両方投稿が理想ですけどね...。
てか、ディオとデュオがややこしいです!
それではどうぞ!
ー新垣 零だ。
俺はシグナスのパイロット待機室でみんなと話していた。
フロム「...ディオって...雰囲気、変わったね」
ディオ「そうか?」
フロム「アネッサも言ってたよ。前はもっと近寄りがたい雰囲気だったって」
ディオ「別に人を避けていたわけではないが...」
ヤール「いんや、フロムの言う通りだね。お前は周りに壁を作ってた。はっきり言えば、ちょっとばかり浮いてたぜ」
リー「感情むき出しの青葉や逆にお前よりもさらにクールなヒイロとの付き合いで影響を受けたのかもな」
ディオ「...そうなんでしょうか...」
零「でも、それは悪い事じゃないと思うぜ」
アマリ「私も教団を飛び出した事で色々な人と出会う事が出来て、少しだけど視野が広がりましたから。(それに...零君とも出会えましたし...)」
零「俺もアル・ワースに来てから沢山の人と出会えて、勉強になるよ。(まあ...アマリとも出会える事が出来たし...)」
メル「うぬぬぬ...!」
リー「ご、ごほん!...アマリと零の言う通りだ。変わっていく自分を楽しめばいい」
ディオ「変わっていく自分...か...」
リー「ゼクス達に聞いたが、あのヒイロも他人との交わりの中で変わっていったそうだ」
ユイ「あのヒイロ君がですか?」
シーブック「それって...前はもっと親しみやすい性格だったって事ですか?」
リー「その逆だ。もっと近寄りがたい雰囲気だったそうだ」
嘘...だろ...⁉︎
零「...う、嘘だろ...。そんな...馬鹿な事が...」
アマリ「...嘘...。そんな...そんな...」
ロックオン「今よりも無愛想だったって...それって...あり得るのかよ...」
ニール「この感じだと、刹那は大分変わったな...」
刹那「...逆にもっと無愛想なら、ここまで言われるのか...」
シン「みんな驚きすぎだろ...」
ヤール「ま...あいつの場合、お袋さんの腹から生まれた瞬間からしかめっ面ってイメージだな」
零「.....っくくっ...!」
メル「零さん!失礼ですよ...!」
だ、だって、あの顔で生まれてくるなんて、笑えてくるじゃねえかよ...!くくっ...!
アマリ「さ、さすがにそれはないと思いますけど...」
ヤール「じゃあ、聞くがよ...。あいつにも子供時代があって、天使のような微笑みを浮かべている姿が想像できるか?」
アマリ「...ごめんなさい。私の想像力では無理です...」
零「っはははっ!も、もう、堪えられねえ!...あはははっ!」
メル「れ、零さん!いい加減に...プフッ...!」
ティエリア「君も笑っているじゃないか...」
リー「聞いた話じゃ、あいつにも仲間がいてそいつ等の影響で少しはマシになったらしい」
リディ「仲間とは...五飛の事ですか?」
リー「彼も、その一人だそうだ。そして、他の仲間も、このアル・ワースにいてミスルギの状況を調べているんだとさ」
...!警報が鳴った...⁉︎
ディオ「敵襲か...⁉︎」
すると、アネッサから通信が来た。
アネッサ「本艦が向かっている自治都市においてゾギリア親衛師団の軍事行動が確認されました。機動部隊各員は機体に搭乗して、出撃指示に備えてください!」
アルト「五飛の情報以上に親衛師団の仕掛けが早いな...!」
グラハム「こちらに情報が漏れたのを見て、急いでいるようだな...!」
アネッサ「なお、既に親衛師団は交戦状態にあるようです」
アレルヤ「誰かがゾギリアと戦っている...?」
零「誰だかわからねえが...俺達が到着するまで、踏ん張ってくれ...!」
とにかく、急がねえと...!
第24話 戦場の再会
デュオ・マクスウェルだ。
俺とトロワ、カトルはミスルギについて、調査していた。
親衛師団兵「マルガレタ特務武官などに任せてはおけん。あの都市は、我々ゾギリア親衛師団が直々に制圧する。他地域への見せしめもある...!あの都市の住民を脅かしてやれ!」
親衛師団兵2「隊長...!都市に機体が隠れています!」
親衛師団兵「また奴等か...!」
バレたならしょうがねえ!
俺達はガンダムに乗って、姿を現した。
デュオ「ちっ...!こっちの予想以上に仕掛けが早いぜ!」
カトル「ヒイロを通じて連絡を入れたから、すぐに援軍が来るはずだよ」
デュオ「単純な戦力なら、俺達だけでもやってやれない事はないが、問題はあれだぜ...!」
トロワ「あのサイズからして、対人掃討兵器と見るべきだろう」
デュオ「ミスルギはやる事がメチャクチャなんだよ!ついでに、それに従うゾギリアやマリーメイアとかもな!」
カトル「救援が来るまで、僕達だけで守り切るしかない!」
トロワ「とっくに覚悟は出来ている」
デュオ「やるぜ、トロワ、カトル!あの円盤を街に入れんなよ!」
戦闘開始だ!
