スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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今回はオリジナル回では、ありません!

あの螺旋の男の登場です!

それではどうぞ!


第16話 めぐり合う螺旋

 

ーベルリ・ゼナムです。

 

ついに僕達はドッコイ山付近まで来た。

 

ベルリ「それって本当ですか⁉︎」

 

ハッパ「ああ...。細部に違いはあるが、F91とビギナ・ギナの操縦系統はユニバーサル・スタンダードだ」

 

シーブック「ユニバーサル・スタンダード?」

 

ハッパ「簡単に言えば、我々の世界のシステムに関する統一規格だよ。要するに、君達のモビルスーツとメガファウナにあるモビルスーツの基礎設計は共通しているって、事だ」

 

アイーダ「では、私でも、シーブックさんやセシリーさんの機体を操縦する事が出来ると?」

 

ハッパ「そう言う事です」

 

ノレド「すっごい偶然!」

 

ラライヤ「すごい、すごい!」

 

九郎「本当にそれは偶然なのか?」

 

シーブック「...それに、偶然で片付けていいのか...?」

 

ミラーナイト「シーブック達の世界やベルリ達の世界に何かの必然のものがあるという事ですか?」

 

ケロロ「シーブック殿のF91は宇宙世紀の機体であっているでありますか?」

 

シーブック「ああ...。でも、ベルリの時代は宇宙世紀じゃないし...」

 

セシリー「そして、ミスルギ皇国や刹那さん達のガンダムも全く違う操縦系統ですよね?」

 

ゼロ「全く違う存在のガンダムがアル・ワースに揃ってるってわけか...。まるで、俺達、ウルトラマンと同じだな」

 

ハッパ「今の地点では何とも言えないが、技術屋として、偶然という言葉で終わりにするつもりもない。そういうわけなんで、君達の機体...詳しく調べさせてもらっていいか?」

 

シーブック「構いません。これからも整備をお願いする事になりますし」

 

ハッパ「そちらは任せておいてくれ。君のF91も可能な限り、修理してみる」

 

シーブック「ありがとうございます」

 

アルト「F91の調子が悪いのか?」

 

シーブック「僕達は戦いの直後に転移してきたからな。その影響だと思う」

 

ハッパ「随分と激しい戦いだったらしいな。機体に相当の負荷をかけたって事はすぐにわかったよ」

 

夏美「どの様な戦いだったんですか?」

 

シーブック「すまない...。あまり思い出したくないものなんだ」

 

夏美「ご、ごめんなさい」

 

シーブック「いいんだ、夏美。気にしないでくれ」

 

セシリー「...」

 

ベルリ「(シーブックさんと言うよりも、セシリーさんにとって嫌な思い出みたいですね)」

 

アキト「(そうみたいだね。随分と辛い体験をしたようだ...)」

 

シーブック「それでも僕達は元の世界に帰らなきゃならない...」

 

冬樹「元の世界に戻って、戦いの続きが待っていても...ですか?」

 

シーブック「ああ。だから、そのためにも、ドアクダーの打倒は協力させてもらう」

 

エイサップ「俺達も同じだよ。これからも頑張ろう」

 

セシリー「ええ...」

 

シーブック「(鉄仮面は倒したけれど、アクシズがどうなったかはわからない...)」

 

セシリー「(たとえ、どうな結果になっていようと私達はそれを見届けなくてはならない...)」

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

今、メガファウナのパイロット待機室でドニエル艦長とアンジュが話をしていた...。

 

ドニエル「...どうしてもダメかね?」

 

アンジュ「無理な相談ね」

 

ドニエル「私としても立場というものがあるんだが、協力してもらえないか?」

 

アンジュ「私にも誇りというものがあるの。誰になんと言われようとね」

 

ドニエル「...こんな状況でも姫様は姫様か...。では、失礼する」

 

そう言い残し、ドニエル艦長は部屋を出た...。

 

アンジュ「皇女でなくなろうとも生まれた国を売るつもりはないわ」

 

ワタル「アンジュさんとドニエル艦長...何かあったの?」

 

クラマ「ドニエルの旦那は上からの命令だったマナの国の調査ってのを諦めきれないらしくてよ...」

 

ユイ「それで、アンジュから色々な話を聞こうとしたわけだよ」

 

しんのすけ「アンジュお姉さんはマナの国のお姫様だったゾ」

 

ニール「ところが、アンジュはノーマとして追放されたとはいえ、自分の国を売る気はないって突っぱねたんだ」

 

サラ「流石はアンジュ!カッコいい!」

 

ティア「うん、カッコいい!」

 

海道「でも、せっかくの情報源を生かせねえ、ドニエルのおっさんも気の毒だな...」

 

零「ですが、マナの国に協力を頼むのは無理じゃないんですか?近づくと攻撃される」

 

ヒミコ「ねえねえ、トリさん。獣の国のお友達に協力をお願いできないのか?」

 

クラマ「だから、言ってるだろうが!俺は獣人じゃねえって!」

 

ワタル「獣人達の住む国か...」

 

ティエリア「ところで、アンジュ達は帰らなくてもいいのか?」

 

ヴィヴィアン「あたしはアルゼナルに戻ってもいいんだけど、アンジュはいい機会だから、このままどさくさに紛れてだっそうするつもりだよ」

 

