スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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さあ、来ました今回は魔従教団の話です!

アマリは果たしてどうなってしまうのか...。

それではどうぞ!


第35話 エンデの名の下に

 

第35話 エンデの名の下に

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達エクスクロスは魔従教団の法師、セルリックさんに案内されて魔従教団の神殿前まで来ていた。

 

號「あれが魔従教団の神殿か...」

 

名瀬「とんでもなく馬鹿でかい木だな...」

 

セルリック「あれはエンデの神木と呼ばれるものです」

 

ルリ「智の神エンデ...。魔従教団の方々が崇拝している神様ですね...」

 

セルリック「エンデは自然を愛すると言われ、その使徒である教団は自然との調和...即ちアル・ワースの大地との調和を重んじています。その現れとして、神殿は神木のある場所に建てるのがならわしになっているのです」

 

倉光「あのような巨木がアル・ワースの各所に?」

 

セルリック「はい...。大地のエネルギーの流れである血脈に沿って神木は生えると聞きます。これから皆様をご案内する神殿は、復活したオリュンポスの神の動向を探る部隊の前線基地にもなっております」

 

ドニエル「智の神を崇拝し、魔法を研究する...と聞くと学究肌な集団を想像しますが、思ったよりも武闘派なのですな」

 

セルリック「法と秩序の番人であるためには力も必要なのです。悲しい事でもありますが。我々は、エンデのドグマを以て、このアル・ワースに平穏をもたらす事を最大の喜びと考えています」

 

ドニエル「いや...その...批判めいた言い方になっていましたらお詫びいたします」

 

スメラギ「事実として、教団の存在は必要ですね。私達も、昨日はあなた方に助けていただいていますし...。私達の社会における軍隊の在り方も本来はそういった事が目的でありますから」

 

セルリック「ご理解いただいて何よりです。長々とお話しして申し訳ありません。では、これより皆様を神殿にお連れします」

 

ホープス「帰ってきたのですね...」

 

アマリ「...」

 

ホープス「震えているのですが、マスター?」

 

アマリ「ホープスは怖くないんですか?」

 

ホープス「...いつかは、この日が来ると思っていましたからね...」

 

零「アマリ...」

 

震えているアマリを見ていられず、俺は彼女の手を握った。

 

零「アマリ...俺達がついてる...。何かあったら俺を呼んでくれ」

 

アマリ「零君...うん、ありがとう...」

 

俺達は神殿の中に入った...。

 

 

 

神殿の中に入った俺達はセルリックさんと話を始めた...。アマリとホープスを除いて...。

 

セルリック「救世主様ご一行をお迎えするのに大したおもてなしも出来ず、心苦しく思います」

 

シバラク「いえいえ、お構いなく!神殿に入れてもらっただけで拙者、大満足でござりまするゆえ、はい!」

 

リナ「シバラク先生が本気で恐縮してる...」

 

デントン「話には聞いていましたが、アル・ワースの人間にとっては魔従教団の存在は本当に大きいのですね」

 

セルリック「改めて自己紹介させていただきます。私はセルリック・オブシディアン...。黒曜石の術士であり、法師の位にあります」

 

ワタル「アマリさんに聞いたけど、セルリックさんって偉い人なんだね」

 

幻龍斎「わ、ワタル!いくらお前が救世主とはいえ、法師様に気安く口を利くでないウラ!」

 

シバラク「親父殿の言う通りだ!お主、礼儀知らずにも程があるぞ!」

 

セルリック「そう畏まらないでください。私と皆さんは、このアル・ワースの法と秩序を守る者...つまり同志なのですから」

 

シロ「ゔぅー...!」

 

ひまわり「たや?」

 

しんのすけ「どうした、シロ?」

 

シロがセルリックさんを警戒している...?

 

セルリック「ははは、どうやら私はそちらのお犬様には懐かれないようですね」

 

ロザリー「それにしても感激だぜ!あの魔従教団の同志だなんて...!」

 

クリス「信じられない...。あたし達...ノーマなのに...」

 

セルリック「人の役割はあれど、身分の上下など本来はないものです。褒めてくださるのは嬉しいですが、必要以上に崇めるのは勘弁してほしいというのが私の本音です」

 

シモン「意外に話せるんだな」

 

ユイ「わかりました、では、私達もいつも通りに話させていただきます」

 

セルリック「智の神エンデの下で人は平等なのですから。ですので、私達もそのように接する事をお許しください、シモンさん、ユインシエルさん」

 

シモン「(俺が獣の国の総司令官だってのも当然知ってるってわけか...)」

 

ユイ「(一目見ただけで私をエナストリアの嬢皇だとわかるだなんて...)」

 

アンジュ「...」

 

セルリック「何かご不満でも、アンジュリーゼさん?」

 

アンジュ「シモンやユイの事を知っていたのに私については調査不足なんじゃない?」

 

セルリック「いえ...。あなたの真の名は、アンジュではなく、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギです。ここはマナの国でもアルゼナルでもないのですから、真の名を名乗ってくださって結構です。サリア・テレシコワさん、ヒルデガルト・シュリーフォークトさんも、そのようになさってください」

 

それが、サリアとヒルダの本当の名前なのか...。

 

サリア「私の本当の名前もご存知だなんて...!」

 

ヒルダ「本当に凄いんだな、魔従教団って...」

 

メル「という事は、私の事もご存知ですよね?」

 

セルリック「勿論です、元オニキスのメル・カーネリアンさん。」

 

メル「元とは言え...私もオニキスの一員だったのですよ?」

 

セルリック「ですが、今は我々の同志です」

 

メル「...」

 

アンジュ「ノーマでも差別しない...。悪いけど、そんなものに騙されるつもりはないから」

 

サリア「口を慎みなさい、アンジュ!あなた、何を言っているのか、わかっているの⁉︎」

 

