スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第8話です!

俺達に大義名分はない!...この台詞かっこいいですよね!

それではどうぞ!


第8話 異界から来るもの

 

ー新垣 零だ。

 

俺達は鉄の惑星からアル・ワースに戻り、マナの国へ向かっていた...。

 

今現在俺達はメガファウナのパイロット待機室で話している。

 

ワタル「...いよいよマナの国だね」

 

ジャン「大丈夫かな...。この間のキャピタル・アーミィの人達や白いガンダムがいきなり襲ってくるんじゃ...」

 

グランディス「その時はその時だよ。今からビクビクしていても仕方ないさ」

 

ノレド「格好いい、グランディスさん!」

 

九郎「結局は奴等とはやり合う日が来るんだ...此処で叩いてた方が良いかもな」

 

零「でも、出来れば事を穏便には済ませたいですね」

 

刹那「俺としてはそれを望んでいる」

 

ベルリ「それにしてもグランディスさんが来て、メガファウナは、ますます海賊部隊っぽくなったね」

 

ハンソン「海賊部隊...?」

 

サンソン「何だ、そりゃ?」

 

アイーダ「元々この艦は、敵国に秘密裏に潜入して、情報を収集する事を目的としていたのです。そのため国籍などを隠していたので、そのような扱いだったのです」

 

ジャン「元の世界でも今と同じような任務についていたんですね!」

 

グレンファイヤー「何だよ、お前らも海賊に近い部隊だったのかよ?」

 

ティエリア「お前らもと言う事は君も元海賊なのか?」

 

グレンファイヤー「炎の海賊っていう海賊の用心棒をしてたんだぜ!」

 

ミラーナイト「暑苦しい貴方にはピッタリでしたね」

 

グレンファイヤー「あんだと?ミラちゃん!俺の何処が暑苦しいってんだ?」

 

ミラーナイト「全部です。見た目から筆頭に」

 

グレンファイヤー「ぐっ...!何だよ!ゼロも何か言って...って、話し中か」

 

ゼロが仲間になってから、マサキは良くゼロと絡んでいた。

 

マサキ「成る程、お前はセブンの息子なのか」

 

ゼロ「だけど親父からお前の事なんて聞いた事ないぜ?」

 

マサキ「恐らく、俺の出会ったセブンとお前の親父さんのセブンは全くの別人だ」

 

ゼロ「多次元宇宙に存在する親父...か」

 

マサキ「でも、あの真紅のファイター、セブンの息子なんだろ?頼りにしてるぜ!ゼロ!」

 

ゼロ「おう!」

 

あの2人仲が良いな。

 

アーニー「その海賊部隊という名があるから、クリム大尉に今回の作戦に選ばれたんだね?」

 

アイーダ「ええ...。任されたからには、期待以上の成果を必ず上げてみせましょう」

 

エメラナ「私達も協力しますよ。アイーダさん」

 

アイーダ「ありがとうございます、エメラナ姫。」

 

エメラナ「此処では王女や姫など関係ありません...。エメラナとお呼びください」

 

アイーダ「わかりました、エメラナさん」

 

グランディス「2人共、見かけによらず、度胸が据わってるじゃないか。気に入ったよ、姫様達」

 

グレンファイヤー「そっちの姫さんも暑いぜ!」

 

アイーダ「ありがとうございます。ですが、あなた方は協力者なのですから、ただのアイーダで結構です」

 

エメラナ「私もエメラナで良いですよ」

 

ハンソン「偉ぶらない所もいい...!」

 

サンソン「そうだな。あの子と比べれば、ナディアの方がお姫様してるぜ」

 

エイサップ「言えてますね」

 

ミラーナイト「ナディアというのは、ジャンと一緒にいる彼女の事ですよね?此処には来ていないのですか?」

 

ヒミコ「ナディアなら、前回の戦闘からずっと部屋にこもってるのだ!」

 

夏美「戦争をする艦なんかに本当は乗りたくなかった...とか言ってさ」

 

一夏「俺達...戦争をするんじゃなくて、アル・ワースを平和にするために戦っているんだけどな...」

 

零「ただ争いを広げる為の戦いと誰かを守る戦いの違いをナディアは分かっていないんだろうな」

 

