スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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今回で色々な登場人物が出ます!

それではどうぞ!


第6話 海賊部隊のGと緑の侵略者

 

ー俺...新垣 零は仲間達とドッコイ山を目指し、歩いていた...。

 

ワタル「...ねえ、零さん、アマリさん」

 

零「何だ?」

 

アマリ「どうしました、ワタル君?」

 

ワタル「一晩考えたんだけどさ...ドアクダー軍団が異界人を呼び出して、自分達の仲間にしようとしてるなら...。こっちは世界中の人と協力して、戦えばいいんじゃないかな?」

 

一夏「世界中...つまり、アル・ワースに住む人達って事か」

 

グランディス「正論だね。あたし達みたいな余所者を頼るより、そっちの方が自然だよ」

 

零「確かに一理あるな」

 

アマリ「...」

 

シバラク「どうしたもんかのう...」

 

ん?何か問題があるのか?

 

ハンソン「アル・ワース組が黙っちゃった...」

 

千冬「ワタルの提案が無理な理由があるのか?」

 

アマリ「正しい事を言っていると思いますが、アル・ワースの人間全てが協力するというのはちょっと難しいんです...」

 

え...?

 

刹那「何故だ...?」

 

マサキ「みんなの意思を統一する様な人や組織は、この世界には存在しないのか?王様とか、政府とかよ」

 

ジャン「獣の国って所と、マナの国って所、ルクスの国って所に頼んでもダメって事?」

 

ホープス「それについては、私から説明しましょう」

 

九郎「ああ、頼むぜ、ホープス」

 

ホープス「このアル・ワースの社会は、大きく分けて3つの文明圏と幾つかの地域の集合で構成されています。過去にはいくつかの国家もありましたが、それらは災害などで滅び、今の状態となりました」

 

一夏「文明圏って国って意味だよな?モンジャ村は、そのどっちなんだ?」

 

ホープス「そのどちらでもありません」

 

カンタム「そうなのかい?」

 

ホープス「創界山はアル・ワースの聖地ではありますが、モンジャ村を含む、その周辺は一地域という扱い...いわゆる田舎です」

 

ショウ「その3つの文明圏というのは?」

 

エイサップ「それが、マナの国と獣の国とルクスの国...であってるよな?」

 

ホープス「そうです」

 

チャム「マナって何?」

 

ヒミコ「あちし、知ってるのだ!それって魔法なのだ!」

 

魔法...?それってドグマじゃねえのか?

 

しんのすけ「アマリお姉さんが使う魔法の事?」

 

アマリ「私達の使うドグマとは発生とかの体系は異なります」

 

ティエリア「同じ魔法でも違うという事か...」

 

アル「ふむ、興味深い」

 

アンドレイ「アル君は魔導書だからな...興味を示しても仕方がないか...」

 

ホープス「...話を戻します。マナの国とは、その名の通り、社会の全てがマナの上に成り立っている国家の集合です」

 

社会全てがマナに...?

 

ホープス「マナとは、あらゆるものを思考で操作できる高度情報化テクノロジーと定義づけられるものです」

 

零「確かに、ドグマとは違うな...」

 

マリー「わかる?ヒミコ、一夏さん」

 

ヒミコ「ハッキシ言って、わからないのだ!」

 

一夏「日本語なのか...?それ」

 

千冬「バカはバカらしく黙っていろバカ」

 

一夏「3回もバカって言われた⁉︎」

 

一夏の頭はヒミコ達と同じレベルか...?

 

ホープス「それも無理はありません。マナの国以外では、マナを使う人間はいませんから、その実態はよく知られていません」

 

アキト「つまり、ここら辺や獣の国、ルクスの国ではマナを使う人間は居ないと...」

 

ホープス「逆の言い方をすれば、マナを使えない人間は、マナの国では生きていけないのです。一部の例外を除いて...」

 

冬樹「例外...?」

 

アマリ「...ホープス、その話はそこまでにしましょう」

 

ホープス「かしこまりました」

 

...珍しいな。アマリが、あそこまで嫌そうな顔をするのは...。その例外ってのに何かありそうだな...。

 

夏美「獣の国っていうのは何?」

 

しんのすけ「きっとクラマの様な言葉を話す動物さんがたくさんいるんだゾ」

 

クラマ「俺を、あそこの獣人と一緒にすんじゃねえよ!」

 

零「獣人...?」

 

サンソン「獣人って...獣か?それとも人間か?」

 

ホープス「しんのすけ様の例えで少なからずあっています。獣人は人間でもあり、獣でもあるんです。見た目は...クラマ氏によく似ています」

 

クラマ「だから俺を獣人扱いすんじゃねえよ、陰険オウム!」

 

ヒミコ「どうどう、トリさん」

 

クラマ「馬でもねえよ!」

 

ナイスツッコミ、クラマ。

 

シバラク「拙者、諸国漫遊の旅で何度か獣人と会った事があるが...」

 

セルゲイ「あるが...?」

 

シバラク「あそこの国な、7年前に大きな戦いが起きて、国全体が丸っきりかわってしまったそうだ」

 

ホープス「新たな体制となった国造りで忙しいらしく、あまり他の地域と交流を持っていないというのが獣の国の現状です」

 

...成る程な。

 

一夏「ルクスの国ってのは?」

 

ホープス「ルクスの国については零様の世界に近い、文明を築いています」

 

零「って、事は争いがないのか?」

 

ホープス「簡単に言うとそうです」

 

ワタル「ルクスって...?」

 

ホープス「...ルクスとは異界の力です。それを利用して、レガリアという人型機動兵器を使用するのです」

 

ティエリア「そんなものがあれば、争いになるのでは?」

 

アマリ「ルクスやレガリアの存在はルクスの国の極一部の人しか知らないんです」

 

零「ん?って事はルクスの国の人間は自分達の国の名前のルクスって意味もわかっていないのか...?」

 

