スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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タイトル通り?です!

それではどうぞ!


第25話 眠る魔王と復活の破壊王

ー新垣 零だ。

 

シグナスの格納庫で万丈が彼やショウ、ヒイロ達の世界の事について話し始めた。

 

万丈「...皆さん、お集まりいただき、ありがとうございます」

 

ベルリ「...」

 

シモン「...」

 

万丈「こういった場を設けていただいたのは、僕達の世界について話をするためです。このエクスクロスには同じ世界から来た異界人として、ヒイロ達、ショウ達...そして、僕がいます」

 

ヒイロ「...」

 

ショウ「...」

 

万丈「既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕達は互いに別の組織に所属し、敵同士だった時もあります。その辺りも含めて、僕達の世界...そして、僕達の戦いについてお話しします」

 

ドニエル「...」

 

倉光「...」

 

ヒイロ達の世界の戦い、か...。

 

万丈「僕達の世界は、長い間、地球圏統一連合という組織が人々を管理していました」

 

アイーダ「管理...ですか...」

 

万丈「統一連合とは名ばかりで、組織内では一部の大国が強い発言権を持ち、その力の下、弱者は虐げられてきました。その地球圏統一連合の弾圧に対しスペースコロニーは五機のガンダムによる犯行作戦を開始しました」

 

マリー「まるで初めて、武力介入を実行した頃のソレスタルビーイングですね...」

 

刹那「五機のガンダムとは、まさか...」

 

万丈「そう...。そのガンダムのパイロットがヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛だ。だが戦いの中、地球圏統一連合は、連合内の軍事特務機関OZの反乱によって壊滅した。こちらのゼクス・マーキスは当時、OZの士官であったが、その理念に反乱し、後に離脱する事となった」

 

ゼクス「...」

 

万丈「そして、地球圏統一連合の壊滅によって世界は混乱し、戦乱は加速していった。最終的にトレーズ・クシュリナーダを旗頭にしたOZとゼクス・マーキス、改めミリアルド・ピースクラフト率いる革命組織ホワイトファング...さらに地球上で最大の国家であった神聖ブリタニア帝国の三つ巴となったんだ」

 

ディオ「そのミリアルド・ピースクラフトという名の意味は?」

 

ゼクス「私の本当の名前だ」

 

万丈「ゼクスは地球圏統一連合に滅ぼされた王国、サンクキングダムの王子だった...。そして彼は、反OZ組織のリーダーとしてかつての盟友であったトレーズ・クシュリナーダに戦いを挑んだんだ」

 

九郎「世界を三つに割った戦い...。俺達の世界にも宇宙人とか来たが、そっちも壮絶だったみたいだな...」

 

う、宇宙人...?ま、まあ、九郎さんの世界の話は後にでも聞くか...。

 

青葉「ヒイロ達とショウさん達と万丈さんは最終的には仲間になったって聞いたけど、どこの組織にいたんです?」

 

万丈「そのどこでもない...。僕達は全く別の角度から戦争に参加していたんだ。その前にショウ達の立場について説明しよう」

 

エイサップ「...ショウさん達はバイストン・ウェルから地上...つまり、万丈さん達の世界に転移したんですね...」

 

万丈「そうか、エイサップの世界にもバイストン・ウェルがあったんだったね」

 

ショウ「元々は俺とマーベルは、万丈さん達と同じ世界の人間だった。バイストン・ウェルについてはエイサップの世界のものと似ているが少し違う...」

 

エイサップ「それぞれ違う組織があった事ですね...」

 

マーベル「私達は異世界であるバイストン・ウェルに召喚され、そこでオーラバトラーに乗る聖戦士となって戦っていた...。だけど、バイストン・ウェルからオーラマシンが排除された際にマシンと共に地上に戻ったの」

 

チャム「ちなみにあたしは、バイストン・ウェルのミ・フェラリオよ」

 

アーニー「僕達の世界でもショウ君達とエイサップ君達のバイストン・ウェルは異世界だったからね」

 

シモン「オーラマシンの排除っていうのはどういう事だ?」

 

ショウ「オーラバトラーを始めとするオーラマシンは召喚された地上人ショット・ウェポンがバイストン・ウェルにもたらしたものなんだ」

 

マーベル「それによってバイストン・ウェルが戦乱に包まれた事を怒ったジャコバ・アオンによって全てのオーラマシンが地上に跳ばされたの」

 

アマルガン「ジャコバ・アオンじゃと...⁉︎」

 

エレボス「そっちのバイストン・ウェルにもジャコバ様がいたんだ!」

 

ワタル「そのジャコバ・アオンって誰?」

 

チャム「エ・フェラリオの中でも一番えら〜い人よ!」

 

キキ「ジャコバ様の偉大さはどっちのバイストン・ウェルも同じだったんだね」

 

へべ「二つのバイストン・ウェルに別世界同士のジャコバ様...か」

 

ゼロ「全てって事は、それなりの数のオーラバトラーが地上に跳ばされたんだな...」

 

万丈「そんな生易しいものじゃない。オーラマシンの大軍団は、戦局を一変させ、世界はさらなる混乱に見舞われた。オーラマシン率いるドレイク軍は神聖ブリタニア帝国と結託し、戦いは激化していった」

 

ショウ「万丈さんとヒイロ達、そして他のレジスタンス達と俺が所属していた反ドレイク軍は手を結び、戦争を終わらせるために戦ったんだ」

 

マーベル「そして、太平洋で私達は神聖ブリタニア帝国ならびにドレイク軍との最後の戦いに挑んだの」

 

