スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第31話です!

分岐ルートの話は大変ですね...。

それではどうぞ!


第31話 極寒の死闘

 

ー織斑 一夏だ。

 

俺とヒミコはクラマにヒエヒエ神殿と呼ばれる神殿まで連れて来られた...。

 

ヒミコ「きゃはは!きゃはははは!この建物の中、ぜ〜んぶ凍ってるのだ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「ええい、うるさい!人質なら人質らしく大人しくせんか!」

 

ヒミコ「オッサン!こんな氷の中でも暑苦しいのだ!」

 

ドクトル・コスモ「クラマ!ザン・コック様はナディアをさらって来いと命じたはずだぞ!」

 

クラマ「邪魔が入ったんだ...。だが、こいつらはワタルの大切な仲間だ。人質としての価値は十分にあるはずだ」

 

くそっ!白式を奪われなければ...!

 

ヒミコ「違うよ、トリさん」

 

一夏「ヒミコ...?」

 

ヒミコ「ワタルにとっては、み〜んな大切な仲間だよ!もちろん、トリさんもなのだ!」

 

クラマ「ヒミコ...」

 

ソイヤ・ソイヤ「まあいい...。ナディアとかいう小娘を捕らえるのはワタル達を始末してからでいいだろう」

 

一夏「そんな事はさせない!」

 

ソイヤ・ソイヤ「ISというものがないお前に何が出来ると言うのだ!ドクトル・コスモ!エクスクロスへの連絡は済んでいるだろうな⁉︎」

 

ドクトル・コスモ「耳元で怒鳴るな、ソイヤ・ソイヤ!それに同格であるワシに命令するのは許さん!ドアクダー軍団最高の頭脳を持つ、このドクトル・コスモのやる事に抜かりはない!ちゃ〜んとワタルとアンジュとか言う女...そして、流 竜馬とかいう男だけで来いと告げたわ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「アンジュ...?あの白いパラメイルに乗った女か...」

 

ドクトル・コスモ「あの女を指名したのはザン・コック様だ。理由はわからんけど...所で、他の奴らはどこに行った?」

 

ダークケロロ「カエサル、キバ、ティベリウス、ビトンはドアクダーが呼び戻したそうだ。...吾だけでは不満か?」

 

ドクトル・コスモ「そうではないのだ」

 

ソイヤ・ソイヤ「所で何故、流 竜馬という男まで呼んだ?」

 

ドクトル・コスモ「ゲッター線というものに個人的にに興味を示してな...。とにかく!ここで奴等を始末すれば、ワシの出世は間違いなしだ!」

 

クラマ「...俺の任務は終わった。これで望みは叶うんだろうな?」

 

すると、三人組が来た。

 

ザン・コック「まだだ、クラマ」

 

クラマ「ザン・コック様...!」

 

ザン・ゴロツキー「中途半端な任務の達成では、褒美をやる事は出来んな」

 

ザン・ギャック「そーだ、そーだ。ソーダ村の村長さんも、そう言っている、エヘヘへ」

 

ソイヤ・ソイヤ「おお...!ザン・コック様、ザン・ゴロツキー様、ザン・ギャック様!」

 

ドクトル・コスモ「ドアクダー四天王のお三方がわざわざおいでになるとは...は...!もしかして、このドクトル・コスモに昇進の通達をされるために...!」

 

ザン・ゴロツキー「気の早い奴だ」

 

ザン・ギャック「尻みたいな頭のくせに」

 

ザン・コック「我等、ザン兄弟がここに来たのは救世主ワタルの最後を確認するためだ」

 

クラマ「ワタルの最期...」

 

ザン・コック「クラマよ...。お前の望みは、奴の死を確認してからだ」

 

クラマ「動物に変えられた俺と村の人達...。人間に戻してくれるのですね?」

 

...何だと...⁉︎

 

ザン・コック「何度も言わせるな。全てはワタルを倒してからだ」

 

ザン・ゴロツキー「だが、安心するがいい」

 

ザン・ギャック「もしもの場合は、我等ザン兄弟も出撃するつもりだからな。もしもし、かめよ〜」

 

ザン・ゴロツキー「...ザン・ギャック...。お前は、もう喋るな...」

 

ザン・ギャック「す、すまねえ、兄者...」

 

ザン・コック「さあ来い、救世主と歌姫、そしてゲッター線に選ばれし者よ...。灼熱と極寒の地獄がお前達を待っているぞ。お前達が神龍の力を使おうと、我らの前では無力である事を教えてやる」

 

クラマ「(すまねえ、ワタル...。だが、俺は...村の人達のためにもどうしてもやらなきゃならなかったんだ...)」

 

クラマ...。

 

 

 

 

 

第31話 極寒の死闘

 

 

 

 

 

ー流 竜馬だ。

 

俺とワタル、アンジュはそれぞれの機体に乗り、指定された場所まで来た。

 

ワタル「指定された場所に来たけど...」

 

アンジュ「炎と氷...。大地が完全にくっきり色分けされている...」

 

ワタル「炎の方が灼熱の剣の力だとしたら、氷の方は...」

 

竜馬「極寒の剣の力というわけだな」

 

ドクトル・コスモ「その通り!少しは考える力があるようだな!」

 

竜馬「俺達を呼び出したのは、てめえか!」

 

ドクトル・コスモ「ワシの名はドクトル・コスモ!ドアクダー軍団最高の頭脳を持ち、第四界層を任せられた者だ!もっとも、ここでお前達を倒す事でさらに出世するがな!」

 

アンジュ「暑苦しい男の次は、薄ら寒い男が出て来た...」

 

ソイヤ・ソイヤ「グハハハハハ!これぞ炎と氷の無敵のタッグよ!」

 

ワタル「ソイヤ・ソイヤ!やっぱり、お前もここにいたのか!」

 

