それではどうぞ!
合流2
ーネモだ。
エーコー「メガファウナ達が来ます」
私達は宇宙組が来るのを待っていて、宇宙組が戻って来た。
エレクトラ「皆さん...長旅、お疲れ様でした」
ドニエル「出迎えに礼を言う」
名瀬「そちらの方々にも見せたかったよ。宇宙から見たアル・ワースの美しさを」
ルリ「興味はありますが、事態はあまりよろしくありません。お土産話を聞く前に報交換の場所を設けたいと思います」
スメラギ「了解です。そして、こちらもトワサンガの件で残念な報告をしなくてはなりません」
私達は情報交換をする事となった...。
ードニエル・トスだ。
私はクリム大尉と話していた。
クリム「では、艦長...。私とミック・ジャックは、アメリア軍本隊へと帰還する」
ドニエル「お気を付けて、クリム大尉」
クリム「トワサンガとの交渉が決裂し、連中がミスルギについた今、戦局はさらに厳しくなると思われる」
ミック「こうなったら、さっさとエクスクロスにドアクダーを倒してもらって、元の世界に帰還するしかないでしょうね」
クリム「ミスルギはアメリア軍が引きつける。その間に...」
ドニエル「わかっています。一刻も早くドアクダー打倒を成し遂げましょう」
クリム「頼むぞ、艦長。今や希望は、エクスクロスに託されたのだからな」
ー新垣 零だ。
俺達は集まり、情報交換を始めた。
ジャン「...アイーダさんとベルリさんって姉と弟だったんですか⁉︎」
ベルリ「僕達は宇宙からの脅威って言われるトワサンガの人達と交渉するためにその人達が住むスペースコロニーに行ったんだけど...。そこでその事を教えられたんだ」
ノレド「それもベルとアイーダさん...そのトワサンガの王様の一族、レイハントンって家の人だって」
グランディス「じゃあ、世が世ならお姫様と皇子様だったわけかい...」
サンソン「なるほどね...。アイーダ姐さんは、本物の姫様だったのか...」
アイーダ「と言っても、レイハントンの家はクーデターで滅び、トワサンガの実権はドレット家に移っています。残った家臣達は私とベルリを担ぎ上げて、家の再興を考えていたようですが、今はそんな事を言っている場合ではありません」
ロロ「そうですね。そのトワサンガという人達もミスルギについたと聞きましたし...」
ハンソン「交渉が失敗しただけじゃなく、逆に敵の勢力が拡大したのか...」
ベルリ「ダメですよ、ハンソンさん。後ろ向きになっちゃ。少なくとも僕達にはドアクダーを打倒すれば元の世界に帰れるって道があるんですから」
九郎「その意気だぜ、ベルリ!」
エレボス「でも、いいの?ベルリはアイーダに一目惚れして、Gーセルフに乗るようになったって聞いたけど...」
ベルリ「いいんだよ。もう、それは。(姉さんだとわかったからってアイーダさんが大切な人である事は変わらない...。Gーセルフの宇宙用パックも完成した...。僕は今まで通り、アイーダさんを守って戦うだけだ)」
ノレド「落ち込んでも、すぐに立ち直るのが、ベルのいい所だよね」
エイサップ「そう言えば、ノレドは記憶の戻ったラライヤと一緒にモビルスーツに乗るようになったんだってな」
ノレド「うん。あたし...Gールシファーのナビゲーターになったの」
チャム「よかったね、ラライヤ。記憶が戻って」
ラライヤ「ありがとう、チャム」
チャム「なんか不思議な感じ!ふわふわしてたラライヤがしっかり者になったなんて!」
マーベル「いいの、ラライヤ?あなたはトワサンガの人間だったそうだけど...」
ラライヤ「今のトワサンガは、ドレット家の指示で、地球への帰還...レコンギスタを強攻しようとしています。今回のミスルギへの協力も目的のためには戦争という手段さえも肯定するドレット家の意向によるものです」
ゼロ「ラライヤは、それに反対しているのか...」
ラライヤ「はい...。私は、このエクスクロスでもっと自分の世界を広げるつもりです」
