スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

50 / 136
今回で創界山ルートは終わりです。

それではどうぞ!


第24話 闇を照らす太陽

 

ー新垣 零だ。

 

俺達は舞人とガインに連れられ、旋風寺重工 青戸工場に来ていた。

 

シバラク「ほう...。これがワタル達のいた世界の建物か」

 

ヒミコ「きゃはは!広い、広〜い!」

 

舞人「ここは旋風寺重工の青戸工場だよ。この地下には、勇者特急隊の秘密格納庫があるんだ」

 

ワタル「本当に町ごと、アル・ワースに跳ばされてきたんだね」

 

舞人「そのおかげで町の人達は何とか生活できているし...。青戸工場もあったから、勇者特急隊のメンバーの整備も出来るんだ」

 

すると、1人の少年と2人の男の人が来た。

 

浜田「お帰り、舞人。そちらが連絡のあったエクスクロスの人達だね」

 

大阪「空中戦艦の受け入れも問題なく終わった。工場の裏手に降りてもらっている」

 

青木「補給と皆様を歓待する準備は既に出来ております」

 

舞人「ありがとう、みんな。エクスクロスの皆さんにも紹介します。この青戸工場の工場長の大阪さん...」

 

大阪「勇者特急隊の整備も担当しています」

 

舞人「旋風寺家の執事の青木さん...」

 

青木「青木 桂一郎です。舞人様のお父上の代より従わさせていただいております」

 

舞人「そして、僕の親友であり、勇者特急隊の知恵袋の浜田君です」

 

浜田「浜田 溝彦です。よろしくお願いします」

 

ワタル「しっかし、驚いたよ...。青戸の町に勇者特急隊の秘密工場があったなんて」

 

浜田「と言っても、もう秘密じゃなくなってしまったけどね」

 

舞人「今は非常事態って事で町中の人達に状況を説明して、全員に勇者特急隊の協力者になってもらったんだ」

 

九郎「個人で正義の味方やるって、お前...ものすごい資産家なんだな」

 

舞人「否定はしませんよ」

 

青木「旋風寺コンツェルンは世界最大の企業であり、そのトップである舞人様は個人資産においても世界ナンバーワンです」

 

ロザリー「要するに世界一の大金持ちかよ!」

 

クリス「服一枚買うのも相当の覚悟がいるあたしとは大違いだ...」

 

エンネア「九郎とは月とスッポンだね!」

 

九郎「くそ...何がいけないってんだよ、とほほ...」

 

グランディス「その金を使って、悪党退治をやってるとはね...。金持ちの考えている事はわからないよ」

 

舞人「勇者特急隊の設立は俺の父の手によるものだったんです」

 

零「親父さんも、こっちの世界に来ているのか?」

 

舞人「いえ...。父は母と共に三年前に亡くなっています」

 

っ...!

 

零「ご、ごめん...。事情も知らずに...」

 

舞人「気になさらないでください」

 

アンジュ「じゃあ、あなたは父親の意思を継いで正義の味方ってのをやってるのね」

 

舞人「始まりはそうであったかもしれませんが、勇者特急隊として悪と戦うのは俺自身の意思です」

 

ゼロ「流石はヒーロー!格好いい事、言うぜ」

 

舞人「こちらの世界にいる以上、表の顔である旋風寺コンツェルン社長は休まざるを得ない。その代わり、勇者特急隊として一刻も早くドアクダーを倒して、元の世界に帰るつもりだ」

 

海道「へえ...。立派なヒーロー様だな」

 

真上「地獄である俺達とは正反対だな」

 

ん?今度は女の子が走って来た。

 

サリー「舞人さん、皆さん。お茶の準備ができましたので、こちらへどうぞ」

 

舞人「ありがとう、サリーちゃん」

 

しんのすけ「お?」

 

サリー「え?」

 

しんのすけ「...」

 

サリー「...」

 

何で見合ってるんだよ...?

 

しんのすけ「よろしくね!」

 

サリー「こちらこそ!」

 

何なんだ...?

 

ワタル「あれ!もしかして、サリーさん⁉︎」

 

サリー「え...戦部 ワタル君⁉︎」

 

舞人「サリーちゃんとワタルは知り合いだったのかい?」

 

サリー「ええ...。弟のテツヤのお友達なんで何度かあった事があるんです」

 

ワタル「テツヤもアル・ワースに来てるの?」

 

サリー「私は青戸のたこ焼き屋さんでアルバイトをしていたから、町と一緒に跳ばされたけどテツヤはこちらにはいないわ。だから、あの子の事が心配で...」

 

確かに...弟が残ってるとなると心配するな...。

 

舞人「大丈夫だらサリーちゃん。すぐに...というわけにはいかないが、元の世界へ帰る方法が見つかったんだ」

 

サリー「本当ですか、舞人さん⁉︎」

 

舞人「ああ...。だから、約束するよ。必ず君を元の世界へ帰してみせる」

 

サリー「ありがとうございます、舞人さん」

 

ネネ「成る程ね。サリーさんと舞人さんってそういう関係なんですね」

 

トオル「茶化したらダメだよ、ネネちゃん!」

 

シバラク「むう...。金も力もある色男というのは反則だ...」

 

また嫉妬してるよ...。

 

ヒミコ「オッサンにあるのは河馬力だけか」

 

シバラク「河馬力ではない!馬鹿力だ!」

 

エイサップ「自分でバカと言ってしまってますよ、シバラク先生...」

 

すると、秘書の様な女の人が歩いて来た。

 

いずみ「舞人さん...。ご依頼の調査が完了しましたが、こちらで報告いたしますか?」

 

舞人「その方がいいかもね。頼むよ、いずみさん」

 

ヒカル「いずみさんだって」

 

イズミ「うーん、似た様な名前があるなんてね〜」

 

リョーコ「零とレイがいるじゃねえか」

 

サブロウタ「犬のシロと猫のシロもいるけどな」

 

シバラク「舞人...。こちらの美しき方は?」

 

しんのすけ「綺麗だゾ〜!」

 

マサオ「立ち直り早っ⁉︎」

 

舞人「彼女は松原 いずみさん。僕の秘書です」

 

いずみ「以後、お見知りおきを」

 

シバラク「拙者の名は剣部 シバラク。趣味は剣の修行で...」

 

だーもう!話が進まねえ!

