スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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今回は世界最強とあの軍人が登場します!


第0話 旅の始まり

俺と一夏、しんのすけの3人はこの世界...アル・ワースについての情報を得る為に再び、研究所を探し回る事にした。

 

勿論、しんのすけには一夏をつけてだが。

 

 

取り敢えず、めぼしいものはないな...機材もほとんど潰れて使い物にならない。

 

ん...?これは...。

 

俺は机に置かれていた資料を見つける。

 

資料にはアル・ワースについてと書かれていた。

 

資料を見つけた俺は一夏としんのすけと合流し、2人に資料を見せる。

 

一夏「神...エンデか」

 

零「まさか、神様までいるとはな...それに地図を見る限りだと西部には創界山っていう山があるみたいだな」

 

一夏「それと後は北部にルクスの国、東部にマナの国、南部に獣の国か...獣の国って、どんな国なんだろうな?」

 

しんのすけ「きっと、人の言葉を話した動物がいっぱい居るんだゾ!」

 

零「アハハ...ありそうで怖いな」

 

取り敢えず、今わかった事はこの世界の名はアル・ワースでこの世界にはアル・ワースの法と秩序を守っている集団で智の神エンデを崇拝している魔従教団があるのと、獣の国、マナの国、ルクスの国があるのがわかった。

 

一夏「零、これからどうするんだ?」

 

零「取り敢えず、この地図を見ると、この場所から1番近い所のモンジャ村っていう場所を目指そうと思う...この村なら人も居るだろうし、食料や飲み物も調達できるだろ」

 

一夏「そうだな...よし行くか!」

 

しんのすけ「出発おしんこ〜!」

 

一夏「ナスのぬか漬けー!」

 

一夏がボケに回っただと...⁉︎

 

ちなみにゼフィルスは元にあった場所に置いた。

 

ゼフィルスを触った時にゼフィルスの情報が全て頭の中に入り、ゼフィルスは1度乗ったパイロットが頭で来いと命じると自動的に来るみたいだ。

 

便利だな、これ。

 

 

 

第0話 旅の始まり

 

 

 

 

研究所を後にした俺達はそこから暫く歩いた。

 

1時間程歩いたかな?

 

しんのすけ「疲れたゾ〜...喉渇いたー!」

 

零「...お前、疲れたって、歩き始めて5分ぐらいで俺におんぶを要求してきたじゃねえかよ」

 

そう、今俺はしんのすけをおんぶしている状態だった。

 

まぁ、確かに喉は乾いたけどな...。

 

一夏「俺も喉が渇いた...」

 

零「食べ物は兎も角、この世界に来てから飲まず食わずだもんな...俺と一夏は戦闘後だし」

 

しんのすけ「水〜‼︎」

 

零「ない物は仕方ないだろ...ってか、耳元で騒ぐなよ...」

 

一夏「何処かに池かオアシスがあったら、良いんだけどな〜」

 

そんな都合が良いものがあるわけ...。

 

しんのすけ「あっ!池があったゾ!」

 

零「あったんかい⁉︎」

 

まぁ、幸いだな!これで水分補給もできて、当分の水も困らない!

 

俺達は池に駆け寄り、それぞれ水を飲んだ。

 

俺も正直、歩きっぱなしで喉がカラカラだったんだよな〜。

 

零「よし、後は水をいくつか入れていこう!...あ」

 

一夏「ん?どうしたんだ?」

 

零「水を入れる様な容器を持ってない」

 

一夏「あー⁉︎そうだった⁉︎」

 

しまった...!そうだ!俺達、ほとんど何も持ってねえじゃねえかよ!畜生!

 

しんのすけ「大丈夫だゾ!口の中にいっぱい含めば良いんだゾ!」

 

零・一夏「「そんなもん、1秒たりとも持たねえよ⁉︎」」

 

 

 

ーポチャン!

 

っ⁉︎何だ⁉︎

 

零「しっ!誰か居る!」

 

一夏「え⁉︎」

 

しんのすけ「お、オラ達は怪しい者じゃないゾ〜‼︎」

 

零「静かにしろって...!」

 

しんのすけの口を塞ぐが、水が弾いた音が聞こえた方から声が聞こえる。

 

?「誰だ⁉︎誰か居るのか⁉︎」

 

零「クソッ...!気づかれたか...!」

 

声からして女か...?人が見つかった事は嬉しいが、正直良い人かもわからないから、警戒はしないとな...!

 

一夏「あれ?この声は...!」

 

すると、向こう側からスーツの女性が歩み寄って来た。

 

凄い美人だな...。ってあれ⁉︎しんのすけは⁉︎

口を押さえていたはずのしんのすけの姿がなく、俺は辺りを見渡すと、女性の前にしんのすけは居た。

そして...。

 

しんのすけ「へい!お姉さん!オラと人生という名の旅をしない?」

 

ナンパしていた。

 

?「ほう?その歳でナンパか?見事なものだな」

 

そこ褒めるとこじゃねえだろ⁉︎

 

零「あーもう!ナンパしてる場合か‼︎」

 

一夏「千冬姉⁉︎」

 

俺が女性からしんのすけを離していると、一夏が声を上げる。

 

一夏の声に俺としんのすけ、女性は一夏の方を向くと女性の表情が驚きに変わる。

 

?「い、一夏...なのか?」

 

一夏「そうだよ!俺だよ!千冬姉!」

 

?「無事で何よりだ!」

 

一夏の顔を見て、安心の表情を浮かべた女性は一夏の肩を持った。

 

それよりも、一夏...。あの女の人の事を姉って呼んだか?