リンゴ「そのラライヤを守るのが俺の役目ってわけだな」
ミラーナイト「あなたは?」
リンゴ「リンゴ・ロン・ジャマノッタ少尉...。トワサンガからの亡命者だ」
ケルベス「亡命者なんぞと気取ってるが、こいつの正体はラライヤさんに近づく悪い虫だ」
ヒデヨシ「じゃあ、ケルベスと同じってわけだな!」
ケルベス「酷いな、ヒデヨシは!俺はラライヤを守る紳士として...」
ミツヒデ「そういう所が、あちらの男と同じだと申しておるのだ」
シモン「シンの仲間とも合流したみたいじゃないか」
キラ「キラ・ヤマトです。ストライクフリーダムのパイロットをやっています」
アスラン「同じくアスラン・ザラです。インフィニットジャスティスのパイロットです」
クリス「...」
ロザリー「...」
アスラン「な、何だ?」
ロザリー「何でもありません!アスラン様!」
...一夏に引き続きこいつらは...。
バナージ「フロンタルから話は聞いていたけど、本当に様々な種族の人がいるんだな...」
ミネバ「ですが、どの方もいい人ですね」
ノブナガ「お前がリディ達の言っていたバナージという男か」
バナージ「はい。バナージ・リンクス...ユニコーンガンダムのパイロットです!」
ミネバ「ミネバ・ラオ・ザビです、よろしくお願いします」
鈴「...!」
バナージ「ど、どうかしたの?」
鈴「な、何でもないわ...。(なんか、爽やかな一夏って感じがする...)」
トビア「...この部隊の自由な空気...いい感じだな」
舞人「見ない顔だけど、君は?」
トビア「俺はトビア・アロナクス。宇宙世紀から、アル・ワースに跳ばされてきたんだ。トワサンガのシラノー5で保護されてたけど、あそこのやり方にはついていけそうもないんで、メガファウナに拾ってもらったんだ」
シーブック「気をつけろよ、舞人。トビアは宇宙海賊だったらしいからな」
舞人「宇宙海賊...⁉︎」
アキト「らしい...とは、随分と曖昧な言い方だな」
セシリー「トビアは過去の記憶がないんだそうです」
リョーコ「記憶喪失なのかよ!」
トビア「まあ...そうですね」
シーブック「だが、乗っているガンダムを見ると確かに海賊って感じがする」
トビア「よしてくださいよ、キン...じゃなくて、シーブックさん」
万丈「年はそう変わらないのにシーブックの事をさん付けで呼ぶとは礼儀正しいんだな」
トビア「え、ええ...まあ...。そんな所です...。(気をつけなきゃな...。アムロさんに相談して、俺がシーブックさん達より未来の時代から来たってのは伏せておくって決めたんだ...。シーブックさんやセシリーさん達にクロスボーン・バンガードの事やお二人の未来について話すわけにはいかないしな...。もっとも、アムロさんの考えでは未来は不確定だから、このシーブックさんの未来がキンケドゥさんになるとは限らないそうだけど...。まあ、バナージ達の例もあるしな)」
シーブック「トビア...。また難しい顔をしてるな」
セシリー「どうしたの?記憶が戻ってきたの?」
トビア「これからの事を考えてたんです。俺がどうやって生きていくかを...。(とにかく、俺は決めたんだ。ここがどこだろうと、この後どうなろうとシーブックさん達を守るって...。そして、必ず帰ってみせる。ベルナデットが待っている元の世界へ...)」
マーベラス「まさしく海賊の顔をしているじゃねえか、トビア」
アンジュ「この人達は?トビアよりも、海賊っぽい服装をしているけど...」
九郎「あー!ゴーカイジャーじゃねえかよ!」
ジョーイ「本当ですね!お久しぶりです、皆さん!」
ジョー「九郎にジョーイか」
ルカ「あんた達も元気そうね」
ハカセ「デントン教授も久しぶりです!」
デントン「うむ、また会えて嬉しいよ、ハカセ君!」
アイム「その他の方達もお久しぶりですね」
リナ「はい、アイムさん!」
シバラク「何だ、九郎達の世界の者だったのか」
マーベラス「俺達は宇宙海賊...海賊戦隊ゴーカイジャーだ。地球人はスーパー戦隊と呼んでいたがな」
