スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第69話です!

今回で分岐ルートの最後です!

それではどうぞ!



第69話 海賊の誇り

 

ーアクドス・ギルだ。

 

我々はギガントホースの中にいた。

 

バスコ「レコンギスタ軍とゾギリアがエクスクロスに負けたようだね」

 

アクドス・ギル「だからこそ、我々が動いた…。グレミー・トト率いるネオ・ジオン、カギ爪の男の集団率いるバジュラ、エフゲニー・ケダール率いるゾギリア、そして、レコンギスタ軍…この連戦でエクスクロスは消耗している。なおかつ、二つに分かれている今が高貴だ」

 

バスコ「へえ、結構考えているんだね」

 

ワルズ・ギル「バスコ!貴様に宇宙海賊を倒す機会をくれてやる!」

 

バスコ「俺に前衛を任せてくれるんだ、じゃあ、その期待に応えないとね」

 

バスコ・タ・ジョロキアがその場を歩き去った…。

 

アクドス・ギル「ワルズ…最悪の場合…わかっているな?」

 

ワルズ・ギル「勿論です、父上…」

 

フッ…バスコ・タ・ジョロキアよ…。エクスクロスと共に散るがいい…。

 

バスコ「(そんな事だろうと思ったよ…。さてと、移籍の準備としておかないとね…)」

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺はマーベラスさんの剣の勝負に付き合っていた。

 

マーベラス「オラァッ!」

 

零「はあっ!」

 

一通り、剣の勝負をした後、終わって休憩をする事にした。

 

マーベラス「悪いな、零。付き合わせちまって」

 

零「いえ、俺も力がつくので訓練になります」

 

マーベラス「そう言ってもらえて助かるぜ」

 

零「それにしても俺なんかよりももっとてきした人がいたと思いますが…」

 

マーベラス「ジョーはヴァンと特訓、ハカセは機体の修理、アイムは昼食の準備、ルカ[ゴーカイ]は相変わらず、鎧は簪とヒーローアニメ鑑賞…だな。全く、緊張感がないぜ」

 

零「海賊らしくていいと思いますよ。それに変に緊張感を持っても身体が疲れるだけですし」

 

マーベラス「それもそうだな」

 

トビア「あ、いた!マーベラスさん!」

 

マーベラス「どうしたんだ、トビア?」

 

トビア「もうすぐ、ザンギャックの部隊と戦闘態勢に入ります。艦長達がザンギャックとの戦闘経験のある船長のマーベラスさんと戦略を立てたいそうです」

 

マーベラス「ああ、わかった。わざわざ悪いな。零、付き合ってくれてありがとな」

 

マーベラスさんは部屋を後にした…。

 

トビア「やっぱり、船長の威厳があるな…。マーベラスさんは…」

 

零「元の世界で海賊だったお前の憧れの的って所だな」

 

トビア「うーん、だったというか、よく覚えていないんですけどね」

 

零「ふーん…。トビア、記憶喪失ってのは嘘だろ?」

 

トビア「へっ…⁉︎」

 

零「お前はシーブック達の住む時代の未来から来たんだろう?さしずめ、未来のシーブックと知り合いって所か?」

 

トビア「そ、そんなわけないじゃないですか!」

 

零「記憶喪失なのに何で断言出来るんだ?」

 

トビア「そ、それは…」

 

零「宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースだったか?」

 

トビア「ど、どうしてそれを…⁉︎あっ…!」

 

零「レイヤはお前について知っていた…つまり、あいつの中にいた俺も知っていて当然だろ?」

 

トビア「…初めから言ってくださいよ!」

 

零「悪い悪い!まあ、お前が記憶喪失と偽っているのにも理由があるだろうし、アムロさんも一枚噛んでいるっぽいからな。黙っておいてやるよ」

 

トビア「ありがとうございます!」

 

零「その代わり、お前の事や世界の事を詳しく聞かせてもらうからな」

 

トビア「はい、わかりました!」

 

 

 

 

ー更識 簪です。

 

今私は自室で鎧さんにスーパー戦隊の歴史について教えてもらっています。

 

簪「34番目のスーパー戦隊は天使何ですか?」

 

鎧「そうだよ!護星天使である天装戦隊ゴセイジャーまでが地球を守ってきたスーパー戦隊なんだ!」

 

簪「その後にもスーパー戦隊が?」

 

鎧「うん、俺達の後にも様々なスーパー戦隊が誕生したんだ!そして、みんな、地球を守る為に戦ったんだ!今は確か…43番目のスーパー戦隊が活躍していると思うよ」

 

簪「43番目…本当にたくさんいるんですね」

 

鎧「簪ちゃんはどのスーパー戦隊が好きになった?」

 

簪「どのスーパー戦隊も素敵…だけど、やっぱり一番はゴーカイジャーです」

 

鎧「ありがとう!マーベラスさん達も喜ぶと思うよ!」

 

マーベラス「ここにいたか、おい、鎧!」

 

鎧「マーベラスさん!どうしたんですか?」

 

