スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー

第22話 神機 ／ TRUTH

スパクロにパンドーラが期間限定参戦すると聞いてテンションが上がっています！

それと今回は...彼等が出ないとは言っていませんでしたはずです！

それではどうぞ！

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ーイングリット・ティエストよ。

私はケイと共にリムガルド王国の跡地に来ていた...。

リムガルドは気候が寒いためか、ケイが寒そうにしていたのを見て、私はマフラーをかけてあげた。

ケイ「...！」

イングリット「...行きましょう」

私はケイの手を引き、リムガルドの奥へと入っていく...。

ー新垣 零だ。

俺達はプトレマイオスの格納庫でユイ達と話していた。

零「そういえば、サラとティアはレナと...ケイ...だったか？二人を探すために旅をしていたんだよな？」

サラ「うん、そうだよ！」

メル「探してどのくらいなんですか？」

ティア「えーっと...たくさん！」

は...？覚えられないくらいの年月って事か...？

ユイ「た、たくさんって...」

レナ「多分...2000年くらい...」

ユイ「え...⁉︎」

レナが何かを呟いたが聞こえなかったな...。

刹那「そのケイという人物は何者だ？」

サラ「ケイもレガリア...メガエラのコアだよ！」

ティア「本当に...どこにいるんだろう...」

ロックオン「まあ、そのうちひょっこりと出てくるんじゃねえか？」

アニュー「無責任な事言わないの、ライル」

スメラギ「あら、ここに居たのね」

ニール「どうしたんだよ、ミススメラギ？」

スメラギ「ルクスの国のエナストリア皇国から通信が入ったの...相手はマーガレットさんよ」

ユイ「マーガレットさんから⁉︎」

スメラギ「どうやら、ユイ達に話したい事があるらしいわ」

レナ「何だろう...話したい事って...」

ユイ「兎に角、行ってみよう！お姉ちゃん！」

ユイとレナ、サラ、ティアは格納庫から出て行った...。

ーユインシエル・アステリアです。

私はレナ、サラちゃん、ティアちゃん、アオイ、ナルさん、艦長さん達と一緒にマーガレットからの通信に出た。

マーガレット「お元気そうで何よりです、ユイ様、レナ様」

ユイ「はい、私達もサラちゃん達もアオイ達も元気ですよ」

マーガレット「それは何よりです...それよりも本題に入ります」

アオイ「お願いします」

マーガレット「実はエナストリア皇国にユイ様とレナ様にお会いしたいとの連絡が来たのです」

ナル「ま、またですか...⁉︎」

レナ「それは一体...」

マーガレット「その方はレガリアと言っていました」

レナ「え...⁉︎」

レガリアの人が私達に会いたがってる...？

ティア「えー⁉︎凄〜い！」

サラ「会えるの？」

ユイ「その人の名前は...ケイという名前ですか？」

マーガレット「いえ、違いましたよ」

ユイ「じゃあ...みんな以外にもレガリアっているんだ...」

サラ「そうだよ！」

ティア「でも、私達以外のレガリアに会うのは初めてなんだ！」

マーガレット「その相手の方はルクスの国のアフマルアルド共和国の出身と言っていました」

倉光「アフマルアルド共和国...？」

ナル「アフマルアルド共和国は砂漠に覆われた国です」

ドニエル「そこにレガリアなる人物がいるという事か...」