ゼロ「聞いた事はあるぜ、海賊の汚名を誇り変えて戦うスーパー戦隊がいると」
マーベラス「お前の事もアカレッドから聞いていたぜ、ウルトラマンゼロ」
ゼロ「あいつと知り合いだったのか...それで、アカレッドはどうしてる?」
マーベラス「...わからない」
ゼロ「え?」
マーベラス「アカレッドはザンギャックとの戦いで行方不明になったんだ...」
ゼロ「あいつが行方不明か...」
マーベラス「だが、俺はアカレッドが生きてるって信じてんだ!そんなわけで俺達、ゴーカイジャーもエクスクロスに参加する事になった!俺はキャプテン・マーベラス...こっちからジョー、ルカ、ハカセ、アイムだ」
九郎「ナビィと鎧はどうしたんだよ?」
マーベラス「知るか、こっちに転移してきた時にいなくなってたんだよ...返したはずのレンジャーキーも全部あるし」
九郎「まあ、お前らとまた一緒に戦えるなんて嬉しいぜ!」
ジョー「俺達もだ」
カレン「...で、噂のアムロ・レイってのは誰?ジュドー達の世界の伝説のエースパイロットなんでしょ」
カレン「意外にミーハーなのね、カレンって」
ジュドー「アムロさんなら、この後の話のための準備をしている」
ユイ「話とは?」
ジュドー「俺達...宇宙でシャア・アズナブルと戦ったんだけど、その時、気になる事を言っていたんだ。リギルド・センチュリーの真実をアムロさんが知ってる...って」
ルルーシュ「リギルド・センチュリー...。メガファウナのいた世界か...」
ジャンヌ「その真実って何?」
ルー「それがね...。重要な事だから、部隊が合流してからにするって私達も聞いてないの」
ジュドー「この後、それについてみんなの前で話すんだってさ。(アムロさんは、それはシャアが戦う理由に関係しているって言ってた...。その真実ってのは、それだけの重さがあるって言うのかよ...)」
次に地上部隊の話を聞いた。
ジュドー「龍神丸が死んだ⁉︎」
ワタル「うん...」
シバラク「拙者達は第三界層のボス、ソイヤ・ソイヤと第四界層のボス、ドクトル・コスモを倒し...それぞれが持っていた創界山の秘宝...灼熱の剣と極寒の剣を手に入れたのだが...」
ワタル「ドアクダー四天王のザン兄弟との戦いで龍神丸は力尽きちゃったんだ」
クラマ「すまねえ...。全ては俺のせいだ」
青葉「クラマ...」
クラマ「お前等にも話さなきゃならねえ...。俺は...ドアクダー軍団のスパイだったんだ」
ルナマリア「何ですって⁉︎」
レナ「スパイ⁉︎」
クラマ「俺はザン兄弟のザン・コックの指示でお前達の動向を探り、時には旅の邪魔をしてきたんだ...」
ティエリア「やはりか...」
セルゲイ「ティエリア君、君は気づいていたのか?」
ティエリア「確証はなかったがな...。でも、まさかこの様な事になるとは...」
千冬「すまない、ティエリア...。私が油断したばかりに...」
ティエリア「あなたのせいではない。タイミングが悪かっただけだ」
ワタル「でも聞いて、みんな!クラマはドアクダー軍団を抜けて、命懸けで僕達を助けてくれたんだ!そのせいでクラマの魔神、空神丸もやられちゃったし。クラマは僕達の仲間なんだ...!だから...だから...!」
ユイ「わかったよ、ワタル君」
サラ「ワタルが許すなら、私達は何も言わないよ」
ティア「クラマはティア達と一緒にたくさん遊んでくれたし!」
ワタル「ありがとう!」
シバラク「だが忘れるなよ、クラマ。お前を完全に許した訳ではない人間がいる事も」
クラマ「ああ...。俺は、それだけの事をしでかしてきたからな」
刹那「ワタル。もう龍神丸は呼び出せないのか?」
ワタル「龍神丸の魂は、この光になっているんだ...。でも、セリーヌの森にある復活の聖水を使えば、龍神丸は蘇るって聞いた」
ジュドー「って事は、まだ完全に死んだ訳じゃないんだな!」