マーベラス「他の艦長達と今回の戦闘の件で話がある。今回は豪獣ゴーカイオーで出る」

 

鎧「いきなり、豪獣ゴーカイオーですか⁉︎」

 

簪「それだけ、きつい戦闘になるんですね」

 

マーベラス「ああ。だから、いつでもカンゼンゴーカイオーになれるようにしておかないとな」

 

鎧「よし!今回こそ絶対にザンギャックを倒しましょう!エイエイオー!」

 

マーベラス「鬱陶しい」

 

鎧「そんな事言わずに!ほら、簪ちゃんも!」

 

簪「オ、オー…!」

 

マーベラス「無理すんなよ、簪…」

 

 

 

 

 

 

第69話 海賊の誇り

 

 

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はザンギャックが来るであろう地点に来て、それぞれ出撃した…。

 

倉光「みんな、戦闘前に伝える事がある」

 

ドニエル「今回のザンギャック戦では我々、メガファウナとベルリ、姫様、アセム、ゴーカイジャー、トビアを軸として戦闘を行う」

 

一夏「どうしてですか?」

 

箒「待て、その構成は…」

 

アセム「そうだ。ザンギャックの天敵はゴーカイジャー…。宇宙海賊って事でメガファウナ隊や俺、トビアで組ませてもらった」

 

アイーダ「グレンファイヤーもいれば、加えているのですが…」

 

トビア「負ける気はないですね!」

 

シーブック「記憶喪失で海賊かどうかもわからないのに強気だな、トビア」

 

トビア「な、何か気合が上がるんですよ!」

 

アムロ「(トビア…。浮かれてバレるのだけはやめてくれよ…)」

 

ベルリ「でも、実際の宇宙海賊、ゴーカイジャーの腕を見せてもらいますよ!」

 

ゴーカイグリーン「これは責任重大だね、マーベラス」

 

ゴーカイレッド「気にするな、俺達はいつも通りにやるだけだ!」

 

ゴーカイブルー「海賊らしく、な」

 

青葉「何でだろうな、海賊って、みんなを困らせるってイメージがあるけど…マーベラスさん達やトビア達ってそんな気がしないんだよな」

 

ディオ「みんなを困らせる海賊というのは作り話だったのかもな」

 

ゴーカイピンク「そうでもないですよ、ディオさん」

 

ゴーカイイエロー「実際にみんなを困らせる海賊はいるわよ。私達が珍しいだけで」

 

ゴーカイシルバー「基本的に海賊は自由を愛していますからね」

 

九郎「確かに、始めの頃のゴーカイジャーも地球の為に戦うというよりも宝探しを邪魔したザンギャックやアンチクロス、スクラッグと戦うって感じだったからな」

 

ゴーカイレッド「何言ってんだよ、九郎。俺達は今でもそんな感じで戦ってんだぜ」

 

ゴーカイピンク「アル・ワースという大切なお宝を守る為に戦っているだけです」

 

トビア「それがゴーカイジャーの海賊としての誇りですか…」

 

ゴーカイレッド「そんな大層なもんじゃねえよ」

 

トビア「(俺もクロスボーン・バンガードの一人として頑張らないと…!)」

 

マリア「話はここまでよ…来るわよ!」

 

現れたのはズゴーミン、ゴーミン部隊とグレートバスコだった。

 

バスコ「やあ!マベちゃん!」

 

ゴーカイレッド「バスコか!」

 

刹那「奴だけか…?」

 

バスコ「ワルズ・ギルとアクドス・ギルは後方に控えているよ」

 

グラハム「我々など、彼だけで充分という事か」

 

ロックオン「ずいぶん、舐められたもんだな!」

 

バスコ「いやいや、こう見えても俺からは危険分子として見ているよ」

 

ビゾン「白々しい事、この上ないな!」

 

アルフリード「だが、彼の軽い態度の裏腹に凄まじい力を感じる…」

 

ヒナ「あの人、絶対に強い…!」

 

ティエリア「だが、突破しなければアクドス・ギル達を出す事は出来ない!」

 

パトリック「悪いが、倒させてもらうぜ!」

 

バスコ「なかなかいい仲間に恵まれたね、マベちゃん」

 

ゴーカイレッド「ああ、俺達にはもったいないぐらいだ」

 

バスコ「じゃあ、その大切な仲間というお宝を壊させてもらおうかな」

 

トビア「そんな事、させるかよ!」

 

ゴーカイレッド「トビアの言う通りだ!俺達の宝は俺達が守ってやる!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

〈戦闘会話 トビアVS初戦闘〉

 

トビア「(記憶喪失と偽っても俺自身の誇りを捨てるつもりはない…。ゴーカイジャーのみんなに負けない様に戦うだけだ!)」

 

 

〈戦闘会話 アセムVS初戦闘〉

 

アセム「まさか、宇宙海賊絡みでこんな事になるなんてな。俺自身の海賊の誇りも見せてやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 ベルリorアイーダorドニエルVS初戦闘〉