 

千冬「後にしてください、シバラク先生」

 

シャルロット「織斑先生の言うとおりですよ!その報告というのは、私達にも関係があるみたいなんですから」

 

シバラク「わ、わかった...」

 

いずみ「では、舞人さん...。ご依頼のありましたニアさんと鈴さんという方々の調査報告を」

 

シモン「ニアの行方がわかったのか⁉︎」

 

一夏「鈴は何処に⁉︎」

 

いずみ「ご期待にそえず、申し訳ありません。ニアさんと鈴さんは、ほんの少し前までは青戸にいたのは確認出来たのですが...」

 

ヴィラル「この町を発ったという事か...」

 

ケロロ「入れ違いになったのでありますな...」

 

一夏「ど、何処へ行ったのか、わからないんですか⁉︎」

 

簪「落ち着いて、一夏...!」

 

サリー「ニアさん達は行き先を適当に決めるって言ってました」

 

シモン「君はニア達を知っているのか?」

 

サリー「ええ...。この街に来たニアさん達と偶然知り合って、仲良くさせてもらいました」

 

ヴィラル「どうする、シモン、一夏?追うか?」

 

マサキ「追うと言っても、どっちに行ったかぐらいわからねえと無理だろうが」

 

一夏「...」

 

真耶「織斑君...」

 

いずみ「もし町を出るなら、気をつけてください」

 

舞人「何かあったのかい、いずみさん?」

 

いずみ「舞人さんから連絡を受けて、ニアさんと鈴さんを探していた時に不審な人物を見かけました」

 

舞人「不審な人物...?」

 

いずみ「ただならぬ雰囲気を持った男性で素性を確かめるために尾行したのですが、途中で見失ってしまいました」

 

浜田「スーパー秘書のいずみさんの追跡をかわすなんてそいつ...只者じゃないね」

 

青木「いかがします、舞人様?町全体に警戒宣言を出しますか?」

 

舞人「いや...いたずらに町の人達を不安がらせるのは良くない。それに、その人間が俺達の敵ならば、遠からず目の前に現れる...。そして、悪は悪を呼ぶ...。出会った悪は一つになり、より巨大な悪になる」

 

ボーちゃん「巨大な悪...?」

 

アーニー「それはつまり...」

 

舞人「今、俺達が警戒しなくてはならないのは俺達の世界の犯罪者達がドアクダー軍団と手を組む事です」

 

確かに、それは厄介だな...。

 

ヒュウガ「そうだ、浜田君、大阪さん...ロボットの修理を手伝ってもらえませんか?」

 

浜田「ロボット?」

 

ヒュウガ「情けない話...我々では手が足りずに困っていたのです」

 

大阪「わかりました、ご協力しましょう」

 

ヒュウガ「ありがとうございます!」

 

そう言い、ヒュウガボス達はジャンボットの方へ向かった...。

 

 

 

 

 

ーエムだ。

 

パープルはドアクダー軍団のザン・コックと通信で話していた。

 

ザン・コック「...同盟を結んだ以上、必要な物資があるなら、こちらで手配する」

 

パープル「サンキュー、ミスター・ザン・コック。俺達はいい関係を築けそうだ」

 

ザン・コック「軽口を叩く前にお前達の実力を見せてもらうぞ。ドアクダー軍団が求めるのは圧倒的な力だ。期待させてもらうぞ、ブラ...ブラ...」

 

パープル「ブラックダイヤモンド連合だ、ミスター」

 

ザン・コック「幾らか戦力も貸してやる。今そちらに1人の男が向かっている」

 

パープル「男...?」

 

ザン・コック「少々手のかかる男だが、髑髏の魔神が敵にいるのなら、使えるぞ」

 

パープル「成る程ね...」

 

ザン・コック「では、期待させてもらうぞ、ブラックダイヤモンド連合」

 

そう言い残し、通信を切った。

 

パープル「やれやれ...脳ミソまで筋肉で出来たような輩では俺のセンスにはついてこられないか...。まあいいさ。行動の基盤が固まったからには楽しいギグを始めよう」

 

エム「だが、本当に大丈夫なのか、人外の者と手を結んで...。油断していると寝首を掻かれるぞ」

 

パープル「心配ない。その時の対処法も考えてある」

 

エム「ならば、いいのだが...」

 

すると、今度はチンジャという男から通信が入った。

 

チンジャ「こちら、チンジャ。応答を願う、パープル」

 

パープル「チッチッチ...。今の俺はブラックダイヤモンド連合...略してBD同盟のリーダーだ。いくらホイ・コウ・ロウの右腕のあんたでもミスター・パープルと呼びなよ」

 

チンジャ「...失礼しました。では、ミスター・パープル...報告してもよろしいでしょうか?」

 

パープル「言ってみなよ」

 

チンジャ「例のものの起動実験に成功しました」

 

パープル「そいつはナイスだ。これで、あのマイトガインに一泡吹かせてやれる」

 

例のものとは一体なんなんだ...?

 

 

 

 

 

 

ーウォルフガングじゃ。

 

わしらはブランカの格納庫にいた。

 

イッヒ「...ウォルフガング様...」

 

ウォルフガング「何だ?」

 

リーベ「なんだかんだ言って、パープルの奴...すごいですよね」

 

ディッヒ「ドアクダー軍団とやらに渡りをつけて、こんな戦艦まで用意するなんて...」

 

ウォルフガング「それよりもだ、お前等...。その女の子達は、いったい何だ⁉︎」

 

鈴「こ、こんにちは〜!鈴でーす!」

 

ニア「始めまして、ニアと申します」

 

ウォルフガング「名前を聞いとるんではない!どうして、ここにいる⁉︎」

 

ニア「どうして...と言われてもイッヒさん達についてきたんです」

 

鈴「あたしは止めたんですけど、ニアさんが聞かなかくって...」

 

ウォルフガング「説明しろ、イッヒ!」

 

