スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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今回で零達はアマリと出会います!

そして、あの2機のガンダムが登場です!

それではどうぞ!


第1話 出会い、そして始まり

千冬さんとアンドレイ大尉を仲間に引き入れた俺達はモンジャ村へ目指して歩いていた。

 

ちなみにゼフィルスは研究所へ戻ったが、アンドレイ大尉のGNーXIVは呼び出す事が出来ないので俺達の足に合わせて、操縦して貰っている。

 

千冬「随分歩いたが...まだ着かないのか?」

 

零「地図を見るからにもう少しなんですが...」

 

一夏「水は補給できたけど、食いもんがないからな...」

 

今俺達は物凄い空腹に襲われていた。

 

当然だろ...こちとら戦闘を2回した後なんだぞこの野郎。

 

しんのすけ「オラこんなもの見つけたゾ!」

 

すると、しんのすけが何かの果実を持ってきた。

 

一夏「果物か?それ」

 

零「食うなよ...いくら、腹が減っていても得体が知れないんだからな」

 

しんのすけ「大丈夫だゾ!オラもう食べたから!」

 

零「勝手に食うなよ⁉︎」

 

俺がしんのすけと言い合いをしている間に一夏と千冬さんは果実を齧っていた。

 

ってか、だから食うなよ⁉︎

 

一夏「...まずっ!」

 

千冬「味がしないな」

 

ほれ見ろ!得体の知れないのに食うからだ!

 

アンドレイ「アハハ...取り敢えず早く、モンジャ村へ向かおう」

 

零「そうですね、このまま餓死になるなんて冗談じゃないですし...」

 

?「こ、来ないでください!来ないでぇぇぇぇぇっ‼︎」

 

っ⁉︎何だ...⁉︎女の子の悲鳴か⁉︎

 

しんのすけ「お姉さんがオラを呼んでるゾ‼︎」

 

零「誰もお前を呼んでねえって!ちょっ!お前足早いな⁉︎」

 

俺の制止も聞かずにしんのすけは声のする方へ走って行ってしまう。

 

一夏「はぁ...しんのすけって、女の人の事に敏感だな」

 

零「あいつの将来が心配だぜ...」

 

千冬「話している場合か!行くぞ!」

 

俺達は駆け出し、アンドレイ大尉もGNーXIVから降り、俺達の後を追う。

 

 

 

 

 

ー私...アマリ・アクアマリンはピンチに陥っています。

 

ブリキントン1「!」

 

ブリキントン2「!」

 

今、私は複数のブリキントンに襲われています。

 

アマリ「や、やめてください...!」

 

ブリキントン「‼︎」

 

アマリ「こ、来ないでください!来ないでぇぇぇぇぇっ‼︎」

 

こ、こうなったら、ドグマで...!

 

?「あ、あれ...?」

 

え...⁉︎茂みから男の子が出てきた⁉︎

 

ブリキントン1「⁉︎」

 

ブリキントン2「⁉︎」

 

?「も、もしかして...僕...お邪魔しちゃったかな...?」

 

ブリキントン!「‼︎」

 

?「こ、この人形っていうか、ロボット...怒ってる...?」

 

い、いけない!ブリキントン達の標的が男の子に変わっています!

 

?「もしかして、このロボット...Dr.ヘルの手下なの...?」

 

ブリキントン「‼︎!」

 

?「ちょ、ちょっと待った!ぼ、僕は、戦部(いくさべ) ワタルっていって、此処がどこなのかもわからなくて...!」

 

此処がどこなのかもわからない...?このワタル君って言う子...もしかして...。

 

ブリキントン1「‼︎‼︎‼︎」

 

ワタル「だ、ダメだ!こっちの話をちっとも聞いてくれない!」

 

ブリキントン2「‼︎‼︎‼︎」

 

完全にブリキントン達はワタル君を狙っています...!このままでは...!

 

すると...。

 

しんのすけ「ホホーイ!」

 

おしりでブリキントンの1体に攻撃する坊主頭の子が現れました。

 

さらには...。

 

零「子供と女相手にお前ら何人がかりだ‼︎」

 

私と同い年くらいの男の子も走ってきました...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ...。

 

俺は変なロボット軍団に襲われている女の子と少年を守る為にロボット軍団を殴り飛ばした。

 

って、痛ってー...。

吹き飛んだが、こっちにも軽くダメージが...。

 

てか、しんのすけやるな...こいつもおしりで戦ってるし。

 

一夏「はぁ!雪平‼︎」

 

俺の後から白式を纏った一夏、千冬さん、アンドレイ大尉が駆け付け、それぞれロボット軍団を倒していく。

 

このメンバー生身でも強ぇぇ...!

