貸してもフェアじゃないだろ?」

 

零「戦いは…生命は…ゲームの要素じゃねえんだぞ!」

 

ヒナ「何故なの…」

 

エンブリヲ「何かな、雛?」

 

ヒナ「何故あなたは私達を…私達の世界を歪ませたの⁉︎」

 

エンブリヲ「趣味と実益を兼ねてというやつだよ」

 

青葉「何だと⁉︎」

 

エンブリヲ「私は、このアル・ワースという世界に辟易していてね…。だから、新たな世界…私が理想とする世界を創ろうと考えた。その手段として並行世界への分岐の制御の実験をしたかったのだよ」

 

ディオ「それに俺達の世界を使ったのか!」

 

青葉「それが実益だとしたら、趣味ってのは何なんだ⁉︎」

 

エンブリヲ「その答えは…渡瀬 青葉、弓原 雛…。君達二人にある」

 

ヒナ「私は…やっぱり弓原 雛だった…」

 

青葉「どういう事だ⁉︎」

 

エンブリヲ「君達二人の仲睦まじき姿を見ていると私の中に悪戯心が芽生えてね…」

 

アルト「要するにお前は青葉とヒナに嫉妬しえ世界を歪ませたのか!」

 

リオン「お前という男は…!」

 

ミシェル「とんでもない嫉妬野郎だな…!」

 

エンブリヲ「君達如きの怨嗟の言葉など何の意味も持たない。何しろ私は不死不滅の存在だからね。そして、私はウルトラ一族だ」

 

ゴーカイレッド「なんだと⁉︎」

 

ゴーカイシルバー「エンブリヲが…ゼロさんと同じウルトラ一族…⁉︎」

 

ゴーカイイエロー「ハッタリもいいところね!あんたはウルトラマンの姿じゃないじゃない!」

 

エンブリヲ「姿はなれなくとも出身はウルトラ一族なのさ。それに君達の世界に目をつけたのは私の科学者としての興味もある」

 

エルヴィラ「それは…⁉︎」

 

エンブリヲ「答えを教える義理はないな」

 

エフゲニー「エンブリヲ!あのガラプーシカは、お前を討つための力だ!あれが完成した今、お前を完全に消滅させる!」

 

エンブリヲ「無駄だよ、エフゲニー。それでも私は復活する。エクスクロスの諸君にも教えておこう。君達の仲間は今、私の用意した異空間の中で死を迎えようとしている」

 

ユイ「ワタル君達が…⁉︎」

 

ジェフリー「やはり、別働隊はエンブリヲに囚われていたのか…!」

 

ドニエル「それも異空間とは…!」

 

エンブリヲ「私がここに来たのは、私の用意した世界で繰り広げられてきた愛憎劇のクライマックスを観に来たんだ。エフゲニー…。知っての通り、私はもう君達の世界の管理を放棄した。だから、後は好きにやりたまえ」

 

エフゲニー「渡瀬 青葉とヒナを始末した後はエンブリヲ…貴様を殺す」

 

エンブリヲ「出来るものなら、やってみるがいいさ」

 

ネメシス「いいね、いいね!盛り上がってきた!」

 

零「ネメシス、てめえ…!」

 

青葉「ふざけるな!俺達をバカにするためにお前はここに来たのか!」

 

エンブリヲ「それが何か?」

 

青葉「許さねえぞ!俺達の運命を歪め、俺の仲間を苦しめるお前を!」

 

ルクシオンネクスト、ブラディオンネクスト、カルラがヒステリカに近づいた…。

 

エンブリヲ「カップリングシステム…。私の恐れたテクノロジー…」

 

エルヴィラ「え…」

 

エンブリヲ「だが、それが使えない今、君達では私には勝てない!」

 

青葉「そんな事、やってみなきゃわからねえだろうが!」

 

エンブリヲ「無駄な事を!」

 

何処かから攻撃が放たれた…⁉︎

 

エンブリヲ「どこからの攻撃だ⁉︎」

 

リボンズ「…漸く、来たか」

 

現れたのは…ネルガル…⁉︎

 

エフゲニー「何っ⁉︎」

 

青葉「ゾギリアのカップリング機!」

 

ヒナ「ビゾン…!あなたなの⁉︎」

 

ビゾン「そうだ…。エンブリヲ…!お前を討つために俺もここに来た!」

 

ハーン「あり得ない!ジェラフィル中尉は、スタンドアローンモードを長時間持続させているのか⁉︎」

 

ビゾン「…連合の技術者。今からスタンドアローンモードの稼働データを送る」

 

データがシグナスに…。

 

