スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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今回は引き続き、仮面ライダードライグとのコラボ回です!

それではどうぞ!


クロスオーバーシナリオ2 悪魔のドラゴンライダー

 

ーーあの時の事を俺達、エクスクロスは忘れない…。俺達の覚悟を知る為に戦いを挑んだあいつの事を…。

 

 

 

 

クロスオーバーシナリオ2 悪魔のドラゴンライダー

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

一時的だが、アンチスパイラルの軍勢を退けた俺達はアル・ワースに戻り、それぞれの班に分かれて、偵察をしていた…。

 

メンバーはゼフィルスネクサス、ヴァリアスデストロイ、ゼルガード、メサイア、ヴィルキス、焔龍號、Hi-νガンダム、白式、サイバスター、ウルトラマンゼロだった。

 

メル「このエリアの偵察も問題ないようですね」

 

マサキ「そうみたいだな」

 

アムロ「では、艦へ戻るぞ」

 

一夏「了解です!」

 

アンジュ「早く帰って、シャワーを浴びたいわ」

 

サラマンディーネ「アンジュ、もう少し緊張感を持ちなさい」

 

アンジュ「あのね、サラ子。敵もいないんじゃ緊張感も何もないでしょ」

 

弘樹「そうだぜ、龍姫様。あまり、気負いすぎると疲れるぜ?」

 

零「お前の場合はリラックスしすぎだがな」

 

アスナ「油断して、ボコボコにやられるのが、弘樹だからね」

 

カノン「そこは注意してくださいね、弘樹さん!」

 

弘樹「わ、わかったよ…!」

 

イオリ「カノンさんの言葉には従うんだな」

 

アムロ「…」

 

ゼロ「どうしたんだ、アムロ?」

 

アムロ「こうやって、若い世代の子供達が次の世代にバトンを渡すのだなと思っていたんだ」

 

ゼロ「以外にジジくさい事言うんだな、あんたは」

 

アムロ「それ程、俺も歳をとったと言う事か。ゼロもそうだろう?」

 

ゼロ「悪いな、アムロ。俺は人間の歳で例えると18歳ぐらいだ」

 

アンジュ「え、そうなの⁉︎」

 

マサキ「ウルトラマンの高校生ぐらいなのか…」

 

アマリ「私や零君達と同い歳だったなんて…」

 

ゼロってそんなに若いんだな…。

 

っ…!この感覚は…!

 

零「みんな、来るぞ!」

 

現れたのはガルム部隊とナイトメア・ゼフィルスだった。

 

ラゴウ「奇遇だな、エクスクロス。この様な場所で会うとはな」

 

零「ラゴウか…!」

 

マサキ「オニキスの奴等とかち合うとはな」

 

ラゴウ「だが、エクスクロスは関係ない!零、勝負だ!」

 

零「俺を狙うしつこさは変わらねえみたいだな、ラゴウ!いいぜ、相手をしてやる!」

 

アムロ「ラゴウ・カルセドニーは零達に任せて、俺達は他の部隊の相手をするぞ!」

 

弘樹「行くぜ、オニキス!ぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった…。

 

ラゴウ「やはり、お前は俺の脅威となる男だな、零!」

 

零「お前にそう何度も付き合ってられねえんだよ!」

 

ラゴウ「そう言うな、まだ終わるわけにはいかない!」

 

零「なら、いやでも終わらしてやる!」

 

ゼフィルスネクサスとナイトメア・ゼフィルスは攻撃をぶつけ合おうとしたその時…二機の機体の間に青色の影が現れる。

 

零「な、何だ…⁉︎」

 

ラゴウ「何者だ…⁉︎」

 

?「名乗る必要はないが、言わせてもらおうか、仮面ライダーアルビオンだ」

 

か、仮面ライダーだと…⁉︎

 

マサキ「仮面ライダーだと…⁉︎」

 

アマリ「一誠さんと同じという事ですか…⁉︎」

 

仮面ライダーアルビオン「まあ、そんなもんだぜ。とりあえず…邪魔だ」

 