 

全てのロボットが機能停止し、俺達は襲われていた女の子達の元へ歩み寄った...その時だった。

 

ブリキントン「‼︎」

 

一夏「零!後ろだ‼︎」

 

零「何...⁉︎」

 

俺の後ろから機能停止したはずのロボット数体が俺に殴りかかってきた。

 

反応が遅れ、俺は殴られると思った...。

 

アマリ「ほ、炎よ、舞って!い...IGNEST!」

 

ブリキントン1「⁉︎⁉︎⁉︎」

 

ブリキントン2「⁉︎⁉︎⁉︎」

 

て、手から炎が出た⁉︎

 

彼女の炎を見たロボット軍団は逃げ出した。

 

アマリ「よ、良かった...。あの程度の炎のドグマで逃げてくれて...」

 

ど、ドグマ...?彼女は一体...?

 

アマリ「それとも魔従教団の術士だと思って、逃げ出したんでしょうか...」

 

魔従教団だと...⁉︎彼女は魔従教団なのか...⁉︎

 

アンドレイ「魔従教団といえば、この世界の秩序を守っている教団の事じゃないか!」

 

千冬「ですが、我々は魔従教団のルーン・ゴーレムに何度も襲われています...油断はできません」

 

アンドレイ大尉と千冬さんは彼女を警戒してるな...。

 

取り敢えず、助けてくれた礼は言わないとな。

 

零「すまない、君のおかげで助かった...ありがとう」

 

ワタル「ぼ、僕もありがとうございます!」

 

俺に続き、少年も女の子に礼を言った。

 

アマリ「気にしないでください...その為に私...此処に来たんですから...ワタル君を助ける為に...」

 

成る程、少年の名前はワタルっていうのか。

 

アマリ「って偉そうに言えませんね...私もピンチだったんですから...すみません!ありがとうございました!」

 

ワタル「僕からもありがとうございます!おかげで助かりました!」

 

一夏「無事で良かったよ!」

 

一夏が笑いかける...だが、あのバカが動いた。

 

しんのすけ「へい、お姉さん!大粒納豆と小粒納豆のどっちが好き?」

 

アマリ「え、えぇ...⁉︎」

 

案の定困ってんな...ったく。

 

零「おい、しんのすけ...この人が困ってんだろ」

 

しんのすけを女の子から離していると、1羽の鳥が飛んできた

 

?「全く...何をしているんですか、マスター」

 

千冬「オウム...?」

 

ワタル「オウムだね...」

 

ん?待て!このオウム喋らなかったか...⁉︎

 

?「私達は、こちらの少年を保護する為に来たのに彼とこの者達が来てくれなかったら、ブリキントンに為すがままだったではないですか」

 

あのロボット...ブリキントンって言うのか...。

 

アマリ「それはその通りですけど、ホープス...見ていたんなら、助けてくれても良いのに...」

 

女の子が拗ね、ホープスというオウムに文句を言っている。

 

ホープス「それは私の職務ではありません」

 

一夏「オウムの職務って、何だよ...」

 

アマリ「そんな...」

 

何か、この子...このホープスっていう、オウムに一方的に言い負けてないか...?

 

アンドレイ「彼女達はこの世界の者なのだろうか...?」

 

零「わかりません、少し聞いてみましょうか...あの」

 

ホープス「申し訳ありませんが話をしている時間はありません...連中は魔神(マシン)を出してきたようです」

 

アマリ「え!」

 

千冬「魔神...?」

 

アマリ「だったら、急がなきゃ...!」

 

零「お、おい!何が何だか...!」

 

さっきから俺達何処か空気な様な気がしますが⁉︎

 

 

 

第1話 出会い、そして始まり

 

 

 

話し込んでいる俺達の前に7体の見たことも無いロボットが現れる。

 

な、何だ...⁉︎ルーン・ゴーレムと違うロボット...⁉︎

 

アマリ「え...え...魔神(マシン)が7体もいます...!幾ら何でも多すぎじゃないですか!」

 

ワタル「さっきの手から出る炎で何とかならないの⁉︎」

 

アンドレイ「それよりもあの炎は一体、何なんだい⁉︎」

 

アマリ「あれはエンデのドグマ...別の言い方をすれば魔法です!」

 

おいおい、今度は魔法ときたよ...この世界...本当にファンタジーっぽいな。

 