セルリック「お気になさらないでください、サリアさん。我々の在り方に疑問を持つアンジュリーゼさんの姿勢は智の探求者である我々にとって尊ぶべきものです」

 

アンジュ「ちなみにあなた達の在り方に疑問を持っているのは私だけじゃないから」

 

アンジュはそう言うと俺に視線を送ってきた。

 

セルリック「新垣 零さん...。異界人の中で最もアマリ・アクアマリンと関わった方ですね」

 

零「...」

 

セルリック「では、零さん、アンジュリーゼさん...。何故、あなた方は我々を信用なさってくださらないのですか?」

 

アンジュ「あなた達なら、マナの国の影の支配者、エンブリヲの存在も知っているのでしょう?」

 

セルリック「ええ...」

 

零「アル・ワースの番人を名乗るのなら、どうして、エンブリヲという男を野放しにしているんですか?」

 

セルリック「...完成された社会システムを破壊する...。果たしてそれは、その社会で暮らす人達にとって幸せな事でしょうか?」

 

アンジュ「え...」

 

タスク「確かに一理ある。ミスルギの市民が、創造主エンブリヲの存在を知り、もしマナが急に使えなくなったら...」

 

零「...なるほど。大パニックが起こり、社会は崩壊するだろうな」

 

アンジュ「だから、エンブリヲを放置するの...⁉︎」

 

セルリック「それを決めるのは魔従教団ではありません。あの国に住む人達なのです。ですから、私達に出来る事はそこから追放されたノーマに手を差し伸べる事だけです」

 

サリア「手を差し伸べるって...もしかして、教団はアルゼナルに...」

 

セルリック「はい...。アレクトラ司令と連絡を取り、秘密裏に物資の援助をさせていただいております」

 

エルシャ「時々聞きますが、そのアレクトラというのはジル司令の本名でしょうか?」

 

セルリック「アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ...。それが彼女の真の名です」

 

アンジュ「レーベンヘルツ...。マナの国の一つ...ガリア帝国の皇家...」

 

ヒルダ「って事は、あの司令もアンジュの同じように姫様だったって事かよ!」

 

サリア「セルリック様...。魔従教団は、アレクトラのレベルタスを支援するおつもりなのですか?」

 

セルリック「時が来れば」

 

サリア「その御言葉...信じさせていただきます」

 

アルト「サリア...。そのリベルタスってのは?」

 

サリア「ノーマが自由を勝ち取るための戦い...。ヴィルキスも、そのための力です」

 

アンジュ「じゃあ、そのライダーに選ばれた私は司令の手駒ってわけね...」

 

サリア「...(アレクトラ...。私ではなく、アンジュにヴィルキスを与えたのは何故なの...?私なら...アレクトラのために生命だって投げ出せるのに...)」

 

セルリック「...アンジュリーゼさん、零さん、納得いただけましたか?」

 

零「少しは...」

 

アンジュ「取り敢えずはだけどね。...それと今の私はアンジュリーゼではなく、アンジュだから」

 

セルリック「わかりました。では、アンジュさんと呼ばせていただきます。ささやかながら宴の準備もできたようですので、皆様はおくつろぎください」

 

ジョーイ「ありがとうございます」

 

九郎「やったぜ!俺...腹が減ってたんだ!」

 

アル「汝はそればかりだな」

 

セルリック「ドアクダーやオリュンポスなどの勢力についての情報交換は明日にでも」

 

ルルーシュ「一つ聞かせていただきたいが、よろしいかな?」

 

セルリック「なんなりと」

 

ルルーシュ「法と秩序を守る...。素晴らしい事ではあるが、あなた達にとってその行為は何か益があるのか?」

 

セルリック「魔従教団の術士達は利益を求めているわけではありません。我々は教団の教義の下、魔法の修得に喜びを見出し、その力を以て法と秩序を守る事に誇りを持ち...ひたすら徳を積む事を目的として日々を生きています」

 

ルルーシュ「では、問う。その徳を積んだ先に待つのはなんだ?楽園か?救済か?永遠の生命か?」

 

セルリック「...神の概念は、存在する世界で異なるでしょうからそれについての議論はおいておきます。智の神エンデへの信仰は死後の世界ではなく、現世での高みへの到達を目指すものです」

 

ルルーシュ「その到達点とは?」

 

セルリック「それは教団の秘儀ですのでここではお話は出来ません」

 

ルルーシュ「それは残念だ」

 

スザク「(ルルーシュは、セルリックさんの事を警戒しているみたいだ)」

 

C.C.「(確かに、この男の笑顔...シュナイゼルの虚無に似ている...。だが、先程の問答を聞くに意外に俗な所もあるようだな...)」

 

しんのすけ「セルリックのおじさん!アマリお姉さんは、何処?」

 

青葉「俺達、あの人に何度も助けられてるんです」

 

ベルリ「もし、弁護が必要ならば、全員で行くつもりです」

 

セルリック「そう慌てないでください。彼女にも行った通り、決してわるいようにするつもりはありませんから」

 

零「...信用できませんね」

 

セルリック「...何故ですか?」

 

零「俺達は同じ術士であるイオリという男の襲撃にあっているんです...。アマリを一人には出来ません」

 

セルリック「余程彼女にのめり込んでいるのですね」

 

零「茶化さないでください...。俺達を祝ってもらえる宴ならば、メンバーの一人であるアマリも参加するのが普通だと思いますが?」

 

セルリック「...それでも彼女は魔従教団の術士です。彼女の処遇の決定権は我々にあります」

 

零「...わかりました。でも、あなたは俺達にアマリの事は決してわるいようにはしないとおっしゃいました...。もしも、彼女が傷つくような事があれば...いくら法と秩序を守る魔従教団でも...俺は許しませんから」

 

セルリック「...覚えておきましょう。彼女は今、導師と対面していると思われます」

 

ジョー「導師?」

 

セルリック「現在、教団内において最高位にある御方です」

 

 

 

 

 

 

ーホープスです。

 