仮面ライダーアルビオンと名乗る仮面ライダーはガルム部隊を一撃で壊滅させた。

 

イオリ「う、嘘だろ⁉︎」

 

メル「一撃でガルム部隊を壊滅させるとは…!」

 

仮面ライダーアルビオン「こんなもんは朝飯までだ」

 

ラゴウ「俺の邪魔をすると言うのか…!」

 

仮面ライダーアルビオン「うるせえ、三流以下は引っ込んでろ」

 

ラゴウ「俺が…三流だと…⁉︎貴様ぁぁぁぁっ‼︎」

 

ナイトメアは仮面ライダーアルビオンに攻撃を仕掛けたが、それを仮面ライダーアルビオンは片手で受け止め…。

 

仮面ライダーアルビオン「お返しだ!」

 

カウンター攻撃を浴びせ、ナイトメアに大ダメージを与える。

 

ラゴウ「グアアアアッ!や、奴の力は何だ…!」

 

仮面ライダーアルビオン「お前には用はねえ、消えろ」

 

ラゴウ「くっ…!」

 

ナイトメアは撤退した…。

 

あのラゴウを一撃で…。

 

仮面ライダーアルビオン「何だよ、つまらねえな…。さてと、エクスクロスさんよ、次はお前等の番だ」

 

何…⁉︎

 

弘樹「やるってのかよ!」

 

アムロ「奴の力は未知数だ、気をつけろ!」

 

仮面ライダーアルビオン「アムロ・レイ、いい心がけだ。だがな…」

 

アムロ「!」

 

仮面ライダーアルビオン「ニュータイプでも隙は見せるんだな」

 

仮面ライダーアルビオンはゼフィルスネクサス以外の機体とゼロを戦闘不能にさせ、ゼロは人間態に戻る。

 

ゼロ「ぐっ…!」

 

アマリ「そ、そんな…!」

 

零「みんな…!」

 

仮面ライダーアルビオン「後はお前だな」

 

零「ふざけるな!お前は許すわけにはいかねえ!」

 

ゼフィルスネクサスは攻撃を仕掛けた…。

 

零「一誠と同じ仮面ライダーだろうが、許すわけにはいかねえ!クロスソードで…!」

 

ゼフィルスネクサスはクロスソードで攻撃を仕掛けたが、仮面ライダーアルビオンに避けられた。

 

仮面ライダーアルビオン「遅い。この程度か?」

 

今度は仮面ライダーアルビオンがゼフィルスネクサスに攻撃を仕掛けた…。

 

仮面ライダーアルビオン「お前の覚悟を見せてみろよ。終わりだ、消えろ」

 

ゼフィルスネクサスは仮面ライダーアルビオンに斬り裂かれた。

 

零「うわあああああっ‼︎」

 

ゼフィルスネクサスは大ダメージを受ける。

 

零「グアッ…!」

 

仮面ライダーアルビオン「それが今のお前の限界だ」

 

零「クソッ…!」

 

俺とアスナは気を失ってしまう…。

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

ゼフィルスネクサスがダメージを受けて、動けなくなってしまうなんて…!

 

仮面ライダーアルビオン「所詮はこの程度か」

 

すると、マジンカイザーとマジンエンペラーGが現れました。

 

甲児「大丈夫か、みんな⁉︎」

 

鉄也「遅れてすまない!ここからは俺達が相手をする!」

 

仮面ライダーアルビオン「マジンガーか…。じゃあ、俺はここら辺で失礼するぜ。また会おうな」

 

そう言い残すと仮面ライダーアルビオンはジャンプで飛び去ってしまいました…。

 

その後、私達は帰還し、零君とアスナさんは目を覚まし、他の皆さんに仮面ライダーアルビオンについて話し合いました…。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺は仮面ライダーアルビオンの攻撃を受けて、アスナと共に気を失っていたようだ…。

 

目を覚まし、俺達を倒し、甲児や鉄也さんが増援に来た所で飛び去ってしまったと聞いた。

 