千冬「魔法だと...⁉︎」

 

しんのすけ「魔法だなんて、まー本当⁉︎」

 

一夏「しんのすけはちょっと黙っていてくれ...!」

 

こいつ、どんな時でも自由だな...。

 

アマリ「異界人(いかいびと)の皆さんは驚くかもしれませんが、アル・ワースでは知らない人はいません」

 

アンドレイ「という事はそのドグマはそれ程この世界では珍しい物ではないと?」

 

アマリ「はい、あ...でも、実際に術士にあった事がある人はそうはいないでしょうけど...」

 

零「君はその術士...というものなのか?」

 

アマリ「そうです!私は藍柱石(らんちゅうせき)の術士と呼ばれています!」

 

ワタル「ちょ、ちょっと待って!異界人とか、アル・ワースとか、一体何の事なの⁉︎」

 

俺達は事前に資料でこの世界の事を知っているがワタルは知らなくても当然だ。

 

零「アル・ワースってのはこの世界の事だ...俺達は異世界に来たんだよ!ワタル」

 

ワタル「い、異世界⁉︎」

 

零「それであってるだろ?」

 

アマリ「...」

 

零「な、何で黙るんだよ...?」

 

千冬「大丈夫か...?」

 

アマリ「...覚悟を決めました...」

 

か、覚悟...?

 

ワタル「え...?」

 

一夏「覚悟って、一体...?」

 

アマリ「ごめんなさい...色々と聞きたい事があるのはわかりますけど、それを説明している時間はありません」

 

アンドレイ「...嫌、こんな時に色々と質問してしまって、こちらこそすまない」

 

アマリ「い、いえ!大丈夫ですよ!でも、名前だけは名乗ります!私はアマリ・アクアマリンです!皆さんがわかる言葉で言えば、魔法使いです!」

 

零「アマリ・アクアマリン...それが君の名前か...」

 

一夏「魔法使い...か...」

 

俺達が話しているとロボットの1体がこっちに向かって来やがった...!

 

しんのすけ「ロボットが来るゾ!」

 

アマリ「あれはワタル君...君を狙っているんです」

 

千冬「なぜ彼だけ...?」

 

ワタル「そうだよ!僕...ただの小学四年生だよ!」

 

アマリ「大丈夫です!」

 

ワタル「大丈夫って...」

 

アマリ「私が絶対に君を守りますから!」

 

アマリは本気だ...こいつ...まさか、あの魔神って、ロボットと戦う気か...⁉︎

 

すると、1体の魔神が俺達に迫って来ていた魔神を吹き飛ばした。

 

零「あれも魔神なのか...⁉︎」

 

アマリ「お、おそらく...でも、あの魔神...私達を助けてくれたの...?」

 

ワタル「でも!たった1機で、あれの相手をするのは...!」

 

アマリ「来ました...!」

 

アマリの言葉と同時に1体のロボットが現れた。

 

アンドレイ「また違う形状のロボット...⁉︎」

 

アマリ「もう!遅いですよ、ホープス!」

 

一夏「え⁉︎ホープスって...⁉︎」

 

あのオウムじゃなかったか⁉︎

 

すると、ロボットからホープスの声が聞こえた。

 

ホープス「その様子では、覚悟を決められたようですね」

 

アマリ「...自信がなくても、やらなきゃいけない状況ですからね...」

 

ホープス「かしこまりました...では、どうぞ」

 

すると、アマリはロボットに乗った。

 

しんのすけ「アマリお姉さん!」

 

アマリ「心配ありません!私がゼルガードで戦います!皆さんは茂みに隠れて待っててください!」

 

ゼルガード...あれが、ロボットの名前なのか...。

 

零「アンドレイ大尉」

 

アンドレイ「わかった!」

 

アンドレイ大尉は俺の言いたい事が分かったのか、GNーXIVの所まで走って行った...。

 

そうしているとアマリの乗るゼルガードが俺達を助けてくれた緑色の魔神の隣まで移動した。

 

アマリ「そちらの緑の魔神さん!手を貸してください!」

 

?「女の子か...」

 

アマリ「え...」

 

?「いや、いい...助太刀する」

 

アマリ「ありがとうございます!」

 

アマリは緑の魔神と協力して、魔神軍団と戦い始めた。

 

ワタル「あっちのロボットも、こっちのロボットも機械獣でもなければ、勇者特急隊でもない...何がどうなってるんだよ、此処は⁉︎」

 

だいぶ混乱しているな...無理もないか。

 

よし、俺達もすぐに出れるように準備するか...!