マーガレット「いかがいたしますか？」

ユイ「私は...行きたいです！行って、レガリアの人にお会いしたいです！」

アオイ「ユイ...」

スメラギ「私は賛成ですが、ドニエル艦長と倉光艦長はどう思います？」

ドニエル「本来ならマナの国の調査を継続したいのですが...」

倉光「正直、ルクスの国やレガリアについても謎が多いので僕達も賛成です」

ユイ「あ、ありがとうございます！」

マーガレット「どうかお気をつけて...」

そして、通信が切れました。

アオイ「全く...ユイは言い始めたら聞かないわね」

ユイ「ごめんなさい、アオイ...」

アオイ「良いわよ、それにお礼を言うなら皆さんに言って」

ユイ「皆さん、ありがとうございます！」

スメラギ「私達の目的だけを尊重してあなた達をつき合わすのも悪いと思っただけよ」

ナル「でも、私もあった方がいいと思います」

ユイ「はい！」

こうして、エクスクロスはルクスの国のアフマルアルド共和国を目指し始めた...。

ー新垣 零だ。

どうやら、ユイの提案でルクスの国のアフマルアルド共和国っていう国へ向かう事になったみたいだな...。

ガエリオ「マナの国の調査の途中なのに、よく艦長達は納得したね」

ゼクス「それ程、レガリアも謎が深いと言う事だろう」

マリー「レナ達みたいなレガリアの子がまだまだいたなんて...」

青葉「でも、こんな大所帯で行って大丈夫なんですかね？」

ベルリ「話を聞くのはレガリアの契約者とコアだけみたいだよ」

青葉「なーんだ、俺達は留守番かよ...」

ディオ「お前にはまだシミュレーターをやる必要があるだろ、青葉？」

青葉「...へいへい」

零「...」

アマリ「どうしたの、零君？」

零「レガリアがレナやティア...それからケイって子を除いてまだいるとしたら...まずいかもな」

アイーダ「何がまずいのですか？」

ティエリア「敵勢力に力を貸すレガリアの存在もあるかもしれない...そう言いたいのか？」

零「確信はないけどな」

アレルヤ「確かに、アレクトやティシスの様な強力なレガリアが敵として現れると厄介だね...」

アルト「今回は大丈夫だとしても今後は警戒しないといけないな...」

アマリ「そういえば、ユイちゃん達はどこへ...？」

あれ、確かにいないな...。

ー私、ユインシエル・アステリアはレナ、サラちゃん、ティアちゃんに先程の話を聞いていた。

ユイ「サラちゃんとティアちゃんはその...2000年もレナを探してたの？」

ティア「うん！」

サラ「私達、歳とらないもん！」

ティア「ねー！」

と言う事はもしかして...。

ユイ「じゃあ...レナも？」

レナ「...」

ユイ「レナ...？」

ノレド「あ、こんな所に居た！サラ、ティア！ちょっと手伝って！」

サラ「はーい！」

ティア「わかったー！」

サラちゃんとティアちゃんはノレドちゃんに連れられて、部屋を出て行った。

すると、レナも悲しそうな顔で外に出る。

...追いかけなきゃ...！

私が追いかけると、レナは廊下の窓から外を眺めていた。

ユイ「レナ」

私はレナの隣に立って、窓の外を眺める。

レナ「...寂しかったんだと思う」

ユイ「え...」

レナ「ティアにはサラが居たけど、私には誰もいなかったから。...一緒にいてくれる人が欲しかった」

レナ...。

レナ「でも、どんなに探してもやっぱり私は一人ぼっちのままだった...。だから、ユイのお父さんとお母さんと出会えて、すごく嬉しかった...。二人が私を家族にしてくれたから」