アマリ「そうなるわね」

 

千冬「では、ルクスの国に頼んでも無理か...」

 

ワタル「じゃあ、まずはマナの国の人にドアクダーの事を話して、協力してもらおうよ」

 

アーニー「皆さんがアマリさんのように魔法を使えるなら、頼りになりそうだね」

 

アマリ「私のドグマほどは役には立たないと思いますけどね」

 

サヤ「そ、そうなんですか?」

 

零「マナの国の奴らに結構な喧嘩腰で言ったな...」

 

マサキ「そのマナの国っていうのは、ここから遠いのか?」

 

ホープス「それなりの距離はあります」

 

零「ドッコイ山へは遠回りになるが、これからの事を考えたら、行った方が得だな」

 

ワタル「僕もそう思います!」

 

ショウ「俺も零やワタルに賛成だ。悪しき力があるなら、それに対抗する良き力はきっと存在する」

 

エレボス「それはどこの世界も同じだね!」

 

ナディア「そうやって、あなたも戦うのね」

 

ジャン「ナディア...!」

 

ナディア「理屈をつけても、あなたも結局は戦いでしか物事を解決できないのね」

 

...ナディアの言い分もわかる...だが...。

 

エイサップ「お、おい!ショウさんだって...!」

 

ショウ「良いんだエイサップ。...そうかもしれないからな」

 

ナディア「え...」

 

ショウ「俺は愚かだから、それしか方法を知らないんだ。もし、君が他に良いやり方を見つけたら、俺にも教えてくれ。イヤミでも冗談でもなく、本気でそう思うよ」

 

ナディア「...」

 

ナディアはショウを睨み付け、歩き去ってしまった...。

 

ヒミコ「ナディア、怒っちゃった!」

 

ショウ「あれぐらいの年の子は扱いが難しいな...」

 

零「同感だ」

 

千冬「だが、重みのある言葉だったぞ、ショウ」

 

セルゲイ「だからこそ、ナディアも言い返せなかったのであろう」

 

ジャン「ごめんなさい、ショウさん。ナディアが失礼な事を言って」

 

ショウ「気にしてないさ」

 

チャム「ジャンも苦労するねわ。ナディアのお守り役なんて」

 

ジャン「全然、苦労だなんて思ってないさ。好きでやってる事だから」

 

零「言ってくれるぜ」

 

マサキ「ああ、この色男!」

 

余程、ナディアに好意を持っているって事だな。

 

ホープス「マスター...。ジャンさんからは学ぶ事が多そうですね」

 

アマリ「は、はい...。でも、自分が使うんではなく、あんな風に言われてみたいです...」

 

そっちかい...でも、アマリも恋愛に憧れる年だもんな。

 

...俺?俺に出会いなんてないさ。

 

ってか、俺は気づいていなかった...アマリが頬を少し赤く染め、俺の方をチラホラ見ていた事に...。

 

ホープス「...」

 

ワタル「じゃあ、ナディアさんの機嫌が直ったら、出発しよっか!」

 

アーニー「目指すは、マナの国だね」

 

さて、この選択が吉と出るのか、それとも凶と出るのかな...?

 

 

 

 

 

 

第6話 海賊部隊のGと緑の侵略者

 

 

 

 

 

ー僕はベルリ・ゼナムです!

 

僕達の乗る航宙艦メガファウナは見た事もない世界に居た。

 

しかも、彼奴らも居る...。

 

すると、ギゼラさんが艦長のドニエル艦長に叫んだ。

 

ギゼラ「モビルスーツ隊、来ます!」

 

ドニエル「しつこい連中だ...!」

 

メガファウナの前方に複数のモビルスーツが展開される。

 

キャピタル・アーミィのモビルスーツが出て来た...!

 

ドニエル「キャピタル・アーミィめ...!こんな所で我々を叩く事に何のメリットがあるというんだ!」

 

すると、今度は副長がドニエル艦長に問う。

 

副長「どうします、艦長?」

 

ドニエル「応戦するぞ!異世界に来てまでリギルド・センチュリーの戦いを続けるような連中に話し合いなど無意味だ!姫様には急いでもらえ!ベルリ・ゼナムにも出てもらうぞ!」

 

現在、僕達はメガファウナの格納庫にいた。

 

ハッパさんがアイーダさんに話しかける。

 

ハッパ「姫様!アルケインのフルドレスは調整不十分で武装は使えませんから、ご注意を!」

 

アイーダ「わかりました。今ある装備で出来る事をします」

 

アイーダさん...。

 

ベルリ「...」

 

アイーダ「ベルリ...。この間の戦闘で、あなたに何があったかを聞くつもりはありません。ですが、こうして見知らぬ世界に来た今、私達は生き延びるために戦わなくてはならないのです」

 

ベルリ「わかっています」

 

アイーダ「いいえ。あなたはわかっていません」

 

...何?

 

ベルリ「...!」

 

アイーダ「そんな気持ちの人間が戦場に出ても死ぬだけです」

 

好き勝手に言ってこの人は...!

 

ベルリ「その方がアイーダさんにとっては嬉しいんじゃないですか?僕はカーヒルって人を殺したんですから」

 

アイーダ「ベルリ・ゼナム!あなたは...!」

 

ベルリ「...」

 

アイーダ「好きにしなさい。私は出ます」

 

そう言って、アイーダさんはアルケインへ向かった。

 

ベルリ「...」

 

ハッパ「出撃しないんなら、どいてろ!邪魔だ!」

 

ベルリ「出撃しろ...って命令はしないんですか?」

 

ハッパ「お前はアメリアの軍人じゃないんだ。自分の事は自分で決めろ。Gーセルフは、お前しか扱えない...。全てはお前次第だ」

 

ベルリ「...」

 

僕が俯いているとノレドが話しかけてくる。

 

ノレド「ベル...」

 

こうなったら...!