 

ドニエル「海賊の誇りという大層なものはないが、負けるつもりはない!ベルリと姫様を援護するぞ!」

 

ステア「イエッサー!」

 

アイーダ「ベル、前に出過ぎない様に気を付けてください」

 

ベルリ「わかりました、姉さん!行きましょう!」

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVS初戦闘〉

 

ゴーカイブルー「海賊の誇り…か」

 

ゴーカイピンク「他の方からすれば、私達は正義のヒーローみたいですね」

 

ゴーカイシルバー「何せ、俺達は35番目のスーパー戦隊ですからね!」

 

ゴーカイイエロー「別にそこまで大層な事じゃないけどね」

 

ゴーカイグリーン「でも、言われて悪い気はしないよ」

 

ゴーカイレッド「それじゃあ、他の奴らに見せるか!俺達、ゴーカイジャーの誇りってのを!」

 

 

 

 

〈戦闘会話 トビアVSバスコ〉

 

バスコ「あんたの事は聞いているよ。あんたも海賊みたいだね」

 

トビア「そうだ!でも、あんたと一緒にするな!自分の欲しいものの為に仲間を捨てるお前はなんかとな!」

 

バスコ「甘いね、欲しいもののために切り捨てる事を大事だよ」

 

トビア「間違えても俺はそんな事はしない!それがお前のやり方というなら、俺が止めてやる!」

 

 

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSバスコ〉

 

バスコ「別世界に来ても俺達は戦い合う定めだね」

 

ゴーカイレッド「だが、これで最後にしてやる!」

 

バスコ「いいよ、俺も負けるつもりはない。本気でマベちゃん達を潰すだけだ!」

 

ゴーカイレッド「上等だ!やってみやがれ!」

 

 

 

 

 

豪獣ゴーカイオーの攻撃でグレートバスコはダメージを負った。

 

バスコ「…やっぱり、これだけの戦力で勝てるはずないよな…。まあいいや!マベちゃん、ザンギャックに勝てるかな?」

 

ゴーカイレッド「一回倒してんだ…次も倒してやるよ!」

 

バスコ「じゃあ、それを見させてもらうよ」

 

グレートバスコが撤退した…。

 

弘樹「逃げやがった!」

 

優香「あの人をバカにしている態度…腹がたつわね…!」

 

メル「ですが、あの人が退いたという事は…」

 

ワルズ・ギル達が来る…!

 

俺の予想通り、ゴーミン、ズゴーミン部隊とグレートワルズ、ギガントホースが現れた。

 

ワルズ・ギル「バスコめ…勝手な真似を!」

 

アクドス・ギル「初めましてだな、エクスクロス。私がザンギャックの皇帝、アクドス・ギルだ」

 

マスターテリオン「アクドス・ギル…久しいな!」

 

アクドス・ギル「アンチクロスの大導師か。確かに、久しぶりだな」

 

九郎「また、てめえの顔を見る事になるとはな!」

 

アクドス・ギル「デモンベインを操る者…。またもや我々の邪魔をするとはな。…白き巨人を操る者はいない様だな」

 

ウェスト「ジョーイ達は別の所にいるのである!」

 

ワルズ・ギル「エクスクロスよ!今こそ、インサーンの仇を取る!覚悟しろ!」

 

ヒイロ「奴も憎しみで戦う気か」

 

ヴァン「いや、あれは憎しみと言うか、許せなさって感じだ」

 

アクドス・ギル「エクスクロスよ、一つお前達に問いたい事がある」

 

カトル「問いたい事?」

 

アクドス・ギル「我々、ザンギャックと手を組まないか?お前達の力と我々の戦力が合わされば、全世界を支配する事なども簡単な事だ」

 

トロワ「予想通りの問いが来たな」

 

五飛「誰が悪党などと手を組むものか!」

 

デュオ「五飛の言う通りだ!俺達がお前等の仲間になるつもりはない!」

 

ワルズ・ギル「父上の誘いを断るとは…」

 

レナ「逆に今まで敵として戦ってきた私達を取り込めるなんて本気で思っていたの?」

 

ケイ「それはそれでバカすぎね」

 

アクドス・ギル「そうか、残念だ。ならば、ここで倒させてもらう」

 

イングリッド「断ったら即に相手を潰す…本当の悪ね!」

 

ワルズ・ギル「宇宙海賊などと共にいるお前達に言われたくない!」

 

ゼクス「確かに彼等は海賊だが、悪ではない」

 

ユイ「悪というのは多くの生命を散らすあなた達の様な人達の事です!」

 

グラハム「そういうわけだ。邪悪はここで討たせてもらう!」

 

アクドス・ギル「ならば、知るがいい。ザンギャックの恐ろしさを」

 

ゴーカイレッド「てめえももう一回知りやがれ!海賊の力をな!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

 

戦闘再開から数分後の事だった…。

 

ゴーカイレッド「このままチンタラやっていてもラチがあかねえ!カンゼンゴーカイオーで一気に決めるぞ!」

 