エルヴィラ「これがあれば…!」

 

ハーン「ジェラフィル中尉…!何をするつもりだ⁉︎」

 

ビゾン「俺も…復讐のためにここに来た…。俺の運命を歪めたエンブリヲと俺を利用した俺自身…エフゲニーに!」

 

エフゲニー「…これも並行世界への分岐の影響か」

 

エンブリヲ「笑わせてくれる、ビゾン・ジェラフィル!誰かの掌の中で踊っていた君に今更何が出来る⁉︎」

 

ビゾン「そんな俺でも一つだけやらなくてはならない事がある…」

 

エフゲニー「それは何だ?」

 

ビゾン「ヒナを守る事だ!」

 

ヒナ「ビゾン…」

 

エルヴィラ「青葉君!準備が出来たわ!」

 

青葉「よし…!」

 

まゆか「スタンドアローンモード、起動!」

 

青葉「コネクティブ・ルクシオン!」

 

カップリングが起動した…!

 

ハーン「何だと⁉︎」

 

エンブリヲ「カップリングが起動した⁉︎」

 

ネメシス「ほう…」

 

エルヴィラ「カップリングマシンのシステム内に擬似人格を作り、それに仮想リンクを張る事で単独カップリングを可能にする…。残念だったわね、ハーン。こちらでもスタンドアローンモードの理論は完成していたのよ」

 

ハーン「ビゾンの提供したデータがあったとはいえ、この短時間で構築できたというのか⁉︎」

 

エルヴィラ「地上でのゴーゴン攻略戦の時から研究はしてきたのよ。おかげで、あの巨大ヴァリアンサーのスタンドアローンモードがカップリングを阻害するシステムもすぐにわかったわ。カップリングは、異なるパイロットの思考を同調させるために思考データを素粒子レベルで1ナノ秒未来に送っている。単独でのカップリングでは、自分自身とリンクしているようなものだから、受信の必要はない。でも、そうすると送信データが余る事になる…。その送信データを発信する事で他のカップリングシステムに介入する…。それがジャミングの正体よ」

 

弘樹「す、凄え…!何言っているのかさっぱりわからねえ…!」

 

優香「うーん、取り敢えず、弘樹は黙っておこうか」

 

弘樹「うぐっ…!」

 

エルヴィラ「そして、青葉君のスタンドアローンモードで生じた余剰の送信データをぶつければ、ジャミングを相殺できる!」

 

ハーン「バカな!そんなものは机上の空論だ!」

 

エルヴィラ「既にジャミングは相殺されているわ!ディオ、ヒナ!」

 

ディオ「コネクティブ!」

 

ヒナ「青葉!」

 

まゆか「ルクシオンネクスト、スタンドアローンモード解除!」

 

青葉「アクセプション‼︎」

 

三機がカップリングした…!

 

まゆか「三機のカップリング成功です!」

 

ハーン「そんなバカな!私のカップリングシステムが敗れたのか⁉︎」

 

エルヴィラ「アムロ大尉や刹那君から提供されたサイコミュとクアンタムシステムの応用で新しい方式の思考共有システムも起動させたわ。これでジャミングも怖くない」

 

エンブリヲ「バカな…!そんな事をしたら!」

 

青葉「エンブリヲ!」

 

ディオ「俺達の怒りを…!」

 

ヒナ「あなたに運命を歪められた人達の悲しみを!」

 

青葉「受けてみやがれ‼︎」

 

三機はヒステリカに攻撃を仕掛けた…。

 

青葉「お前だけは絶対に許さねえぞ!ディオ、雛!」

 

ディオ「わかっている!」

 

カルラがネクターバレットライフルで牽制した。

 

ヒナ「私達の力を一つに…!」

 

青葉「やるぞ…!今がその時だ!」

 

ディオ「必ずやれる…!」

 

続けてルクシオンネクストとブラディオンネクストがネクターソードで斬り込んだ。

 

青葉「これで終わりだ!」

 

青葉&ディオ&ヒナ「「「はあああっ‼︎」」」

 

最後は2つのネクターライフルとネクターバレットライフルの斉射でヒステリカにぶつけた。

 

エンブリヲ「私が…この、私がぁぁぁっ‼︎」

 

ヒステリカは大ダメージを受けた。

 

青葉「やったぞ!俺達の勝ちだ!」

 

三機のカップリング攻撃を受けて、ヒステリカは軽い爆発を起こす。

 

エンブリヲ「これが…私の恐れたカップリングの力…。だ、だが…まだ、私は負けていない!」

 

青葉「しぶとい…!」

 

ビゾン「…」

 

ネルガルがヒステリカに近づいた…?