私は今、クロさんと猫のシロさんと話しています。

 

ホープス「...シロさん、クロさん。サイバスターの調整、完了しました。これで悩まされていた出力の異常は解消されるでしょう」

 

シロ「ありがとニャ、ホープス」

 

ホープス「魔装機神は機械的にオート・ウォーロックに近いものがありますので、私もお役に立つ事が出来ました」

 

クロ「本当にホープスは有能ニャのね」

 

ホープス「どうもマスターには、その辺りが伝わっていないようですがね」

 

クロ「ところでサイバスターの不調の原因っていったいニャんだったの?」

 

ホープス「機械的なトラブルではなく、一部の機関がアル・ワース特有の現象の影響を受けていたのです」

 

シロ「その現象って?」

 

ホープス「オドの存在です」

 

クロ「オドって魔法を使う時に必要ニャ元素みたいニャものね...」

 

ホープス「あれとサイバスターとはどうも相性が悪かったようで、それを遮断する処理を行いました」

 

シロ「きっとマサキも喜ぶニャ」

 

クロ「でもいいの、ホープス?アマリが教団の偉い人に呼ばれてるのに一緒にいニャくて?」

 

ホープス「構いません。もうマスターには会えないでしょうし...」

 

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです...。

 

私は今、神殿内にあるエンデの間で導師と対面しています。

 

術士「...」

 

術士2「...」

 

導師キールディン「お前達は下がりなさい」

 

術士「かしこまりました、導師キールディン...」

 

術士2「御用がありましたら、お呼びください」

 

術士達はこの場を離れて行きました...。

 

アマリ「...」

 

導師キールディン「久しぶりですね、藍柱石(らんちゅうせき)の術士、アマリ・アクアマリン。と言っても、こうして話をするのはあなたの術士任命式以来ですが」

 

アマリ「導師キールディン...。私は...」

 

導師キールディン「黙りなさい。これは査問なのです。あなたが口を開いていいのは私の問いに答える時のみです」

 

アマリ「も、申し訳ありません...」

 

導師キールディン「あなたは理解しているのですか?自分が教団創設以来の罪を犯した事を。修行の身でありながら、無私の証であるエンデの面をかぶらず、さらには教団を脱走...このような事は前例もなく、私達もあなたをどう扱っていいか、審議を重ねなければなりませんでした」

 

アマリ「...」

 

導師キールディン「あなたは何を求めてエンデの加護の下より去ったのです?答えなさい、アマリ」

 

アマリ「...生きる意味を求めてです」

 

導師キールディン「生きる意味...?それはエンデの名の下、法と秩序の番人として生きる事を以て他ありません」

 

アマリ「...それだけでは何かが足りない気がしたんです」

 

導師キールディン「自身の信仰の不足を言い訳するか...。それは脱落以外のなにものでもない!」

 

アマリ「で、ですが...」

 

導師キールディン「このエンデの間で導師キールディンに異を唱えるか...。アマリ・アクアマリン...。ならば、お前には背教者の烙印を押さねばならない」

 

アマリ「背教者...!」

 

導師キールディン「悔い改めよ、アマリ・アクアマリン。幼き頃よりエンデの使徒として修練を積んできたお前ならば、まだやり直す事が出来る。お前が再び智の求道を進むのなら、教団は喜んでむかえ入れよう」

 

アマリ「教団に...戻れる...」

 

導師キールディン「返答を、アマリ・アクアマリン」

 

私は...。

 

アマリ「導師キールディン...。私は...。お許しをいただけるのならば、もう一度、教団で修練を積み、エンデの使徒として生きたいと思います」

 

導師キールディン「よろしい」

 

何故だろう...。何故、私は...あんなにも教団を抜けようと必死になったんだろう...。こうしてエンデの間に立ち、導師キールディンの言葉に耳を傾けると、まるで今までの事が悪夢のように思えてくる...。そう、悪夢の様に...。

 

導師キールディン「アマリ・アクアマリン...。改めてあなたを藍柱石の術士に任命しましょう。あなたが自分だけのドグマを創り上げた事は報告で聞いています。その素質を日々の修練で開花させなさい」

 

アマリ「ありがとうございます、導師キールディン。一つだけ質問をお許しください。ホープスは、どうなるのです?」

 

導師キールディン「あれは教団が生み出した魔法生物です。あなたと同じく、この教団で生きる事こそが幸せなのです」

 

アマリ「ホープスの...幸せ...」

 

導師キールディン「あなたの修練によっては、あれと再会する事もあるでしょう。今は自らを見つめ直す事に集中しなさい。良いですか、術士アマリ?あの魔法生物とは決して会ってはなりませんよ」

 

アマリ「会えない...ホープスに...。それは...」

 

導師キールディン「後...。新垣 零...。彼にも会ってはなりませんよ」

 

アマリ「ど、どうして...!」

 

導師キールディン「彼は異界人です。彼の存在はあなたの修練の集中の妨げになります」

 

アマリ「で、ですが、零君は...!」

 

導師キールディン「アマリ・アクアマリン...!」

 

アマリ「かしこまりました。藍柱石の術士、アマリ・アクアマリン...今日よりエンデの使徒として生きます」

 

導師キールディン「そうです。それがあなたの幸せであり、智の神エンデの望みでもあるのです」

 

 

 

 

...私はホープスに会いに、ホープスが創り出した空間にいます。

 

アマリ「ホープス...」

 

ホープス「マスター...」

 

アマリ「今までありがとうございました。今日はあなたにお別れを言いにきました」

 

ホープス「そうですか...。その律儀な所がマスターらしいですね。...それよりも、零様の所へは行ったのですか?」

 

アマリ「私はもう彼に会いません...。会ってはいけないのです...」

 

ホープス「マスター...」

 

アマリ「もうそうやって呼ばれる事もなくなるんですね。少し寂しく思えます」

 

ホープス「では、アマリ様...と呼ばせていただきましょう」

 