舞人「仮面ライダーアルビオンか…」

 

一夏「姿はには仮面ライダードライグに似ていたけど、全くの別人だったよ」

 

アムロ「何より、あの強さは驚愕に値するものだった。あの余裕の態度が何より恐怖によるものだ」

 

シャア「お前を恐怖させるとはな」

 

零「恐らくだけど、あいつはまだ本気を出していないと思うんだ」

 

アスナ「私もそれは感じたわ」

 

弘樹「何でそんな事がわかるんだよ?」

 

零「あいつは本気を出せば、ゼフィルスネクサスを跡形もなく消し飛ばせる程の力を持っていた…それなのにしなかった…。あいつにはまだ何かある…」

 

?「へえ、様子を見に来たけど、お前、なかなかいい感しているな」

 

突然の声に俺達は振り向くとそこにはイストワールに似た者がいた。

 

キオ「イストワール⁉︎」

 

クロワール「おい、あんなポンコツと一緒にするんじゃねえよ。俺はクロワール。まぁ、よろしくな」

 

フリット「クロワール…だと?」

 

クロワール「簡単に言うとお前達の知るポンコツと一緒でドラゴンライダーをサポートする人工生命体だ。あいつの後輩でもある」

 

ホープス「ほう、自らの先輩をポンコツ呼ばわりとは…」

 

クロワール「うるせえ黙れよ、焼き鳥クソオウム」

 

零「クロワール、お前は仮面ライダーアルビオンの仲間なのか?」

 

クロワール「そうと言えばどうするんだ?」

 

零「教えてくれ、あいつがどうして俺達を攻撃するのか」

 

クロワール「残念だが、それはトップシークレットだ」

 

青葉「なんか、生意気な奴だな!」

 

ディオ「落ち着け、青葉」

 

アマリ「それなら、クロワールさん。仮面ライダーアルビオンはどうして、仮面ライダードライグと似ているんですか?」

 

メル「仮面ライダーアルビオンは仮面ライダードライグと同じ、仮面ライダーであり、ドラゴンライダーだから、ですか?」

 

クロワール「当然だろ?知らねえのかよ」

 

弘樹「知るわけねえだろうが、このクソチビ!」

 

クロワール「うるせえ、脳筋バカ。プロテインでも飲んでろ」

 

弘樹「俺は筋肉質じゃねえっての!」

 

クロワール「ドラゴンライダーってのは、イレギュラーを狩るイレギュラー竜騎士だ。別世界や住人のどちらかドラゴンライダーに接触すると能力や力、技を身に付け取得出来る」

 

零「それがドラゴンライダーか…」

 

クロワール「さらに、今のドラゴンライダーは仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマン、勇者ロボの力以外に戦闘民族サイヤ人、チャクラの忍術、覇気、悪魔の実の能力者、死神の力、超人のヒーロー、人間を護り伝説となった悪魔、戦姫の装者、神樹に選ばれた勇者、最強の分解と再成の魔法師もある」

 

ゼロ「ウルトラマンの力まで…」

 

フロンタル「ならば、仮面ライダーアルビオンはどこから来た?」

 

クロワール「何言ってんだよ、お前等なら、一度似た奴にあっているだろう?」

 

アスナ「一誠の事ね…」

 

クロワール「言っておいてやるぜ、エクスクロス。お前等じゃ、仮面ライダーアルビオンには勝てねえよ」

 

零「勝てるとか勝てねえとか、やってみなくちゃわからねえだろ」

 

クロワール「はあっ?」

 

零「勝てないから、はいそうですかって、退けねえって言っているんだよ!例え、どんな絶望にぶち当たっても、俺達は負けねえ!」

 

クロワール「お前…甘いな」

 

零「…」

 

クロワール「まあ、いい。俺はここら辺でお暇させてもらう、また会おうぜ」

 

アンジュ「待ちなさい、まだ話は終わっていないわよ!」

 

アンジュがクロワールを捕まえようとしたが、クロワールは消えた…。

 

アンジュ「あー!逃げられた!」

 