ジュドー「その戦いはどうなったんだ?」

 

ショウ「犠牲を払いながら、俺達はドレイク軍を倒す事には成功した。もっとも、その戦いで俺も生命を落としたんで最終的にどうなったかまではわからないけどな」

 

メル「え...⁉︎ショウさん、あなたは死んでしまっていたのですか⁉︎」

 

マーベル「ショウだけじゃないわ。私もよ」

 

朗利「それが前にショウが暴走した理由か...」

 

ショウ「でも、こうして俺達は生きている。理由はわからないけど...」

 

万丈「その太平洋の決戦でドレイク軍は壊滅したが神聖ブリタニア帝国は滅びなかった...」

 

デュオ「だが、その戦いとほぼ同じ頃、宇宙ではOZとホワイトファングの決戦も始まっていたんだ」

 

カトル「僕達ガンダムチームは宇宙に上がり、その戦いに加わりました」

 

万丈「そして、OZを率いるトレーズは五飛に討たれ...。ホワイトファングのリーダーであったミリアルドもヒイロに敗れ、宇宙での戦いも終止符が打たれたんだ」

 

ヒイロ「...だが、戦いは終わらなかった」

 

デュオ「情けない話だが、そこまでの戦いで俺達はボロボロになっちまってよ...。最後に残った神聖ブリタニア帝国が世界を握る事になったんです」

 

アルト「汚いやり方だな、それ」

 

トロワ「ブリタニアの皇帝ルルーシュにとってそこまで計算ずくだったようだ」

 

五飛「そして奴は、世界に対して戦乱は全て自分がコントロールしていた事を語り、自らが世界の王である事を宣言した」

 

万丈「だが、そのルルーシュとパレードの最中、レジスタンス組織黒の騎士団の総帥ゼロに暗殺された」

 

ゼロ「ゼロ...?」

 

万丈「勿論、ウルトラマンの君じゃないよ。常に仮面を身につけた謎の男だ。天才的な知略を持ち、黒の騎士団を率いてブリタニアと戦ってきた」

 

万丈「なお、その正体は本当ならば、皇帝ルルーシュ本人だ」

 

一夏「すみません、言っている事がよくわからないのですが...」

 

零「...皇帝ルルーシュは皇帝になる前はゼロとしてブリタニアと戦っていたって事か?」

 

万丈「その通りだ、零。皇帝ルルーシュはブリタニア皇家に生まれた人間であったが...。数奇な運命を辿った結果、自らの正体を隠しながら、ブリタニア打倒を揚げ、レジスタンス組織を率いたんだ」

 

デュオ「それが仮面の男ゼロであり、黒の騎士団だ」

 

万丈「彼は、最終的にブリタニアを打倒し、その皇帝に収まった...。そして、世界の敵となったんだ」

 

デュオ「そのルルーシュが、ゼロに討たれた...。あいつを討ったゼロの正体は、今に至ってもわかってないがな...」

 

ユイ「複雑だったんですね...」

 

リディ「そのルルーシュという者は世界をを引っ掻き回して何がしたかったのだろうな...」

 

ヒイロ「戦乱の元凶であった皇帝ルルーシュが倒され、世界は憎しみから解放された...。もう戦いは終わった...。誰もが平和な時代が来たのだと思った」

 

ショウ「...その言い方...世界に平和は訪れなかったんだな...」

 

デュオ「ああ...。俺達がぶつかり合っている間に着々と力を蓄えていた奴がいたんだ」

 

トロワ「それがマリーメイア軍だ」

 

万丈「彼等は、新たに設立された地球圏統一国家の要人を人質に取り、復興の始まった世界に対して宣戦布告をした。僕やヒイロ達...そして、ゼクスとノインはそれを阻止するために戦っていたのだが...。その戦いの最中にマリーメイア軍と共にアル・ワースへと跳ばされたんだ」

 

ショウ「ゼクス・マーキス...。あなたに聞きたい事がある」

 

ゼクス「何だ?」

 

ショウ「世界を混乱に包んだあなたが、何故、マリーメイア軍と戦ったんだ?」

 

チャム「やめようよ、ショウ...!ヒイロ達も、もう気にしてないみたいだし...!」

 

ショウ「そんなわけにはいかない...!俺自身が納得できなきゃ、一緒にやっていく事なんて出来ない!」

 

ゼクス「その素直さ...。シーラ女王が見込んだ聖戦士だけある」

 

ショウ「知ったような口を...!」

 

マーベル「待って、ショウ...!ゼクス・マーキス...。あなた、シーラ様に会った事があるの?」

 

ゼクス「ああ...」

 

ノイン「ゼクスはホワイトファングの代表として秘密裏にシーラ女王にコンタクトを取っていたそうだ。そして、全てのオーラマシンを最終的には自らの手で排除する事を決めていた彼女の決意に感銘し...。痛みによって、世界を変える事を思い至ったのです」

 

ヒイロ「そして、それは...トレーズ・クシュリナーダも同じだった」

 

ショウ「シーラ様とトレーズ、ミリアルドが同じ考えだったっていうのか...」

 

五飛「違っていたのは、その立場だけだったようだ」

 

ショウ「...」

 

ゼクス「納得できないのなら、私を討つがいい。だが、それは全ての為すべき事を終えてからだ」

 

ショウ「その為すべき事とは?」

 

ゼクス「多くの人間の血の上に築かれた平和...。それを奪おうとする者を討つ事だ」

 

ゼクスさん...。

 

ゼクス「そのためにも私は泥を啜ってでも、元の世界に帰還するつもりだ」

 