ソイヤ・ソイヤ「逃げ出さずに来た事は褒めてやるぞ、ワタル、アンジュ...そして、流 竜馬!」

 

竜馬「約束通り、俺達だけで来てやったんだ...ヒミコと一夏を返してもらおうか」

 

ワタル「そして、クラマがいるなら話をさせろ!」

 

ドクトル・コスモ「まあ、そう焦るな」

 

ソイヤ・ソイヤ「まずはお前達を歓迎してやる」

 

すると、敵部隊が出て来やがった...。

 

龍神丸「やはり、敵を潜ませていたか!」

 

ワタル「罠なのは承知の上だよ、龍神丸!」

 

ソイヤ・ソイヤ「たった三人で、どれだけ戦えるかな?」

 

ドクトル・コスモ「見せてもらうぞ!お前達の最後の足掻きを!」

 

アンジュ「準備はいい、ワタル、竜馬⁉︎やるよ!」

 

竜馬「おう!俺達を舐めた事を後悔させてやるぜ!」

 

ワタル「待って、アンジュさん、竜馬さん!その前に...!聞こえますか、一夏さん、ヒミコ!絶対に助けるから、少しだけ待っていて!それと、クラマ!お前があんな事したのは何かの間違いだって僕はわかってるから!だから、こいつ等を片付けたら一緒に帰ろう!」

 

クラマ「(ワタル...。お前って奴はよ...)」

 

一夏「(ワタルはしっかりとみんなのために戦っている...なのに俺は...)」

 

アンジュ「行くよ、卑怯者!」

 

竜馬「容赦無くぶっ飛ばしてやる!」

 

ワタル「僕達は絶対に負けないからな!」

 

俺達は戦いを始めた...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 竜馬VS初戦闘〉

 

竜馬「来るなら来やがれ!てめえ等を返り討ちにして一夏とヒミコを救い出してやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分後...。

 

ドクトル・コスモ「ムフフ...。楽しいな、ソイヤ・ソイヤ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「まったくだ、ドクトル・コスモ!クルージング・トムやデス・ゴッドを倒した、あのワタルを俺達が仕留めるのだからな!」

 

ダークケロロ「(ふん、浮かれているとは...。足元を掬って欲しいと言っているのも同じだぞ)」

 

ワタル「あいつ等...!もう勝った気になって...!」

 

龍神丸「待て、ワタル!何か来るぞ!」

 

現れたのは...アンジュを狙うパラメイルじゃねえか⁉︎

 

竜馬「あれは...!」

 

アンジュ「ドラゴンを指揮していた女...!」

 

すると、パラメイルはこっちの方まで来た...。

 

アンジュ「今は取り込み中なの!あなたに構っている暇はないから!」

 

サラマンディーネ「アンジュ...。わたくしはあなたに会いに来たのではありません」

 

アンジュ「いつの間に私の名前を...!」

 

サラマンディーネ「それぐらいの調べはついています。ですが、一方的なのは望む所ではありませんので、わたくしも名乗りましょう。神祖アウラの末裔にして、フレイヤの一族が姫...。近衛中将、サラマンディーネ...!」

 

サラマンディーネ...それが奴の名か...。

 

サラマンディーネ「アウラの民として、古の契約に基づき戦部の救世主様のお手伝いをする!」

 

ワタル「戦部の救世主って...」

 

龍神丸「お前の事だ、ワタル」

 

竜馬「古の契約とはなんだ?散々俺達に敵対していたお前が何故、ワタルを助ける?」

 

サラマンディーネ「勿論、救世主様だけではなく、あなたの事もお助けします。ドラグニウムの戦士殿」

 

竜馬「ドラグニウム...?何の事だ!」

 

サラマンディーネ「そう言えばあなた達の呼び方は違うのでしたよね」

 

竜馬「何...?てめえ、何が言いたい⁉︎」

 

龍神丸「話は後だ。まずは彼女と協力して、状況を打開するぞ」

 

ワタル「わかったよ、龍神丸...!サラマンディーネさん...!よくわからないけど、僕に力を貸して!」

 

サラマンディーネ「喜んで、救世主様...!」

 

ナーガ「あれが伝説に謳われた戦部の救世主様...」

 

カナメ「可愛い方ですね」

 

サラマンディーネ「後になさい、カナメ、ナーガ。あなた達には、わたくしの支援を命じます」

 

カナメ「かしこまりました、サラマンディーネ様」

 

ナーガ「姫様と救世主様、そして、ドラグニウムの戦士様のためにこの身命を賭して...!」

 

アンジュ「...」

 

サラマンディーネ「不満もあるでしょうけど、今はそれを忘れなさい、アンジュ」

 

アンジュ「信じていいの、サラマンマン?」

 

サラマンディーネ「無論...。なお、わたくしの名はサラマンディーネです」

 

アンジュ「...わかったわ。今は手を貸してもらうわ、サラマンデンデン」

 

サラマンディーネ「...あなた、わざとやってません?」

 

ドクトル・コスモ「何だ、あいつは⁉︎ワシの完璧な計画がズレてしまうではないか!」

 

ソイヤ・ソイヤ「いかがします、ザン・コック様?」

 

ザン・コック「あの女についても調べはついている歌部(うたいべ)の民が揃ったのならは、まとめて片付けてやればいい」

 

竜馬「とにかくやるぜ、アンジュ、ワタル、龍の姫さん!あいつ等を蹴散らして、ボス供を引きずり出してやろうぜ!」

 

アンジュ「遅れないでね、サラ子!」

 

サラマンディーネ「アンジュ...。その無礼についてはいずれ代価を払ってもらいます」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

 

敵を着実に倒していく俺達...。

 

ドクトル・コスモ「ぬうう...!思った以上にやるではないか!」

 

ソイヤ・ソイヤ「こうなったら、人質を盾にして抵抗できなくさせてやる!」

 

あいつら、汚い真似を...!