 

零「一夏、その人は?」

 

一夏「あー、悪い!この人は織斑 千冬!俺の姉だ!」

 

千冬「織斑 千冬だ、よろしく頼む」

 

姉貴だったのか...。

 

零「俺は新垣 零です!んで、こっちが」

 

しんのすけ「オラ、野原 しんのすけ5歳!好きな言葉はモーレツだゾ!」

 

嫌、意味がわからん...。

 

全くこのスケベ園児は...。

 

その後、俺達と千冬さんで知っている情報を交換した。

 

まさか、千冬さんがIS学園の教師だったなんてな。

 

千冬「アル・ワースか...私達は異世界に来たという事になるのか?」

 

一夏「そうなるな」

 

千冬「俄かに信じがたいが、信じるしかないだろう...それと、新垣...一夏が世話になった様だな...礼を言う」

 

零「いえ!俺達も一夏には助けて貰いましたんで!それと、俺の事は零で良いです!」

 

しんのすけ「オラの事もしんちゃんで良いゾ!」

 

千冬「そうか...では、零と呼ばせてもらうぞ...野原はしんのすけと呼ぶ」

 

しんのすけ「うぅ...」

 

しんのすけのペースに乗せられないとは...流石だな...。

 

一夏「それと、千冬姉...ごめん、俺勝手にISを使っちまったんだ」

 

千冬「此処は私達の世界とは違う...それに、零達を助ける為に使ったんだろ?私からは何も言わん」

 

一夏「ありがとな!千冬姉!」

 

千冬「織斑先生だと...まぁ、良いか」

 

一夏も千冬さんも嬉しそうだな...。

まぁ、当たり前か...実の姉貴に逢えたんだもんな。

 

千冬「所でお前達はこれからどうするんだ?」

 

しんのすけ「お好み焼き村に向かうんだゾ!」

 

零「モンジャ村だ!...そこで食料や飲み物も調達をしようかと」

 

千冬「だったら、私も同行させて貰っても良いか?」

 

零「勿論です!よろしくお願いします!」

 

良かった...大人が一緒にいるだけで此処まで心強いとはな。

 

すると、俺達の周りに研究所の近くで戦った巨大ロボットが数体現れる。

 

資料にもこいつらの事は載っていた。

 

何でも魔従教団のルーン・ゴーレムという名前らしい。

 

でも、何でアル・ワースの秩序を守ってる魔従教団のロボットが俺達を襲うんだ?

 

一夏「零!行くぞ!」

 

零「嫌、彼奴らは俺1人でやる!お前は千冬さんやしんのすけを守っていてくれ!」

 

一夏「でも!...わかったよ」

 

零「頼むな!よし...来い!ゼフィルス‼︎」

 

俺が叫ぶとゼフィルスが凄まじい速さで来た。

 

俺はゼフィルスに乗り込み、ルーン・ゴーレム軍団と戦い始める。

 

 

 

 

戦いを始めて、数十分が経った。

 

零「これでラストだ‼︎」

 

残り1体を倒した...。しかし、またもやルーン・ゴーレムの軍団が10体程現れる。

 

零「キリがねえ!」

 

ルーン・ゴーレム軍団の攻撃を避け続ける俺。

 

しかし、そこへ悲鳴が聞こえ、一夏達の方へ視線を移すと、1体のルーン・ゴーレムが一夏達の目の前に居て、攻撃しようとしていた。

 

零「させるかよ‼︎」

 

俺はすぐさま、ゼフィルスを動かして二刀のクロスソードを合体させ、バスターソードモードに変えると、一夏達を攻撃しようとしていたルーン・ゴーレムに突っ込み、斬り裂いて爆発させた。

 

零「よし、何とか...グアァッ⁉︎」

 

一夏達が無事と知り、安心するのもつかの間...俺は周りのルーン・ゴーレムから一斉攻撃を受ける。

 

一夏「零!」

 

しんのすけ「零お兄ちゃん!」

 

千冬「このままではマズイぞ!」

 

みんなの声が聞こえるが俺は攻撃による衝撃に耐える事が精一杯でそれどころじゃなかった。

 

クソッ...こんな所で終わるのか...⁉︎

このままじゃ...。

 

だが、そんなルーン・ゴーレム達にビームが襲い、ルーン・ゴーレム達は俺から一旦離れる。

 

零「今のは...?」

 

銃撃...?いったい誰が...⁉︎

 

周りを見ると、東の方から機動兵器が1機、こちらに向かって飛んで来ていた。

 

機体からは赤色の粒子の様なものが出ている。

 

一夏「また新しいロボット⁉︎」

 