ショウ「...」

 

ゼクス「納得できないようだな...」

 

ショウ「...何度も立場を変えたあなたという男を俺は信じる事は出来ない...。だが、為すべき事を為すといった、その言葉は信じられるような気がする」

 

ゼクス「ショウ・ザマ...」

 

ショウ「その生命は預ける...。俺が殺すのは、戦いを生む意思だけだ」

 

ゼクス「感謝する、聖戦士ショウ」

 

ネモ船長「古き血が戦いによって新たになる...。世界は革命によって、新たな地平へと進む...」

 

スメラギ「なるほど...。あの子達の世界は、変革する革命の只中にあったのですね」

 

ベルリ「ショウさんとゼクスさんの二人が収まったのはいいけど、そのためにこの話をしたんですか?」

 

万丈「それも重要な事だが、目的は別のところにある。僕はアル・ワースに跳ばされた後、様々な地域を巡り、世界の敵であるドアクダー軍団を調べていたんだが...。彼等の中の一団が妙な動きを見せている事を知った」

 

ガエリオ「妙な動き...?」

 

ジュリエッタ「それは...」

 

っ⁉︎何だ⁉︎シグナスが揺れた...⁉︎

 

ナディア「きゃあっ!」

 

ジャン「な、何が起きたんだ⁉︎」

 

マサオ「ゆ、揺れてるよ!」

 

トオル「みんな!何かに掴まるか、身体を固定して!」

 

ボーちゃん「これ...艦が落ちる...!」

 

何だと...⁉︎

 

 

 

 

 

第25話 眠る魔王と復活の破壊王

 

 

 

 

リチャード「みんな、無事か⁉︎」

 

ワタル「アマリさんが、魔法でクッションを作ってくれなきゃ危なかった...」

 

青葉「シグナスに何が起きたんだよ...⁉︎」

 

アニュー「シグナスだけじゃない...!Nーノーチラス号やメガファウナ、プトレマイオスやナデシコCも墜落しているわ!」

 

グラハム「単純なエンジントラブルではないようだな...」

 

ネネ「み、みんな!向こうの街を見て!」

 

ネネが言った街を見ると俺達は驚いた。

 

しんのすけ「な、何、あれ⁉︎」

 

舞人「建物が逆さまになっている!」

 

ヒミコ「きゃはは!みんな、逆立ちなのだ!」

 

ケロロ「笑っている場合ではないでありますよ!ヒミコ殿!」

 

千冬「アル・ワースには、あのような街があるのですか、シバラク先生⁉︎」

 

シバラク「い、いや...!そんな話は聞いた事がござらん!」

 

カンタム「だとしたら...!」

 

すると、俺達の前に魔神部隊と死神の様な魔神が現れた。

 

デュオ「死神⁉︎」

 

デス・ゴッド「引っ掛かったな、救世主ワタルとエクスクロス!我が名はデス・ゴッド!ドアクダー様より第二界層を任された者だ!」

 

クラマ「(クルージング・トムが失脚して、第二界層のボスが出てきやがったか...!)」

 

サヤ「ドアクダー軍団が来たのであれば、戦うしかないです!」

 

ワタル「みんな、出撃だよ!」

 

俺達は出撃した...。

 

金本「機体は動く様だね...!」

 

ドニエル「メガファウナは浮上できないのか!」

 

副長「ダメです!ミノフスキー・フライトの出力以上の力で上から押さえつけられているようです!」

 

ホープス「周辺で解析不能な力を感知しています。各艦の航行不能は、その影響でしょう」

 

デス・ゴッド「フフフフフ...。逆転の力に抗う事は出来まい」

 

アンジュ「逆転の力ですって⁉︎」

 

デス・ゴッド「その通り!この真実の鏡を曇らせれば、物事は正反対となる!空を飛ぶ船は地面に沈み、人も建物もひっくり返るのだ!」

 

ワタル「真実の鏡...」

 

アマリ「そんな力を持つものがあるとしたら、きっと創界山の秘宝に違いありません!」

 

零「機体は動く!あいつをぶっ倒して、真実の鏡を手に入れれば、必ずこの状況は収まる!」

 

ゼロ「戦艦が動かない以上、俺達だけでやるぞ!」

 

デュオ「あの死神野郎を狙えばいいんだな!」

 

デス・ゴッド「いいだろう、ワタルと仲間達。このデス・ゴッドが、お前達と少〜しだけ遊んでやろう!」

 

ワタル「余裕の態度も、そこまでだ!待ってろよ、デス・ゴッド!」

 

俺達は、デス・ゴッドのスカルバット並びに魔神部隊との戦闘を開始した...。

 

 

 

 

デュオのデスサイズヘルがビームサイズで魔神部隊を斬り刻む。

 

デス・ゴッド「(むう...!)」

 

デュオ「な、何だ...⁉︎嫌な視線を感じるぜ...!」

 

デス・ゴッド「(フフフフフ...。奴からは、このデス・ゴッド様と同じ匂いを感じる...。いずれ奴とは死神対決をせねばならんだろう...)」

 

 

 

 

 

俺達はスカルバットに攻撃を与えるが...。

 

デス・ゴッド「無駄無駄!そんなヘナチョコにやられるデス・ゴッド様ではないわ!」

 

レナ「だったら、倒れるまで攻撃を叩き込む!」

 

デス・ゴッド「もう少し遊んでやりたいが、このデス・ゴッド様には別の任務があるので、後は別の者に任せる!フフフ...。破壊王を仲間とした。後は魔王を復活させれば、お前達など、あっという間にあの世行きだろつな!」

 

それだけを言い残し、スカルバットは撤退した...。

 

ワタル「偉そうな事言っておいて結局逃げるのかよ!」

 

ジュドー「あいつ...最後に何か言ってたみたいだけど...」

 

万丈「(魔王...それに、破壊王...)」

 

アイーダ「気を抜いてはダメです!また何か来ます!」

 

現れたのは...BD連合の機体か!