 

ディオ「ゾギリアのカップリング機…!」

 

ヒナ「ビゾン…?」

 

ビゾン「ヒナ、俺にこんな事を言う資格はないのかもしれない…。だが、今の一瞬だけでいい…。俺に…エンブリヲを倒す力を貸してくれ…!」

 

ヒナ「…ふふ、やっと昔のビゾンに戻ったわね」

 

ビゾン「俺はもう戻る事は出来ない…。だが、ヒナの未来を守る事は出来る!」

 

ヒナ「…ビゾン、カップリングよ!」

 

ビゾン「!わかった…!スタンドアローンモード、解除!」

 

ハーン「何を言い出すのかと思えば…ジェラフィル中尉とヒナ・リャザンのエンファティア波形は合わなかったはずだ!故に彼等のカップリングは出来ない!」

 

ビゾン「そんなものは…やってみなければわからない!行くぞ、ヒナ…!」

 

ヒナ「了解よ、ビゾン!」

 

ネルガルとカルラはヒステリカにちかづいた…。

 

ビゾン「お前だけは…俺達が終わらせる!コネクティブ・ヒナ!」

 

ヒナ「アクセプション!」

 

ネルガルとカルラがカップリングした…⁉︎

 

ビゾン「俺達の力を…」

 

ヒナ「見せてあげるわ!」

 

ネルガルがネクターバレットバズーカ、カルラがネクターバレットライフルをそれぞれ撃ち、ヒステリカにダメージを与える。

 

ビゾン「これが…本当のカップリング…!」

 

そして、ネルガルがネクターランス、カルラが大鎌で斬りきざんでいく。

 

ヒナ「これで…」

 

ビゾン「トドメだ!」

 

最後に二機は交差するようにヒステリカを斬り裂いた。

 

エンブリヲ「ぐああああああっ‼︎」

 

斬り裂かれたヒステリカは大ダメージを受けた。

 

ヒナ「ありがとう、ビゾン!」

 

ビゾン「これも…ヒナやみんなのためだ」

 

連続のカップリング攻撃を受けた為か、既にヒステリカはボロボロだった。

 

エンブリヲ「バカ…な…」

 

ヒステリカは爆発した…。

 

エフゲニー「何っ…⁉︎」

 

ハーン「バカな…ありえない!何故、カップリング出来たんだ⁉︎」

 

エルヴィラ「もしかして…」

 

まゆか「エルヴィラさん、どうかしたんですか?」

 

エルヴィラ「青葉君とヒナのエンファティア波形はほとんど同じだった…。つまり、地上のゴーゴン攻略戦の時にゾギリアの彼とヒナが強制カップリングした事でゾギリアの彼のエンファティア波形が変化した…。だから、ヒナとカップリングする事が出来た…」

 

ビゾン「俺にも…カップリングが出来た…」

 

ヒナ「ビゾン…」

 

ビゾン「ありがとう、ヒナ…。お前のおかげで俺は変わる事が出来た」

 

ヒナ「ううん、あなたが変わろうとしてくれたから…私達が無事なのよ」

 

エフゲニー「何故だ…何故、俺には出来なくて、お前には出来たんだ⁉︎同じ、ビゾン・ジェラフィルの筈だ!」

 

ビゾン「違うな…!お前はビゾン・ジェラフィルに戻れなかった…哀れなエフゲニー・ケダールだ!」

 

エフゲニー「貴様ァァァァッ‼︎」

 

青葉「とりあえず、エンブリヲを倒せた!」

 

ヒナ「でも、エンブリヲの不死身の謎はまだ解明されていない…」

 

ディオ「今はゴーゴンを止めるのが先だ」

 

エフゲニー「ハーン!ガラプーシカのエネルギー充填を急がせろ!発射の制御は俺がやる!」

 

ハーン「わ、わかりました…!」

 

ヒイロ「急げ。ゼロシステムの計算では、後3分でゴーゴンは発射される」

 

アルフリード「エフゲニー・ケダール!ガラプーシカの発射を止めろ!」

 

エフゲニー「ミスルギはエンブリヲの造った国だ!まずはあれを焦土する!」

 

青葉「そんな事をして何の意味があるんだよ⁉︎」

 

エフゲニー「黙れ!全ては、この俺が支配する!俺の復讐は、今から始まる!70年間抱き続けていた俺の復讐が!」

 

ビゾン「…エフゲニー・ケダール…。戦いの意味を忘れてしまったお前は、もう俺ではない…」

 

ヒナ「ビゾン…」

 