アマリ「...」

 

ホープス「ご不満でしょうか?」

 

アマリ「そういうわけじゃないけど、変な感じがします。やっぱり...マスターって呼ばれる方がいいみたいです...」

 

ホープス「お望みの名で呼ぶのは構いませんが、もう会う事はないのでしょうね...」

 

アマリ「そんな事はないと思います。導師キールディンも修練を積みさえすれば、またホープスに会えるとおっしゃってました」

 

ホープス「(なるほど...。マスターの素質を手放すのは惜しいと考えたようですね...。しかし、そのマスターでもエンデの間で導師キールディンを前にすれば、抗う事は出来ませんでしたか...。このような時に零様がいれば...)」

 

アマリ「そろそろ行きますね、ホープス。ここに来ている事を導師キールディンに知られたら、また怒られてしまいますから」

 

ホープス「...!」

 

アマリ「どうしたんです、ホープス?」

 

ホープス「マスター...。では、あなたは導師キールディンに無断でここに来たのですね?」

 

アマリ「う、うん...。そう言われてみれば、そうでした...。どうしよう...。もしホープスに会っている事を知られたら、私...私...」

 

ホープス「フ...フフ...フフフ...」

 

ほ、ホープス...?

 

ホープス「ハハハハハ!ハハハハハハハ‼︎」

 

アマリ「ホープス!私が困っているのに笑うんですか⁉︎」

 

ホープス「これは失敬...。(あの気弱で従順なマスターが導師キールディンの言いつけに背いて私に会いに来た...。マスターの心は、やはり誰にも縛られない...。ならば、まだ希望は残されています)」

 

アマリ「ホープス...?」

 

ホープス「ご安心を、マスター。あなたは私が必ず助けます。ですから、私と意識を一つにしてください」

 

アマリ「意識を一つに...」

 

ホープス「そうです。あの日...私とあなたが初めて会った時のように」

 

 

 

結局、私とホープスはゼルガードに乗り込み、神殿から抜け出してしまいました...。

 

アマリ「ホープス...」

 

ホープス「情けない声を出さないでください。ここまで来れば、一安心でしょうから」

 

アマリ「...」

 

ホープス「先程、お話しした異界人召喚の真実...。ショックだったようですね。ですが、教団の真の姿を知ってもらうためにも、必要な事だったのです」

 

アマリ「それもあるんですけど...。私...また脱走しちゃったんですね...」

 

ホープス「嫌でしたか?」

 

アマリ「ううん...。よくわからないけど、こうする事がやっぱり一番正しいと思います。でも、何故なんでしょう...。私...導師キールディンを前にすると途端に何も考えられなくなってしまうんです...。やっぱり、幼い時からずっと尊敬している人を前にすると緊張してしまうからなんでしょうか...」

 

ホープス「幼い頃からですか...」

 

アマリ「私が教団に初めて来た日...。その日も導師キールディンは優しい目で私を見て...。見て...」

 

ホープス「どうしました?」

 

アマリ「その日の事が...うまく...思い出せないんです...。お父さんやお母さんと離れて教団の一員となった日...。すごく大事な思い出のはずなのに...」

 

ホープス「お気を付けて、マスター。追いつかれたようです」

 

...え...!

 

現れたのはイオリ君の乗るディーベルと複数のディーンベル、そしてルーン・ゴーレムでした。

 

イオリ「見つけたぞ、背教者!」

 

アマリ「イオリ君...」

 

ホープス「菫青石(きんせいせき)の術士、イオリ・アイオライトですか...。エンデの面をつけていない者に私のマスターを背教者呼ばわりされたくはありませんね」

 

イオリ「導師キールディンの指示だ。そして俺はらアマリの討伐隊長に任命された」

 

ホープス「(そのような事までしてマスターの精神に揺さぶりをかけるつもりですか...)」

 

アマリ「...」

 

ホープス「(そして、それは早速効果を発揮したようです。腹立たしい事に)」

 

イオリ「戻って来い、アマリ。今ならまだやり直しが利く。俺から導師キールディンに取りなす事も出来る」

 

アマリ「それは...出来ません」

 

イオリ「何故だ⁉︎導師の話では、お前は教団に戻る事を一度は承諾したと聞いたぞ!」

 

アマリ「教団に戻って導師の前に出れば、きっと同じようになってしまう...。決心が鈍ってしまうのならば、私は自分の心が納得するまで教団には帰りません...!」

 

イオリ「エンデに背を向ける事を認めるか!」

 

アマリ「それでも...」

 

ホープス「マスター...!」

 

アマリ「それでも私は行きます...!追って来たのが、誰であろうと!」

 

術士「正式採用に至らなかった中途半端なオート・ウォーロックで何が出来る...!」

 

術士2「修行から逃げ出した者がエンデの面を授けられた我々の相手になると思うなよ!」

 

ホープス「追っては正規の術士が三名...。それぞれにルーン・ゴーレムが四体ずつ...。まともに戦っては勝ち目はないでしょう...」

 

アマリ「...」

 

ホープス「気持ちを萎えさせるような事を言って申し訳ありません。ですが...」

 

アマリ「大丈夫です。自信がないのは、いつもの事です...。でも...!それでも進みます!」

 

私はゼルガードにオドを収束させました。

 

アマリ「無理だとしても諦めきれないものがあるんです!」

 

術士「あのオドの収束...!何なんだ⁉︎奴の力...⁉︎それとも、あのオート・ウォーロックの力なのか⁉︎」

 

ホープス「(これは想定外の状況です...。あのイオリ・アイオライトの影響でしょうか...。だとしたら、導師キールディンの力を認めなければなりませんね)」

 

イオリ「残念だ、アマリ...!もう申し開きは出来ないぞ!」

 

アマリ「さようなら、イオリ君...。私は行きます...。私とホープスは、この旅を終わらせるつもりはないんです!」

 

私は戦闘を開始しました...。

 

 

 

戦闘から数分後...。

 

やはり、苦戦は強いられます...。

 

イオリ「なかなか粘るじゃないか、アマリ」

 

アマリ「私は負けません!」

 

イオリ「...来たか。...そう言えば、お前は追って来た奴が誰であろうと進むと言ったな?」

 

アマリ「はい...」

 

イオリ「ならば、彼と戦えるのか?」

 

すると、シャイニング・ゼフィルスが現れました...。

 

零「...アマリ...」

 

アマリ「れ、零君...⁉︎どうして此処に⁉︎」

 

イオリ「俺が協力を申し出たんだ。背教者アマリを捕えるためにな」

 

零「...」

 

アマリ「そ、そんな...!」

 

零君まで...私を...!