マサキ「良いのかよ?」

 

ヴィヴィアン「そこでクイズです!あたし達がアルゼナルに捕まったら、どうなるでしょう⁉︎」

 

ヒミコ「お尻百叩き!」

 

ワタル「晩ご飯抜き!」

 

しんのすけ「グリグリ攻撃!」

 

零「流石にそんな甘いもんじゃないだろ...」

 

ヴィヴィアン「じゃあ、特別に大ヒント!縛り首と銃殺のどちらでしょう⁉︎」

 

やっぱりか...。

 

ワタル「‼︎‼︎」

 

サヤ「それまでにしてください、ヴィヴィアンさん。子供達には刺激が強過ぎます」

 

真上「フン、そんな事でこの先、戦い抜けるのか?」

 

青葉「真上さん、きつい言葉ですね」

 

ヴィヴィアン「確かに刺激が強過ぎたみたいだ。ごめんね、みんな」

 

しんのすけ「だ、大丈夫だゾ」

 

ワタル「そんな罰があるのに脱走するなんて、そのアルゼナルって...そんなに嫌な所なんだ...」

 

ヴィヴィアン「アンジュの場合、色々とあったからね」

 

アンジュ「ヴィヴィアン...!余計なこと言うのはやめなさい!」

 

ヴィヴィアン「ほ〜い!」

 

リー「ふう...ただいまっと」

 

青葉「お帰んなさい、リーさん、刹那さん、それにディオも」

 

まゆか「どうでしたか、偵察の結果は?」

 

ディオ「付近にドアクダー軍団らしきものは見られなかった」

 

刹那「とりあえず、シバラクの伝手をたどり、何とか補給の当ても確保した」

 

青葉「他に何かの情報は?ほら...ゾギリアの事とか...」

 

ディオ「この辺りは、マナの国の勢力外だからな。連中の動きは見られない」

 

リー「ただ、山賊がいるらしく、付近の村が困っているって話だ」

 

一夏「山賊...?」

 

刹那「かなりの戦力があるらしく、魔従教団に対処を頼んでいるらしいが、すぐには来てくれないだろう...」

 

ワタル「だったら、僕達の出番じゃない?」

 

簪「でも、ワタル君...。もうすぐ目的地のドッコイ山だよ?」

 

青葉「でも、補給物資の積み込みがあるから、此処に少しの間、留まるんですよね?」

 

リー「まあ、それはそうだが...」

 

しんのすけ「じゃあ、その間にさっさと山菜退治に行ってくるよ!」

 

フェルト「山菜...?」

 

アンドレイ「それを言うなら、山賊だよ。しんのすけ君」

 

リー「待てってお前ら!」

 

ワタル「待たないよ!だって僕は救世主だもんね!」

 

竜馬「無駄だぜ、リー。こいつらは言う事を聞かないんだ」

 

零「そうですね」

 

まっ、俺達も手伝うんだけどな...。

 

兎に角、俺はディオと刹那の案内の元、ドッコイ山の近くの村に来た。

 

ワタル「到着!道案内ありがとう、ディオさん!刹那さん!」

 

ディオ「...」

 

エンネア「折角人助けに来たのに、テンション低いね」

 

青葉「もっとテンション上げていこうぜ」

 

ディオ「...俺や零さんは倉光艦長にワタル達の護衛を頼まれたが、お前達は何をしに来た?」

 

一夏「え...?」

 

エンネア「エンネア達も手伝おうと思って...」

 

青葉「そう邪険にするなよ。俺達、バディなんだから一緒に行動するのは当然だろ?」

 

ディオ「前にも言ったはずだ。プライベートには踏み込むなと」

 

青葉「残念!艦長の指示で動いてるんだから、今は作戦行動中だ」

 

ディオ「屁理屈を...!」

 

一夏「一本取られたな、ディオ!」

 

青葉にしては考えたな...。

 

青葉「やめようぜ、ディオ。人助けに来たってのに、俺達が争ってどうするんだよ?」

 

ディオ「だったら、お前は帰れ」

 

青葉「そこまで邪魔者扱いするのかよ...!」

 

ヒミコ「喧嘩はやめるのだ、二人共」

 

零「ヒミコの言う通りだ。お前らが争っている場合じゃないだろ」

 

ディオ「...わかりました」

 

青葉「何だよ...。ヒミコや零さんの言う事は聞くんだな」

 

アマリ「青葉君も挑発するような事を言うのはやめた方がいいですよ。バディなんですから」

 

メル「それで、戦闘中に支障が出ても困りますし...」

 

青葉「それはディオに言ってくれよ...。(ちぇっ...。この前の戦闘で、少しは打ち解けたと思ったのによ...)」

 

メル「まずは村の人に話を聞きましょう」

 

零「そうだな、エクスクロスが動くのは、それ次第だ」

 

ワタル「了解!ドッコイ山の近くの人達が困っているのを放ってはおけないもんね!」

 

シバラク「しかし、山賊の被害を受けているにしては皆、あんまり不安そうではないのう...」

 

アマリ「ええ...。それどころか、皆さん...リラックスしていますね...」

 

一夏「すみません。この村は山賊に襲われているんですか?」

 

住民「あ、うん...」

 