マッハルコンを召喚し、合体して豪獣ゴーカイオーはカンゼンゴーカイオーになった。

 

アクドス・ギル「ムダだ、宇宙海賊」

 

カンゼンゴーカイオーがギガントホースに攻撃を仕掛けようとしたが、何処かから射撃され、後退する。

 

ゴーカイブルー「何…⁉︎」

 

ゴーカイシルバー「今の攻撃は…⁉︎」

 

現れたのは…ガンダム…⁉︎

 

ゴーカイグリーン「ガンダムが出てきたよ!」

 

トビア「あれは…!」

 

アクドス・ギル「ある世界で使用されていたモビルスーツ、アマクサだ」

 

トビア「何故だ!何故、木星帝国のモビルスーツをお前達が持っている⁉︎」

 

アクドス・ギル「この世界に流れ着いていたのを我々が修理した。なかなかの性能を見せてくれる」

 

トビア「異世界にまで木星帝国の技術を…!」

 

シーブック「どうしたんだ、トビア⁉︎らしくないぞ!」

 

アムロ「…何だ、この違和感は…!」

 

リボンズ「この感覚…あの機体は…!」

 

トビア「気をつけてください!あのモビルスーツ、アマクサは一年戦争時のアムロさんの戦闘データを組み込んだバイオ脳を搭載した機体です!」

 

ジュドー「何だと⁉︎」

 

カミーユ「一年戦争時のアムロさんの戦闘データ…⁉︎」

 

バナージ「それってつまり…」

 

フリット「一年戦争時のアムロと戦う事になるという事か…!」

 

トビアが記憶喪失の演技をする暇がないほどの奴って事か…!

 

ワルズ・ギル「フハハハハッ!さらに驚かせてやる!」

 

すると、四機のアマクサが現れた。

 

アスナ「う、嘘⁉︎」

 

メル「アマクサが合計五機に…!」

 

アクドス・ギル「お前達は五人のアムロ・レイと戦う事になる。アムロ・レイの強さはお前達がよく知っているはずだ」

 

刹那「…」

 

ヒイロ「…」

 

アクドス・ギル「フフフ…絶望するがいい、エクスクロス!アマクサは幾らでも量産出来る…。ここでこの五機を破壊したとしてもまだ出す事が出来るのだ!」

 

ゴーカイレッド「やろう…!」

 

トビア「…だからどうした?」

 

ゴーカイレッド「トビア…?」

 

トビア「人の力はデータなんかで表せるものじゃない!それにここにはアムロさん本人と転生したリボンズがいる!そんなデータ如きで俺達を止められると思うなよ!俺は逃げない!アマクサが何度でも出てくるってんなら、何度でも破壊してやる!それが俺の誇りだ!」

 

?「よく言ったな、トビア!」

 

現れたのは…クロスボーン・ガンダムX1改・改…⁉︎

 

セシリー「あのクロスボーン・ガンダムは…」

 

シーブック「トビアの乗るフルクロスに改修したはずだ!」

 

トビア「その声…まさか…!」

 

キンケドゥ「一人でどれだけ戦えているかと思ったが、なかなかやれているな!」

 

トビア「ど、どうしてキンケドゥさんがアル・ワースに…⁉︎」

 

キンケドゥ「俺もこの世界に来ていたんだが、アムロさんからお前の成長を見たいって頼み込んでな、今の今まで別行動を取っていたんだ」

 

トビア「それならそうと言ってくださいよ!」

 

キンケドゥ「悪いな、お前を驚かしたかったんだよ!所でお前は記憶喪失としていたんじゃないのか?」

 

トビア「え…あっ…!」

 

キンケドゥ「…安心しろ、今は個人通信だ」

 

トビア「もう、キンケドゥさん!」

 

キンケドゥ「ははっ!よし、お前の成長も見られた事だし、一丁海賊らしくやるか!」

 

トビア「はい!」

 

フルクロスとX1改・改がアマクサ一機に近づいた。

 

X1改・改は機動性を生かし、アマクサの攻撃を避けていく。

 

トビア「ここだ!」

 

その隙をついて、フルクロスが攻撃する。

 

キンケドゥ「喰らえ!」

 

さらにX1改・改も攻撃を仕掛け、アマクサは爆発した。

 

アニュー「アマクサを倒したわ!」

 

ヴァン「何だよ、トビアとあいつの連携…」

 

レイ「奴はトビアの仲間なのか…?」

 

キンケドゥ「俺はキンケドゥ・ナウ。恐らくトビアと同じ世界から来た」

 

ウー「恐らくだと…?」

 

プリシラ「随分曖昧な答えだね」

 

キンケドゥ「すまないな。なんせ俺も記憶喪失でな」

 

サラ「また記憶喪失⁉︎」

 

ティア「トビアの世界ってそんな人ばっかりだね」

 

アムロ「彼は味方だ。俺も接触した事がある!」

 

ゴーカイレッド「アムロが言うなら、心配ねえな!」

 