 

ベルリ「...出ますよ。このままメガファウナにいたって、攻撃されて死ぬのを待つだけです。出撃しても、しなくても死ぬんなら、まだ出撃した方がマシです」

 

ハッパ「だったら、急げよ。頭に血の上った姫様はきっと突撃するだろうからな」

 

ベルリ「はい...!」

 

すると、今度はラライヤが話しかけて来た。

 

ラライヤ「ベルリ!」

 

ベルリ「行ってくるよ、ラライヤ、ノレド」

 

ノレド「うん!頑張ってね、ベル!」

 

僕はGーセルフに乗り込み、アイーダさんの乗るGーアルケインと共に出撃した。

 

副長「Gーアルケイン、発進!続いてGーセルフも出ました!」

 

ドニエル「アイーダ姫様!アーミィのモビルスーツの迎撃を頼みます!」

 

アイーダ「了解です...!私が前線に維持しますのでメガファウナは砲撃をお願いします!」

 

ベルリ「...」

 

アイーダ「ベルリ...。出て来たのなら、自分の身は自分で守りなさい」

 

って、アイーダさん、前に...!

 

ベルリ「人の気も知らないで、あの人は...!」

 

でも、デレンセン教官との事はノレド達の耳には入れたくない...。

 

自分の中で消化しなきゃならない...。こんな気持ちで...戦えるのか...?

 

僕達はキャピタル・アーミィのモビルスーツ...カットシーの軍団との戦いを始めた...。

 

?「(ケロー⁉︎目が覚めたら、わけのわからない世界に居るし、目の前ではモビルスーツが戦争を始めてるであります...!しかも、あんなモビルスーツ見た事がないであります!)」

 

地上から僕達の戦闘を見ているものが居るとも気づかずに...。

 

 

 

 

?「も、もう我慢できないのであります...!」

 

キャピタル・アーミィのモビルスーツ部隊を迎撃している僕達...。

 

すると、地上の方から反応が出て、キャピタル・アーミィのモビルスーツ共々地上を見る。

 

そこには、カエル...?のような生物が乗ってる緑色のロボットがいた。

 

?「ギロロー!タママー!誰でも良いから助けに来てー!吾輩、ケロロ軍曹はここだよー!」

 

アイーダ「ええっ...⁉︎」

 

ドニエル「な、何だ?あの生物は...!」

 

ベルリ「カエルが...喋っているの...?」

 

ケロロ「ゲロゲロゲロゲロゲロ」

 

副長「艦長!あのロボットから謎の振動波が感知されました!」

 

ドニエル「あのカエルが出しているのか...?どう見ても、キャピタル・アーミィ側ではなさそうだが...」

 

すると、キャピタル・アーミィのモビルスーツ部隊は緑色のロボット目掛けて、一斉射撃をした。

 

ケロロ「ケロー⁉︎う、撃ってきたであります!」

 

撃ってきたことに驚いてる...?

 

そして、またもや緑色のロボットは一斉射撃を受ける。

 

ケロロ「や、やめてー!やめるでありますー!吾輩は何もしていないでありますよー!」

 

こ、このままじゃ、あのロボットが...⁉︎

 

ケロロ「くっ!斯くなる上は...!ケロロロボMkーⅡで倒すであります!」

 

すると、緑色のロボットは動き出し、カットシー1機に向けてビームライフルを放ち、撃墜した。

 

アイーダ「び、ビームライフル...⁉︎あれはモビルスーツなのですか⁉︎」

 

ドニエル「あの様なモビルスーツは見た事はありませんが...」

 

敵では...ないのか?

 

だが、カットシーの1機は緑色のロボット...ケロロロボMkーⅡというロボットを後ろから攻撃しようとした。

 

ベルリ「っ!危ない!」

 

僕はGーセルフを動かして、ビームサーベルでカットシーを真っ二つに斬り裂いた。

 

ベルリ「大丈夫⁉︎」

 

ケロロ「あ、ありがとうであります!吾輩はケロロ軍曹であります!」

 

ベルリ「僕はベルリ・ゼナムだよ!」

 

僕達が自己紹介をしていると、Gーアルケインとメガファウナが近づいてきた。

 

アイーダ「ベルリ!」

 

ベルリ「アイーダさん!彼は味方です!手伝ってもらいましょう!」

 

ドニエル「それは構わんが...ケロロ...軍曹だったな?良いか?」

 

ケロロ「了解であります!吾輩も手を貸すであります!」

 

ベルリ「ありがとう!ケロロ!」

 

僕達はケロロのケロロロボMkーⅡと協力して、カットシー軍団との戦闘を再開した...。

 

 

 

〈戦闘会話 ケロロVS初戦闘〉

 

ケロロ「吾輩に喧嘩を売った事を後悔させてやるであります!恐らく、此処は異世界...生き抜いて、みんなの元へ戻るであります!」

 

 

 

 

 

戦闘を初めて、数分...此処でギゼラさんが叫んだ。

 

ギゼラ「艦長!敵の追撃が来ます!」

 

ドニエル「何っ...⁉︎」

 

ギゼラさんの言葉通り、カットシー軍団の増援が来る。

 

ドニエル「数からして、こちらが本命か!」

 

ケロロ「ケロー⁉︎キリがないのであります!」

 

ドニエル「姫様とベルリを戻し、メガファウナも後退だ!軍曹もだ!」

 

ドニエル艦長の言葉にステアさんが頷く。

 

ステア「イエッサー!」

 

僕達はメガファウナと共に後退していくが...。

 

?「後退などさせん!」

 

中心のカットシーのパイロットが叫んだと同時に僕達に接近し、Gーアルケインのをビームサーベルで斬り裂いた。

 

アイーダ「ああっ!」

 

ケロロ「アイーダ殿!」

 

?「あの程度のパイロットならば、このマスク...これくらいは造作もない事!」

 

マスク...。彼奴が指揮官か?