ワタル「うん...。龍神丸を復活させるために絶対に復活の聖水を手に入れてみせるよ。灼熱と極寒の剣の力でパワーアップした、この王者の剣に誓って」
甲児「その意気だ、ワタル。どんな時でも希望を捨てるなよ」
號「必ず、龍神丸は戻って来る」
ジョーイ「だから、僕達も手伝うよ!」
シーブック「君達は?」
甲児「俺は兜 甲児...。マジンガーZのパイロットだ。こっちが仲間の弓 さやかとボス、ヌケ、ムチャだ」
さやか「弓 さやかです。ビューナスAのパイロットをやっています」
ボス「俺様はボスだ!子分のヌケ、ムチャ共々、よろしく頼むぜ」
ワタル「甲児さんは、僕や舞人さんと同じ世界の人で僕の憧れの人なんだ」
アレルヤ「前に言っていた、ワタル君が目標とするヒーローのもう片方というわけだね」
ディオ「マジンガーZという機体は見せてもらったが...海道さん達のカイザーに似ていないか?」
海道「ああ。俺達も初めて見た時は驚いたぜ」
真上「だが、俺達は別の世界の存在...。ただ単に似ているだけだろう」
號「俺は號...。渓や凱と共に真ゲッタードラゴンのパイロットをやっている」
グラハム「真ゲッタードラゴンと言うのはあの戦艦の様な物のことか」
渓「ええ、そうです。私は渓です、これからよろしくお願いします!」
凱「凱だ。これからよろしく!」
ブレラ「竜馬も仲間と出会えた様だな」
竜馬「おうよ!神 隼人に車 弁慶だ!」
隼人「内の竜馬が世話になったみたいだな」
弁慶「まあ、俺達もやっかいになるんだけどな」
ジョーイ「この人達が...別働隊の人達...」
サイ「今更怖気付いてどうすんだよ、ジョーイ」
ジョーイ「お、怖気付いてなんかないよ!えっと...ジョセフ・カーター・ジョーンズです。ジョーイって呼んでください!それでこっちが友達のサイとリナ...デントン教授です」
三日月「あんたもパイロットなのか?」
ジョーイ「ううん。僕はヒーローマンに指示を送って戦っているんだ」
明弘「ヒーローマン?」
ジョーイ「これがヒーローマンです」
ラフタ「何これ、おもちゃ?可愛いー!」
アストン「でも、これで戦ってるって事?」
リナ「このおもちゃがロボットになって戦うんです」
オルガ「い、意味がわからねえ...」
ジョーイ「と、とにかく!僕達もエクスクロスに参加する事になったんでよろしくお願いします!」
マーベラス「お前とヒーローマンが来ただけで百人力だぜ、ジョーイ」
ジョーイ「ゴーカイジャーのマーベラスさんにそう言ってもらえて光栄です!」
シーブック「この後、アムロさんからリギルト・センチュリーの真実についての話があるが...エクスクロスの最優先事項は龍神丸を復活させる事だな」
ワタル「お願いします、皆さん。僕と龍神丸に力を貸してください」
シン「当たり前だろ!何と言っても、ドアクダー打倒のためには龍神丸の力が絶対に必要だからな!」
アルト「所で一夏はどうしたんだ?」
箒「...」
簪「...」
ワタル「一夏さんは...」
楯無「灼熱と極寒の剣の力で追い詰めたガッタイダーに一夏君が突っ込んだのだけれど、返り討ちにあってしまって...それで一夏君は龍神丸に庇われたの」
セシリア「状態が状態でしたので...一夏さんはその事が原因で戦う事を拒否してしまって...」
ラウラ「今は部屋に引きこもっている...。教官が話しても無理だったみたいだ」
シャルロット「一夏は俺のせいで龍神丸が死んだんだって...言っていたんです」
ユイ「そんな!一夏君が悪いわけじゃないのに...」
千冬「だが、あいつの不注意でこうなったんだ...。あいつにも責任はある」
九郎「おい、少しいい方ってもんがあるんじゃねえか?」
千冬「事実を話しただけだ」
九郎「っ...!てめえ...!」
ジョー「やめろ、九郎。こいつの言っている事も一理ある」
九郎「だけどよ!」
ルカ「戦えない奴の心配をしている場合じゃないんでしょ?今はその龍神丸を復活させる事が先決よ」
九郎「...くっ...!」
