それでは、どうぞ!
第9話 あの空の出会い
ー2014年 日本...。
ー俺は渡瀬 青葉...。
俺は今、大ピンチに陥っていた...。
青葉「な、何がどうなってんだよ⁉︎何なんだよ、あのロボットは!どうして俺を狙ってくるんだよ⁉︎」
お、俺が何したってんだよ...!
?「ハハハハハ!怯えろ、渡瀬 青葉!(どういう理屈かは知らないが、俺は70年前の過去に来た!そして、貴様に会えた!渡瀬 青葉!今こそ俺は貴様を...!)」
ロボットは少しずつ俺に近づいてくる。
青葉「う、うわああっ!」
すると、俺の手を引く女の子の姿があった...。
確か、弓原 雛だったな...。
雛「走って、青葉!」
青葉「弓原...雛...⁉︎」
雛「死にたくないなら走って!お願いだから!」
青葉「わ、わかった...!」
俺は弓原に連れられて、建物に入った。
?「まさか...!まさか...⁉︎何故だ...!何故だぁぁぁぁぁぁっ‼︎ヒナ!どうして、お前がここにいるんだぁぁぁぁぁぁっ⁉︎」
俺は弓原に連れられて、ロボットに乗せられた。
?「ヒナァァァァッ‼︎」
雛「さよなら...」
雛はロボットを操作して、俺を襲おうとしていたロボットを攻撃した。
?「うおおおおおっ‼︎」
雛「対象の活動エネルギー、消滅...」
青葉「...倒した...のか?」
雛「ええ...」
青葉「色んな事がありすぎて訳わかんねえよ...!今日の席替えで弓原の隣になったと思ったら、あんなロボットに襲われて...!それで弓原もロボットに乗って、あいつを倒して...!」
弓原...お前は一体何者なんだよ...⁉︎
青葉「弓原...!お前、帰国子女だって聞いてたけど、どうなってんだよ、これは...⁉︎」
雛「...」
青葉「...聞いてもいいか?」
雛「何を?」
青葉「全部」
雛「...わかったわ」
話してくれるみたいだな...。
雛「信じられないと思うけど、私は、あのロボットに乗ってた人と同じ未来から、この世界に来たの」
青葉「え...それって...!」
雛「未来人ってこと...。私も、そして彼もね」
青葉「じゃあ、これは?このロボットも...」
雛「そうよ。同じ未来から来たの。もう色んな所がガタガタになってきちゃってるけど」
青葉「...」
何か...すごい話だな...。
雛「私は、この時代に来てからずっとあなたを見守ってたの」
青葉「俺を?」
雛「そう...渡瀬青葉をずっと...。私が出会う前の青葉...あなたをね。今日、席が隣になった時はほんとにびっくりしたわ。まさか、あなたと私が隣同士に座る時が来るなんて夢にも思わなかったもの」
青葉「...」
雛「不思議そうね。でも私は、あなたから離れるわけにはいかなかった...。だって、いつか彼があなたを殺しに来るって知ってたから」
青葉「何で?」
雛「それは...。あなたに聞いたからよ」
...は?俺から...?
青葉「...」
雛「青葉...降りて」
青葉「え...」
雛「私の仕事は終わったわ...。あなたの生命を狙う敵は倒せた。あなたは、またここでの生活に戻るの。未来から来た連中なんて話、忘れていいわ」
青葉「待てよ、弓原!お前はどうすんだよ⁉︎」
雛「逃げるのよ。ここにいたら面倒な事になるだろうし」
青葉「未来に...帰るのか?」
雛「そんな方法、知らないわ。ただ逃げるだけよ」
弓原...!
青葉「ただ逃げるだけって、どこ行くんだよ⁉︎こんな大きなロボット、一度見つかっちゃったら...」
雛「わかってるよ!でも、今はそうするしかないでしょ!」
俺達が話し込んでいると、弓原が倒したはずのロボットが動き出した。
青葉「あいつ、動くぞ!」
雛「!」
?「うおおおおおっ!」
って、うおっ⁉︎攻撃して来た...⁉︎
雛「きゃあっ!」
?「ヒナ!たとえ戦えなくても、出来る事はある!」
雛「まさか...自爆する気⁉︎」
?「その通りだ!」
雛「あなたは...!」
?「まさか、お前が来ていたとはな、ヒナ!」
雛「私は、あなたが来る事を知っていたわ」
?「そうか...。だったら、この先も知っているか?」
雛「...」
?「お前は渡瀬青葉と、そして、この俺と一緒に死ぬんだ!」
すると、俺達を襲うロボットの背後に金色の渦の様なモノが現れる。
青葉「なんだよ、あれ⁉︎」
雛「あれは...特異点の...。そうか...そうなんだ...」
青葉「え...」
雛「しっかりつかまってて!」
雛は再び、ロボットを操作した...って、あの金色の渦に向かってないか⁉︎
?「何をする気だ、ヒナ⁉︎何を考えている⁉︎」
雛「やっとわかったわ。こういう運命だったのね」
青葉「運命...?」
雛「ずっと不思議だった...。どうして、あなたが私の前に現れたのかって。どうして、私があなたを忘れられないのかって」
青葉「弓原...」
雛「ヒナよ」
青葉「雛?」
雛「青葉...私を信じて」
青葉「...わかった、雛」
?「ヒナ!あれに飛び込む気なのか⁉︎」
雛「行くわよ!」
