スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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シークレットシナリオ第一回です!

今回もオリジナル合体攻撃を披露します!

それでは、どうぞ!


シークレットシナリオ1 想いというオーラ

 

シークレットシナリオ1 想いというオーラ

 

 

 

ーショウ・ザマだ。

 

俺とマーベルは偵察をしていた。

 

ショウ「...偵察の報告は以上だ。追ってメガファウナに帰還する」

 

通信を切った俺にマーベルが話しかけて来た。

 

マーベル「お疲れ様。後は帰るだけね」

 

ショウ「艦長達から、少しぐらいの寄り道なら許可をもらっている」

 

マーベル「ふふ...気を遣われたみたいね」

 

ショウ「参ったな...。マーベルに再会できたのが嬉しかったせいか、みんなの前で恥ずかしい事を言ってしまった...。おかげでシバラク先生やしんのすけは不機嫌になるし、ノレドやジャン、シャルロットには、散々突っ込まれるし、たまったもんじゃない」

 

マーベル「せっかくだから、ゆっくり話をしましょう。チャムも散歩に行っているし」

 

ショウ「...その前に謝りたい事がある」

 

マーベル「私に?」

 

ショウ「ドレイクとの最後の戦い...俺はマーベルが苦しい時...側にいてやれなかった...」

 

マーベル「それは、あなたのせいじゃないわ。その代わりあなたは、憎しみの塊となったバーンを討ったじゃない」

 

ショウ「でも、俺達は...シーラ様の浄化でもバイストン・ウェルに帰れなかった...。そして、地上にも帰れなかった」

 

マーベル「その答えは、これから一緒に探していくんでしょう?」

 

ショウ「思うだ...。俺達がバイストン・ウェルに帰れなかったのは...。きっと...あの戦いがまだ終わってないからなんだと」

 

マーベル「では、アル・ワースに来たのはそれを終わらせるためだと?」

 

ショウ「ああ...」

 

マーベル「責任感の強さは、相変わらずね」

 

ショウ「茶化すなよ」

 

マーベル「そんなつもりはないわ。でもね...考えても答えが出ない事を考えるより、大事な事があるんじゃない?私達...今、二人きりなのよ。それを感じて」

 

ショウ「マーベル...」

 

マーベル「私が欲しいのはライク・ミーではなく、ラブ・ミーよ」

 

ショウ「わかっている」

 

っ⁉︎草むらから音が聞こえた...⁉︎

 

ショウ「誰だ⁉︎」

 

ヴィヴィアン「あちゃぁ...見つかっちゃった...」

 

アンジュ「前に出すぎなのよ、ヴィヴィアンは」

 

朗利「お前が押すからバレちまったじゃねえかよ、金本」

 

金本「だって、俺も見たかったんだよ!」

 

ショウ「ヴィヴィアン、アンジュ、朗利、金本...!」

 

マーベル「あなた達は別のエリアの偵察任務のはずよ。そもそも、朗利達...エイサップとリュクス姫はどうしたの?」

 

朗利「偵察を終えたんだが、エイサップとリュクスの甘い雰囲気に耐えられなくなったんだよ...」

 

金本「見ていたこっちの身にもなってよ」

 

朗利「それで、散歩をしていたら、アンジュ達と会ったんだ」

 

アンジュ「私達も偵察は終了よ。で、ちょっと散歩しようってなって...何故か、ヴィヴィアンがショウ達の所に行きたいって言い出したの」

 

ショウ「ノゾキをするためにか?呆れたもんだな...」

 

チャム「ごめん、ショウ、マーベル...。あたし達も、止めたんだけど...」

 

エレボス「ヴィヴィアンが聞かなくて...」

 

チャム「せっかくの二人っきりだから、邪魔が入らないようにしてたのに...」

 

アンジュ「チャム達のせいじゃないよ。悪いのはヴィヴィアンだ」

 