 

マスク「私は自らの境遇と同胞のために戦果を挙げなくてはならない!その生贄になってもらう!」

 

ベルリ「アイーダさん!」

 

アイーダ「来てはなりません、ベルリ・ゼナム!」

 

ベルリ「しかし...!」

 

アイーダ「カーヒルの生命を奪ったあなたに助けられる訳には...!」

 

ベルリ「そんな事を言ってる場合じゃないでしょうが!」

 

マスク「何をごちゃごちゃと!」

 

ベルリ「うおおおっ!スコードォォォォォッ‼︎」

 

僕はアイーダの近くにいるマスクってやつの乗るカットシーをビームサーベルで斬り飛ばした。

 

マスク「ぐっ⁉︎Gーセルフめ‼︎」

 

僕に恨みの視線を飛ばし、マスクの乗るカットシーは出現した時の位置に戻った。

 

ケロロ「アイーダ殿!大丈夫でありますか⁉︎」

 

アイーダ「は、はい!ベルリ・ゼナム!勝手な真似を...」

 

ベルリ「目の前で仲間が危機に陥った時は...全力で...これを助ける...」

 

アイーダ「え...」

 

ケロロ「ベルリ殿...!」

 

ベルリ「僕はね...!キャピタル・ガードでデレンセン教官にそう教わったんですよ!たから!全力でやるんですよ、何だって!」

 

アイーダ「あなた...」

 

ギゼラ「艦長!アーミィとは別の機体群が来ます!」

 

ドニエル「このタイミングで何だ⁉︎」

 

タイミングが悪すぎでしょ⁉︎

 

すると、ギゼラさんの言葉通りに複数の機体が来た...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ...。

 

俺達は今、ロボットに乗り、戦闘の中へ入る。

 

アンドレイ「あれは...モビルスーツ...⁉︎」

 

セルゲイ「だが、私達のとは形状が違う!」

 

ショウ「確かに...!あっちの2機はガンダムに似ている!」

 

刹那「俺達の知らない...ガンダムだと...⁉︎」

 

アーニー「僕達の世界にもあの様なガンダムは居ないよ」

 

ティエリア「それよりもショウ・ザマ、君はガンダムとモビルスーツを知っているのか?」

 

ショウ「あ、ああ...まあな」

 

夏美「ちょ、ちょっと冬樹!あの緑色のロボットの顔と乗っているのって!」

 

冬樹「軍曹!やっぱり、軍曹も居たんだ!」

 

アマリ「あちらの空中戦艦と、それを追う部隊...。どちらも異界人であるのは確実ですね」

 

零「そうみたいだな...敵対している様にも見えるが...」

 

ワタル「よし!兎に角、呼びかけてみる!」

 

ワタルは話をする様だな。

 

ワタル「え〜と、皆さん!ちょっと僕の話を聞いてください!」

 

マスク「攻撃を開始しろ...!」

 

って、撃ってきやがった...⁉︎

 

しんのすけ「い、いきなり撃ってきたゾ!」

 

ワタル「大人のくせに人の話を聞かないのか!」

 

マスク「ミスルギ皇国に属する以外の全ては排除しろとの命令を受けている!問答は無用だ!それに...奴も来たか!」

 

俺達を攻撃して来た奴らの後ろから白い機体が現れる。

 

零「な...あれは...⁉︎」

 

刹那「ガンダム...⁉︎」

 

そう、またもやガンダムが現れたのだ。

 

?「オルガ、彼奴らを倒せば良いんだな?」

 

オルガ『そうだ、ミカ!俺達の仕事はキャピタル・アーミィを援護する事だ!今回はお前のバルバトス・ルプスだけだが、行けるか?』

 

?「任せて。それがオルガの望む事なら...三日月・オーガス、ガンダムバルバトスルプス...行くよ」

 

あ、あのガンダムは敵なのかよ...⁉︎

仲間と通信でもしていたのか...⁉︎

 

グランディス「お仲間発見と思って、ノコノコ出て来たのが、こっちの運の尽きって事かい!」

 

ワタル「こうなったら、あっちの戦艦と協力して、何とかするしかないよ!」

 

エイサップ「異界人同士で争う事になるなんて...!」

 

冬樹「軍曹ー!聞こえるー⁉︎」

 

ケロロ「ケロ⁉︎冬樹殿!」

 

夏美「聞こえるなら、応答しなさいよ!ボケガエルー!」

 

ケロロ「夏美殿も一緒でありますか!無事で何よりであります!」

 

冬樹「軍曹!この人達は悪い人じゃないんだ!僕達と協力してー!」

 

副長「ど、どうします、副長⁉︎」

 

ケロロ「冬樹殿は吾輩の友達であります!信じてみるしかないでありますよ!ドニエル艦長!」

 

ドニエル「仕方ない...。戦力的には、圧倒的に不利なんだ!あの連中を利用してでも、この場を切り抜けるぞ!よろしいですかな、姫様!それにベルリ・ゼナムも!」

 

アイーダ「了解しました」

 

ベルリ「Gーセルフと似ている機体がいるなんて...わかりました!僕も死にたくないですから...!」

 

マスク「Gーセルフ!それに乱入者!まとめて、私の踏み台になってもらう!」

 

ベルリ「あんたは...!アーミィの自分勝手そのものみたいな人だ!」

 

三日月「あんた達に恨みはないけど、これが鉄華団の仕事なんだ...悪く思うなよ」

 

刹那「ガンダムが...敵に...!あれも本当にガンダムなのか...⁉︎」

 

俺達はモビルスーツ部隊とバルバトスルプスとかいうガンダムとの戦闘を開始した...。

 

 

 

戦艦の赤いガンダムはビームライフルでモビルスーツを1機撃墜した。

 

ベルリ「(アイーダさんも頑張ってる...。僕もやるんだ...!いつまでも情けないままの男でいたら、デレンセン教官にも申し訳が立たない...!)ベルリ・ゼナム生徒、気合を入れます!ウオ、ウオ、ウオ、ウオーッ‼︎」