 

ワタル「アンジュさん、竜馬さん...!」

 

アンジュ「大丈夫だよ、ワタル...!そろそろのはずだから!」

 

すると、神殿の方が軽く爆発する。

 

始まったか!

 

ドクトル・コスモ「な、何だ⁉︎」

 

ソイヤ・ソイヤ「ええい、侵入者か!」

 

竜馬「今だ、ワタル!」

 

龍神丸「行け、ワタル!」

 

ワタル「うおおおおっ‼︎」

 

龍神丸は神殿まで行き、龍神丸から降りて、神殿の中へ入った...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はアンジュ、ワタル、竜馬さんが戦っている間にヒエヒエ神殿へと侵入した。

 

ブリキントン「‼︎」

 

挑んでくるブリキントンをシバラク先生、海道さん、ノブナガが斬った。

 

シバラク「寄らば斬る!道を空けい!」

 

海道「空けても斬るけどな!」

 

ノブナガ「覚悟!」

 

九郎「卑怯な手を使う奴らに手加減はしねえぞ!」

 

シモン「何処だ、ヒミコ、一夏!俺達が助けに来たぞ!」

 

サンソン「いるんなら、返事しろ!すぐに行くからよ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「お、お前達!いつの間に神殿に入り込んだ!」

 

ミツヒデ「ワタル達に気を取られすぎたな、お前達は」

 

ドクトル・コスモ「ワ、ワシはワタルとアンジュ、流 竜馬の三人で来いと言ったはずだぞ!」

 

零「何言ってんだよ!ちゃんとワタル達は三人で来て、俺達は別行動じゃねえか!」

 

アマリ「どこもルールは破っていません!それなのに文句があるんですか⁉︎」

 

ソイヤ・ソイヤ「な、何だと...⁉︎そんな、屁理屈を...!」

 

アマリ「屁理屈ではありません!これはトンチです!どこか間違っている所があるなら、言ってみてください!さあ!さあ‼︎」

 

ソイヤ・ソイヤ「ぬうう!く、悔しいーっ‼︎」

 

零「へっ、ざまあねえな、ブサイクコンビ!」

 

シバラク「ぬははは!もっと言ってやれ、アマリ、零!」

 

ザン・コック「愚か者共め!やってきたのから、飛んで火に入る夏の虫にしてくれる!」

 

ザン・コックがシバラク先生に攻撃を仕掛けた...!

 

クラマ「危ねえ、ダンナ!」

 

クラマがシバラク先生を庇って、攻撃を受けた...⁉︎

 

クラマ「ぐうっ‼︎」

 

シバラク「クラマ!拙者を庇って...!」

 

ザン・コック「ちっ...!邪魔が入らなければ、田舎侍を始末できたのに!ならば、クラマ!ドアクダー軍団を裏切った貴様から血祭りに上げてくれる!」

 

零「クラマ!」

 

だが、そこへワタルが来た。

 

ワタル「やめろ!これ以上、僕の仲間に手を出すな!」

 

クラマ「ワタル...!」

 

ザン・コック「救世主ワタルが来たか。ならば、自己紹介をせねばなるまい」

 

ワタル「何っ...⁉︎」

 

ザン・コック「我こそはドアクダー四天王の一人、ザン・コック!」

 

ザン・ゴロツキー「その弟にして四天王の一人、ザン・ゴロツキー!」

 

ザン・ギャック「さらに、その弟にして四天王の一人、ザン・ギャック!ゲバゲバ!」

 

弟の弟...いや、めんどくせえ⁉︎

 

ワタル「ドアクダー四天王...!」

 

ザン・コック「ワタルよ...。貴様の強さは、先程までの戦いで見せてもらった。そして、理解した。ドアクダー様に逆らう者達の旗頭である貴様は正面から叩き伏せねばなるまいと」

 

ワタル「魔神で戦うというのか...!」

 

ザン・コック「その通りだ!貴様が無様に敗北する様を見せれば、ドアクダー様に逆らう者達も大人しくなる!ゴロツキー、ギャック!ソイヤ・ソイヤ、ドクトル・コスモ、ケロロ!行くぞ!」

 

ザン・ゴロツキー「了解だ、兄貴!」

 

ドクトル・コスモ「エクスクロス...!よくもワシの作戦を...!かくなる上は、あの小娘とガキだけでも我が手で始末してくれる!」

 

ヒミコ「小娘って、あちしの事?」

 

万丈「どうして逃げてないんだ、ヒミコ⁉︎」

 

一夏「危ない、ヒミコ‼︎」

 

ドクトル・コスモ「もう遅い!死ねぇぇぇっ!」

 

クラマ「一夏!」

 

クラマが一夏に白式のガントレットを投げ、一夏はそれを受け取った。

 

一夏「よし、白式!」

 

白式を纏い、一夏は雪平二型でドクトル・コスモの攻撃を弾いた。

 

ドクトル・コスモ「な、何⁉︎」

 

ヒミコ「ヒミコミコミコヒミコミコ!忍法・火炎車!」

 

ドクトル・コスモ「う、うおおおっ!あちちちちち!」

 

ソイヤ・ソイヤ「何をやっている、ドクトル・コスモ!俺達もザン・コック様に続くぞ!」

 

ドクトル・コスモ「りょ、了解だ!」

 

ダークケロロ「吾も出るか...」

 

ケロロ「待つであります、もう一人の吾輩!」

 

ダークケロロ「...」

 

ケロロ「お前の考えている事は...わかるでありますよ」

 

ダークケロロ「...何を言っている?吾はかつての吾とは違うのだ」

 

ケロロ「...」

 

ダークケロロ「(バカでも流石はもう一人の吾だ...。なかなかの勘をしている...)決着をつけよう、もう一人の吾」

 

ケロロ「...わかったであります!」

 