それを聞いた私はレナを抱きしめた。

レナ「ずっと思ってた...何でこんな体になっちゃったんだろうって...。でも、今はレガリアでよかったんだと思う、こうやって、ユイに会えたから」

ユイ「レナ...！」

そうだよね、私にはお姉ちゃんがいる...例え、お姉ちゃんが何年生きてようとレナは私のお姉ちゃんだもん！

暫くして、アフマルアルド共和国に着きました。

そんな私達をカリム・タラ・アルキ大統領が出迎えてくれました。

カリム「陛下、お待ちしておりました。アフマルアルド共和国大統領、カリム・タラ・アルキです」

ユイ「お会いできて光栄です、大統領閣下」

カリム「私もです、陛下」

私はカリム大統領と握手をした。

カリム「そちらの人達がエクスクロスの方々ですね？」

零「この様な大所帯ですみません」

カリム「良いのですよ、このアル・ワースをドアクダー軍団の魔の手から救おうとしてくれている方々なのですから」

大統領閣下が...レガリアってわけじゃないんだよね...？

カリム「早速ですが、ご案内します」

ユイ「はい！」

私達は大統領閣下に連れられて歩き出した。

カリム「この地は古より、聖域として崇め奉られてきた場所です。私の一族は代々、彼らと共に生きてきました」

アニュー「彼等...？」

カリム「どうぞ、中でお待ちです」

洞窟の様な場所に来ました...。

カリム「これより先はレガリアに呼ばれた者しか足を踏み入れる事は出来ません」

ユイ「っ！...わかりました！...行ってきます」

アオイ「ユイ...」

ナル「お気をつけて」

零「何かあったらすぐに逃げてこい」

ユイ「はい！」

そして、私とレナ、サラちゃんとティアちゃんは中へと入りました...。

しばらく歩いていると、ある物が見えてきました。

ユイ「...！こ、これ...全部レガリアなのかな...⁉︎」

ティア「動けなくなっちゃったの、何で？」

レナ「行こう」

私達はさらに奥へと進んだ...。

ー新垣 零だ。

洞窟の前でユイ達を待つ事にした俺達...。

零「それにしても...暑いな...」

アマリ「砂漠だからね...」

零「アマリはそんな薄着で肌が焼けないのかよ？」

アマリ「場合によってはドグマを使うから大丈夫よ」

零「...ドグマの使い道！」

ホープス「グレンファイヤー様ではありませんが、このままでは焼き鳥になってしまいます」

アルト「そんな澄ました顔で冗談言うなよ...」

カリム「失礼します、あなたはもしや...」

アルト「え...俺...ですか？」

カリム「あなたにお会いさせたい人がいます。ついてきてください」

アルトに会わせたい人...だと？

カリム大統領は歩き出し、アルトも首を傾げながら、アオイさん達にここに残ってもらい、俺達はカリム大統領を追いかけた。

少し歩くとある病院が見え、俺達は中に入るとある機械に横たわる女の子が見えた。

アルト「！...なっ...⁉︎しぇ、シェリル...⁉︎」

この子...アルトの知り合いなのか...⁉︎

カリム「やはり、お知り合いでしたか...。彼女がこの写真を持っていたので...」

アルト「この写真は...！」

アルトと...シェリルって子が映った写真...か？

アルト「大統領！シェリルは...！」

カリム「彼女は数週間前にこの街に現れたんです...この機械ごと...」

ティエリア「アルト、彼女の今の状態は一体...」

アルト「シェリルは...V型感染症なんだ」

メル「V型感染症...？」

アルト「俺の世界の病気の一つでバジュラに接触して感染する症状の事だ」

セルゲイ「バジュラに接触して...だと？」

ディオ「その様な病気が...」

アルト「シェリルのV型感染症は喉にあったんだ...でも、こいつは歌を歌いたいからって、声帯を切らなかった...。くそっ！俺がフォールドした後、お前は気を失っちまったのかよ‼︎折角会えたのに...！」