マーベル「気にしてないわ、チャム、エレボス。それにアンジュも」

 

アンジュ「...ありがとう、マーベル」

 

すると、エイサップとリュクスが来た。

 

エイサップ「朗利、金本、エレボス...こんな所に居たのか」

 

リュクス「散歩に行くと仰って帰ってくるのが遅かったので心配しましたよ」

 

朗利「悪かったな、二人共」

 

エイサップ「ショウさん達の所に来ていたのか...ダメじゃないか、二人の邪魔をしちゃ...」

 

マーベル「良いのよ、エイサップ...。気にしていないから。ヴィヴィアンも、そういう事に興味がある年頃なのね」

 

ヴィヴィアン「あたしじゃない。興味があるのは、サリアだよ」

 

金本「サリア?」

 

ヴィヴィアン「アルゼナルのパラメイル第一中隊の隊長だよ。すっごく真面目だけどら男と女がチュッチュする本が大好きなんだよ」

 

エレボス「チュッチュ⁉︎」

 

な、何の本を読んでるんだよ、一体...!

 

アンジュ「へえ...あのサリアがねぇ...」

 

マーベル「(邪悪なオーラを感じる...)」

 

リュクス「(アンジュは敵に回したくないですね...)」

 

ヴィヴィアン「というわけで、サリアへのお土産話のためにショウとマーベルのチュッチュを見に来たわけ」

 

チャム「二人に何を期待してるのよ...」

 

エイサップ「でも、ヴィヴィアン...。アルゼナルに帰ったら、まずい事になるんじゃなかったのか?」

 

ヴィヴィアン「そう言えば、そうだった!う〜ん...困った...。そろそろキャンディのストックもなくなりそうなのに...」

 

ショウ「いつも舐めてるやつか...」

 

ヴィヴィアン「あれ、アルゼナル特製なんだよ」

 

アンジュ「戻りたいなら、ヴィヴィアンは戻ればいいわ。私に脅されて、付き合わされたとでも言えば、何とかなると思うし」

 

ヴィヴィアン「アンジュは帰る気はないの?」

 

アンジュ「ないわ。あそこにはロクな思い出がないしね」

 

チャム「アンジュも、そのサリアって人と同じなの?」

 

アンジュ「え...?」

 

金本「アンジュもショウとマーベルの事、ずっと見ていたじゃないか」

 

アンジュ「そ、そんな事あるわけないじゃない!(言えない...。あいつを...あのタスクの事を思い出してたなんて...)」

 

ショウ「邪魔が入ったし、そろそろ帰るとしようか」

 

マーベル「そうね。あまり遅くなれば、みんなにも心配かけるし」

 

朗利「やたらと心配性の奴が多いからな、エクスクロスは...」

 

チャム「!」

 

エレボス「これは...!」

 

リュクス「どうしました?お二人共...」

 

エレボス「向こうから何か来るよ!」

 

ショウ「みんな、機体に乗れ!あれは...魔従教団のゴーレムだ!」

 

 

 

 

俺達はそれぞれ、機体に乗り込み、ルーン・ゴーレム部隊を見る。

 

エイサップ「魔従教団が仕掛けてきたのか⁉︎」

 

マーベル「どういう事なの、ショウ⁉︎あなた達、教団に追われているの⁉︎」

 

ショウ「事情があるんだ」

 

アンジュ「術士は近くにいないみたいだけど...」

 

ヴィヴィアン「じゃあ、野良ゴーレムか?」

 

リュクス「暴走しているのでしょうか...」

 

アンジュ「さあね。また前のように制御している人間が隠れているかも知れないわよ」

 

金本「事情があるにしても、このままじゃまずいよね...!」

 

朗利「ああ、標的は俺達の様だしな!」

 

ショウ「術士がいないのなら、事情を話しても無駄か...!」

 

俺はビルバインを動かした。

 

マーベル「ショウ!」

 

エイサップ「ショウさん!」

 