ジャン「いえ、ナディアは分かっていますよ。ただ、その違いをナディアは納得できないみたいなんです...」

 

ノレド「ねえ、ジャン...。ナディアの事...あたしとラライヤと夏美さんに任せてもらえない?」

 

ジャン「え...」

 

夏美「ええ、難しく考え過ぎちゃう時には身体を動かすことに限るわ」

 

ノレド「だから、ナディアにはメガファウナの生活班としてあたしと夏美さんの指揮官に入ってもらうわ」

 

ラライヤ「おそうじ!せんたく!」

 

冬樹「でも、姉ちゃんは戦いもしてるんだよね⁉︎」

 

アンドレイ「流石に体が持たないよ?」

 

夏美「良いんです!私がやりたいと思ってやる事ですから!それに、零さんや一夏さんも手伝ってくれるらしいですし!」

 

エレボス「そうなの?零、一夏」

 

零「ああ。みんなで協力すれば、疲れも分散できるだろ?」

 

一夏「俺達も俺達で戦い以外のやる事を探さないと思ったんだ」

 

千冬「言う様になったではないか。馬鹿者め」

 

ヒミコ「あちしもやるよ!忍法・火事...じゃなくて家事手伝いの術なのだ!」

 

ノレド「了解!よろしくね、零さん、一夏君、ヒミコ」

 

ジャン「わかりました。ナディアの事...よろしくお願いします」

 

刹那「ジャンはどうする?」

 

ジャン「僕はハンソンと一緒にメカニックのハッパさんの手伝いをやります。せっかく違う世界の人達と会ったんだから、そこから出来るだけ多くの事を学びたいんです」

 

しんのすけ「ジャン君偉いゾ!」

 

ジャン「ワタルやしんちゃんと違って、戦いの役には立てないからね。でも、だからといって他人事を決め込むつもりもないさ。力がないなら、ないなりに出来る事をやるよ」

 

立派だな...ジャンは...。

 

彼奴を見ていたら俺も頑張らないとって思ってくるよ。

 

アマリ「力がないなりに...か...」

 

零「アマリ...」

 

クラマ「難しい顔してんな」

 

零「珍しいな...。クラマがこう言う場に顔を出すなんて」

 

アマリ「いつもべったりのナディアちゃんが部屋にこもっているから、行き場がないんですか?」

 

クラマ「からかうなよ。あの子...どうにも危なっかしいんで、目が離せないんでな...(こいつ等...。俺がナディアを見張っているのに気づいてやがんのか...)」

 

ティエリア「...」

 

...やっぱり、ティエリアはクラマを警戒しているな。

 

アマリ「私に何か用ですか?」

 

クラマ「なあ、アマリ...。お前...マナの国の事でみんなに話してない事があるだろ?」

 

零「...何?」

 

アマリ「...」

 

アマリのこの反応...図星なのか...?

 

零「どう言う事だ?クラマ」

 

クラマ「魔従教団の術士サマほどじゃねえが、この俺もそれなりに情報通でよ。マナの国に生まれて、マナを持たない人間の事も知っているのさ」

 

何...⁉︎マナを取り扱うマナの国でマナを持たない人間が居るだと...⁉︎

 

アマリ「...ノーマの事ですか...」

 

零「ノーマ...?それがマナを使えない人間の呼び方なのか?」

 

クラマ「その通りだ。アマリ、別に責めてるかわけじゃねえぜ。胸クソ悪い話だから、ワタル達に聞かせたくなかったってのもわかる。そっちの方は、どうでもいい。問題はアレの事だ」

 

アマリ「...」

 

クラマ「俺も噂でしか聞いた事がないが、アレの方がマズイだろうぜ」

 

アマリ「グランディスさんの言葉じゃないですけど、その時はその時です。今、考えても仕方ないって事にしましょう」

 

何か置いていかれてんな...俺。

 

クラマ「...前から思っていたが、お前...本当に術士サマか?」

 

アマリ「え...」

 

零「...何が言いたい?」

 

アマリが魔従教団の術士じゃない...?って、事はアマリは俺達に嘘をついているって事か...?