ダークケロロ、ドクトル・コスモ、ソイヤ・ソイヤも外に走った...。

 

クラマ「ヒミコ...」

 

ワタル「全部話してくれるよね、クラマ」

 

クラマ「言い訳はしねえ...。俺は最初っからお前等をスパイするために仲間になったのさ」

 

ワタル「もしかして、あの鳥型の魔神って...」

 

クラマ「ああ、そうだ。空神丸に乗っていたのは、俺だよ」

 

ゼロ「お前の行為がナディアを...ヒミコをどれだけ傷つけたのかわかってんのかよ⁉︎」

 

シバラク「そこに直れ、クラマ!拙者が叩き切ってくれる‼︎」

 

クラマ「謝ったって許されない事をしていたのはわかってる...。ダンナに斬られるんなら本望だ...。さあ...すっぱりやってくんな」

 

シバラク「覚悟はできているようだな!ならば、行くぞ!」

 

ワタル「先生、ダメだよ!」

 

シバラク「どけ、ワタル!こいつのおかげでヒミコと一夏は危険に晒されたんだぞ!」

 

ヒミコ「でも、あちし...無事だったのだ」

 

一夏「俺も無事だったんです、だから...!」

 

シバラク「それは結果の話だ!事実、ナディアだったら、こうはうまくいかなかった!」

 

一夏「だから、クラマはナディアじゃなくて俺達を人質にしたんですよ!」

 

シバラク「...そうなのか、クラマ」

 

クラマ「それは...」

 

ワタル「クラマは先生を助けてくれたよ!先生は恩人を斬っちゃっていいの⁉︎」

 

ヒミコ「トリさんは友達だよ!」

 

一夏「そして、俺達、エクスクロスの仲間です!」

 

シバラク「しかしだな...!」

 

ワタル「きっと今までの事は訳があったんだよ!」

 

しんのすけ「だから、クラマは悪いけど悪くないゾ!」

 

クラマ「ありがとうよ、ワタル、一夏、しんのすけ...。だが、もういいんだ...」

 

クラマが...泣いている...。

 

クラマ「お前等に仲間と呼んでもらえただけで、もう十分だ...。これで思い残す事はねえ...。さあ、ダンナ!やってくんな!」

 

メル「そ、そんなのダメです!」

 

零「止めるな!」

 

エンネア「零...」

 

メル「でも...!」

 

零「男には...けじめをつけなければならない時がある...だから...止めるな...!」

 

メル「...」

 

シバラク「...お主の覚悟、受け取った...!さらばだ、クラマ!」

 

クラマ「!」

 

シバラク先生はクラマを斬った...。

 

いや、クラマの肉体は斬っていないが...。

 

ヒデヨシ「直前で止めた...」

 

箒「いや...気では斬っている」

 

クラマ「ダンナ...」

 

シバラク「今の一太刀で昔のクラマは死んだ...。何処へでも行くがいい」

 

ノブナガ「甘いな。だが、流石だ...シバラク」

 

クラマ「俺を...許すってのか...?」

 

シバラク「先程の涙、お主の真心から出たものと見た。生きておれば、良い事もある...」

 

クラマ「...そうだな。じゃあな、ワタル、ヒミコ...。それにみんな...」

 

クラマは歩き去った...。

 

シバラク「達者でな、クラマ...」

 

ヒミコ「トリさん...」

 

ワタル「クラマァァァッ‼︎」

 

ワタルの声が神殿中に響いた...。

 

 

 

 

 

 

ー流 竜馬だ。

 

アンジュ「竜馬、サラ子!もうすぐワタル達が出てくる!私達で援護をするよ!」

 

竜馬「言われるまでもねえ!」

 

サラマンディーネ「わたくしは救世主様をお助けしますが、あなたの指揮下に入ったつもりはありません」

 

アンジュ「そんな事を言ってる場合じゃないわよ!」

 

ちっ...!新たに魔神部隊とダークケロロロボが現れたか...!

 

ザン・コック「クラマ!ドアクダー軍団を裏切った貴様には制裁を加える!」

 

クラマ「!」

 

何で、クラマがあんな所に⁉︎

 

ワタル「アンジュさん、サラマンディーネさん、竜馬さん!クラマを助けて!」

 

サラマンディーネ「心得ました、救世主様!」

 

竜馬「だが、間に合わねえぞ!」

 

サラマンディーネ「心配ありません、来ます!」

 

現れたのは...真ゲッター...⁉︎

 

竜馬「真ゲッターだと⁉︎」

 

隼人「生きていたのか、竜馬」

 

弁慶「ようやく見つけたぜ!」

 

竜馬「隼人、弁慶⁉︎お前達もアル・ワースに来ていたんだな!」

 

隼人「まあな。そしてそこの姫さんに世話になっていた」

 

弁慶「話は後だ、乗れ、竜馬!」

 

竜馬「おうよ!」

 

俺はブラックゲッターから降り、真ゲッターに乗った...。

 

アンジュ「あれが...竜馬の仲間...」

 

サラマンディーネ「ドラグニウム...いえ、ゲッター線に導かれし者達が再び集まりました!」

 

竜馬「やっぱり、この感じの方がしっくりくるぜ」

 

隼人「フッ、鈍っていないだろうな?」

 

竜馬「当たり前だ!」

 

弁慶「ならば、行くぞ!」

 

竜馬「おうよ!」

 

俺は真ゲッターを動かし、ドン・コックのガッタイダーの元まで瞬時に移動し、攻撃を仕掛けた...。

 

竜馬「隼人、弁慶!忘れちゃいねえだろうな?...オープンゲット!」

 

オープンゲットをして、真ゲッター2に変形する。

 

隼人「誰に聞いている!ドリルハリケーン‼︎」

 

真ゲッター2のドリルハリケーンでガッタイダーを何度も攻撃し、地面に潜る。

 

その隙に真ゲッター3となる。

 

