スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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レガリア編のラストです!

長い…何せ、今回の話はレガリアのラスト3話分ですからね…。

それではどうぞ!


第71話 家族 / FAMILY

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

私は目をさましました。

 

辺りを見渡すと、そこは私の部屋でした…。

 

どうして…?私達は確か、カギ爪の人を倒して…。

 

それで…それで…ヨハン君が…そうだ!私、アレクトを呼び出そうとして、気を失っちゃって…。

 

あの後、どうしたんだろう…?

 

アオイ「ユイー!入るわよー!」

 

アオイが入ってきた…!

 

アオイ「あら、おはよう!」

 

ユイ「お、おはよう、アオイ!」

 

アオイ「ごめん、今日の予定なんだけど…」

 

ユイ「ねえ、アオイ。レナ達の事知らない?何処にも見当たらなくて…」

 

アオイ「レナ?ユイの友達?」

 

ユイ「え…何言っているの⁉︎レナは私のお姉ちゃんで…!」

 

アオイ「お姉ちゃん?ちょっと、ユイ。私をからかって楽しい?」

 

ユイ「か、からかってなんか…!そ、そうだ!エクスクロスの皆さんは⁉︎」

 

アオイ「エクスクロス?あぁ、アル・ワースを平和にするために戦ってくれている部隊の事ね。そのエクスクロスがどうかしたの?」

 

ユイ「どうかしたのって…私達もエクスクロスの一員だったじゃない!」

 

アオイ「えっと…ユイ、まだ寝ぼけてる?それとも熱でもあるの?私達がエクスクロスの一員だなんて、そんな事、あるわけないでしょ」

 

ユイ「そ、そんな…」

 

アオイ「あ!そんな事よりもユイ、学校に行かないと!」

 

ユイ「う、うん…」

 

アオイ…どうしちゃったんだろう…。レナ達やエクスクロスの皆さんの事まで忘れてしまうなんて…。

 

兎に角、学校に行かないと…。

 

私は支度して、家を出て、電車に乗りました。

 

そこでレッちゃんを見つけて、声をかけました。

 

ユイ「レッちゃん!」

 

レツ「お、ユイ。おはよう!」

 

ユイ「う、うん。おはよう。あのね、レッちゃん…」

 

レツ「そう言えば、サラとティアはそっちにいる?」

 

ユイ「う、ううん。いないよ」

 

サラ「そっか。今日も朝から仕事だって言っておいたのに…」

 

ユイ「そ、そうなんだね…」

 

レッちゃんもレガリアの事、忘れているのかな…?

 

学校に行って、違和感がありました…。レッちゃんが話しかけてくれない事…。いつもならレッちゃんは私に話しかけてくれるのに…。

 

その後、私は皇宮に帰りました…。

 

でも、皇宮にも入れませんでした…。皇宮の人達は私をユインシエル・アステリアではなく、ただの一般人だと言いました。

 

もしかして…私の事も…⁉︎

 

あ、アオイに電話を…。

 

しかし、繋がらなかった…。

 

ユイ「いつもはすぐに出るのに…アオイ…」

 

どうなっているの…?

 

街の人達も…私の事をただの女の子と思っている…。みんな、私の事を忘れているの…?

 

そうだ!レッちゃん…!

 

私はレッちゃんの家に向かいました…。

 

レッちゃんの家に着くと、家の前にレッちゃんがいました。

 

ユイ「レッちゃん、あのね!」

 

レツ「すみません、今日はもう店じまいで…。せっかく来たのにごめんなさい。今度来た時にサービスしますので…」

 

ユイ「レッちゃん…」

 

レツ「レッちゃん…?確かに私の名前はレツですけど…あなたとお知り合いでしたっけ?」

 

ユイ「!…わ、私…ユイだよ。小さい時からユイって呼んでくれるの、レッちゃんだけだったんだよ。私、お友達になりたくて、思い切ってレッちゃんって呼んでみたの。そしたら、レッちゃん、すっごく嬉しそうに笑ってくれて…」

 

レツ「あの、言いづらいんだけど、それ人違いじゃないかな?」

 

ユイ「そ、そんな…!」

 

すると、レッちゃんの身体が倒れ、私はレッちゃんを支えました。

 

ユイ「レ、レッちゃん⁉︎」

 

レツ「なんか…眠い…」

 

ユイ「レッちゃん、大丈夫⁉︎」

 

私はレッちゃんをレッちゃんの家に運び、ベッドに寝かせました。

 

レツ「ユイさん、だっけ…?面倒かけてごめんね。助かった、よ…」

 

そのまま、レッちゃんは眠ってしまいました…。

 

ユイ「おやすみ、レッちゃん…」

 

レッちゃんの家を出た後、私は当てもなく歩いていました…。

 

どうして…?エナストリアのみんなも…レッちゃんも…私の事を忘れるなんて…。

 

俯いて歩いているとある人と肩をぶつけてしまいました…。

 

ユイ「あ、すみません…」

 

?「こちらこそすみません。お怪我はありませんか?」

 

ユイ「は、はい…。っ!あ、あなたは…!アマリさん!」

 

アマリ「え…?はい。私はアマリですが…。あなたは?」

 

ユイ「私です!ユインシエル・アステリア、ユイです!レナやサラちゃん達と同じ、レガリアの契約者でエクスクロスの一員です!」

 

アマリ「…すみません、私もエクスクロスに所属していますが、あなたとはお会いした事はありませんが…。人違いではないですか?」

 

ユイ「…!」

 

アマリ「すみません、人を探しているので失礼します。…もう、零君とゼフィちゃん、どこに行ったの…?」

 

アマリさんは立ち去りました…。

 

エクスクロスのアマリさんまで…。

 

私…みんなに忘れられちゃったの…?

 

エクスクロスの人達にも忘れられているとわかり、雨が降っても私は俯きました…。

 

そして、溢れてくる涙を止められませんでした…。

 

ユイ「私…私…どうしたら…!」

 

雨で髪や制服がびしょ濡れになった事も気に留めず、私はしゃがみ込み、泣き出しました…。

 

このまま、私は…孤立したままなのかな…?

 

すると、急に雨が当たらなくなった事に気付き、顔を上げると男の人が傘を私の上に差していました。

 

零「…皇女様がこんな所で泣いてどうしたんだ、ユイ?」

 

ユイ「…零、さん…?」

 

零「やっと見つけたぜ。探し回ったんだぞ」

 

ユイ「零さんは…私の事を…覚えているんですか…?」

 

零「当たり前だろう?ユインシエル・アステリア、通称ユイ。エナストリアの若き皇女でレナ・アステリアの妹。マグナ・アレクトの契約者でエクスクロスの一員。そして、俺の妹分だ」

 

ユイ「覚えていて…くれた…!零さん…私、私ぃっ…!」

 

私は零さんに抱きついてしまい、零さんの胸に顔を埋めて、泣き出してしまいました。

 

零「…今まで辛かったな…。一人にさせて悪い…」

 

そんな私を零さんは優しく私の頭を撫でてくれました。

 

ユイ「うう…うわあぁぁぁぁぁん!」

 

私は今まで溜めていたものを全てを吐き出すように泣き上げました…。

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

漸く、ユイを見つける事が出来た…。

 

俺はユイが泣き止むまで頭を撫でた…。

 

泣きたくなる気持ちはわかる…。エクスクロス内でもユイやレナ達の事を覚えているのは俺やアスナ、ゼフィだけだ…。

 

ヨハンが放った光に包まれる前に俺は近くにいたアスナとゼフィ、そして俺自身にバリアを張り、何とかユイ達についての記憶を失わずに入られた。

 

すると、ユイが俺の胸から顔を離した…。

 

ユイ「す、すみません、零さん…」

 

零「落ち着いたか?」

 

ユイ「はい…」

 

ゼフィ「あ、パパ!勝手に行かないでくださいよ!」

 

アスナ「ただでさえ、この国は広いんだから!」

 

ユイ「アスナさん…ゼフィちゃん…?」

 

ゼフィ「ユイさん⁉︎」

 

アスナ「どうしたの、びしょ濡れじゃない!」

 

俺達は屋根のある所まで移動した…。

 

アスナ「ユイ、良かった…。無事だったのね!」

 

ユイ「皆さんもご無事で良かったです…」

 

零「無事とは言い難い状況だがな…」

 

ユイ「あの…ヨハン君が現れて、私が気を失った後、どうなってしまったのですか?」

 

零「ヨハンの呼び出したロボットが作り出した魔法陣にレナやサラ達が吸い込まれて、俺達、エクスクロスは光に包まれたんだ」

 

