スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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いやー!進みます!

何故か、進みます!

それではどうぞ!


ボーナスシナリオ12 6人の幼馴染

 

 

ホープス「...皆様、私の研究室へようこそ。ここでは大きな戦いの合間に起きた小さな日常を振り返ってみます。これから私が語るのは、ゼフィが仲間となった後の話です。零、弘樹様、優香様、アスナ様、メル様、カノン様の6人は記憶を失い、お互いの事を忘れていましたが、記憶を取り戻し、昔の幼馴染の様に接しています。やはり、どんな人物でも仲のいい幼馴染や親友の前では気を許してしまうものなのでしょう…」

 

それでは始まります…。

 

 

 

 

 

 

 

ーーゼフィという新たな仲間を迎え、さらに一団となるエクスクロス…。零、弘樹、優香、アスナ、メル、カノンの6人の幼馴染はアマリとイオリ、ホープス、そして、ゼフィに昔の事を話していた…。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

ゼフィ「では、パパと弘樹お兄ちゃん達は幼馴染なんですね」

 

弘樹「おう、そうだぜ、俺と零、優香、アスナとメル、カノンは昔からの付き合いだ」

 

優香「懐かしいね〜。昔色々な事があったし」

 

ゼフィ「ママとイオリお兄ちゃんは違うんですか?」

 

アマリ「私は零君と同じクラスの時に知り合ったの」

 

イオリ「俺も一緒だ」

 

アスナ「あの時、アマリって…イジメを受けていたのよね?」

 

アマリ「はい、それを零君に助けてもらいました」

 

弘樹「そこから零に惚れたってワケか…。そんで恋は実ったと」

 

アスナ「へえ…。弘樹、それ私に喧嘩売ってるの?」

 

弘樹「い、いや…そういう意味で言ったんじゃねえよ!」

 

メル「ですが、零さんとアスナさんが恋人同士だったという事には学校中が大騒ぎしていましたよ」

 

アマリ「どうしてなんですか?」

 

アスナ「…」

 

優香「あー、あのね。アスナちゃんって、結構…男勝りな性格じゃない?だから、彼女にしたくない美女ランキング一位だったの!」

 

アスナ「ゆ、優香!」

 

イオリ「そ、そんなランキングがあったのか…」

 

アマリ「ひどい…」

 

ゼフィ「そんな事ないです!アスナお姉ちゃんは格好いいですよ!」

 

零「…ゼフィ、それフォローになってないぞ」

 

ゼフィ「えっ…⁉︎あ、すみません!」

 

アスナ「いいえ、ありがとうね、ゼフィ。フォローしてくれて」

 

零「そう言えば、優香やメル、カノンも人気だったな」

 

カノン「零さんがそれ言います?」

 

弘樹「お前等の中にいる俺って何だったんだ?」

 

メル「お言葉ですけど、弘樹さん…。私達のクラスの女子には大人気でしたよ」

 

弘樹「え、待ってくれ!それ初めて聞いたぞ!」

 

ホープス「ほう、人は見かけにはよらないとはこの事ですね」

 

弘樹「どういう意味だ、ホープス⁉︎」

 

零「覚えているか?メルがストーカーにあった事件」

 

カノン「覚えています!つけられているから助けてって言われて、私が一緒に帰ったんでしたね」

 

弘樹「でも、結局カノンも被害にあって、俺と零がストーカー野郎をぶっ飛ばしたんだったな」

 

アスナ「あれ?ストーカーに仲間がいて、ピンチになったのはどこの誰だったっけ?」

 

優香「あの時のアスナちゃんは凄かったね!」

 

零「地面に倒れている相手のマウントをとって、ボコボコに殴っていたからな」

 

弘樹「俺達が止めてなかったら、綾行く殺していた所だったんだぞ」

 

アスナ「流石に殺しはしないわよ!」

 

メル「それにしても零さんとアスナさんって、よく喧嘩をしていましたね」

 

優香「うん、なにかと意地を張り合って、一週間口を聞かなかった事あったよね」

 

弘樹「あの時、俺達が必死に仲を戻そうとして、大変だったんだぞ」

 

カノン「もう少し感謝してほしいです」

 

アスナ「いやいや、弘樹と優香が言えないでしょう!」

 

零「お前等…喧嘩して一ヶ月ぐらい口を聞かなかったじゃねえか」

 

弘樹「そ、それは…」

 

アスナ「意を決して、二人の仲介に入ったカノンに当たって、怒鳴ったでしょう?」

 