タスク「化け物じみた力を持つ仮面ライダーアルビオンか…」

 

クリス「そんな敵に勝てるの…⁉︎」

 

ロザリー「今までどんな敵も倒してきたけど、流石にこれは…」

 

零「弱気になるなよ、みんな!それでも俺達は勝ってきたじゃねえかよ!」

 

サリア「だから、どうとでもなるって言いたいの?」

 

ヒルダ「零、お前はあいつに勝てる算段はあるのかよ?」

 

零「そ、それは…」

 

ジル「気合と根性だけで、どうにかなる敵じゃないぞ」

 

零「…」

 

くそッ…!俺自身が不安がって、どうするんだよ…!

 

その後、夜になり俺は自室にいた…。

 

零「…」

 

もし次に仮面ライダーアルビオンが襲って来たら…俺は勝てるのか…?

 

零「…だめだ、ダメだ!勝てるのかじゃない!勝つんだ!そうじゃないと、アル・ワースは守れないんだ!」

 

すると、アマリが部屋に入ってきた…。

 

アマリ「零君…」

 

零「アマリ…」

 

アマリ「浮かない顔をしていたから、心配になってきたの…。大丈夫?」

 

零「…だ、大丈夫に決まっているだろ!全く…アマリは心配性だな!」

 

強がりながら、そう言った瞬間、アマリが勢い良く抱きついてきて、俺はベッドに押し倒される。

 

零「っ…!何するんだよ⁉︎」

 

アマリ「みんなを勇気付ける為に強がっているのは丸わかりよ、零君!私と二人っきりの時ぐらい、強がるのはやめてよ!」

 

零「アマリ…」

 

アマリ「私は零君を助けたい!だから、怖いなら…私の前だけでもいい!弱気になってよ!自分の中に溜め込まないでよ!」

 

零「…悪い、アマリ」

 

アマリ「もう、変な所で不器用なんだから…。明日も早いし、寝ましょう」

 

零「…ああ」

 

アマリ「怖いなら、一緒に寝る?」

 

零「…お、お前って、そんな積極的だったか?」

 

アマリ「ふふっ、準備は出来ているわよ」

 

零「何のだよ⁉︎」

 

この後、俺達は一夜を過ごした…。

 

翌日、俺達は救難信号を探知し、俺はその場所まで向かう。

 

そこには一人の青年がいた。

 

零「あんたか、救難信号を出したのは?」

 

?「ああ、そうだ。信号は無事に届いたようだな。この姿で会うのは初めてだな、新垣 零」

 

零「どうして、俺の名前を…⁉︎」

 

ヴァーリ「俺の名はヴァーリ・R・スパーダだ。またの名を…」

 

すると、ヴァーリという男は仮面ライダーアルビオンに変身した。

 

零「仮面ライダー…アルビオン…⁉︎」

 

仮面ライダーアルビオン「昨日ぶりだな、新垣 零」

 

零「俺達を誘き出す罠だったのか…!」

 

すると、今度はレッドに似たバイクが現れる。

 

仮面ライダーアルビオン「ホワイト、辺りの偵察を頼む」

 

ホワイト「了解した」

 

ホワイトと呼ばれるバイクはロボモードになり、飛び去ってしまう。

 

仮面ライダーアルビオン「さて、第2ラウンドと開始といくか!」

 

アルビオンが手を上に上げると、モビルスーツのジェガンに似た無人の機体を複数召喚した。

 

零「ジェガン…いや、違う!」

 

仮面ライダーアルビオン「お前等にはこいつ等の相手をしてもらうぜ」

 

巨大化、鋼鉄化、マッスル化のエナジーアイテムを召喚したジェガン達に上げ、巨大化させた。

 

すると、エクスクロスの戦艦が来て、みんなが出撃した…。

 

アマリ「零君、大丈夫⁉︎」

 

一夏「あそこにいるのは…!」

 

マサキ「仮面ライダーアルビオンか…!」

 