青葉「アルト...どうにかならないんですか⁉︎」

カリム「私達も何とかしようと動きましたが...ダメでした。今は生命維持カプセルで何とか一命をとりとめている状態です」

スメラギ「...アルト、彼女をトレミーに運ぶわよ」

アルト「っ！スメラギさん...⁉︎」

スメラギ「あなたがいた方が彼女も目覚めるだろうし...。ドニエル艦長や倉光艦長には私から話を通しておくわ」

アルト「...っ、ありがとう...ございます...！」

零「俺も手伝うぜ、アルト」

ベルリ「僕も手伝う！」

青葉「俺だって！」

アルト「みんな...！ありがとう」

俺達は協力してシェリルを生命維持カプセルこと運んだ...。

ーユインシエル・アステリアです。

私達はついに洞窟の奥まで来ると、湖の様な物が見えました。

ユイ「綺麗...洞窟の先にこんな所が...」

サラ「凄〜い！私、近くで見てくるね！」

ティア「ティアもー！」

あ、サラちゃんとティアちゃんが走っていった...。

ユイ「私達に会いたいってレガリア、どんな子なのかな？」

レナ「私も私達以外のレガリアに会った事ないなら...」

サラ「おーい！ここにもレガリアいるよー！」

ティア「これも動かないのかな？」

すると、レガリアの胸部分が光った。

サラ「うわあっ⁉︎」

レナ「サラ！ティア！」

リュー「驚かせてはダメよ、ロウ。大事なお客様なのですから」

ユイ「え...」

リュー「私はリュー。初めまして、エリニウスのレガリア達」

ユイ「エリニュス...？」

私達はリューさんからレガリアの事を聞くことにしました。

リュー「ロウやっと会えましたよ」

リューさんはレガリアから降りて来ました。

リュー「ロウはエンキのレガリア。私はその契約者です」

ティア「わあー！この子ロウって言うんだね！」

サラ「私サラ！」

ティア「ティアだよ！」

レナ「レナ...アステリア...です」

リュー「はい！」

ユイ「リューさん、ロウちゃん！はじめまして、ユイと言います」

...そっぽ向いちゃった...。

ユイ「あれ？恥ずかしいのかな？ロウちゃーん！」

リュー「ふふ、ロウは男性ですよ」

...嘘。

ユイ「え...」

リュー「彼は私の婚約者ですから」

ユイ「ふ、ふえぇぇぇっ⁉︎ごめんなさい、私、てっきり！」

リュー「ふふ、謝らなくてもいいですよ」

ユイ「は、はい。...ここは綺麗なところですね。何だかすごく落ち着きます」

リュー「ありがとう」

ユイ「それに不思議...外はあんなに砂漠に覆われてるのにここは豊かな泉が湧いて...」

リュー「それがエンキのレガリアの力です。ロウはどんな場所でも水の恵みをもたらすことができます」

そうなんだ...。

リュー「レガリアのコアに選ばれし人間とその真の力を引き出す契約者は人々に良き恵みをもたらしてきました。様々な力を神に表す...それがレガリアという存在なのです」

ユイ「じゃあ、レナ達にも...」

リュー「エリニウス...。復讐の力を司る三体のレガリア...」

ふ、復讐...⁉︎

ユイ「復讐...？」

リュー「エリニウスは戦うために造られたレガリアなのです」

ユイ「...！」

リュー「その恐ろしく強大な力はある物を封印するために使われました」

ユイ「あるもの...？」

リュー「ルクス・エキスマキナです」

ルクス...エクスマキナ...⁉︎

ーイングリット・ティエストよ。

協会で寝てしまったケイの寝顔を見ながら私はヨハンとの会話を思い出していた。

ヨハンはアレクトのレナとティシスのティアを狙っている...今度はヨハン自身が向かうと言っていた...。

イングリット「ケイ...」

私は逆らう事が出来ない...だって、ケイを人質に取られているのだから...。

ケイの頭を優しく撫で、私は下唇を噛んだ...。

ーユインシエル・アステリアです。

リューさんに話の続きを聞いています。

リュー「ルクス・エクスマキナの強大な力は私の家族や仲間達も、世界中も飲み込んでいきました...」

はっ...レナが手を重ねてきた...震えてるの、レナ...？

リュー「それを止めるために、多くのレガリアが彼の地へ向かいましたが...誰も戻ってきませんでした...。」

そんな...！

リュー「私とロウ、此処に残ったレガリア達は助かりました。全てを飲み込む前にルクス・エクスマキナは封印されたから」

ユイ「封印...？」

リュー「私達、人類はレガリアに認められた最後の三人に復讐の神...エリニウスの力を託してしまったのです。ルクス・エクスマキナを封印する為に...遠い...遠い昔の話です...」

ユイ「...」

サラ「...」

リュー「それ以来、私達以外のレガリアの存在を感じる事はありませんでした...。でも、数千年経った後に二度あなた達の力を感じて...」

ユイ「！」

レナ「リムガルドとエナストリア...！」

リュー「きっとエリニウスのレガリアだって...そう思って、タラキさんを通じて何とか来てくれるようにお願いしたんです。本当はこちらから行くべきだったのですが...ロウが動けなくなっていたから...」

ユイ「あの、どうして私達に...？」

すると、リューさんが頭を下げてきました。

リュー「あなた達に全てを背負わせてしまって、本当にごめんなさい...。そして、ありがとう。あなた達のおかげで私達はこうやって生きているのですから」

リューさん...。

リュー「ありがとう...本当にありがとう...」

サラ「えへへ！」

サラちゃん達の照れる姿を見て、私とレナも微笑んでしまいました。

ユイ「あの、他の皆さんは？」

サラ「そうそう！こんなにいっぱいレガリアがいるのにどうして⁉︎」

ティア「寝てるの？」

リュー「みんな、この世を去ったのですよ」

ティア「え...？」

サラ「レガリアは死なないよ」

リュー「みんな自らの使命を全うしながら...消えていきました。ロウもみんなが遺したものに水を与えてきました。もう、力はほとんど残されていません...。随分前にも元の姿に戻れなくなりました...。」

ユイ「...」

サラ「レガリアって死んじゃうんだ...」

リュー「私達の願いはこの地をかつての緑溢れる大地に戻す事でしたが、残された力ではそれは果たせませんでした。でも、人々は今でもこの地を愛し、一生懸命生きています」

レナ「それじゃあ、どうして今も力を使い続けてるの？」

リュー「此処は私達、レガリアが...みんなが生きた証ですから...。この場所を守りながら、人々を見守るのが私とロウの幸せなのです。私達もみんなの元へ行くまで...此処で水を沸かし続けるつもりです」