キンケドゥ「アマクサは所詮データだ!みんななら負けない!」

 

シーブック「…」

 

セシリー「…」

 

ユイ「どうしたの、シーブック君、セシリーちゃん?」

 

シーブック「い、いや…」

 

セシリー「な、何でもないわ…」

 

キンケドゥ「(昔の俺やベラを見る事になるなんてな…。こんなこともあるんだな)」

 

ワルズ・ギル「おのれ、宇宙海賊!おのれ、エクスクロス!」

 

アクドス・ギル「だが、アマクサを量産すれば…!」

 

キンケドゥ「残念だが、それも破壊させてもらった!宇宙海賊らしき男、舐めるなよ!」

 

ゴーカイレッド「へっ!気に入ったぜ、キンケドゥ!まだやる気はあるだろ⁉︎」

 

キンケドゥ「ああ!俺も共に戦わせてもらうぞ!」

 

ドニエル「各機はゴーカイジャーと二機のクロスボーン・ガンダムを軸にして戦闘を再開しろ!」

 

アクドス・ギル「いいだろう、我々が直々に潰してやる!」

 

ゴーカイレッド「上等だ!これでザンギャックとの戦いを終わらせてやる!」

 

戦闘再開と行くぜ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 キンケドゥVS初戦闘〉

 

キンケドゥ「(シーブック・アノーとしての俺か…。何だか懐かしいな…。戦うぞ…俺自身も戻るために…!)」

 

 

 

〈戦闘会話 アムロVSバイオ脳〉

 

アムロ「俺の戦闘データと戦う事になるとは…。今の俺と過去の俺…どちらが強いか勝負だ!」

 

 

〈戦闘会話 シャアVSバイオ脳〉

 

シャア「アムロのデータを使ったバイオ脳か…。フッ、人の強さはデータでは表せない事を教えてやろう。彼のライバルとして…!」

 

 

〈戦闘会話 トビアVSバイオ脳〉

 

トビア「バイオ脳は何度だって破壊してやる!行くぞ、これが俺の全力だ!」

 

 

〈戦闘会話 キンケドゥVSバイオ脳〉

 

キンケドゥ「俺達の世界の技術を異世界で利用される訳にはいかない!俺が全て破壊してやる!」

 

 

〈戦闘会話 リボンズVSバイオ脳〉

 

リボンズ「今度は過去のアムロとの戦闘か…。僕の力を見せてあげるよ!」

 

 

全てのアマクサを破壊した…。

 

キオ「これでアマクサは全て倒しました!」

 

アムロ「自分のデータを使われるとはあまりいい気がしないな」

 

シャア「だが、お前はあの頃よりも確実に強くなっている。私が保証する」

 

アムロ「そうか?そう言われて嫌な気はしないな」

 

 

 

〈戦闘会話 トビアVSワルズ・ギル〉

 

ワルズ・ギル「宇宙海賊は皆殺しにする!」

 

トビア「やってみやがれ!ただし怪我しても知らねえぞ!」

 

 

〈戦闘会話 キンケドゥVSワルズ・ギル〉

 

キンケドゥ「お前達の悪行を全て見させてもらった!」

 

ワルズ・ギル「悪行だと…?違うな!我々、ザンギャックの邪魔をするものこそが悪だ!」

 

キンケドゥ「悪者の言う事はどの世界でも同じだな!覚悟しろ、俺たち海賊は甘くないぞ!」

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSワルズ・ギル〉

 

ゴーカイブルー「お前もしつこい男だな、ワルズ・ギル」

 

ゴーカイイエロー「しつこい男って嫌われるだけよ」

 

ワルズ・ギル「煩い、宇宙海賊!インサーンの仇を取らせてもらう!」

 

ゴーカイシルバー「こっちだって、倒させてもらうぞ!」

 

ゴーカイレッド「ワルズ・ギル!これで今度こそ終わらせてやる!」

 

 

 

 

カンゼンゴーカイオーの攻撃でグレート・ワルズは大ダメージを受けた。

 

ワルズ・ギル「俺は…俺はこのまま…終わってしまうのかぁっ⁉︎俺は…インサーンの仇を!」

 

ゴーカイレッド「てめえじゃ俺達には勝てねえよ。あの世で後悔しやがれ。俺達、海賊とエクスクロスを敵に回した事をな!」

 

ワルズ・ギル「う、うわぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

グレートワルズは爆発した…。

 

ゴーカイピンク「ワルズ・ギルを倒しましたね!」

 

ゴーカイグリーン「後はアクドス・ギルだけだね!」

 

ゴーカイレッド「(ワルズ・ギル…。前も言ったはずだ…。お前の調子に乗りやすい性格が俺達に負けた理由だってな。生まれ変わるってんなら、その性格…直しやがれ)」

 

アクドス・ギル「(ワルズ…。お前の分まで世界をこの手に掴んでみせる…!)」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 トビアVSアクドス・ギル〉

 