イッヒ「そ、その...青戸の町にマイトガインの情報を調べにいったら、ひっついてきたんですよ」

 

リーベ「このニアという子は...アル・ワースの人間ですから、勇者特急隊とは無関係ですし...」

 

ディッヒ「それに...どちらもとっても可愛いし...」

 

鈴「か、可愛い⁉︎」

 

ウォルフガング「だからといって、連れてきて良いわけがないだろうが!」

 

ニア「そんなに怒られてはお身体に毒ですよ」

 

ウォルフガング「お、おう...。心配かけて済まんな」

 

リーベ「見ての通りです、ウォルフガング様。ニアちゃんは、とっても優しいんですよ。鈴ちゃんも...まあ優しいんですよ」

 

鈴「まあって何よ⁉︎」

 

ディッヒ「加えて、とっても可愛いし!」

 

ウォルフガング「それとこれとは話は別だけど!」

 

イッヒ「...ウォルフガング様が不機嫌なのはもしかしてホイ・コウ・ロウが例の実験を成功させたせいですか?」

 

リーベ「あんなのはまぐれですよ、まぐれ」

 

ディッヒ「そうです!世界最高の科学者はウォルフガング様です!」

 

ウォルフガング「うるさい!うるさ〜い!」

 

わしらが話していると影の軍団の奴らが資材搬入をしていた。

 

影の軍団「うるさいのは、お前達の方だ!」

 

影の軍団2「資材搬入の邪魔になるから、どいてろ!」

 

すると、クレーンが傾き始めた。

 

イッヒ「い、いかん!」

 

リーベ「クレーンが倒れるぞ!逃げろーっ‼︎」

 

ディッヒ「まずい!ニアちゃんが逃げ遅れた!」

 

鈴「ニアさん!」

 

ディッヒ「ダメだよ、鈴ちゃん!」

 

ニア「!」

 

ウォルフガング「危なーいっ‼︎」

 

すると、黒いロボットがクレーンを止めた...。

 

?「...お嬢さん達、ご老人...怪我はないか?」

 

ウォルフガング「お、お前は...!」

 

ニア「ありがとう、ロボットさん。あなたが助けてくれたんですね」

 

鈴「おかげで助かったわ、ありがとう」

 

?「礼を言われるまでもない」

 

すると、今度はホイ・コウ・ロウ奴が来た。

 

ホイ・コウ・ロウ「見たか、ウォルフガング!こいつのちからを!」

 

ウォルフガング「では、奴が噂の...!」

 

チンジャ「はい、その通りです。これまでに集めたマイトガインのデータをコピーして造り上げたアジアマフィアの最高傑作!」

 

ホイ・コウ・ロウ「天下無敵史上最強国士無双!ブラックガインとは、こいつの事ネ!」

 

ブラックガイン「我が名はブラックガイン...。最強の正義の戦士だ!」

 

チンジャ「せ、正義...⁉︎」

 

ホイ・コウ・ロウ「何を言っているネ、ブラックガイン!お前はワシの手下...悪の戦士ネ!」

 

ブラックガイン「違う!私の超AIの最も深い所には正義の心が燃えている!」

 

ホイ・コウ・ロウ「な、何だとぉぉぉ⁉︎」

 

ウォルフガング「バカめ、ホイ・コウ・ロウ!貴様、マイトガインの持っている正義の心までコピーしてしまったようだな!」

 

ホイ・コウ・ロウ「ぬ、ぬううううううっ!こうなったら、仕方ない...!」

 

な、何をする気だ...⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

第24話 闇を照らす太陽

 

 

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

たった今、青戸工場の警報が鳴った。

 

浜田「舞人!謎のロボット軍団が、この青戸工場に接近中だ!」

 

舞人「こちらでもキャッチした!ネモ船長とルリ艦長から迎撃の指示も出ている!」

 

俺達は出撃して、戦闘態勢に入った。

 

舞人「来るぞ...!」

 

ワタル「あれは⁉︎」

 

複数のロボットが現れた。

 

バトルボンバー「アジアマフィアのロボットか!」

 

ガードダイバー「それだけではない...!」

 

シモン「ガンメンに魔神もいやがる...!」

 

夏美「どうやら、舞人さんの言う通り、悪党達は手を組んだようですね!」

 

ホイ・コウ・ロウ「その通り!我々はドアクダー軍団と同盟を結んだ!」

 

舞人「ホイ・コウ・ロウ!」

 

ホイ・コウ・ロウ「驚くのは早いぞ、マイトガイン!今からお前達に度肝を抜くものを見せてやる!」

 

...は⁉︎四機の何かが出て来た...⁉︎

 

マイトガイン「何だ、あれは⁉︎」

 

舞人「黒いロコモライザー、黒いマイトウイング...そして、黒いガイン...!」

 

ブラックガイン「我が名はブラックガイン...!最強の戦士...!マイトガイン!お前を地獄へと送る使者だ!」

 

マイトガイン「ブラックガイン...!」

 

海道「へっ!地獄の前で使者を名乗るったぁいい度胸じゃねえか!」

 

ワタル「あいつ、ガインにそっくりだ!」

 

チンジャ「では、ホイ・コウ・ロウ様!どうぞ!」

 

ホイ・コウ・ロウ「では、行くぞ!レェェェツ・ブラックマイトガイン!」

 

四機が合体して、黒いマイトガインになった...⁉︎

 

舞人「黒いマイトガイン...!」

 

ホイ・コウ・ロウ「黒い翼に殺意を乗せて、灯せ、不幸の赤信号!」

 

チンジャ「悪者特急ブラックマイトガイン、定刻破って、ただ今到着!」

 

ホイ・コウ・ロウ「ブラックマイトガインよ!お前の悪の力でマイトガインとその仲間達をギッタンギッタンにしてやるのだ!」

 

ブラックマイトガイン「おう!」

 

ゼロ「まるでダークロプスゼロやダークロプスだな!」

 

舞人「そうはさせない!来るなら来い!悪のマイトガインに本家のマイトガインが負けてたまるものか!」

 

シモン「あの黒いのには悪党も一緒に乗ってるなら、あいつごと、ぶん殴ってやるぜ!」

 

