スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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オリジナル回です!

考えが変わりつつあるアスナに訪れる未来とは...。

それではどうぞ!


第37話 吹雪の中の暖かさ

 

ー新垣 零だ。

 

俺とメルはそれぞれゼフィルスとメサイアに乗って、辺りの偵察をしていた。

 

零「こちら、零。付近に異常なし...直ちに帰還します」

 

メガファウナに異常がない事の通信を送った。

 

メル「無事で終わって良かったですね」

 

零「そうだな。にしても腹減った...。早く帰って、アマリにミネストローネでも作ってもらうか...」

 

メル「...あの...あまり、誰かの前でイチャつくのも...アンジュさんなんて、ずっと文句を言ってましたよ?」

 

零「え?メル、知らないのかよ?」

 

メル「...へ?」

 

零「アンジュの奴だって、タスクの奴と何度かイチャついてるぞ」

 

メル「...皆さん嫌いです...」

 

すると、あたりに雪が降り始めた。

 

メル「雪...ですね」

 

零「アル・ワースでも雪が降るんだな」

 

だが、雪の勢いがだんだん強くなり、吹雪の様になってきた。

 

零「...おい、これまずくねえか...?」

 

メル「もっと酷くなる前に早く、メガファウナに帰還しましょう!」

 

零「その方がいいな...っ!この気配は...メル!オニキスだ!」

 

メル「えっ...⁉︎ほ、本当です!二機がこちらに近づいてきています!」

 

吹雪のせいでよく見えないが、俺達に接近して来たのはアマテラスとリリスだった。

 

アスナ「新垣 零!今度こそ、あなたを!」

 

零「ペリドットか...!」

 

ゼフィルスとリリスは何度も武器をぶつけ合った。

 

そして、リリスがゼフィルスに掴みかかってきた。

 

零「ぐっ...!」

 

メル「零さん!っ...!吹雪のせいで視界が...!」

 

アスナ「今度こそ離さない!」

 

ギルガ「いいよ、アスナちゃん!そのままでいてくれ!」

 

そこへガンブラスターのエネルギーを蓄積させた、アマテラスが現れた。

 

零「まさか、あの野郎...ペリドットごと...!おい、ペリドット!このままじゃお前も巻き込まれるぞ!」

 

アスナ「え...!」

 

零「クソがぁっ!」

 

俺はゼフィルスを動かし、リリスを庇うようにビームを受けた...。

 

ビームを背中で受けた為、ゼフィルスは大ダメージを負った。

 

零「うわぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

アスナ「きゃあぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

そのまま俺達とゼフィルスとリリスは落下していった...。

 

 

 

ーメル・カーネリアンです...。

 

アマテラスの攻撃によって、リリスと共に落下してしまったゼフィルスと零さん...。

 

ギルガ「...仕留め損なったか...」

 

メル「零さん...零さん!」

 

ギルガ「ちっ...吹雪のせいで視界が悪い...一度、戻るか...」

 

アマテラスは撤退しました...。

 

メル「零さんを早く探さないと...でもっ...!」

 

このまま吹雪が強くなれば、いずれ探すのも不可能になります...。

 

メル「零さん...必ず探しに戻ってきます...!」

 

私はメサイアを動かして、全速力でメガファウナの下へ急ぎました...。

 

 

 

 

 

 

ーアスナ・ペリドットよ...。

 

アスナ「う、うぅ...」

 

私は目を覚ますと、辺りを見渡した。

 

アスナ「ここ、は...?」

 

そうだ...私は新垣 零と一緒に落下して...。

 

零「よぉ...起きた...か?」

 

その声を聞き、私は飛び起きて声の主の方を見た。

 

アスナ「新垣...零...」

 

私の目の前には壁に背中を預け、座り込む新垣 零の姿があった...。

 

零「一応命の恩人なんだぜ?少しは警戒を解けよ」

 

アスナ「落下した後、何があったの?」

 

零「俺達は機体ごとこの洞窟に落とされたみたいだ。ゼフィルスに運良く遭難時の用品を積んでいたから助かったぜ...」

 