 

舞人「BD連合か!」

 

ホイ・コウ・ロウ「パープルめ...。ドアクダー軍団へ渡りをつけたぐらいで偉そうにリーダー面しおって...!」

 

チンジャ「ホイ様、ここは我慢です」

 

ホイ・コウ・コウ「こうなれば、エクスクロスを倒して、憂さ晴らしをするネ!」

 

刹那「あれが舞人達の世界の悪党の集まり...BD連合か」

 

シン「なるほどな!小悪党って言葉がぴったりだな!」

 

ホイ・コウ・ロウ「うるさい!お前達は大人しくワシにやられるネ!」

 

しんのすけ「そうはいかないネ!」

 

トオル「話し方が移ってるぞ、しんのすけ...」

 

舞人「しんちゃんの言う通りだ!ここがどこだろうとお前達のような悪がのさばる事は許されない!ドアクダー軍団と手を組んだのなら、まとめて叩き潰してやるぞ!」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった...。

 

チャム「ショウ!何か来るよ!」

 

ショウ「あれは...!」

 

現れたのは...赤い機体と白い機体...?敵か...⁉︎

 

チャム「あの赤いの...!紅蓮だ‼︎」

 

シモン「グレンだと...⁉︎」

 

グレンファイヤー「グレンだって⁉︎」

 

ショウ「カレン...!紅月 カレンなのか!」

 

カレン「その声...ショウなんだね!」

 

ショウ「俺だけじゃない!ヒイロ達や万丈さんもいる!」

 

デュオ「こいつは驚いた...!カレンもアル・ワースに来ていたとはよ!」

 

トロワ「隣にいるのはナイトオブゼロか」

 

五飛「あの男...太平洋での戦いで死んだはずでは...」

 

スザク「...」

 

ゼクス「(枢木 スザク...。新たな使命に生きていたはずの君とこんな形で再会するとはな...)」

 

カレン「事情は後で話す...!とりあえず、今のスザクは敵じゃない!」

 

デュオ「またまた驚きだぜ。皇帝ルルーシュの騎士、ナイトオブゼロとカレンが和解するとはよ」

 

カレン「まずはそっちの援護をする!さっさとこいつ等を片付けて、話がしたい!」

 

カトル「わかりました。よろしくお願いします」

 

ユイ「ショウさん達のお知り合いですか?」

 

ショウ「カレンは俺達の協力者だった...。もう一人の方は敵だったんだが、カレンがそう言うなら、今はその事は忘れる」

 

マーベル「二人共、とても頼りになるわよ」

 

デュオ「あのカレンと枢木 スザクが来たんだ!ここからは楽勝だぜ!」

 

ヒイロ「はしゃぐのは後にしろ。まだ何か来る」

 

また二機の機体が現れた...⁉︎

 

カレン「オレンジ...!」

 

スザク「モルドレッド...!乗っているのはアーニャか!」

 

ジェレミア「紅月君、枢木...。久しぶりだな」

 

アーニャ「でも...」

 

え、あいつ等知り合いじゃなかったのかよ⁉︎紅蓮達を攻撃したぞ!

 

カレン「どういう事さ、ジェレミア⁉︎」

 

ジェレミア「見ての通りだ。君達がドアクダー軍団に敵対するなら、それは私にとっても敵ということだ」

 

五飛「ジェレミア・ゴッドバルト...!ドアクダー軍団についたか!」

 

スザク「アーニャ...。君もジェレミア卿と同じなのか?」

 

アーニャ「うん...」

 

ホイ・コウ・ロウ「ホッホッホ。あれがデス・ゴッドが言っていた頼もしい助っ人とやらか。(だが、破壊王とかいう者はまだ来ていないな...)まあいい!おい、お前達!さっさと奴等を片付けるネ!」

 

ジェレミア「ご老人...。あなたに、この私に命令する権利はない」

 

ホイ・コウ・ロウ「な、何っ⁉︎」

 

ジェレミア「だが、安心するがいい。このジェレミア・ゴットバルト、身命を賭して、己の使命を果たそう!」

 

アーニャ「手伝う、ジェレミア」

 

カレン「あんた達が、その気なら...!」

 

スザク「アーニャ...!僕達にも退けない理由があるんだ!」

 

カレン「やるよ、スザク!あたし達は、こんな所で足踏みなんてしてられないんだ!」

 

 

 

 

敵部隊を確実に倒していっている俺達...。

 

刹那「この感覚は...気をつけろ、みんな!何か来る...!」

 

すると、またもや二機の機体が現れた...。

 

だ、だけど何だ...?あの鎧の様な機体から発せられている威圧感は...。

 

ノブナガ「ここが、デス・ゴッドが示した戦さ場か...」

 

ジェレミア「ようやく、来ましたか。ノブナガ公」

 

ノブナガ「あの者達を斬り捨てればよいのだな?」

 

ホイ・コウ・ロウ「そうネ!遅れた分はしっかりと働くネ!」

 

ジャンヌ「お前がノブナガに命令する権利はない」

 

ホイ・コウ・ロウ「な、何だと...⁉︎」

 

ノブナガ「よせ、ランマル。今の俺達はドアクダー軍団の配下でしかない」

 