ワタル「マイトガインは正義の味方なんだ!形が一緒でも悪い奴なら、容赦しないからな!」

 

零「偽物が本物に勝つことなんて、絶対にないんだよ!」

 

ホープス「ほう...これは面白い事になってきましたね」

 

アマリ「何か言いましたか、ホープス?」

 

ホープス「いえ...何も...。(誰も、あの黒いロボットの精神が外部から制御されている事に気付いていません...。お一人を除いては...)」

 

カンタム「...」

 

ホープス「(さすがは、カンタム様です...。ですが、良心の呵責なく、あれを撃破できる方が幸せだと考えれば、余計な口を挟むべきではないでしょう...。最悪の場合、カンタム様が仰るでしょう)」

 

舞人「行くぞ、ブラックマイトガイン!お前に本当のマイトガインの力を見せてやる!」

 

俺達はブラックマイトガインやホイ・コウ・ロウ達の部隊との戦闘を開始した...。

 

 

 

 

 

シモン「ギガドリルブレイクゥゥゥゥッ‼︎」

 

ウェスト「ドリル・トルネード・クラッシャー‼︎」

 

ど、ドリルって凄えな...!

 

浜田「ドリル...!そうだ、ドリルだよ!」

 

大阪「何か閃いたのかい、浜田君?」

 

浜田「はい。今、デザイン中の新しいメカに良いアイディアをもらいました」

 

大阪「それはいい。もしもしの時のためにあれの完成を急がなければならないな」

 

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSブラックマイトガイン〉

 

ブラックマイトガイン「俺の邪魔をするものは誰であろうと倒す‼︎」

 

しんのすけ「偽物のマイトガインなんて怖くないゾ‼︎」

 

カンタム「...君はまさか...」

 

しんのすけ「カンタム⁉︎どうしたの⁉︎」

 

カンタム「いや、今は彼を止めよう、しんのすけ君!」

 

 

 

 

 

 

マイトガインの縦一文字斬りでブラックマイトガインに大ダメージを与えた。

 

ホイ・コウ・ロウ「ちいっ!このブラックマイトガインでも勝てんのか!」

 

ワタル「正義は勝つ!そんな当たり前の事もわからないみたいだね!」

 

ブラックマイトガイン「う...うう...!うおおおおおっ‼︎」

 

舞人「よし...!とどめだ!」

 

カンタム「ま、待ってくれ、舞人君!」

 

しんのすけ「か、カンタム⁉︎」

 

マイトガイン「どうしたんだ、カンタム⁉︎」

 

舞人「どいてくれ、カンタム!そいつを倒さないと町に被害が...!」

 

?「待ってください!」

 

ヴィラル「あれは...!」

 

シモン「ニア‼︎」

 

あの人が...⁉︎

 

ニア「聞いてください!あのブラックさんは、悪いロボットではないんです!」

 

一夏「ど、どういう意味ですか⁉︎」

 

鈴「あいつらが無理やり、悪い心を植え付けたのよ!」

 

すると、今度はISを纏った女の子が現れた。

 

一夏「り、鈴!無事だったのか!」

 

鈴「再会に浸るのは後よ!」

 

舞人「超AIを...精神制御したのか...!」

 

マイトガイン「それを感じ取って、カンタムは...!」

 

カンタム「...」

 

ニア「だから、お願いです!私達を助けてくれたブラックさんを助けてください!」

 

ヒルダ「ぽっと出てきて簡単に言うんじゃねえ!こっちは命懸けで戦ってんだよ!」

 

サリア「待って、ヒルダ!何かが来る!」

 

戦艦に...ロボット軍団⁉︎それに、アイアンカイザーもいる!

 

キバ「ヒャッハー!見つけたぜ、髑髏ー‼︎」

 

真上「キバか!」

 

海道「面白いタイミングで来るじゃねえか、キバの兄ちゃんよ!」

 

パープル「残念ながら、その願いは届かないな、お嬢さん」

 

舞人「何者だ⁉︎」

 

パープル「俺の名はパープル...。このブラックダイヤモンド連合...略してBD連合のリーダーだ」

 

グランディス「ブラックダイヤモンド...!ちょっと魅力的じゃないの!」

 

ハンソン「ちょ!ダメですよ、姐さん!」

 

アマルガン「それが奴らの組織の名か...」

 

マイトガイン「舞人!あいつの周りにいるのはウォルフガングのメカだ!」

 

舞人「BD連合...!ウォルフガングとアジアマフィアが手を組んだのか!」

 

ウォルフガング「不本意ながらな...」

 

パープル「彼等だけじゃない。ショーグン・ミフネもカトリーヌ・ビトンも今では俺の配下さ...それに、来なよ」

 

すると、戦艦からISを纏った女の子が現れる。

 

マドカ「...」

 

千冬「...!」

 

鈴「あ、あんたは!」

 

一夏「亡国企業(ファントムタスク)のエム‼︎」

 

マドカ「久しぶりだな、織斑 一夏」

 

一夏「ファントムタスクもこの世界にいるのか⁉︎」

 

マドカ「いるのは私だけだ。織斑 一夏...此処が異世界だろうが関係ない...お前は此処で殺す!」

 

一夏「くっ...!」

 

ニア「あの人達です!あの人達がブラックさんに悪い心を植え付けたんです!」

 

パープル「悪...闇...欲望...。それこそが世界を美しくするのさ。それがわからないお嬢さんは消えてもらおうか!」

 

シモン「逃げろ、ニア!」

 

ニア「!」

 

ニアさんめがけて、砲撃が発射されたが、ニアさんは誰かに助けられた。

 

パープル「かわした⁉︎」

 

ショウ「あれは...!」

 

?「いけないな、パープルとやら...。君はレディに対する礼儀がなっちゃいない」

 

いずみ「舞人さん!あの男です!あの男が、私が町で見かけた不審者です!」

 

しんのすけ「でも、あのお兄さん...ニアお姉さんを助けてくれたゾ!」

 

舞人「では...」

 

ワタル「あの人も僕達の味方...ううん、正義の味方なんだよ!」

 