弁慶「へっ、身体が覚えてるさ!大雪山おろしー‼︎」

 

大雪山おろしでガッタイダーを叩きつける。

 

弁慶「オープンゲット!」

 

竜馬「チェーンジ、ゲッター1!...ゲッタービィィィム‼︎」

 

真ゲッター1に戻り、ゲッタービームを放って、ガッタイダーにダメージを与えた。

 

ザン・コック「ぐおっ⁉︎な、何だと...⁉︎」

 

サラマンディーネ「続きますよ!」

 

アンジュ「でも、この距離じゃ...!」

 

サラマンディーネ「あなたは、そこで見ていなさい!」

 

今度は龍の姫さんのパラメイルが近づいて来た。

 

アンジュ「あの女...!ヴィルキス!あんな女に負けていられないよ!」

 

な、何⁉︎ヴィルキスの色が青くなって、ガッタイダーの前まで瞬間移動しただと⁉︎

 

ザン・コック「何っ⁉︎」

 

サラマンディーネ「次元跳躍⁉︎」

 

アンジュ「やるじゃない、ヴィルキス!この力なら...!」

 

ヴィルキスは攻撃を仕掛けた...。

 

アンジュ「生き延びる...!そのために!やるわよ、ヴィルキス!全力で!」

 

ヴィルキスは次元跳躍ってやつを繰り返し攻撃を繰り出す。

 

アンジュ「間合いに入った!」

 

今度は赤くなるヴィルキスはビームを纏わせた剣でガッタイダーを斬り裂いた。

 

アンジュ「これで...とどめ!」

 

攻撃を受けたガッタイダーは大ダメージを受ける

 

ザン・コック「ぬわぁぁぁぁっ‼︎ば、馬鹿な‼︎」

 

ソイヤ・ソイヤ「ザン・コック様!」

 

弁慶「な、何なんだ、あの力は⁉︎」

 

隼人「あれが...ヴィルキスの力か...!」

 

竜馬「やったじゃねえか、アンジュ!」

 

クラマ「アンジュ...。竜馬...。俺を...助けてくれたのか...」

 

アンジュ「ワタルの頼みじゃ断れないよ。ほれにヴィヴィアンが目を覚ました時、あんたが死んだなんてのを聞かせたくないしね」

 

竜馬「貸しを作ってやっただけだ!」

 

すると、龍神丸が再び現れる。

 

ワタル「ありがとう、アンジュさん、竜馬さん!さっきの技、凄かったね!」

 

アンジュ「何だか、わからないけどヴィルキスが頑張ってくれたみたい」

 

龍神丸「(歌部の民の出会いが新たな力の扉を開けたか...)」

 

竜馬「へっ!こんなもんまだまだだ!俺達とゲッターの力はこんなもんじゃねえよ!」

 

サラマンディーネ「アンジュ...。どうやら、あなたはビルキスの力の全てを使いこなしていないようですね」

 

アンジュ「人が、いい気持ちでいる所に水を差さないでくれる?」

 

ワタル「喧嘩は後!まずはNーノーチラス号とナデシコC、真ドラゴンに合流しよう!」

 

そして、その三隻が現れた...。

 

エレクトラ「神殿への突入部隊は収容しました。なお、クラマは消息不明です」

 

ネモ船長「すぐに機動部隊を出撃させろ」

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はそれぞれ出撃した...。

 

ヴィヴィアン「突入部隊のみんな、お疲れ!」

 

トオル「ヴィヴィアンさん!もう起きても大丈夫何ですか⁉︎」

 

ヴィヴィアン「クラマの言った通り、キャンディを舐めていれば問題ないみたい。さて、ここでクイズです!人間なのにドラゴンなのって、な〜んだ?」

 

アンジュ「え...」

 

ヴィヴィアン「あ...違うか。ドラゴンなのに...人間?あれ?あれれ...?自分でも...よくわかんなくなっちゃった...」

 

アンジュ「わかるよ、私は。ヴィヴィアンはヴィヴィアン...。ドラゴンでも人間でも、答えはヴィヴィアンよ」

 

ヴィヴィアン「アンジュ...」

 

エルシャ「私達も同じよ、ヴィヴィちゃん」

 

ジャンヌ「エクスクロスはいろんな人が集まっているのだから」

 

カンタム「人間も獣人もフェラリオも宇宙人もヒューマロボノイドも超AIもいるんだ。ドラゴンがいたって何も問題はないさ」

 

舞人「そして、みんなが仲間なんだ」

 

サラマンディーネ「あの子は...周囲に恵まれたようですね」

 

ミラーナイト「アンジュ、何故ドラゴンを指揮していた彼女がここへ...?」

 

グレンファイヤー「味方なのか?」

 

アンジュ「私にとっては敵みたいだけど、ワタルにとっては味方みたいよ」

 

ジャンボット「理解不能だが、とりあえずは味方として判断する!」

 

海道「何だよ、流!懐かしいゲッターに乗ってんじゃねえか!」

 

真上「真ゲッター...神と車も来たか」

 

弁慶「久しぶりだな、地獄組!」

 

隼人「お前達も相変わらずのようだな」

 

渓「親父...!」

 

弁慶「渓...。心配をかけちまったようだな」

 

渓「ううん!親父と会えただけであたしはそれでいいよ!」

 

凱「(良かったな、渓...)」

 

ダークケロロ「来たか、もう一人の吾」

 

冬樹「軍曹...」

 

ダークケロロ「吾はお前達を倒し、冬樹...お前を吾の配下としておく」

 

ケロロ「...ならば、吾輩が止めてみせるであります!冬樹殿の友達として!」

 

冬樹「...」

 

ワタル「一夏さんとヒミコも救出したし、後はドアクダー軍団を倒すだけだ!」

 

一夏「捕らえられた借りは返さないとな!」

 