 

クラマ「さっきも言った通り、俺はそれなりの情報通でよ。何度か術士サマも見かけな事もある。そいつ等とお前...あまりにも雰囲気が違うんでな」

 

アマリ「何を言ってるんですか!クラマさんだって、私のドグマを見たでしょ?」

 

クラマ「まあ...そうだな。教団の人間でもないのにオート・ウォーロックを使えるはずもねえか...」

 

...なんか納得いかねえ...アマリから聞くしかねえな...ノーマの事もアレの事も...。

 

すると、ホープスが飛んできた。

 

ホープス「ここにいましたか、マスター」

 

アマリ「どうしました、ホープス?」

 

ホープス「残念ながら、恐れていた事が起きる様です」

 

アマリ「そんな...!」

 

一体...何が起こるってんだよ...?

 

 

 

 

ードニエル・トスだ。

 

メガファウナのブリッジでは、ギゼラが焦った表情をしていた。

 

ギゼラ「艦長...!」

 

ドニエル「どうした、ギゼラ?キャピタル・アーミィが来るのか?」

 

ギゼラ「各種センサーが異常を計測...!この状況は、アル・ワースをに跳ばされた時に似ています!」

 

ドニエル「何だと⁉︎」

 

何がどうなってると言うんだ...!

 

すると、ブリッジのドアが開き、アマリ君と零君が入って来た。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺はアマリと共にブリッジに入る。

 

ブリッジに向かいながら、俺は大体の事をアマリから聞いた...。

 

これ...マズイってレベルじゃねえだろ...!

 

零「ドニエル艦長!大至急、メガファウナをこのエリアから退避させてください!」

 

ドニエル「何が起きるんだ、零君!アマリ君⁉︎」

 

アマリ「あれが来ます...!」

 

ドニエル「あれ...⁉︎」

 

ギゼラ「空が...裂けます!」

 

ステア「オーッ!マイ・スコード‼︎」

 

来るのか...あれが...ドラゴンが...!

 

 

 

 

第8話 異界から来るもの

 

 

 

 

空が裂け、中から20体程のドラゴンが出現した...。

 

アマリ「あ...ああ...」

 

零「くっ...!間に合わなかったか...!」

 

既に怪獣を見ているからああ言うのにはもう慣れたと思っていた...だけど、あのドラゴンの威圧感は何が怪獣とは違う...!

 

副長「か、怪物だ!空の裂け目から怪物が出て来た!」

 

ドニエル「アマリ君!何なんだ、あれは⁉︎」

 

アマリ「ドラゴン...。異界からマナの国に出現する生物...。分かっているのは、それくらいです」

 

ギゼラ「怪獣とは違うのかい⁉︎」

 

零「あの威圧感がわからないんですか⁉︎あれは並大抵の怪物とは違う...!」

 

アマリ「出来るなら、出会いたくはなかったんですけど...」

 

すると、ドラゴンの一体が攻撃を仕掛けて来た。

 

アマリ「気をつけてください!とても好戦的な生物だと聞いています!」

 

ドニエル「逃げられないのなら応戦するまでだ!各機を出撃させろ!」

 

俺達はそれぞれ出撃した...。

 

龍神丸「むう...!」

 

ワタル「せ、先生!何なのさ、あれ⁉︎」

 

シバラク「何と言われても...!」

 

ケロロ「あれはドラゴンでありますよ!」

 

アキト「ドラゴンって...絵本に出てくる空を飛ぶ生き物の事かい...⁉︎」

 

ベルリ「こっちに来て、驚きの連続だったけど、これは桁が違う!」

 

ゼロ「今まで戦った怪獣とは何か違うな...レイ!どうだ⁉︎」

 

レイ「ゴモラも警戒している...並大抵の力で敵う生物じゃない!」

 

零「彼奴らには話は通じません!」

 

刹那「対話は無理だと言う事か...!」

 

ハンソン「じゃあ、あんなのと戦うの⁉︎」

 

一夏「じょ、冗談じゃないぞ!後ろの方の大きいのとはサイズが違いすぎるだろ⁉︎」

 

サンソン「一夏の言う通りだ...!グラタンで敵うかどうか...!」

 