アッカナナジンもビルバインの隣に来た。

 

リュクス「エイサップ!」

 

エイサップ「俺も手伝います!」

 

ショウ「俺とエイサップが前に出る!マーベル達はフォローを頼む!」

 

ヴィヴィアン「うおおおっ!ショウ、エイサップ、かっちょいい!」

 

朗利「余程、マーベルやリュクスにいい所を見せたいみたいだな」

 

チャム「(違う...)」

 

マーベル「(ショウは気負っている...。この感じ...ロンドンでの戦いと同じだ...)」

 

チャム「ショウ...」

 

エレボス「エイサップ...」

 

ショウ「心配するな、チャム。やってみせるさ...!」

 

エイサップ「俺も大丈夫だよ、リュクス、エレボス。無茶はしないから」

 

俺達はルーン・ゴーレムとの戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS初戦闘〉

 

エレボス「無茶したらダメだよ、エイサップ!」

 

エイサップ「わかってる!ショウさんだってやろうとしているんだ...俺だって!」

 

 

〈戦闘会話 リュクスVS初戦闘〉

 

リュクス「(どうして...何か、エイサップが遠くに行ってしまう...そんな気が...)...いいえ、私はエイサップを信じるって決めたのです!」

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分...。

 

敵のルーン・ゴーレムはそこまで強くないが数に苦戦する。

 

アンジュ「一体一体は大した事がなくても数が多い...!」

 

金本「あーもう!あいつ等、固いなー!」

 

ヴィヴィアン「あたしも嫌いだ!」

 

ショウ「このまま戦いを続けては取り返しのつかない事になるかも知れない...。そんな事になったら、またマーベルを失う事になったら...」

 

エイサップ「ショウさん!」

 

ヴィヴィアン「うおおおっ!オーラが燃えている!」

 

リュクス「ですが、様子が変です!」

 

ショウ「俺は...マーベルを...守るんだ!」

 

朗利「何だよ、あれ⁉︎」

 

金本「暴走しているのか、ショウ⁉︎」

 

エレボス「まずいよ、このままじゃ...!」

 

チャム「ダメ、ショウ!オーラ力を押さえて!このままじゃハイパー化しちゃう!ロンドンでの戦いと同じになっちゃうよ!」

 

ショウ「だけど...!マーベルを危険にさらすには!」

 

チャム「ショウのバカ!バカ、バカ、バカ!マーベルばっかり心配して、あたしの言葉なんて聞いてくれないの!」

 

すると、チャムが俺にビンタを浴びせて来た。

 

ショウ「痛いぞ、チャム!何の真似だ、邪魔するなよ!」

 

チャム「じゃ、邪魔...?私、が...?」

 

リュクス「な、何て事を...!」

 

エイサップ「...ショウさん...」

 

今度はアッカナナジンが俺に近づいて来た。

 

ショウ「エイサップ...?」

 

エイサップ「歯を食いしばれ‼︎」

 

ショウ「グアッ⁉︎」

 

アッカナナジンはビルバインを殴った...。

 

エレボス「エイサップ!何やってるの⁉︎」

 

ショウ「な、何するんだよ...エイサップ!」

 

マーベル「ショウのオーラが落ち着いた...」

 

チャム「エイサップ...」

 

エイサップ「まずはチャムが言いたい事言いなよ」

 

チャム「うん...」

 

言いたい事...?