ジャンヌ「わかっているわ、ノブナガ」

 

零「の、信長って...織田 信長の事か⁉︎」

 

ノブナガ「左様。我はオダ家当主、オダ・ノブナガなり!」

 

青葉「あの鎧の様な機体に乗っているのが、織田 信長ってマジかよ⁉︎」

 

ディオ「落ち着け!嘘に決まっている」

 

ノブナガ「嘘を吐いて何となる?オダ・ノブナガは俺一人だ!」

 

九郎「おいおい!歴史上の人物が何でロボットに乗ってんだよ⁉︎」

 

アル「わ、わからぬ...!」

 

トオル「もしかして、もう一機に乗っているのは森 蘭丸なの⁉︎」

 

ジャンヌ「そうだ。私はモリ ランマル...。ノブナガと共に道を歩む者だ!」

 

ヒイロ「どうやら、嘘はついていない様だな...」

 

ゼクス「まさか、織田 信長と森 蘭丸とは...」

 

ケロロ「ま、まだ何か来るでありますよ!」

 

こ、今度は何の機体だ⁉︎

 

って...何か、孫 悟空みたいな機体だな...。

 

ヒデヨシ「ようやく見つけたぜ...ノブ様、ジャンヌちゃん!」

 

ジャンヌ「ヒデヨシ...⁉︎どうしてあなたが...!」

 

ミツヒデ「私もいるぞ、ノブ、ランマル」

 

ノブナガ「フッ、久しいな...。ミツ、サル」

 

ジャンヌ「ミツヒデまで...!」

 

秀吉に光秀って...!

 

ミツヒデ「ノブ!ドアクダー軍団なる者達と同盟を結び何をする気だ⁉︎」

 

ノブナガ「知れた事。さらなる乱を起こす」

 

ヒデヨシ「乱を...⁉︎ここは俺達の世じゃないんだぜ!」

 

ノブナガ「知った事ではない。ミツ、サル。もう一度俺に従え」

 

ミツヒデ「断る。今のお前に従う程、私達は愚かではない」

 

ヒデヨシ「流石の俺も今回は賛成できねえ!」

 

ジャンヌ「あなた達...!」

 

ノブナガ「そうか。ならば、奴等と共に斬る!」

 

ヒデヨシ「どうすんだ?ミツヒデ!」

 

ミツヒデ「彼等がドアクダー軍団と敵対するエクスクロスか...ならば。エクスクロスに次ぐ、私はアケチ・ミツヒデ!ドアクダー軍団並びにオダ・ノブナガを討つ為にそちらと手を結びたい!」

 

カレン「今度は明智 光秀と豊臣 秀吉...⁉︎もうわけがわからないわよ!」

 

アマリ「ど、どうするんですか⁉︎」

 

倉光「わかりました。取り敢えず今は手を組みましょう」

 

スメラギ「倉光艦長...⁉︎」

 

ルリ「賛成です。彼等まで敵に回って欲しくないですから」

 

ユリカ「確かにね...」

 

アキト「今はこの場を彼等と乗り切ろう!」

 

ミツヒデ「感謝する...。ヒデヨシ」

 

ヒデヨシ「おう!覚悟しろよ!ノブ様、ジャンヌちゃん!」

 

ノブナガ「フッ。来い、サル!」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 ヒデヨシVS初戦闘〉

 

ヒデヨシ「あの戦いが終わって、西の星の王になったアレクサンダーと手を組んだ後にこんな異界な世に来るなんてな...。だが、武将トヨトミ・ヒデヨシ、何処までも戦ってやるぜ!」

 

 

スザクのランスロット・アルビオンはアーニャという少女が乗るモルドレッドにダメージを与えた。

 

アーニャ「やるべき事はやったから、帰る」

 

スザク「アーニャ...!君は、もしかして...」

 

アーニャ「あなたには関係ない」

 

そう言い残し、モルドレッドは撤退した...。

 

ジェレミア「アーニャ...。先に帰っていてくれ」

 

カレン「あの子...相変わらず何考えてるんだか全然わからない...!」

 

スザク「...」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ヒデヨシVSジェレミア〉

 

ジェレミア「まさか、豊臣 秀吉公と戦う事となるとは...。それにしても猿と呼ばれていたのは本当の様だな」

 

ヒデヨシ「へっ!俺の事をサルって呼んでいいのはノブ様だけだ!...たまーにミツの奴も呼んでるけどな...」

 

ジェレミア「私もオレンジと呼ばれた者だ。オレンジとサル...どちらが強いかいざ尋常に勝負だ!」

 

ヒデヨシ「良いぜ、サルを舐めていると顔を引っ掻き回されるぜ!」

 

 

 

 

 

 

紅蓮の攻撃でサザーランド・ジークを追い詰めた...。

 

ジェレミア「これ以上の戦闘は危険だ。ここは撤退する」

 

カレン「ジェレミア!あんたに話がある!」

 

ジェレミア「私にはないな」

 

カレンの話を聞かずに撤退しやがった...。

 

カレン「あいつ...!一体何を考えているのよ!」

 

スザク「(まさか、あの人も...)」

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ヒデヨシVSジャンヌ〉

 

ジャンヌ「ノブナガに最後まで従っていたあなたまで裏切るなんてね...」

 

ヒデヨシ「今のノブ様のやってる事はこの世の民を傷つけるだけなんだよ!」

 

ジャンヌ「それでも私はノブナガについていく...例え、あなた達が相手でも!」

 

ミツヒデ「ランマル...止まる気は無いようだな...」

 