アスナ「それで気がつくとエクスクロスはエナストリアの近くで停泊していて、ユイ達の事を忘れていたの」

 

ゼフィ「ミハエルさんもいて、ファサリナさんも連れ去られていたままなのであの出来事は夢ではありませんが…」

 

零「カギ爪を倒した後、エクスクロスは補給の為にエナストリアに来ている事になってる」

 

ユイ「どうして…こんな事に…」

 

零「ヨハンの仕業だという事は確実なんだがな…」

 

すると、近くで物音がした。

 

ユイ「…何?」

 

ゼフィ「行ってみましょう!」

 

俺達は音がした路地裏へ行くとそこには身体を寄せ合っているサラとティアがいた。

 

ユイ「サラちゃん、ティアちゃん!」

 

サラ「ユイちゃん!」

 

ティア「零とアスナとゼフィちゃんも!…やっと会えた!」

 

俺達の顔を見るなり、二人は泣きながら俺達に抱きついてきた…。

 

零「サラ、ティア…。お前等、どうしてここに…?」

 

ユイ「取り敢えず、皆さん。私の家へ案内します」

 

俺達はユイの家に案内された…。

 

ユイの家に着き、ユイとサラ、ティアはシャワーを浴び、俺達はリビングで夕食を召し上がる事になったのだが…。

 

サラ「…」

 

ティア「…」

 

アスナ「サラ、ティア…大丈夫?」

 

サラ「…うん、大丈夫だよ。ありがとう、アスナ…」

 

…二人の食欲がない…。だいぶ参っているな…。

 

ユイ「たくさん作って、零さん達の分もあるから遠慮しなくていいんだよ」

 

サラ「ユイちゃん、ごめんなさい…」

 

ティア「ユイちゃん、ごめん…」

 

ユイ「聞かせてくれる?レナ達の事…」

 

ティア「うん…」

 

サラ「私達はあの後…ヨハンにルクス・エクスマキナの中に連れていかれたの…」

 

零「ルクス・エクスマキナだと…⁉︎」

 

ゼフィ「ちょっと待ってください!ルクス・エクスマキナは過去にレナさん達が封印したのではないのですか⁉︎」

 

ティア「そうだよ。確かにティア達が封印したんだ」

 

サラ「でも…あの時、ケイを取り戻した時…ルクス・エクスマキナの封印も解かれたの…」

 

ユイ「ど、どうして…⁉︎」

 

零「まさか…エリニウスの共鳴でケイを取り戻したのが原因なのか⁉︎」

 

サラ「ヨハンはそう言っていたよ。それにあの時、現れた三機のレガリア・ギア…。その一つにノア姉様が乗っていたの」

 

アスナ「サラとティアが探したいとお姉さんね…!」

 

ユイ「ヨハン君はサラちゃんとティアちゃんのお姉さんまで…」

 

ティア「それでヨハンはルクス・エクスマキナを動かして、みんなからユイちゃんや私達の記憶を消したんだ…」

 

零「やはり、ヨハンの仕業だったのか…」

 

ティア「零達の記憶がなくならなかったのは予想外とも言っていたよ」

 

サラ「それで戦いになって、レナは一人でアレクトを呼び出したんだけど…立てないぐらいボロボロで…」

 

ユイ「レナ…」

 

ティア「ティア達は一時的に支配を解いたノア姉様が作った魔法陣でエナストリアに戻ってきたの」

 

零「それ以降の事はわからない…か…」

 

サラ「ごめんね、ユイちゃん。ユイちゃんが辛い目にあっていたのにサラ達、何も出来なかった…」

 

ユイ「ううん、大丈夫だよ。零さん達は覚えていてくれたし…」

 

ティア「ユイちゃん、寂しかった…?」

 

ユイ「ちょっぴりね。でも、今は二人や零さん達がいるから…」

 

それを聞いたサラとティアはユイに抱きついた…。

 

ユイ「戻ってきてくれて、ありがとう…。サラちゃん、ティアちゃん」

 

夕食を食べ終えた俺達はこれからどうするかを話し合う事にした。

 

ユイ「何とかしてレナ達の所に行かないと…!」

 

サラ「どうやって…?」

 

ティア「ティアはまだ飛べないよ…」

 

ユイ「今はわからない…。でも、今の私達にできる事はあるよ!」

 

サラ「ホント⁉︎」

 

ティア「何々⁉︎」

 

ユイ「あったかいご飯を食べて、あったかいお布団で寝るの!」

 

…ん?

 

サラ&ティア「「どういう事?」」

 

ゼフィ「わ、私もわかりません…」

 

ユイ「サラちゃん、あったかいご飯を食べると嬉しい気持ちにならない?」

 

サラ「そ、それはそうだけど…」

 

ユイ「ティアちゃん、あったかい布団で寝ると幸せな気持ちになるよね?」

 

ティア「うん!ティア、お布団大好き⁉︎」

 

ユイ「悲しいや辛いは放っておくと心の中でどんどん膨らんじゃうから大きくなる前に嬉しいや楽しいでやっつけちゃうの!それに、レナ達を助けるんだったら、体力だって必要でしょ?」

 

サラ「うん!」

 

ゼフィ「そうですね!」

 

これが…ユインシエル・アステリアの強さか…。

 

ユイ「だから、もう一度あったかいご飯を作るね!」

 

アスナ「え、また⁉︎」

 

サラ「私達も手伝うよ!」

 

ユイ「とびっきり美味しいご飯を作ろう!」

 

ティア「おー!」

 

俺達はまた夕ご飯を作り、食べ始めた…。

 

零「…ユイ」

 

ユイ「はい?」

 

零「ヨハンの件だが、今回のエクスクロスは頼れない」

 

ユイ「…」

 

零「だからこそ、俺達はお前達に協力する。一時的にエクスクロスから抜けるつもりだ」

 

ユイ「そ、そんな…!零さん達にそこまでしてもらうわけには…!」

 

アスナ「何言ってるのよ!仲間なんだからこのぐらい当然でしょう?」

 

ゼフィ「私達もレナさん達を助けたいんです!」

 

ユイ「…ありがとうございます、皆さん…」

 

零「俺達は一度戻って、一時的に抜ける事を艦長達に報告しなければならないから帰る。アスナ、今日一日、ユイの家に泊まってくれないか?ヨハンが何か仕掛けてくる可能性がある」

 

アスナ「ユイがいいなら…」

 

ユイ「勿論、大歓迎です!」

 

零「明日の朝、またユイの家に来る。取り敢えずエクスクロスは明日にはもうエナストリアを後にするみたいだからな」

 

ユイ「わかりました!お待ちしています」

 

零「じゃあ、ユイ達を頼んだぞ、アスナ」

 

アスナ「任せておいて」

 

零「ゼフィ、帰るぞ」

 

ゼフィ「はい、パパ!」

 

俺達はユイの家を出て、エクスクロスの元へ向かう…。

 

零「なあ、ゼフィ」

 

ゼフィ「何ですか?」

 

零「エクスクロスを一時的に抜けるって事はレナ達を取り戻すまではママと…アマリと会えなくなる…。それでもいいのか?」

 

ゼフィ「…ママに会えなくなるのは寂しいです…。でも、ユイさんはもっと寂しい事を経験しています。だから、私もユイさん達のお助けをしたいんです」

 

零「そうか、ゼフィは強いな」

 

俺はゼフィの頭を撫で、ゼフィは笑顔になった…。

 

ユイの為にも…ゼフィの為にも…この件は早く終わらさないとな…!