九郎さんの気持ちもわかる...だけど、一夏...。俺は信じてるぞ、お前が立ち上がるって事を...。
みんなを集め、アムロさんの大切な話が...リギルド・センチュリーの真実についての話が始まった...。
アムロ「...今から、シャア・アズナブルの言っていたリギルド・センチュリーの真実について話をしたい」
ベルリ「...」
アイーダ「...」
アムロ「俺はアムロ・レイ...。宇宙世紀の人間だ」
スザク「(あれが白き流星の異名を持つエースパイロット、アムロ・レイか...)」
ショウ「(物静かな雰囲気の中に独特のたたずまいがあるな...)」
アムロ「その事について語る前にまず、俺達の世界...宇宙世紀について時系列に沿って話そう」
時系列...。
アムロ「宇宙世紀の歴史...それは戦争の歴史と言い換えてもいいものだ」
青葉「戦争の...」
アムロ「宇宙世紀は、その始まりからして血塗られた幕開けであり...。地球に住む人間と宇宙移民者の衝突は、地球からの独立を訴える一年戦争へと繋がる。その後もグリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争へと連なり...。シャア・アズナブル率いるネオ・ジオンによる第二次ネオ・ジオン抗争へと発展していった」
グラハム「シャア・アズナブル...。我々が戦った、あの男か...」
アムロ「奴もかつては俺達と共に戦う同士だった。しかし、一向に変わらない地球の人間に業を煮やし、ついには地球そのものを破壊するという考えに至った」
ディオ「何...⁉︎」
カレン「地球を破壊って...」
ケロロ「それが地球寒冷化作戦...通称、アクシズ落としでありますな?」
アムロ「その通りだ、軍曹。シャアは小惑星を地球に落とし、そこを死の星とする事で人類を強制的に宇宙へ上げようとしたんだ。宇宙という環境に適応して認識力が拡大した存在...ニュータイプに人類全体を変革させるために」
ベルリ「ニュータイプ...」
アムロ「その作戦を遂行するために奴はエリートによる人類管理...コスモ貴族主義を唱えるクロスボーン・バンガードと手を組んだ。俺やジュドーやシーブックが所属していた地球連邦軍外部独立部隊ロンド・ベルは奴を阻止するために戦っていた」
ルルーシュ「その戦いの結末は?」
アムロ「シーブックとセシリーはクロスボーン・バンガードの指導者である鉄仮面と呼ばれる男を倒した...俺は地球に向けて移動を開始したアクシズの上でシャアと戦っていたのだが、その最中でアル・ワースへと跳ばされたんだ」
万丈「つまり、その小惑星がどうなったかは、不明というわけか...」
バナージ「(本来なら、その数年後が俺の世界という事になる...)」
トビア「(そして、その戦いから十数年後の時代から俺は来た...)」
ケロロ「(本来ならば、過去のキンケドゥ殿...シーブック殿とトビア殿が出会う事はないのでありますが...)」
グレンファイヤー「人間が自らの手で地球を滅ぼそうとするなんてな...」
アイーダ「シャア・アズナブルという人は理知的な人間というイメージでした...。その彼が、そこまで追い詰められる程の戦いが宇宙世紀のにはあったのですね...」
ベルリ「宇宙世紀が大変だったって事はわかりましたけど、それと僕達のいたリギルド・センチュリーの真実に何の関係があるんですか?」
アムロ「...リギルド・センチュリーは宇宙世紀の遥か未来だ」
ベルリ「え⁉︎」
ケロロ「宇宙世紀の遥か未来でありますか⁉︎」
夏美「ちょっと、あんたでも知らなかったの⁉︎ボケガエル!」
ケロロ「と、当然であります!吾輩の知るガンダムにGーセルフという機体はなかったのであります!勿論、ディスティニーガンダムやストライクフリーダム、ウイングガンダムゼロやダブルオークアンタ、ガンダムバルバトスなども知らないのであります!」
シーブック「じゃあ、時代は違うけど僕達とベルリは同じ世界の人間って事なのか...⁉︎」