 

は⁉︎もう1機のガンダムのパイロット、何叫んでんだ⁉︎

 

アイーダ「何ですの、それ?」

 

ベルリ「キャピタル・ガード伝説のウォークライです!(デレンセン教官...!ベルリ生徒は教官の教えを生涯忘れません!)」

 

 

ワタル「やっぱり、あのモビルスーツにも人が乗ってるんだよね...」

 

龍神丸「心配は要らない、ワタル。魔神も、オーラバトラーも、モビルスーツも全て脱出装置が完備されている。多少は痛い目を見るだろうが、ちゃんと爆発から脱出できる」

 

ワタル「それを聞いたら一安心だ!やるよ、龍神丸!」

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS三日月〉

 

零「あんたもガンダムのパイロットなら俺達の話を聞いてくれ!」

 

三日月「俺、オルガからあんたらを倒せって言われてんだけど...」

 

零「...ちっ!全然話を聞いてくれねえじゃねえかよ...!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVS三日月〉

 

アマリ「刹那さんのガンダムとは戦い方が全然違います...!」

 

ホープス「彼等もドアクダーと手を組んでいるのでしょうか?」

 

アマリ「わかりません...」

 

三日月「喋るほど余裕があるんだ?なら、容赦はしないよ」

 

 

〈戦闘会話 ベルリVS三日月〉

 

ベルリ「Gーセルフと似ているモビルスーツが来る!」

 

三日月「...あれ?あの機体はマスクって人が倒すんだよね...まあいいか」

 

ベルリ「ぼ、僕だって負けないぞ!来るなら来い!」

 

 

〈戦闘会話 アイーダVS三日月〉

 

アイーダ「あのモビルスーツ...まるで獣ですね...!」

 

三日月「射撃に特化してる様だけど、俺には当たらないよ」

 

アイーダ「では、当たるまで何度も打ち続けます!」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVS三日月〉

 

ケロロ「ガンダムが相手でもやってやるであります!」

 

三日月「このカエル...ガンダム・フレームの事を知っているのか?」

 

ケロロ「強いのがガンダムだけではない事を教えてやるでありますよ!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VS三日月〉

 

三日月「ん?あんたからは俺と同じ感じがする...何だかわからないけど」

 

刹那「何...⁉︎貴様は...!」

 

三日月「同じガンダム・フレームに乗ってるからかな?まあいい。倒すには変わらないから」

 

刹那「くっ...!同じガンダム何だぞ!対話の道だってあるはずなのに...!」

 

 

〈戦闘会話 ティエリアVS三日月〉

 

三日月「空を飛べるガンダム・フレームっていいな...」

 

ティエリア「あのガンダムは陸上戦に特化したガンダムなのか...?ヴェーダにもなかったあのガンダム...やはり、異世界のものか...!」

 

三日月「異世界...?とりあえず早く終わらせるぞ...!」

 

 

〈戦闘会話 ワタルVS三日月〉

 

ワタル「戦闘をやめてください!僕は貴方と戦うつもりはないんです!」

 

三日月「言っただろ?俺は仕事の為に戦ってるだけだよ」

 

ワタル「何で、誰も話を聞いてくれないんだよ...!あーもう!」

 

龍神丸「乱れるなワタル!相手のペースだ」

 

ワタル「わかってるよ!龍神丸!こうなったら、やるしかない!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS三日月〉

 

三日月「珍しい兵器だな...。モビルスーツとは大違いだ」

 

一夏「この人...本当に強い...!」

 

三日月「小さいから狙いにくいけど...オルガの邪魔をするなら容赦はしないよ...!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVS三日月〉

 

カンタム「気をつけろしんのすけ君!彼は戦闘のプロだ!」

 

しんのすけ「ブ・ラジャー!兎に角、頑張るゾ!」

 

三日月「子供...?何で戦場に...?でも、子供だからと言って手加減はできないから」

 

 

〈戦闘会話 アキトVS三日月〉

 

三日月「あんた、なかなかやるね。機体の動きでわかるよ」

 

アキト「褒められるほどじゃないよ。この動きなんて無理やり覚えた様なものだからね」

 

三日月「油断していたら、こっちが負けそうだ...全力で行くぞ、バルバトス...!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VS三日月〉

 

三日月「まるで魔法だね...面白いよそれ」

 

アル「実際魔法の様なモノだからな」

 

九郎「デモンベインの力はこんなもんじゃねえ!それを体に叩き込んでやる!」

 

 

〈戦闘会話 ショウVS三日月〉

 

チャム「おかしいな...あの人からは悪のオーラを感じないよ...」

 

ショウ「確かに...なら彼は一体?」

 

三日月「オーラとか何だかわからないけど...やるの?やらないの?」

 

ショウ「そっちが来るなら迎え撃つしかない!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS三日月〉

 

エイサップ「あいつ...今までの敵と動きが全然違う...!」

 

エレボス「あれが本当の戦闘のプロってまつだよ!」

 

三日月「なんか虫みたいな機体だな...叩き落としてやるよ」

 

エイサップ「簡単に叩き落とされてたまるか!逆にこっちが狩ってやる!」

 

 

〈戦闘会話 マサキVS三日月〉

 

マサキ「飛べないからって、油断はできないな...!」

 

三日月「よくわかってるじゃん、手を抜いたら一瞬で死ぬよ?」

 

マサキ「それはごめんだぜ!手なんて抜く気はねえから安心しな!」

 

 

〈戦闘会話 アーニーVS三日月〉

 

アーニー「その動き、君も傭兵か?」

 

三日月「それに近いかな?あんたこそ良い動きするね」

 

アーニー「褒められて悪い気はしないけど、僕達と敵対するなら容赦はしないよ!」

 

三日月「俺もオルガの敵となるあんたに対しては容赦はしない...やるぞ!」

 