 

 

 

 

 

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

零さんとゼフィちゃんが家を出て、私達は就寝する事にしました。

 

眠ろうとしていると…。

 

サラ「ユイちゃん、寝ちゃった?」

 

ユイ「ううん、まだだよ。どうしたの、サラちゃん?」

 

サラ「…あのね、ヨハンが言ってたの!ユイちゃんとレナはもうボロボロだって」

 

ユイ「!」

 

サラ「だからね…。ユイちゃん達がリューとロウみたいになっちゃう…」

 

ユイ「そっか…」

 

サラ「私、ユイちゃんとレナに居なくなって欲しくない…」

 

ユイ「ありがとう、サラちゃん。話してくれて。さあ、寝よう」

 

サラ「うん」

 

サラちゃんも寝ようとしました…。

 

ユイ「…」

 

居なくなる、か…。

 

アスナ「(ユイ…)」

 

私達は眠りにつきました…。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

エクスクロスの元に戻った俺達は艦長達に一時的にエクスクロスを抜ける事を離した…ユイ達の事は話していないが…。

 

倉光「エクスクロスを一時的に抜ける?」

 

扇「どうしたんだ、零?」

 

零「いえ…ただ、やり残した事がこの国であるので…」

 

スメラギ「やり残した事?」

 

號「友人の家に泊まっているアスナと何か関係があるのか?」

 

ルルーシュ「それならば、俺達も手を貸すぞ」

 

零「いや、すぐに片がつくから、俺とアスナ、ゼフィだけで充分です。みんなは引き続き、創界山を突き進んでください」

 

ドニエル「零…」

 

ネモ船長「わかった、許可する」

 

ドニエル「ネモ船長…⁉︎」

 

ネモ船長「我々、エクスクロスは寄せ集めの部隊だ。一人の意見を無視して、無理矢理連れて行く事は出来ないはずです」

 

倉光「そうですね。でも、零君。必ず戻ってくるんだよ。みんなやアマリ君が心配するからね」

 

零「わかっています。すぐに終わらせて、追いかけます。では、失礼します」

 

俺とゼフィは艦長室を後にして、ゼフィルスネクサスの下へと向かっているとそこに、アマリと弘樹達が来た。

 

弘樹「お前等、何するつもりだ?」

 

優香「私達に協力できる事はないの?」

 

零「心配すんな、そんなに時間のかかる事じゃねえからよ」

 

アマリ「零君、ゼフィちゃん…」

 

ゼフィ「ママ、大丈夫です。パパをお強い人ですから」

 

アマリ「私にもその残る原因を話してくれないの?」

 

零「…悪い、アマリ…。今のお前に手を借りるわけにはいかない…」

 

アマリ「…そう、わかったわ。気をつけてね」

 

零「ああ」

 

アマリは浮かない顔をしていた…。すまないな、アマリ…。

 

俺はアマリ達を通り過ぎ、暫く歩いていると、ホープスがいた。

 

ホープス「…マスターを放ったらかして何処に行く気だ?」

 

ゼフィ「ホープス先輩…」

 

零「…」

 

ホープス「まあいい…。その用事というものを早く済ませ、ユイ様達と共に戻って来い」

 

零「!ホープス、お前…!」

 

ホープスも…ユイ達の事を覚えているのか…!

 

ホープス「さもなければ、マスターを私のものとするからな」

 

零「それは死んでもさせねえよ。…けど、俺がいない間、アマリを頼むぞ、ホープス」

 

ホープス「任せろ。ユイ様達を頼むぞ」

 

零「ああ」

 

俺とホープスは掌と翼でハイタッチをして、歩き出した…。

 

ゼフィルスネクサスの下へ着いた俺達は乗り込もうとすると…。

 

ヴァン「何処に行くんだ、零?」

 

海道「俺達も連れて行けよ!」

 

振り返ると海道さん、真上さん、ヴァンさんにマスターテリオン、エセルドレーダがいた。

 

零「海道さん、真上さん!」

 

ゼフィ「ヴァンさんに、マスターさん、エセルドレーダさんまで…!」

 

零「みんな、どうしたんですか?」

 

エセルドレーダ「どうしたではないですよ」

 

真上「アステリアの所へ行くのだろう?」

 

マスターテリオン「我等も力を貸す」

 

ゼフィ「え…」

 

零「みんなも…ユイ達の記憶を…⁉︎でも、どうして⁉︎」

 

マスターテリオン「大道師を舐めないでもらおうか」

 

海道「俺達にあんなもん通じるわけねえだろ」

 

ヴァン「光に包まれる前にオーバーフロウ?みたいな現象が起こった」

 

そう言えば、この人達って、メチャクチャな強さだったな…。

 

零「じゃあ、皆さんの力も借ります!」

 

エゼルドレーダ「では、行きましょう」

 

俺達はユイの家へ向かった…。

 

 

 

 

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

数時間後、私は目を覚まして、皇女の服を着ました。

 

ユイ「レナ…」

 

私はお母さんからもらった指輪を握り締めました…。

 

アスナ「ユイ、おはよう。早いわね」

 

ユイ「おはようございます、アスナさん」

 

そして、サラちゃんとティアちゃんも起きてきて、私達は外に出ました…。

 

サラ「ユイちゃんは怖くないの?」

 

ユイ「怖いよ…。昨日思ったの…。独りぼっちって凄く寂しい事なんだなって…」

 

アスナ「…」

 

ユイ「私は…サラちゃんやティアちゃん、イングリッドにケイちゃん、エナストリアのみんなやエクスクロスのみんなとみんなで生きていきたい。まだ、私に出来る事があるって、信じてる」

 

ティア「ユイちゃん…」

 

ユイ「でも、やっぱり怖いから…勇気が欲しいから…女皇の服を着てみました!」

 

サラ「…決めた!私もユイちゃんのお手伝いをする!それで、ノア姉様を助けてみせる!」

 

ティア「え?ノア姉様を助け出せるの?」

 

サラ「私達を助けてくれたんだよ。だから、きっと大丈夫!」

 

ティア「そっか、じゃあ、ティアもやる!」

 

ユイ「ありがとう、サラちゃん、ティアちゃん!」

 

すると、家のチャイムが鳴り、玄関のドアを開けると零さんとゼフィちゃん。

 

それに海道さん、真上さん、ヴァンさん、マスターテリオンにエゼルドレーダちゃんがいました…。

 

零「おはよう、ユイ!頼れる助っ人付きで来たぜ」

 

ユイ「み、皆さん!」

 

エゼルドレーダ「内容は大体、零から聞きました」

 

ヴァン「小さい姉さん達を助けだすんだろ?」

 

マスターテリオン「手を貸そう」

 

ユイ「ありがとうございます!」

 

真上「それで、これからどうするんだ?」

 

海道「どうやって、そのルクス・エクスマキナって所まで行くんだよ?」

 

ユイ「わかりません…」

 

ヴァン「わからないって…」

 

零「でも、どうする事も出来ないのが現実ですからね…」

 

すると、俺達の背後にレナに似た少女が立っていた…。

 

サラ「え…」

 

ユイ「レ、レナ…⁉︎でも、違う…!」

 

?「…」

 

魔法陣を開いた…⁉︎

 

彼女は…一体…⁉︎

 

 

 

 

第71話 家族 / FAMILY

 

 

 

 

 

ーイングリッド・ティエストよ。

 

アレクトが倒れ、サラ達が魔法陣に消えた今、私達が敵と戦っているわ…。

 

ケイ「このままじゃあ…!」

 

イングリッド「ちょっと待って、ケイ!あれは…!」

 

ヨハン「!」

 

魔法陣からユイ、サラ、ティア…そして、零達が現れた。

 

 

ー新垣 零だ。

 

レナそっくりな少女についていくとある空間に出た。

 

サラ「戻ってこられた!」

 

ヴァン「ここがエクス何とかの中か…」

 

ユイ「ヨハン君…!」

 

ヨハン「…君、誰?」

 

?「…」

 

ヨハン「…ま、いっか。アレクトならあそこで虫の息だよ」

 

ユイ「レナ…!」

 

ユイが倒れているアレクトの下まで走るが、アレクトの周りの闇にユイが呑まれていく…。

 

零「ユイ!」

 

ユイ「皆さん!私達は大丈夫ですから…イングリッドとケイちゃんを…ノアさんを助けてあげてください!」

 

ゼフィ「ユイさん…」

 

アスナ「わかったわ!あなたも気をつけてね!」

 

サラ「ティア!」

 

ティア「うん!闇を斬り、光を護持する教徒の復讐者…我が身に宿り、奈落の咎を刃に移せ!曇る事なく、煌めきを放つ、天雷の神器…エリニウスの名においてその身を晒せ!ーーアウレア・ティシス!」

 

ティアがティシスを呼び出し、俺達もそれぞれの機体に乗る。

 

零「ユイ、レナを頼んだぞ!」

 

ユイ「はい!…っ…!」

 

ヨハン「はあ…何処が大丈夫なんだか…」

 

俺達はメガエラの隣に立つ。

 

サラ「イングリッド、ケイ!」

 

イングリッド「あなた達…」

 

ティア「お待たせ!」

 

海道「俺達も加勢するぜ!」

 

ノア「エクスクロスか…。何処までも邪魔をするんだね」

 

ヴァン「てめえが大食い姉妹の姉貴か!」

 

イングリッド「今、彼女はヨハンに操られているの!」

 

ケイ「ルクス・エクスマキナは生贄を作らない為、人々によって作られたもの…」

 

ノア「そう、そしてルクス・エクスマキナによって取り込まれた魂はこのノア姉様のように僕の玩具になるのさ」

 

サラ「ふざけるな、ノア姉様を返せ!ノア姉様を助けて、ユイちゃんやみんなと一緒に帰るんだ!」

 

俺達も負けないからよ…。ユイ、お前も負けんじゃねえぞ…!