グランディス「ガタガタ言ってんじゃないよ!ごめんなさいすれば、見逃してくれる様な相手じゃないんだ!」

 

カンタム「その様だね...!」

 

マサキ「やるしかねえって事か...!」

 

ショウ「ああ...!死にたくなければ、戦うしかない!」

 

アル「うむ、気を引き締めて行くぞ!」

 

セルゲイ「用意は良いな?みんな。ドラゴン撃退を始めるぞ!」

 

しんのすけ「やってやるゾ!」

 

アマリ「(異界から来るもの...。今の私の力で戦えるの...)」

 

来るならやるしかない...!こんな所で食われるなんてごめんだ!

 

俺達はドラゴンとの戦闘を開始した...。

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「加減して勝てる相手じゃない...!始めっから全力でやるぞ!ゼフィルス‼︎」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉

 

一夏「あんなのに勝てるのか...?嫌、勝たないとダメなんだ!やってやる!やってやるぞー‼︎」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVS初戦闘〉

 

カンタム「まさか、ドラゴンと戦う事になるとは...!」

 

しんのすけ「オラ達...食べられちゃうのかな?」

 

カンタム「そんな事はさせないよしんのすけ君、やろう!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉

 

刹那「本当にお前達ともわかり合う事は出来ないのか...ドラゴン、お前達の声を聞かせてくれ...!」

 

 

〈戦闘会話 ティエリアVS初戦闘〉

 

ティエリア「怪獣の次はドラゴンか...もうELSで驚いていられないな...!ラファエル、ドラゴンを殲滅する!」

 

 

〈戦闘会話 アンドレイVS初戦闘〉

 

アンドレイ「よもや昔読んだ絵本に出てくるドラゴンと戦う事となるとは...モビルスーツでどれ程対抗できるがわからないがやるぞ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 セルゲイVS初戦闘〉

 

セルゲイ「動物の狩りにしては少々難関だが...ロシアの荒熊がお前達の相手をしてやろう!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVS初戦闘〉

 

アキト「ファンタジーの世界でドラゴンとの戦闘か...。だが、お前達ではブラックサレナを捕らえる事はできない!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VS初戦闘〉

 

九郎「ドラゴンってもう何でもありじゃねえかよ!」

 

アル「今更何を言っておる!うつけが!」

 

九郎「わかってるよ!あーもう!ドラゴン!デモンベインに挑んできた事を後悔させてやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS初戦闘〉

 

エレボス「ドラゴンが来るよ!エイサップ!」

 

エイサップ「たとえ強力な相手でも、攻撃さえ通れば勝てる!本気で斬るぞー‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVS初戦闘〉

 

ケロロ「ドラゴンには馴染みがありますが、挑んで来るなら容赦しないであります!」

 

 

〈戦闘会話 夏美VS初戦闘〉

 

夏美「近くで見ると大きわね...!私でどれだけやれるかわからないけど...やってやるわよ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ゴモラVS初戦闘〉

 

レイ「ゴモラ!俺達はいつもの様に戦うぞ!場合によってはリトラも出す!」

 

ゴモラ「キシャーォン‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVS初戦闘〉

 

ゼロ「ドラゴンみたいな怪獣とは何度も戦って来たが...こいつらは一味違うぜ...だが、そんな事で臆するウルトラマンゼロじゃねえんだよ!ドラゴン!宇宙の彼方まで吹っ飛ばしてやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 グレンファイヤーVS初戦闘〉

 

グレンファイヤー「来やがれドラゴン!俺の炎で焼きドラゴンにしてやる‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ミラーナイトVS初戦闘〉

 

ミラーナイト「可愛げがあるのなら、ウルティメイトフォースゼロの仲間として入れるのも考えますが...仕方ありません、倒します!」

 

 

 

 

 

 

ドラゴンとの戦闘から数分後の事だった。

 

ティエリア「みんな、気をつけろ!何か来る!」

 

ベルリ「キャピタル・アーミィですか...⁉︎」

 

エイサップ「それともあのガンダムか...⁉︎」

 

アイーダ「数は2機...!かなりのスピードです!」

 

現れたのは白い機体とピンクの機体だった。

 

アマリ「パラメイル...!」

 

パラメイル...?それが機体の名前か...?