ビゾン「ヒナ…。お前を苦しめた詫び代わりだ。俺も共に戦う」

 

ヒナ「ありがとう…。幼い頃から私を守ってくれたあなたとまた一緒に戦えて嬉しく思う。でも私は、あなたの想いに…」

 

ビゾン「それでもいい。お前を守る事が俺の戦いだ」

 

ヴァン「(へっ、いい顔するようになったじゃねえか)」

 

レイ「(自らが籠っていた殻を突き破ったか…)」

 

アルフリード「私はアルフリード・ガラント中佐だ!国家を私物化したエフゲニー・ケダールはゾギリアの敵と判断する!」

 

アルフリード「私に賛同する者はガラプーシカの裏面に回り、そちらからの攻撃を頼む!」

 

アルフリード「よく戻ってきてくれた、ビゾン」

 

ビゾン「中佐…。自分は…」

 

アルフリード「何も言わなくていい。自分の守るべき者のために戦え」

 

ビゾン「はい…!」

 

倉光「各機は3分以内にエフゲニー・ケダールを討て!奴を倒し、ゴーゴンを止まるぞ!」

 

エフゲニー「俺の復讐は誰にも邪魔させない!」

 

青葉「いい加減にしろ!だったら、俺達の力を合わせてお前を止めてやる!」

 

エフゲニー「渡瀬 青葉!俺は…俺は‼︎」

 

青葉「行くぜ、みんな!あいつを止めて、ゾギリアとの戦いを終わらせるんだ‼︎」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

ガルシエルの攻撃でグバルディアSはダメージを受けた。

 

ドルジエフ「ゾ、ゾギリアに栄光あれーっ‼︎」

 

グバルディアSは爆発した…。

 

アルフリード「(ドルジエフ…。最後まで祖国を盲信するしか出来なかったか…)」

 

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSネメシス〉

 

ネメシス「お前は俺を楽しませてくれるのか、零!」

 

零「お望みなら楽しませてやるよ!だが、楽しませるのは俺だけじゃねえ!」

 

アスナ「私達がいる事を忘れない事ね!」

 

ゼフィ「今度こそ、あなたを討ちます!」

 

零「俺達、ゼフィルスネクサスのパイロット3人で相手をしてやる!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSネメシス〉

 

弘樹「ノコノコ出てきた事を後悔させてやる!」

 

ネメシス「気付いた時にはお前が後悔していると思うがな」

 

カノン「バカにしないでください!私達の力を甘くみないでください!」

 

弘樹「お前の脅威は零だけではない事を教えてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 優香VSネメシス〉

 

ネメシス「悲しいよな、優香。叶いもしない恋をして、零を追いかけてよ」

 

メル「あなたという人は…!」

 

優香「怒らなくていいわよ、メルちゃん。そんなやすい挑発に乗るつもりはないから。でも、女としては許せないわ…。行きましょう、メルちゃん!零には悪いけど、ネメシスは私達が倒すわ!」

 

 

〈戦闘会話 マリアVSネメシス〉

 

マリア「ハデスを返してもらうわよ、ネメシス!」

 

ネメシス「悪いな、こいつの身体はまだ使い道があるからな!」

 

マリア「人を駒の様に使うだなんて…あなただけは絶対に許さないわ!」

 

 

 

 

俺達の攻撃でアルガイヤ・ノヴァにダメージを与えた。

 

ネメシス「ふう…。今日はここまでにするか…。面白いものもたくさん見れたしな」

 

零「ネメシス…!」

 

ネメシス「そう焦るなよ、零。また、次に会おうぜ、あばよ!」

 

アルガイヤ・ノヴァは撤退した…。

 

弘樹「あいつの態度…人を小馬鹿にしている様で腹が立つ…!」

 

零「相手にするな、弘樹…。あいつの性格上改善は難しいだろうからよ」

 

何故、父さんの身体を返さないんだ…?まだ、何か利用する必要があるってのか…?

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 フリットVSエフゲニー〉

 

フリット「よもや、歳を取ってまで復讐心にかられるとはな…。やはり、お前は私と似ている」

 

エフゲニー「黙れ!貴様と一緒にするな!俺は…俺はこの手でヒナと渡瀬 青葉を殺す!」

 

フリット「愛する女にまで手を染めようとするのか…。ならば、お前は私が止める!」

 

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVSエフゲニー〉

 

ヴァン「お前の気持ち…少しはわかるぜ。大事な女を取られたら腹が立つよな」

 

エフゲニー「理解しているのならば、俺の邪魔をするな!」

 