俺達は前のロボットごと、金色の渦の中へと入っていった...。
俺と雛は今、金色の空間にいる。
青葉「何だよ、ここは⁉︎」
雛「青葉...。これでお別れね...」
青葉「え...お別れ...?」
雛「あなたは今から未来に行くの」
青葉「未来に...?雛は?」
雛「ディオが待ってる」
青葉「え...?誰...?雛、何なんだよ⁉︎何なんだよ、これ⁉︎」
雛「ディオが待ってるわ、青葉」
青葉「雛!雛ぁぁぁぁぁぁっ‼︎」
その後俺は光に包まれた...。
ー新垣 零だ。
あの赤いパラメイルとの戦闘の後、俺達は光に包まれ、眼が覚める。
ドニエル「何がどうなったんだ?」
副長「あの白い奴と赤い奴がぶつかった後の異常現象に巻き込まれたんでしょうか...」
ドニエル「周辺の状況はどうなっている?」
ギゼラ「か、艦長...。ここは...地球らしいです!」
地球だって...⁉︎
ドニエル「そのらしいというのは、どういう意味だ⁉︎」
ギゼラ「地形データを照合した結果、ここは太平洋上のポイント1226...である可能性が88.6%です」
零「随分中途半端な数字ですね...」
千冬「それがらしいの意味ですか...」
ギゼラ「各機はメガファウナに収容済み、パラメイルと呼ばれる2機と髑髏のカイザーと呼ばれる機体も健在を確認しています」
千冬「こちらのIS乗り2人も収容済みです」
ドニエル「...此処がアル・ワースでないとしたら、また一から情報収集だ。パラメイルとやらとカイザーとやらにも協力を呼びかけろ」
ギゼラ「了解です」
ギゼラさんは2機のパラメイルとカイザーに通信を送った。
ヴィヴィアン「アンジュ、海道、真上、向こうの赤い船から通信が来たよ」
真上「その様だな」
アンジュ「...」
ヴィヴィアン「アンジュ...?」
アンジュ「すぐに行くって返信しといて...。(この状況...。あの赤いパラメイルのライダーと私が起こしたっていうの...。だとしたら、一体何なのよ、あいつは...。)」
海道「入った途端に拘束されたりしてな」
アンジュ「それなら、反撃するだけよ」
俺達は格納庫に集まり、アンジュ、ヴィヴィアン、海道さん、真上さん、シャルロット、簪から話を聞いた。
ドニエル「...アルゼナルとノーマ...。ドラゴンと戦うための存在か...」
ゼロ「人間同士が差別するなんてな...」
一夏「俺達の世界と似ているな...」
アイーダ「ええ...。容認する事は出来ません」
アンジュ「所詮は別の世界の話...。何とでも言えるね」
エイサップ「お、おい!なんて言い方をするだ!」
零「...俺達の怒りが口だけだって言いたいのか?」
アンジュ「気持ちだけは受け取っておく。だから、私達の事は放っておいて」
アマリ「ここはアル・ワースでもなければ、私たちの仲間がいた世界でもないようです。まずは情報を集めて、対応を考えましょう」
アンジュ「アクアマリン卿...。対処とは?」
ケロロ「(卿...でありますか?)」
アンドレイ「(アマリ君から聞いたが、魔従教団の術士は社会的な地位が高く、人々に敬われる存在だそうだよ)」
アイーダ「(そして、あちらのアンジュという女性...。ほんの数ヶ月前は皇女であったそうです)」
セルゲイ「(それがノーマとして扱われ、あのようにやさぐれたというわけか...)」
エメラナ「アンジュリーゼ皇女...」
アンジュ「余計な気遣いは、逆に苛つくわ...今の私はアンジュよ」
刹那「では、アンジュと呼ばせてもらう」
ゼロ「よろしくな!アンジュ」
アンジュ「あなた達、良い声ね」
刹那・ゼロ「「え...?」」
確かに刹那とゼロの声は似ているが...。
零「...俺達のするべき事はアル・ワースの帰還だ。それを最優先にしたいと思う」
アンジュ「あなた達はそれでいいけど、他の人はどうかしら?」
ショウ「...」
ティエリア「...」
ベルリ「...」
シバラク「ふむ...。拙者やアマリにとってはアル・ワースは故郷だが、零達にとっては別世界だものな...」
サヤ「アル・ワースも、ここの世界も異世界という意味では同じなんですね...」
ワタル「それはそうだけど、僕はドアクダーと戦わなきゃならないんだ!」
ミラーナイト「私達も鉄の惑星の調査と仲間の捜索があります」
アンジュ「どうやら、この艦の中でもアル・ワースへの帰還について温度差があるみたいね」
零「お前はどうなんだよ、アンジュ?」
アンジュ「私...?」
アーニー「アル・ワースは君の故郷だろ?帰りたくはないのかい?」
アンジュ「...その問いに答える気はないわ」
ヴィヴィアン「帰ってもドラゴンと戦うだけだもんね。だったら、こっちの世界で好き放題やるのもアリかも!」
海道「まぁ、ノーマって差別がなくなるからな。願ったり叶ったりだろ?」
アーニー「海道特務中尉...その様な言い方は...」
真上「そう言えば、ベルジュ少尉。お前は俺達の事を知っていると言っていたな?」
アーニー「はい。僕達はあなた方と共に戦いました。」
海道「そっちの俺達はどうなったんだ?奇械島の爆発で行方不明か?」