ユイ「...リューさん...」

リュー「でも、これは、私達の見つけた幸せの道...あなた達は別の道を見つけてください」

ユイ「...！」

突然、リューさんが優しく抱きしめてきました。

リュー「あなた達はその身を捧げて、私達に幸せをくれました。あなた達には本当の幸せを見つけて欲しい...それが私達の、最後の願いです」

サラ「あー！いいなー！」

ティア「ティアもー！」

突然、サラちゃんとティアちゃんが抱きついた為、リューさんが体勢を崩しましたが、ロウさんが右手で支えました。

すると、ロウさんから光が放たれ、オドとは違う、黄色い光が出てきました。

サラ「わあーっ！」

ティア「綺麗ー！」

私は驚くリューさんの顔を見て微笑みました...。

リュー「！これは...！敵が来ます！」

ユイ「え...⁉︎」

ど、どういう事...⁉︎

第22話 神機 ／ TRUTH

ー新垣 零だ。

まさか、鉄華団とタービンズのモビルスーツが向かってくるなんて...！

それを迎え撃つ為に俺達は出撃した。

それと同時に鉄華団とタービンズ、マリーメイア軍のモビルスーツが現れた。

三日月「此処がアフマルアルド共和国って場所か...」

アミダ「この街にいるレガリアを捕獲するのが私達に与えられた仕事だね」

ハッシュ「でも、エクスクロスもいます、簡単にはいけませんよ...！」

ヒイロ「三日月・オーガスか」

三日月「そのガンダム・フレーム...。ヒイロだね？」

ヒイロ「未だお前達はミスルギに手を貸すのか？」

三日月「それがオルガの望ん事だよ」

ヒイロ「了解した、三日月・オーガス...お前を殺す」

三日月「殺されるのはどっちかな、それに俺を殺したモビルスーツのパイロットとガリガリもいるのか」

ガエリオ「ガエリオだ！」

ジュリエッタ「三日月・オーガス...」

三日月「あんたとはまた本気でやれそうだよ」

ジュリエッタ「何度だってあなたを打ち倒してみせます！」

アミダ「いいかい⁉︎出来れば、あの小僧が来る前に終わらせるよ！」

ハッシュ「りょ、了解！」

三日月「わかった」

パトリック「行くぜ、何度もガンダムと戦った俺に続け！」

ニール「お前は模擬戦なんだろう」

零「レナとティアは渡さない！お前達を一歩も街へ入れさせるか！」

俺達は鉄華団とタービンズ、マリーメイア軍のモビルスーツとの戦闘を開始した。

〈戦闘会話 アルトVS初戦闘〉

アルト「(必ず、シェリルを助ける方法はある...！それを探る為にこんな所で死んでたまるか！)」

三日月「なかなか粘るね」

刹那「もうやめろ、三日月・オーガス！」

三日月「刹那...だっけ？俺は止まる気はないよ」

ヒイロ「あいつはかつての俺達と同じだ、刹那...。戦いに生きていたが、ある女のおかげで平和を知る事が出来た」

三日月「...クーデリアの事か...」

刹那「マリナ・イスマイール...」

ヒイロ「俺にもリリーナがいる...三日月・オーガス。俺達は手を取り合う事が出来るはずだ。お前を変えてくれた女を悲しませるな」

刹那「...ヒイロ...」

三日月「...うるさいよ、これが俺のやるべき事なんだ」

ヨハン「そうだよ、彼等に説得なんて無駄だよ」

っ⁉︎上空から戦闘機が来た...⁉︎

アミダ「...来たのかい、ヨハン」

ヨハン「随分苦戦しているようだね、此処からは僕も参加させてもらうよ」

せ、戦闘機がロボットになっただと⁉︎

アイーダ「あなたは何者ですか⁉︎」

ヨハン「ヨハンだよ。まあ、敵と見てもらって構わない。さあ、エクスクロスの人達！僕とこのウォラーレと戦おうよ！」

ディオ「まさか、あれがレガリア・ギアなのか...⁉︎」

セシリー「どうして、ルクスの国の敵がミスルギ皇国の勢力と...⁉︎」

シーブック「まさか、国同士で手を組んだのか⁉︎」

ヨハン「ご名答！僕はミスルギ皇国と手を結んでるんだよね！」

異界人に合わせて、レガリア・ギアかよ...！

ヨハン「さあ、出てきなよ。アレクト、ティシス」

すると、アレクトとティシスが現れた。

青葉「ユイさん！」

ユイ「遅くなってすみません！」

サラ「お前は...ヨハン！」

ヨハン「久しぶりだね、三人共」

ユイ「彼が...レガリア・ギアでレナ達を狙ってるんだね...！」

ヨハン「初めまして、エナストリアの皇女陛下様...単刀直入に言うけどさ、彼女達を渡してくれない？」

レナ「...！」

ユイ「渡さないよ！レナも、ティアちゃんも誰一人あなたには渡さない！」

ヨハン「へえ...その強気がどこまで続くかな？」

ノイン「どうやら、あいつがレガリア・ギアをばら撒く黒幕らしいな」

ソーマ「子供なのに狂気に満ちているわね...」

ベルリ「彼を止めないと、レナ達が連れて行かれますよ！」

アルト「わかってる！来るなら相手をするだけだ！」

ハッシュ「ややこしい事になりましたね...」

三日月「...刹那、ヒイロ...。クーデリアは関係ない、これが俺達、鉄華団の選んだ道だ」

刹那「ならば、それを止める...！俺が...俺達が...！」