ヴァン「そうはいかないね。青葉やカップラーの女には世話になった身だ。それに復讐で関係のない人間を殺してんじゃねえよ!お前の根性…叩き直してやる!」

 

 

〈戦闘会話 レイVSエフゲニー〉

 

レイ「貴様はそこまで…。やはり、変われなかったか」

 

エフゲニー「何を知った様な事を!」

 

レイ「復讐のためなら人間をやめる…お前は本当に俺に似ている…。だが、アル・ワースにはカギ爪もいる…。奴を殺すのは俺だ!レイ・ザ・バレルの代わりに俺が相手をしてやる!」

 

 

 

 

 

 

ルクシオンネクストの連携攻撃でカルキノスにダメージを与えた。

 

エフゲニー「これしきの攻撃で…!」

 

アルフリード「諦めが悪いな…!」

 

ディオ「青葉、ヒナ!もう一度、三機のフォーメーションで行くぞ…!」

 

青葉「…」

 

ディオ「おい、聞いているのか、青葉!」

 

ヒナ「青葉…?」

 

青葉「なあ…。俺とヒナのエンファティア波形が同じって事は四機でカップリング出来るんじゃないか?」

 

ヒナ「え…」

 

エルヴィラ「…確かに…!エンファティア波形が同じ青葉とヒナがそれぞれカップリングして、青葉とゾギリアの彼がカップリングすれば、四機でカップリング出来るかも知れないわ!」

 

ディオ「お前は何という事を考えるんだ…」

 

青葉「だけど、やってみる価値はあるだろ?」

 

ヒナ「でも…」

 

ビゾン「…」

 

青葉「あ、悪い…。俺なんかとカップリングしたくないよな…」

 

ビゾン「…誰が嫌だと言った?」

 

青葉「え…」

 

ビゾン「それで奴を倒せると言うのならやるぞ、渡瀬 青葉」

 

ヒナ「ビゾン…」

 

ビゾン「だが、少しでも遅れたら置いていくぞ」

 

青葉「それはこっちのセリフだ!」

 

ディオ「…」

 

ヒナ「嫉妬?ディオ」

 

ディオ「そ、そんな事はない!」

 

青葉「それじゃあ行くぜ、みんな!」

 

ルクシオンネクスト、ブラディオンネクスト、カルラ、ネルガルがカルキノスに攻撃を仕掛けた…。

 

青葉「お前は…俺達が倒す!行くぞ、ディオ、ヒナ、ビゾン!」

 

ディオ「四機のフォーメーションだ!」

 

ヒナ「私達は…負けない!」

 

ビゾン「では、いくぞ!」

 

四機はそれぞれ動き出す。

 

ディオ「青葉、まずは俺達だ!」

 

青葉「ああ!コネクティブ・ディオ!」

 

ディオ「アクセプション!」

 

ルクシオンネクストとブラディオンネクストがカップリングして、カルキノスの周りを飛び、ネクターライフルを撃ちまくり、ネクターソードで斬り裂いた。

 

ヒナ「次は私達よ、ビゾン!」

 

ビゾン「行くぞ、ヒナ!コネクティブ・ヒナ!」

 

ヒナ「アクセプション!」

 

ネルガルとカルラもカップリングして、ネクターバレットバズーカとネクターバレットライフルを撃ち込み、ネクターランスと大鎌で斬り刻む。

 

ディオ「今だ!」

 

ヒナ「青葉、ビゾン!」

 

青葉「コネクティブ・ビゾン!」

 

ビゾン「アクセプション!」

 

ディオ「これが…真のカップリング…!」

 

ビゾン「負けるはずがない!」

 

四機はカップリングを発動、その機動性を利用して、それぞれネクターソード、ネクターランス、大鎌で斬り裂いていく。

 

ヒナ「連合とゾギリアのカップリング機の力…!」

 

青葉「その身で味わいやがれ!」

 

最後にルクシオンネクストとブラディオンネクストはネクターライフルを、カルラはネクターバレットライフルを、ネルガルはネクターバレットバズーカを構え、発射した。

 

青葉&ディオ&ヒナ&ビゾン「「「「はあああああっ‼︎」」」」

 

エフゲニー「ヒナァァァッ!渡瀬 青葉ぁぁぁぁっ‼︎」

 

銃撃と実弾を受けたカルキノスは大ダメージを負った。

 

ビゾン「俺達は進む…!」

 

青葉「例え違った道でもな!」

 

四機のカップリング攻撃を受けたカルキノスは吹き飛ばされる。

 

エフゲニー「う、うああああああっ‼︎」

 

まゆか「四機のカップリング…成功です!」

 

エルヴィラ「本当に凄いわね、彼等は!」

 