アーニー「それを行おうとしましたが...僕達の知り合いの人が2人の変わりに...」
真上「それ以上は聞かないでおこう...。ウィングルの翼の修復はどうだ?」
ジャン「暫くは掛かりそうですね」
海道「ま、そんなもんなくてもカイザーは最強だけどな」
真上「相変わらず、バカの言う事は一味違うな」
海道「てめえ...その場を動くなよ!」
なんか喧嘩を始めちゃったよこの2人...。仲が良いのか悪いのか...。
一夏「シャル達も俺達と同じ様にアル・ワースに来たのか?」
シャル「うん、私と簪はアリーナで操縦訓練をしてたんだけど、急に視界が真っ白になって...」
簪「それで、気がついたら、この世界に居たの...」
千冬「真耶もか?」
真耶「はい。職員室へ向かおうとしたら、急に気を失って...」
シバラク「アル・ワースに転移して来たと言うわけか」
IS組はほとんど同じなんだな...。
しんのすけ「山田先生〜!」
真耶「ひやっ⁉︎」
って、しんのすけの奴、山田先生に抱きつきやがった⁉︎
夏美「やめなさい!」
アンジュ「あなた何やってるのよ!」
しんのすけの頭の右側を夏美が、左側をアンジュがそれぞれグリグリする。
アキト「似た者同士だね...」
こ、この2人は怒らせたらダメだな...。
グリグリ攻撃を終えたアンジュは息を吐いて、俺達に視線を戻した。
アンジュ「話が逸れたけど、言っておくわね。この世界に跳ばされた現象をもう一度、起こそうとしても無駄よ。ヴィルキスの、あの機能...狙って使えるものじゃないから」
アマリ「そうですか...」
アンジュ「ついでにもう1つ...。私...同情されるのは真っ平御免だから。いくらあなたが法と秩序の番人たる魔従教団の一員だろうとね」
アマリ「覚えておきます。でも、私の事はアマリと呼んでください」
アンジュ「わかったわ。もっとも、これ以上、教団の人間に世話になるつもりはないけど」
...不穏な空気だな...。
九郎「どうするんだ?アマリ、零」
アマリ「まずは状況の確認ですね」
零「アル・ワースに帰る、帰らないはその後でみんなで考えよう」
ホープス「では、ドニエル艦長...。これより東へ向かいましょう」
ドニエル「何のためにだ?」
ホープス「そこに時空の歪み...異界の門に似た反応を感知しましたので」
ドニエル「何だと...⁉︎」
ホープス「ただ、その地点では戦闘が発生している模様です」
千冬「そこに行けば、巻き込まれる可能性もあるか...」
真耶「で、ですけど!もしかしたら、その歪みを利用して、帰れるかも知れません!」
ドニエル「...わかりました。この世界の情報を得るためにもその地点へ向かいましょう」
アマリ「アンジュ、ヴィヴィアン...。状況がわからない以上、備えが必要です。付き合っていただけますか?」
零「海道さん、真上さん、シャルロット、簪、山田先生も良いですか?」
アンジュ「わかったわ。でも、その後は好きにさせてもらうから。(どうせ私には、もう帰る場所なんてないんだから...)」
海道「俺達も良いぜ!」
真上「のんびり待つよりかは良いだろう」
シャルロット「一夏達が行くなら、僕達も行くよ!」
簪「お姉ちゃん達とも会えるかも知れないし...」
真耶「私達もご一緒します」
零「ありがとうございます。それじゃあ行こう」
俺達はホープスの言う地点へ向かった...。
ー僕は倉光 源吾...今、僕達はゾギリア軍との戦闘を行なっていた。
アネッサちゃん、エルヴィラちゃん、まゆちゃん、レーネちゃんがそれぞれ今の状況を話している。
アネッサ「敵の攻撃により、基地にかなりの被害が出ています!」
エルヴィラ「まゆ!マーカスの反応は⁉︎」
まゆか「駄目です!敵の第一派攻撃から生命活動がモニター出来ません!」
エルヴィラ「そんな...!これではルクシオンは出撃できない!」
レーネ「どうします、艦長⁉︎」
うーん、仕方ないねぇ...。
倉光「...ブラディオンに発進指示を」
アネッサ「はい!」
レーネ「では...」
倉光「このまま防戦に徹してもただの時間稼ぎでしかないよ。だったら、打って出た方がマシだね。シグナス、発進!」
レーネ「シグナス、発進!」
僕の指示で戦艦...シグナスが動き出す。
アネッサ「ブラディオン、出ます!」
そして、シグナスからディオの乗るブラディオンが出撃した。
倉光「ベリル部隊には、シグナスの直掩を指示して
アネッサ「コンラッド大尉とドゥラン中尉はシグナスの直掩をお願いします!」
アネッサちゃんの言葉にリー君とヤール君が反応した...。
リー「了解!」
ヤール「ディオ!前線はお前に任せる事になるが、やれんのか!」
ー俺は隼鷹・ディオ・ウェインバーグだ。
ディオ「やってみせます...!」
ドゥラン中尉にやれるのかと聞かれ、俺は答えた。
俺はブラディオンを動かした。
エルヴィラ「無茶です!ブラディオン1機だけでは...!」
倉光「だが、今はこれしか選択肢はない」