しんのすけ「でも、そんな風には見えないゾ...」

 

住民2「それはね、救世主が来てくれたからよ」

 

ワタル「いや〜照れるなぁ!そんな風に期待されちゃうと!」

 

住民「何言ってるのかね、君は?」

 

住民2「可哀想に。きっと頭が悪いのね」

 

...随分な言い草だな。

 

ワタル「そうじゃなくて!」

 

千冬「ワタルは子供だが、このアル・ワースの救世主なのですよ」

 

住民2「そうなの⁉︎」

 

住民「とても信じられんなぁ...」

 

...おいおい。

 

ワタル「うぬぬ...」

 

零「その救世主って人は何処に?」

 

住民「私達が山賊に脅されていると知ったら、俺に任せとけ...と言って、奴等のアジトに向かって行きました...」

 

住民2「それも、たった一人で」

 

一夏「一人で⁉︎」

 

ワタル「ハッキシ言って、本気でカッコイイぜ!」

 

刹那「山賊はかなりの戦力を持っていると聞くが...」

 

ディオ「その男は、余程のバカなのだろう」

 

青葉「盛り下がる事言うなよ!」

 

ディオ「そうでなければ、報酬目当てで村の人達を脅した詐欺師だ」

 

住民2「私達...彼に報酬を払ってませんけど...」

 

彼...?って、事は男か...。

 

ディオ「何...?」

 

住民「それにあの自身に満ちた言葉...決して嘘をついていないと思うな」

 

ワタル「ますますカッコイイ!」

 

シバラク「うむ...。まさに漢の中の漢だ」

 

メル「たった一人で山賊に立ち向かう男の人...。一体何者なんです...?」

 

ただ、わかるのは相当な手練れかもしれないって事だ...。

 

 

 

 

 

第16話 めぐり合う螺旋

 

 

 

 

 

 

 

 

獣人「あの村の連中はこちらの要求を蹴りやがった!ってなわけで、俺達で少しばかり脅かしてやるぞ!」

 

獣人2「しかし、いいんですかい...?雇い主はともかく...隊長に許可を得ず、勝手に部隊を動かして...」

 

獣人「構うもんか!細かい事をグチグチと言うとはお前、政府の回し者か⁉︎」

 

獣人2「そうじゃないですけど...」

 

獣人「俺達は獣人だ!生きたいように生きるのが獣人の生き方だ!」

 

獣人2「ちょっと待った、リーダー!何か来ますぜ!」

 

獣人「お、おいおいおい!あれは⁉︎」

 

 

 

 

ー俺は穴掘りシモンだ。

 

俺はグレンラガンに乗って、山賊と呼ばれた獣人達が乗るガンメンの前に立つ。

 

シモン「よう...お前等」

 

獣人2「げげーっ‼︎」

 

獣人「グレンラガン!」

 

シモン「新政府のやり方に気に食わないってのは構わねえ...。だがな!余所の土地で他人様に迷惑をかけてるとなっちゃ見逃すわけにはいかねえ!」

 

獣人2「ど、どうします、リーダー⁉︎グレンラガンって事はあれに乗っているのは...!」

 

獣人「こ、こんな所にグレンラガンとあの男がいるわけがねえ!あれは偽物に決まってる!やっちまえ、者共!偽物グレンラガンを叩き潰せ!」

 

来るか...!

 

シモン「言うに事欠いて偽物呼ばわりかよ...。だったら、骨身に教えてやるしかねえな...。お前等!俺を誰だと思っていやがる⁉︎」

 

俺はグレンラガンを前に出した。

 

シモン「シロ、ひまわり!ちょっと揺れるぞ!」

 

ひまわり「たいや!」

 

シロ「ワン!」

 

シモン「心配無用ってわけか...。だったら、加減せずにやるから、しっかりと掴まってろよ!」

 

 

 

 

俺は敵のガンメン部隊を倒し、獣人達も脱出した。

 

シモン「片付いたか...。これであいつ等も根性を入れ替えるといいんだがな...」

 

ひまわり「たいや」

 

すると、またもやガンメン部隊と謎の兵器の部隊が現れた。

 

ヴィラル「バカ共が...!よくも先走って勝手な真似をしてくれたな...!」

 

シモン「ヴィラル!お前なのか⁉︎」

 

ヴィラル「久しぶりだな、シモン。まさか、こんな所で再会するとは思わなかったぞ」

 

シモン「それはこっちの台詞だ」

 

ひまわり「うー?」

 

シロ「ゔぅー...!」

 

ヴィラル「まさか...グレンの方に誰かを乗せているのか?」

 

シモン「乗せているのは赤ん坊と犬だ...。それに、乗せているのはラガンのほうでな...村で見つけて、ついて来たんだよ。それにしても、新政府のやり方に反抗して、レジスタンスになったと聞いてはいたが、山賊の大将になっていたとはな」

 

ヴィラル「フ...我ながら情けないと思っているさ。笑いたければ笑え」

 

シモン「...そんな事はしねえよ」

 

ヴィラル「新政府の総司令官のお前が何故、こんな所にいる?」

 

シモン「...世界は変わっていくからな。総司令官として、広い世界ってのを知らなきゃならないと思ったのさ」

 

ヴィラル「それで旅に出たというわけか。勝者のおごりか、シモン!」

 