 

ホープス「あの少年...混乱していますね」

 

アマリ「当たり前ですよ!いきなり見知らぬ世界に連れてこられたんですから」

 

ホープス「それに対し、あの集団は混乱していませんね」

 

アマリ「...後で詳しく話を聞いてみましょう...兎に角、絶対に守ります!」

 

ホープス「それは世界の為にですか?」

 

アマリ「それ以前の問題です」

 

ホープス「かしこまりました...では、存分にどうぞ」

 

アマリ「お願い、ゼルガード...!私に応えて...!」

 

っ⁉︎今、ゼルガードにエネルギーが...⁉︎

 

千冬「これは案外、お前達の出番はないのかもしれないぞ」

 

一夏「そんな気がしてきた...」

 

俺達がそんな話をしていると、再び、ゼルガードから声が聞こえた。

 

ホープス「オドの収束率...戦闘レベルに到達を確認」

 

アマリ「やりますよ、ホープス、ゼルガード!必ず、あの子は守ってみせます!」

 

そのアマリの言葉を最後に戦いが始まった...。

 

 

 

 

戦いが始まってから数分後...。

 

ゼルガードと緑の魔神の攻撃に魔神軍団は数を減らしていく。

 

この調子なら勝てるな...本当に俺達の出番はないかもな。

 

そう思っていたが、残り3体となった所でさらに10体程、魔神軍団の増援が現れた。

 

アマリ「そ、そんな...!此処で増援だなんて...!」

 

?「ドアクダーめ...小癪な真似を...!」

 

流石に部が悪いな...!

 

千冬「零、一夏」

 

零「わかりました!」

 

俺が頷くと背後にGNーXIVが現れる。

 

アンドレイ「遅れてすまない!」

 

一夏「いえ!ほとんどジャストタイミングです!」

 

ワタル「ま、またロボット⁉︎」

 

零「安心しろ!ワタル...あのロボットは味方だ!そして、今から出てくるロボットもな」

 

一夏「千冬姉!ワタルとしんのすけをよろしくな!」

 

千冬「誰に言っている?お前達も気をつけていけ!」

 

こういう時の千冬さんって、ホントかっこいいよな...。

 

零「じゃあ、いくか一夏!ゼフィルス‼︎」

 

一夏「おう!白式‼︎」

 

俺はゼフィルスを呼び出して乗り、一夏も白式を纏い、俺達はアマリの乗るゼルガードの元まで動く。

 

アマリ「ろ、ロボット⁉︎貴方達は一体...⁉︎」

 

零「落ち着けアマリ...俺達だ!」

 

アマリ「そ、その声は先程の...」

 

アンドレイ「今から我々も援護に入る」

 

一夏「そちらの緑の魔神も良いですか?」

 

?「承知した」

 

こうして俺達は魔神軍団と戦い始める。

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「小学生1人目的の為にロボット軍団か...ワタルに何が隠されてるかわからないけど、あいつには指一本振るわせないぞ!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉

 

一夏「足が短い機体だな...ルーン・ゴーレムと大違いだ...けど、油断はしない!全力で行くぞ!」

 

 

〈戦闘会話 アンドレイVS初戦闘〉

 

アンドレイ「罪もない子供を狙うとは許されない!軍人の私が彼を守ってみせる!」

 

 

 

 

俺、アマリ、一夏、アンドレイ大尉、緑の魔神はそれぞれ一体ずつ、魔神を倒した。

 

だが、またもや4体程、魔神の増援が現れる。

 

一夏「ま、また増援だって⁉︎」

 

アンドレイ「まずい...!長期戦となればこちらが不利だ!」

 

ホープス「此処は撤退をお勧めします」

 

アマリ「ダメです!此処で退いたらワタル君が...!」

 

ホープス「ですが、このままではマスターの身が...」

 

零「まだ、撃墜されてるわけじゃねえだろ!口よりも手を動かせ!」

 

弱いくせに数だけで押して来やがって、この短足ロボ...!

 

それ光景を見ていた千冬さん、ワタル、しんのすけもどうすれば良いのかを考えていた。

 

ワタル「ど、どうするの⁉︎この数じゃ負けちゃうよ!」

 

しんのすけ「大丈夫だゾ!零お兄ちゃん達は絶対に負けない!正義の味方は絶対に勝つんだゾ!」

 

ワタル「正義の味方...」

 

しんのすけめ...嬉しい事言ってくれんじゃねえか...。

 

千冬「聞こえるか、みんな...確かに数では押されているがお前達だけが、戦っているのではない!だから、絶対に勝て!」

 

千冬さん...。

 

零「そうだよな...負けてらねえ!」

 

アマリ「私なんかを応援してくれているワタル君達の為にも...負けられません!」

 

俺の次にアマリが叫び、俺達は再び戦おうとする。

 

だが、東側が一瞬光り、光が消えると2機のロボットが現れる。

 

おいおい、決心を固めたところでこれかよ...!