万丈「僕は、そんな大層なものじゃないよ。だが、悪党の敵である事は確かだ」

 

パープル「貴様...名を名乗れ!」

 

万丈「波嵐 万丈...!日輪は我にあり!」

 

メル「日輪...。太陽の事ですね...!」

 

パープル「貴様!何のために俺の邪魔をする⁉︎」

 

万丈「言っただろう?僕は悪の敵だと。暴力で誰かの幸せを踏みにじるエゴの塊を僕は許さない...!」

 

パープル「たった、それだけの理由で俺達の邪魔をするのか?」

 

万丈「それだけ...?悪党にとって、そうかも知れないな。だが、この波嵐 万丈にとってそれは戦うには十分なのさ。そして、その力がこれだ!ダイターン・カムヒア!」

 

あの男...。ロボットに乗った...⁉︎

 

万丈「世のため、人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン3!この日輪の輝きを恐れぬなら、かかってこい‼︎」

 

チャム「やったぁ!ダイターン3だ!」

 

ショウ「万丈さん!」

 

マーベル「あなたなんですね!」

 

万丈「久しぶりだね、ショウ、マーベル、チャム。こんな状況だけど、また会えて嬉しいよ」

 

リュクス「あの方はショウさん達のお知り合いですか...?」

 

鈴「ニアさん!今の内に逃げて!」

 

ニア「イヤです!」

 

シモン「え⁉︎」

 

鈴「今はあなたのワガママを聞いている暇はないのよ!」

 

ニア「ブラックさんの無事を見届けるまでここを動きません!」

 

ブラックマイトガイン「う、うおおおおおっ‼︎」

 

っ⁉︎何だ、まさか暴走しているのか⁉︎

 

ホイ・コウ・ロウ「い、いかん!完全に制御不能だ!脱出するネ、チンジャ!」

 

チンジャ「はい、ホイ・コウ・ロウ様!」

 

あ、あいつら、此処まで振り回して、種は置いておくのかよ...!

 

ヴォルフガング「ホイ・コウ・ロウめ...。逃げ出しおったか...。奴にとっては、あのブラック...生命ではなく、ただの機械という事か...」

 

ミラーナイト「まずいですよ!彼を止めなければ、町が破壊尽くされてしまいます!」

 

グレンファイヤー「だけど、ミラーちゃん!あいつは操られているだけなんだろ⁉︎」

 

サンソン「そんな事を言ってる場合じゃねえんだよ!」

 

ハンソン「気持ちはわかるけど...どうしようもないんだ...」

 

舞人「...」

 

くそっ!どうすればいいんだよ...!

 

パープル「そうだ、旋風寺 舞人!お前のその絶望に暮れる顔が見たかったんだ!」

 

舞人「...ヴォルフガング...。ブラックマイトガインを止める方法はないのか...?」

 

ヴォルフガング「無駄だ。超AIの制御装置は完全に埋め込み式だ。機体を破壊しなければ、停止させようがない」

 

パープル「ヴォルフガング...!余計な事は言うな!」

 

ヴォルフガング「...」

 

万丈「機会を止めるためには破壊するしかない...。だが、心はそうじゃないはずだ」

 

舞人「え...」

 

パープル「何をしても無駄だ!もう奴を止める事はできない!さあやれ、旋風寺 舞人!その手でブラックマイトガインを葬るのだ!」

 

争いの火種を作っておきながら...!

 

零「黙れよ、紫野郎...!」

 

舞人「パープル...!」

 

パープル「正義の心を持つ者を見殺しにする!その時、お前のアイデンティティは崩壊し、2度と戦う事は出来なくなる!」

 

舞人「...」

 

アマリ「あの人...舞人君の心を壊すために、こんな事を...!」

 

海道「このクソ外道がッ...!」

 

ワタル「舞人さん...」

 

舞人「俺は...」

 

万丈「君は、そんなつまらない選択をするのか?」

 

舞人「え...」

 

万丈「都合よく、格好良く勝利するなんて僕には出来ない...。だが、君がヒーローならば、奇跡だって起こせるはずだ」

 

舞人「俺は...。最後の瞬間まで奇跡を起こす可能性に懸ける!目を覚ませ、ブラック!お前の中には正義の心があるはずだ!」

 

パープル「笑わせてくれる!何をするかと思えば、結局、呼びかけるだけか!」

 

零「うるさい!てめえは黙ってろ...!」

 

ニア「ブラックさん!私を助けてくれた優しいあなたに戻ってください!」

 

鈴「悪の心に負けてんじゃないわよ!あんたの正義はそこまでの弱さだったの⁉︎」

 

カンタム「届かないならば、手を伸ばすんだ!必ず、僕達が手を掴む!」

 

マイトガイン「負けるな、ブラック!お前は私の兄弟だ!」

 

バトルボンバー「マイトガインの兄弟って事はお前も勇者特急隊の一員だろうが!」

 

ガードダイバー「つまり、あなたは私達の仲間なんです!」

 

ジャンボット「その通りだ」

 

そこへジャンボットが現れた。

 

エメラナ「ジャンボット!」

 

ゼロ「ジャンボット、お前大丈夫なのか⁉︎」

ジャンボット「心配をかけてすまない、みんな」

 

ヒュウガ「間に合ったようだな...」

 

レイ「ボス!」

 

ヒュウガ「浜田君達が手伝ってくれたおかげで何とか修理完了だ!」

 

ジャンボット「ブラック...君にも有機生命体を守りたいという心があるはずだ!」

 

シモン「気合だ、ブラック!男なら根性を見せろ!」

 

しんのすけ「ブラック、負けるな!オラ達がついてるゾ!」

 

ワタル「頑張れ、ブラック!悪い心なんかぶっ飛ばせ!」

 

ゼロ「お前自身の魂の力を見せてみやがれ、ブラック!」

 

アマリ「あなたは自由なんです!あなたの正義の心を縛れる人なんていないんです!」

 

メル「踏ん張ってください、ブラックさん!あなたは1人ではないんです!」

 

零「お前の本当のなりたいのは何だ⁉︎正義の味方か⁉︎悪の味方か⁉︎自分の心に従え!制御に抵抗しろ!」

 