ヒイロ「攻撃目標...三日月・オーガス並びにヨハン」

俺達は戦闘を再開した...。

〈戦闘会話 ガエリオVS三日月〉

三日月「ガリガリが相手か」

ガエリオ「...鉄華団のエース...今度こそ、お前を倒す！」

三日月「負けないよ、オルガのためにも...！」

〈戦闘会話 ジュリエッタVS三日月〉

ジュリエッタ「三日月・オーガス、覚悟！」

三日月「今度覚悟するのはあんただよ、ギャラルホルンの人」

ジュリエッタ「何度だって、あなたを止める、それが私の使命です！」

〈戦闘会話 刹那VS三日月〉

三日月「そっちのガンダム・フレームが対話の為の機体なら、バルバトスルプスは誰かの為の機体だ」

刹那「その誰かと言うのは...」

三日月「鉄華団のみんなだよ...みんな、家族なんだから...オルガが守ろうとしている家族は俺が守る！」

刹那「これが、三日月・オーガスの覚悟か...ならば、俺も俺自身の覚悟を見せる...！」

〈戦闘会話 ヒイロVS三日月〉

三日月「珍しいね、あんたが言葉で説得しようだなんて」

ヒイロ「これもリリーナが教えてくれた事だ」

三日月「俺もクーデリアに読み書きを教えてもらったな...」

ヒイロ「...昔話をし合うつもりはない」

三日月「そうだね、あんたは面倒だ、ここで潰す」

バルバトスルプスに向けて、ウイングガンダムゼロが動いた。

ヒイロ「三日月・オーガス...覚悟しろ。ターゲット...三日月・オーガス。...攻撃開始！」

バルバトスルプスに向けて、ツインバスターライフルを最大出力で放った...。

三日月「ぐっ...！こんな所で...！」

ハッシュ「三日月さん！」

アミダ「命あっての物種だ！此処は退くよ！」

三日月「...わかったよ」

鉄華団とタービンズのモビルスーツは撤退した。

ヒイロ「...」

刹那「三日月...」

ヒイロ「あいつなら大丈夫だ。(あいつは必ず、立ち上がる...俺達と共に...)」

ヨハン「あらら、鉄華団やタービンズも案外使えないね」

ユイ「あなたも降参してください！」

ヨハン「冗談はやめてよ、僕が、君達なんかに恐れるわけないだろ？」

レナ「ヨハン...！」

ヨハン「それに僕には策があるからね」

零「策だと...！」

ヨハン「来なよ」

っ⁉︎まさか、別部隊が...⁉︎

メル「まさか、アフマルアルド共和国を襲う気ですか⁉︎」

ヨハン「その通り！でも、彼等だけにやらしても意味はないから...別方向から僕もやるよ！」

アンドレイ「何だと⁉︎」

あ、あいつ...！反対側を別部隊にやらせて、自分ももう反対からアフマルアルド共和国へ攻撃を...！

ユイ「レナ！」

レナ「駄目！もう片方が追いつかない！」

ティア「それにこの数じゃ...！」

サラ「どちらにしても、阻止できないよ...！」

アルト「くっ...！お前ら、邪魔だ！うわぁぁっ！」

零「アルト！」

敵の包囲網を掻い潜ろうとしたデュランダルだが、攻撃を受けてしまう。

ユイ「駄目...！このままじゃ、リューさんとロウさん達が...！」

間に合わない...！

刹那「どうすれば...」

？「お困りならば、私に任せてもらおう」

刹那「...！」

パトリック「あれは...！」

現れたのは...擬似太陽炉を積んだ機体...⁉︎

グラハム「我がブレイヴの奥義...見せてやろう！トランザム！」

ブレイヴという機体はトランザムを発動して、ヨハンの別部隊を全滅させた。

ヨハン「へえ...やるね。だけど、僕の方は間に合わないよ？」

グラハム「止めるのは私ではない頼むぞ、ガンダム！」

シン「わかりました！行くぞ、ルナ！」

ルナマリア「了解！」

現れたのは...二機のガンダム...⁉︎

二機のガンダムは見事なコンビネーションでウォラーレにダメージを与え、軽く吹き飛ばした。

ヨハン「...おーっと⁉︎いいコンビネーションだね」

刹那「二機のガンダムだと...⁉︎」

ヒイロ「シンとルナマリアが来たか...」

シン「遅くなってすまない、ヒイロ！」

ルナマリア「此処からは私達も参加させてもらうわ！」

グラハム「勿論、私もやらせてもらうぞ」

刹那「お前は...」

グラハム「この様な異界の地でも出会うとはやはり私達は運命の赤い糸で結ばれているのかな、少年」

刹那「やめろ、寒気しかしない」

グラハム「冗談だ。では、刹那・F・セイエイ。我々で未来を切り開くとしよう！」

刹那「了解だ、グラハム・エーカー」

何だ...？この人、刹那の相棒と言うより、ライバルの様な人だな...。

アーニー「シン君とルナマリアさんも行けるかい？」

シン「俺達の事を知っているのか...？」

ルナマリア「シン、詮索は後よ、今は...！」

シン「ああ！わかってる...！アンタ等、こんな異世界でも戦争したいのかよ⁉︎」

俺達は戦闘を再開した...。

〈戦闘会話 グラハムVS初戦闘〉

グラハム「ブレイヴが爆発した時は流石の私も死を覚悟したが...よもや、異世界に転移し、少年と再開するとは...。乙女座には感謝しきれんな！彼の道を切り開くと決めたからには全力でやろう！」