エフゲニー「お、おのれぇぇぇっ!」

 

青葉「お前の気持ち…ちょっとはわかるよ。ざっと雛を見つめてきてさ…」

 

エフゲニー「ううう…渡瀬 青葉ぁぁぁっ‼︎」

 

青葉「だけど、お前が守りたかったのは自分のプライドとエゴだ!」

 

ディオ「だが、俺には…俺達には守りたいものがある!」

 

エフゲニー「お、俺は…滅びるのか…⁉︎ならば…!」

 

アネッサ「敵攻撃衛星に高エネルギー反応!」

 

まさか…ゴーゴンが発射されるのか…⁉︎

 

レーネ「ゴーゴンの発射までにはまだ時間があるはずだ!」

 

エフゲニー「衛星に貯蔵されていた三年分のネクトオリビウムを一気に解放した!これでガラプーシカは限界を遥かに超えた出力でアル・ワースに向けて発射される!」

 

ハーン「バカな!そんなエネルギー量にこの衛星自体が耐えられるわけがない!」

 

エフゲニー「ハーン!アル・ワースだけは、この手で滅ぼす!お前も一緒に死ね!」

 

ハーン「くそっ!ふざけるな!私はこんな所で死んでいい人間ではない!私の頭脳と私の研究は、こんな所で!」

 

エフゲニー「これが俺の復讐だ!ハハハハハ、ハハハハハハ!」

 

狂ってやがる…!

 

青葉「お前は!」

 

エフゲニー「渡瀬 青葉!自らの無力さを噛み締めろ!ハハハハハ、ハハハハハハ!」

 

カルキノスは爆発した…。

 

ハーン「嫌だ…死にたくない…助けてくれ!」

 

エルヴィラ「ハーン…」

 

青葉「最後までエゴを撒き散らして!」

 

ディオ「こうなったら衛星を破壊するしかない!」

 

アムロ「今からで間に合うのか…⁉︎」

 

カミーユ「それにあれだけのエネルギーの塊を破壊したら…!」

 

青葉「それでもやるんだ!カップリングマシンなら、きっと!」

 

ディオ「俺と青葉なら、跳べるはずだ!」

 

ハーン「ムダだよ…。もう…3秒しかない…」

 

零「諦めるんじゃねえ!俺達が何とかする!」

 

青葉「やるぞ、ディオ!」

 

ディオ「いつでもいいぞ、青葉!」

 

青葉「見せてやろうぜ!俺達には無限の可能性があるって事を!」

 

この力は…!

 

ヒナ「何が起きているの⁉︎」

 

零「動けるのは俺とヒナとホープスだけか…」

 

ホープス「今、私と零とヒナ様は停止した時間の中にいるのです」

 

ヒナ「どういう事⁉︎」

 

零「性格には青葉とディオの二人が時間を跳んでいるのを俺とヒナのホープスが観測しているって事だ」

 

ホープス「カップリングシステムは思考をタイムラグなしで同期するため、素粒子レベルで信号を1ナノ秒未来に送っています。それがサイコミュとGN粒子を使用する事により、二人の思考シンクロはその信号の交換を必要としないレベルに達しています。0秒から0秒へ信号を送る…。だけど、1ナノ秒未来へ送るという事象を補完するため…1ナノ秒ずつ受信者と受信機…この場合、青葉様とディオ様を機体ごと過去に送っているのです」

 

零「それを絶対的な位置から見れば、まるで時が止まっている…いや、時が戻っているように見えるだろう」

 

ヒナ「そんな事が本当に起きるんですか…?」

 

ホープス「私達は起きた事をお伝えしたまでです。ですが、これこそがカップリングシステムの真の力と言うべきものです。これを応用すればタイムリープなどの時空制御すら可能となる…。それこそがエンブリヲの恐れたものでしょう」

 

ヒナ「エンブリヲが私達の世界を管理したのはカップリングの研究が、いつか自分の存在を脅かすからだったのね…」

 

ホープス「今、青葉様とディオ様は1ナノ秒過去に戻るジャンプを何百万回と繰り返しています」

 

零「この時の狭間で二人は世界を…みんなを救うために気の遠くなるような戦いをしているんだ」

 

ホープス「零、行くなら今しかないぞ」

 

零「わかっている!」

 

ヒナ「何をする気ですか⁉︎」

 

零「ハーンって男を助ける!」

 

ヒナ「でも…」

 

零「確かにあいつはお前にもビゾンにも…俺達にも許されない事をした…。だが、それでも、見捨てていい生命なんてない!」

 

ヒナ「零さん…」

 