戦いの最中にカトルが叫んだ。
カトル「気をつけて!何か来る!」
デュオ「この状態で増援かよ!」
現れたのは...四機のモビルスーツ...⁉︎
カトル「ガンダム...⁉︎」
トロワ「だが、俺達の世界のものではない」
ジュドー「そっちのゾギリアと戦っている人達!聞こえるか!俺はジュドー・アーシタ!とりあえず、手を貸す!」
デュオ「どこの誰だか知らないが、見ての通りの状況だ!手伝ってくれるなら大歓迎だ!」
ビーチャ「いいのかよ...。俺達、ミスルギに追われている身なのに...」
エル「何言ってんのさ、ビーチャ!あいつ等、街の人達を狙ってるんだよ!」
ルー「一体何を考えてるのよ、ミスルギは!こんなの虐殺じゃない!」
ジュドー「そんな奴等を放っておけるか!」
あいつ等も、前に出たな...!
ジュドー「脅されたってあんな奴等の仲間になんてなるかよ!やるぞ、みんな!あの円盤を絶対に街に入れるなよ!」
俺達は戦闘を再開した。
途中で現れたモビルスーツ部隊と協力して、俺達は円盤を全て撃墜させた。
デュオ「人食い円盤は倒したか...」
カトル「ヒイロ達も来たようだよ」
カトルの言葉の後、三隻の戦艦が来た...。
ー新垣 零だ。
俺達はゾギリア親衛師団と交戦しているモビルスーツ部隊の戦場に降り立ち、出撃した。
ドニエル「こちらはエクスクロスだ。これより君達を援護し、ゾギリアを迎撃する」
デュオ「ヒイロにしちゃ、随分と気の利いた救援を届けてくれたぜ」
五飛「デュオ!それにカトルとトロワか!」
カトル「五飛!ヒイロの所に五飛もいるんだね!」
デュオ「こいつは驚いたぜ!てっきり、あのままマリーメイア軍にいるんだと思ってたのによ!」
トロワ「収まるべき所に収まったという事だ」
カトル「五飛だけじゃない。ノインさん達もいるようだね」
ディオ「あれがヒイロのかつての仲間か」
青葉「陽気な奴、お坊ちゃま風、無口なタイプ...。バリエーションあるな」
リディ「お、おい!あのガンダムは...!」
シーブック「Zガンダム...!乗っているのはルー・ルカか⁉︎」
ジュドー「シーブックさん!俺だよ!ジュドーだ!」
ルー「私はこっち!ビーチャとエルもいるわよ!」
セシル「あなた達もアル・ワースに来ていたのね」
リディ「ジュドー...ハマーン・カーンと戦ったジュドー・アーシタか!」
ジュドー「俺の事を知っているんですか?」
シーブック「詳しい話は後にする!」
ベルリ「あっちの一団はシーブックさんの知り合いか」
刹那「気をつけろ、増援が来る!」
刹那が叫ぶと敵の増援が現れた。
青葉「また親衛師団が来た!」
ディオ「師団長クラスの機体もいるか...!」
ユイ「あの円盤は何ですか⁉︎」
セシル「まさか...!」
ルー「察しの通りよ。あれはバグと同じような対人兵器見たい」
アレルヤ「オートマトンと同じという事か!」
ティエリア「ミスルギは、そんなものまで使って、周辺都市を制圧しようとしているのか...!」
アルト「これじゃあ、もう虐殺じゃないか!」
アーニー「これがミスルギの...人間のやる事なのか...!」
ドルジエフ「噂の白鳥も来たか。ならば、こちらも切り札を使わざるを得ない」
黒いモビルスーツ...⁉︎
ルー「黒いキュベレイ...!」
ジュドー「プルが乗っていた機体だ!」
リディ「プル...プルシリーズの素体となったニュータイプか...!」
ドルジエフ「さあ、プル...。お兄ちゃんの敵を倒しておくれ」
プル「うん!わかったよ!」
ドルジエフ「年端もいかぬ少女にこのような真似をさせるとは心が痛むな...。ましてや、このドルジエフを兄と思い込ませるなど、妹を持つ身としてはなはだ遺憾だ...」
親衛師団兵「しかし、本当に問題ないのでしょうか...」
ドルジエフ「Dr.ハーンの話では精神制御は完璧だそうだ。ならば、使わぬ手はない」
プル「大丈夫だよ、お兄ちゃん!敵は全部、あたしがやっつけるから!」
ジュドー「プル...!それに乗っているのはプルなんだな!生きていたんだな、お前!プルツーとの戦いで行方不明になったかと思ってたけど!」
プル「あんた、誰よ?」
ジュドー「俺がわからないのか⁉︎ジュドーだよ!」
プル「ジュドー...。何処かで聞いた名前だけど、思い出そうとすると頭が痛くなる!って事は、あんたはあたしとお兄ちゃんの敵だ!」