千冬「あの赤色の粒子は一体...?」

 

零「あのロボットは...?」

 

考える俺の元へある通信が入る。

 

?「そこの金色の機体のパイロット!聞こえるか⁉︎」

 

零「は、はい!聞こえます!貴方は一体⁉︎」

 

?「私は地球連邦平和維持軍所属のアンドレイ・スミルノフ大尉だ!この機体の名はGNーX(ジンクス)!軍人としてそちらの援護に入る!」

 

零「ありがとうございます!俺は新垣 零!この機体はシャイニング・ゼフィルスです!」

 

アンドレイ「了解した!では、行くぞ!新垣 零君!」

 

零「はい!」

 

すると、そこへ白式を纏った一夏も浮上してくる。

 

一夏「俺も戦います!」

 

アンドレイ「何だ...?スーツなのか...?」

 

零「詳しい話は後でします!彼も俺の仲間です!」

 

アンドレイ「了解した!では、行くぞ!」

 

スミルノフ大尉のGNーXIV(ジンクスフォー)に続き、俺達はルーン・ゴーレム軍団との戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「さっきはよくもやってくれたな!この借りは倍にして返してやるよ!ゴーレム野郎‼︎」

 

 

〈戦闘会話 アンドレイVS初戦闘〉

 

アンドレイ「どういう事だ?私はELSと共に自爆したはず...否、今は考えるのはよそう!例え、何処かはわからなくとも私は軍人だ!民間人を守ってみせる!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉

 

一夏「戦えない相手を狙うなんて卑怯な真似をする奴らは絶対に許さない!やっと千冬姉に会えたんだ!失ってたまるかよ‼︎」

 

 

 

 

スミルノフ大尉が援護に入ってくれたお陰でスムーズにルーン・ゴーレムを倒せた。

 

残り数体となり、残るルーン・ゴーレムが一箇所に集まったのを見て、俺は二丁のクロスガンを合体させて、ブラスターモードに変え、ビームを放ち、残るルーン・ゴーレムを全て撃墜させた...。

 

 

 

 

 

戦いを終え、一夏は白式を解除して、俺とスミルノフ大尉はそれぞれゼフィルスとGNーXIVから降りる。

 

そして、スミルノフ大尉から詳しい話を聞いた。

 

零「西暦2314年⁉︎」

 

俺の世界は西暦2018年だ...まさか、スミルノフ大尉の世界が296後の未来だなんて...。

 

アンドレイ「君達が過去の人間とは...信じがたいが信じるしかないのだろうな...」

 

一夏「じゃあ、零の未来がスミルノフ大尉の世界って、事なのか?」

 

千冬「嫌、そうとも限らないぞ」

 

零「どういう意味ですか?」

 

アンドレイ「ああ、零君の世界の歴史と私の世界の歴史が食い違っているところがあるんだ...勿論、過去にアクション仮面というものやISなどというものもない」

 

つまり、スミルノフ大尉の世界は俺とは別の歴史を歩んだ世界って訳か...。

 

零「擬似太陽炉という事は擬似じゃない太陽炉もあるんですか?スミルノフ大尉」

 

アンドレイ「ああ、正式名称はGNドライヴだがね!それと私の事はアンドレイと呼んでくれても構わないよ」

 

スミルノフ...嫌、アンドレイ大尉の世界ではモビルスーツと呼ばれる機動兵器があると聞いた。

 

それで戦争をしていたとも...。

 

しんのすけ「アンドレイのオジさんはお巡りさんなの?」

 

アンドレイ「お、オジ...ゴホン!警察ではなく、軍人だよ、しんのすけ君」

 

今、オジさんと言われてショック受けたな...。

 

零「と、兎に角!俺達はこれからモンジャ村という村へ向かいます!アンドレイ大尉も一緒に行きませんか?」

 

アンドレイ「...そちらが良ければ、私も御一緒させて頂きたいのだが...」

 

千冬「構いません...私達も偶然出会った仲です...此処であったのも何かの縁です!共に元の世界へ戻る為の方法を探しましょう」

 

アンドレイ「はい!ありがとうございます(私は本来死んだ身だ...そんな私が戻っても良いのか...?)」

 

一夏「これからよろしくお願いします!アンドレイ大尉!」

 

アンドレイ「ああ、よろしく頼むよ」

 

千冬さんとアンドレイ大尉を迎え入れた俺達はモンジャ村へ向かった...。

 




ー中断メッセージ

〈一夏と千冬〉

千冬「よし、このステージもクリアできたな」

一夏「千冬姉!何やってるんだ?」

千冬「スーパーロボット大戦だ...様々なロボット達が共演するゲームだ」

一夏「あぁ、スパロボか...って、千冬姉!目が真っ赤じゃないか!」

千冬「何...⁉︎」

一夏「ったく...スパロボが楽しい気持ちはわかるけど適度な休憩を挟まないと身体に毒だぞ?」

千冬「ふむ、すまない...では、休憩を取ろう」

一夏「プレイヤーも適度に休憩をとって、スパロボを楽しんでくれよな!」

千冬「では、また会おう」

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