ホープス「急げよ、零。少しでも遅れれば、爆発に巻き込まれるぞ」

 

零「行くぜ!」

 

俺はゴーゴンの中に入った。

 

青葉「うおおおおおおっ‼︎」

 

ディオ「ぐおおおおおっ‼︎」

 

ヒナ「青葉!ディオ!」

 

青葉「いっけぇぇぇっ‼︎」

 

俺はハーンを連れ、外に出るとゴーゴンは爆発した…。

 

零「な、何とか間に合った…。ふう、死ぬかと思った…」

 

ホープス「そのまま巻き込まれれば良かったのにな」

 

零「…なんか言ったか、腹黒オウム?」

 

ホープス「気にするな」

 

それよりも…ゴーゴンがあった場所に特異点が現れたな…。

 

ヒナ「あれは…⁉︎」

 

ホープス「青葉様とディオ様はゴーゴンの爆発エネルギーを制御して特異点を開きました」

 

ヒナ「あれは…どこに繋がっているの?」

 

青葉「エンブリヲの造った異空間だ」

 

ヒナ「え…!」

 

ディオ「気の遠くなるような時間跳躍の中で俺達は次元の狭間にあるエンブリヲの異空間で戦う仲間の声を聞いた」

 

青葉「決して諦めない、みんなの想いが時空を越えて、俺達に届いたんだ」

 

ディオ「ガラプーシカの爆発を奴の空間と接触させる事でそこへの入り口となる特異点が生まれた」

 

青葉「行くぞ、ヒナ!神様気取りのエンブリヲにカップリングの…俺達の力を見せてやるんだ!」

 

ヒナ「はい…!」

 

ビゾン「俺も行くぞ…!」

 

ヒナ「ビゾン…!」

 

ビゾン「動けるのに時間がかかったが、何とか間に合ったようだな。俺にも行く責任はある」

 

青葉「わかった!四人で行こう!」

 

ホープス「お気をつけて、皆さん」

 

零「別働隊のみんなを頼むぜ、四人共!」

 

青葉「じゃあ、ちょっと行ってくるぜ!」

 

四機は特異点の中へ入り…少ししたら出てくると周りの時間が動き出した。

 

ベルリ「青葉、ディオ‼︎」

 

アルト「大丈夫か、お前等⁉︎」

 

一夏「え…⁉︎」

 

箒「ゴーゴンが!」

 

ラウラ「完全に破壊されている…」

 

カミーユ「発射された形跡もない…」

 

倉光「僕達は…夢を見ているのかな…」

 

ハーン「い、一体何が…所でここは…?」

 

アスナ「え…どうしてこの男がゼフィルスネクサスの中に…⁉︎」

 

零「お目覚めかよ、マッドサイエンティストさんよ」

 

ハーン「私は…ガラプーシカ内にいたはずだ…それなのになぜ…」

 

零「奇跡が起こったんだよ」

 

ハーン「君が…助けてくれたのか?」

 

零「さあな」

 

ハーン「…ありがとう…本当にありがとう…!」

 

零「その代わり、罪はしっかりと償えよ」

 

ハーン「ああ…!」

 

ゼフィ「パパ…格好いいです!」

 

ゼフィの笑顔を見て、俺はゼフィの頭を撫でた…。

 

アマリ「え…え…?どういう事なの、これ…」

 

ホープス「零の言葉を聞いていなかったんですか、マスター?奇跡が起きたんです。人の力による奇跡が」

 

ディオ「零さんやホープスの言う通りだ」

 

青葉「ついでと言っては何だけど、別働隊の危機も救ってきたぜ」

 

エンネア「どういう事⁉︎」

 

マスターテリオン「お前達は…」

 

ヒナ「そうです。私達…時間の中を旅してきたの」

 

アマリ「よくわからないけど、何とかなったって事ですね」

 

アムロ「(人はいつか時間さえも支配する…か…)」

 

青葉「ありがとうよ、ディオ…。お前がバディじゃなかったら、奇跡は起きなかった…」

 

ディオ「…一度だけ言うぞ、青葉。お前に会えて良かった」

 

青葉「こいつ…!そういうのは何度言ってもいいんだぜ!」

 

ヒイロ「青葉、ディオ、ヒナ、ビゾン…。ゼロが言っている…。お前達は運命を越えて、未来へ向かっている…と」

 

ビゾン「未来…」

 

青葉「そうかもな…」

 

ノイン「切り札であるゴーゴンと指導者であるエフゲニーを失った以上、ゾギリアは終わりだろう」

 

ゼクス「だが、まだ戦いは続くようだ」

 

ジット団のモビルスーツが現れた…!