仮面ライダーアルビオン「エクスクロスも来たようだな。新垣 零、機体に乗れ。お前をぶっ倒してやる」

 

零「…簡単に倒されるつもりはねえ!」

 

俺はゼフィルスネクサスに乗った。

 

アムロ「あれは、ジェガンか⁉︎」

 

ジュドー「でも、少し違うぜ!」

 

仮面ライダーアルビオン「本当に似ているんだな。そのジェガンはモビルスーツではなく、コンバットフレームと呼ばれるパワードスーツだ」

 

アセム「パワードスーツだと…⁉︎」

 

九郎「それでも相当な力があるみたいだ!」

 

仮面ライダーアルビオン「さて、お前等で勝てるかな?」

 

零「舐めるなよ、仮面ライダーアルビオン!俺達は絶対に負けない!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「俺は…俺達は負けるわけにはいかないんだ!こいつ等を倒して、仮面ライダーアルビオンの野郎をあぶりだしてやる!」

 

アスナ「(零、気負いすぎよ…。あなたに何があったの…?)」

 

 

〈戦闘会話 アマリVS初戦闘〉

 

ホープス「昨晩は零とお楽しみだったようですね、マスター」

 

アマリ「…」

 

イオリ「アマリさん…」

 

アマリ「(このままやっても私達では勝てません…。零君が無理をしなければいいですが…)」

 

 

 

 

俺達は少しずつだが、ジェガンを倒していく。

 

クロワール「へえ、口だけの事はあるな」

 

アルビオン「それでも、あの程度で手こずっている様では意味はないわ」

 

仮面ライダーアルビオン「相変わらず厳しいな、アルビオンは」

 

アルビオン「別に当たり前の事を言っているだけよ」

 

仮面ライダーアルビオン「さてと…俺も出るか」

 

クロワール「これで全てが決まるな」

 

仮面ライダーアルビオン「ああ、そうだな」

 

仮面ライダーアルビオンが出てきたか…!

 

仮面ライダーアルビオン「さて、エクスクロス。俺が直々に相手をしてやる」

 

タママ「このーっ!上から目線で腹がたつです!」

 

ギロロ「だが、ついに奴が出てきたか!」

 

ドロロ「ここで奴を討つでござる!」

 

零「…」

 

アスナ「零、ボーッとしないで!行くわよ!」

 

零「あ、ああ…」

 

せ、戦闘…再開だ…!

 

 

 

〈戦闘会話 零VS仮面ライダーアルビオン〉

 

仮面ライダーアルビオン「クロワールから聞いたぜ。俺を倒すんだよな?」

 

零「ああ!アル・ワースを危険に晒すと言うのなら、お前を倒す!」

 

仮面ライダーアルビオン「少なくとも今のお前じゃ無理だな」

 

零「なんだと…⁉︎」

 

仮面ライダーアルビオン「いくぜ、俺の力を見な!」

 

 

 

 

俺達は仮面ライダーアルビオンに少しダメージを与えた…。

 

仮面ライダーアルビオン「俺に少しでもダメージを与えるとはな、流石はこのアル・ワースで戦い抜いてきた事はある。だったら、少し俺も本気を出してやる」

 

突然、仮面ライダーアルビオンが力を込めると、仮面ライダーアルビオンの姿が龍と魔人が混ざった様な姿になり、さらに髪の毛が青色になる。

 

ワタル「な、何なの、あの姿⁉︎」

 

アキト「まるで龍の魔人だ…!」

 

魔人アルビオン「ご名答。俺の今の姿は魔人アルビオン…。デビルトリガーとスーパーサイヤ人ブルーの力を使った姿だ」

 

カノン「まだ、あれだけの力を…!」

 

魔人アルビオン「さあ、どんどんいくとするか!」

 

こいつ…どれ程の力をまだ、隠し持っているんだ…⁉︎

 

戦闘再開だ!