アンジュ「敵の大将は私が仕留めた...!残るは暑苦しい男と薄ら寒い男と偽ケロロだけよ!」

 

ザン・ギャック「勝手な事を言わないでもらいたいな...!」

 

ザン・ゴロツキー「さっきは不意を突かれたが、このザン兄弟のガッタイダーがあの程度で終わると思ったら、大間違いよ!」

 

ザン・コック「ソイヤ・ソイヤ、ドクトル・コスモ!灼熱と極寒の剣の力をガッタイダーに集めよ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「仰せのままに!」

 

ドクトル・コスモ「かしこまりました!」

 

灼熱と極寒の剣の力でガッタイダーのダメージが回復した...。

 

カレン「ダメージが回復した...!」

 

ルルーシュ「自然環境さえも操る二本の剣の力をエネルギーとしたか!」

 

マサキ「奴等が、あの剣を持っている限り、あのデカい魔神は無限に復活するってのか!」

 

アーニー「だったら、あの二人を先に倒すしかない!」

 

ルルーシュ「聞いての通りだ!各機はソイヤ・ソイヤとドクトル・コスモの魔神を狙え!」

 

レイ「それまではザン・コックの魔神を攻撃しても無駄だという事か...!」

 

ドクトル・コスモ「ほう...なかなかに頭の回る奴がいるようだな」

 

ソイヤ・ソイヤ「だが、この俺達を倒す事など出来はしない事を思い知らせてやる!」

 

ジョーイ「そんな事はない!僕達は絶対に負けない!」

 

ワタル「ジョーイさんの言う通りだ!クラマにひどい事をさせて来たお前達に絶対に負けるもんか!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 竜馬VS初戦闘〉

 

隼人「さっさと決めるぞ、竜馬!」

 

弁慶「行けぇぇぇ!竜馬ー‼︎」

 

竜馬「おうよ、行くぜ、隼人、弁慶!俺達とゲッターの力を見せてやるよ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉

 

一夏「(もうみんなには迷惑をかけられない...俺は、もっと強くなる!)」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSダークケロロ〉

 

ダークケロロ「お前を倒し、吾は冬樹を手に入れる!」

 

ケロロ「そんな事はさせないであります!友達の事をまだわからないのならば、もう一度吾輩が教えてやるであります!」

 

ダークケロロ「(もうそろそろだ...。あいつらが戻ってくるはずだが...)」

 

 

 

 

 

 

ケロロロボMkーIIはダークケロロロボにダメージを与えた...。

 

ダークケロロ「ぐっ!馬鹿な...吾はまた...!」

 

冬樹「もうやめてよ、もう一人の軍曹!」

 

ダークケロロ「止めるわけにはいかんのだ!吾の望みを果たすまでは!」

 

そういい残し、ダークケロロロボは撤退した...。

 

夏美「言う事を聞かない、ボケガエルね!」

 

ケロロ「...」

 

冬樹「どうしてなの...軍曹...」

 

 

 

 

 

 

俺達はドクトル・コスモのギーガンにダメージを与えた...、

 

ドクトル・コスモ「な、何で⁉︎どうして、ワシのギーガンが負けるのだ!こ、これではワシは...出世の道が閉ざされる‼︎」

 

そして、ギーガンは爆発し、ドクトル・コスモは脱出した。

 

エイサップ「よし!ドクトル・コスモは倒した!」

 

ヒミコ「極寒の剣は、ヒミコに任せるのだ!」

 

ショウ「頼んだぞ、ヒミコ!」

 

甲児「あとはあっちのソイヤ・ソイヤを倒すだけだ!」

 

ソイヤ・ソイヤ「ドクトル・コスモ...。俺達の祭りは、まだ終わっていないのに...!許さんぞ、お前等!コスモの仇は俺が取る!」

 

 

 

 

俺達はソイヤ・ソイヤのキングヘロクロスにダメージを与えた。

 

ソイヤ・ソイヤ「く、くそっ!連続で負けた‼︎うおおおおおおっ‼︎俺の祭りは、まだ終わってないのに!」

 

そう言い残し、キングヘロクロスは爆発し、ソイヤ・ソイヤは脱出した。

 

リュクス「これで灼熱の剣の力も使えません!」

 

エレボス「後はあいつを倒すだけだね!」

 

九郎「お付きの二体は倒したぜ!」

 

ワタル「ザン・コック!もうこれで復活は出来ないぞ!」

 

ザン・コック「それで勝ったつもりだとは笑わせてくれる!来い、エクスクロス!ドアクダー四天王の力、貴様達の骨身に思い知らせてくれる!」

 

龍神丸「ワタル!奴の力は、これまで戦った魔神の比ではない!我々も生命を懸ける必要がある!」

 

ワタル「わかったよ、龍神丸...!僕も全力を尽くす!」

 

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 竜馬VSザン・コック〉

 

ザン・コック「来い、ゲッター線に選ばれし者達よ!」

 

弁慶「俺達をご指名のようだな」

 

隼人「ならば言ってやれ、竜馬」

 

竜馬「四天王だか何だか知らねえがゲッターに喧嘩を売った事を後悔させてやるぜ、そっちが三人ならこっちだって三人だ...行くぜ‼︎」

 

 

〈戦闘会話 一夏VSザン・コック〉

 

一夏「ここでお前を倒す!」

 

ザン・コック「ほざくな、小僧!何もできない無能が!」

 

一夏「確かに、俺は無能だ...。でも、この力でみんなを守るって決めたんだ!だからお前は俺が倒す‼︎」

 

 

 

 

 

龍神丸の登龍剣で斬り裂いた。

 

ザン・コック「まだだ!まだガッタイダーは戦える!」

 

龍神丸「ワタル!」

 

ワタル「わかってるよ龍神丸!ここで決着をつける!」

 

一夏「俺だって...!」

 

千冬「ま、待つんだ、一夏!」

 