ブラックマイトガイン「セイ...ギ...」

 

舞人「ブラック!お前は正義の戦士...!勇者特急隊の一員だ‼︎」

 

ブラックマイトガイン「う...うああああああっ‼︎」

 

...なっ⁉︎爆発した...⁉︎

 

舞人「ブラック!」

 

ケロロ「みんな、見るのであります!ブラック殿の目が...!」

 

ブラックマイトガイン「私は...何を...」

 

九郎「ちゃんと、喋っているぞ!」

 

アル「正気に戻ったようだな...!」

 

舞人「よし!」

 

やった...やったぜ‼︎

 

パープル「バカな...!そんなバカな事が起きるものか!」

 

ヴォルフガング「正義の心を抑え込んでいた超AI制御装置にとてつもなく高い負荷がかかり、オーバーヒートを起こした...。理屈で説明してしまえば、それまでだが、確かに信じられる事ではない」

 

万丈「人はそれを奇跡という」

 

パープル「奇跡だと...⁉︎」

 

万丈「そして、それを起こしたのは彼の...旋風寺 舞人という男の勇気だ!残念だったな、パープル。彼は、どうやらお前の想像を上回る男だったようだ」

 

パープル「覚えていろ、旋風寺 舞人...!そして、波嵐 万丈!この雪辱...いつか必ず倍にして返すからな!」

 

そう言って、パープルの乗る戦艦は撤退した。

 

サヤ「彼は逃げた様ですね」

 

エルシャ「あらあら...プライドが傷つけられちゃったみたいね」

 

ブラックマイトガイン「私は...今まで何をしていたんだ...?」

 

ニア「悪い夢を見ていたんですよ」

 

ブラックマイトガイン「君の事は覚えている」

 

ニア「ではまた、あの時のように私を助けてくださいますか?」

 

ブラックマイトガイン「当然だ。私は正義の戦士なのだから」

 

マイトガイン「ブラック...」

 

ジャンボット「もう心配はないみたいだな」

 

カンタム「ああ。今の彼は彼自身だ!」

 

舞人「俺が誰だかわかるか、ブラック?」

 

ブラックマイトガイン「私のメモリーの中にその声は記録されている。勇者特急隊隊長、旋風寺 舞人...。私に命令を」

 

舞人「命令はしない。なぜなら、俺達は仲間だから。だから、共に戦おう!悪を倒すために!」

 

ブラックマイトガイン「了解だ、舞人!」

 

マイトガイン「ブラック!ならば、心の奥にある想いを解き放て!」

 

ブラックマイトガイン「わかったぞ、兄弟!黒い翼にのぞみを乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急ブラックマイトガイン、定刻通りにただ今到着!」

 

ガイ「決まったぜ‼︎」

 

アキト「ああ。最高の決め台詞だ」

 

ユリカ「格好いいですよ、ブラックさん!」

 

アーニー「もう大丈夫ですね」

 

ヴォルフガング「フ...フハハハハ!フハハハハハハ!」

 

イッヒ「どうしたんです、ヴォルフガング様...⁉︎」

 

ヴォルフガング「壊れた機械は直せるがら人の生命に代わるものはない...か...。まさか、あいつ等にそれを教えられるとはな」

 

大阪「...!」

 

ヴォルフガング「いいものを見せてもらったぞ、旋風寺 舞人とエクスクロス!ワシは科学者として、科学の研究こそが真理だと信じておる!だが、同時に科学では超えられない壁があるのも知っている!今日は、それを思い出させてもらった!その礼代わりだ!現時点でのワシの科学の枠を集めたロボット軍団でお前達を叩き潰してくれる!」

 

舞人「そうはさせない!ブラックを加えた勇者特急隊とエクスクロスがお前を迎え撃つ!」

 

シモン「ニア...」

 

ニア「聞こえてますよ、シモン」

 

シモン「すぐに迎えに行く。だから、待っていてくれ」

 

ニア「はい!」

 

一夏「鈴、行くぞ!」

 

鈴「ええ!しっかり、ついて来なさいよ、一夏!」

 

万丈「及ばずながら、この波嵐 万丈もお手伝いをさせてもらおう」

 

ワタル「やった!舞人さんに並ぶ新たなヒーローの登場だ!」

 

ジャンボット「もちろん、私もやらせてもらうぞ、ゼロ!」

 

ゼロ「おう!やっと、ウルティメイトフォースゼロが揃ったぜ!」

 

舞人「行くぞ、ヴォルフガング!人々の幸せのためにならない科学はただの暴力だと言うのを教えてやる!」

 

ルリ「いい展開ですね」

 

ネモ船長「人の幸せと科学か...」

 

エレクトラ「彼は、その二つが並び立つ未来を信じているのですね」

 

さーて、戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ジャンボットVS初戦闘〉

 

ジャンボット「姫様に刃を向けた私に出来ることは姫様に尽くす事...その為にも私は戦う!」

 

 

〈戦闘会話 鈴VS初戦闘〉

 

鈴「ようやく、一夏に会えた...。あいつには言いたい事や聞きたい事がたくさんあるけど...今はこの場を切り抜ける事を考える!」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSマドカ〉

 

一夏「やめろ!異世界で俺達が争う理由なんてないだろ!」

 

マドカ「貴様にはなくとも私にはある!貴様を倒し、私は元の世界へ帰る!」

 

一夏「休戦っていう、手もあるだろうに...くそっ!」

 

 

 

 

一夏は雪平ニ型で敵ISを斬り裂いた。

 

マドカ「ぐっ⁉︎第一シフトのIS如きにこの私が...!」

 

一夏「降参してくれ!異界人である俺達がこの世界で戦う必要はないんだよ!」

 

マドカ「場所など関係ない!倒すべき敵は倒す...ただ、それだけだ!」

 

そう言い残し、マドカという少女は撤退した...。

 

シャルロット「まさか、ファントムタスクのエムまで来てるとはね...」

 

簪「一夏...大丈夫?」

 

一夏「あ、ああ...。(あいつは何でそこまで俺を恨んでいるんだ...?いったい、俺が何をしたってんだよ...!)」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 海道VSキバ〉