ジュドー「プル!」
ルー「あの様子...精神制御を受けているの⁉︎」
シーブック「ジュドー!あの子はお前の知り合いなのか⁉︎」
ジュドー「プルは元はネオ・ジオンだったけど、俺達の仲間になったんだ...。戦いの中で行方不明になって...それで、やっと会えたと思ったのに...!」
マサキ「くそっ!精神制御とは汚い真似をしやがる!」
サラ「いったい、どうしたらいいの...⁉︎」
ジュドー「頼む!プルを助けるために力を貸してくれ!会ったばかりの人にこんな事を頼むのはムシがいいってわかってる...!だけど...!」
ベルリ「わかった...!まずは、あの子の乗っている機体を止めよう!」
アイーダ「ベルリ...!そんな安請け合いを!」
ベルリ「安請け合いじゃありません...!あいつの頼みを聞いたらそうするしかないと思って、そう言ったんです!」
ジュドー「お前...」
シーブック「僕もベルリと同じ気持ちだ。やるぞ、ジュドー」
青葉「心配するな、お前!この部隊は、いい人揃いだからよ!」
零「それに、見ず知らずの俺達に頼んでんだ...それに答えないとダメだろ!」
ベルリ「戦いたくない女の子を無理矢理、戦わせるような奴の好きにはさせない!」
トロワ「いい人揃いか...」
カトル「そのようだね」
五飛「やるぞ...!卑劣な手を使う輩の思い通りにさせるわけにはいかない!」
シン「(あの子もあの時のステラと同じ様に苦しんでる...!そんなのもうごめんだ!あんな思いをするのは俺だけで充分だ!)」
ヒイロ「まずは、あの黒い機体を止める」
ジュドー「恩に着る!待っていろ、プル!すぐに助けに行くからな!」
プル「うるさい!あたしのお兄ちゃんはお前じゃない‼︎」
俺達はプルという子を助けるために動き出した。
〈戦闘会話 零VSAI〉
零「ふざけんなよ...!直接手を汚さずに人を殺すなんて、そんな事させるかよ!一機も残さず破壊してやる!」
俺達は円盤兵器を全て撃墜させた。
ロックオン「これであの兵器が街に侵入する事は阻止できたな!」
ソーマ「私達が戦う相手はあの様なものを使う人間なのね...」
〈戦闘会話 シンVSプル〉
シン「精神制御に負けるな!お前はステラの様になってはダメだ!」
プル「誰、ステラって?あたしの邪魔をするなら消えちゃえ!」
シン「クソッ...!やっぱり俺じゃどうする事も出来ないのか...!」
〈戦闘会話 リディVSプル〉
プル「あたしとお兄ちゃんの道を阻まないで!」
リディ「(この状況...プルトゥエルブの時と似ている...。この場にはバナージはいない...。俺がなんとかしないと...!)俺が君を止める!」
〈戦闘会話 刹那VSプル〉
刹那「彼女に思いを届ける為にもその機体を止める...!」
プル「何よ、あんた?あんたもニュータイプなの?」
刹那「似て非になる存在なのかもしれないな...だからこそ、やるしかない!」
〈戦闘会話 ガエリオVSプル〉
プル「ガンダムが...!私とお兄ちゃんの前に立ちはだからないで!」
ガエリオ「この様な幼き少女を無理矢理戦わせるなどと...やはり、ミスルギのやり方は許せない!待っていろ、俺が止めてやる!」
〈戦闘会話 ジュリエッタVSプル〉
プル「あなた達じゃ、お兄ちゃんを止める事は出来ない!」
ジュリエッタ「同じ子供でも、自分自身の意思で戦う鉄華団とは全然違います...!それに、女の子の手を血で染めてはなりません!」
俺達は協力して、キュベレイに軽いダメージを与えた。
プル「あああああっ‼︎」
ジュドー「プル!」
プル「みんな、嫌いだぁぁぁっ‼︎」
っ...⁉︎キュベレイが街の中に...⁉︎
レナ「錯乱しているの⁉︎」
ティア「まずいよ!このままじゃ、街が危ないよ!」
アルト「じゃあ、どうするんだよ⁉︎」
ゼクス「可愛そうだが、とどめを刺すしかない...」
ユイ「そ、そんな...!」
メル「ま、待ってください!ギリギリまで、方法を考えましょう!」
セルゲイ「だが、そうしている間にも町の人達は危険にさらされるのだぞ...!」
メル「でも...でも...!」
零「メル...」
アマリ「ホープス、何か方法は⁉︎」
ホープス「...時間が足りません。誰だって、その様な手段は選択したくありません。ですが、仕方ないのです」
メル「...」
クソ...!打つ手なしかよ...!