 

?「シンギュラー反応があったんで偵察の足を伸ばしてみたけど...」

 

?2「ドラゴンだけじゃなく、知らない機体もいるよ!アンジュ!」

 

アンジュ「その様ね、ヴィヴィアン!...それよりも、海道と真上の2人は何処に行ったのよ!」

 

ヴィヴィアン「地獄の使いさん居ないね...」

 

乗っているのは両方女か...?

 

ショウ「アマリ!あの機体は何だ⁉︎」

 

アマリ「あれはパラメイルです。ドラゴンを狩る人間が乗っています」

 

ドラゴンを狩る...つまりは、パラメイルのパイロットはノーマって事なのか...。

 

ヴィヴィアン「アンジュ...!あたし達の事を知っている人がいるみたいだよ」

 

アンジュ「私達の事を人間扱いしたって言う事は外の国から来たみたいね」

 

ワタル「何を言ってるの...?」

 

ヒュウガ「さっきの言葉からすると...彼女達は人間じゃないのか⁉︎」

 

零「そんな事ねえ!」

 

一夏「零...」

 

アマリ「聞こえますか、パラメイルのライダーさん!此処は協力して、ドラゴンと戦いましょう!」

 

ヴィヴィアン「...だってさ。どうする、アンジュ?」

 

アンジュ「そんなのは決まってる...!」

 

...よし、こっちに...って、は⁉︎あの2機、突っ込んで行ったぞ⁉︎

 

零「たった2機で突っ込む気か⁉︎」

 

アンジュ「私達は勝手にやらせてもらうわ。知っての通り、ノーマだから」

 

ミラーナイト「ノーマ?」

 

アンジュ「マナが使えない化け物よ」

 

グレンファイヤー「な、な、何だって⁉︎化け物だって⁉︎」

 

あの白いパラメイルのライダー...自分の事を...!

 

ヴィヴィアン「大丈夫だよ!あたし達、ドラゴン退治のプロだから!」

 

アンジュ「行くよ、ヴィヴィアン!海道と真上なんて待ってられないわ!私達であの群れを叩いて、特別ボーナスをもらう!」

 

ヴィヴィアン「りょーかい!」

 

サヤ「い、一体どうなっているのですか⁉︎アマリさん!」

 

アマリ「彼女達はノーマ...。生まれつきマナが使えない事を理由に社会から抹消された存在...。生存を許される代わりにドラゴンと戦う事が義務付けられると聞きます...」

 

何度聞いても胸クソ悪いな...!ふざけやがって...!

 

ゼロ「何だよそれ⁉︎何でそんな酷い事が...!」

 

しんのすけ「可哀想だゾ...」

 

ケロロ「話は後であります!まずはドラゴンを迎え撃つでありますよ!」

 

ホープス「マスター...。あのアンジュと呼ばれる女性...アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギと思われます」

 

アマリ「ミスルギ皇国の皇女でありながら、16歳の誕生日にノーマである事が発覚した堕ちた皇女...。あれが...かつて皇女アンジュリーゼだった方なんですね...」

 

皇女まであんな扱いに何のかよ...!マジでふざけんなよ...!

 

アンジュ「やるわよ、ヴィルキス!私は私の力だけで生き抜いてみせる!」

 

俺達はパラメイル2機と共にドラゴンとの戦闘を再開した...。

 

 

 

 

ドラゴンを倒していく俺達...。

 

数も残り僅かとなった。

 

ワタル「よし...!この調子で戦えば...!」

 

龍神丸「気をつけろ、ワタル!また門が開くぞ!」

 

また空が裂けて、ドラゴンが数体出て来た...しかもデカイのも多いな...!