ヒデヨシ「だったら、こっちだって容赦しねえぜ!」

 

 

〈戦闘会話 カレンVSジャンヌ〉

 

ジャンヌ「ノブナガに手を出させはしない!」

 

カレン「その声...えっ⁉︎蘭丸って女だったの⁉︎」

 

ジャンヌ「何でどの人も私の性別に気づくのよ!」

 

カレン「そんな女々しい声を出していれば誰でもわかるわよ!あんたがノブナガを守りたい様に私にだって、守りたい奴がいるんだから、あんたを倒させてもらうよ!」

 

 

〈戦闘会話 スザクVSジャンヌ〉

 

スザク「森 蘭丸が来るか...!」

 

ジャンヌ「あなた何者?ミツヒデに声が似ているけど...」

 

スザク「何者でもないさ...。でも、お前達があいつを傷つけようというのなら、僕はお前達を許さない!」

 

 

 

 

モリ・ランマルの乗る機体にダメージを与えた俺達...。

 

ジャンヌ「くっ...!ダメージを受けた...⁉︎」

 

ノブナガ「っ...ジャンヌ!退け、またお前を失うわけにはいかない!」

 

ジャンヌ「...わかったわ、先に戻ってるからノブナガも気をつけて...」

 

ノブナガ「承知した」

 

そう言い残し、モリ ランマルの乗るオルレアンという機体は撤退した...。

 

ヒデヨシ「あくまでも愛するノブ様についていくってのかよ...!」

 

ミツヒデ「今のあいつは敵だ。迷いを捨てろ、サル」

 

ヒデヨシ「んなもんわかってるよ!てか、お前がサルって呼ぶんじゃねえよ!」

 

ノブナガ「(ミツもサルも迷いはないという事だな...それでよい...)」

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 ヒデヨシVSノブナガ〉

 

ノブナガ「お前とも一度は本気で剣を交えてみたかったところだ」

 

ヒデヨシ「俺もだぜ、ノブ様!手加減はしねえからな!」

 

ミツヒデ「ノブ、お前が立ちはだかるというのなら...何度でも私達がお前を討つ!」

 

ノブナガ「是非もない!来い、友よ!」

 

 

〈戦闘会話 シバラクVSノブナガ〉

 

ノブナガ「ほう、この世にも侍がいたとはな...」

 

シバラク「拙者にはわかる...この者、只者ではござらん...!」

 

ノブナガ「俺の力量を見定めるとはお前もなかなかの侍だな」

 

シバラク「だが、簡単に負けはせん!」

 

ノブナガ「是非もない!やるぞ!」

 

 

〈戦闘会話 刹那VSノブナガ〉

 

刹那「何故、争いを好む...⁉︎」

 

ノブナガ「俺は乱が好きだからだ」

 

刹那「貴様もあの男と同じか...だったら、俺が断ち切る!」

 

ノブナガ「フッ!斬られるのは貴様の方だ!」

 

 

〈戦闘会話 グラハムVSノブナガ〉

 

ノブナガ「俺にはわかるぞ、お前...かつて修羅に堕ちたことがあるな?」

グラハム「確かに、私は修羅の武士道の道へ堕ちた事がある。だが、その修羅は刹那のおかげで断ち切る事が出来た」

 

ノブナガ「奴と似た様な声からその様な言葉を聞くとはな...?さすれば見せてみろ、修羅を断ち切ったお前の剣を!」

 

グラハム「織田 信長と交える事など、この後一生ない事だ!では、参る!」

 

 

〈戦闘会話 ワタルVSノブナガ〉

 

龍神丸「むっ...⁉︎あいつの中に眠るものはまさか...!」

 

ノブナガ「あの機体...龍か...」

 

龍神丸「奴は強敵だ!気をつけろ、ワタル!」

 

ワタル「天下を取りかけた織田 信長だもんね...。油断はしないよ!」

 

 

〈戦闘会話 アンジュVSノブナガ〉

 

ノブナガ「龍を狩り、生きている女達か...。ならば、俺を狩れるか?」

 

アンジュ「あいつと似た様な声でふざけた事言うとは腹がたつ...!私をあまく見ていると痛い目を見るよ!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSノブナガ〉

 

ゼロ「織田 信長か...。80から地球の歴史を習ったが...本物に会えるとはな...」

 

ノブナガ「ウルトラマン...相手にとって不足なし!」

 

ゼロ「良いぜ!なら、お前を本能寺までぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

 

 

 

ヒデヨシのゴ・クウが織田 信長の乗るザ・フールにダメージを与えた...。

 

ノブナガ「やるじゃねえか、気に入ったぜ!エクスクロス!此処は退いてやる...だが、次はないと思うんだな!」

 

そう言って、ザ・フールは撤退した...。

 

零「強敵だったな...流石は織田信長だ...」

 

ヒデヨシ「随分簡単に退いたな、ノブ様は...」

 

ミツヒデ「(ノブよ...。お前は何を考えているのだ...)」

 

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 鈴VSホイ・コウ・ロウ〉

 

鈴「あんたにはブラックを苦しめたお礼をしないとね!」

 

ホイ・コウ・ロウ「小娘が!このホイ・コウ・ロウに敵うと思わない事ネ!」

 

鈴「小娘だと思っていたら、いつの間にかあんたはやられてるわよ!」

 

 

 

 

 

 

マイトガインの動輪剣で二オーに大ダメージを与えた。

 

ホイ・コウ・ロウ「ええい、腹がたつ!今日は、ここまでネ!」

 

舞人「待て、ホイ・コウ・ロウ!」

 