俺達はバルバトスルプスというガンダムを追い詰める。

 

三日月「...なかなかやるな...!」

 

オルガ『此処は退けミカ!お前を失うのはまずい...!』

 

三日月「...わかった。すぐに帰るよ」

 

バルバトスルプスは通信をして撤退した...。

 

セルゲイ「ソレスタルビーイングのガンダムと違うガンダムと戦う事となるとはな...」

 

刹那「奴はガンダムだ...」

 

アンドレイ「刹那...?」

 

刹那「奴は...ガンダムなんだ」

 

ティエリア「そうだといいがな...取り敢えず、後は彼奴らをだけだ」

 

俺達は再び、モビルスーツ部隊と戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSマスク〉

 

零「あんたが敵のエースか!」

 

マスク「君の機体はなかなかのものだ。だが、機体に振り回されているな」

 

零「何...⁉︎」

 

マスク「それでは私には勝てないぞ!」

 

零「舐めやがって...!俺だって少しずつ成長してるつもりなんだよ!それを見せてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSマスク〉

 

ケロロ「このまま指揮官機を落とすであります!」

 

マスク「まさか、人外の存在と戦う事ととなるとはな...」

 

ケロロ「違う世界の争いに首を突っ込む気は無いでありますが、吾輩達自身が危険なら話は別であります!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSマスク〉

 

マスク「そのISという兵器...戦争で使えれば有利になれるな」

 

一夏「ISは戦争の道具じゃない!宇宙に行く為のスーツだ!」

 

マスク「ならば何故、武装を積んでいる?争いを起こす為だろ!」

 

一夏「違う!武装は誰かを守る為のものだ!ISで戦争なんて起こさせるか‼︎」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSマスク〉

 

マスク「子供が戦場に出て来るとはな...!」

 

しんのすけ「オラを子供と見てると怪我するゾ!」

 

カンタム「今は異界人同士で争いあっている場合ではないのに...!」

 

しんのすけ「カンタム、倒すよりも止めるんだゾ!」

 

カンタム「...そうだね。よしやろう!しんのすけ君!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSマスク〉

 

マスク「Gーセルフと似ている機体だが...その実力はどの様なものかな?」

 

刹那「此処にも戦争を広げる者が居る...!」

 

マスク「まさか、戦争を止めようなんて甘い考えでいるのではないな?」

 

刹那「止めてやる!俺とガンダムが!例え、異世界のモビルスーツだとしても...!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVSマスク〉

 

アキト「指揮官を叩けば、戦いは終わる...!」

 

マスク「そう簡単にはいかせないぞ!黒い機体のパイロット!」

 

アキト「機動性の戦いだ...!少しでも遅れた時点で負けが確定だ...!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSマスク〉

 

アル「異世界のモビルスーツか!」

 

マスク「見た目からみて凄まじいパワーだ!だが、モビルスーツの機動性に勝てるかな?」

 

九郎「そんなもん、デモンベインの力でねじ伏せてやるよ!行くぜ!マスク野郎!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSマスク〉

 

マスク「オーラバトラーという機体か!小さい分、機動性が高い!」

 

エレボス「ナナジンを褒められてるよ!エイサップ!」

 

マスク「だが、その分、火力が引くとみた、」

 

エイサップ「オーラバトラーのオーラ力を甘くみていると痛い目を見るぞ!」

 

 

〈戦闘会話 アーニーVSマスク〉

 

マスク「君の動きを見てわかる。君は相当な手練れだという事が!」

 

アーニー「敵の指揮官か...!」

 

マスク「君も指揮官の様に見えるが?」

 

アーニー「僕は指揮官には向いてない。だが、指揮については勉強したからなんとかできるが...」

 

マスク「面白い!では、勝負と行こう!」

 

アーニー「ああ!指揮勝負というのも悪くない!」

 

 

 

 

 

Gーセルフっていうガンダムは二本のビームサーベルで敵のエースのモビルスーツを切り裂き、殴り、蹴り飛ばした...。

 

マスク「ちいっ!カットシーでは、これが限界か!」

 

ベルリ「わかっているのか!ここは僕達のいた世界とは別の場所なんだぞ!何だってキャピタル・アーミィは戦いを仕掛けて来るんだ!」

 

マスク「わからないだろうな、ベルリ・ゼナム!生きるために戦うという事の意味が!」

 

ベルリ「あいつ...!僕の名前を知っている...⁉︎」

 

マスク「覚えておくがいい、飛び級生ベルリ!このマスクが、お前を必ず倒す!」

 

それを言い残し、残るモビルスーツは撤退した...。

 

ベルリ「マスク...。何なんだ、あれ...」

 

戦いが終わり、俺達は戦闘態勢を解除する。

 

九郎「さっきの部隊...組織ぐるみでアル・ワースに来ている様だな」

 

アマリ「どうやら、向こうの戦艦とは元の世界から敵対関係らしいですね」

 

零「それにしても、戦艦なんて初めて見たぜ...」

 

グランディス「そうだね。ノーチラス号にも驚いたけど、ネオ・アトランティス以外にも空を飛ぶ艦なんてものがあるなんてね...」

 

ハンソン「あの戦艦の中...是非とも見てみたい!」

 

しんのすけ「オラも見てみたいゾー!」

 

アル「どうやら、向こうの艦は妾達の話を聞いてくれそうだぞ?」

 

零「まずはあの人達にあってみよう」

 

アイーダ「帰還しますよ、ベルリ」

 

ベルリ「あ、はい...」

 

アイーダ「それと...。助けてくれた事には、お礼を言います。ありがとう、ベルリ・ゼナム」

 

ベルリ「どういたしまして、アイーダさん!」

 

ケロロ「仲が良くなって、良かったでありますな!...さて、吾輩も冬樹殿達との再会をするであります!」

 

 

 