アクドス・ギル「お前の事は知っている…。宇宙海賊、クロスボーン・バンガードのトビア・アロナクス。」

 

トビア「…」

 

アクドス・ギル「お前が我々の邪魔をする理由はないはずだ」

 

トビア「関係ならある!お前がアル・ワースを滅ぼすと言うのなら俺はそれと戦うだけだ!」

 

 

〈戦闘会話 キンケドゥVSアクドス・ギル〉

 

キンケドゥ「お前は…人類皆の敵だ!」

 

アクドス・ギル「ふん、大人しく従えば、奴隷としてでも扱ってやろうと思ったのにな」

 

キンケドゥ「それだけで戦う理由は充分だ!覚悟しろ、アクドス・ギル!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSアクドス・ギル〉

 

アクドス・ギル「大十字 九郎!お前も私の邪魔をすると言うのなら、ここで潰す!」

 

九郎「奇遇だな、俺もお前を潰したいと思っていたんだ!俺達の戦いもこれで終わりだ!」

 

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSアクドス・ギル〉

 

アクドス・ギル「今こそ、お前達に最後のひと時を与えてやる!」

 

ゴーカイブルー「それはこちらのセリフだ!」

 

ゴーカイシルバー「アクドス・ギル!アル・ワースの平和は俺達が守る!」

 

アクドス・ギル「ならば、アル・ワープと共に散れ!」

 

ゴーカイイエロー「散る気なんてないわよ!」

 

ゴーカイピンク「マーベラスさん!」

 

ゴーカイグリーン「行こう、マーベラス!」

 

ゴーカイレッド「おう!これで全て終わりだ!アクドス・ギル!ド派手に行くぜ‼︎」

 

 

 

 

 

カンゼンゴーカイオーの攻撃でギガントホースにダメージを与えた。

 

アクドス・ギル「ギ、ギガントホースが…!」

 

ナビィ「ギガントホースの機能が停止したよ!」

 

九郎「今だ、ゴーカイジャー!」

 

ゴーカイレッド「行くぜ!」

 

カンゼンゴーカイオーがギガントホースの中にへと入っていった…。

 

 

 

 

 

 

ーゴーカイレッドことキャプテン・マーベラスだ。

 

俺達、ゴーカイジャーはギガントホースの中に入った。

 

すると、人間サイズのズゴーミンとゴーミンが来る。

 

ゴーカイブルー「アクドス・ギルの元へ行かせないつまりか!」

 

ゴーカイグリーン「こいつらを相手にしていたら、にげられちゃうよ!」

 

ゴーカイイエロー「でも、やるしかないでしょう⁉︎」

 

?「それなら俺達に任せてくれ!」

 

現れたのは…こいつ等…⁉︎

 

ジュウオウイーグル「大空の王者、ジュウオウイーグル!」

 

アカニンジャー「暴れてアッパレ、アカニンジャー!」

 

サソリオレンジ「ポイズンスター、サソリオレンジ!」

 

アナウンス「トッキュウ5号〜、トッキュウ5号〜」

 

トッキュウ5号「は〜い!」

 

大和達は俺達の前に立った。

 

ジュウオウイーグル「マーベラスさん!こいつ等の相手は任せてください!」

 

トッキュウ5号「皆さんはアクドス・ギルの所に行ってください!」

 

ゴーカイレッド「お前等、どうしてアル・ワースに…?」

 

サソリオレンジ「リタからお前が危険だと知らされてな、集まったんだ」

 

アカニンジャー「世界を守る為にアクドス・ギルを倒してくれ、お兄さん!」

 

ゴーカイレッド「へっ、上等だ!行くぜ、お前等!」

 

ゴーカイシルバー「よろしくね!」

 

俺達は大和達にこの場を任せ、先へ進んだ…。

 

アカニンジャー「じゃあ、変わり者らしく忍ばずいくか!」

 

ジュウオウイーグル「よし!アル・ワースを舐めるなよ!」

 

大和達はズゴーミン、ゴーミン軍団と戦い始めた…。

 

そして、俺達はアクドス・ギルの元まで辿り着く。

 

アクドス・ギル「来たか」

 

ゴーカイピンク「ギガントホースは動きません…もう諦めてください!」

 

アクドス・ギル「いいや、まだ負けてはいない」

 

ゴーカイレッド「それなら、俺達が引導を渡す!行くぜ!」

 

俺達はアクドス・ギルと戦い始めるが、アクドス・ギルの強さに押し負ける。

 

ゴーカイレッド「ぐっ…⁉︎」

 

アクドス・ギル「諦めろ、それがお前達の限界だ」

 

ゴーカイレッド「諦めねえ…絶対に諦めねえ!」

 

バスコ「相変わらずしぶといね、マベちゃん達も」

 

バスコが怪人体で現れやがった…!