...随分話がややこしくなってきたな...。
ベルリ「ちょっと待ってくださいよ...!どうして、そんな風になるんですか⁉︎」
ハッパ「落ち着け、ベルリ。おそらく、その話は事実だ」
ベルリ「ハッパさん...」
ハッパ「その根拠はヘルメスの薔薇の設計図にある...」
ケルベス「その名...キャピタル・アーミィがジェガンを開発した経緯にも関係があると聞いた事がある」
ハッパ「姫様...。ヘルメスの薔薇について、お話ししてもよろしいでしょうか?」
アイーダ「...許可します。今、我々に必要な事は真実を知る事でしょう」
ハッパ「では...。ヘルメスの薔薇とは、過去の戦争で使われた技術記録です。我々の世界、リギルド・センチュリーでは人類の文明が崩壊するレベルの大戦が過去に起こったと言われています」
ジュドー「その大戦ってのが、アクシズ落としだって言いたいのかい?」
ハッパ「そうであるかも知れないし、そうではないかも知れない...。その事は、さほど重要ではないでしょう。重要なのは、ヘルメスの薔薇には宇宙世紀の技術と記録されているという事です」
ケルベス「それを引き出して造られたのが俺のジェガンだってのか?」
ハッパ「その通りです。宇宙世紀...つまりはバナージ達の歴史の機体も存在しているという事です」
バナージ「え、でも、俺達はアムロさん達と同じ世界では...」
ハッパ「そこがまだ謎です。アムロ大尉達の世界にもお前達がいたのかはな...」
トビア「(恐らく、俺達の世界のバナージは存在する...何故なら、ラプラスの箱という歴史があるから...)」
ハッパ「本来、ヘルメスの薔薇は厳重に管理され、そこに記された技術を使用する事は禁忌とされてきました。ところが、近年...各組織がその技術を積極的に使用するようになりつつあります」
シーブック「そこまで危険視されていたものが、どうして、そんな事に?」
ハッパ「詳しい事はわかりませんが、それを管理していた人間達の中の一人が、あえて流出させたのでは...と言われています」
ジュドー「何だよ、それ⁉︎」
シーブック「その人間...再び文明が崩壊するような戦争が起きるのを望んでいるのか...」
ラライヤ「G系と呼ばれるモビルスーツとそういった経緯で誕生したと聞きます」
ベルリ「Gーセルフもヘルメスの薔薇から生まれたのか...」
ハッパ「ケルベス中尉のジェガンを見ても、宇宙世紀がリギルド・センチュリーの過去であるのは間違いないでしょう」
アムロ「トワサンガで過ごした俺とシャアもその結論に至った...。そして、シャアは宇宙世紀の先にあるのが文明の崩壊...つまり、絶望である事を知った。さらに奴は、ヘルメスの薔薇の開示によって宇宙世紀が繰り返されようとしている今に絶望し、それを変えようと行動を開始したんだ」
ベルリ「それがトワサンガに協力する事なんですか?」
ジュドー「環境保全のために宇宙に上がった人間が地球に帰るためなら戦争をするって考えのどこに絶望を超える方法があるってんだよ!」
アムロ「それは俺にも理解できない...。だが、奴の持つ指導力...別の言い方をすればカリスマ性は下手をすれば、ミスルギ陣営全体にも影響を与える」
シーブック「それは戦いを加速する事を意味するんですね...」
アムロ「そうだ。宇宙世紀から連なるリギルド・センチュリーの存在がこのアル・ワースを戦火に包む事になる」
ノレド「そもそもガンダムって何なの?」
メル「アムロさんやバナージさん達の世界...宇宙世紀だけでなく、ヒイロさん達の世界や刹那さん達の世界、シンさん達の世界に三日月さん達の世界...どうしてガンダムが複数あるのでしょう...」
ゼロ「それぞれの宇宙にもガンダムがある...ウルトラマンと似たようなものだな...」
ネモ船長「宇宙世紀からのリギルド・センチュリー...。まさに戦争の世界だな...」
ドニエル「情けない事ですが、認めざるを得ません」