 

ホープス「(今のマスターの心の支えである零様を使って来ましたか...。何処までも小癪な...。だが、教団は彼を舐めていますね...)」

 

零「悪いな、これが俺の決めた道なんだ...。覚悟してもらう」

 

アマリ「れ、零君...!」

 

そして、ゼフィルスはクロスガンを構え攻撃しました...。

 

魔従教団のオート・ウォーロック達に...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺はゼルガードを攻撃するかと見せかけ、オート・ウォーロック部隊に攻撃を仕掛けた。

 

イオリ「な、何をする⁉︎」

 

アマリ「零君...⁉︎」

 

零「何って...俺が依頼されたのは魔従教団の脱走者であるアマリ・アクアマリンの捕獲だ...。だが、目の前にいるのはエクスクロスの仲間のアマリ・アクアマリンだ」

 

術士「な、何っ⁉︎」

 

零「俺の捕獲対象である脱走者は既に遠くへ逃走したと見る。そして、俺はセルリックさんに言った...。アマリが傷つくような事があればお前らでも許さないとな!」

 

術士2「我等、魔従教団に歯向かうと言うのか!」

 

アマリ「そうだよ!こんな事したら...エクスクロスは...!」

 

ったく...。自分の今の状況がわかってんのかよ...。他人の心配をしやがって...。

 

零「エクスクロスは関係ない。何故なら、イオリ・アイオライトは俺個人に依頼して来たからな」

 

イオリ「くっ...!新垣 零...!」

 

ホープス「流石は零様です」

 

零「やっぱり、お前には見抜かれていたか、ホープス」

 

ホープス「マスターにベタ惚れのあなたがマスターを裏切るはずがないと思っただけです」

 

アマリ「え...⁉︎」

 

零「それ以上口を開くな、腹黒オウム!」

 

ホープス「これは失敬」

 

ホープス野郎...これが終わったら、焼き鳥にしてやる...!

 

イオリ「ならば、お前も我々の敵だ!新垣 零!」

 

零「アマリは渡さない!絶対にだ!行くぜ、アマリ!」

 

アマリ「ええ...。零君、私に力を貸して!」

 

零「当たり前だ!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「(これで俺達はエクスクロスには戻れないかもしれないな...。だが、何があっても俺がアマリを支える...!)」

 

 

戦闘から数分後の事だった。

 

ホープス「マスター...。零様...。シグナスとハンマーヘッドがいらっしゃいました」

 

アマリ「えっ⁉︎」

 

やっぱり、教団の協力者として俺達を...!

 

アマリ「倉光艦長!名瀬リーダー!どうして、ここに⁉︎」

 

零「...俺達を捕らえに来たんですか?」

 

名瀬「おいおい、何仲間を警戒してんだよ、零」

 

倉光「きっとアマリ君と零君が困っていると思ってね。迎えに来させてもらった」

 

アマリ「でも...ご迷惑をおかけする事に...」

 

オルガ「気にすんじゃねえよ。動いたのはシグナスとハンマーヘッドだが、これはエクスクロスの総意だ。お前らだって、仲間が困っていたら、余程の事がない限り、助けに行くだろ?...って、零の場合は余程の事とか関係なく、助けに行くけどな」

 

零「うっせえよ、団長。だけど、教団と敵対する事はその余程の事だと思いますが...」

 

名瀬「エクスクロスは異界人の集まりだ。それにシバラクの旦那達もとりあえず、納得してくれているからよ」

 

倉光「早い話、余計な遠慮はしないでもらいたいな」

 

アマリ「ありがとうございました!」

 

零「すみません、疑ってしまって...」

 

オルガ「全くだぜ」

 

倉光「うんうん...やっぱり、アマリ君は笑顔の方が似合うよ」

 

零「あ、それわかります」

 

アマリ「ちょ、ちょっと...!」

 

レーネ「自重を、二人共。この通信...全員が聞いているのですから」

 

え...マジで...?

 

ホープス「御言葉ですが、レーネ様。マスターの笑顔の愛らしさは既に周知の事実ですので、今更の話です」

 

アマリ「え...ええ...⁉︎」

 

ホープスの奴...何か変わったか?

 

まゆか「ホープスったら!」

 

アネッサ「珍しいね...。ホープスが手放しでアマリさんの事を褒めるなんて」

 

アミダ「だが、約一人不機嫌になっている子もいるけどね」

 

メル「...」

 

零「め、メル...?」

 

メル「知りません」

 

零「何で怒ってんだよ⁉︎」

 

箒「(メル、頑張れ...!)」

 

イオリ「茶番を...!」

 

イオリの乗るディーンベルはシグナスとハンマーヘッドに攻撃を仕掛けた...。

 

ビスケット「魔従教団は僕達に攻撃を開始しました!」

 

倉光「和やかな雰囲気に持ち込んで、なあなあで終わらせたかったのだけど、うまくいかないね...」

 

名瀬「だが、こちらも覚悟を決めている。各機、出撃だ!」

 

オルガ「機動部隊各機は発進してくれ!」

 

そして、みんなが出撃した...。

 

倉光「事前のブリーフィングで言った通りだよ。僕等の目的は、この場をなるべく穏便に収める事だ」

 