 

 

 

魔人アルビオンの攻撃に苦戦する俺達…。

 

魔人アルビオン「おいおい、これで終わりなのか?」

 

零「まだだ…まだ、戦える!」

 

魔人アルビオン「なあ、新垣 零…。お前は何のために戦うんだ?」

 

零「俺は大切なものを守って、アル・ワースを平和にする!その為に全ての戦いを終わらせるんだ!」

 

魔人アルビオン「本当にそれで終わると思ってんのか?」

 

零「何…⁉︎」

 

魔人アルビオン「どれだけ戦いを終わらせ、平和にしても、俺達の様な存在が居る限り…消えはしないさ」

 

バナージ「何故、そんな事がわかるんですか⁉︎」

 

クロワール「平和になっても、地球やこの世界、全ての世界や星に居る人間。同じ物語を繰り返す事しかしない存在だからな。人間は必ず同じ過ちを繰り返すんだよ」

 

同じ…過ちを…!

 

魔人アルビオン「時が経てば、必ずオニキスのハデスやエンブリヲ、ミケーネ、キャピタル・ガードのグンパ、ドアクダー、ゾギリアのヴィルヘルム、そしてネオ・アトランティスのガーゴイルみたいな人間は必ず現れる。どんなに望んでなくともな…。それにより強い力は同じ力に引き寄せられる。俺やお前達の様にな」

 

ゴーカイレッド「俺達の力が…悪を呼び寄せているとでも言いたいのか!」

 

魔人アルビオン「どんなに悪党悪党をたおして、平和にしても時が経てば必ず現れ繰り返し、より強い力を持つ者は何でも引き寄せてしまう。終わる事も無い物語なんだよ。お前達のやっている事は」

 

ワタル「じゃあ、僕達の戦いって意味はないの…?」

 

しんのすけ「そんな…」

 

ヒイロ「…」

 

刹那「…」

 

俺達の戦いに…意味は、ない…?

 

零「だったら…俺は…俺達は何の為に…!」

 

ユイ「そんなのって…」

 

魔人アルビオン「(やはり、この程度か…)はぁ…もういい。俺が書き換えた運命のシナリオは、いよいよ終幕だな」

 

魔人アルビオンはゼフィルスネクサスに必殺技を放とうとする。

 

終わりかよ…。でも、終わらない戦いに身を投じるより、いいかもしれないな。

 

一誠「何諦めているんだよ、零!」

 

一誠…⁉︎

 

突然、俺の精神世界に一誠の幻影が現れた。

 

零「一誠…!」

 

一誠「絶望しかけるなんて、お前らしくねえぞ、零!」

 

零「一誠…。仮面ライダーアルビオンが言っていた事は本当なのか?俺達の戦いは…何の意味もなかったのか⁉︎」

 

一誠「…意味はあるとかないとかじゃない、大事なのは戦うと決めた切っ掛けだ!」

 

零「戦うと決めた切っ掛け…?」

 

一誠「俺が仮面ライダーになったのは、単に友達を傷付けようとした奴を許せなかった。最初はそんな小さい切っ掛けだった。だが、その小さい切っ掛けがその内大きくなり、色んな人と出会い、そして教えられた。どんな事が起きようと、自分が戦った切っ掛けを忘れるな!何より俺には護るべき家族や仲間、友達が居たからこそ、これまで仮面ライダーとして戦ってこれた」

 

護るべき家族や仲間…。

 

一誠「お前にもいるんだろう?大切な…護るべき仲間や家族が」

 

零「ああ…!」

 

最後に「お前の運命のシナリオは簡単に書き換えられないものだろ?お前の運命のシナリオはお前が書くんだ!信じてるぜ!」

 

一誠の言葉で俺の目が覚め、ゼフィルスネクサスは魔人アルビオンの攻撃を避け…。

 

零「うおおおおおっ!」

 

魔人アルビオン「ぐっ…!」

 

アルビオン「ヴァーリ!」

 

魔人アルビオン「お前…!」

 

零「俺は…絶望しない…。誰に何と言われようと俺は戦う目的を曲げない!例えば、それが永遠に続く戦いだとしても、俺は戦い続ける!そして、その永遠を破壊して、平和を勝ち取ってやる!俺の運命のシナリオは、俺自身が書く!」