 

 

 

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

私は倒れているアレクトに呼びかけました…。

 

ユイ「レナ…レナ!」

 

ヨハン「無駄だよ、君のお姉さんが元の姿に戻る事はもうないよ」

 

ユイ「え…⁉︎」

 

ヨハン「君のせいさ…。君のせいでレナはこんな風になったのさ」

 

ユイ「私の…せいで…」

 

ヨハン「レナを守る…みんなを守る…国を守る…。立派だね、女皇としては満点な回答かもね。でも、力を使いすぎた君の姉さんは…」

 

ユイ「…」

 

ヨハン「もう少し、話を聞いてよ…。君、前に僕に大切な人はいないのかって聞いたよね?」

 

ユイ「まさか…!」

 

ヨハン「この星全ての人間の魂が…僕の大切な玩具になったのさ」

 

ユイ「どうしてこんな事をするの?」

 

ヨハン「…理由なんてないさ。ただ、大切な人を全て失った君の顔が見たくなっただけさ。イングリッド達やレイヤ兄さん達ももうすぐ死ぬ…」

 

ユイ「!」

 

ヨハン「君の大切な人達は…もらった。…闇の中、永遠に続く時の中で絶望しろ、ユインシエル・アステリア」

 

私は闇に飲み込まれてしまいました…。

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

ノア「ご苦労な事だけど、アレクトはもう助からないよ」

 

サラ「え…⁉︎」

 

ノア「あの女皇様もね」

 

アスナ「何ですって…⁉︎」

 

サラ「う、嘘だ!」

 

ノア「君達も見たんだろ?力を使い果たしたレガリアの末路を…」

 

サラ「!」

 

ノア「安心しなよ。君達も連れて行って上げるよ。二人の所にね」

 

サラ「ノア姉様の声で…そんな事言うなぁぁぁっ‼︎」

 

戦闘開始だ…!

 

 

 

 

〈戦闘会話 海道VS初戦闘〉

 

真上「ウイングクロスは出来ないが、行けるな、海道!」

 

海道「誰に言ってんだよ、このぐらい楽勝なんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 マスターテリオンVS初戦闘〉

 

エセルドレーダ「行きましょう、マスター!」

 

マスターテリオン「いいだろう。誰かの笑顔を取り戻す為に動くのも、また一興と言えよう。共に舞い踊るぞ」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVS初戦闘〉

 

ヴァン「忘れられて一人になるってのは死ぬよりも辛い事だ。あのデカイ妹にそんな思いはさせられねえ!」

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

アスナ「負けられない…ユイやみんなのためにも!」

 

ゼフィ「そして、ママ達の記憶を取り戻します!」

 

零「まずはサラの姉貴を助けるぞ!」

 

 

〈戦闘会話 サラVSノア〉

 

サラ「ヨハン、ノア姉様から出て行けー!」

 

ティア「出て行けー!」

 

ノア「無理、これはもう僕の玩具なんだから…」

 

 

 

俺達はプリムス・ピルスにダメージを与えた…。

 

ティア「全然止まらない!」

 

真上「何か手を考えねば、こちらが消耗するだけだぞ!」

 

ケイ「私に考えがあります…!」

 

マスターテリオン「言ってみろ」

 

ケイ「私達が囮になって、サラとティアに大技を叩き込んでもらうんです!」

 

海道「今はそれしかねえみてえだな!」

 

ヴァン「いけるか、大食い姉妹!」

 

サラ「任せて!」

 

イングリッド「でも、他の二機の攻撃をかわして、どうやって…」

 

ケイ「イングリッド、ちょっと無茶をしてもいい?」

 

イングリッド「!…勿論!」

 

ケイ「ありがとう!」

 

すると、全武装を出したメガエラが凄まじい攻撃を見せる。

 

そして、プリムス・ピルスが隙を見せた!

 

ケイ「今よ、二人共!」

 

ティシスがプリムス・ピルスに攻撃を仕掛けた…。

 

サラ「ノア姉様を返してもらうから!」

 

ティシスは力を込める。

 

サラ&ティア「「エリニウスの名において、ティシスが断ち切る…。奈落を切り裂く、天来の光…!数多の刃に光り、塞がる闇を払う、輪行となれ!俊撃の刃に宿り、虚空を貫く閃光となれ!クズリュー!」」

 

大蛇を纏わりつかせ、刃を食いこませて大蛇を纏わりつかせ、プリムス・ピルスを切り裂く。

 

サラ&ティア「「ナルカミ!」」

 

そして、水鏡から天雷の力を居合の斬撃で飛ばし、プリムス・ピルスを切断した。

 

ノア「サラ、ティア…」

 

切断されたプリムス・ピルスはダメージを受けた…。

 

零「どうだ⁉︎」

 

ノア「そんな事しても…うぐっ!ま、まさか…!う、うう…!うわあぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

サラ「ノア姉様⁉︎」

 

ノア「サラ…ティア…!オービスを…壊して!あれが…人の魂を捕らえてるの…」

 

エゼルドレーダ「人の…魂を…?」

 

ノア「私達が作り出してしまった、ルクス・エクスマキナが…今を生きる人達に災いをもたらしているのなら…私達が破壊しなければならない…!おね、がい…!」

 

サラ「ノア姉様…。わかった。ティア、あれを壊して、ユイちゃんやイングリッド達の大切な人達を取り返す。…それから、姉様も助ける!」

 

ティア「うん!」

 

ティシスがオービスに向けて、サンコウジンを放った。

 

サンコウジンはオービスのシールドを突き破り、オービスに直撃したが…?

 

その寸前で、弾かれてしまう。

 

サラ「そんな…!」

 

ティア「あとちょっとだったのに!」

 

ケイ「サラ、ティア!退いて!」

 

メガエラはランスをオービスに突き刺し、インフェルノ・スキュアを発動させ、それを受けたオービスは爆発した…。

 

その中のコアのようなものをティシスが握る。

 

サラ「姉様、やるよ」

 

そして、握りつぶすと、複数の光の粒が飛んでいく。

 

ヴァン「やったぜ!」

 

ゼフィ「これで囚われていた人達の魂は解放されます!」

 

ヨハン「フフフフ…!」

 

海道「何だ⁉︎」

 

ヨハン「想像の怒りを知り、猟師の支配者…。無限の回路を超えて、ここにあれ…。大暑の光を知る叡智の神器。天空の無より出でてその身を晒せ。ーーオフルマズド」

 

あれに…ヨハンが乗っているのか…⁉︎

 

イングリッド「ヨハン、あなたは…」

 

ヨハン「何者かって?人の国で暴れておいて、随分な言い草だね。僕はヨハン…。このルクス・エクスマキナの真の王様さ」

 

マスターテリオン「何…⁉︎」

 

ヨハン「折角、僕が面白くしたのにさ…。何してるの、君達…?王の御膳だよ、跪いて、ひれ伏しなよ」

 

ヴァン「気に入られねえな…。そういう態度!」

 

零「舐めるんじゃねえぞ!」

 

俺達はオフルマズドに攻撃を仕掛けたが…。

 

ヨハン「君達には無理だって」

 

オフルマズドの攻撃を受ける。

 

イングリッド「ぐっ…!」

 

ノア「うっ…!」

 

このままじゃ、まずい…!

 

 

 

 

 

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

私は泣いていました…。まるで小さな子供の様に…。

 

ユイ「ひぐっ…うぐっ…!」

 

レナ「ユイ…」

 

ユイ「お姉ちゃん…」

 

レナ「ユイ、来てくれてありがとう。行こう、みんなが待ってる」

 

ユイ「…一緒にいよう、お姉ちゃん」

 

レナ「え…。ユイ、どうしたの?」

 

ユイ「だって、お姉ちゃん…。アレクトから戻れなくなっているんでしょ?」

 

レナ「…!…そうだね。多分、私はもう人間には戻れないと思う」

 

ユイ「だ、だったらもういい!私はここで一生お姉ちゃんと一緒の方がいい!お姉ちゃんだってそうでしょう⁉︎」

 

レナ「私は…ちょっと違うかな」

 

ユイ「えっ…⁉︎」

 

レナ「私ね、ユイの事ずっと凄いと思ってた」

 

ユイ「わ、私、凄くなんて…!」

 

レナ「ううん、ホントは泣き虫なのに、友達といっぱい遊びたいのに、お父さんとお母さんがいなくなって、寂しいはずなのに…ユイはずっと頑張ってた」

 

ユイ「それは…お姉ちゃんがいてくれたから…!」

 

レナ「うん、知ってる。そんな凄いユイのお姉ちゃんであれるように私も頑張ってたから」

 