 

海道「やっぱり、ドアクダーと手を組みやがったのか、キバ!」

 

真上「ふん、お前が誰かと仲良しゴッコをするとはな」

 

キバ「勘違いすんなよ、ドクロ!俺はてめえらをぶっ潰せればそれでいいんだよ!」

 

海道「いいぜ!どこからでもかかって来やがれ!キバァッ!」

 

 

〈戦闘会話 舞人VSキバ〉

 

キバ「さっきは見事と言っておくぜ、ヒーローさんよ!次は力の方も試してやるぜ!」

 

マイトガイン「あいつ...まさに戦いの塊だ...!」

 

舞人「あいつを野放しにしていたら...アル・ワースが戦火に包まれる...!ここで食い止めるぞ、ガイン!」

 

マイトガイン「わかった、舞人!」

 

 

〈戦闘会話 万丈VSキバ〉

 

万丈「お前は闇だ...太陽を覆う闇だ...」

 

キバ「あぁ⁉︎急に何を言ってやがる!」

 

万丈「戦いを好む戦闘狂はこの波嵐 万丈が相手をしてやる!」

 

 

 

 

 

カイザーとダイターン3の攻撃にアイアンカイザーはダメージを負った。

 

キバ「ちいっ!また負けたのか、俺はァ!」

 

万丈「潔く負けを認めた方が身のためだよ?」

 

キバ「調子に乗るんじゃねえよ、日輪野郎!ドクロ!勝負は次の機会だ!」

 

そのままアイアンカイザーは撤退した...。

 

万丈「うーん、あの手の輩には説得は無駄かな?」

 

真上「おい、波嵐...。勝手な事をするな」

 

海道「あいつとは俺達がケリをつける!それに、あいつが説得に応じる玉かよ」

 

万丈「...それは済みません。では、トドメはお二人に任せる事にします」

 

海道「わかりゃあいいんだよ」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSヴォルフガング〉

 

ヴォルフガング「そのロボット...興味深いな!ワシに渡して分析させろ!」

 

零「渡すわけねえだろ、ボケてんのかあんた」

 

ヴォルフガング「年寄りをバカにするな!」

 

零「なら、若人も舐めない方がいいぜ?痛い目みても責任は取らねえからな!」

 

 

〈戦闘会話 鈴VSヴォルフガング〉

 

ヴォルフガング「まさか、IS乗りだったとはな」

 

鈴「あなたも悪い奴の仲間だったなんて...思ってなかったわ」

 

ヴォルフガング「こうなったら、そのISはワシが頂く!」

 

鈴「甲龍(シェンロン)はあんたなんかに渡すわけにはいかないのよ!悪の科学者なら、あたしが成敗してやるわ!」

 

 

〈戦闘会話 ジャンボットVSヴォルフガング〉

 

ヴォルフガング「その人工知能...興味深いな!」

 

ジャンボット「残念だが、地球人では私の技術を奪う事は出来ない。青戸工場の人達以外は...」

 

ヴォルフガング「そんな事、やってみなければわからないじゃろ!こうなったら力付くで貴様を捕らえてやる!」

 

 

 

 

 

 

マイトガインとブラックマイトガインの連携でヴォルフガングのロボットにダメージを与えた。

 

ヴォルフガング「まあいい。負けはしたが、今日は気分よく帰るとしよう。エクスクロス!次こそ、ワシの造ったロボットがお前達を叩きのめしてくれるぞ!」

 

舞人「ヴォルフガング...。最強のロボットを造るという夢に取り憑かれた科学者...」

 

マイトガイン「その力を人々のために使えば、有意義なのにな...」

 

大阪「(壊れた機械は直せるが、人の生命に代わるものはない...という言葉...。まさか、あのヴォルフガングという男は...)」

 

雑魚も全て倒し、俺達は戦闘態勢を解いた。

 

舞人「終わったか...」

 

万丈「いや...そうじゃない。あのBD連合とドアクダー軍団のタッグはこの世界を混乱させるだろう」

 

舞人「悪と悪が手を組むのなら、俺達も仲間を増やし、それに対抗します。手伝ってくれますね、万丈さんも?」

 

万丈「その笑顔で言われては断れないな」

 

チャム「もう!最初から、そのつもりだったくせに!」

 

ショウ「快男児ぶりは、相変わらずですね」

 

万丈「そう生きたいと願っているからね」

 

舞人「ブラックもお疲れ。さあ、帰ろう」

 

ブラックマイトガイン「帰る...?」

 

舞人「お前も今日から勇者特急隊...さらにはエクスクロスの一員だ...。そこがお前の帰るべき場所なんだ」

 

ブラックマイトガイン「了解...!ブラックマイトガイン、回送となります!」

 

舞人「(BD連合...パープル...。どんな卑劣な手を使おうと俺達は負けない...。悪が手を組み、その闇を増すのなら、俺達はそれを照らす光となるぞ)」

 

俺達はそれぞれの艦に戻った...。

 

 

 

 

ーネモだ。

私は今、ブリッジでエレクトラと話していた。

 

エレクトラ「...マナの国の状況の調査に向かったシグナスの倉光艦長より入電です」

 

ネモ船長「読み上げてくれ」

 

エレクトラ「エクスクロス別働隊はマナの国調査を完了...。新たに加わったメンバーと共にこちらに合流する...との事です」

 

ネモ船長「合流地点にポイントSP21、RP09を指定。Nーノーチラス号とナデシコCも補給を済ませた後、そちらへ向かう。よろしいですかな、ホシノ艦長」

 

ルリ「了解です、こちらの補給を開始します」

 

ネモ船長「(マナの国...ミスルギ皇国...。いずれは挨拶に行かねばならんだろうな...。)」

 

 

 

 

 

ーショウ・ザマだ。

 

俺とマーベル、チャムは万丈さんとNーノーチラス号の格納庫で話していた。

 

ショウ「...では、万丈さんは一人で、このアル・ワースに跳ばされたんですね」

 

万丈「その後も各地を巡り、情報を収集していたんだ。マナの国にも潜入したけど、あそこにはヒイロ達がいる」

 