 

ヴィヴィアン「また来た!」

 

ティエリア「これではキリがない!」

 

アンジュ「でも、今度はドラゴンだけじゃない!」

 

確かに、ドラゴンの中心に赤いパラメイルがいる。

 

ゼロ「あれもパラメイルというやつか!」

 

零「あの赤いパラメイル、ドラゴンを指揮している...⁉︎」

 

しんのすけ「レイお兄ちゃんと同じ、怪獣使い...?」

 

レイ「レイオニクスではなさそうだが...」

 

グランディス「アマリ!あの赤いのは何だい⁉︎」

 

アマリ「わかりません...!教団の資料でも見た事がない機体です!」

 

ワタル「アマリさんでも知らない事があるんだ...!」

 

刹那「正体はわからないが、こちらに仕掛けて来るのを見て、敵意はある様だな」

 

九郎「やるしかないって事かよ...!」

 

?「...」

 

赤いパラメイルのライダーはダンマリかよ...!

 

アンジュ「あの赤いパラメイル...私を見ている...」

 

ヴィヴィアン「わかるの、アンジュ⁉︎」

 

アンジュ「何となくだけどね...。ヴィヴィアン...!あいつは私が相手をする!」

 

ヴィヴィアン「おっほー!アンジュ、強気ぃ!」

 

アンジュ「やるよ...!私は私の生命を奪おうとするものに容赦はしない!」

 

?「...そう...。来るのですね、ビルキス...」

 

...?今、赤いパラメイルから声が...。

 

アイーダ「待ってください!まだドラゴンが来ます!」

 

アマリ「え...⁉︎」

 

アイーダの言葉通り、またもやドラゴン軍団が現れる。

 

幾ら何でも増えすぎだろ!

 

一夏「い、いい加減にしろよ!」

 

セルゲイ「素早く、ドラゴンを倒し、このエリアから退避しなければならないな...!」

 

アマリ「で、でも!この数では...!」

 

万事休すか...。そう思った俺達の元に通信が入る。

 

?「だったら、俺達にやらせな‼︎」

 

現れたのは黒いボディに頭部にドクロをつけたロボットだった。

 

?2「この様な場所にいたとはな。アンジュ、ヴィヴィアン」

 

アンジュ「それはこっちの台詞よ!海道!真上!何処に行っていたのよ!」

 

海道「何処だっていいだろ!暴れさせてもらうぜぇー‼︎」

 

髑髏のロボットは大きな剣を持ち、目の前のドラゴンの接近して、何度か、斬り裂く。

 

海道「神においては神を斬り」

 

真上「悪魔においてはその悪魔をも撃つ」

 

海道「戦いたいから戦い」

 

真上「潰したいから潰す」

 

海道・真上「「俺達に大義名分なんてないのさ‼︎」」

 

最後にドラゴンを真っ二つにした...。

 

マサキ「な、何だよ...あれ...まるで...」

 

ワタル「うん...龍神丸達とはまた違う、魔神...!」

 

海道・真上「「俺達が地獄だ‼︎」」

 

一目見ただけでわかる...あのロボットは強すぎる...!

 

って...あのロボットの周りにも小さいドラゴンが...!

 

海道「ウジャウジャとメンドクセェな!」

 

真上「ならば俺と変われ、海道。やはり、お前の戦い方には花がない」

 

海道「何だと⁉︎...ちっ、俺の分も残しておけよ!」

 

すると、今度は髑髏のロボットは大剣を地面に刺し、2丁拳銃を取り出す。

 

真上「己の不幸を呪うんだな。さぁ、何処を撃ち抜かれたい?3秒以内ならリクエストに答えてやる」

 

しかし、ドラゴンは答えるはずもなく、3秒過ぎると同時に髑髏のロボットが動き出した。

 

真上「時間切れだ!」

 

周りにいるドラゴンに向けて連射する髑髏のロボット。

 

だが、どの弾も確実にドラゴンに当たり、ドラゴン達は爆発する。

 

千冬「あの機体はパイロットが変わる事によって戦闘スタイルが変わるのか...⁉︎」

 

サヤ「少尉あれは...!」

 

アーニー「カイザーだ...!」

 

零「カイザー...?」

 

アーニー「地獄の使い...または、地獄への道先案内人...彼らも僕達の知らない海道さん達なのか...?」

 

な、なんか凄いな...。

 

カイザーと呼ばれた機体はまたもや大剣を持つ。

 

恐らく、パイロットが最初の人に戻ったのであろう...。

 

兎に角、カイザーのおかげでドラゴンの数がかなり減った。

 