 

ゴーカイレッド「バスコ…!こんな時に何の用だ!」

 

バスコ「…」

 

アクドス・ギル「よく来たな、バスコ・タ・ジョロキア。丁度いい、お前の手で宇宙海賊共にトドメをさせ」

 

バスコ「はいよ。…でも…トドメを刺すのはあんたを倒してからだ」

 

アクドス・ギル「ぐっ…⁉︎な、何…⁉︎」

 

バスコの攻撃でアクドス・ギルはよろめいた。

 

ゴーカイブルー「今だ!」

 

ジョー、ルカ、ハカセ、アイム、鎧はそれぞれの攻撃でアクドス・ギルにダメージを与えた。

 

ゴーカイシルバー「マーベラスさん、トドメを!」

 

ゴーカイレッド「バスコに助けられて気に食わねえが…おう、任せろ!」

 

俺はゴーカイサーベルにレンジャーキーをセットする。

 

ゴーカイサーベル《ファーイナルウェーブ‼︎》

 

ゴーカイレッド「はあぁぁぁぁっ!でりやぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

ゴーカイスラッシュでアクドス・ギルを二回斬り裂いた。

 

アクドス・ギル「私が…またもや、敗れるとは…!フフフ…所詮お前達では、このアル・ワースを救う事など出来ん…奴を…奴を倒さない限り、はな…!ひと時の勝利を身に占めるがいい!フハハハハッ!」

 

そう言い残し、アクドス・ギルはゆっくりと後ろに倒れ、爆発した…。

 

ゴーカイグリーン「終わったね…」

 

ゴーカイレッド「ああ…」

 

アクドス・ギルの奴という言葉が気になるが、そんな事を考えるのは後でいいか…。

 

そう言えば、バスコは…⁉︎

 

ゴーカイシルバー「バスコ、いませんね…」

 

ゴーカイブルー「既にどこかへ行ったんだろう」

 

ゴーカイグリーン「僕達も脱出しようよ!」

 

ゴーカイシルバー「そうですね!」

 

ゴーカイレッド「(バスコ…。お前がどんな手で挑んでこようが俺達は負けねえ…。お前との決着…必ず勝つ…!)」

 

俺達はカンゼンゴーカイオーに乗り、ギガントホースから脱出した…。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

ギガントホースからカンゼンゴーカイオーが出てくるとギガントホースは爆発した…。

 

零「皆さん!」

 

ゴーカイレッド「待たせちまったな、みんな」

 

九郎「マーベラス、アクドス・ギルは?」

 

ゴーカイレッド「倒したぜ。これでザンギャックとの戦いは終わりだ」

 

ゴーカイブルー「だが、まだバスコが残っている」

 

ゴーカイシルバー「まだまだ終わりには遠いですね」

 

ゴーカイピンク「でも、遠すぎるわけでもありません」

 

ゴーカイイエロー「そうね。現に決着がついてきているし」

 

弘樹「取り敢えず今はそれでいいですね」

 

優香「少しずつ確実に、今はそれしかないからね!」

 

キンケドゥ「終わったか…」

 

アイーダ「ありがとうございました、キンケドゥさん。あなたのお陰で今回の戦いに勝つ事が出来ました」

 

キンケドゥ「俺だけの活躍じゃないさ。みんながそれぞれ活躍したから勝てたんだよ」

 

ドニエル「君には少し話を聞きたい事があるが、構わんか?」

 

キンケドゥ「はい、勿論です」

 

俺達はそれぞれの艦へ戻り、プトレマイオスの格納庫へ集まった…。

 

クリム「では、君も記憶喪失で何も覚えていないと?」

 

キンケドゥ「ああ。だから、トビアについては話せない。だが、知り合いだったような気はするんだ」

 

トビア「俺もそんな気がします」

 

ロックオン「まあ、二人のあの息のあった連携を見れば、そんな気がするぜ」

 

ティエリア「君は今の今まで何をしていたんだ?」

 

キンケドゥ「俺もトビア達と同じ所で目が覚めて、それぞれの組織の出方を伺う為に行動していたんだ」

 

刹那「それを終えて、こちらに合流したという事か」

 

キンケドゥ「そんな訳で俺もこれからこの部隊で戦う事になった、よろしくな!」

 

シーブック「よ、よろしくお願いします、キンケドゥさん」

 

キンケドゥ「そう硬くなるな、シーブック。気楽にいこうぜ!」

 

シーブック「は、はい…!」

 

セシリー「(キンケドゥさんって、少しシーブックに似ているわね…)」

 

シーブック「(ああ、他人の気がしない…)」

 

俺はキンケドゥさんとトビアで話がしたいと言い、彼等を呼んだ。

 

キンケドゥ「どうしたんだ、零?俺に何か用か?」

 

零「キンケドゥさん、あなた…大人のシーブックでしょう?」

 

トビア「え…」

 

キンケドゥ「…やっぱり、お前には気づかれるか」

 

零「雰囲気が少し変わってもシーブックらしさは変わっていないからな」

 

トビア「…敵いませんね、零さんには…」

 

キンケドゥ「そうだな…」

 

零「一つ質問があるんだが…あんたは今ここにいるシーブックだったキンケドゥか?」

 