ホイ・コウ・ロウ「待てと言われて、待つ悪役は、この世にいないネ!では、サラバ!」

 

二オーは撤退した...。

 

メル「確かにそうですね」

 

零「納得してる場合か...」

 

ブラックマイトガイン「しぶとさは天下一品だな...」

 

マイトガイン「だが、次は逃しはしない」

 

ジャンボット「その粋だ、マイトガイン」

 

舞人「(BD連合をまとめ上げたパープルという男...。他の悪党とは違う薄気味悪さを奴から感じる...)」

 

ワタル「なんとか敵は倒したけど...」

 

リョーコ「戦艦が動かねえ以上、ここを離れるわけにはいかねえだろうな」

 

カレン「...」

 

ショウ「カレン...。まずは話を聞かせてくれ」

 

カレン「うん...」

 

ゼクス「スザク...。君には聞きたい事がある」

 

スザク「わかりました、ゼクスさん。こうして、あなたとまた会えた事も何かの啓示と考えますので」

 

万丈「(カレンとスザク...。そうなれば、次に来るのは...)」

 

倉光「ヒデヨシ公とミツヒデ公もいいかな?」

 

ミツヒデ「承知した。そちらの星船で話をしよう」

 

ヒデヨシ「話が通じそうでよかったぜ...」

 

ミツヒデ「(ノブ...。私は何度でもお前を討つ...。だが、本当にそれでいいのか...)」

 

俺達はそれぞれの艦へ戻った...。

 

?「フフ...騒がしくなってきた...。さて...ここからどう転がっていくのだろうな...」

 

だが、俺達は気がつかなかった...。俺達を見ている者がいたことに...。

 

俺達は、カレン、スザク、ヒデヨシ、ミツヒデから話を聞くためにメガファウナの格納庫に集まった。

 

デュオ「そうか...。カレンはブリタニアとの戦いが終わった後は学生をやってたんだったな」

 

カレン「でも、気がついたら、破壊されたはずの紅蓮と一緒にこのアル・ワースにいたんだ...」

 

五飛「枢木 スザク...。お前は?」

 

カトル「あなたは太平洋の戦いで死んだのではなかったのですか?」

 

スザク「僕は...ルルーシュの指示で死んだふりをしていた」

 

デュオ「あの皇帝陛下...。またお得意の仕込みトリックかよ...!」

 

ヒイロ「いったい何のためにだ?」

 

スザク「自らを...皇帝ルルーシュを殺させるために...」

 

五飛「何っ⁉︎」

 

スザク「そこまでがルルーシュの計画...ゼロレクイエムだった...」

 

カトル「では、皇帝ルルーシュを殺したゼロは...あなただったんですね」

 

デュオ「マジかよ...!ルルーシュに憧れた誰かの仕業だと思ってたけど、ある意味、あいつの自作自演って事か...!」

 

トロワ「何のために...という質問は野暮だろうな」

 

ヒイロ「あいつは最後まで、あいつだったという事か...」

 

ゼクス「その通りだ。世界の全ての憎しみを自分が背負い、その自分を討たせる事で世界を解放しようとしたんだ」

 

ミツヒデ「(まるであの時のノブの様だな...)」

 

ショウ「あなたは、それを知っていたのか?」

 

ゼクス「言葉は交わせなかったが、その真意は気づいていた...」

 

マーベル「あなたと皇帝ルルーシュとトレーズ・クシュリナーダ...。みんな、同じだったのね...」

 

ショウ「だからといって、あいつのやってきた事を許せるもんじゃない」

 

チャム「ちょっと待って!ジェレミア達もここにいて、デス・ゴッドの言っていた魔王って言葉...」

 

ゼクス「...その可能性は高い...」

 

ワタル「何なの...?いったい何の話...⁉︎」

 

デュオ「あの死神野郎が復活させると言っていた魔王の正体...」

 

ゼクス「それは我々の世界の天才戦略家...ゼロこと、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを蘇らせる事かも知れない...」

 

ゼロ「ゼロ...」

 

カレン「あたし達...このアル・ワースで何度かデス・ゴッドと戦って、その事をしったの...」

 

スザク「ルルーシュは、自らの死の衝撃をより強く世界に与えるために僕に遺体を爆破させるように命じた...」

 

デュオ「それは俺達も見たぜ」

 

トロワ「いや...正確に言うなら、本当に皇帝ルルーシュが死んだというのは確認していない」

 

五飛「遺体が爆破される前にこのアル・ワースに来ていたら...」

 

ヒイロ「奴が生存している可能性もある...」

 

カレン「ルルーシュの戦いは終わったんだ...!もう戦う必要なんてないよ!」

 

スザク「その天才的な頭脳を誰かに利用させるわけにもいかない」

 

アキト「あのデス・ゴッドの口ぶりからして...あいつには皇帝ルルーシュを従わせる何かの手段があるというのか...」

 

ガエリオ「これは、急がないとな...」

 

エイサップ「でも、問題はあちらもです...」

 

ミツヒデ「...」

 

零「神器にイクサヨロイ...。どれも俺達の知っている歴史には載ってない事だな...」

 

ヒデヨシ「でも、あんたらの世の歴史書には俺達の事が記されていたんだろ?」

 

千冬「それにおかしな点がまだある...」

 

一夏「おかしな点...?」

 

簪「うん。信長が生きている時の秀吉の名前は羽柴 秀吉だもん...」

 

ヒデヨシ「そんな事言われてもなぁ...。俺は生まれた時からトヨトミ・ヒデヨシだぜ?」

 

ミツヒデ「噛み合わない歴史...。これが異界の世というものか...」

 