俺達は戦艦...メガファウナに入り、ロボットから降りて、彼等の世界について聞いた。

 

ドニエル「...以上が、リギルド・センチュリーの人間であった我々がこの世界に来たあらましだ」

 

零「磁気嵐の様なものに巻き込まれ、気がついたら、アル・ワースにいた...ですか...」

 

マサキ「規模は違うが、俺と似た様なもんだな」

 

ドニエル「改めて自己紹介をさせてもらう。私は、このメガファウナの艦長のドニエル・トスだ。まずは艦を救ってくれた事を感謝する」

 

アマリ「いえいえ、そんな。異界人であるあなた達を保護する事は、アル・ワースのためだと考えていますので」

 

ドニエル「アマリ君と言ったかな...。君が、この部隊の責任者かな?」

 

アマリ「いえ...。私達は救世主ワタル一行ですから。それと責任者なら零君の方が向いています」

 

...何言ってるのかな?この子は。

 

零「俺も責任者っていう器じゃねえよ」

 

ワタル「つまり、僕がリーダーで零さんが副リーダーって事!」

 

零「だから、勝手に副リーダーにするな!」

 

ノレド「そうなんだ!」

 

納得しないでくれよ!

 

ベルリ「子供なのにすごいね、君」

 

ラライヤ「すごい、すごい」

 

しんのすけ「いや〜、それほどでも〜」

 

一夏「お前を褒めてるわけじゃ無いからな」

 

ドニエル「こら!今は大事な話の最中なのだから、向こうへ行ってろ!」

 

アイーダ「私が許可しました」

 

ドニエル「しかしですな、姫様...」

 

姫...?

 

アイーダ「私もベルリも戦場で彼等に助けられました。顔を見て、礼を述べるのが道理でしょう」

 

刹那「ならば、お前達があのガンダムのパイロットか?」

 

ベルリ「ガンダム...?」

 

アイーダ「それはG系統の事でしょうか?」

 

ティエリア「成る程、君達の世界ではガンダムをそう呼んでいるのか」

 

セルゲイ「ところでショウ君、君もモビルスーツやガンダムを知っていた様だが?」

 

ショウ「...実は俺のいた世界もモビルスーツやガンダムと呼ばれる機体が存在していたんです。」

 

刹那「何...⁉︎」

 

千冬「ショウの世界にもガンダムが...?」

 

ショウ「だが、ベルリや刹那...あの時、敵として出て来たガンダムも知らないし、形式も少し違う様だ」

 

ベルリ「偶然の一致...って事なのか...」

 

アイーダ「まずは挨拶を。私はアイーダ・スルガン...。Gーアルケインのパイロットを務めています」

 

零「姫様って呼ばれている様だが...?」

 

アイーダ「私の父が、アメリアのトップだからです。ですが、余計な気遣いは無用ですのでただのアイーダとして接してください」

 

カンタム「わかったよ」

 

ノレド「さすがベルリの憧れの人...!話せるぅ!」

 

ベルリ「ノレド!ちょっと!」

 

ノレド「だって、そうじゃない。ベルリはアイーダさんのお尻を追いかけてこのメガファウナに来たんだから」

 

ほう?それはなかなか...ん?あれ?しんのすけは?

 

しんのすけ「アイーダお姉さん!オラとお茶でもどうですかな?」

 

アイーダ「ええ、ぜひ、ご一緒しましょうか」

 

ヒミコ「早速口説いてるぞ!」

 

夏美「...はぁ」

 

ん?夏美がしんのすけに近づいたな。

 

そんで...?

 

ーゲンコツ!

 

あ...。ゲンコツを受けた。

 

夏美「話が進まないでしょ!」

 

しんのすけ「な、夏美お姉さん...母ちゃんみたいだゾ...」

 

しんのすけの母親か...見てみたいな。

 

ノレド「あはは!楽しい人達だね!あたしはノレド・ナグ。ベルリの友達で、成り行きでここまで付き合ってるの!で、こっちはラライヤ・マンディ」

 

ラライヤ「...」

 

ノレド「ラライヤは記憶がないの。マンディって名前も月曜日に拾われたからってつけられたのよ」

 

ベルリ「(Gーセルフは、ラライヤが乗って宇宙から来たって聞いている...。Gーセルフは特殊な軌道制限がかけられていて、僕とアイーダさんとラライヤしか操縦できないけど、それに何の意味があるんだ...)」

 

アイーダ「ベルリ...。あなたも挨拶なさい」

 

ベルリ「僕はベルリ・ゼナム。色々な事があったけど、今はGーセルフのパイロットをやってる」

 

ケロロ「吾輩も挨拶をするであります!吾輩はケロロ軍曹であります!ガマ星雲第58番惑星ケロン星出身のケロン人であります!」

 

冬樹「それで僕の友達です!」

 

ティエリア「つまり、君は宇宙人という事か」

 

ケロロ「そうでありますな!」

 

カエルの宇宙人とは...世界は広いな〜。

 

アマリ「取り敢えず、まずはお互いの情報を交換しましょう。」

 

零「そうだな。あのキャピタル・アーミィという組織についても気になるしな...」

 

ドニエル「わかった。こちらの世界に来て約一週間...我々も置かれた状況を確認したい」

 

よし、取り敢えず、情報の交換だな...。

 

アイーダ「...」

 

ベルリ「あの...アイーダさん...さっきノレドの言った事は...」

 

アイーダ「待って、ベルリ。ギゼラ少尉が来たわ」

 

ベルリ「(これって...はぐらかされた...?)」

 

ギゼラ「艦長!クリム・ニック中尉から通信です!」

 

ドニエル「何だと⁉︎」

 

サヤ「そのクリム・ニック中尉というのは...?」

 

ノレド「前にこの艦に乗っていた天才パイロットよ。おまけにアメリアの大統領の息子何だって」

 

ワタル「アイーダさんと同じで偉い人の子供なんだね」

 