 

チャム「ショウはいっつもそうだ...!いつもマーベルの事ばっかりであたしの事なんてどうでもいいんだ!」

 

ショウ「な、何を言ってるんだ、チャム...⁉︎」

 

チャム「でも、いい!ショウかまマーベルを守るなら、あたしがショウを守るから!安心して、マーベル!ショウが暴走しそうになったら、蹴っ飛ばして止めるから!」

 

マーベル「わかったわ、チャム。戦闘中のショウは、あなたに任せる」

 

チャム「だから、ショウ!ショウは全力で戦いなよ!好きな人のために!」

 

ショウ「チャム...」

 

チャム「次、エイサップが言いなよ!」

 

エイサップ「...ショウさん...。俺はあなたがマーベルさんに向ける感情の気持ちはわかります。俺もリュクスも守りたいですから...」

 

リュクス「エイサップ...」

 

エイサップ「でも、あなたの大切な存在はマーベルさんだけ何ですか⁉︎」

 

ショウ「!」

 

エイサップ「あなたには、チャムも居るんですよ!それに俺やエクスクロスのみんなの事は仲間だと思っていないんですか⁉︎」

 

ショウ「そんな事は...!」

 

エイサップ「だったら、焦らないでください!マーベルさんを守りたいと思っているのは、あなただけではないんですよ‼︎」

 

エイサップ...。そうか...そうだな...!

 

ショウ「...ありがとう、チャム、エイサップ」

 

俺はオーラ力を高めた。

 

金本「また暴走か⁉︎」

 

マーベル「ううん。今度はさっきと違って落ち着いたオーラだわ」

 

ショウ「チャムが...仲間がいてくれれば、俺は全力で戦える!」

 

チャム「ショウ!」

 

朗利「どうやら、暴走は収まったみたいだな」

 

ショウ「ああ...。チャムとエイサップの言葉を目が覚めたよ。ありがとう、二人共。マーベルだけじゃなく、俺にはやっぱり仲間が必要だ」

 

チャム「今頃わかるなんて遅いよ!」

 

エイサップ「行きましょう、聖戦士ショウ!」

 

リュクス「ショウさん...。互いを想う気持ちがあれば、それは破壊の力に...ハイパー化にはならないはずです」

 

マーベル「もう、あなたは大丈夫よ」

 

ショウ「わかった...!ショットを倒した時の感覚だな!」

 

アンジュ「さっきとは、また違う力...」

 

ヴィヴィアン「何だか、あったかい...」

 

すると、ゴーレムの一体が俺達に向かって来た。

 

エイサップ「ショウさん!」

 

ショウ「エイサップ、合わせて行くぞ!」

 

エイサップ「はい!」

 

向かって来たゴーレムに俺とエイサップは攻撃を仕掛けた...。

 

 

 

チャム「違う世界の聖戦士が力を合わせたら...」

 

エレボス「もう負けないよ!」

 

エイサップ「行きましょう、ショウさん!」

 

ショウ「ああ!」

 

まずは俺がビルバインで接近した。

 

ショウ「はっ!」

 

エイサップ「でやぁぁっ!」

 

俺はオーラソードで何度も斬りつけ、後ろからアッカナナジンもフレイムオーラソードで斬り裂いた。

 

ショウ「悪しき力は俺達が断つ!」

 

エイサップ「それが聖戦士の役目だ!」

 

俺達は一斉にハイパーオーラソードとハイパーフレイムオーラソードで斬り裂いた。

 

エイサップ「とどめだぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

ショウ「落ちろよぉぉぉぉぉっ‼︎」

 

最後にもう一度、ゴーレムを斬り裂き、ゴーレムは爆発した。

 

ヴィヴィアン「凄いよ!ショウ、エイサップ!」

 

朗利「俺達に負けない連携だな!」

 

チャム「ショウ!みんなも来たよ!」

 

チャムの言葉通り、エクスクロスのみんなが来た...。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はショウ達が戦ってると聞いて、襲撃した。

 

一夏「無事ですか、ショウさん!」

 

ショウ「大丈夫だ!やれている!」

 

刹那「...ショウの気負いが取れている...」

 

ヴィラル「戦いだけに集中する自然体...。強い男のあるべき姿だな」

 

竜馬「マーベルと二人にしたのが効いたみたいだな」

 

零「何で、アンジュとヴィヴィアン、エイサップ達もいるんだ?」

 

ディオ「このエリアは、彼女達の偵察担当ではないはずだ」

 