エルヴィラ「ルクシオンさえ無事ならば、状況をひっくり返す事も可能であるのに...」
ビゾン「あの赤い奴が、我々が追っていた新型か...。自由条約連合の秘密兵器...。まずはデータを集める」
倉光「シグナスとベリル隊はブラディオンを援護...!まずは敵の数を減らすんだ!」
ディオ「コンラッド大尉、ドゥラン中尉。シグナスをお願いします」
リー「こっちは任せておけ!お前は無理するなよ、ディオ!」
ゾギリア...。俺はお前達を許さない...。
倉光「(まずい状況だね...彼女達には待機して貰っているけど...巻き込んでしまうかもしれないね...)」
俺はゾギリア軍と戦い始めた...。
戦いを行なって数分後...。
ロセッティ管制士が口を開いた。
アネッサ「艦長!プトレマイオス2改が来ます!」
エルヴィラ「何ですって⁉︎」
ロセッティ管制士の言う通りにプトレマイオス2改とガンダムサバーニャ、ガンダムハルート、GNーXIVが出て来た。
倉光「スメラギ艦長...なぜ出て来たのですか?」
スメラギ「私達、ソレスタルビーイングは戦争根絶を目指す武装組織です。よって、戦争を広げるゾギリアに対し、武力介入を行います」
ラッセ「全く...素直じゃないな」
ロックオン「全くだな」
パトリック「素直にこの時代に転移して来た俺達を匿ってくれた自由条約連合に借りを返したいと言えばいいのによ。ソレスタルビーイングの戦術予報士は本当に素直じゃないな!」
アレルヤ「スメラギさんらしいよ」
ソーマ「そうね」
フェルト「それがスメラギさんだから」
ミレイナ「ミレイナもやるです!」
ソレスタルビーイングは手を貸してくれるみたいだな...。
倉光「ありがとうございます」
スメラギ「じゃあ、始めるわよ!みんな!」
ロックオン「オーライ!ディオもよろしくな!」
ディオ「勝手にしてください。俺はゾギリアを倒すだけです」
パトリック「よっしゃあ!幸せのコーラサワーの力を見せてやるぜ!」
ソレスタルビーイングを味方に付け、俺達はゾギリアとの戦闘を再開した...。
〈戦闘会話 スメラギVS初戦闘〉
ミレイナ「敵機近づいて来てるです!」
スメラギ「別世界でも私達は死ぬわけにはいかないわ!折角、ELSとの対話に成功できたもの!」
フェルト「はい!絶対に生きぬきましょう!」
ラッセ「砲撃の合図は任せるぜ!」
スメラギ「ええ!トレミー、攻撃開始!」
〈戦闘会話 ロックオンVS初戦闘〉
青ハロ「敵が来た、敵が来た」
ロックオン「了解了解。敵がすばしこくっても乱れ撃つだけだぜ!」
ハロ「乱れ撃つぜ、乱れ撃つぜ」
〈戦闘会話 アレルヤVS初戦闘〉
ソーマ「アレルヤ、敵は素早い。気をつけて」
アレルヤ「わかっているよ、マリー。ガンダムハルート、迎撃する!」
〈戦闘会話 パトリックVS初戦闘〉
パトリック「大佐が居ないこの世界でまさか、ガンダムと一緒に戦う事になるなんてな...来やがれ!俺は何度撃墜されても死なないからな!」
ソレスタルビーイングと協力してゾギリアのヴァリアンサーを撃墜していく俺達...。
ビゾン「様子見は終わりだ...!一気にケリをつけるぞ!」
すると、今度は俺たちの反対側から数体のヴァリアンサーが現れた...。
増援か...⁉︎
レーネ「別働隊です!」
倉光「敵の狙いは基地か...!」
エルヴィラ「そんな...!あそこには、まだルクシオンがあるのに!」
ラッセ「ルクシオンって、新型のヴァリアンサーの事か⁉︎」
スメラギ「敵の狙いはルクシオンの鹵獲...!」
倉光「ディオを基地に向かわせるんだ!ルクシオンを失うわけにはいかない!」
アネッサ「了解です!ウェインバーグ少尉は基地へ向かってください!」
スメラギ「ロックオン!アレルヤ!マネキン准尉も基地へ向かって!」
アレルヤ「了解!」
俺達は基地へ向かおうとした...。
ビゾン「奴等を行かせるな!」
ディオ「ちいっ!このままでは...!」
パトリック「なんか、この状況を覆せるものはないのかよ⁉︎」
ミレイナ「ストラトスさん!狙撃をお願いしますです!」
ロックオン「サバーニャは狙撃に特化した機体じゃねえっての!それにこんな状態じゃ無理だ!」
フェルト「...こんな時に刹那が居てくれたら...」
スメラギ「...」
まゆか「これは...!」
エルヴィラ「どうしたの、まゆ⁉︎」
まゆか「ルクシオン、フィーリングマッチ指数が上昇していきます!」
ソーマ「え...⁉︎」
エルヴィラ「ちょっと、まゆか!あっちは誰も乗ってないわよね⁉︎」
まゆか「でも、反応が...。それにディオとすごいマッチングしています!」
ディオ「俺とマッチングするなんて、誰だ⁉︎」
レーネ「敵の攻撃、ルクシオンのハンガーに来ます!」
ロックオン「ってまずいじゃねえか!」
すると、ゾギリアの攻撃により、ルクシオンはハンガーから押し出された...。
ディオ「ルクシオン!ハンガーから押し出されたか!」
倉光「弾幕を張るんだ!敵をルクシオンに近づかせるな!」
ー俺、渡瀬 青葉は目を覚ますと見慣れない所に居た。