 

アマリ「零君…」

 

シモン「零の言う通りだ、みんな!」

 

甲児「例え、敵がどれだけ現れても俺達は諦めない!」

 

ヴァン「どんな野郎が来ようがぶった斬る!」

 

零「仮面ライダーアルビオン!どれだけの絶望を俺達に突きつけようが全部、俺達が吹き飛ばしやる!」

 

クロワール「へっ!」

 

アルビオン「殻を突き破ったわね、彼等」

 

魔人アルビオン「みたいだな、俺に見せてみろ!俺が書き換えられない程の、お前達の運命のシナリオを‼︎」

 

零「なら、存分に見やがれ…!これが…俺達全員の運命のシナリオの力だぁぁぁぁっ‼︎」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS魔人アルビオン〉

 

魔人アルビオン「お前を中心にエクスクロスが立ち上がったのなら、お前を潰せば、あいつらは総崩れだな!」

 

零「そんな事させるかよ!みんなも、俺自身も…俺は守ってみせる!これで終わりだ、仮面ライダーアルビオン!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVS魔人アルビオン〉

 

アマリ「零君の邪魔はさせません!」

 

魔人アルビオン「成る程な、あいつが他の奴らを奮い立たせるのなら、お前があいつを支えるってわけか。麗しい愛だな」

 

アマリ「そうです!私は零君を支えていきます!これからもずっと!」

 

 

 

ついに俺達は魔人アルビオンに膝をつかせた。

 

零「どうだ、これが俺達の決意と想いだ!」

 

魔人アルビオン「成る程な、よく見せてもらったぜ。その決意と想いを、忘れるなよ」

 

魔人アルビオンが立ち上がると同時に仮面ライダードライグが現れた。

 

仮面ライダードライグ「どうやら、終わったみたいだな」

 

零「い、一誠…⁉︎」

 

仮面ライダーアルビオン「よっ、偵察ご苦労さん!」

 

仮面ライダードライグ「ったく、零を倒そうとしやがって、ヒヤヒヤもんだったぞ」

 

仮面ライダーアルビオン「当てる気は無かったさ」

 

はっ…⁉︎どういう事だ…⁉︎

 

零「ちょっと待て、どういう事だよ!」

 

仮面ライダードライグ「理由は説明してやるから、まずは艦に戻るとしようぜ」

 

俺達は返信を解除した一誠とヴァーリと共にNーノーチラス号に戻り、格納庫に集まった…。

 

ヴァーリ「改めて、ヴァーリ・R・スパーダだ。よろしくな」

 

アルビオン「初めまして私はウェルシュ・ドラゴン。またはアルビオンって呼ばれるわ」

 

クロワール「俺はもういいな」

 

ホワイト「私はホワイト、ヴァーリをサポートするAIだ」

 

零「自己紹介はもういいとして…ドライグやイストワール、レッドもいたんだな」

 

ドライグ「お久しぶりです、皆さん!」

 

イストワール「お元気そうで良かったです(^.^)」

 

竜馬「お前等は何処にいたんだよ?」

 

レッド「我々はホワイトと共に戦いの邪魔が入らないように偵察をしていたんだよ」

 

ナオミ「それで、ヴァーリはどうして私達を襲ったの?」

 

一誠「実はな、ヴァーリがお前達の実力を確認したかった為の演技だったんだよ」

 

エルシャ「演技⁉︎」

 

アイーダ「どうして、その事を言わなかったんですか?」

 

ヴァーリ「そうしないとお前等の本気の実力を測れないだろ?だから、ああしたんだよ」

 

零「…やはり、お前は手加減をしていたんだな」

 

ヴァーリ「お?見破れていたか」

 

クロワール「当たり前だろ。ヴァーリが本気で戦っていたらお前等は既に全滅していたんだぜ」

 

イオリ「考えたくない事だな…」

 

一誠「よう、イオリ・アイオライト」

 

イオリ「一条 一誠…。すまない、お前達にもひどい事を…」

 