ユイ「お姉ちゃん…」

 

レナ「だから、ユイがやりたい事、知ってるの。お姉ちゃんですから!」

 

お姉ちゃん…。

 

レナ「ユイはヨハンに取られたものを取り返しに来たんでしょう?」

 

ユイ「でも…私、何も言い返せなかった…」

 

レナ「うん、私もあいつの前で何も出来なかった…。でもね、ゆい、お母さんとの約束覚えてる?」

 

ユイ「二人で力を合わせる…。」

 

レナ「私達、お母さんの自慢の娘達だから」

 

ユイ「うん…!」

 

レナ「お母さんは嘘つきじゃない」

 

ユイ「うん…!」

 

私達は立ち上がった。

 

レナ「一人じゃ無理かもしれないけど…」

 

ユイ「二人なら、何とかできる…!」

 

私達は光に包まれ、光が消えると、私はアレクトに乗っていました。

 

ユイ「レナ…。私達、死んじゃったらどうなるのかな?」

 

レナ「わからない…。でも…」

 

ユイ「でも…?」

 

レナ「私も一人で死ぬかもと思った時は凄く怖かった…。だけど、今はそうでもないよ。もし死んじゃっても、ユイが側にいてくれるから」

 

ユイ「お姉ちゃん…」

 

すると、お姉ちゃんそっくりの女の子が現れました…。

 

ユイ「この子…」

 

レナ「多分、この子は私…。アレクトから生まれたもう一人の私…。この子のお陰でまたユイに会えたんだと思う」

 

ユイ「そっか、ありがとう」

 

?「…」

 

レナそっくりの子は微笑むと消えました…。

 

レナ「まだ終わってない…。ケイやティア…零達も戦ってる。行くよ、ユイ!」

 

ユイ「はい、お姉ちゃん!」

 

私達の言葉に呼応するかのようにアレクトは動き出しました…。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

このままじゃ、負ける…!

 

ヨハン「じゃあね」

 

オフルマズドから無数のビームが放たれた…!

 

ここまでか…!

 

だが、ビームと俺達の間に黒い球体が現れた。

 

サラ「えっ…⁉︎」

 

イングリッド「あれは…⁉︎」

 

そして、その球体からアレクトが現れる。

 

零「ユイ!」

 

アスナ「ユイ、大丈夫なの⁉︎」

 

ヴァン「小さい姉さんも無事なのか!」

 

レナ「うん、何とか…」

 

ヨハン「何だ…まだいたの?それじゃあ改めて…ようこそ、ルクス・エクスマキナへ…。エナストリア皇国の女皇、ユインシエル・アステリア」

 

ユイ「ルクス・エクスマキナ…!」

 

ヨハン「そう、僕こそがこの神の器、ルクス・エクスマキナを統べる王さ。まあ、とはいえ、ご覧の通り、僕と君とじゃ王様としての格が違うけどね」

 

ユイ「そうかもしれません…。でも、私はエナストリアの女皇として…一人の人間として…大切な人達を返してもらうために来ました!」

 

ヨハン「そんなボロボロになってまで来たのに…もう解放されちゃったよ。無駄な努力ご苦労様」

 

ユイ「でも…!あなたは、また同じ事をするんでしょ?」

 

ヨハン「そうだよ。君達を消した後にゆっくりやり直す事にするよ」

 

ユイ「だから…!」

 

ヨハン「だから、何さ?」

 

ユイ「だから、こんな事を二度と繰り返えさせない為に、あなたをここで止めます!」

 

ヨハン「人間なんかに…何が出来るって言うのさ⁉︎」

 

?「人間は…あなたを…神の器を統べる王だって止める事が出来ます!」

 

魔法陣から現れたのは…ゼルガードとエクスクロスの戦艦…!

 

戦艦からみんなが出撃した。

 

青葉「エクスクロス、ただいま到着!」

 

エイサップ「どうやら、無事みたいだな!」

 

アマリ「零君、ゼフィちゃん、皆さん!大丈夫ですか⁉︎」

 

ゼフィ「ママ!」

 

零「アマリ…」

 

アマリ「…私は…ユイさんにとんでもなくひどい事をしました…」

 

ユイ「アマリさん達も…記憶が…!」

 

アンジュ「ええ、思い出したわよ、ユイ!」

 

シモン「待たせて悪かったな、みんな!」

 

ノブナガ「ここからは俺達も加勢する!」

 

海道「よっしゃあ!これでウイングクロスも使えるぜ!」

 

九郎「マスターテリオン…」

 

マスターテリオン「遅かったな、大十字 九郎」

 

九郎「ユイの為にありがとな」

 

マスターテリオン「余はヨハンのやり方が気に入らなかっただけだ」

 

プリシラ「ヴァン!勝手に行かないでよ!」

 

ヴァン「だって、お前等、あいつらの事忘れてたじゃねえか」

 

真上「それにしても、なぜお前達がここに来れた…?」

 

由木「レナさんそっくりの女の子の開いた魔法陣でここまで来たんです」

 

ベルリ「ユイさん!あのヨハンって奴に一発ブチかましましょう!」

 

ユイ「はい!ヨハン君、私はあなたを止めて、みんなの所に帰ります!」

 

ヨハン「いいよ、だったら、みんなまとめてここで死ね!」

 

 

すると、無人機のヨロイ軍団が現れた。

 

レイ[ガンソ]「カギ爪の兵器か!」

 

ヒルダ「そんなものであたしらを止めれると思うなよ!」

 

レナ「殺させない…。ユイも、ティア達も…エクスクロスのみんなも絶対に!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 ミハエルVS初戦闘〉

 

ミハエル「(待っていてください、ファサリナさん。僕は必ず、あなたを迎えに行きます…!)」

 

 

〈戦闘会話 ユイVSヨハン〉

 

ヨハン「こいつ…何なの?人間の癖に何でさっさとひれ伏さないんだよ!わからないの?僕と君とじゃ、王としての力が違い過ぎるんだって!」

 

レナ「そうだね、違い過ぎる…。確かに、ユイはあなたや私みたいな力は持ってない。でも、そんな力…ユイには必要ない!ユイはいつもみんなの事を考えてる…。みんな、そんなユイの力になりたいって、思ってる!それが人間…そして、ユイの力!あなたや私の力なんかじゃ比べモノにならない!本当の力よ!」

 

ユイ「ヨハン君…あなたを止めます!」

 

ヨハン「うおおおおおっ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 サラorイングリッドVSヨハン〉

 

サラ「ノア姉様が受けた屈辱…倍にして返す!」

 

ティア「返してやる!」

 

ヨハン「お前達に…お前達に何が出来るって言うんだ!」

 

ティア「出来るよ。それが本当の人間の力だから!今度こそ、素粒子レベルまで分解する…!」

 

イングリッド「終わらせてあげるわ、ヨハン…。12年間続いたあなたとの因縁を!」

 

 

〈戦闘会話 ノアVSヨハン〉

 

ヨハン「僕の玩具如きが…僕には向かうなよ!」

 

ノア「サラやティア…そして、多くの人間を苦しめたあなただけは…私達が止める!」

 

 

 

 

アレクトの攻撃でオフルマズドはダメージを負う。

 

ヨハン「くっ…!一人じゃ何も出来ない事を何偉そうに語ってんだよ!結局、他人の力がなければ、何も出来ないんだろ?僕は違う…!僕はそんなのなくともなんでも出来る!僕の力こそ、本当の力なんだ!だから、お前等みたいな奴等は…大人しく僕の玩具になっていればいいんだよ!」

 

ユイ「ヨハン君は、人間が羨ましいの?」

 

ヨハン「はあ?」

 

ユイ「私、みんなに忘れられた時、凄く寂しかった…。独りぼっちがあんなに怖いって知らなかった…」

 

レナ「…」

 

ヨハン「黙れよ…!」

 

ユイ「あなたもそうなんでしょ!」

 

ヨハン「黙れって言ってるだろ!僕はもう一度、玩具集めをしなくちゃならないから、忙しいんだ!さっさと死んでよ、女皇様…!」

 

ユイ「あなたも大切な人を欲しいのかもしれない…。でも、あなたのやる事を私達は受け入れる事は出来ません!」

 

すると、アレクトの身体から黒い闇の炎が出てきた。

 

アイーダ「あれは…!」

 

ラライヤ「アレクトが暴走しているのですか⁉︎」

 

マスク「いや、おそらく違う…!」

 

アレクトの中にもう一人のレナが…。

 

レナ「あなたは…」

 

?「…」

 

ユイ「うん、わかった!ヨハン君、私達は何度やられても諦めません!」

 