零「それで泣き出してしまったカノンを見て、メルがブチギレて、椅子をお前等にぶん投げたんだったな」

 

優香「う、うん…。あの時のメルちゃんは本当に怖かったよ…」

 

アスナ「クラス中、唖然となっていたのを覚えているわ」

 

メル「どうして私が悪者のように言うんですか…」

 

弘樹「まあ、そのおかげで優香と仲直りが出来たんだからな」

 

零「いや、仲直りしないとお前等死んでたぞ」

 

メル「失礼ですね、零さん⁉︎」

 

カノン「そう考えると私が一番まともですね」

 

アスナ「調子に乗らないでよ、カノン。あなたがよく迷子になった事は忘れないわよ」

 

カノン「ア、アスナさん…⁉︎」

 

メル「確かあの時は…キャンプに行って、一人だけ迷っていましたね」

 

零「方向音痴だから、よく迷子になっていたよな」

 

弘樹「そんで見つけた時には野生の熊に襲われそうになっていて、優香が熊を蹴り飛ばしていたな」

 

アスナ「そうそう!あの時の優香はまさに鬼神だったわ!」

 

優香「鬼神って、酷いよ!アスナちゃん!」

 

メル「その後、これ以上カノンちゃんが迷わないように弘樹さんがカノンちゃんをよく見るようになったのですね」

 

弘樹「まあな。放っておく事はできなかったしな」

 

優香「思えばあの時から二人の関係って、始まっていたのね」

 

カノン「や、やめてくださいよ、優香さん!」

 

アスナ「鬼神と言えば…ほら、私が男達にボコボコにされて、襲われそうになった時の事覚えてる?」

 

メル「あ!零さんが怒って、その男の人達を半殺しにしたあれですね!」

 

零「何言ってんだよ。ちゃっかりお前等も参加していたくせによ」

 

アスナ「あの時の零を見て、惚れ直したわ」

 

弘樹「いや、アスナ。お前も喧嘩に入っていたじゃねえか」

 

零「…何か…。最近の事なのに懐かしいな。ん…?どうした?アマリ、イオリ、ホープス?」

 

イオリ「い、いや…」

 

ホープス「何と言いますか…」

 

アマリ「零君達って、ヤンチャだったのね…」

 

零「いや、まだ序の口だぜ。まだまだ話はあるぜ」

 

アマリ「い、いや…もう十分…お腹いっぱい」

 

すると、警報が鳴った。

 

優香「警報…⁉︎」

 

ホープス「皆さま、どうやら魔従教団が来たようです」

 

イオリ「まずいぞ!今、ゼルガードを始めとする機体は修理中だぞ!」

 

アスナ「唯一、動かせるのは…」

 

メル「私達の機体だけですね!」

 

カノン「行きましょう、皆さん!」

 

アマリ「さ、3機だけでですか⁉︎もう少しお待ちした方が…」

 

弘樹「悪いが、動けるのに待機なんて真っ平ゴメンだぜ」

 

優香「ゼフィちゃん、あなたにも付き合ってもらうけどいい?」

 

ゼフィ「勿論、お付き合いします!」

 

零「よっしゃあ!行くぜ、みんな!」

 

俺達はそれぞれの機体に乗り込んだ…。

 

 

 

 

ボーナスシナリオ12 6人の幼馴染

 

 

 

 

 

俺達は機体に乗り、出撃した…。

 

零「ルーン・ゴーレムとディーンベル…。セルリックはいないようだな」

 

弘樹「まっ、楽に済むってもんだな!」

 

メル「油断は禁物ですよ、弘樹さん!」

 

優香「増援の危険性も考えないと!」

 

アスナ「でも、この6人だけでやるのは久しぶりね」

 

ゼフィ「アスナお姉ちゃん、私もいます!」

 

アスナ「あ…ゴメン、ゼフィ…」

 

カノン「では、ゼフィちゃんに見せましょう。私達、6人の戦い方を!」

 

零「(教育上心配だが…まあ、大丈夫か…)ああ!じゃあ、行くぜ!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

ゼフィ「頑張ってください、皆さん!」

 

アスナ「そう言われたら、断れないわね、零!」

 

零「ああ!何か、物凄く懐かしい気分だ!さてと、やろうぜ、アスナ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

カノン「参りましょう、弘樹さん!」

 

弘樹「おう!俺達の長年の連携…見せてやろうぜ、カノン!」

 

 

〈戦闘会話 優香VS初戦闘〉

 

メル「他の方には負けられませんね、優香さん」

 

優香「うん!援護はよろしくね、メルちゃん!」

 

 

 

 

俺達は魔従教団のオート・ウォーロックを全て倒した…。

 

アスナ「ざっと、こんなものよ!」

 

カノン「待ってください、この反応は…!」

 

現れたのは…数十体のガルム軍か…!