シモン「俺達は螺旋王を倒して、地下に住んでいた人間達を解放した...。だが、決して獣人と人間を差別したりはしねえ!新政府は、人間と獣人が平等に暮らせるようにみんな頑張っている!」

 

ヴィラル「それは人間達の理屈だ!俺は螺旋王を倒したお前達の下につくつもりはない!シモン!ここで出会ったのなら、好都合だ!決着をつけてやる!」

 

トッド「勝手に盛り上がってんなよ、ヴィラル」

 

朗利「俺達の任務は、あの村の連中を痛めつける事だろうが!」

 

ヴィラル「トッド、朗利、金本...。そちらはお前達に任せる」

 

金本「は⁉︎」

 

ヴィラル「俺はこの手で奴を倒さねばならんのだ!」

 

トッド「宿敵ってわけかよ...。いいだろう、好きにやりな」

 

朗利「いいのかよ?勝手な指示を出して」

 

トッド「あいつの気持ちは俺にもわかる。だからだ」

 

金本「理解できないね...そういうの」

 

ヴィラル「...恩に着る」

 

シモン「てめえら‼︎」

 

俺は村を守る様にグレンラガンを動かした。

 

シモン「俺がいる限り、このラインを超えられると思うなよ!」

 

トッド「ハ!強がりはよしな!たった一人で何が出来るってんだ!」

 

朗利「大人しく逃げた方が身のためだぜ!」

 

ヴィラル「気をつけろ、トッド、朗利...!あのシモンという男の爆発力は侮れん!」

 

朗利「あの熱血野郎の相手は任せるぜ、ヴィラル!」

 

トッド「俺達は村へと向かう!」

 

シモン「...ひまわり、シロ...。ここで降りた方がいいぞ?」

 

ひまわり「たいや、たいやー!」

 

シロ「うー、ワンワン!」

 

シモン「最後までいるってか...。お前等もなかなかガッツがあるじゃねえか!悪かったな!」

 

?「ならば、我が輩達も手伝うのであ〜る!」

 

村の方から破壊ロボが現れた。

 

シモン「ウェストにエルザか!突然いなくなってビックリしたぞ!」

 

エルザ「博士が突然走り出したから、エルザもビックリしたロボ」

 

ウェスト「いやはや、このアル・ワースという世界は興味深い物がたくさんあるのである!」

 

シモン「兎に角、手伝ってくれるならありがてえ!」

 

ウェスト「貴様には世話になったからな、借りは返すのである!」

 

エルザ「村はエルザ達に任せて存分に戦うロボ!シモン!」

 

シモン「なら俺も守りながら存分に戦う!行くぞ、ウェスト!エルザ!」

 

ウェスト「了解!スーパーウェスト無敵ロボ28號DXの力を見せつけてやるのである!」

 

シモン「来やがれ、山賊共!村には一歩たりとも入らせねえぞ!」

 

こうして、俺達の村を守る戦いが始まった...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 ウェストVS初戦闘〉

 

エルザ「エルザ達の力を見せてやるロボ、博士!」

 

ウェスト「この天才科学者、ウェストの破壊ロボの性能をとくと見るがいい!行くのであ〜る‼︎」

 

 

 

 

 

 

戦いが始まって、数分の事だった...。

 

朗利「さっさと諦めな、ヒーロー気取り共!」

 

トッド「お前等だけじゃ無理なんだよ!」

 

シモン「俺達だけじゃねえ!」

 

金本「何だと...⁉︎」

 

シモン「誰かが歩きゃ、そこに道が生まれる!道が生まれりゃ、そこを誰かが歩く!そうやって物事ってのは進むんだろうが!」

 

トッド「笑わせてくれるぜ!その最初に歩く誰かがお前ってわけかよ!だがな...!」

 

ワタル「うるさいぞ、悪党!」

 

すると、そこへ3機の戦艦が現れた...。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達、エクスクロスは村を守っている2機を守る為に動き出し、出撃した。

 

ワタル「お待たせ、救世主さん!って僕も救世主だけどね!」

 

シモン「言ってる事はよくわからねえが、手伝ってくれるんだよな?」

 

ゼロ「勿論だぜ!」

 

青葉「俺達が来たからには、もう安心してくれ!」

 

ベルリ「山賊相手に1人で立ち向かうガッツ...!しびれました!」

 

アキト「君にはヒーローという言葉が相応しい...!」

 

簪「カッコイイ...!」

 

ヴィヴィアン「うおおおっ!みんな、燃えてるな!」

 

シャルロット「簪のヒーロー好きがこんな所で...」

 

アイーダ「あの方の男気が、皆の心に火をつけたのですね」

 

ウェスト「何故にか、我が輩達が忘れられてるのである⁉︎」

 

エルザ「待つロボ、博士!あの部隊の中にデモンベインがいるロボ!」

 

ウェスト「ぬぁにぃぃっ⁉︎貴様であるか、大十字 九郎!」

 

エルザ「ダーリン!久しぶりロボ!」

 

九郎「何で、変質科学者とエルザまでいるんだよ⁉︎」

 

エンネア「あの2人も転移して来たみたいだね」

 

竜馬「九郎、ダーリンってどういう事だ?」

 