新垣 零の言葉に私は倒れているリリスを見て、ハッチを開けようとした...。

 

零「無駄だぜ。ゼフィルスもリリスも完全に壊れてる」

 

アスナ「通信も...無理なようね...それよりも...!」

 

私はすぐさま拳銃を取り出し、新垣 零に向けた。

 

アスナ「おとなしく拘束されなさい!」

 

零「それが命の恩人に対しての態度かよ...ぐっ...!」

 

すると突然、新垣 零が倒れると彼がもたれかかっていた壁に血がついていた。

 

アスナ「...あ、あなた...怪我をしているの...?」

 

零「前に魔従教団のセルリックにボコボコにやられた事があったんだ」

 

じゃあ、彼は...そんな傷でアマリ・アクアマリンを救って...さっき私達と戦ったの...⁉︎

 

零「お前が...俺を...捕える...のは、絶好の、機会だ...ろう、な...」

 

そのまま新垣 零は気を失った。

 

アスナ「ちょ、ちょっと...!」

 

気を失いながら、辛そうな表情を見せる。

 

アスナ「...」

 

今なら、彼を捕えられる...。首領様に喜んでもらえる...!

 

でも...!

 

アスナ「...仕方ないわね...!」

 

私は救急キットから止血剤と輸血パックを取り出し、作業に入った...。

 

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

格納庫にギルガとアマテラスが帰ってきた。

 

ギルガ「今帰ったよ、カノンちゃん、アユルちゃん」

 

アユル「あれ...?アスナさんは...⁉︎」

 

ギルガ「新垣 零と共に落下して、行方不明になってしまったんだ」

 

カノン「どうして探さなかったんですか⁉︎」

 

ギルガ「無茶言わないでよ。吹雪が酷かったんだよ。大丈夫、吹雪が止んだら探しに行くよ」

 

弘樹「絶対だろうな?」

 

ギルガ「ああ、探すよ」

 

この男...何を隠している...?

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

メルさんが帰ってきましたが、ゼフィルスの姿がない事に気がついた私はメサイアに駆け寄ると、ハッチから目に涙を浮かべて、メサイアから降りるメルさんがいました。

 

アイーダ「メル...⁉︎どうしたのですか⁉︎」

 

レイ「零とゼフィルスはどうしたんだ?」

 

メル「零さんが...零さんが‼︎」

 

アイム「零さんがどうしたのですか⁉︎」

 

メル「オニキスが現れて零さんは...落ちて...!」

 

アルト「え、え?いや、言っている事が...」

 

アマリ「メルさん、落ち着いてください!」

 

私がそう声をかけるとメルさんは落ち着きました...。

 

その後、皆さんに集まってもらい、メルさんから話を聞きました。

 

どうやら、メガファウナ帰還の最中にオニキスと戦闘になり、カルセドニーさんの攻撃を受け、リリスに乗るペリドットさんと一緒に落下したみたいです。

 

メル「お願いです!零さんを探してください!」

 

倉光「残念だけど、それは許可できないよ」

 

一夏「ど、どうしてですか⁉︎」

 

ルリ「吹雪が強過ぎます...。吹雪が落ち着くまでは捜索は許可できません」

 

メル「で、でも...こうしている間も零さんは...!」

 

スメラギ「メル、あなたも少し休みなさい」

 

メル「わ、私は大丈夫です!私の事よりも零さんを...!」

 

アマリ「メルさん!」

 

メル「...!」

 

私はメルさんを抱きしめました。

 

アマリ「零君なら大丈夫です、あの零君ですよ?」

 

ホープス「あいつは相当タフですからね...。勝手に生きているでしょう」

 

メル「アマリさん...すみません、私...」

 

アマリ「それよりもそのような悲しい顔をしていたら、零君に心配されますよ?零君は誰にでも優しいですから」

 

メル「...はい!」

 

アマリ「いい笑顔です!今のメルさんは凄く魅力的ですよ!その顔ならば零君も振り向くかもしれませんよ?」

 