 

これで敵の増援だったら、詰むぞ!

 

アマリ「ま、また新しいロボット⁉︎」

 

零「でも、あの機体の形状...アンドレイ大尉のGNーXIVに似ていないか?」

 

1機は赤色の粒子を出しているが、もう1機は緑色の粒子を出していた。

 

アンドレイ「あ、あれは...まさか...⁉︎」

 

やっぱり、アンドレイ大尉はあの2機の機体を知っているのか...!

 

?「こ、此処は...?俺達はELSの母星へ向かったはずでは...ティエリア、無事か?」

 

ティエリア「あ、ああ...刹那、君も無事のようだな」

 

刹那「問題ない...それよりもティエリア...何故、肉体を持ち、再びラファエルへ乗っている?」

 

ティエリア「...わからない、気づけばこうなっていた...それにヴェーダにアクセスができない」

 

刹那「何だと...?」

 

ティエリア「考えられるのは此処は僕達の世界ではないという事だ」

 

 

回線越しに聞こえる2人の会話...名前は刹那とティエリアか...?

 

すると、アンドレイ大尉のGNーXIVが2機の機体に近づく。

 

アンドレイ「そちらの機体に告ぐ!私は地球連邦平和維持軍所属のアンドレイ・スミルノフ大尉だ!応答を頼む!」

 

刹那「連邦軍のGNーX...⁉︎何故、こんなところに...」

 

ティエリア「取り敢えず、応答に応じよう...こちらはティエリア・アーデだ」

 

アンドレイ「君達はソレスタルビーイングのガンダムなのか?」

 

ソレスタルビーイング?ガンダム?一体何の事だ?

 

しんのすけ「カンタムと全然違うゾ!」

 

千冬「多分、しんのすけの考えているものと違うぞ」

 

ガンダム...あれもGNーXIVと同じ、モビルスーツなのか...?

 

刹那「そうだ、俺達はソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」

 

アンドレイ「やはり...!」

 

ティエリア「連邦のモビルスーツだな...今の状況を教えて欲しいのだが...」

 

俺達が話していると1体の魔神が緑色の粒子を出している機体に近づき、攻撃を仕掛ける。

 

まずい...!

 

俺が動こうとしたが、緑色の粒子を出す機体は魔神の攻撃を避け、ブレードで真っ二つに斬り裂いた。

 

一夏「つ、強い...!」

 

零「なんて性能だ!」

 

刹那「いきなり攻撃してきた...⁉︎お前達は何者だ!」

 

アンドレイ「ソレスタルビーイング...この足の短い機体は我々の敵だ!彼らはあの少年を狙っている」

 

アンドレイ大尉は2機にワタルの映像を送る。

 

ティエリア「成る程な、それは見逃せない...状況を見る限り、その他の機体は味方か...刹那、どうする?」

 

刹那「少年を守る...武力による戦争根絶...それが俺達、ソレスタルビーイングだ」

 

ティエリア「了解...では、戦闘を開始する!」

 

刹那「クアンタ...行くぞ!」

 

成る程な...緑色の粒子を出している機体の名ははクアンタで赤色の粒子を出している機体の名はラファエルか...。

 

兎に角、2機のガンダムという機体が加勢に入り、俺達は魔神軍団との戦闘を再開する...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉

 

刹那「お前達は何者だ...⁉︎何故、あの少年を狙う...⁉︎...答える気はないか...ならば、破壊する...俺とクアンタが!ダブルオークアンタ!刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!」

 

 

〈戦闘会話 ティエリアVS初戦闘〉

 

ティエリア「まさか、ELSの母星へ向かう為の量子ジャンプでこの様な場所へ来るとは...だが、争いを起こすなら僕達は戦う!ティエリア・アーデ、ラファエルガンダム!目標に風穴を開ける!」

 

 

 

 

 

戦闘から数分後...。

 

周りに居た魔神軍団を全て倒した俺達...。

 

アマリ「ふぅ...つ、疲れました...」

 

ホープス「緊張の糸が途切れた様ですね」

 

零「まぁ、仕方ねえよ...あんだけの数を相手にしたらな」

 