青葉「...どこだよ、ここ...?それに俺...こんな服を着て...。雛は...⁉︎雛はどこにいるんだ⁉︎」
レーネ「ルクシオンに乗ってないる者!氏名と所属は⁉︎」
青葉「えっと...誠應高校1年、渡瀬 青葉...」
ディオ「渡瀬 青葉...?」
アレルヤ「高校1年って事は、学生かい...?」
レーネ「ラボの人間か...?とにかく、そこは危険だ!すぐにルクシオンを移動させろ!」
青葉「移動って言われても...」
フェルト「もしかして、初心者...?」
レーネ「まさかカテゴリーAも持ってないのか⁉︎ライセンス無しの搭乗は軍規違反だぞ!直ちに降りろ!」
青葉「降りろって...どうやれば⁉︎」
ロックオン「おいおい、もしかして降り方も知らないのかよ...⁉︎」
エルヴィラ「その様ですね...。彼は一体...⁉︎」
倉光「まゆちゃん...さっきなんて言ったっけ?」
まゆか「ルクシオンがブラディオンにナイスカップリング反応を...」
倉光「だね。2機をカップリングさせよう」
レーネ「艦長⁉︎」
スメラギ「そのカップリングというのは?」
エルヴィラ「2人のヴァリアンサー搭乗者の感覚を脳だけでなく全てを共有(リンク)させ、互いの戦闘能力を劇的に向上させることができるシステムの事です!」
倉光「状況は悪い。このままじゃルクシオンは無抵抗で的に鹵獲されてしまう。ディオとアビリティを共有すれば、初めてでもルクシオンを避難させるくらいはできるだろう?」
エルヴィラ「ディオを誰ともわからない相手とカップリングさせるつもりなんですか⁉︎」
倉光「反応はグリーンなんだろう?」
エルヴィラ「ですが...!」
レーネ「機密保持の面でも問題が!」
パトリック「今、そんな事を言っている場合かよ!」
倉光「マネキン准尉の言う通りだよ。その点は僕の責任でいいさ。放っておけば、彼どころか僕等も危ないんだし...。それに僕、負けっぱなしは嫌な性分なんだ。知ってるだろ、少佐」
スメラギ「倉光艦長...!」
レーネ「...ルクシオン、ブラディオン、カップリングプロセス開始!」
エルヴィラ「了解!」
一体、何の話をしているんだ...?
ディオ「しかし、レーネ副長!」
レーネ「指揮官命令だ!」
ディオ「...了解。聞こえるか、ルクシオンに乗っている奴!」
青葉「俺の事...?」
ディオ「今からお前とカップリングする!」
青葉「え...カップリング?」
ディオ「とにかく俺のいう通りにすればいい!」
な、何なんだよ?カップリングって...!
ビゾン「このままでは新型に逃げられる!別働隊は突っ込め!」
ゾギリア兵「自分が行きます!」
って、1機がこっちに来やがった⁉︎
フェルト「敵ヴァリアンサー、ルクシオンに急速接近!」
ソーマ「捨て身で来たわね...!」
青葉「く、来るな...!」
ディオ「コネクティブ・ディオとコールしろ!」
青葉「こ、コネクティ...?」
ディオ「コネクティブ!コネクティブ・ディオだ!」
ディオ...!雛が言っていた名前...!
ディオ「早くしろ!」
青葉「ディオ!俺は渡瀬 青葉だ!お前が待ってるって雛が!」
ディオ「ちいっ!」
すると、ディオの乗っているロボットが俺に近づいた。
ディオ「渡瀬 青葉!いいから俺のいう通りにしろ!」
青葉「...わかった!」
...また敵が近づいて来る...!
ディオ「急げ‼︎」
青葉「うおおおおおおっ‼︎」
俺はやるって決めたんだ!
青葉「とにかく、やってみないと...!コネクティブ・ディオ‼︎」
ディオ「アクセプション!...誰だか知らないがこちらに合わせろ!」
青葉「そ、そんな事言われても...!」
ディオ「大人しく従え!」
な、何だ...?俺、この機体の動かし方がわかる...?
青葉「うわああああっ‼︎」
ディオ「うおおおおっ‼︎」
俺はディオのロボットと同時に敵機を斬り裂いた...。
ゾギリア兵「うっ、うわぁぁぁぁぁぁっ‼︎」
敵機のロボットは爆発した...。
ビゾン「何だ、あのスピードは⁉︎」
ロックオン「まるでトランザムじゃねえか!」
スメラギ「これがカップリング...」
倉光「よし...!」
アネッサ「カップリング...」
エルヴィラ「成功したわ!」
まゆか「マッチ最高です!」
ディオ「すごい...。ここまで俺と適合するなんて...!」
青葉「俺...ロボットを動かしたのか...?」
エルヴィラ「そうよ。カップリングの成立で君はディオの操縦知識を共有したの」
青葉「共有...?」
パトリック「おいおいそれって...!」
ミレイナ「意識共有のイノベイターと似ているです!」
まゆか「イノベイターは何かはわかりませんが、渡瀬 青葉さん。あなたは、もう知ってるんです。ヴァリアンサーの操り方を」
青葉「わかる...!わかるぞ、こいつの動かし方が!」
エルヴィラ「長時間のカップリング状態は危険だから、必殺のコンビネーション攻撃の時になったら、システムを起動させるのよ」
青葉「さっきみたいにやればいいんだな...!」
よし、やれる...やれるぞ!