青葉「言いたい事はわかるけど、この状況で、どうしろってんだよ!」

 

アルト「とりあえず、呼びかけをしてみる!戦いをやめろ!こっちは...」

 

イオリ「黙れ!背教者をかくまう邪悪の手先め!」

 

スカーレット「どうやら、奴等からしたら私達は悪党と同じな様だな」

 

チャム「こわい...」

 

ショウ「どうした、チャム?」

 

チャム「あの人...まるでトッドみたい...」

 

エレボス「言われてみれば...!」

 

マーベル「アマリと零への憎しみで暴走しているって事?」

 

チャム「う、うん...」

 

エイサップ「ならば、取り返しのつかない事になる前に止めるしかないですよ!」

 

アマリ「やめてください!」

 

ジュドー「やめてって...言われても...」

 

アマリ「イオリ君は...本当は優しい子なんです!」

 

アマリ...。

 

パトリック「何言ってんだよ!あいつ、マジでお前の生命を狙っているみたいなんだぜ!」

 

ハカセ「昔の仲間を庇いたい気持ちはわかるけど、今はこの場を切り抜ける事を考えようよ!」

 

ホープス「皆様の言う通りです、マスター。イオリ・アイオライト...あれはあなたの敵なのです」

 

アマリ「...」

 

ワタル「アマリさん...」

 

シン「もうこれはあなただけの問題じゃないんです...!奴等は俺達も標的としています!」

 

ステラ「アマリを泣かせるのは許さないから!」

 

マサキ「俺もやってやるぜ!ホープスにサイバスターを調整してもらった恩もあるしな!」

 

ロザリー「い、いいのかよ...。本当に教団と戦って...」

 

幻龍斎「むうう...。これはまずい...きっとまずい...」

 

シモン「腹をくくるぞ!後は艦長さん達が何とかしてくれる!」

 

サラ「それでもダメなら、ルルーシュ君に口で丸め込んでもらおうよ!」

 

ルルーシュ「期待してくれていい。だから各機は、今この瞬間の事だけを考えろ!」

 

イオリ「アマリ...!お前は異界人をたぶらかして!許さない...!お前は背教者であり、このアル・ワースの秩序を乱す者だ!」

 

アマリ「さようなら、イオリ君...」

 

イオリ「アマリ!」

 

アマリ「私は...私の求めるもの...自由のために戦います!たとえ、それが見果てぬ夢だとしても!」

 

零「そう言う事だ、アマリは諦めろ!イオリ・アイオライト!」

 

イオリ「黙れ、新垣!アマリをたぶらかした害虫が!」

 

零「今度は害虫呼ばわりかよ...。アマリは自分自身の意思でこの道を選んだんだ!俺はアマリの夢を手伝うだけだ!」

 

アマリ「ありがとう、零君...」

 

イオリ「アマリ...何故だ、何故、俺を見てくれないんだ...!」

 

零「アマリの言葉に耳を傾けようともしないのにアマリを振り向かせると思うなよ!」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 ユイVS初戦闘〉

 

ユイ「...」

 

レナ「ユイ、戦えるの...?」

 

ユイ「うん、魔従教団とは戦いたくなかったけど...アマリさんを苦しめるなら私は戦う!」

 

レナ「私もだよ、ユイ!」

 

 

〈戦闘会話 サラVS初戦闘〉

 

ティア「こんな事になるなんて、思わなかったね」

 

サラ「アマリちゃんを助けるためだよ、ティア!行くよ!」

 

ティア「うん!」

 

 

〈戦闘会話 メルVS初戦闘〉

 

メル「私はオニキスだった身...。それをアマリさんも受け入れてくれました...。今度は私がアマリさんを受け入れる番です!」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSイオリ〉

 

イオリ「新垣、此処で引導を渡してやる!」

 

零「アマリの道の邪魔はさせないぜ、イオリ・アイオライト!」

 

イオリ「お前を倒し、アマリは必ず連れ戻す!」

 

零「力づくってのは悪くねえな...。だが、あいつは俺が守る!」

 

 

 

ゼルガードの電光切禍でイオリの乗るディーンベルに大ダメージを与えた。

 

イオリ「どうしてだ、アマリ⁉︎何故、俺を受け入れてくれない⁉︎」

 

アマリ「イオリ君...」

 

イオリ「手に入らないなら、俺は...俺は...!」

 

イオリの乗るディーンベルは撤退した...。

 

アマリ「違うの、イオリ君...。(私の記憶の中のあなたは...今のあなたじゃない...。そして...私も私じゃない...)」

 

ホープス「藍青石の術士、イオリ・アイオライト...。(あの男は...危険ですね...)」

 

アマリ「ごめんなさい...」

 

ホープス「割り切ってください、マスター。でなければ、死ぬのはあなたです」

 

アマリ「でも...」

 

ホープス「(いつまでもグジグジと...。この人は、いつもいつも私に世話を焼かせて...!)」

 

迷う事はダメな事じゃないけど...アマリの場合はな...。

 

シーブック「大丈夫だ、アマリ。術士達は、ちゃんと脱出している」

 

シノ「向こうが力ずくで来たから応戦したってちゃんと弁護するからよ」

 

アマリ「...」

 

アイーダ「今はそっとしておきましょう」

 

アキト「まずはこの場を離れよう」

 

アムロ「ああ。その上で他の艦と合流しよう」

 

ロザリー「あたし達...これから教団に追われる身になるのか?」

 

クリス「こんな事になるのなら、アルゼナルにいた方がマシだったよ...!」

 

一夏「クリス!」

 

クリス「で、でも...一夏君...!」

 

アマリ「...ごめん...なさい...」

 

零「アマリ、気にするな。お前が悪い訳じゃない!」

 

ノブナガ「皆、おのれで決断した事だ」

 

アマリ「...」

 

今は何を言っても届かないか...。

 

ホープス「(イオリ・アイオライトを倒したのは逆効果だったようです...。もうこれは...限界かも知れませんね...)」

 

っ!魔従教団の増援⁉︎

 

てか、あのディーンベルは...!