一誠「良かったぜ、イオリ。お前がお前自身を取り戻してくれてよ」

 

イオリ「一誠…」

 

一誠「それが本当のお前なんだよな。これからも零達に力を貸してくれ」

 

イオリ「ああ!」

 

ジャンヌ「それにしても、疲れたわ…なんか…」

 

アルビオン「ごめんなさいね。お詫びに何か料理を作るわ」

 

クロワール「やめろ、アルビオン!エクスクロスを絶滅させる気か!」

 

アルビオン「失礼ね、クロワール!」

 

一誠「それで、ヴァーリ。エクスクロスと戦ってどうだったんだ?」

 

ヴァーリ「実力はまぁまぁだが、決意と覚悟、熱意は認めるぜ」

 

アンジュ「何よ、その言い方!」

 

ヴァーリ「俺に手こずっている様ではダメだって言ってんだ。俺や一誠より強い奴なんてごまんといるからな」

 

アルビオン「そういう事よ、グレたフェイト」

 

アンジュ「私はアンジュよ!誰よ、フェイトって⁉︎」

 

ヴァーリ「お前と容姿と声が似た俺の仲間だ」

 

零「お前達にもたくさん仲間がいるんだな」

 

ヴァーリ「ああ、まあな。それにしても零、お前は一誠の言った通りの同類だな」

 

零「何のだよ?」

 

ヴァーリ「好きな相手と抱きまくって、一夜を共にしたんだろ?」

 

はあぁぁぁぁっ⁉︎

 

零「い、いや…!ちょっ、待て!ヴァーリ!そんな抱いてない!」

 

アマリ「れ、零君!」

 

あ…。

 

一誠「抱いたのは事実みてえだな」

 

アスナ「零、アマリ!どういう事か、説明してもらうわよ!」

 

アンジュ「逃がさないからね!」

 

零「いや、お前等!ちょっと落ち着け!」

 

アマリ「誤解なんですよ!」

 

ホープス「今言われても説得力はありませんね」

 

ヴァーリ「零、俺からのアドバイスだ。結婚する時は一夫多妻にした方が良いぜ」

 

零「大きなお世話だ!」

 

一誠「からかってやるな、ヴァーリ」

 

ヴァーリ「ははっ!からかいがいのある奴だぜ!…さて、そろそろ帰るとするか。舞人、おまえの前にどんな敵が現れても、もし、お前達の人生が誰かに作られたものと言われても、そんな言葉は無視しろ。例え神だろうと、そんな事を言った奴は最早三下以下だ」

 

舞人「は、はい…」

 

一誠「零、シモン、アマリ、イオリ。魔従教団やアンチスパイラルには気をつけろよ」

 

シモン「忠告、ありがとよ」

 

零「お前等の期待に応えられる様に俺達は戦い続ける」

 

一誠「別の世界からだが、応援しているぜ」

 

ヴァーリ「頑張れよ、エクスクロス!」

 

零「ありがとな、ヴァーリ、一誠、みんな!」

 

一誠やヴァーリ達は時空の裂け目を作り出し、その中に入っていった…。

 

零「さて、みんな!俺達も戦い続けるぞ!アル・ワースを平和にするまで!」

 

俺の言葉にみんなは頷いた…。

 

 

 

 

 

 

 

ー一条 一誠だ。

 

俺達は元の世界に戻る最中だった。

 

ヴァーリ「なあ、一誠。エンデの事をエクスクロスに教えなくて良かったのか?」

 

一誠「俺達が介入しなくともエクスクロスが必ず倒すさ。もし、エクスクロスがへまをしても俺達が介入し倒せばいいだけの話だ。まあ、そうならないと思うがな」

 

ヴァーリ「それもそうだな。じゃあ、俺はそのもしもの時のためにもビルス様の所に行って身体を鍛えるか」

 

一誠「そうだな。ビルス様やウィスさんへのお土産もあるしな」

 

俺達はアル・ワースの美味しい食べ物を持ち、元の世界へ戻った…。





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