アーニー「もしかして、邪魔したの?」

 

アンジュ「私じゃない!ヴィヴィアンよ!」

 

朗利「俺達は悪くねえよ!」

 

ハンソン「ヴィヴィアンが、そういう事に興味を持つとはとても思えない」

 

サンソン「やめてやれ。アンジュの照れ隠しなんだからよ」

 

グランディス「可愛い所、あるじゃないか!」

 

アンジュ「そうじゃなくて!」

 

ワタル「話は後だよ!まずはゴーレムを、どうにかしないと!」

 

アマリ「ホープス、術士を感知できます?」

 

ホープス「気配は感じません」

 

メル「では、あのゴーレム...偵察か警備目的で配備されたものですね」

 

ドニエル「やむを得ん。正当防衛という事で応戦するぞ」

 

倉光「消耗が激しいようなら、ショウ君達は後退してくれ」

 

スメラギ「後は引き受けるわ」

 

ショウ「こちらは大丈夫です。...マーベルもやれるな?」

 

マーベル「問題ないわ。ショウがいれば」

 

リュクス「私もエイサップがいるから...」

 

エイサップ「そうだな、リュクス!」

 

シモン「見せつけてくれるぜ、お前ら!」

 

チャム「私達も忘れないで!」

 

エレボス「3人で一つみたいなものなんださら!」

 

ショウ「そうだ!俺とマーベルとチャムだ!」

 

エイサップ「俺とリュクスとエレボス...だな!」

 

ゼロ「よくわからねえが、期待させてもらうぜ!」

 

ショウ「行こうみんな!俺達の力で状況を打開する!」

 

エイサップ「俺達は絶対に負けない!」

 

マーベル「二人には負けていられないわね、リュクス姫」

 

リュクス「はい、私も頑張ります!チャムとエレボスもお願いします!」

 

エレボス「了解!やってやるよー!」

 

チャム「うん!あたしも頑張るよ!」

 

俺達はルーン・ゴーレム部隊との戦闘を開始した...。

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「術士から命令を与えられてなくても、与えられても魔従教団ってのは面倒な事ばっかり起こしてくれるな...!俺達を襲うなら、破壊させてもらうぞ!」

 

 

〈戦闘会話 朗利VS初戦闘〉

 

朗利「ルーン・ゴーレム如きで俺に敵うと思ってるのか?だったら、粉々に打ち砕いてやるよ!」

 

 

〈戦闘会話 金本VS初戦闘〉

 

金本「正直、魔従教団との面倒は避けたいけど、そうは言ってられないよな...!だったら、俺が相手になってやる!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS初戦闘〉

 

エレボス「さっきのエイサップ、すごくカッコよかったよ」

 

エイサップ「俺なんてまだまださ...でも、俺だって、聖戦士なんだ!オーラ力を収めるのは当然だろ?」

 

エレボス「そうだね!それじゃ、こっちでも活躍しよう!」

 

エイサップ「俺もリュクスを守る...!でも、守るのはみんな一緒にだ!サコミズ王...見ていてください!これが俺の選んだ道です!」

 

 

〈戦闘会話 リュクスVS初戦闘〉

 

リュクス「エイサップからは色々な事を学ばされる...。でも、エイサップも私は必要としてくれている...だから、私もエイサップと皆さんの力になる為に戦います!」

 

 

 

 

俺達はルーン・ゴーレム部隊を全て倒した...。

 

ヴィヴィアン「よし!あたし達の勝ちだ!」

 

アイーダ「今日の勝利はショウさんとマーベルさん、エイサップさんの活躍によるものでしょう」

 

戦いが終わり、俺達は戦闘態勢を解く。

 

ショウ「心配かけてすまない、マーベル、チャム、エイサップ...。俺は...」

 

マーベル「謝ってばかりね、ショウ」

 

エイサップ「それとありがとうという言葉もよく言いますね」

 

ショウ「返す言葉もない」

 