ノレド「こっちの世界に跳ばされる前に別方面に配置になったって聞いたけど...」

 

ドニエル艦長は通信を開いた。

 

クリム「遅いぞ、艦長」

 

ドニエル「クリム中尉!」

 

クリム「勝手知ったるメガファウナだ。直接、格納庫に通信を繋いだ。そちらには姫様もいらっしゃるだろうから、一緒に聞いてくれ」

 

ベルリ「お久しぶりです、クリム中尉」

 

クリム「ベルリ・ゼナムも元気そうだな。このような状況で再会するとは思ってもみなかったよ。なお、私は戦時特例で大尉となった。以降はクリム大尉と呼ぶように」

 

ドニエル「戦時特例...?クリム大尉は、今どちらにいるのです?」

 

クリム「そちらと同じくアル・ワースにいる。アメリアこ一個大隊もだ」

 

ドニエル「一個大隊...!」

 

一個大隊って相当だな...。

 

クリム「キャピタル・アーミィもそれなりの数が跳ばされている。驚く程の事ではない。問題なのは、連中が既にミスルギ皇国に雇われている事だ」

 

アマリ「ミスルギ皇国...。マナの国の中でも最大勢力の国家ですね...。」

 

クリム「アル・ワースの住民がいるなら、話が早い。アーミィは、そのミスルギ皇国に雇われ、我々に対して攻撃を仕掛けて来ている」

 

つまり、あのバルバトスとかいうガンダムのパイロットもミスルギ皇国に雇われているのか...?

 

零「それはつまり、雇い主であるミスルギ皇国の意思なのですか?」

 

クリム「...君は?」

 

零「新垣 零です。メガファウナとは共同でキャピタル・アーミィと戦いました。クリム中尉」

 

クリム「そうか、よろしく。それと、メガファウナには、ミスルギ皇国の事を調べてもらいたい」

 

ドニエル「え...!」

 

クリム「我々の本隊が陽動で動く。その間にメガファウナは単艦で行動し、ミスルギ皇国の状況を調査してくれ。これはアメリア軍アル・ワース隊を預かる事となった私からの命令だと思ってくれ」

 

アル・ワース隊ね...。

 

クリム「補給物資その他は、追ってそちらに送る。健闘を祈るぞ、艦長」

 

通信が切れたな...。

 

ギゼラ「通信、終了しました」

 

ベルリ「言いたいことだけ言って、行っちゃいましたね」

 

ドニエル「あの男は...!相変わらずの天才ぶりだ!」

 

アイーダ「どうします、艦長?」

 

ドニエル「どうするもこうするもない。やるしかないだろう」

 

ワタル「だったら、僕達も行くよ」

 

ドニエル「何と...?」

 

零「俺達もマナの国に用事があるんです」

 

アマリ「ミスルギがどういうつもりであなた達を敵視しているかはわかりませんが...。この世界全体の危機を知れば、そういった小競り合いも収まると思います」

 

ドニエル「こちらの置かれている状況が好転する可能性もあるのか...。では、ワタル君...。正式に君達に同行を依頼したい」

 

ワタル「了解です!僕達に任せてください!」

 

エイサップ「これで徒歩での移動もなくなるね」

 

マサキ「野宿とも、おさらばだぜ」

 

アマリ「...」

 

ん?アマリ...?

 

アマリ「(ミスルギ皇国...。魔従教団でも干渉できない謎の国...。大規模転移がマナの国で起きた事も含めて、警戒しなくてはなりませんね...)」

 

こうして、俺達はメガファウナに乗り、ミスルギ皇国へ向かった...。

 

 

 

 

 

ー俺はオルガ・イツカ...。鉄華団の団長だ。

 

俺達は今、ミスルギ皇国に居た。

 

すると、バルバトスルプスが戻って来た。

 

三日月「オルガ、帰ったよ」

 

オルガ「良くやってくれたな、ミカ」

 

ミカはバルバトスルプスから降り、俺の目の前に立った。

 

オルガ「彼奴らはどうだった?」

 

三日月「強かったよ...鉄華団と良い勝負が出来そうだった」

 

オルガ「...俺達はそれぞれ死んだ後、このアル・ワースに来た...。俺達を拾ってくれたミスルギ皇国には借りを返さないとな」

 

?「その割には早い退きだったね?オルガ・イツカ」

 

こいつは...。

 

オルガ「...あんたか。鉄華団とタービンズの代表は俺と名瀬の兄貴だ。指揮権はオレにあるはずだが?」

 

?「それもそうだね。それにしても、君達のガンダムのシステムも凄いものだね。阿頼耶識システムだっけ?」

 

三日月「...何が言いたいの?」

 

?「いや、僕はただ知りたいだけなんだよ...。未来を切り開くガンダムは君達か...刹那・F・セイエイなのかをね...。楽しみに見ているよ」

 

そう言い残し、奴はその場を後にした...。

 

オルガ「...いつも何考えてるのかわからない奴だな」

 

三日月「オルガが望むなら彼奴を殺すけど?」

 

オルガ「いや、今、ミスルギと彼奴を敵に回したくない」

 

三日月「わかったよ」

 

あの男...リボンズ・アルマーク...。彼奴は一体何を考えてるんだ...?

 




ー中断メッセージ

〈ケロロの悪用〉

ケロロ「スーパーロボット大戦でありますか...。ケロケロケロ!このデータを利用すれば、ペコポン侵略も夢ではないであります!」

夏美「ボケガエルー‼︎あんたまた悪巧みを考えてるわねー‼︎」

ケロロ「ケロー⁉︎夏美殿、違うのでありますよ!」

夏美「問答無用ー!」

冬樹「軍曹またやってるよ...。あんな2人の事は僕に任せて、プレイヤーさんは休憩をゆっくりとってください!それではまた会いましょう!もう、軍曹!姉ちゃん!待ってよー‼︎」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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