 

セルリック「そこまでだよ、アマリ・アクアマリン」

 

アマリ「法師セルリック...!」

 

セルリック「残念だよ、藍柱石の術士...。教団の教えに背き、さらには追っ手に反抗した君は完全な背教者となった。せめてもの情けは私の手で罰を与える事だけだろう」

 

零「ま、待ってください、セルリックさん!」

 

セルリック「口を挟まないでください、零さん。これは我々の問題です」

 

ホープス「マスター!ここは逃げましょう!」

 

アマリ「でも...!」

 

零「俺達の事は良いから逃げてくれ、アマリ!」

 

ホープス「零様の言う通りです!エクスクロスの皆様に迷惑をかけたくなければ、逃げるしかありません!」

 

アマリ「...わかりました」

 

セルリック「逃しはしないよ」

 

なっ...⁉︎セルリックさんのディーンベルがゼルガードに追いついただと...⁉︎

 

そのまま、ゼルガードはセルリックさんのワース・ディーンベルの攻撃を受けた。

 

アマリ「ああっ!」

 

零「アマリ!...セルリックさん、お願いです、俺達の話を聞いてください!」

 

セルリック「...」

 

聞く耳持たずかよ...!

 

ホープス「やむを得ません...。逃げられないのなら、こちらの最大のドグマをぶつけるまでです。さあ、マスター。あなたの全力を見せてください」

 

アマリ「は、はい...!法師セルリック...!申し訳ありません!」

 

ゼルガードは電光切禍でワース・ディーンベルに攻撃を与えたが...。

 

セルリック「力の差は歴然だ」

 

う、嘘だろ...⁉︎

 

アマリ「効いて...いない...」

 

セルリック「いいドグマだ。君一人でこれを創り上げた事は驚嘆と賞賛に値するよ。私の魔法障壁が相手でなければ、それなりの効果を与える事も出来ただろうに。だが、この程度で私に詫びる事はなかったね」

 

ま、まずい...!

 

零「セルリックさん...やめてください...やめろぉぉぉっ‼︎」

 

ワース・ディーンベルはゼルガードに攻撃を仕掛けた。

 

セルリック「残念だよ、藍柱石の術士。伝説のドグマを見せよう」

 

ワース・ディーンベルの周りにいくつもの魔法陣が発生した。

 

セルリック「さあ...消滅の儀式だ」

 

魔法陣から無数の光弾が放たれ、ゼルガードに襲いかかった。

 

セルリック「これがEXHALTだ!」

 

そして、最後に巨大な魔法陣でゼルガードを包み込み、爆発させた。

 

アマリ「きゃあああああっ‼︎」

 

今の攻撃を受けたゼルガードは大ダメージを受けた。

 

零「アマリィィィィッ‼︎」

 

メル「アマリさん!」

 

ゼロ「魔法を使えない俺達でもわかる...」

 

アーニー「あの人の魔法...桁違いだ...」

 

セルリック「これで少しはわかっただろうね。教団に従わない君がどれだけ哀れ多い事をしているか」

 

アマリ「あ...ああ...」

 

セルリック「...見せしめの意味もある。君には、もう少しだけ怖い目に遭ってもらう」

 

な、何だと...!

 

ホープス「お待ちください」

 

....ホープスがワース・ディーンベルの中に移動した...?

 

ホープス「私は投降します」

 

...は...?

 

アマリ「ホープス!」

 

ホープス「申し訳ありません、マスター。ですが、私は死というものを恐れています。故に法師セルリック・オブシディアンと行かせていただきます」

 

アマリ「ホープス...ホープス...いやぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

あ、アマリ...!

 

セルリック「かわいそうに...。肉体の前に精神が死んだようだね。では、彼女を連れて行くとしよう」

 

ホープス「お好きにどうぞ」

 

...ホープス、てめえ...!

 

ホープスの言葉に俺の何かが切れた。

 

零「ざけんな...」

 

ホープス「零様...?」

 

零「ふっざけんなぁぁぁぁぁっ‼︎セルリック!ホープス!てめえらはだけは許さねえぞ‼︎」

 

俺はバスタードモードを発動させて、クロスソード・バスターソードモードでワース・ディーンベルに斬りかかる。

 

しかし、その攻撃も魔法障壁で防がれるが...。

 

セルリック「無駄です」

 

零「無駄じゃねえ...!世の中に無駄な事なんてねえんだよ‼︎」

 

痛む身体を抑え、俺はバスタードモードの出力を上げる。

 

零「ぐっ...ぅぅぅぅっ...!」

 

すると、ワース・ディーンベルの魔法障壁にヒビが入った。

 

セルリック「...!馬鹿な...!」

 

ホープス「(零様...あなたは...!)」

 

零「ぐっ...だぁらぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

俺は魔法障壁を完全に叩き割った。

 

零「喰らえぇぇぇっ‼︎」

 

再度、ワース・ディーンベルに攻撃を当てようとしたが...。

 

ゼフィルスが動かなくなってしまった...。

 

零「な...え...ゼフィルス...⁉︎」

 

セルリック「...ふ、ふふふ...驚きましたが、どうやら、その機体の方が耐え切れなかったようですね。私の魔法障壁を破った事に賞賛を送りましょう、新垣 零さん」

 

零「っ...!」

 

セルリック「堕ちなさい」

 

ワース・ディーンベルのドグマを攻撃を防ぐ事も出来ずに俺とゼフィルスは受けてしまった...。

 

零「うわぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

ゼフィルスは爆発して、俺とゼフィルスは地面に叩きつけられた...。

 

ヒルダ「零ィィィィッ‼︎」

 

零「...が...ガハッ...!」

 

セルリック「あなたは強者でしたよ、新垣 零さん」

 

アマリ「れ、零君...!」

 