マーベル「人の事を気遣ってくれないと思ったら、今度は過保護になって...」

 

チャム「不器用なのよ、ショウは!」

 

マーベル「でも、誠実だわ」

 

ショウ「そう言ってもらえると助かる、マーベル」

 

チャム「もう!またそうやってマーベルばかり!」

 

エイサップ「本当にマーベルさん一筋ですね」

 

ショウ「いや、マーベルもチャムも俺にとっては大切な人だ」

 

マーベル「ありがとう、ショウ」

 

アンジュ「...いいね、あの二人...」

 

ユイ「アンジュ!やっぱり、興味があるんだね!」

 

アンジュ「ショウとマーベルを見ているとそんな気持ちになったりするよ。(世の中にはハレンチな男だけじゃないって事ね...)」

 

ショウ「勿論、エイサップやエレボス、リュクス達...エクスクロスのみんなも俺の大切な仲間だ!」

 

リュクス「ショウさん...」

 

エレボス「今更だね」

 

エイサップ「何当たり前の事を言っているんですか!」

 

しんのすけ「オラ達だけ、仲間外れにしたら怒るゾ!」

 

アルト「そういう時はまた、エイサップに頼んだら良いんじゃないか?」

 

海道「そりゃいい、聖戦士には聖戦士ってやつだな!」

 

ショウ「みんな...」

 

マーベル「帰りましょう、ショウ。あなたに話したい事もあるし」

 

ショウ「わかったよ、マーベル」

 

倉光「結果としてゴーレムを破壊した以上、今、教団と接触するのは避けた方がいいだろうね」

 

ヒュウガ「ここに長く居座るのもまずいな...」

 

ドニエル「各機は速やかにこのエリアから離脱だ。合流地点は追って知らせる」

 

俺達はこのエリアから離脱していった...。

 

 

 

 

 

?「なるほど...。導師が着目されるだけの事はある。彼等が我々の同志となってくれれば、このアル・ワースにも平穏と安らぎが訪れるだろうな...」

 

この戦いを見ていた者がいるとも知らずに...。

 

 

 

 

ショウ・ザマだ...。

 

俺達は艦に戻り、俺とマーベル、チャムはメガファウナの格納庫に集まった。

 

ショウ「マーベル、話って...?」

 

マーベル「ずっと考えていたの。何故、アル・ワースに跳ばされた私の所にビルバインがあったのかを」

 

チャム「そう言えば、おかしいよね!」

 

マーベル「それはね、チャム...ショウが私を守ってくれようとしたからだと思うの」

 

チャム「そうか!ロンドンでの戦いと同じなのね!」

 

マーベル「あの時は、ショウの思いはビルバインの形をしたバリアになった...。今回の場合はビルバインそのものが来てくれたのよ」

 

ショウ「そうなのかな...」

 

マーベル「あなたは私の最期を看取れなかった事を悔いていたけど、気持ちはいつでも私の側にいてくれた。ビルバインは、その証よ」

 

ショウ「マーベルが、そう思ってくれるなら、それでいい」

 

チャム「あれ...?ビルバインって、最後の戦いの前に色を塗り替えたのに戻ってるね」

 

ショウ「夜間迷彩か...」

 

チャム「ねえ、ショウ...。あっちの色がいいなら、ハッパに頼んで塗り替えてもらうよ。性能は変わらないけどね」

 

ショウ「ビルバインのカラーか...」

 

そうだな...。塗り替えてもらうか...。

 

ショウ「そうだな...。あの時の気持ちを忘れないためにも塗り替えてもらおう」

 

チャム「わかった!あたし、頼んでくるね!」

 

そう言って、チャムは飛び去ってしまった...。

 

ショウ「あの時の気持ち...か...」

 

マーベル「悲しみ...怒り...愛...後悔...あの戦場には、色々な感情が渦巻いていた...」

 