 

フロンタル「ジット団か…!」

 

ヤザン「ゾギリアを相手にして随分と消耗してるようだな、エクスクロス」

 

ラカン「だが、手加減はせんぞ」

 

キア「悪いが、ここでお前等を叩き、俺達は元の世界へレコンギスタさせてもらう」

 

いい加減休ませてくれよ…!

 

倉光「一難去って、また一難…。連戦になるか…」

 

スメラギ「各機は一度、帰還して応急処置と補給を済ませて!」

 

ベルリ「これがレコンギス軍と最後の戦いとなるのか…」

 

俺達は連戦に備えるために帰還した…。

 

 

ー導師キールディンです。

 

導師キールディン「!」

 

セルリック「何を驚いておられるのかな、導師キールディン?」

 

導師キールディン「無礼であるぞ、法師セルリック!この地に足を踏み入れる事が許されるのは代々の導師だけだ!」

 

セルリック「無論、存じ上げております」

 

導師キールディン「お前には前線を預けはしたが、ここ最近の勝手な行動は目に余る」

 

セルリック「私は教団の理念に従って、行動したまでです」

 

導師キールディン「我々のすべき事は戦乱のコントロールであり、戦乱を起こす事ではない」

 

セルリック「それを決めたのは誰です?」

 

導師キールディン「それは…」

 

セルリック「…」

 

導師キールディン「まさか、お前は…」

 

セルリック「考えてみれば、教主の任命を持つ必要などなかったわけです。教団の中で智の神エンデに最も近いものは、既にあなたではなく、この俺なのだから」

 

導師キールディン「や、やめろ…」

 

セルリック「ようやく気づいたようだな。既に自分が用済みである事に。そう…世界は生まれ変わる。ドアクダーもエンブリヲもオニキス…いや、ネメシスも、そして、エンデもそれを望んでいる。そのエンデが選ぶのは、この俺…セルリック・オブシディアンだ」

 

導師キールディン「法師セルリック…!いや、教主セルリック…!私に慈悲を!」

 

セルリック「それこそエンデのドグマに反するものだ」

 

導師キールディン「な、何故です⁉︎私は導師としてエンデの声を聞き、職務を果たしてきたのに!」

 

セルリック「理由が欲しいか?ならば、くれてやる。お前は目障りなんだよ…!EXHALATIO!」

 

導師キールディン「ああああっ‼︎」

 

私が…消えるなんて…!

 

 

 

ーセルリック・オブシディアンだ。

 

セルリック「エンデの名と教団の歴史を盾に取れば、俺達が黙ると思うなよ、ペテン師め…」

 

ネメシス「おーおー、今までの導師は消すなんて、怖い事をするな?」

 

ネメシスか…。

 

セルリック「情などに意味はない。これで名実共に俺が、魔従教団のトップだ…。後は好きにやらせてもらう」

 

ネメシス「そうなったら、これからは教主セルリックと呼んだ方がいいのか?」

 

セルリック「そうだな、それもいいが…。まずは目的を果たしてからだ。待っていろ、アマリ・アクアマリン…。お前ともいずれ決着をつけてやるぞ…」

 

そう言い残し、私はこの場を去った…。

 

ネメシス「(全て、お前の思い通りかよ…。ますます、面白い事になりそうだな。なあ、エンデさんよ…)お前さんもそろそろ働き時だな、ヨハン」

 

ヨハン「…ふふっ」

 

 

 

 

 

 

 

ーアクドス・ギルだ。

 

ゾギリアが終わったか…。

 

ワルズ・ギル「父上、ゾギリアが潰されたようですぞ!」

 

アクドス・ギル「そのようだな…。今、エクスクロスはジット団との決戦を迎えようとしている」

 

ワルズ・ギル「ならば、我々も参戦しましょう!インサーンを倒した憎きエクスクロスを今この手で…!」

 

アクドス・ギル「いや、その必要はない。ジット団は負ける…。(そう…所詮は人間同士の醜い戦争なのだからな…)」

 

 

 

 

 

 





ー中断メッセージ

〈スパロボのヴァン〉

ヴァン「丁度いい。なぁ、あんた…右手がカギ爪の男を見なかったか?あんたが持っているスーパーロボット大戦に重要な手がかりがあるって聞いたんだが…その様子だと何も知らないみたいだな。すまない、邪魔をした。俺の名前…?そうだな…今は『スパロボのヴァン』だ。じゃあな。縁があったら、ゲームの中でまた会おうぜ」
 

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

  • 男性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 女性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 全てのルート投稿
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。