セルリック「では、諸君...。藍柱石の術士を取り押さえてくれ」

 

他のディーンベルがゼルガードを取り押さえた。

 

セルリック「エクスクロスの皆さん...」

 

アンジュ「よくも、アマリと零を!」

 

ヒルダ「魔従教団だろうと許さねえ!」

 

リディ「次の標的は俺達か...!」

 

セルリック「誤解なさらないでください。あなた方は藍柱石の術士にそそのかされたと聞いております。彼女が捕らえられた今、これ以上の戦いは双方のためにならないでしょう」

 

マーベラス「...」

 

バナージ「...」

 

セルリック「教団はあくまでもあなた方を同志であると考えています。今後の事もあります。まずは今一度、神殿に戻っていただき、お話をしたいと思います」

 

ルルーシュ「倉光艦長...名瀬リーダー...」

 

倉光「...受け入れるしかないだろうね、これは」

 

名瀬「仕方ねえ、な...」

 

オルガ「兄貴...」

 

セルリック「ありがとうございます。あなた方とは良い関係を築けそうです」

 

零「...ぐっ、ガッ...!」

 

今になって、バスタードモードの痛みが...!

 

だが...アマリは、俺が...守るって...!手を伸ばすって...決めたんだ...!

 

零「ま、まだ、だ...!」

 

ホープス「零様...!」

 

俺はダメージを受けたゼフィルスを動かし、ワース・ディーンベルの前に立った。

 

零「まだ...終わってねえぞ...!」

 

セルリック「あなたもわからない人ですね」

 

一夏「もうやめろ、零!」

 

ユイ「このままでは、あなたが死んでしまいます!」

 

零「お、れ...は...!」

 

三日月「...」

 

すると、バルバトスルプスが俺を取り押さえ、地面に叩きつけた。

 

零「ガッ...⁉︎」

 

ジュリエッタ「三日月さん...何を...⁉︎」

 

三日月「零、耐えるんだ...。アマリを助けたいのなら...」

 

零「みか、づき...!」

 

三日月「これ以上...メルやみんなを悲しませるな」

 

零「...くっ、そぉ...!」

 

刹那「零...」

 

ワタル「アマリさん...」

 

甲児「ホープス...!あいつの裏切りさえなければ...!」

 

ホープス「(やはり残念な結果で終わりましたね、マスター...。これも運命というものでしょう...)」

 

くそッ...くそッ...!

 

零「ぐっ...うあぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

アマリを救えなかった無力さを知り...俺は痛む身体を忘れて叫んだ...。

 

 

 

 

 

ーホープスです...。

 

私はエンデの間で導師キールディンと話をしています。

 

導師キールディン「...よく戻ってくれたね、ホープス」

 

ホープス「...」

 

導師キールディン「魔法生物は最初につけられた名前を変える事は出来ない故、私もそう呼ばせてもらおう」

 

ホープス「構いませんよ。マスターが私に与えてくださったものですし」

 

導師キールディン「随分とアマリ・アクアマリンを気に入っているようだね...。彼女の中に教主の可能性を見たのかな?」

 

ホープス「...マスターは...アマリ・アクアマリンはどうなるのですか?」

 

導師キールディン「君が望むのならば、教団でその素質を伸ばすように教育しよう。もっとも...若干の調整は必要になるだろうけどね」

 

ホープス「そうですか...」

 

導師キールディン「今日まではワガママを許したが、そろそろ自重してもらいたいな。では、時が来るまでその身体を楽しんでくれ」

 

そう言うと導師キールディンは立ち去った...。

 

ホープス「...ワガママ...ですか...。それこそが生命の意味だと思うのですがね...。(翼を持ちながら自由などない、この身...。ですが...)」

 

 

 

 

その後、私は魔法空間を創り、ルルーシュ様、ノブナガ様、ネモ船長をお呼びしました。

 

ルルーシュ「...」

 

ノブナガ「...」

 

ネモ船長「...」

 

ホープス「私の招集に応じてくださいました事をお礼申し上げます。所で、零様は容体はどうですか?」

 

ノブナガ「ひどい傷で、しばらくは目を覚まさないようだ」

 

ホープス「そうですか...」

 

ルルーシュ「俺達を選んだ意味は?」

 

ホープス「エクスクロスの中であなた方ならば、きっと私の期待に応えてくださると判断したからです」

 

ネモ船長「君は...人の心を読むのに長けているようだな」

 

ホープス「私の趣味のようなものです。気に障りましたら、お詫び致します」

 

ノブナガ「フ...ネモ船長とルルーシュが俺と同じ思いを抱えていたとはな...」

 

ルルーシュ「それはこちらの台詞だ」

 

ネモ船長「人には誰しも過去がある...。そして、そこから生まれた想いは何者の干渉をも受け付けぬ強さを持つものだ」

ルルーシュ「詮索はしません。ですが、船長のおっしゃりたい事は理解できるつもりです」

 

ノブナガ「俺も同等の答えだ」

 

ネモ船長「助かる...。では、ホープス...。話を聞こう」

 

ホープス「これより、あなた方にはある情報をお渡しします。あなた方ならば、これを有効に使ってくださると信じております」

 

これが吉と出るか、凶と出るか...。それはわかりかねませんが...。

 





ー中断メッセージ

〈零とメルの変わった挨拶5〉

零「お疲れ!ゆっくり休んでくれよな!」

メル「前回言った変わった挨拶を披露する絶好の機会ですね、零さん」

零「...か、考えて来たぜ」

メル「では、お願いします」

零「ゲーム終了です。お嬢様...今から私とごゆっくり休息を取りましょう」

メル「え...」

零「恥ずかしがらないでください。此処には私とあなたしかいないのですから...」

メル「...」

零「...て、紳士キャラをやってみたが...メル、どうかしたのか?」

メル「い、いえ!何も!(言えない...格好良すぎて見惚れていたなんて...)」

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