九郎「それはあいつが勝手に言ってるだけだっての!」

 

ウェスト「貴様とまた共闘となるとは...不気味であるな!」

 

九郎「それはこっちの台詞だ!」

 

シモン「ウェスト達も知り合いも会えたようだな...」

 

シロ「ワンワン!」

 

ひまわり「たいやー‼︎」

 

しんのすけ「お?その赤いロボットに乗ってるのはひまわりとシロか⁉︎」

 

シロ「おいらはここにいるニャ」

 

しんのすけ「違うゾ!シロは犬でオラのペット!ひまわりはオラの妹だゾ!」

 

アマリ「良かったですね!妹とペットさんと会えて!」

 

アンジュ「妹...か...」

 

シモン「お前の兄貴なのか、ひまわり!なら、あの緑色のガンメンに送ってやる!」

 

そう言い、赤いガンメンはカンタムロボに近づき、ひまわりという赤ん坊とシロという犬を差し出した。

 

カンタムロボはそれを受け取り、操縦席に入れる。

 

しんのすけ「会えて良かったゾ!ひま!シロ!」

 

ひまわり「たいや〜!」

 

シロ「ワンワン!」

 

しんのすけの奴...嬉しそうだな...。

 

カンタム「良かったね、しんのすけ君!」

 

しんのすけ「うん!」

 

シバラク「今から、共に戦う仲間としてお主等の名前を聞かせてくれ!」

 

シモン「シモンだ」

 

ウェスト「天才科学者のウェストであ〜る!」

 

エルザ「エルザロボ!よろしくロボ!」

 

アンジュ「シモン...」

 

ホープス「マスター...。もしや、あの方は...」

 

アマリ「え、ええ...,でも、今は山賊の相手をする方が先です」

 

ユイ「し、シモンさん...?本当にシモンさんですか⁉︎」

 

レナ「久しぶりね!」

 

シモン「その声...ユイとレナか⁉︎本当に久しぶりだな!」

 

アル「知っておるのか?」

 

ユイ「1度だけお会いした事があるんです!」

 

シモン「立派になったじゃねえか!」

 

レナ「シモン、今は...」

 

シモン「わかってる!今は山賊を倒すぞ!」

 

ショウ「トッド!お前、山賊の一味になっていたのか!」

 

トッド「ちっ...!ショウの奴もいやがるか!」

 

エイサップ「朗利、金本!お前達、まだこんな事を!」

 

金本「エイサップもいるよ!」

 

朗利「お前も相変わらずだな!エイサップ!」

 

トッド「まあいい...。作戦変更だ!ショウの相手は俺がする!」

 

朗利「なら、エイサップの相手は俺達にやらせてもらうぜ!」

 

ヴィラル「今度はお前達の宿敵が来たという事か。いいだろう。それにあの連中...どうやら例の奴等のようだ」

 

ワタル「やい、山賊共!僕達が来たからには、これ以上、好きにはさせないぞ!」

 

零「俺達、エクスクロスが、お前等を退治してやるぜ!」

 

シモン「こいつは頼もしい援軍だぜ!」

 

ウェスト「流石は我が永遠のライバル、大十字 九郎とその仲間なのである!」

 

シモン「行こうぜ、エクスクロス!口で言ってもわからない連中には痛い目に遭ってもらうしかねえぞ!」

 

俺達は山賊達との戦闘を開始した...。

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVS初戦闘〉

 

シロ「うー...!ワンワン!」

 

ひまわり「たいぃやー!」

 

しんのすけ「ひまとシロもやる気満々だゾ!」

 

カンタム「流石はしんのすけ君の家族だ...よし行こう!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS金本〉

 

金本「エイサップ!どうして俺達の邪魔をするんだ!」

 

エイサップ「お前達こそ、村の人達を襲って何がしたいんだ!」

 

金本「それが俺達の任務だからやってるだけだよ!」

 

エイサップ「多くの人がいるんだぞ!なんでそれがわからないんだよ‼︎」

 

 

 

 

 

 

ナナジンのオーラフレイムソードで金本の乗るシンデンを斬った。

 

金本「くそッ!何で勝てないんだよ!」

 

エイサップ「良い加減にしろ!金本!」

 

金本「お前こそ良い加減に気づけよ!俺達は差別されてるんだぞ!」

 

エイサップ「だからって、誰かを傷つけて良いわけないだろ!」

 

金本「うるさい!次は負けないなら覚えていろよ!」

 

そう言い残し、金本のシンデンは撤退した...。

 

朗利「金本に説得なんて無駄だぜ!エイサップ!」

 

エイサップ「...俺達は同じ、異界人なのに...!」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ショウVS朗利〉

 

朗利「お前、別世界の聖戦士なんだってな!」

 

ショウ「何故、自分からオーラを歪めようとするんだ⁉︎」

 

朗利「歪めさせたのは世界と人だ!俺は絶対に復讐してやる!」

 

ショウ「恨みに囚われても何もないんだぞ!どうしてそれがわからないんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 シモンVS朗利〉

 

朗利「大人しく退いたほうが身のためだぜ?熱血ヒーローさんよ!」

 

シモン「お前こそ、大人しく諦めた方が身のためだぜ?」

 

朗利「何だと...⁉︎」

 