アマリ「それにしても彼らの動きが活発になってきましたね」

 

ホープス「ええ...この様子では近々、魔従教団も動き出すでしょう」

 

アマリ「ですね」

 

アマリとホープスが話していると緑色の魔神がこの場を去ろうとしたので俺とアマリが礼を言う。

 

零「あの!助けていただき、ありがとうございました!」

 

アマリ「せ、せめてお名前を!」

 

?「名乗る程の者でもないウラ」

 

一夏「ウラ?」

 

千冬「語尾の様なものだろう」

 

何か、途中までカッコよかったのにウラで台無しだな...。

 

刹那「すまない...そろそろ説明を頼む」

 

零「そうですね、1度ロボットから降りて話をしましょうか」

 

俺達はロボットから降り、刹那とティエリアにこの世界の事を話した。

 

ちなみに呼び捨てなのは刹那達がそれで良いと言ったからだ。

 

ティエリア「アル・ワースか...」

 

アンドレイ「君達はどうして此処へ?ELSはどうなったんだ?」

 

刹那「俺達はELSとの対話を成功させ、彼らの母星へ向かおうと量子ジャンプをしたのだが...」

 

千冬「何故か、アル・ワースに来てしまった...」

 

ティエリア「ああ」

 

俺達がこの世界に集まったのは偶然なのか...?それとも...。

 

零「それにしてもアマリ...凄かったぜ?ゼルガードの戦いっぷりは」

 

アマリ「いいえ...私なんてまだまだです」

 

ホープス「そうですね...いちいち覚悟を決めないと戦えないのですから」

 

アマリ「き、気にしている事を言わないでください!」

 

一夏「小言の多いオウムだな...」

 

ホープス「私はオウムではありません...魔法生物です」

 

ワタル「魔法生物...?」

 

アマリ「魔法で作られた生物の事です」

 

否、まんまだな...それ。

 

ティエリア「魔法...か...」

 

刹那「やはり、此処は異世界という事なのだな」

 

アンドレイ「それよりもアマリ君...何故、ワタル君が狙われていたのかわかるかい?」

 

アマリ「ええっと...その事については私じゃなくて、これから行くところで説明を聞いた方が良いと思います」

 

千冬「これから行くところ?」

 

アマリ「はい...あ...改めて自己紹介をします!私はアマリ・アクアマリンです...アマリと呼んでください!こっちのオウム...じゃない...魔法生物はホープスです」

 

ホープス「以後、お見知り置きを」

 

アマリが改めての自己紹介をしたので俺達も自己紹介をした。

 

てか、アマリもオウムって言いそうになってんじゃねえか。

 

アマリ「それでは行きましょうか!救世主ワタル君...君をモンジャ村に送り届けて、私の受けた依頼は完了します」

 

ワタル「救世主...?何それ?」

 

救世主だと...?それがあいつらがワタルを狙っていた理由か?

 

アマリ「君はこの世界...始まりのアル・ワースを救う人間だそうです」

 

ワタル「始まりの...アル・ワース...」

 

ワタルがアル・ワースを救うだって...?こいつは小学生だぞ?

 

一夏「それなら俺達も同行させて貰ってもいいか?」

 

アマリ「え...構いませんが、どうして...?」

 

アンドレイ「私達も食料の調達などでモンジャ村を目指していたんだ」

 

アマリ「そういう事ですか...わかりました!どっちにしても異界人である皆さんも守るのも私の役目の様なものです...行きましょう」

 

零「これからよろしくな!アマリ!」

 

アマリ「はい、零さん」

 

刹那とティエリアを仲間につけ、俺達はアマリの案内でモンジャ村へ向かった...。

 




ー中断メッセージ

〈織斑先生からのアドバイス〉

一夏「あぁ...また撃墜された...」

千冬「織斑...どうかしたのか?」

一夏「機体がすぐに撃墜されるんだよ...千冬姉」

千冬「織斑先生だ...機体は改造しているのか?」

一夏「改造...?」

千冬「そんな事も知らずにスパロボをやっていたのか...機体を改造すればHPや運動性などが上がり、ゲームをスムーズに進める事ができるぞ」

一夏「成る程...」

千冬「だが、資金には限りがあるから、考えて改造しろ」

一夏「わかった!ありがとう!千冬姉」

ーバシン‼︎

一夏「うぐっ⁉︎」

千冬「織斑先生と言っているだろ馬鹿者が...プレイヤーも改造をうまく使って、ゲームを進めてくれ」

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