ディオ「俺がこいつと...」
アネッサ「艦長!所属不明の艦が来ます!」
倉光「ゾギリアの増援か...!」
ラッセ「こんな時に...!」
敵...なのか...?
ー新垣 零だ。
メガファウナはホープスの言葉通り、戦場に着いた。
ドニエル「あのオウムの言う通り、戦闘の真っ只中か...」
スメラギ「あの艦...ゾギリアのものとは思えないわ...」
ビゾン「連合の艦...?それにしては不自然だが...(ん?通信か...?)」
マルガレタ「何をしているのです、ジェラフィル中尉。敵の増援を攻撃しなさい」
ビゾン「あれは敵の艦なのですか?」
マルガレタ「ゾギリアに所属していない以上、そう判断します。先制の機を逃してはなりません」
ビゾン「これはアルフリード中佐の命令ですか?」
マルガレタ「指揮権は行政局の特務武官である私にあります」
ビゾン「...了解しました」
ちっ!紫の機体がメガファウナに攻撃して来やがった...!
ギゼラ「片方の陣営が仕掛けてきます!」
ドニエル「通信回線を開け!こちらが敵でない事を両方に伝えるんだ!」
ギゼラ「駄目です!こちらの通信は聞こえているはずですが、止まりません!」
ドニエル「やむを得ん!機動部隊を出して、応戦するぞ!」
やっぱりそうなるか...!
俺達はドニエル艦長の言葉でそれぞれ出撃した...。
ベルリ「別の世界に来たのにまた戦いなんて...!」
零「ベルリ!今は目の前の事に集中しろ!」
アマリ「状況がわからない以上、危険です!」
ベルリ「わかってますよ...!けどね、愚痴の1つも言いたくなります!」
ワタル「だけど、ホープスが門を開くのを感知したんだ!ここを離れるわけにはいかないよ!」
九郎「そうだな!何が何でもここに居ないとな!」
ショウ「俺達を狙って来る方は迎え撃つとして、もう片方の勢力はどうする⁉︎」
海道「両方共やっちまえば良いんじゃねえか?」
エイサップ「話も聞かず、そんな事駄目ですよ!」
海道さん...好戦的だな...!
真上「だが、もう片方からも攻撃を受ける場合があるぞ」
アンジュ「そうね。それなら、こっちから仕掛けた方が良いかもね!」
ゼロ「だから待てって言ってんだろ!」
カンタム「僕達のすべき事は戦いを広げることではないはずです!」
ティエリア「みんな待ってくれ...!あの片方の部隊の中に...!」
刹那「あの青い艦...プトレマイオス...トレミーか⁉︎」
セルゲイ「ソレスタルビーイングの艦か。それに、2機のガンダムも居る」
アル「ん?アンドレイと同じGNーXIVも居るようだぞ?」
ケロロ「ケロ?吾輩も知らないモビルスーツであります!」
ロックオン「スメラギさん!あれって...!」
スメラギ「クアンタとラファエル...⁉︎もしかして、刹那とティエリアなの⁉︎」
パトリック「GNーXも2機居る...あれは俺達の世界の奴か?」
倉光「あれは...ソレスタルビーイングの仲間なのですか?」
スメラギ「2機のガンダムはそうで、2機のGNーXは仲間とは言えにくいですが、私達の世界のものです。他の機体はわかりませんが...」
ディオ「あからさまロボットじゃないのも居るが...」
エルヴィラ「怪獣も居るわね...。何なのあの部隊は...!」
青葉「あの赤と青の巨人...間違いない!ウルトラマンだ!」
レーネ「ウルトラマン...?」
まゆか「過去のデータにあります。地球を守る為に宇宙から来た正義の宇宙人だと...」
アネッサ「カッコイイわね...!」
スメラギ「とにかく通信を繋げてみます!」
...片方のトレミーとか言う艦から通信が来たな...。
スメラギ「こちらはソレスタルビーイングの戦術予報士、スメラギ・李・ノリエガです。今は自由条約連合とは協力体制の中です」
刹那「スメラギ・李・ノリエガ!俺だ。刹那・F・セイエイだ」
フェルト「やっぱり...刹那!」
ロックオン「その部隊は何なんだよ?」
アレルヤ「どうして、連邦軍のGNーXも居るんだい?」
ティエリア「これには深い訳が...」
セルゲイ「その声...アレルヤ君か⁉︎」
アレルヤ「...えっ...⁉︎その声って...!」
ソーマ「大佐...?スミルノフ大佐ですか⁉︎」
セルゲイ「ぴ、ピーリスなのか?」
ソーマ「ど、どうして...スミルノフ大佐が⁉︎」
アンドレイ「ピーリス中尉。話は後です。今はこの場を切り抜けましょう!」
ソーマ「アンドレイ大尉まで...!」
パトリック「ガンダムと一緒に戦ってるのは俺だけじゃなかったんだな」
ラッセ「そっちの部隊は味方でいいのか⁉︎」
刹那「その判断であっている」
ミレイナ「ノリエガさん!」
スメラギ「ええ。倉光艦長」
倉光「...わかりました。今からあの部隊は僕達の味方とする!」
ディオ「了解!」
青葉「りょ、了解!」
どうやら、片方とはやり合わずに済みそうだな...。
グランディス「これで戦わずに済みそうだね」
アイーダ「ですが、もう片方からは完全に敵視されるようになりました」
零「どのみち、向こうから仕掛けて来たんだ...。このままじゃ、こっちがやられる!」
レイ「ゴモラ!あっちの部隊と一緒に戦うぞ!」
アーニー「別世界のソレスタルビーイングか...」
しんのすけ「アーニーお兄ちゃん、始まるゾ!」
アーニー「わかっているよ。しんのすけ君」
ディオ「渡瀬 青葉...やれるよな?」