ショウ「あの戦いは、まだ終わっちゃいない...。俺はマーベルと一緒にその終わりを見届けるよ」

 

マーベル「付き合うわ、ショウ。今度は最後まで一緒に」

 

アル・ワースに跳ばされた時に聞いた声...。それが何なのかわからない...。だが、俺に託された何かがあるのなら、俺はそれを成し遂げる義務がある。俺に聖戦士の名を受ける資格があるのなら...。

 

エイサップ「ショウさん」

 

そこへ、エイサップが来た。

 

エイサップ「少し、いいですか?」

 

ショウ「ああ、いいぞ」

 

マーベル「それなら、私は少し出るわね」

 

エイサップ「すみません...」

 

マーベルは格納庫を出ていった...。

 

ショウ「それで、どうしたんだ、エイサップ?」

 

エイサップ「ショウさんは立派な聖戦士です」

 

ショウ「...どうしたんだよ、急に...」

 

エイサップ「実は俺...立派な聖戦士になるにはどうしたらいいのかって...」

 

ショウ「...」

 

エイサップ「ショウさんを見て、聖戦士がどういうのか、わかりました」

 

ショウ「エイサップ...」

 

エイサップ「俺はまだまだです...だから、もし...俺が道を間違えてしまった時は...俺を止めてくれますか?」

 

ショウ「当然だろ、エイサップが俺にしてくれたように俺もお前を止めてやるよ」

 

エイサップ「ありがとうございます、ショウさん!」

 

俺とエイサップはお互いに笑いあった...。

 

 

 

 

 

 

ーマーベル・フローズンよ。

 

私はエイサップと入れ替わるように格納庫を出る。

 

すると、そこへホープスが飛んで来た...。

 

ホープス「マーベル様」

 

マーベル「あら、ホープス...。どうかしたの?」

 

ホープス「マーベル様にそこにお話があります」

 

私に話...?

 

マーベル「何かしら?」

 

ホープス「マーベル様がショウ様に向けている感情についてです」

 

マーベル「愛の事かしら?...ホープスは愛の事を知らないの?」

 

ホープス「知っています...ですが、わからない事があるんです」

 

マーベル「それは?」

 

ホープス「マスターが零様に異性としての好意を寄せている事はご存知ですよね?」

 

マーベル「ええ」

 

ホープス「それを知ってから、私は何故か、零様に冷たい態度を取ってしまうのです...。このような感情は初めてで戸惑っています...」

 

マーベル「それは嫉妬だわ」

 

ホープス「嫉妬...⁉︎私が...⁉︎」

 

マーベル「零にアマリを取られなくないと思っているのよ...あなたは」

 

ホープス「ですが、私とマスターはその様な関係では...!」

 

...成る程、これに気づくにはまだ時間がかかりそうね...。

 

マーベル「それなら、アマリではなく、零に好きな子がいるなどの質問をしてみたらどう?もちろん、冷たい態度はダメよ」

 

ホープス「わかりました。試してみます...ありがとうございました。それでは...」

 

そう言い残し、ホープスは飛び去っていってしまった...。

 

ふう...どうして、こう男の人って言うのは鈍い人ばかりなのでしょうね...。

 

それから、私はショウとエイサップが出てくるまで格納庫の入り口の前で待った...。

 





ー中断メッセージ

〈一夏の相棒〉

ディオ「プレイヤーがゲームを中断する様だな」

一夏「今日は俺とディオでプレイヤーのみんなに挨拶をするみたいだな!」

ディオ「何故、お前となんだ...」

一夏「知るかよ、そんなの!」

ディオ「なら、さっさと終わらせるぞ」

一夏「それなら、相棒にどう思っているか、話をしようぜ!」

ディオ「戦闘で使えるバカだな...一夏は?」

一夏「俺?」

ディオ「そもそも、一夏の相棒は誰だ?」

一夏「...うーん...相棒な...千冬姉かな?」

ディオ「姉だろう、それは...」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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