リディ「諦めるのは早い...!」
シーブック「リディ少尉...⁉︎」
リディ「俺とバンシィが彼女を止めてみせる!」
バンシィがNTーDを発動させて、街の中に入り、キュベレイの前まで移動した...⁉︎
プル「何なのよ、あんた...!来ないで...!来るなぁぁぁっ‼︎」
キュベレイがバンシィに攻撃をした。
刹那「リディ!」
ロックオン「戻れ!このままじゃジリ貧だ!」
リディ「あいつなら...バナージなら、こんな状況でも絶対に退かなかった!俺が退くわけには...!」
零「あなたは、そのバナージって人じゃないでしょう⁉︎」
リディ「!...零...」
零「バナージって人がどれほど凄い人かは俺は知りません...でも!あなたにはあなたの良いところも悪い所もある!あなたはリディ・マーセナスでしょう⁉︎」
リディ「...そうだったな...。俺は何処かバナージを羨ましく思っていたのかもしれない...。あいつがいない状況であいつになりきろうとしていた...。だけど、今気づいた!バナージ・リンクスはバナージ・リンクス!俺は俺だ!バンシィ!俺に力を貸してくれぇぇぇっ‼︎」
すると、バンシィが黄色く発光した。
アンドレイ「バンシィが彼女に答えたのか⁉︎」
アニュー「でも、彼だけでは...!」
?「それがお前の覚悟なのだな、リディ・マーセナス」
リディ「!」
現れたのは...緑色のモビルスーツ...⁉︎
リディ「お、お前...その機体は...!」
マリーダ「私も手を貸そう。同じ、バナージによって変わった者同士」
リディ「マリーダ・クルス!どうして...お前は俺が...!」
マリーダ「...わからない、気がつけば、この世界にいた」
リディ「...」
マリーダ「私を殺した事を悲しんでいるのなら、悲しまなくても良い。それによって、お前がバナージや姫様の為に戦ってくれたのだからな」
リディ「マリーダ・クルス...」
マリーダ「行くぞ、リディ!プルを...私の姉を止める!」
ジュドー「あ、姉⁉︎まさか、あの人も...!」
ルー「プルツーと同じ、プルのクローンなの⁉︎」
シン「驚くのは後だ!あの2人でも止めれないぞ!」
プル「私の敵は消えろぉぉぉぉぉっ‼︎」
リディ「うっ...!」
マリーダ「くっ...!」
シン「こうなったら...俺が!」
ルナマリア「ダメよ、シン!あなたが死んでしまうわ!」
シン「でも、このままじゃ、あの子と街が...!もう、あんな...ステラの様な思いはしたくないんだ!」
ルナマリア「シン...」
ディスティニーガンダムも街の中に入るが、キュベレイのファンネルを受けてしまった。
シン「グアァッ!」
アルト「シン!」
シン「ここまでか...結局、俺は...。ごめん、ルナ。ごめん...ステラ...!」
?「死んじゃダメ、シン‼︎」
黒いガンダムが現れて、ディスティニーガンダムに向けて放たれたビームをシールドで弾いた。
シン「ガイア...ガンダム...?いったい、誰が...」
?「会えた...やっと...やっと!シンに会えた!シン‼︎」
シン「え...?そ、その声...まさか...!ステラ...なのか...?」
ステラ「うん!そうだよ!」
シン「ステ、ラ...ステラぁぁぁっ‼︎俺は...俺はぁっ!」
ステラ「うん...シンが頑張ってくれていたの、知ってるよ。でも、今は...!」
シン「ああ!この場を切り抜ける!」
ルナマリア「(シン...良かったわね...)」
ベルリ「...」
アイーダ「ベルリ?」
ベルリ「要するに機体の動きを止めさえすれば...!」
メガファウナへ戻ったGーセルフは新たなパックに換装した。
青葉「換装した⁉︎」
零「ベルリ!そのパックは⁉︎」
ベルリ「こいつはトリッキーパック!試運転もまだの、組み立てが終わったばかりの新品です!こいつなら、もしかしたら...!」
トリッキーパックをつけたGーセルフもキュベレイの前に立った。
プル「来るな!私をいじめる奴はみんな、消えちゃえば良いんだ!」
刹那「...!これは...!」
シン「感じる...!」
ベルリ「何だ、これ...⁉︎あの子の感じている痛み...⁉︎」
プル「みんな、本当は私なんていらないんだ!あたしが死んだって誰も悲しまないんだ!」
ジュドー「プル...」
ベルリ「今は、あの子を止める事だけを考える...!」
リディ「ベルリ!俺も手伝う!」
ベルリ「はい!フォトン・バッテリー、最大出力!フラッシュ・アタック、いっけぇぇぇっ‼︎」