シモン「俺の進む道を阻むなら、お前の機体にどデカイ穴を開けてやる!俺のドリルでな!」

 

 

〈戦闘会話 ウェストVS朗利〉

 

朗利「科学者如きが俺に敵うとでも思ってんのかよ?」

 

ウェスト「ぬふふ!この天才の我が輩をバカにするとは愚かな男なのである!」

 

エルザ「ちなみに如きっていう奴ほど負けるのは早いって言うロボ」

 

ウェスト「そうなのである!よって、貴様の敗北は既に決まっているのである!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS朗利〉

 

エイサップ「此処は俺達の世界と違うんだぞ、朗利!」

 

朗利「だから何だよ?何処の世界でも俺のやる事は変わらないんだよ!」

 

エレボス「オーラがどんどん歪んでいくよ...エイサップ...」

 

エイサップ「止めてやる...!それが友人として、俺のできる事だ!」

 

 

 

 

ハイパーオーラフレイムソードで朗利のシンデンを何度も斬り裂いたナナジン。

 

朗利「しまった...!また負けたのか...!俺は...!」

 

エイサップ「朗利!ドアクダー軍団なんて抜けて、エクスクロスに来い!」

 

朗利「今更、情けをかける気かよ、エイサップ!」

 

エイサップ「違う!ただ俺はお前と戦いたくないだけだ!」

 

朗利「そうやってお前等は俺と金本をコケにするんだろ!そうはいかないぜ!お前は必ず倒す!」

 

朗利のシンデンはそう言って、撤退した...。

 

グレンファイヤー「あいつ等にはエイサップの声は届かないのかよ...」

 

エイサップ「...」

 

エレボス「エイサップ...」

 

エイサップ「もしもの場合は朗利達を討たないとダメかもしれないな...」

 

ショウ「だが、それは本当の最終手段だぞ、エイサップ」

 

チャム「どうしても止まらない時はそうするかしかないね」

 

エイサップ「わかっています。俺だって、朗利達を討ちたくないですから...」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSトッド〉

 

トッド「そこをどけ、エイサップ!」

 

エイサップ「俺が退いたら、あなたはショウさんと戦うでしょう⁉︎」

 

トッド「何当たり前の事を言ってやがんだ!それが俺の目的だからな!」

 

エイサップ「戦いは戦いを広めるだけです!それぐらいあなたでもわかっているはずです!」

 

トッド「だから何だよ?俺はショウと戦えれば、良いだけだ」

 

エレボス「説得は無理だよ...エイサップ」

 

エイサップ「くそッ...!斬るしかないのか...!」

 

 

〈戦闘会話 ウェストVSトッド〉

 

トッド「科学者が俺の邪魔をするんじゃねえよ!」

 

エルザ「エルザ達は別に邪魔なんてしていないロボ」

 

ウェスト「そう!我が輩達が進む道に貴様がいるだけ!つまり、貴様が邪魔なのである!」

 

トッド「な、何言ってやがんだよ、こいつ...!」

 

ウェスト「この言葉を理解できぬものでは我が輩には勝てん、それを証明してやるのである!」

 

 

 

 

 

ショウはダンバインのオーラ斬りでビアレスにダメージを与えた。

 

トッド「ちいっ!ビアレスが、もうもたん!」

 

ショウ「トッド!これがお前の選んだ生き方なのか!」

 

トッド「お前に俺の人生をどうこう言う資格があるのかよ!俺は俺の生きたいように生きる!ショウ!その邪魔をする以上、お前は俺の敵だ!」

 

ショウにそう言い放ち、ビアレスは撤退した...。

 

チャム「トッド...ショウと戦うとどんどんおかしくなっていくみたい...」

 

ショウ「わかっているのか、トッド...。このままじゃ、前と同じ事の繰り返しなんだぞ...」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSヴィラル〉

 

ヴィラル「お前がその組織の中核と見た!」

 

零「バカ言うな、俺は一般兵だよ」

 

ヴィラル「だが、俺にはわかるぞ!お前は相当な手練れという事が!」

 

零「そう言ってもらえて光栄だが、生憎と俺はまだまだの男なんでな!それでも、お前を倒すことはできる!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSヴィラル〉

 

ヴィラル「その機体...お前はオニキスか⁉︎」

 

メル「私はもうオニキスではありません!ガンメンとの戦闘は初めてですが、やってみせます!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSヴィラル〉

 

一夏「あの機体...顔がデカイな...!」

 

ヴィラル「そんな、スーツで俺のガンメンとやりあおうとは相当なバカだな!」

 

一夏「ISを舐めるな!パワーでダメなら、空から攻撃するまでだ!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSヴィラル〉

 

カンタム「あれがガンメンか...」

 

ヴィラル「どうやら、そちらもパワーに自信があるみたいだな!」

 

しんのすけ「カンタムの凄さはそれだけじゃないゾ!それをオラ達が教えてやるゾー!」

 

ひまわり「たいやー‼︎」

 

シロ「ワン!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSヴィラル〉

 

ヴィラル「...!何だ、お前は...人間なのか?」

 

刹那「人の姿をした獣...。俺達も分かり合えるはずだ...!」

 

ヴィラル「何シモンみたいの事を言ってやがる!俺は人間とわかり合う気なんてないんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVSヴィラル〉