キンケドゥ「…さあな、想像に任せるぜ」

 

零「悪い性格だな。まあ、今日からよろしくな、キンケドゥ」

 

キンケドゥ「おう、零!」

 

トビア「そう言えば、あの場にマーベラスさんがいませんでしたが…」

 

キンケドゥ「あいつなら別の仲間にあっているぜ」

 

別の戦隊の仲間…後輩って事か。

 

 

 

 

 

ーキャプテン・マーベラスだ。

 

俺は今、一人で変わり者戦隊の奴等と会っていた。

 

マーベラス「お前等も無事だったんだな」

 

スティンガー「当たり前だ。爆発に巻き込まれるほどドジじゃないからな」

 

天晴「お兄さんも勝てたんだな!」

 

カグラ「うんうん!勝てるかどうか心配だった〜」

 

マーベラス「当たり前だ、俺達をだれだと思っていやがるんだ」

 

大和「宇宙海賊の海賊戦隊、ゴーカイジャーですよね」

 

マーベラス「フッ、わかってんじゃねえか」

 

すると、大和達の身体が消えかかり始めた…。

 

スティンガー「…そろそろ、戻る時間か」

 

カグラ「これからも頑張ってくださいね、マーベラスさん!」

 

天晴「応援しているからよ!」

 

大和「俺達…マーベラスさん達が…エクスクロスが勝利する事を信じています!」

 

マーベラス「ああ、任せておけ」

 

そう言うと大和達は消えた…。

 

あいつ等に大口を叩いたんだ…勝つしかねえだろう!

 

 

 

ー倉光 源吾だよ。

 

僕達はシグナスの艦長室にいた。

 

倉光「これでこちらもひと段落出来るね…。では、我々は大気圏に降下し、別働隊と合流しよう」

 

レーネ「Nーノーチラス号より、状況の報告が入っています」

 

倉光「青葉君の期待通り、彼等はエンブリヲを打ち破ったんだね」

 

レーネ「さらにBD連合の真の頭目と思われるエグゼブなる人間とも戦い、これを退け、ギルギロス大統領とビート・スター並びにムーンWILLを撃破し、天球とアル・ワースの衝突を防いだとの事です。また、渡瀬 青葉達の報告通り、真実のアルゼナルの破壊には成功し、その場に囚われていた者達の救出に成功したのですが…V.V.なるものにシャーリーを…そして、最後に一人になったエンブリヲにナディアをさらわれたそうです」

 

倉光「それは見過ごせない状況だ…」

 

レーネ「なお、エンブリヲの協力者として、新たに三人の人物が現れたとの事です。一人はマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア…。ルルーシュの母親です」

 

倉光「その人物は既に死んでいると聞いていたが…」

 

レーネ「彼女はギアスと呼ばれる特殊な能力でアーニャの心の中に潜んでおり、それが実体を得たそうです」

 

倉光「何でもありだね、このアル・ワースは…」

 

レーネ「二人目はアーサー王。戦の世界の西の星を統治していた王です。彼もノブナガ達との戦いによって、死んだと思われていましたが、このアル・ワースで蘇り、ノブナガの弟、オダ・ノブカツと共に彼等の前に立ち塞がったようです」

 

倉光「ノブナガ君が辛い状態だね…」

 

レーネ「もう一人はショット・ウェポン…。バイストン・ウェルでオーラマシンを開発した人間です。彼等がどういった事情でエンブリヲに協力しているかは不明との事です。そして、彼等の元にはルルーシュの妹、ナナリー・ヴィ、ブリタニアと異母妹であるユーフェミア・リ・ブリタニアも彼等の元で捕まっているそうです」

 

倉光「ネモ船長達はエンブリヲを追っているのかい?」

 

レーネ「いえ…ドアクダー打倒を優先しています。なお、戦いの中でナディアがネモ船長の娘である事が発覚したそうです」

 

倉光「…状況が状況だとはいえ、ネモ船長の心中を察するね…」

 

レーネ「創界山はドアクダーによる結界が張られているのですが…オリュンポスの暗黒大将軍とキバを打ち破り、最後の秘宝である龍王の剣と龍神の盾を手に入れたワタルならば、その結界を破る事が出来るそうです」

 

倉光「了解した。では、僕達も別働隊と合流し、創界山へ向かおう」

 

レーネ「ドアクダーを倒せば、いよいよ帰還の術が手に入るのですね」

 

倉光「まあね…。でも、まだまだ一波乱あると思うよ。これは僕の勘だけどね…」

 

僕の勘って、よく当たるから嫌なんだよな…。

 

 

 

 

 





ー中断メッセージ

〈ウェンディは語る〉

ウェンディ「自分でも信じられませんでした。旅っていうのは、何が起こるかわからないものですが…ええ、そうです。まさか、あの後…あんな事になるなんて…そういうわけですので、ここから先の展開はプレイヤーさんがご自身の目で確かめてください。私は皆さんの帰りを信じて、じっと待ち続けていますから…」

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