暴れるキュベレイをバンシィが抑え、Gーセルフの攻撃がキュベレイに決まった。
ベルリ「どうだ!機体の電子系統が一時的に死んだはずだ!」
ステラ「これでこの人は暫く動けないよ!」
プル「動け!動いてよ、キュベレイ!戦えなくなったら、誰もあたしの事を好きになってくれないのに!」
って、トリッキーパックも爆発した...⁉︎
ベルリ「試作品のトリッキーパックじゃ、これが精一杯か...!」
シーブック「ジュドー!後はお前がやるんだ!」
リディ「マリーダ!君の妹は君が救い出せ!」
アマリ「敵は私達が引きつけます!」
ジュドー「プル‼︎」
マリーダ「今、行くぞ!」
Zガンダムとクシャトリヤがキュベレイの前まで行った。
ジュドー「プル!俺達の声を聞け!」
プル「いやだ!来ないで、ジュドー!」
エル「ジュドーの事を認識している!」
ビーチャ「よっしゃ!あと少しで元に戻るぞ!」
刹那「いや...違う...!」
ジュドー「プル!俺の事が分かるなら、どうして俺を拒絶する!」
プル「だって...あたしのせいで...リィナが死んじゃったから...」
ジュドー「プル...」
プル「だから...ジュドーは...あたしの事を...きっと嫌いで...」
マリーダ「本当にそうだと思うのか?」
プル「え...?」
マリーダ「この男がお前の事を嫌うと本当に思っているのかと聞いているんだ」
プル「...あんたに...あんたに何が分かるのよ!」
マリーダ「妹だから...」
プル「妹...?あんたが...?」
マリーダ「うん。今のお前は私の世界のプルではない...。でも、例え、世界が違えど、私はプルシリーズの...プルの12番目の妹...プルトゥエルブなんだ」
プル「あたしの...12番目の妹...」
マリーダ「私もかつてプルの様になった...。でも、マスターとバナージは必死に私を止めてくれた...。マスターは私の父に等しい存在だった。ジュドー・アーシタはお前の兄の様な存在なのだろう?」
プル「うん...」
マリーダ「彼の言葉に耳を貸してみてもいいのではないか?」
プル「...」
ジュドー「プル!俺がお前の事を嫌いになるわけないだろ!」
プル「ジュドーは優しいね...。でも、わかるんだ...。あたしじゃ...リィナの代わりになれない...って...」
ジュドー「どうしてだ...⁉︎どうして、想いが伝わらないんだ!想い...。カミーユさん...!俺に力を貸してくれ...!」
な、何だ...⁉︎Zガンダムから流れるこの気は...⁉︎
ベルリ「(何だ...⁉︎これって...あのジュドーって奴の心そのもの...?)」
シーブック「ジュドー...」
刹那「想い...」
ステラ「ポカポカするね、シン!」
シン「ああ、これならいける!」
ジュドー「感じるか、プル?俺の想いを」
プル「分かる...。言葉なんかなくても、ジュドーの想いが...」
リディ「それが彼の覚悟だ!」
ジュドー「だったら、一緒に来い。俺にとってお前は、もう1人の妹だ!」
プル「でも...」
ルー「あのね、プル...。リィナは生きてるわよ」
プル「え!」
エル「ハマーンとの戦いが終わった後、ちゃんとジュドーと再会してるよ!」
ビーチャ「だからよ...。結果オーライだけど、その...あんまり気にするな」
プル「リィナが...生きている...」
ジュドー「リィナの所に帰るためにも、お前も一緒に来い、プル!」
プル「うん!」
マリーダ「プル...」
プル「マリーダ、ありがとう!妹に助けられるなんて、情けない、お姉ちゃんだね」
マリーダ「姉妹は助け合うものだろう?気にしなくてもいい」
プル「わかった!」
すると、キュベレイの機体の機能停止が解けた。
アイーダ「機体の機能停止が解けた...!」
ベルリ「でも、もう大丈夫みたいです!」
ジュドー「ありがとうな。あんた達のおかげで、プルを落ち着かせる事が出来た」
リディ「当然の事をしたまでさ、少しでも罪滅ぼしとなるなら...」
シン「俺やステラの様な思いはもうさせたくないからな!」
ステラ「でも、再会できた!」
シン「そうだな!」
ベルリ「一か八かだったけど、うまくいったよ。ハッパさんにも感謝しなきゃ」
ジュドー「行くぞ、プル!お前をひどい目に遭わせた奴等は許しちゃ置けない!」
マリーダ「私の姉に手を出した事を後悔させてやろう!」
プル「わかったよ、ジュドー、マリーダ!あたしも一緒に戦う!」
Gーセルフもメガファウナに行き、トリッキーパックを外し、戻ってきた。
五飛「後は敵を殲滅するだけだ」