〈戦闘会話 シンVS初戦闘〉

シン「(キラさんとアスランはまだミスルギ皇国にいる...。あの人達もあの人達でミスルギ皇国を探っているんだ...俺達は俺達でできる事をする！ルナと一緒に！)」

〈戦闘会話 ルナマリアVS初戦闘〉

ルナマリア「本当に戦争っていうのは何処でも起こるのね...！絶対に私達が止めてみせる！シンと一緒に！」

〈戦闘会話 ユイVSヨハン〉

ヨハン「皇女様はエナストリアで大人しくしてればいいのに」

ユイ「レナを狙うなら、それはできない！」

ヨハン「まあ、いいよ。結局アレクトは貰うから。お姉さんを殺してでもね」

ユイ「...！」

レナ「大丈夫だよ、ユイ！私がついてるから！」

ユイ「うん...！」

〈戦闘会話 サラVSヨハン〉

ヨハン「久しぶりにあったってのに随分、敵意を剥き出しにするんだね、二人共」

サラ「ティアとレナを狙うからだよ！」

ヨハン「だって、二人が欲しいんだもの」

ティア「...絶対に行きたくない...！」

ヨハン「あらら、嫌われちゃった」

サラ「ヨハン！あなたの腕を真っ二つに切り刻んであげるから覚悟して！」

〈戦闘会話 グラハムVSヨハン〉

ヨハン「あそこで増援とか都合が良すぎない？」

グラハム「それもまた運命というものだ」

ヨハン「ふーん...。軍人さんが僕みたいな子供を攻撃していいの？」

グラハム「子供...？ふっ、違うな。君は子供の姿を借りた物の怪にすぎない」

ヨハン「ひっどい言われようだな〜」

〈戦闘会話 シンVSヨハン〉

シン「あの国を襲おうだなんて...何考えてんだ、お前は！」

ヨハン「何って、レガリアのコアを手に入れるためだよ」

シン「たったそれだけの為に...お前は誰かを傷つけようとするのか⁉︎」

ヨハン「それだけ？僕にとっては重要な事なんだよね。お兄さんだって、誰かを傷つけたでしょ？」

シン「...！お、俺は...！違う！俺はルナやキラさん達と共に花が散らない世界を作る為に戦っているんだ！」

ヨハン「だったら、その世界を作る前にすべての花を散らすのも面白いね」

シン「お前...ふざけるなぁぁぁっ！」

俺達はヨハンのウォラーレを追い詰めた。

ヨハン「なかなかやるね〜。その強さに免じて此処は退いてあげるよ、じゃあね」

そう言い残し、ウォラーレは撤退した...。

青葉「退いた...？」

ベルリ「どちらかというと、退いてくれたっぽいけど...」

ガエリオ「撤退した者の事は後だ！今は目の前の敵を倒すぞ！」

サヤ「了解！」

この後、俺達は敵を全て倒した。

マサキ「終わったみたいだな」

メル「街を守れてよかったです」

ヒイロ「シン、ルナマリア、グラハム...。話を聞かせて貰うぞ」

グラハム「私達が話せる範囲ならばな」

シン「取り敢えず、落ち着いて話をしよう」

俺達はそれぞれの鑑へと戻っていった...。

ルナマリア「並行世界の私達...」

アーニー「信じられないと思うけどね」

シン「...あなたが嘘をついてるようにも見えないので信じます。俺はシン・アスカ。ガンダム、ディスティニーのパイロットです」

ルナマリア「同じく、ルナマリア・ホークです！ガンダム、フォースインパルスのパイロットです」