 

優香「今度はガルム…ネメシスの配下ね!」

 

弘樹「すぐにぶっ倒してやる!」

 

だが、奴等の動きが変だ…。

 

メル「気をつけてください!何か仕掛けて来ます!」

 

っ…!来る!

 

3機のガルムは同時攻撃を仕掛けてきたが…。

 

この動きには覚えがあるんだよ!

 

アスナ「メル!」

 

メル「ゼフィルスネクサスとディビウスホープレイはそれぞれ左右へ、ヴァリアスデストロイは上空へ回避してください!」

 

優香「ええ!」

 

メルの指示通りに俺達はガルムの攻撃を避け…。

 

カノン「弘樹さん、今です!」

 

弘樹「喰らいやがれ!」

 

ヴァリアスデストロイはクロスソードで急降下斬りを先頭のガルムに喰らわせた。

 

アスナ「零!優香!」

 

零「おう!」

 

さらに残った左右のガルムにはゼフィルスネクサスとディビウスホープレイの攻撃を浴びせ、3機のガルムは爆発する。

 

アスナ「どう?勝負は先頭と上を取るが勝ち作戦!名付けて、勝先取作戦!」

 

零「だから、ダサいっての!」

 

優香「懐かしいね!よく、絡んできた人に対してやってたよね!」

 

メル「跳躍力の高い弘樹さんと身体能力の高い零さんと優香さんだからこそ、出来る技です!」

 

零「いや、アスナとメル、カノン三人の適切な指示があってこそだ!」

 

弘樹「それじゃあ、残った敵をとっとと片付けるとするか!」

 

カノン「了解です!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

ゼフィ「お久しぶりであの動き…やはり、皆さんは凄いです!」

 

アスナ「あの攻撃…私と優香が変わってやった事もあったわね」

 

零「俺と弘樹が変わった事もあったな。さてと、こっちはこっちで片付けてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VS初戦闘〉

 

カノン「久しぶりですが、やれました!」

 

弘樹「指示の腕も上がってたぜ!俺も負けてはいられないな!」

 

 

〈戦闘会話 優香VS初戦闘〉

 

メル「そう言えば、オニキスにいた頃も私は司令塔をやっていましたね」

 

優香「きっと、向いているんだよ!実際にメルちゃんには何度も助けられているしね!よーし!私もやるよ!」

 

 

 

 

俺達はガルムとアマテラス軍を全て倒した…。

 

優香「全機撃墜したよ!」

 

零「!…優香!」

 

突然の砲撃を感じ取り、ゼフィルスネクサスはディビウスホープレイを庇い、攻撃を受けた…。

 

零「ぐっ…!」

 

弘樹「零!」

 

優香「ゴメン…大丈夫、零⁉︎」

 

零「ああ、かすり傷程度だ!」

 

アスナ「今の砲撃は…!」

 

現れたのは複数のグレモリーとアマテラス・ツヴァイか!

 

ギルガ「今の攻撃に対応できるとは流石だね、新垣 零!」

 

零「油断していたディビウスホープレイを狙ったつもりだったが、残念だったな!」

 

ギルガ「残念なのは君達の方だよ!こちらの物量に勝てるかな?」

 

アスナ「へえ…。物量、ね」

 

カノン「では、あの作戦で参りましょう!」

 

メル「あの作戦…?了解!」

 

物量で攻めてきた時の作戦か!やるか!

 

零「弘樹!優香!合わせろよ!」

 

優香「うん!」

 

弘樹「任せろ!」

 

3機は一斉に動き出し、複数のグレモリーを3機で囲い、攻撃し、一箇所に纏める。

 

零「今だ、任せたぜ!三人共!」

 

アスナ「ブレードビット!ガンズビット!」

 

カノン「セイバービット!」

 

メル「ブラストビット!」

 

複数のビットは一箇所に纏められていたグレモリー軍を一機残らず全滅させた。

 

ギルガ「な、何⁉︎あれだけのグレモリーが全滅…⁉︎」

 

アスナ「名付けて、多い敵は一箇所に纏めて、集中砲火作戦!」

 

零「ダサい…。しかも略称もない…」

 