青葉「あ、ああ...。俺だって死にたくはないからな」
ディオ「俺がフォローする。お前はルクシオンを守る事だけを考えろ」
青葉「(此処がどこだかわからないけど、死んじまったら、何もかも終わりなんだ...。雛...。お前は、どこに行っちまったんだよ...)」
俺達は敵部隊との戦闘を開始した...。
〈戦闘会話 零VS初戦闘〉
零「此処も俺の世界とは違う...。でも、俺はアル・ワースに戻らなければならない...何故かはわからないけど、あそこには何かがある...!(あのアスナって奴の言ったレイヤ・エメラルドって名前...一体誰なんだ...?)」
〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉
一夏「俺達の世界と似ているけど違う...。もしかしたら、箒達もアル・ワースに居るのかも知れない...。だったら、今はアル・ワースに戻る為に戦う!」
〈戦闘会話 しんのすけVS初戦闘〉
カンタム「敵が来るぞ!しんのすけ君!」
しんのすけ「素早い相手だゾ!」
カンタム「なに、素早さだけで勝てる程戦いは甘くないと教えてあげるよ!」
〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉
刹那「トレミーが...仲間達が居る...。フェルト、俺はお前に伝えなければならない事があるんだ...!その為にもこの場を切り抜ける!」
〈戦闘会話 ティエリアVS初戦闘〉
ティエリア「またもやミレイナ達と出会うとは思わなかったな...。そう言えば、ミレイナのあの言葉には答えなければならないな...。だが、イノベイドである僕が幸せになって良いものなのか...?」
〈戦闘会話 アンドレイVS初戦闘〉
アンドレイ「父さん...」
セルゲイ「ああ、私達はピーリスに謝らなければならないな。その為にもこの場は切り抜けるぞ!」
アンドレイ「はい!」
〈戦闘会話 アキトVS初戦闘〉
アキト「機動性がなかなかの様だが、ブラックサレナには勝てない...。それを証明してやる...!」
〈戦闘会話 九郎VS初戦闘〉
九郎「また別の世界に跳ばされる事になるとはな...!」
アル「うむ、だが、どの世界でも妾達のやるべき事に変わりはない!」
九郎「応よ!良し!やってやらぁっ!」
〈戦闘会話 エイサップVS初戦闘〉
エイサップ「また別の世界で戦闘になるなんて...!」
エレボス「驚きの連続だね...!」
エイサップ「アル・ワースにはリュクス達も居るかも知れないんだ!こんな所で足止めを食らってられるかよ!」
〈戦闘会話 ケロロVS初戦闘〉
ケロロ「このペコポンを侵略するのも手でありますが、そうなると零殿達を敵に回す事になるであります...今はこの場を切り抜けるしかないでありますな!」
〈戦闘会話 ゴモラVS初戦闘〉
ゴモラ「キシャーン‼︎」
レイ「わかってる、ゴモラ!あれには人が乗っているんだ、なるべくコックピットは外すぞ!」
〈戦闘会話 ゼロVS初戦闘〉
ゼロ「此処でも人間同士が戦争をしているのか...!人間の悪しき欲望...そんなものがあるからマイナスエネルギーは減らないんだよ!」
〈戦闘会話 アーニーVS初戦闘〉
アーニー「この世界でも戦争が起こっているのか...。完全に争いを終わらせる事は出来ないのかも知れない...。でも、僕は見て見ぬ振りだけは絶対に出来ない!」
俺達は敵部隊の機体を倒していき、白の機体と赤の機体の連携で紫の機体を追い詰めた。
ビゾン「ちっ...!あの増援部隊のおかげで想定外の事態となったか...!まあいい。新型をあぶり出した以上、最低限の任務は遂行した。仕留めるのは次の機会だ。ここは撤退する...!」
紫の機体は撤退した...。
アネッサ「敵機、後退していきます」
スメラギ「何とか、ルクシオンとブラディオンを守り抜けましたね」
倉光「問題は山積みですけどね...」
レーネ「艦長...。所属不明艦の責任者がこちらにコンタクトを求めています」
倉光「こちらとしても望む所だよ。お礼も言わなきゃならないしね。スメラギ艦長もそれで良いですね?」
スメラギ「構いません。私の仲間も居ますし」
フェルト「刹那に、会える...」
ミレイナ「良かったですね!グレイスさん!」
アネッサ「ルクシオンのパイロットは、どうします?」
倉光「そちらはディオに任せるよ。でも、なるべく手荒な真似はしないように伝えてくれ」
アネッサ「了解です」
青葉「終わった...んだよな...」
ディオ「渡瀬 青葉...。こちらの誘導に従ってもらうぞ」
青葉「そんな怖い声を出すなよ。俺は逃げも隠れもするつもりないぜ。何しろ、此処がどこかさえもわからないんだからな...。(雛...。俺...どうなっちまうんだろうな...)」
俺達はロボットから降り、白い戦艦...シグナスの艦長室に入った。
倉光「...」
スメラギ「...」
アマリ「以上が、私達が此処に来るまでの経緯です」
零「ご質問があるなら、わかる範囲でお答えしますが...」
倉光「...大変だったようですね。月並みな感想で申しわけありませんが」
ドニエル「信じられないのも無理はありません。体験している自分自身さえ、夢を見ているのではないかと思う時がありますから」
倉光「いえ...信じさせていただきます」
スメラギ「私も信じます」