デュオ「汚い手を使った事をたっぷり後悔させてやるぜ!」
ドルジエフ「Dr.ハーンの施した精神制御が破れるとは...!いや...。やはり、あの様な手段は許されるものではない...。ならば、正面から叩き伏せるのみ!ゾギリア親衛師団の恐ろしさを教えてやろう!」
俺達は戦闘を再開した...。
俺達は敵のグバルディアSにダメージを与えた。
ドルジエフ「馬鹿な...!この私まで敗れるというのか!」
って、逃げる気かよ⁉︎
倉光「この機を逃すわけにはいかない!」
ブラディオンがグバルディアSを抑えつけようとしたが...。
ドルジエフ「私を止められると思うな!」
ディオ「くっ...!」
ブラディオンは弾き飛ばされた。
再び逃げようとしたグバルディアSだったが、相手は気がつかなかった...。
既に目の前に俺がクロスガンのブラスターモードの銃口を向けていた事を...。
零「おっと、ここは通行止だぜ?」
ドルジエフ「何っ...!」
アマリ「れ、零君⁉︎いつの前に...!」
ディオ「助かりました、零さん」
零「気にするな、ディオ」
倉光「ゾギリア親衛師団長のあなたに聞きたい。何故、ミスルギ皇国はゾギリアやキャピタル・アーミィなどを受け入れ、我々を敵視する?」
ドルジエフ「敵に情報を与えるつもりはない...!」
倉光「それでは仕方ない...。零君」
零「目の前で撃たれるのと、斬り刻まれるのどっちがいい?リクエストに答えてやるよ」
俺は今、バスタードモードを発動させて、物凄い悪役顔してるんだよな...きっと...。
パトリック「お前は真上か...」
アンドレイ「言ってる事は悪役だよ...」
倉光「ここが地球でない以上、捕虜に対する規定も制約もない...」
ドルジエフ「非人道的な手段で情報を引き出すつもりか!」
零「対人掃討兵器を使う奴等に言われたくねえな...?」
メル「だから、その顔は悪役ですよ...」
ドルジエフ「ま、待て...!ミスルギ皇国の戦略は現場レベルには知らされていない事が多い!対アメリア、対自由条約連合については各組織のトップの人間でなければ、わからない!」
倉光「嘘は言ってないようだね。では...」
仕方ねえな...。
俺はクロスガンを下ろした。
ドルジエフ「くっ...!この屈辱は忘れない...!ネストル・ヴィクトロヴィチ・ドルジエフの名に懸け、次の機会には必ず汚名を返上する!」
そう言い、奴は撤退した...。
倉光「やれやれ...。少し脅しすぎたかな」
レーネ「迫真の演技でした、艦長」
倉光「零君の演技力もなかなかだったね」
零「いえいえ!ですが、結局の所、有益な情報は得られなかったですね...」
ギゼラ「ですが、これで敵の全滅を確認しました」
ドニエル「結局、ミスルギがこちらを敵視する理由はわからないままか...」
スメラギ「ですが、町を守る事は出来ました。今はそれを喜びましょう」
ベルリ「それに今回は人助けも出来ましたよ」
プル「ありがとう、ジュドー、マリーダ。それにみんなも」
ジュドー「いいって事よ。こうして、またプルと会えた事が俺にとって一番嬉しい事だからな」
プル「ジュドー...」
ジュドー「行こうぜ、プル。このエクスクロスが、これから俺達の帰る場所だ」
プル「うん!」
リディ「マリーダ、君も来てもらうぞ」
マリーダ「わかっている」
ステラ「シン!話したい事いっぱいあるんだ!」
シン「俺もだよ、ステラ...。まずは戻ろう」
俺達はそれぞれの艦へ戻った...。
機体から降りた俺達はメガファウナの格納庫で新しく仲間になったみんなと話していた。
ジュドー「...じゃあ、シーブックさん達もアクシズでの戦いの途中で跳ばされたのか...」
シーブック「そっちも同じか...」
ジュドー「って事は、シーブックさん達もあの戦いの結末は知らないんだな...」
シーブック「どうやら、リディ少尉はアクシズ落としから三年後の世界から来たみたいなんだ」
ルー「え?じゃあ、どういう結末なのか、知っているんじゃ...」
リディ「それもそうはいかないんだ」
ビーチャ「どうしてですか?」
リディ「俺の知るアクシズ落とし事件にはシーブック達や君達、ガンダムチームは居ないんだ」
エル「え...⁉︎」
ビーチャ「ど、どういう事だよ⁉︎」
シーブック「恐らく、俺達の世界の宇宙世紀とリディ少尉達の宇宙世紀は全く違う世界という事だ」
ジュドー「並行世界だけど、全く違う、宇宙世紀...」