夏美「この数なら何とかなるわね!」

 

アーニー「カイザー!僕達は味方です!手を貸してください!」

 

海道「あん?カイザーの事を知っているのか?」

 

真上「勝手にしろ。俺達も俺達でやる...それと、お前が織斑一夏か?」

 

一夏「え?は、はい...そうですけど」

 

海道「もう来ても大丈夫そうだぜ」

 

すると、今度はISを纏った2人の女の子が来た...。

 

?2「一夏!一夏だよ!簪!」

 

簪「うん、やっと一夏と会えたね...!シャルロット...!」

 

一夏「シャルに簪!お前らも無事だったのか‼︎」

 

?3「私も居ますよ。織斑君!」

 

千冬「その声は...真耶か?山田真耶なのか⁉︎」

 

一夏「山田先生!」

 

真耶「織斑先生もご一緒でしたか!お会いできて良かったです!」

 

あの人達は一夏の知り合いなのか...。

 

真上「山田教師、貴方はあの戦艦の中にいて欲しい」

 

真耶「わかりました」

 

すると、カイザーは山田先生という人をメガファウナに送り、戻って来た。

 

アンジュ「あの赤いパラメイルは私の獲物だから、取らないでよ!」

 

海道「だったら、早く仕留めろ!じゃないと、俺達がもらっちまうからな!」

 

シャルロット「一夏!僕達もやるよ!」

 

簪「私達だけ逃げる事なんて出来ない...!」

 

一夏「ああ!やってやろうぜ!」

 

俺達は再び、戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 海道VS初戦闘〉

 

真上「ドラゴンを倒しただけで金が貰えるなどうまい話だな」

 

海道「俺達に金なんて関係ねえよ!戦いたいから戦うだけだ!」

 

真上「フッ、そうだな。さてと、ウイングクロスを壊した猿」

 

海道「言ってろ!ナル野郎!あれはキバの大将の時の戦いの衝撃で壊れたんだよ!俺は悪くねえ!」

 

 

〈戦闘会話 シャルロットVS初戦闘〉

 

シャルロット「このわけのわからない世界に来て、海道さん達に助けられて、一夏と会えた...。折角の一夏の再開を無駄に終わらせるわけにはいかないね!」

 

 

〈戦闘会話 簪VS初戦闘〉

 

簪「お姉ちゃんがいない事が少し不安...でも、今は一夏が近くに居る...それだけで私、頑張れる...!」

 

 

 

龍神丸がドラゴンを倒すと、赤いパラメイルは龍神丸を見ていた。

 

?「...」

 

ワタル「な、何か...視線を感じる...」

 

龍神丸「気をつけろ、ワタル。ドラゴンの指揮官が、こちらを見ているぞ」

 

ワタル「もしかして、ライバルと思われてる...⁉︎だったら、龍と龍の対決だ!絶対に負けないぞ!」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS?〉

 

?「貴方は...!」

 

零「...?何だよ...?」

 

?「...いえ、人違いですね」

 

零「っておい!人の話を聞けよ!」

 

 

〈戦闘会話 海道VS?〉

 

?「あなた方が地獄の使いですか?」

 

真上「何者か知らんが間違っているぞ」

 

海道「ああ!俺達は使いなんかじゃねえ!俺達が地獄だ‼︎」

 

 

 

 

 

俺達はドラゴンを倒し、赤いパラメイルも白いパラメイルのヴィルキスが追い詰めていた。

 

?「視察のつもりで来てみましたが、面白いものが見られました。それに...」

 

ワタル「あの赤い機体...また僕を見ている...?」

 

?「今日の所は、ここまでとします」

 

すると、赤いパラメイルは撤退しようとした。

 

ヴィヴィアン「逃げ出した!」

 

海道「部が悪くなったら、尻尾を巻いて逃げるってか!」

 

アンジュ「そうはさせない...!」

 

ヴィルキスは赤いパラメイルを追いかけ、逃さないようにする。

 

アンジュ「(何だろう、この胸騒ぎは...。もしかして、あいつのせいなの...)」

 

?「追いかけてきたか...!ならば...!」

 

な、何だ...?赤いパラメイルから歌が聞こえる...⁉︎

 