優香「よくやっていたよね!私と零、弘樹が強盗の人達を一箇所に纏めて、メルちゃんが椅子、カノンちゃんが机、アスナちゃんがロッカーを強盗に投げていたもんね!」

 

弘樹「カノンが力持って事には驚いたがな」

 

カノン「い、言わないでくださいよ…」

 

ゼフィ「ご、強盗の人達に椅子や机、ロッカーを投げたんですか⁉︎その方達は大丈夫だったんですか⁉︎」

 

メル「大丈夫だったよ!」

 

ギルガ「な、何だ…⁉︎いつもの彼等とは違う⁉︎」

 

優香「まあ、懐かしさに浸っているからね!」

 

弘樹「さてと、後はお山の大将ただ一人だぜ!」

 

アスナ「これで終わらせるわよ!」

 

よしっ!戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

ゼフィ「…」

 

アスナ「ゼ、ゼフィー?あ、ダメだ…。あまりの攻撃の荒さに固まってる…」

 

ギルガ「あ、当たり前さ!何だい、あの規格外の攻撃は⁉︎」

 

零「俺達の懐かし攻撃だ。お前にも見せてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 弘樹VSギルガ〉

 

カノン「今度は鉄球を持ち上げて、当ててみようと思いますが…」

 

ギルガ「て、鉄球⁉︎」

 

弘樹「本気で人を殺す気か!いいから、行くぞ!」

 

 

〈戦闘会話 優香VSギルガ〉

 

ギルガ「椅子を人に向かって投げたのかい、メルちゃん⁉︎」

 

メル「えっと…パイプ椅子に木の椅子…鉄の椅子に機械の椅子を投げた事があります!」

 

優香「ほ、本当にバリエーション豊富だね…。よし、これで終わらせよう!」

 

 

 

俺達はアマテラス・ツヴァイにダメージを与えた。

 

ギルガ「な、何か…。今回の彼等は危険すぎる!撤退だ!」

 

アマテラス・ツヴァイは撤退した…。

 

零「増援は…ないな」

 

弘樹「よっしゃあ!完全勝利!」

 

優香「丁度、エクスクロスのみんなも来たみたいだよ!」

 

エクスクロスの戦艦が現れた。

 

アマリ「零君、みんな!無事…ですね」

 

青葉「す、すごい機体の残骸だな…」

 

ディオ「まさか、たった3機で…⁉︎」

 

アスナ「まあ、私達なら朝飯前よ!」

 

スメラギ「調子に乗らないの!」

 

ドニエル「後で艦長室に来い!勝手な行動をした罰で説教だ!」

 

メル「ええっ⁉︎」

 

弘樹「何で俺達が怒られるんだよ…⁉︎」

 

零「…はしゃぎ過ぎたな」

 

ゼフィ「もう…言葉も出ません…あ、出ていました…」

 

俺達は帰艦し、メガファウナの艦長室に集まった…。

 

ドニエル「馬鹿者!今回は無事だったから、よかったものの、何かあったらどうする気だったんだ!」

 

カノン「ご、ごめんなさい…」

 

弘樹「で、でも!結果的に敵を倒せたから、いいじゃないですか!」

 

レーネ「それとこれとは話は別だ!」

 

倉光「零君、君がいながら、こんな事になるなんてね」

 

零「う…!ご、ごめんなさい…」

 

スメラギ「罰として、全艦の廊下掃除!それと零には全艦の男トイレの掃除よ!」

 

優香「そ、そんな〜!」

 

零「ちょっと待ってくださいよ!どうして俺だけ、トイレ掃除まで…⁉︎」

 

オルガ「やんちゃし過ぎた罰だ」

 

名瀬「頑張れよ、零!」

 

ジェフリー「だが、確かに動けない機体の中、君達がいなければ危なかったのも事実だ」

 

扇「これからはもっと落ち着いて、行動してくれよ」

 

ネモ船長「一応、言っておく。感謝する、6人共」

 

弘樹「…はい!」

 

零「本当に申し訳ありませんでした!では、失礼します!」

 

俺達は艦長室から出た…。

 

スメラギ「ふう、いつも落ち着いている零でも、幼馴染と一緒にいるとやんちゃな子になるのね」

 

倉光「ですが、彼等の潜在能力は凄まじいの一言です」

 

ドニエル「ええ、それは私も認めています」

 

ネモ船長「見守っていこう。彼等、6人の未来を…」

 

 

 

 





幼馴染…やっぱりいいですよね!

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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