リディ「そういうわけで、俺の知るアクシズ落としの結末と君達の世界のアクシズ落としの結末が必ずとして同じじゃないという事だよ」
ルー「分かりづらいですね...」
セシリー「ところで、ダブルゼータはどうしたの、ジュドー?アクシズの戦いでは、あれに乗っていたと思ったけど」
ジュドー「それが...わからないんだ」
シーブック「わからない?」
ジュドー「アクシズでの戦いの時、確かに俺はダブルゼータに乗っていた...。でも、アル・ワースに跳ばされて、気がついた時にはゼータに乗っていたんだ」
ルー「ゼータに乗っていた私は押し出されたのかわからないけどリ・ガズィに乗っていたの」
ジュドー「(アクシズで光に包まれた時、カミーユさんの声を聞いた様な気がする...。俺がゼータに乗っていたのは、それに関係あるのか...)」
シーブック「とにかく、みんなが無事でよかったよ」
ビーチャ「ラー・カイラムでメカニックをやってたモンドやイーノはこっちに来てないみたいだけどな」
リディ「(ラー・カイラム...別世界のブライト大佐...か)」
エル「こんな事になるんなら、あたしも出撃なんてしなけりゃよかった」
ジュドー「で、アル・ワースに跳ばされた俺達はミスルギに従えって言われたんだけど...。あいつ等の偉そうな態度に我慢できなくて、逃げ出したってわけだ」
セシリー「でも、もう大丈夫よ。エクスクロスには、そういう異界人が集まっているし」
シーブック「何より、元の世界への帰還する方法も一応の目処がついてるからな」
ビーチャ「本当かよ、それ!」
エル「やったね!これで逃亡生活とも、おさらばだ!」
シーブック「そう簡単に帰れるわけじゃないけどな」
ジュドー「それでもいいさ。ここの人達は信用できるってだけで気持ちが楽になる」
すると、プルという子とマリーダという女性が歩いて来た。
プル「ジュドー!」
ジュドー「プル!身体は大丈夫なのか⁉︎」
マリーダ「この艦の医者に診てもらったが、問題なしと言っていた」
ジュドー「そうか。でも、あんまり無茶はするなよ。お前が行方不明になった時みたいな想いは二度としたくないからな」
プル「うん...!ジュドーがそう言うんなら、そうする!」
シーブック「君の事はジュドーから聞いたよ」
セシリー「これからはよろしくね、プル。それから、マリーダさんも」
マリーダ「ああ」
プル「ここ...いい人が、たくさんいるんだね。ここなら、あたし...やっていける」
ジュドー「言っただろ?ここが俺達の新しい帰るべき場所だって」
プル「そして、ジュドーもいるんだね」
ジュドー「もちろんだ。...頑張ろうぜ、プル。一緒に元の世界に帰るためにもな」
リディ「マリーダ...。君も協力してくれるのか?」
マリーダ「この世界にバナージと姫様がいるのなら、私も戦わなければならない」
リディ「ふっ、そうだな。バナージとミネバに会ってビックリさせてやろう」
マリーダ「それもいいな」
ステラ「シン!」
シン「ステラ...!」
シンとステラという子は抱き合っていた。
シン「ごめんな、ステラ...俺はっ...!」
ステラ「ううん、シンとまた出会えただけで私、嬉しいよ...」
シン「俺もだ...」
ルナマリア「...」
ノレド「ルナマリアさん...」
ルナマリア「い、いいのよ...。シンが嬉しいならそれで...」
シン「何言ってんだよ、ルナ。確かにステラは好きだけど、それは妹の様な感じで好きだって事だ」
ルナマリア「え、それって...」
シン「俺が心の底から愛しているのはルナマリア・ホークだよ」
ルナマリア「シン...!」
ステラ「これで、ルナマリアともお友達だね!」
ルナマリア「ええ!」
良かったな、シン、ルナマリア、ステラ...。
デュオ「しかしよ...。ミスルギの連中が言っている元の世界への帰還方法って、マナを使うんじゃないか?」
トロワ「可能性としては、それが最も妥当だろう」
アマリ「マナですか...」
カトル「あなたは魔従教団の術士ですよね。それについて、どう思われます?」
アマリ「確かにマナの力を使えば、ドグマに似た現象を起こす事は出来ます...」
ゼクス「似た現象?」
リチャード「俺には両者は同一の様に見えるが、違うのか?」
アマリ「発生のメカニズムにおいて教団のドグマ...魔法とマナは大きく違います。ですので、教団が異界の門を開けるからと言って、同じ事がミスルギのマナで出来るとは思えないんです」
ベルリ「じゃあ、ミスルギはハッタリを言っているんですか?」
零「だが、各組織のリーダーともある存在が、そんなハッタリに騙されるとは思わないけどな...」