シン「今後、俺達もエクスクロスに参加する事となりましたのでよろしくお願いします！」

ベルリ「よろしく、シン！」

シン「ああ、ベルリ」

ヒイロ「キラとアスランはどうした？」

シン「二人はまだ、ミスルギ皇国の調査をしているよ」

ルナマリア「私達は先にグラハム少佐と共にミスルギ皇国を脱出したの」

ロックオン「ELSに対して特攻して爆発したあんたもアル・ワースに来ていたとはな」

グラハム「まだ私に何か成し遂げなければならない使命があるのだろう」

刹那「お前も俺達と共に戦ってくれるそうだな」

グラハム「ああ、これからは君とライバルではなく、戦友として接しよう。少年...。いや、もはやその容姿、青年と言った方がいいかな？」

刹那「どちらでも構わない」

グラハム「ならば、青年の様な少年...！」

刹那「軽いトラウマを掘り起こすのはやめてくれ...」

グラハム「冗談だ。これからよろしく頼む。刹那...。そして、ガンダム達」

刹那「了解だ、グラハム」

微笑みながら、握手をする刹那とグラハム少佐。

シーブック「そう言えば、ユイ達は？」

零「アフマルアルド共和国のレガリアの人に別れの挨拶をしてるみたいだぜ」

ーユインシエル・アステリアです。

リュー「もう、行くのですね？」

ユイ「はい。私達にもやり遂げなければならない事があるので...」

リュー「私もロウもあなた達を応援しています。頑張ってください。エリニウスのレガリア達」

ティア「ティア達頑張るよ！」

サラ「また来るからね！ロウ！」

ロウさんは頷く。

レナ「また...お会いしましょう」

リュー「ええ...」

リューさんとロウさんとの別れの挨拶を終え、私達は艦に戻り、エクスクロスはアフマルアルド共和国を後にしました...。

ーオルガ・イツカだ。

エクスクロスと戦ったミカ、ハッシュ、アミダの姐さんが帰って来た。

名瀬「おかえり、アミダ」

アミダ「待っていてくれたのかい、名瀬」

ハッシュ「団長もわざわざありがとうございます」

オルガ「気にするな、俺が好きでやってる事だ」

三日月「オルガ...」

オルガ「ん？どうした、ミカ？」

ミカが険しい顔してるな...。

三日月「いつまでここに居るの？」

オルガ「...さあな。あいつらに恩を返すまでだ」

三日月「いくら、オルガのためとは言っても...俺、もう我慢の限界だよ」

オルガ「ミカ...！」

まさか、こいつ...！

三日月「オルガ、俺...。エクスクロスで戦いたい」

ミカの言葉に俺は声を発せられなかった...。

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ー中断メッセージ

〈少し成長したシン〉

ルナマリア「今回の任務はここまでね」

シン「プレイヤーのみんなもゆっくり休んでくれよな」

ルナマリア「あれ？『何考えてんだよ！』とか言わないの…？」

シン「え…？」

ルナマリア「前は『こんな所でゲームを止めるなんて、俺は！』とか言ってたじゃない」

シン「む、昔の事は言うなよ！　さ…二人でプレイヤーのみんなに挨拶するぞ」

ルナマリア「はいはい。それでは皆さん…」

シン「お疲れ様でした！」