メル「勝者のおごりですか?」

 

アマリ「そ、そういう意味ではありません!」

 

メル「ふふっ、嘘ですよ。アマリさん、私も負けるつもりはありませんから」

 

アマリ「望む所です!」

 

ワタル「零さんって、モテモテだね!」

 

千冬「あいつは女の心を簡単に動かせる何かを持っているのかもな」

 

ヒルダ「それわかるぜ」

 

ラウラ「教官もまさか、零さんに恋心を...⁉︎」

 

千冬「私は年下には興味はない」

 

摩耶「それにしては新垣君とお話をする時は随分楽しそうにしていましたけど...」

 

千冬「...山田先生。今から二人でお話をしましょうか」

 

摩耶「じょ、冗談ですー!」

 

...山田先生が千冬さんに連れ去られてしまいましたね...。

 

メル「アマリさん、吹雪が止んだら、零さんの捜索を手伝ってもらえますか?」

 

アマリ「メルさんに言われなくても捜索をします」

 

メル「そうでしたね、すみません。零さんはアマリさんの彼氏ですもんね」

 

アマリ「ちゃ、茶化さないでくださいよ!」

 

メル「ふふふっ!」

 

待っていてね、零君...。必ず助けに行くからね...!

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺はゆっくりと目を覚ます。

 

確か俺は...。

 

零「痛っ...!」

 

セルリックに負わされた傷が痛み、そこを見ると包帯が巻かれていた。

 

零「これは...」

 

アスナ「起きたのね、新垣 零」

 

よく見ると、その場に座り込むペリドットの姿があった。

 

零「...この包帯はお前が巻いてくれたのか?」

 

アスナ「ええ。止血して、輸血はしたから大丈夫よ」

 

零「どうして俺を助けたんだ?」

 

アスナ「首領様にあなたを明け渡す前にあなたが死なれたら困るからよ。でも、応急処置だからね」

 

零「...ありがとうな」

 

アスナ「...!だっ、だから勘違いしないでよね!」

 

プイと顔を背けるペリドットを見て、俺はクスリと笑った。

 

零「それにしても吹雪は治らないな...」

 

アスナ「...明日には治るだろうから、あなたは助かるわね」

 

零「は?何で俺だけは助かるんだよ?」

 

アスナ「...エクスクロスはお人好し部隊なんでしょう?...私は必要とされていないから...」

 

...ペリドット...。

 

零「もしも、オニキスに頼れる奴がいないのなら...弘樹を頼れ」

 

アスナ「氷室を...?」

 

零「あいつはバカだが...相当なお人好しだからな。彼奴ならお前の味方になってくれるはずだ」

 

アスナ「随分と彼を信頼しているのね」

 

零「...よしてくれ、あいつを信頼しているとか寒気がするぜ」

 

アスナ「それにしては満更でもない顔しているわね」

 

零「うるせえよ...」

 

悪戯っ子ぽい笑みを見せるペリドットに呆れ、俺は息を吐いた...。

 

 

 

 

ーアスナ・ペリドットよ。

 

氷室を頼れ...か。

 

でも、確かに彼なら...頼れると思う...。

 

それにしても...急に冷え込んできたわね...。

 

零「寒いのか?」

 

アスナ「べ、別に...このぐらい平気よ...」

 

そうは言いつつも手がかじかんで、身体が震えてきた...。

 

さ、寒い...。

 

零「...」

 

突然、新垣 零が溜息を吐き、着ていたコートを私の頭に被せてきた。

 

アスナ「...わっ⁉︎...な、何よ⁉︎」

 

零「それ着ろよ、多少は暖かくなるだると思うぜ」

 

アスナ「だ、誰があなたのコートなんて...!」

 

零「...目の前の奴が凍死したなんてのは真っ平御免だからな」

 

アスナ「...でも、あなたが...」

 

零「俺の事なら心配すんな。鍛え方が違うからよ」

 

こ、この男は...!