アレクトがオフルマズドに攻撃を仕掛けた…。

 

ユイ「私達はあなたのやっている事を受け入れるつもりはありません!」

 

レナ「これで決める…!」

 

アレクトから闇の炎が出て、走り出し、右手でオフルマズドを一発殴る。

 

さらに跳躍する。

 

ユイ「レナ!」

 

レナ「任せて!」

 

アレクトが全霊を捧げて右腕を巨大化させた。

 

ユイ&レナ「「アストラル・ブロー‼︎」」

 

巨大化させた右腕でオフルマズドを殴り飛ばした。

 

ヨハン「グアァァァァッ‼︎」

 

アストラル・ブローを受けたオフルマズドは大爆発を起こした…。

 

優香「やった!」

 

メル「オフルマズドにダメージを与えました!」

 

マリア「いや…まだよ!」

 

ヨハン「女皇様…。君には本当に腹がたつよ。僕に仲間はいない。大切な人もいない。人間の魂は結局、玩具にしかならなかった…。君みたいに、全て持っている奴に言われるのだけは我慢できないな。だから、もう何もいらない。人間なんてどうでもいい。だから…」

 

オフルマズドの中から…人型のレガリアが出てきた…⁉︎

 

ヨハン「ユインシエル・アステリア…お前は殺す」

 

リュクス「何なんですか、あれは⁉︎」

 

サコミズ「あれが奴の真の姿か…!」

 

ヨハン「消えろ」

 

オフルマズドの攻撃でアレクトはダメージを負っていく。

 

レナ「くっ…!」

 

ユイ「れ、レナ…!」

 

アマルガン「これは…!」

 

ゼロ「闇が…!」

 

そして、アレクトの身体が完全に闇に包まれ、闇は広がり、俺達まで飲み込んだ…。

 

 

 

ーユインシエル・アステリアです。

 

私が眼を覚ますと、目の前にレナがいました。

 

ユイ「お姉ちゃん…!ここは…?」

 

私は辺りを見渡すと門のようなものとその前にレナそっくりの少女が立っていました。

 

?「…」

 

レナ「この子は多分、私達を迎えに来てたんだね」

 

ユイ「え…」

 

レナ「レガリアの力の根源…。光の力、ルクス…」

 

ユイ「ルクス…」

 

この子が…ルクス…。

 

レナ「きっと、リューとロウの所にいたレガリア達もこの門を通って行ったんだよ」

 

ユイ「!」

 

レナ「ユイ…。ちょっとだけ、届かなかったみたい。でも、後悔はしていないから」

 

ユイ「…まだだよ、お姉ちゃん」

 

レナ「え…」

 

ユイ「まだ私達はみんなからもらった想いを…誰にも伝えられてない。お母さんやアーベルさんが私達に想いを託してくれたようにみんなが自分達の想いを明日に託せるようになる為に…」

 

私はルクスちゃんに笑いかけた。

 

ユイ「光の力、ルクス…。じゃあ、ルクスちゃんだね」

 

ルクス「…」

 

ユイ「ルクスちゃん、もう少しだけ時間を頂戴!」

 

レナ「ユイ…」

 

ユイ「私達…想いが届かなかったり、失敗したりばかりだけど、少しずつ前に進んでいきたい」

 

ルクス「!」

 

ユイ「私達の想いを…何処までもつなげていって欲しいから…」

 

そして私達はルクスちゃんに連れられ、門の中へと入ったが、また同じ空間に出て、さらに、空間はお花畑になる。

 

その光景を見て、私達は笑い、光に包まれた…。

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

闇に包まれた俺達…。

 

このままどうなるんだ…?

 

外からヨハンも攻撃してきている…。

 

だが、攻撃は弾かれた…!

 

ルクス「…!」

 

ヨハン「お前は…!」

 

あれは…レナのそっくりな少女…!

 

そして、闇が消えるとアレクトの闇も消えていた…。

 

ユイ「ありがとう、ルクスちゃん」

 

ナオミ「ユイ!」

 

ユイ「みんな…」

 

イングリッド「一体、どうなったの…?」

 

サラ「みんな、あれ見て!」

 

少女がオフルマズドの前に…?

 

すると、少女から光が放たれた。

 

ヨハン「この力…お前がルクスなのか…⁉︎」

 

アマリ「あの子が…光の力、ルクス…?」

 

ヨハン「ルクスが人間の姿になって…しかも人間を助けるなんてね…。何で…何でお前ばっかり!たかが人間の癖に、何でルクスまで味方につけてんだよ!」

 

ユイ「人間の力は小さいから…だから、私達は力を合わせるんです!二人で切り開けない未来なら…みんなで切り開くんです!」

 

レナ「私達、レガリアは…ユイの、みんなの明日を繋げる力になる!」

 

アレクト、ティシス、メガエラが並んだ。

 

ユイ「ルクスちゃん!」

 

ルクス「…!」

 

ルクスがアレクト、ティシス、メガエラに手を翳すと謎の光が放たれ、三機を包み込み、光が消えると三機は合体していた…。

 

アルト「アレクト達が…合体した⁉︎」

 

ヨハン「な、何…⁉︎」

 

ノア「あれは…エリニウスのレガリアの…真の姿…!」

 

ユイ「ありがとう、お姉ちゃん、ルクスちゃん!」

 

ケイ「光が…力が溢れてる!」

 

ユイ「サラちゃん、ティアちゃん、ケイちゃん、イングリッド…。この世界でみんなの想いを繋げる為に…私達に力を貸して!」

 

サラ「いいよ、ユイちゃん!」

 

ティア「いいよ、」

 

ケイ「勿論!」

 

イングリッド「私達にできる事なら喜んで!」

 

一夏「当然、俺達も手を貸しますよ!」

 

零「俺達は全員、仲間だからな!」

 

レナ「行こう、ユイ!」

 

ユイ「うん!…ヨハン君、あなたは…みんなの力で絶対に止めます!」

 

ヨハン「ああ…やってみろよ。ルクスの力…みんなの力、いくらでもかかってくるがいいさ。非力な人間が何人束になったって、僕に敵うわけないだろ!」

 

ユイ「勝ってみせます、絶対に!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

〈戦闘会話 万丈VSヨハン〉

 

万丈「自らの力に過信して、相手を見下す…悲しい男だな、君は…」

 

ヨハン「僕が王だから、当然の事だ。お前も大人しく僕の前に跪け!」

 

万丈「悪いが、そう簡単に頭を下げる気などない!」

 

 

〈戦闘会話 ショウVSヨハン〉

 

ショウ「お前の中の悪のオーラは俺達が断つ!」

 

ヨハン「聖戦士如きが僕を断ち切れると思うな!逆に僕がお前を殺す!」

 

ショウ「俺は死ぬわけにはいかない!争いを終わらせるまでは…!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSヨハン〉

 

ヨハン「もういい、お前等全員、邪魔なんだよ!」

 

エイサップ「邪魔なのはお前の方だ!世界も人もお前から解放してやる!」

 

 

〈戦闘会話 カミーユVSヨハン〉

 

ヨハン「人は必ず、争いを起こす。だから、僕が玩具にして、管理する!」

 

カミーユ「人は変わっていく…そして、争いはなくなっていく!人はお前の管理など必要ないんだ!」

 

 

〈戦闘会話 ジュドーVSヨハン〉

 

ジュドー「玩具、玩具って…ガキか、お前は!」

 

ヨハン「黙れ!お前も僕の玩具になれ!」

 

ジュドー「誰が好き好んで玩具なんかになるかよ!」

 

 

〈戦闘会話 アムロVSヨハン〉

 

アムロ「今まで色々な奴を見てきたが、お前の様な歪んだエゴを持つ奴は初めてだ!」

 

ヨハン「お前達がエゴと言っているもの…。だが、それは僕の望みでもあるんだ!」

 

アムロ「ふざけるのも大概にしろ!お前のエゴは俺達が止める!」

 

 

〈戦闘会話 バナージVSヨハン〉

 

ヨハン「お前達は大人しく僕に従っていればいいんだよ!」

 

バナージ「王というのはみんなを幸せにする人の事のはずです!お前はエゴを振りかざす、悪魔だ!」

 

 

〈戦闘会話 シーブックVSヨハン〉

 

ヨハン「僕は人間の生命を奪う奴等よりもマシなはずだ!」

 

シーブック「ふざけるなよ!お前のやり方もたちが悪いんだよ!お前は止める…絶対に!」

 

 

〈戦闘会話 トビアVSヨハン〉

 

ヨハン「記憶喪失だと、みんなを偽っているお兄さんにとやかく言われたくないね!」

 