龍神丸と一夏はガッタイダーに近づいた。

 

一夏「逃さないぞ、ザン兄弟!」

 

ザン・ゴロツキー「ええい、しつこい奴等め!」

 

ザン・ギャック「しかし、兄者!このままでは...!」

 

ザン・コック「案ずるな!我等にはドアクダー様の加護がある!」

 

な、何だ...⁉︎またダメージが回復した...⁉︎

 

號「何だ、あの力は...⁉︎」

 

サラマンディーネ「暗黒のドラグニウム...」

 

隼人「暗黒の...ドラグニウム...⁉︎」

 

龍神丸「来るぞ、ワタル、一夏!」

 

ワタル「う、うん!」

 

一夏「く、来るなら来やがれ!」

 

ガッタイダーは凄まじい力で龍神丸と白式にダメージを与えた...。

 

ワタル「うわああああっ‼︎」

 

一夏「ぐああああっ‼︎」

 

シバラク「ワタル!」

 

セシリア「一夏さん!」

 

アマルガン「何なのだ、あの力は⁉︎邪悪そのものじゃ!」

 

アキト「...威圧に押しつぶされそうだ...!」

 

ザン・コック「ハハハハハ!これがドアクダー様の加護よ!もうワシを止める事は出来ん!とどめだ、ワタル!地獄へ落ちろ‼︎」

 

すると、クラマが乗った空神丸が現れた。

 

クラマ「ワタルはやらせねえ!」

 

ガッタイダーの攻撃から龍神丸をかばう。

 

ワタル「クラマ!」

 

クラマ「へへ...少しは仲間らしい事が...出来たみたいだぜ...」

 

も、もう空神丸は...!

 

クラマ「すまねえな、空神丸...。少し無理をさせすぎたみてえだ...」

 

そのまま、空神丸は爆発した...。

 

嘘、だろ...?クラマ...!

 

ワタル「クラマーッ‼︎」

 

ザン・コック「クラマめ!最後の最後まで邪魔しおって!」

 

ワタル「許さない...!許さないぞ、ザン・コック!」

 

一夏「お前は...お前だけは!」

 

ヒミコ「ワタル!これを使うのだ!」

 

ワタル「灼熱の剣と極寒の剣!」

 

ヒミコ「これでトリさんの仇を!」

 

ワタル「わかった!」

 

龍神丸「ワタル!灼熱の剣と極寒の剣のエネルギーを私に!」

 

ワタル「二本の剣よ!アッサムとウララよ!龍神丸に力を!」

 

す、凄え力だ...!

 

ザン・コック「あの力...!神部七龍神の...!」

 

ワタル「クラマの仇だぁぁぁっ‼︎」

 

龍神丸は登龍剣でガッタイダーを斬り裂いた...。

 

ザン・コック「ば、馬鹿な‼︎」

 

一夏「とどめだ!」

 

白式がガッタイダーに追撃をかける...。

 

ザン・コック「舐めるな、小僧!」

 

一夏「なっ...⁉︎うわあああっ‼︎」

 

だが、攻撃を防がれて、白式はカウンター攻撃を受けた。

 

鈴「一夏‼︎」

 

ザン・コック「こうなれば、貴様だけでも...!」

 

龍神丸「やらせるものか!」

 

龍神丸は白式を庇う。

 

ワタル「うっ...!だぁらぁぁっ!」

 

仰け反った龍神丸だが、瞬時にカウンター攻撃を繰り出し、ガッタイダーに大ダメージを与えた...。

 

ザン・コック「な、何だと...⁉︎」

 

ワタル「僕達の勝ちだ、ザン・コック!」

 

ザン・コック「おのれ...!覚えていろよ、ワタル!必ずやこの借りは返す!」

 

ガッタイダーは撤退した...。

 

シバラク「やった...!やったぞ、ワタル!」

 

零「灼熱の剣と極寒の剣を手に入れて、ドアクダー四天王を撃破...!」

 

クラマ「流石だぜ、ワタル...。それにエクスクロス...」

 

クラマ!

 

ヒミコ「トリさん!」

 

クラマ「へへ...すまねえな...。死に損なったみてえだ...」

 

ワタル「クラマも生きていたし、僕達の完全勝利だね、一夏さん!」

 

一夏「...ああ」

 

龍神丸「ワタル...」

 

龍神丸...⁉︎

 

龍神丸がワタルを出すと軽く爆発した...⁉︎

 

ワタル「龍神丸...!どうしたの⁉︎」

 

龍神丸「灼熱と極寒の剣の力を受け取るには私の身体は限界だったようだ」

 

ワタル「何を言っているの、龍神丸⁉︎」

 

お、おい...まさか...!

 

一夏「りゅ、龍神丸...そんな身体で...俺を庇ったのかよ...!」

 

龍神丸「悲しむな、一夏...。お前の所為ではない。...最期の時が...来たようだ...」

 

ワタル「!」

 

龍神丸「もうすぐ、私の生命は...燃え尽きる」

 

ワタル「りゅ、龍神丸...!そんなの嘘だよね!まだ旅は終わってないんだよ!」

 

龍神丸「泣くな、ワタルよ...。お前には...たくさんの仲間がいる...。力を合わせて...戦い抜くのだ...。さらばだ...ワタル......」

 

龍神丸が...光の珠となり...消えた...。

 

ワタル「龍神丸⁉︎龍神丸ぅぅぅぅっ‼︎」

 

一夏「嘘だ...嘘だぁぁぁぁっ‼︎」

 

ワタルと一夏の叫び声が響いた...。

 

 

 

 

 

俺達は戦闘を終え、ヒエヒエ神殿に集まった...。

 

 

 

アンジュ「...龍神丸は光の珠になってしまったのね...」

 

サラマンディーネ「こうして馳せ参じたのにわたくしは龍神様を守る事ができませんでした...」

 