ボス「そう考えると俺達のいた世界ってのはまだ平和だったんだな...」
ワタル「甲児さんや舞人さん達が頑張ってくれてたおかげだね」
ルリ「平和の世界...ですか...」
エレクトラ「革命の世界、戦争の世界、そして平和の世界ですね...」
スメラギ「三つの世界ですか...」
零「待ってください」
名瀬「どうした、零?」
零「一度、エクスクロスのメンバーの世界の分け方を整理するべきだと思います」
號「確かにその三つの世界と異なる世界が多すぎるからな」
倉光「では、零君、纏めてくれないか?」
零「はい。まずは俺の出身世界...これは平穏の世界と言いましょう。実際、俺の世界には戦争は現在ありませんから...」
甲児「平和の世界よりも平和なのか...」
零「そして、アンジュ達、シモン達、ユイ達、ワタルを除く魔神乗りの人達、メル...そして、アマリとホープスの出身世界...アル・ワース...」
アマリ「...」
零「バナージ達の世界も一応、戦争の世界に入れるぞ?アムロさん達、ジュドー達、シーブック達、バナージ達、その未来のベルリ達の出身世界の戦争の世界...恐らく、トビアもこの世界出身だろう」
トビア「はい...」
零「ヒイロ達、ショウタ達、万丈の出身世界の革命の世界...。ワタル、甲児達、舞人達の世界の平和の世界...。そして、ネモ船長達の世界」
ネモ船長「...」
零「青葉達やゼロ達の世界はゼロの話でM78星雲スペースと呼ぶ事にしました。...そして、残る人達の世界です」
九郎「確かにバラバラもあれば、共通の世界もあるからな」
零「まずは一夏達の出身世界...これを失礼ですが、女尊男卑の世界と呼ばせていただきます」
千冬「構わない、本当の事だ」
零「次に九郎さん達、ジョーイ達、マーベラスさん達の出身世界...これを正義の世界と呼ばせていただきます」
マーベラス「正義か...」
零「シン達の世界を運命の世界...。刹那達の世界を対話の世界...。三日月達の世界を鉄の世界と呼ぶ」
オルガ「俺達の世界は鉄華団から取ったな」
零「アキト達の世界は...愛の世界...かな?」
ユリカ「愛...悪くないね!」
零「ノブナガ達の世界を戦の世界と呼ぶ」
ノブナガ「世界状、戦争の世界とやらとなんら変わりはないからな」
零「アルト達の世界を歌の世界...。竜馬さん達と海道さん達の世界を激戦の世界と呼びます」
海道「激戦か...」
真上「確かに言えてるな」
零「しんのすけ達の世界を笑顔の世界...。カンタムの世界を機械の世界...。ケロロ達の世界を共存の世界...。エイサップ達の世界を想いの世界と呼ぶ」
冬樹「共存...僕達と軍曹の事ですね」
零「そして、マサキ達の世界のラ・ギアス、アーニー達の世界の始まりの世界...これが現在分けた世界です」
名瀬「うまくわけたな」
倉光「M78星雲スペース、ネモ船長達の世界、アル・ワース、平穏の世界、平和の世界、革命の世界、戦争の世界、戦の世界、正義の世界、愛の世界、笑顔の世界、機械の世界、共存の世界、激戦の世界、女尊男卑の世界、歌の世界、対話の世界、運命の世界、鉄の世界、想いの世界、ら・ギアスに始まりの世界か...」
ルルーシュ「それぞれの世界に帰るためには、ドアクダーを倒さなくてはならない」
サラマンディーネ「そのためには龍神様の力が必要になるでしょう」
刹那「お前は?」
アンジュ「そう言えば、宇宙組にまだ紹介していなかったわね...」
サラマンディーネ「では、自己紹介させていただきます。私の名はサラマンディーネ...。神祖アウラの末裔にして、フレイヤの一族が姫です」
カナメ「その部下のカナメと申します」
ナーガ「同じくナーガだ」
ロックオン「尻尾が...生えてないか...?」
アンジュ「この女達...ドラゴンの一族だからね」
アイーダ「ドラゴンって...アンジュ達のアルゼナルが戦っている、あの凶暴な生物よね...」