ホープス「私も一つ仮説を立てたのですが、よろしいでしょうか?」
アマリ「お願いします、ホープス」
ホープス「私達は教団以外に異界の門を開く事が出来る組織を知っております」
刹那「ドアクダー軍団か...」
五飛「ここよりも西で勢力を振るう一団か...」
ホープス「ミスルギ皇国の不可解な侵略行為...。それとドアクダー軍団の侵攻の符号...。これを意味する事を考えると...」
零「...待て、ミスルギは既にドアクダーに支配されていると言いたいのか?」
ホープス「その通りでございます」
アンドレイ「ミスルギの侵略行為はドアクダー軍団の世界征服の一環なのか...!」
ホープス「さらに、そうであるとしたらアメリアと自由条約連合だけを敵視する理由も筋が通ります」
メル「その二つを敵視しているんじゃなく、本当は私達、エクスクロスが病的なのですね」
ニール「救世主ワタルの仲間だからって、わけか...」
アマリ「それが理由だと思います」
ホープス「あくまで仮説ですが、検討の余地はあるでしょう」
セルゲイ「そうなるとドアクダー軍団を叩く事はミスルギを止める事にもなるな」
ユイ「でも、ミスルギ皇国を放っていたら、また今日のように強引な手段で周りの自治都市を侵略するかも知れません」
デュオ「それなら、当面は心配いらないぜ」
トロワ「五飛が持っているデータを使えば、ミスルギと異界人の連絡ネットワークに侵入して、破壊工作を行う事も出来る」
デュオ「これで連中は、他国への侵略どころじゃなくなるだろうぜ」
五飛「時間稼ぎにはなるな」
零「その間に俺達は別働隊と合流して、ドアクダー軍団を叩こう」
アイーダ「わかりました。では、そのプランを私からドニエル艦長達に提案します」
ゼクス「我々はマナの国から離れる事になるのか...」
デュオ「色々あったが、五飛含めてこうして一緒に戦う事になったわけだな」
ヒイロ「...」
デュオ「何だよ、少しは嬉しそうな顔しろっての。この見知らぬ世界で再会したんだからよ」
ヒイロ「俺はお前の様に浮かれるつもりはない」
デュオ「相変わらずだな、お前はよ」
ヒイロ「(俺の戦いは、まだ進む先も決まっていない...。リリーナ...。お前は今、何処にいる...)」
ードニエル・トスだ。
私は今、メガファウナのブリッジでギゼラ少尉と話していた。
ギゼラ「...Nーノーチラス号から合流ポイントの指定がありました」
ドニエル「この短い期間に向こうも色々とあったようだな」
ギゼラ「ですが、新たな異界人の加入もあり、戦力は増大しているとの事です」
アイーダ「こちらの新メンバーも合わせれば、アル・ワースの中でも有数の戦力ではないでしょうか」
ドニエル「確かにそうでしょう。もっとも戦力が大きくなればなったで気苦労も多くなりますけどな...」
アイーダ「艦長...」
ドニエル「アル・ワースは我々の住む地球とは別の世界です。このまま戦力が増大していけば、どうなるのか不安になる時があります」
アイーダ「艦長のお気持ちはわからなくはありません。だからこそ私は、この力を良き方向に使う事で、我々とアル・ワースの双方に益があるようにしたいと考えます。今回のマナの国の調査で私はそのように思うに至りました」
ドニエル「...了解です。姫様のそのお考えは、今後の行動指針とさせていただきます」
アイーダ「よしなに」
ドニエル「各員!これより本艦とシグナス、プトレマイオスはNーノーチラス号とナデシコCとの合流ポイントへ向かう!マナの国での任務は終わった!元の世界への帰還のためにもドアクダー軍団を打倒するぞ!」
私達は別働隊との合流を急いだ...。
ー中断メッセージ
〈アルトとグラハム〉
グラハム「いい腕をしているな、アルト君。君と飛ぶ空は素晴らしい」
アルト「ありがとうございます、グラハム少佐。俺もあなたと並んで飛ぶとまるで一対の翼になったように思えます」
グラハム「ほう…。では、私は君の翼という事かな?」
アルト「それは…!」
グラハム「ははははは!ロマンあふれる君の言葉への返礼のようなものだ。かく言う私も乙女座ゆえにロマンチストでな…。少し語ってもいいかな?」
アルト「え、遠慮させていただきます!」
次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?
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