アーニー「つまり、ミツヒデ公達の世界は僕達や零君達の世界の過去じゃないって事か...」

 

カレン「私からも一つ...。あの時、戦った森 蘭丸だけど...。私達が習った蘭丸は男のはず...だけど、彼女は女だった...。彼女は何者なの?」

 

ミツヒデ「モリ・ランマルの本当の名は...ジャンヌ・カグヤ・ダルクだ...」

 

鈴「ジャンヌ・カグヤ・ダルク...?」

 

一夏「カグヤ...って事は!あの蘭丸の正体はかぐや姫なのか⁉︎」

 

シャルロット「ち、違うよ、一夏!ジャンヌ・ダルクだよ!」

 

零「ジャンヌ・ダルクだと...⁉︎」

 

摩耶「それって...フランスの革命を起こした人ではないですか!」

 

零「...ちょ!待て待て待て待て!歴史が違いすぎる...!」

 

夏美「お二人の世界でさらに変ったものはないですか?」

 

ヒデヨシ「変わったもの...。東の星と西の星だな...」

 

サブロウタ「東の星と西の星...?」

 

ミツヒデ「東の星は私達の出身の地...。西の星は...アーサー王がまとめている星だ」

 

冬樹「今度はアーサー王...」

 

頭が痛くなってきた...!

 

ミツヒデ「ヒデヨシとランマルはノブにつき、私はアーサー王について...決戦した」

 

ヒデヨシ「結局、アーサー王は討ち死に、ノブ様はミツヒデによって、討たれ、ジャンヌちゃんと共に消えたんだ...。その後、俺達は西の星の王となったアレクサンダーと同盟を結んだんだが...突然、地震が起こり、目を覚ますと俺とミツヒデはこのアル・ワースという地にいたんだ」

 

刹那「それがお前達がこの世界に来た時の話か...」

 

ミツヒデ「この地を調べている内に、ノブとランマルがドアクダー軍団なる軍の配下となっていた事を知った我々は奴らを追っていたというわけだ...」

 

ロックオン「ノブナガが破壊王で...ミツヒデが救星王...だったな?」

 

ミツヒデ「ああ...」

 

ヒデヨシ「どうしたんだよ、ミツヒデ?」

 

ミツヒデ「何故、東の星でも西の星でもないこの地で龍脈の力を使用し、扱える事が出来るイクサヨロイや神器が使えるのだろうか...」

 

ヒデヨシ「この地にも龍脈があるんじゃないのか?」

 

アマリ「その様な話は聞いた事がないですが...」

 

メル「オドが関係していると考えられませんか?」

 

ホープス「まだ、わかりませんね...」

 

ヒデヨシ「まっ、考えても仕方ないだろ!使えるもんは使わないとな!」

 

ミツヒデ「フッ...。気楽なお前が羨ましい。...私達の世に戻るためにはドアクダーというものを討たねばならない...だったな?」

 

ワタル「うん、そうだよ」

 

ミツヒデ「ならば、私達もドアクダー打倒に手を貸そう」

 

トオル「いいんですか?」

 

ヒデヨシ「どちらにしろ、ドアクダー軍にはノブ様達がいるんだ。これを見過ごしておく事は出来ないだろ?」

 

ミツヒデ「ああ。私は誓ったのだ...。ノブが平和の道を阻もうとするのなら、何度でも討つと...」

 

零「わかった、ミツヒデ、ヒデヨシ...。これからよろしく頼む」

 

ミツヒデ「(ノブ...。お前は私に平和の世を託したのではないのか...?お前はいったい何をするつもりだ...?)」

 

チャム「ねえ...そう言えば、万丈は?」

 

マーベル「戦いが終わってから、見ていないけど...」

 

カレン「(ルルーシュ...。あなたも、このアルワースにいるの...)」

 

スザク「(君は僕達が守る...。だから...無事でいてくれ...)」

 

 

 

 

 

 

ー波嵐 万丈だ。

 

僕はある人物と会っていた...。

 

万丈「やっと見つけたよ...」

 

?「...」

 

万丈「死んだはずの君がいるのは、未だに信じられないが、この世界は死を超えた所にあるらしいからね。だが、もう逃さない。神聖ブリタニア帝国、最後の皇帝...ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア...。いや...ゼロと呼ぶべきかな」

 

ルルーシュ「波嵐 万丈か...」

 

万丈「君のその頭脳...誰かに利用されるぐらいなら、余計な邪魔が入る前に、ここで...」

 

ルルーシュ「そうしてくれ...。今の俺に...生きている意味など...ないから...」

 

万丈「...」

 

この時僕は気づいていなかった...。

 

ノブナガ「奴が世を変えた魔王か...。だが、今の奴を見るからに世捨ての人間しか見えないがな...。だが、臭う...奴はすぐに化けるな...」

 

僕達の会話を見て、聞いていたオダ・ノブナガがいた事に...。

 




ー中断メッセージ

〈悩むヒデヨシ〉

ヒデヨシ「うぬぬぬ...!」

ミツヒデ「サルが悩んでいるとは、珍しいな。何があった?」

ヒデヨシ「スパロボの俺の機体が回避できないんだよ!」

ミツヒデ「何だ、そのような事か...。それならば、機体の運動性を上げ、精神コマンドの集中や閃き、直感などを使えば敵の攻撃を避ける事が出来るぞ」

ヒデヨシ「そっか!ならば、早速試してみるぜ!」

ミツヒデ「プレイヤーのお前達もこれらを使って、戦を楽に進めてくれ...それではな」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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