アンジュ「そうよ。この女...サラ子は、その指揮官...。何度か戦った事がある赤いパラメイルに乗ってる」
サラマンディーネ「焔龍號(えんりゅつごう)です、アンジュ。そして、わたくしの名前はサラマンディーネです。おかしな略称は使わないように」
アンジュ「...長いのよね、あなたの名前...」
ナーガ「このやり取り...もう何度目だろうな...」
モモカ「でも、最初の頃のような険悪さがなくなって来ているように思えます」
カナメ「そうですね。少しずつですが、歩み寄りをしているようです」
零「なら、サラ姫様ってのはどうだ?」
サラマンディーネ「...それほどまでにわたくしの名は呼びづらいですか?」
零「あんたがそう呼んで欲しいなら呼ぶけど...アンジュは呼ぶ気はないだろうぜ」
サラマンディーネ「アンジュ...」
アンジュ「何よ、サラ子?」
零「...頼むから喧嘩はやめてくれよ。何なら、サラマンディーネもアンジュの事をアン子って呼んだらどうだ?」
サラマンディーネ「それは良いですね」
アンジュ「ぶっ飛ばすわよ、零!」
零「お互い様だろうが!良いじゃねえかよ、アン子って!」
アンジュ「いやよ!黒くてモッサリしてて、ていうか、ライバルが名前を呼び合うのにアン子って!」
零「そうか、そんなに嫌か...。なら、きな子は?」
アンジュ「喧嘩売ってんのかー‼︎」
タスク「お、落ち着いてよ、アンジュ!」
ヴィヴィアン「あっちはほっといて、ここでもう一つ重大発表!実はあたしもドラゴンなんだよ」
ステラ「言ってる意味が...わからないんだけど...」
アニュー「人間がドラゴンって...どういう事なの?」
サリア「ヴィヴィアンはドラゴンに変身できるんです」
ヒルダ「逆に言えば、あたし達が戦ってきたドラゴンも元は人間らしいんだよ」
アルト「何だと⁉︎」
ユイ「いきなり、そんな事を言われても...」
アンジュ「驚くのも無理はないわ。私達も未だに信じられないもの」
エルシャ「でもね...私達は目の前でヴィヴィちゃんがドラゴンに変身するのを見たの」
ヴィヴィアン「よくわからないけど、このキャンディを舐めてると変身しなくて済むんだよ」
サラマンディーネ「おそらく、それに封じ込められた龍の力があなたに力を貸していると思われます」
ワタル「龍の力...」
ミツヒデ「龍の力...もしや、ノブ達が大イクサヨロイを扱えているのも...」
ジャンヌ「それが原因って事?」
サラマンディーネ「はい、そうですよ。破壊王様と救星王様」
ノブナガ「俺達の事も存じていたか...」
セシリー「サラマンディーネさん...。もう少しドラゴンの事を教えてくれないでしょうか?」
竜馬「ドラグニウムってやつのことも聞きたいしな」
ゼロ「あんたがイージスの存在を知っているのも気になる」
サラマンディーネ「はい...ですが、まずは龍神様を復活させる事を最優先とします」
アンジュ「この調子で肝心な事は少しも話そうとしないの」
ブレラ「先程から言っている龍神様とは龍神丸の事だな?」
アンジュ「そうよ。ワタルの事は救世主様...龍神丸は龍神様って呼んでるの」
マリーダ「同じドラゴンだから、仲間意識を持っているのか...?」
サラマンディーネ「全ては龍神様をお救いしてからです」
アンジュ「結局、それなのね...」
ワタル「わかったよ、サラマンディーネさん。明日になったら、すぐにセリーヌの森に出発しよう」
シノ「そのセリーヌの森って何だ?」
ワタル「そこにある復活の聖水を使えば、龍神丸は復活するんだ」
話を終え、俺達は寝る事にした...。
オリジナルで世界を分けてみましたが、どうでしたでしょうか?
明らかに適当な名前が多いですが...。
次回は龍神丸が進化します!
次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?
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