 

アキト「お前が敵のエースか...!」

 

ヴィラル「機動性は良いが、捕まえてしまえばこちらのもの!」

 

アキト「簡単に捕らえられると思うな...山賊!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSヴィラル〉

 

ヴィラル「朗利や金本には悪いが、お前をここで倒させてもらう!」

 

エレボス「わわっ!来るよ!エイサップ!」

 

エイサップ「あの動き...並大抵の敵じゃない!激しく動くからしっかり掴まっていろよ!エレボス!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSヴィラル〉

 

ヴィラル「グレンラガンと同等なパワーを持っているガンメンか!これは楽しめそうだ!」

 

アル「デモンベインはガンメンではない!」

 

九郎「今はそんな事、どうでも良いだろ⁉︎顔がデカイ生意気野郎をぶっ飛ばすのが先だ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ウェストVSヴィラル〉

 

ウェスト「何とまあ、ブサイクな機体であるな」

 

ヴィラル「お前のガンメンも似た様なものだろうが」

 

ウェスト「なぬ⁉︎我が輩のスーパーウェスト無敵ロボ28號DXをバカにするなのである!」

 

ヴィラル「長いんだよ、名前が‼︎」

 

エルザ「そもそも、ガンメンじゃないロボ」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSヴィラル〉

 

ヴィラル「そのガンメンもなかなかの性能だな」

 

ケロロ「自分の機体を褒められて悪く思わないでありますが、これはガンメンではないであります!」

 

ヴィラル「では、その胸の顔は何だ⁉︎」

 

ケロロ「胸に顔があるからと言って、何でもガンメンだと思わない事でありますな!ゲーロゲロゲロ!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSヴィラル〉

 

ヴィラル「お前は強者とわかるぞ!」

 

ゼロ「へぇ、俺の強さをわかるとは...流石は獣だな」

 

ヴィラル「だが、俺にだって、負けられん理由がある!」

 

ゼロ「それは俺も同じだ!パワー対決で勝負してやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 グレンファイヤーVSヴィラル〉

 

グレンファイヤー「デカイ顔して生意気なんだよ!」

 

ヴィラル「お前からはあの男と同じ匂いがするな...」

 

グレンファイヤー「匂いだぁ?わけわかんねえ事言ってねえでかかってきやがれ!」

 

ヴィラル「上等だ!その体を串刺しにしてやる!」

 

 

〈戦闘会話 ゴモラVSヴィラル〉

 

ゴモラ「キシャーン!」

 

ヴィラル「よもや、その様な獣がいるとはな...!」

 

レイ「怪獣を相手にするのは初めてか?だったから、怪獣の力を教えてやる!」

 

 

〈戦闘会話 海道VSヴィラル〉

 

ヴィラル「な、何だ...?髑髏の魔神か...⁉︎」

 

海道「驚きながらもカイザーに臆さないとはなかなかの男だな、お前も」

 

真上「あの男を思い出させる声で虫唾が走るな...」

 

ヴィラル「(あの男...?まさか、あいつの事を言っているのか...?)」

 

 

〈戦闘会話 アルトVSヴィラル〉

 

ヴィラル「その翼を折ってやる!」

 

アルト「簡単に折られてたまるかよ!俺の羽ばたく翼は俺自身が守る!」

 

 

〈戦闘会話 ユイVSヴィラル〉

 

レナ「獣人のガンメンが来るよ、ユイ!」

 

ユイ「あれが、ガンメン...初めて見た...」

 

ヴィラル「ルクスの国のレガリアか!相手にとって不足はない!」

 

ユイ「村の人達を襲うなら、容赦はしません!」

 

 

 

 

 

グレンラガンのギガドリルブレイクで敵のエンキドゥドゥにダメージを与えた。

 

ヴィラル「やってくれるな、シモン!今日はここまでだ!」

 

シモン「ヴィラル!逃げる気かよ!」

 

ヴィラル「俺にも義理というものがあるんでな。お前等の事を報告しなくてはならん。たが、次の機会には俺も死力を尽くす!長きに渡るお前との戦い、必ず決着をつけるぞ!」

 

そう言って、エンキドゥドゥは撤退した...。

 

シモン「義理だと...?」

 

九郎「あのヴィラルって野郎...俺達の事を上に報告するみたいだな」

 

マサキ「ってこたあ、山賊の戦力はあれで終わりじゃねえのか」

 

ワタル「よし!大勝利だ!」

 

セルゲイ「そうだな、だが今回は...」

 

スカーレット「今日の勝利は、私達だけのものじゃない。シモンとウェストのおかげだからな」

 

エルザ「エルザも忘れないでほしいロボ!」

 

ワタル「そうだったね。ありがとう、シモンさん、ウェストさん、エルザ」

 

シモン「礼を言われる程の事じゃねえさ」

 

ウェスト「我が輩達の腕なら当然の事である!」

 

ヒュウガ「流石だな。なかなか言える台詞じゃないぞ!」

 

グランディス「そうだね。ありゃかなりの大物だ」

 

シモン「(ヴィラル...。お前が決着をつけたいってんなら、何度でも相手をしてやる。そして、教えてやる。世界はどんどん変わっていくって事をな)」

 

 

 