トビア「それとこれとは関係ない!人の魂を…想いを弄ぶお前は許さねえ!」

 

 

〈戦闘会話 キンケドゥVSヨハン〉

 

ヨハン「お前の世界の大切な人も僕の玩具にしてやる!」

 

キンケドゥ「そんな事してみろ!ただで済まさないからな、覚悟しろ!」

 

 

〈戦闘会話 ヒイロVSヨハン〉

 

ヨハン「お兄さんもさ。沢山の人を殺してきたよね?僕の邪魔、する資格ないんじゃない?」

 

ヒイロ「平和の妨げとなるのから、お前を殺す。ターゲット、ヨハン…!」

 

 

〈戦闘会話 シンVSヨハン〉

 

ヨハン「多くの人を失わない為にも僕が玩具にしてあげるよ」

 

シン「その為に俺達が平和の為に戦っているんだ!平和の為、お前も倒す!」

 

 

〈戦闘会話 キラVSヨハン〉

 

ヨハン「多くの人の魂をまた集めないといけないから、素早く終わらせるよ」

 

キラ「人の生命を何だと思っているんだ!そんな事、僕達がさせない!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSヨハン〉

 

ヨハン「人間如きが異性体とわかり合うだなんて、おこがましいと思わない?」

 

刹那「そんな事はない…!俺達やどんな異性体とも分かり合う事が出来る…それも不可能な事ではない!」

 

 

〈戦闘会話 キオVSヨハン〉

 

キオ「このアル・ワースは君には渡さない!」

 

ヨハン「渡されなくとも自分で手に入れるから必要ないよ」

 

キオ「やらせない!僕達が止めてみせる!」

 

 

〈戦闘会話 アセムVSヨハン〉

 

アセム「人類みなお前の玩具か…。とんでもない事を考える小僧だな」

 

ヨハン「僕はただの子供とは違うからね。このぐらいは当然だよ」

 

アセム「だが、見逃すわけにはいかねえな!」

 

 

〈戦闘会話 フリットVSヨハン〉

 

ヨハン「おじさんの出る幕はないよ」

 

フリット「生意気な子供だな。少し、仕置が必要な様だな。まずは計画を止めてやろう」

 

 

〈戦闘会話 ベルリVSヨハン〉

 

ヨハン「頭のいいお兄さんじゃ、僕の考えなんてわからないだろうね」

 

ベルリ「頭が悪くても君の計画はおかしいって理解できる!人間を舐めるなって事だよ!」

 

 

〈戦闘会話 三日月VSヨハン〉

 

ヨハン「お前等の様に戦いの中にいるぐらいなら、とっとと僕の玩具になった方が楽じゃない?」

 

三日月「何言ってるのお前?玩具は玩具、人は人だよ。人を玩具にさせる様な事、させないから」

 

 

〈戦闘会話 オルガVSヨハン〉

 

ヨハン「お兄さんさ…。人の玩具を取る事は悪い事って知らないの?」

 

オルガ「普通ならそうだが、お前の場合は別だ!容赦なく、取り上げさせてもらうからな!」

 

 

〈戦闘会話 ワタルVSヨハン〉

 

ヨハン「救世主君も大変だね、ドアクダーを倒したところでみんな、僕の玩具になるのに」

 

ワタル「そんな事、僕がさせるもんか!人を玩具なんて、バカな事は絶対に阻止するから!」

 

 

〈戦闘会話 舞人VSヨハン〉

 

ヨハン「お兄さんも超AIっていう玩具を持っているよね?」

 

舞人「超AIは玩具なんかじゃない!俺の正義でお前を止めてみせる!」

 

 

〈戦闘会話 ルルーシュVSヨハン〉

 

ヨハン「僕を止めたいのなら、ギアスとかいうもので止めてみたらどう?魔王のお兄さん」

 

ルルーシュ「偽りの王が魔王に敵うとでも思っているのか?お前など、ギアスを使わずとも止めてみせる」

 

 

〈戦闘会話 青葉VSヨハン〉

 

青葉「何処の野郎も人間の生命を何だと思っているんだ⁉︎」

 

ヨハン「僕の玩具だよ」

 

青葉「何考えてるか、わからねえがそんな事させてたまるかよ!」

 

 

〈戦闘会話 アンジュVSヨハン〉

 

ヨハン「ミスルギ皇国のお姉さんも僕の邪魔をするの?」

 

アンジュ「ええ、そうね。聞き分けの悪い子供は好きじゃないの。だから、遠慮なくやらせてもらうわ!」

 

 

〈戦闘会話 甲児VSヨハン〉

 

ヨハン「無限の可能性を持つマジンガーのパイロットのお兄さん。神にも悪魔にもなれるマジンガーなら僕を止められると思っているの?」

 

甲児「ああ、そうだ!マジンガーの力を見せてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 鉄也VSヨハン〉

 

ヨハン「戦闘のプロのおじさん。僕と勝負しようよ!」

 

鉄也「いいだろう。負けても泣きべそをかくなよ!」

 

 

〈戦闘会話 海道VSヨハン〉

 

ヨハン「お兄さん達さ、どうやって記憶消去から、逃れられたの?」

 

真上「あんなもので俺達の記憶を消せると本気で思っていたのか?」

 

海道「俺達の記憶を消したいんなら、もっと強いもん持ってこい!」

 

 

〈戦闘会話 シモンVSヨハン〉

 

ヨハン「螺旋王を倒した螺旋のお兄さん。ドリルなんかひ弱な武器で僕を貫けると思ってるの?」

 

ヴィラル「随分と舐められているな、シモン」

 

シモン「だったら、そのニヤケ顔に風穴を開けてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 ネモ船長VSヨハン〉

 

ヨハン「船長さんさ…。安心しなよ、君の娘さんも魂にしてあげるから」

 

ネモ船長「そんな事はやらせん。ナディアは私が取り戻す!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSヨハン〉

 

一夏「ユイさんを泣かした分、ぶん殴ってやるよ!」

 

ヨハン「へえ、相変わらずの惹きつけだね。じゃあ、お前の大切な人達も泣かせるとするか」

 

一夏「ふざけるな!俺の大切な人に指一本も触れさせないぞ!」

 

 

〈戦闘会話 竜馬VSヨハン〉

 

ヨハン「ゲッター線…。そんなものもルクス・エクスマキナの前では無意味さ」

 

竜馬「だったら、受けてみるか?ゲッターのパワーと共にな!」

 

 

〈戦闘会話 葵VSヨハン〉

 

葵「馬鹿げた事を考えているお子様にはお仕置きが必要みたいね」

 

ヨハン「人間如きが僕にお仕置きをするだって?獣は獣らしく、檻に入れてあげるよ!」

 

葵「だったら、獣らしく噛み付くとしますか!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSヨハン〉

 

九郎「お前にはまんまとやられたぜ!」

 

ヨハン「ユインシエル・アステリアの無様な姿は滑稽だったね」

 

九郎「てめえだけは許さねえ!ぶっ飛ばしてやらぁ!」

 

 

〈戦闘会話 ヒーローマンVSヨハン〉

 

ヨハン「へえ、面白い玩具を持っているじゃん。僕の玩具にしてあげるよ!」

 

ジョーイ「ヒーローマンは僕の相棒で玩具なんかじゃない!お前にヒーローマンは渡さない!」

 

 

〈戦闘会話 ヴァンVSヨハン〉

 

ヨハン「お前の存在は計算外だった…!」

 

ヴァン「いいじゃねえか、ニヤケ顔ばかり見せるガキの怒り顔…。大人を舐めるなって事だ!俺はガキだろうと容赦なく、ぶった斬るからな!」

 

 

〈戦闘会話 アマタVSヨハン〉

 

ヨハン「機械天使が神の器の王である僕を止める気?」

 

アマタ「止める…!魂なき世界なんて俺達は認めない!」

 

 

〈戦闘会話 ノリコVSヨハン〉

 

ヨハン「気合と根性でどうにかなる程、僕は甘くないよ」

 

ノリコ「ならば、あなたに見せてあげるわ!ガンバスターの真の力を!」

 

 

〈戦闘会話 ユイVSヨハン〉

 

レナ「私達は一人ででは生きていけない…」

 

ヨハン「だから、みんなと一緒に生きていくんです!」

 

ヨハン「そうやって、生きたって最後は結局死ぬんだ!死んだら、何の意味もない。僕の玩具になれば、そんな事気にせず、永遠に存在し続けられるのに!」

 

ユイ「永遠なんてなくても、次に受け継がれていけば、私達の想いが消える事はないんです!」

 

レナ「あなたの世界では、それが出来ない!」

 