チャム「歌...!」

 

刹那「あの赤い機体が歌っているのか...⁉︎」

 

アンジュ「この歌...!」

 

ヴィヴィアン「アンジュも歌っていた歌だ!」

 

真上「何...?」

 

アンジュ「(永遠の語り...。進むべき道を示す、皇家の護り歌...。お母様が私に遺してくれた歌...。その歌を、どうして...)」

 

シャルロット「あの人も歌ってるよ...!」

 

簪「何が起こってるの...?」

 

?「真なる星歌...。やはり、彼女も龍の...」

 

2人が歌っているとヴィルキスが何かの動きを見せた...。

 

すると、辺りが光に包まれる。

 

龍神丸「これは...⁉︎」

 

ワタル「何が起きているの、龍神丸⁉︎」

 

龍神丸「この感覚は...間違いない!」

 

ホープス「世界が...壊れますか...」

 

零「...世界が...壊れる...⁉︎」

 

あの歌に...一体何が...⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

ー僕はリボンズ・アルマーク。

 

今僕は神聖ミスルギ皇国内でキャピタル・アーミィのクンパ・ルシータと調律者エンブリヲと共にいた。

 

エンブリヲ「...!」

 

クンパ「どうされましたかな?」

 

エンブリヲが何かに気づいたのかな?

 

エンブリヲ「いや...。気にする事はない。ちょっと予想外の出来事が起きたようでね...」

 

リボンズ「予想外か...。アクシデントでない事を祈るよ」

 

エンブリヲ「これがどう転ぶかはわからないが、退屈しのぎになる事を願うよ...ねえ?IS学園最強の更織 楯無」

 

楯無「...」

 

エンブリヲ「そんな怖い顔をしないでくれ...。君達に危害は加えないよ。君達が私達を裏切らない限りね」

 

楯無「貴方って人は...!...っ!」

 

悔しそうな表情を浮かべているね...。

 

エンブリヲも人が悪い...。

 

クンパ「これは私の持論ですが、退屈は退廃となり、安寧は墜落となり、人類という種を衰退させるだけです」

 

エンブリヲ「同感だ、クンパ・ルシータ。君に出会えた事を智の神エンデに感謝しよう」

 

クンパ「それは私もです、調律者エンブリヲ」

 

リボンズ「...」

 

エンブリヲ「どうかしたのかい?リボンズ・アルマーク」

 

リボンズ「何でもないさ。僕はただ観察するだけだからね...更織 楯無。君も仲間の元へ戻ったらどうだい?」

 

楯無「わかりました...。(私達は...どうすれば...助けて...一夏君...!)」

 

僕の言葉に更織 楯無は出て行った...。

 

僕も外に出て、先程から盗み聞きをしていた男に声をかけた。

 

リボンズ「盗み聞きとは趣味が悪いね。名瀬・タービン」

 

名瀬「気づかれていたか...流石はイノベイド」

 

リボンズ「君達はミスルギ皇国に雇われている身だろ?こんな事をして大丈夫なのかい?」

 

名瀬「気づかれなかったら大丈夫だよ」

 

リボンズ「...僕がエンブリヲに言えば、君は終わりだよ?」

 

名瀬「だけど、アンタはそれをしなかった...何でだろうな?」

 

リボンズ「さあね...。」

 

名瀬「まぁ、ありがとうな。庇ってくれて...」

 

そう言い残し、名瀬・タービンはこの場を後にした...。

 

全く...自由な男だ...。

 

さてこの世界...どうなるかな?

 

 





ー中断メッセージ

〈海道と真上の会話〉

真上「...」

海道「オラァ!いつまで寝てやがる!起きやがれってんだ!」

真上「フッ...思い出していたのさ。俺のやるべき事を」

海道「何言ってんだよ!お前が寝てる間にもうゲームは終わってんだよ!」

真上「慌てるな。永遠の終わりというわけではあるまい」

海道「あったりめえだ!さっさとゲームを再開しなきゃあ、閻魔様が泣くぜ!」

真上「俺は証明しなければならない。自分の存在意義を!」

海道「というわけだ。プレイヤーのアンタも早ぇとこ戻ってきてくれよな!」

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