俺達はそれぞれ艦に戻り、ロボットから降りて、村で話をする事になった。

 

ワタル「山賊のアジトってドッコイ山にあるの⁉︎」

 

住民「連中は、あの辺りを根城にしてると聞いている」

 

千冬「そうなると、あの山賊共はドアクダー軍団の配下の可能性が高いな」

 

アーニー「僕達に先回りして、迎え撃つための戦力を集めていたのか...」

 

エイサップ「朗利や金本、トッドさんもいたということは、あのクルージング・トムという男もいるでしょうね」

 

ワタル「だったら、こっちから乗り込んでドッコイ山であいつとの決着をつけてやる!」

 

シモン「その戦い...俺も付き合うぜ」

 

ロックオン「良いのか?シモン」

 

シモン「あいつらの中には知った顔もいるしな。世界のために戦ってるっていうんなら、俺の力も使ってくれ」

 

ユイ「心強いです、シモンさん!」

 

ウェスト「我が輩達も力を貸してやるのである!」

 

九郎「どういう風の吹きまわしだよ?」

 

ウェスト「我が輩達の世界へ帰還するためである!」

 

九郎「そんな事だろうと思ったよ...」

 

エルザ「ダーリンとまた一緒にいられるロボ!」

 

アル「妾の九郎にそうやすやすと近づくでない!」

 

エルザ「お前のじゃないロボ」

 

エンネア「九郎は私のものだから!」

 

アル「な、何をー⁉︎」

 

しんのすけ「ふぅー、やれやれ、みっともないぞ」

メル「その子達がひまわりちゃんとシロですか?」

 

しんのすけ「うん!ひま達も一緒に行く事になったゾ!」

 

シロ「ワン!」

 

シロ「よろしくニャ、シロ!」

 

シロ「ワン!」

 

ひまわり「たいやー!」

 

刹那「な、何だ...⁉︎」

 

しんのすけ「刹那お兄ちゃんに抱っこしてもらいたの?」

 

ひまわり「うーうー」

 

刹那「...赤ん坊を抱いた事は...」

 

アレルヤ「刹那、何事も経験だよ」

 

刹那「他人事だと思って、お前は...!」

 

そう言いながらも、刹那はひまわりを抱いた。

 

なんか、シュールだな...。

 

ワタル「兎に角、これからよろしくね!シモンさん、ウェストさん、エルザ、ひまわりちゃん、シロ!」

 

シモン「こっちこそな、救世主」

 

ワタル「僕だけが救世主じゃないよ。エクスクロス全員が救世主だよ」

 

零「言ってくれるじゃねえか、ワタル!」

 

シモン「なるほどな。じゃあ、俺もそれに乗らせてもらう」

 

ワタル「ドッコイ山にはドアクダー打倒のための道標があるって聞く...。待ってろ、クルージング・トム!僕達は絶対に負けないぞ!」

 

シモン「(ヴィラル...。お前とも決着をつける時が来たようだぜ...)」

 

ん?シモンの所にアンジュとユイ、アマリが行ったな...。

 

アンジュ「少しいい?」

 

シモン「俺に何か用か?」

 

アマリ「あの赤い機体とドリル...。もしかしてあなたは...獣の国の総司令官のシモンさんなのですか?」

 

シモン「ああ...」

 

ユイ「どうして、シモンさんがこんな所にいるんですか?獣の国はどうしたんですか?」

 

シモン「俺のいる所が、俺の居場所...。ただ、それだけの話だ」

 

ユイ「...成る程」

 

アンジュ「あんた、絶対にわかってないでしょ」

 

アマリ「え、ええと...申し訳ありません。よくわからないのですが...」

 

シモン「ここは獣の国のカミナシティじゃねえ。ここにいるのは、総司令官のシモンでも、大グレン団のリーダーでもねえ、ただのシモンだ」

 

アンジュ「気に入ったわ」

 

ユイ「流石はシモンさんです!」

 

アマリ「あ、アンジュさん、ユイさん...!失礼じゃないですか⁉︎」

 

アンジュ「総司令官殿が、そういう風に扱って欲しいって言ってるのよ」

 

ユイ「でしたら、そうするのが礼儀ではないのですか?」

 

シモン「その通りだ。このエクスクロスにいる以上、俺はただのシモンだ」

 

アマリ「...わかりました、シモンさん。そういう事でしたら、そのようにさせていただきます」

 

アンジュ「まだ固いんじゃないの、アマリ?」

 

アマリ「そんな事言われてもすぐには無理ですよ!」

 

零「俺と初めて会った時もそんな感じだったもんな!」

 

アマリ「も、もう、零君!...でも、よろしくお願いしますね、シモンさん」

 

零「俺からもよろしくお願いします!」

 

シモン「おう!こちらこそな!(ニア...。これが俺の新しい仲間だ...。もっと大きな男になって俺はお前を迎えに行く...。それまで待っていてくれよな...)」

 

俺達はドッコイ山へと向かった...。

 





ー中断メッセージ

〈ひまわりからの挨拶〉

ひまわり「たいや!うーうー、たい!たいたいたいやー!たい、たいやいやいや〜!」

しんのすけ「お疲れ様!これからも、必ずプレイしてねー!じゃ、そういう事で〜!...だって」

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