イングリッド「私は、ユイとユイのお母様からそれを教えてもらった!消えていったリムガルドの人達の想いを受け継いで私達は生きる!」

 

サラ「ティアも私達もユイちゃん達と一生懸命に生きるんだから!ノア姉様とみんなの為に!」

 

レナ「私達はみんなで泣いたり、笑い合いながら…」

 

ユイ「生きて、生きて…生き抜くんです!」

 

ヨハン「だったら、それをここで断ち切ってやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 ノブナガVSヨハン〉

 

ヨハン「消えろ、みんな消えてしまえばいいんだ!」

 

ノブナガ「いや、消えるのはお前だ。偽りの王…破壊王が滅する!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSヨハン〉

 

ヨハン「お前等は大人しく魂となって、僕の玩具になっていれば、苦しむ事もないんだ!」

 

カンタム「そんなの真っ平御免だ!」

 

しんのすけ「オラ達はお前の玩具になるつもりなんてないゾ!みんな大切な人間だから!」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSヨハン〉

 

ケロロ「ペコポン人を玩具にするなど、古い手は認められないでありますよ!」

 

ヨハン「侵略者に言われたくないんだよ!」

 

ケロロ「ならば、侵略行為の妨げになるのなら、我輩達が止めるであります!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVSヨハン〉

 

アキト「世界の人達をお前に好きにさせるわけにはいかない…!」

 

ヨハン「だったら、邪魔をするお前ごと殺してやる!」

 

アキト「やってみろ、悪党。返り討ちにしてやる…!」

 

 

〈戦闘会話 ルリVSヨハン〉

 

ルリ「神と自称する方はロクな方がいませんね」

 

ヨハン「お前に…お前に何がわかる⁉︎」

 

ルリ「わかりません。人間を玩具と考える幼稚な方の考えなど…。私達がその計画を潰します」

 

 

〈戦闘会話 アルトVSヨハン〉

 

ヨハン「人間に翼なんて必要ないんだよ!」

 

アルト「そんな事ねえよ!人間の魂を縛ろうとするお前なんかに俺達を否定する資格はねえんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 リオンVSヨハン〉

 

リオン「お前のお遊びもここまでだ!」

 

ヨハン「終わらせるものか…。お前等を殺して、もう一度一からやり直す!」

 

リオン「諦めの悪い王様はみっともねえな!これで終わらせる!」

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSヨハン〉

 

ヨハン「何故だ⁉︎宇宙海賊のお前達にはこの星の人間の生命など関係ないだろう⁉︎」

 

ゴーカイレッド「生命ってものはな、そいつ一人一人にとっての大切な宝なんだよ!それを奪うってんなら、相手をしてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSヨハン〉

 

ヨハン「たったちっぽけな生命の為にお前等はどうして、僕に歯向かうんだ⁉︎」

 

ゼロ「生命に大きいも小せえもねえんだよ!何で、そんな事もわからねえんだ!」

 

 

〈戦闘会話 EXゴモラVSヨハン〉

 

レイモン「ヨハン、お前はここで止める!」

 

ヨハン「レイオニクス風情が…怪獣を従えるからっていい気になるなよ!」

 

レイモン「従えているのではなく、一緒に戦っているんだ!それを教えてやる!」

 

 

〈戦闘会話 マサキVSヨハン〉

 

マサキ「このお前の遊び場ごと、お前をぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

ヨハン「やってみろよ!後悔しても知らないからな!」

 

マサキ「それはこっちの台詞だ、いくぜ!」

 

 

〈戦闘会話 アーニーVSヨハン〉

 

アーニー「駄々をこねる子供の対応も楽ではないな」

 

ヨハン「なら、お前を殺して、楽にしてやるよ!」

 

アーニー「やれるものならやってみろ!だが、こっちは仕事上、手は抜かないぞ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSヨハン〉

 

ヨハン「ドグマでも僕を止める事は出来ないんだよ!」

 

アマリ「それならば、食らわせて上げます!私達の全力のドグマを!」

 

 

〈戦闘会話 零VSヨハン〉

 

ヨハン「お前達さえいなければ、ユインシエル・アステリアは孤独で絶望したんだ!お前達さえいなければ!」

 

零「そういうのも計算に入れておくもんだぜ、ヨハン!それから俺も怒ってんだ…。大事な妹分を泣かされて黙っていられねえんだよ!」

 

 

 

 

 

三機のレガリアが合体したエクテレウ・アレクトのトリニティ・ストライクを受けて、オフルマズドは大ダメージを受けた。

 

ヨハン「バカな…神の器の王である…この、僕が…!」

 

ユイ「…」

 

ヨハン「…殺せよ…。僕も、ルクス・エクスマキナももう終わり…。君達の勝ちだ」

 

ユイ「ヨハン君…」

 

ヨハン「同情なんていらない…。僕は今まで、一人で生きてきた…。死ぬ時だって、一人で消えてやる…」

 

ヨハン…。

 

ルクス「…」

 

レナ「あ…ルクス…?」

 

ルクス「…」

 

レナ「行っちゃうんだね?」

 

ユイ「え…そっか。じゃあ、ルクスちゃん、これを」

 

ルクス「…?」

 

ユイはルクスに指輪のペンダントを渡した。

 

ユイ「ルクスちゃん、覚えていてね。ルクスちゃんも私達の家族だって事を」

 

ルクス「!」

 

ルクスは頷き、ヨハンの元へ行った。

 

ヨハン「…何だよ、今更…。お前なんてもう必要ない。ほっといてくれ…」

 

すると、ルクスはヨハンの額に手をかざし、ルクスの力でオフルマズドは粒子化して、消えた。

 

ヨハン「これは…」

 

俺達の下に巨大な金色の魔法陣が現れる。

 

ヨハン「お前が…一緒に行ってくれるって言うのか?」

 

ルクス「…」

 

ルクスは微笑み、ヨハンにユイから貰ったペンダントをつけた。

 

ヨハン「…ユインシエル・アステリア…。僕を作ったのが、君みたいな奴だったら良かったのにな…」

 

最後にヨハンは優しく微笑み、ルクスと共に魔法陣に吸い込まれ、魔法陣は閉じた…。

 

それと同時にルクス・エクスマキナは崩壊した…。

 

レナ「終わったんだね…」

 

ユイ「ううん。まだだよ、お姉ちゃん」

 

レナ「…そうだね」

 

俺達はそれぞれの艦へ戻り、シグナスの格納庫に集まった…。

 

イングリッド「私達…帰ってきたのね」

 

ケイ「うん!」

 

サラ「ただいまー!」

 

ティア「ただいまー!」

 

ヒナ「おかえりなさい、みんな」

 

アマリ「ごめんなさい…。私達、皆さんの事を…」

 

ユイ「気にしないでください、アマリさん。こうして、みんなとまた会えたんですから!」

 

アマリ「ユイさん…」

 

零「皆さん、俺達も無事、帰還しました」

 

倉光「うん、お疲れ様」

 

ルルーシュ「いなかった分、きっちりと働いてもらうぞ」

 

海道「へっ、勿論だぜ!」

 

ノア「今までサラとティアがお世話になってしまって…ありがとうございます。私もこれからはエクスクロスの一員として、戦わせていただきます!」

 

ジル「勿論、大歓迎だ」

 

マーベル「よろしくね、ノア」

 

レナ「ユイ、これからどうするの?」

 

ユイ「うーん、まずはアル・ワースを平和にする為に戦う!」

 

レナ「平和にしたら?」

 

ユイ「あったかいお風呂に入って、ご飯を食べて、眠るの」

 

レナ「そう言う事じゃなくって…」

 

ユイ「その後、これからどうするか、一緒に考えよう。お姉ちゃん」

 

レナ「ユイ…」

 

ユイ「大丈夫、きっと何とかなる…。だって、今度はみんながいるんだから!」

 

レナ「うん!」

 

一人じゃ出来なくてもみんななら出来る、か…。大丈夫だ、エクスクロスのみんなでなら、アル・ワースをきっと平和な世界へ戻す事が出来る…。俺は、そう信じている…。

 





ー中断メッセージ

〈ユイとイングリッド〉

ユイ「あれ?おかしいな…。このやり方も違ったんだ…」

イングリッド「どうかしたの、ユイ?」

ユイ「あ、イングリッド…。実はね、隠し要素の出し方がわからなくて…」

イングリッド「まずは…この機体同士を戦わせて、ここでこの敵を倒すとあーなるわよ」

ユイ「イ、イングリッド…詳しいね…」

イングリッド「この12年間で30周ぐらいしているから」

ユイ「ス、スパロボはきっちりとしていたんだね…」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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