 

アスナ「だ、誰もあなたの事なんか心配していないわよ!」

 

私はぶつぶつ文句を言いながら、彼のコートを羽織った。

 

...暖かい...。

 

零「さて、と...。取り敢えず、非常食はあるからいいとして...。何もやる事ないな」

 

アスナ「あっち向いてホイでもやる?」

 

零「やるわけねえだろうが...」

 

何よ、ちょっとしたジョークなのに...。

 

その後、私達は特にやる事もなく、ご飯を食べて、眠る事にしたけど...。

 

アスナ「...」

 

ね、眠れない...。もっとも嫌いで敵だとしても異性である新垣 零と同じ空間で眠るだなんて...。

 

対する新垣 零はイビキもかかないから、寝ているのかもわからない...。

 

アスナ「新垣 零...」

 

零「...何だよ?」

 

あ、起きてた。

 

アスナ「...私達、助かるのかな?」

 

零「そうでありたいな。お前と此処でずっと居るのも辛い」

 

アスナ「そ、それはこっちの台詞よ!」

 

零「助かるだろ、必ず...」

 

アスナ「どうしてそんな事が言えるの?」

 

零「...さあな...。お前は不安なのか...?」

 

...不安、か...。

 

アスナ「うん...。不安過ぎて眠れそうにないの...」

 

零「...そうか」

 

そう呟いた新垣 零はもう何も話さなくなった...。寝たのかな...?

 

私も寝よう...。

 

少しでも眠れるように目を閉じると、突然、手が握られた。

 

アスナ「えっ...⁉︎」

 

目を開けると少し距離を離れて寝ていたはずの新垣 零の顔があった。

 

新垣 零が私の手を握っているの...⁉︎

 

アスナ「あ、あなた...!」

 

零「騒ぐな。嫌いな男に手を握られるのは嫌だとわかっているけど...。睡眠不足でお前に倒れられても困るからな...。我慢してくれ」

 

アスナ「新垣 零...」

 

本当の私なら手を振りほどく所だけど、どうしてだろう...。嫌な気がしない...。

 

てか、顔が近い!

 

零「...ん?どうした?」

 

アスナ「あなたは緊張しないの?敵とは言え、異性の顔が近くにあって...」

 

零「...あ、そういう事か...。確かに最初は緊張したよ。でも、アマリで経験済みだ」

 

アスナ「は?どうして、アマリ・アクアマリンの名前が出てくるのよ?」

 

零「一緒にアマリと寝たからだよ。俺達、付き合う事にしたんだ」

 

アスナ「っ!...そ、そうなの...」

 

何...?このモヤモヤとした気持ちは...。

 

でも、新垣 零の手の暖かさに安心し、私は眠ってしまった...。

 

 

 

 

 

ー翌日。

 

私が目を開けると、眠っている新垣 零の顔があった。

 

...こう見ると子供っぽいのよね...。

 

てか、私...いつの間にか強く彼の手を握っていたし...!

 

何とか手を振りほどこうとするが...。

 

零「んっ...?」

 

新垣 零が目を覚ました。

 

零「朝か...。ふあぁぁ...!」

 

私の手を離して、起き上がった新垣 零は欠伸をし、目を擦った。

 

零「...さて、と...」

 

欠伸を終えた、新垣 零はシャイニング・ゼフィルスとリリスを見る。

 

零「修理開始といくか!」

 

アスナ「ええ」

 

私達はそれぞれの機体の修理を始めた。

 

 

その後、一時間程かけて、機体の修理を終えた。

 

でも、問題が一つ...。

 

零「...一応処置は終わったけど...どうやっても通信機能がダメだな...」

 

アスナ「私の方も同じよ」

 

零「...取り敢えず救難信号は送ったから来ると思うけど...」

 

アスナ「時間はかかりそうね...」

 

零「考えても仕方ねえ...。ちょっと外の空気でも吸うか」

 

アスナ「そうね」

 

私達は外の空気を吸うために洞窟から出ると、吹雪は止み、雪が積もっていた。

 

アスナ「綺麗...」

 

積もっていた雪が陽の光で反射して、まるで雪結晶のような輝きだった。

 

隣の新垣 零の顔を見ると、彼もあたりの雪景色に見惚れていた...。

 

あ、そうだ!