ドニエル「本当ですか⁉︎」
倉光「軍人として、あなた方が保有している兵器...兵器とは言えない存在もありますが...それらは明らかに我々とは異なる技術体系です。それを目の当たりにし、さらにそれに助けてもらった以上、疑うのは失礼というものでしょう。それに、前例もありますし」
零「前例...?」
スメラギ「私達です。私達もこの時代に転移して来たので場合によっては皆さんと同じです」
刹那「俺達が量子ジャンプした後、ELSはどうなった?」
ロックオン「ELSの数体は集まって、大きな花になったぜ」
ティエリア「花...?」
アレルヤ「何故そうなったかはわからないけどね」
スメラギ「それと...この時代に来てから、ある事が起きたの」
刹那「何だ?ある事とは...」
ロックオン「まずは壊れた機体が直ってるって事だ...それに...」
パトリック「死んだはずの人間が蘇ってるってのもな...」
セルゲイ「...」
アンドレイ「...」
ソーマ「スミルノフ大佐...アンドレイ大尉...」
セルゲイ「立派になったな。ピーリス」
ソーマ「いえ、私なんてまだまだです...。それと...」
突然、ピーリスはセルゲイさんに抱きついた。
ソーマ「またお会いできて嬉しいです...!」
セルゲイ「私もだ」
そんなピーリスをセルゲイさんも優しく抱きしめた。
そんな光景を見て、アンドレイさんとアレルヤは微笑んだ。
スメラギ「それと...デュナメスの事なんだけど...」
ティエリア「デュナメスがどうかしたのか?」
スメラギ「GNドライヴが勝手に取り付けられているの...見た目も以前のデュナメスそのままだし...」
刹那「...」
ティエリア「(使えない武装...死んだ人間が転移...壊れたはずの機体が復活している...デュナメスに取り付けられたGNドライヴ...まさか、彼も...?嫌、流石にそれはないか...)」
倉光「とにかく、まずはお疲れでしょうから、休息を取ってください。今後の事は、その後に協議しましょう。もっとも、あまりゆっくり出来る状況ではありませんけどね...」
ドニエル「今日戦った敵が、また来ると...?」
倉光「否定はできません。下手をすれば、あなた方をその戦いに巻き込むかも知れません」
零「...今日の戦闘で既に向こうの標的となっているかも知れませんね...」
ドニエル「とは言うが、あの場では応戦しか選択肢はなかったんだ...」
アマリ「責めているわけではありません。私と零君も同じ選択をしたでしょうから」
零「ああ。俺達はそれを結果として、俺達の事を信じてくれる倉光艦長と出会えたんですから、良しとしましょう」
ドニエル「ありがとう。そうだな。ここはポジティブに考えよう」
倉光「我々も作戦行動中ですが、可能な限りの情報や物資は提供させていただきます」
ドニエル「ありがとうございます、倉光艦長。では、皆に状況を説明し、今後の方針を検討してきます」
倉光「部屋の外のドゥラン中尉が皆さんを案内してくれますので、彼の誘導に従ってください」
零「では、失礼します」
俺達は倉光艦長に頭を下げ、艦長室を後にした...。
ー僕...倉光 源吾は彼らを見送り、息を吐いた。
倉光「...異世界アル・ワースとそこに召喚された人間達...か...。ちょっと僕のキャパをオーバーしちゃってるな...」
すると、レーネ少佐から通信が来た。
レーネ「艦長...。今、お時間よろしいでしょうか?」
倉光「問題ないよ。いや、問題だらけかな...」
レーネ「と、おっしゃられますと?」
倉光「ドニエル艦長のお話が、なかなかに刺激的でね...。で、そっちはどうだったの?ルクシオンのパイロット君の聴取は」
レーネ「それが...」
倉光「ん?珍しいね。いつも明朗快活な艦長が言いよどむなんて...」
レーネ「あのパイロット...渡瀬 青葉と名乗ったのですが...。自分は70年前の世界から来た...と言っているんです」
倉光「...はい...?」
一体...どう言う事なのかな?
ー中断メッセージ
〈ミラーナイトの隠し要素メモ〉
ミラーナイト「此処で彼と彼を戦わせて...」
グレンファイヤー「何やってんだよ?ミラーちゃん」
ミラーナイト「見つけた隠し要素をメモにとっているんです」
グレンファイヤー「そんなこまめな事しなくても覚えられるだろ?」
ミラーナイト「...単細胞の貴方には言われたくないですね」
グレンファイヤー「誰が単細胞だ⁉︎」
ミラーナイト「そんな事言うなら、今回の仲間になる機体名を全て言ってください」
グレンファイヤー「え、ええっと...あ、アーバ何とかとか、俺の手が真っ赤に燃えるとかいっぱいいるだろ!」
ミラーナイト「それは名前ではありませんし、その方達は出ません」
グレンファイヤー「う、うるせぇ!だったら、ミラーちゃん、ガンダムの名前を全部言えんのかよ⁉︎」
ミラーナイト「私は今、忙しいんですよ...プレイヤーの皆様はグレンに構わず、休憩をとってくださいね」
グレンファイヤー「あー!絶対逃げただろ!あ、ちょっ!終わんなよおい!」
次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?
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