アンジュ「あなた...いったい何なの?ワタルや龍神丸、竜馬達の事を知っているみたいだけど、どういう関係なの?その前にドラゴンって何なの?何のためにアル・ワースに現れるの?」

 

サラマンディーネ「今は何も話す気はありません...」

 

アンジュ「あなたは...!」

 

サラマンディーネ「まずは龍神様の復活に全力を尽くします。全てはそれからです」

 

アンジュ「...」

 

サラマンディーネ「...」

 

アンジュ「わかったわ、サラ子...。あなたが悲しんでいる姿に嘘はないようだから。龍神丸が蘇るまで、とりあえずは一時休戦ね」

 

シバラク「しかし、そうは言うが、龍神丸を復活させる事など出来るのか...?」

 

クラマ「龍神丸は完全には消滅していないんだ...。何か方法はあると思うが...」

 

アル「ワタルはどうしておるのだ?」

 

シャルロット「今は一人にしてあげた方が良いと思います...」

 

ワタル「(ごめんよ、龍神丸...。僕がもっと強かったら、こんな事にはならなかったのに...。でも、龍神丸...。龍神丸がいなかったら、僕...僕...)」

 

?「(顔を上げるのです、ワタル...)」

 

ワタル「誰⁉︎」

 

ウララ「(灼熱の剣と極寒の剣をドアクダーにら取り戻してくれてありがとう)」

 

ワタル「もしかして...石になったウララが喋ってるの...」

 

ウララ「(お礼に良い事を教えましょう。セリーヌの森へ行きなさい)」

 

ワタル「セリーヌの森...」

 

ウララ「(そこにある復活の聖水...。それは正義のために生命を失った者を蘇らせる力を持つそうです)」

 

ワタル「それ、本当⁉︎」

 

ウララ「(龍の珠となった龍神丸を持って、セリーヌの森へ行きなさい。そして、その助けとなる力をあなたに託します)」

 

何だ...?勇者の剣が...!

 

ワタル「勇者の剣の形が変わった...」

 

ウララ「(灼熱の剣と極寒の剣の力を加え、勇者の剣は王者の剣になったのです。旅を続けてきた、あなたなら使いこなせるでしょう。行きなさい、ワタル...。そして、このアル・ワースに平和を...)」

 

ワタル「ありがとう、ウララ...。僕...頑張るよ」

 

ヒミコ「ワタル!」

 

ワタル「ヒミコ...それにみんなも...」

 

シバラク「その様子では、お主もウララから復活の聖水の話を聞いたようじゃな」

 

ワタル「うん...」

 

エルザ「さっきメガファウナから連絡が入ったロボ」

 

ウェスト「地上に降下して、こちらに合流するそうなのである」

 

楯無「その後はエクスクロスの全員でセリーヌの森へ向かいましょう」

 

ワタル「僕と龍神丸に力を貸してくれるの?」

 

サヤ「当然ですよ。私達は救世主ワタルと、その仲間達なんですから」

 

クラマ「俺もやるぜ...。命懸けでな」

 

ワタル「ありがとう、クラマ...。また僕達と旅を続けてくれるんだね?」

 

クラマ「お前達さえ、良ければな」

 

ワタル「そんなの当たり前じゃないか!一緒に行こう、クラマ!」

 

クラマ「ああ...!」

 

ワタル「(待っていてね、龍神丸...。僕達、すぐにセリーヌの森へ行くから。そこで復活の聖水を手に入れて必ず龍神丸を復活させるからね...)」

 

零「やる事が決まったんなら、後はやるだけだな、一夏!」

 

一夏「...」

 

ラウラ「どうしたのだ、嫁よ?」

 

一夏「俺は...もう戦えない...」

 

箒「何...?」

 

一夏「龍神丸は俺のせいで珠になった...。俺が戦ったら...誰かが傷つく...。俺なんかが戦場に出たらダメなんだよ!」

 

そう言い、一夏は走り去ってしまった...。

 

簪「一夏!」

 

あいつ...!

 

俺は一夏を追いかけようとするが、隼人さんに止められる。

 

隼人「今は一人にさせてやれ」

 

零「隼人さん...でも!」

 

弁慶「多くの事を悩んで成長するのも男の役目だ...。お前ならそれぐらいわかっているだろ?」

 

零「...はい」

 

竜馬「あいつは必ず立ち直る...。今は見守る事も必要だぜ」

 

零「わかりました!」

 

千冬「(一夏...。お前の苦しみは私にも伝わってきている...。だが、信じているぞ。お前が立ち直る事を...。)」

 

 

 

 

 

 

ーケロロ大軍曹だ。

 

ダークケロロ「合流の場所はここのはずだが...」

 

シヴァヴァ「よう、来たな、ケロロ!」

 

ドルル「合流完了」

 

そこへ、シヴァヴァとドルルが来た。

 

ダークケロロ「シヴァヴァ、ドルル。どうであった?奴等は...」

 

シヴァヴァ「お前の考え通りだ。奴等もアル・ワースに来ていたぜ」

 

ドルル「生存確認」

 

ダークケロロ「そうか...。では、吾らも始めなければならんな。(...早く合流させなければならんな...あの小隊を...)」

 





ー中断メッセージ

〈零とメルの変わった挨拶〉

零「お疲れ!ゆっくり休んでくれよな!」

メル「別れの挨拶をするのなら、いつもとは違ったキャラで挨拶するのはどうでしょうか?」

零「違ったキャラ?」

メル「俺様キャラとか無口キャラとかたくさんあります」

零「...やりたくねえ...」

メル「ダメです!プレイヤーの皆さんは期待しているのですから!(私が一番期待していますが...)」

零「い、いや...待てって、メル!」

メル「それでは、次回...またお会いした時にいつもとは違う零さんをお楽しみください」

零「勝手に決めるな‼︎」

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