マーベル「ヒイロ・ユイ...。ガンダムを駆る少年...」

 

万丈「さらにあちらにはマリーメイア軍もいて、ミスルギ皇国に協力しているんだ」

 

チャム「そのマリーメイア軍って何?」

 

万丈「そうか...。君達は太平洋の戦いの後の事は知らないんだな...それについては、ヒイロ達が合流してから話そう」

 

チャム「え...!あの子達、エクスクロスに来るの?」

 

万丈「先程、ゼクス・マーキスから連絡があったが、彼等はマナの国の調査に向かったエクスクロスと行動を共にしているそうだ」

 

ゼクス・マーキス...⁉︎

 

チャム「ゼクスって...ミリアルド・ピースクラフトの事よね...!」

 

マーベル「彼もこのアル・ワースにいてエクスクロスに協力しているなんて...」

 

ショウ「つまり、俺達とも共に戦う事になるのか...参ったな...。あいつがいるだけでも、ちょっと気が重いのに...」

 

マーベル「ふふ...ショウはヒイロの事がちょっと苦手だものね...」

 

万丈「(聖戦士、ガンダムのパイロット、そして僕...。このメンバーが揃ったとなれば、僕が追っている噂の主の正体も早々にはっきりさせねばならないだろうな...。それに、つい最近、ドアクダー軍団に入った龍の破壊王という人物も気になる...)」

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達が行く事になり、浜田君とサリーが出迎えてくれた。

 

舞人「...じゃあ、浜田君、サリーちゃん...。勇者特急隊はエクスクロスの一員としてドアクダー軍団との戦いに出発するよ」

 

浜田「気をつけてね、舞人。僕は大阪さん達と、この青戸でバックアップするから」

 

サリー「...また会えますよね、舞人さん?」

 

舞人「約束するよ、サリーちゃん。必ず君を迎えに来て、そして一緒に元の世界に帰るって」

 

サリー「待ってます、その日を」

 

すると、そこへ一夏、鈴、シャルロット、簪、ニアさんが来た。

 

ニア「お世話になりました、サリーさん。私と鈴さんもシモン達について行く事にしました」

 

サリー「あの...ニアさん...大事な人へプロポーズの返事をもう一度するため、旅をしていたんですよね?」

 

ニア「はい」

 

サリー「その大事な人って...あのシモンさんなんですよね」

 

ニア「はい」

 

...両思いか。

 

零「ニアさん、聞いてもいいですか?どうして、シモンさんのプロポーズを断ったんですか?」

 

ニア「シモンは私に、こう言ったんです。...同じものを見て、同じ音を聞いて、同じように笑う...俺の目がニアの目で、ニアの耳が俺の耳で...そういうの、いいんじゃないかって...」

 

零「それに不満があったんですか?」

 

ニア「二人で同じ人間にはなれないんじゃないかなぁ...って思って...」

 

零「...へ?」

 

舞人「それは...そう言う意味じゃ...」

 

ニア「お友達にも、そう言われました。だから、私...シモンの気持ちにちゃんと応えようと思って旅に出たんです」

 

サリー「プロポーズのお返事...したんですか?」

 

ニア「それが...シモンは聞きたくないっていうんです」

 

...何で?

 

サリー「え...?」

 

ニア「返事を聞くのはもっと自分が大きな男になってからだって言ってました」

 

舞人「すごいな、シモンさんは...。さらに成長しようとしているんだ」

 

一夏「でも、シモンさんらしいな...」

 

舞人「サリーちゃん、さっきの約束に付け足しだ」

 

サリー「付け足し...ですか?」

 

舞人「次に会う時までに俺ももっと大きな男になってみせる。約束するよ」

 

サリー「はい!頑張ってくださいね、舞人さん!」

 

鈴「やるわね、舞人...。一夏に爪の垢を煎じて飲ませたいわ」

 

一夏「ん?それどういう意味だよ?」

 

鈴「わからないなら良いわよ!」

 

一夏「それにしても、無事でよかったよ」

 

鈴「一夏...心配をかけたわね」

 

一夏「お前に何かあったら...俺は...」

 

鈴「い、一夏...そ、それって...」

 

おいおい、あの唐変木が...。

 

ロザリー「一夏ー!そろそろ出発するみたいだぞ!」

 

クリス「一緒に戻ろ、一夏君!」

 

一夏「おう!待ってくれ!」

 

鈴「...一夏?」

 

一夏「え...?」

 

鈴「あんた...あんたって奴はぁぁぁっ‼︎」

 

一夏「な、何でISを纏うんだ⁉︎う、うわぁぁぁぁっ!」

 

一夏は鈴に追いかけられる羽目になった。

 

シャルロット「全く...一夏は...」

 

舞人「一夏って、いつもああなのか?」

 

簪「はい」

 

メル「でも、一夏君...嬉しそうですね」

 

アマリ「鈴さんは一夏君の幼馴染と聞きます」

 

零「幼馴染...か...」

 

アマリ「零君...?」

 

零「...いや、何でもないよ」

 

...弘樹はアル・ワースにいる...。優香もこのアル・ワースにいるのか...?いたとしたら...会いたいな...。また、弘樹と優香と三人で...。

 





ー中断メッセージ

〈ウルティフォースゼロからのアドバイス〉

ゼロ「お疲れさん!今日はここまでにするんだな」

ミラーナイト「え...?撃墜数がうまく稼げないのですか?」

グレンファイヤー「そういう時は熱血を使って、攻撃力をバンバン上げろ!」

ジャンボット「違う、マルチアクションや覚醒を使うんだ」

ミラーナイト「間違いを教えて、どうするのですか」

グレンファイヤー「お、俺だって知ってたよ!」

ミラーナイト「絶対に嘘ですね」

グレンファイヤー「な、何をぉぉぉぉぉ⁉︎」

ゼロ「はぁ...普段はこんなだけど、いざとなった時は頼りになるんだぜ。プレイヤーのアンタも信頼できる仲間を見つけてくれよな、じゃあまたな!」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

  • 男性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 女性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 全てのルート投稿

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。