 

私は足下の雪を丸めて...。

 

アスナ「新垣 零!」

 

零「...?何だ、ペリド...ぶっ⁉︎」

 

彼の顔に丸めた雪をぶつけた...。

 

アスナ「あ、あはははっ!ひっ...引っかかったー!」

 

零「...お前...。あ、ペリドット、あれ!」

 

アスナ「え...?何...ぶっ⁉︎」

 

新垣 零が指差す方に視線を送った私の顔に雪がぶつけられた。

 

やられた...。

 

零「仕返しだ」

 

アスナ「...よくもやったわねぇっ‼︎」

 

その後、私達は激しい雪合戦を始めた...。

 

暫く、雪合戦を続けた私達は流石に疲れ、その場に倒れこんだ。

 

零「はぁ...はぁ...!誰かと雪合戦なんて久しぶりだ...」

 

アスナ「はぁ...はぁ...私もよ...」

 

息を切らしながら、笑い合う私達...。

 

零「...そろそろ、戻るとするか...」

 

...え...。

 

零「アマリやメル、みんなを心配させてると思うし...」

 

アスナ「う、うん...。そうよね...」

 

わかっていた...。今回のは偶然一緒に過ごしただけ...本来なら私達は敵同士...これが当然なのよね...。

 

零「ペリドット...エクスクロスに来ないか?」

 

アスナ「...ごめんなさい、それはできないわ...。私には為すべき事があるから...」

 

零「レイヤ・エメラルドという奴の事か...。いや、悪かったな」

 

アスナ「別にいいのよ...」

 

すると、私達の周りを砲撃が襲った...。

 

 

 

 

第37話 吹雪の中の暖かさ

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

何者かに攻撃され、俺達は警戒をする。

 

アスナ「な、何...⁉︎」

 

零「砲撃...⁉︎あれは...!」

 

現れたのはルーン・ゴーレム数機とディーンベル三機だった。

 

イオリ「偵察をしていたらまさか、お前を見つけるとはな...新垣!」

 

零「アイオライト...⁉︎魔従教団か...!」

 

術士「背教者に手を貸す者は此処で排除する!」

 

術士2「覚悟しろ!」

 

アスナ「魔従教団は本格的にあなた達エクスクロスを潰す気なのね...!」

 

零「そりゃ、あんだけの事があったからな...。ペリドット、此処は俺に任せてお前は行け!」

 

アスナ「あなたはどうするのよ⁉︎」

 

零「あいつらの狙いは俺とエクスクロスだ。お前を巻き込むわけにはいかない!」

 

アスナ「新垣 零...」

 

そして、俺達は洞窟に入り、それぞれ、ゼフィルスとリリスに乗り込んで浮上した。

 

イオリ「オニキスの機体とも一緒にいるとは堕ちる所まで堕ちたか!」

 

零「待て!彼女は関係ない!相手なら俺がなる!」

 

術士「嫌ダメだ!」

 

術士2「彼女達、オニキスもアル・ワースの法と秩序を乱す者達だ...。此処でこの女も潰す!」

 

いくら、法を犯したってこいつは女なんだぞ...!

 

アスナ「...どうやら、私も逃げられないようね」

 

零「すまない、お前を巻き込んでしまって...」

 

アスナ「いいのよ。どのみち魔従教団は潰す気だったから...それよりも傷は大丈夫なの...?」

 

零「すぐに終わらせればなんとかなる...。一時休戦だ、行くぞ、ペリドット!」

 

アスナ「ええ!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「(これ以上、ペリドットを巻き込むわけにはいかないな...)...だから、すぐに終わらせる!」

 

 

〈戦闘会話 アスナVS初戦闘〉

 

アスナ「(そう言えば、新垣 零にこのコートを返し忘れたわ...。この戦闘が終わったら返そう...。そして、また私達は敵同士になる...)」

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後の事だった。

 

イオリ「なかなかやる...だが、たった二機で何ができる!」

 

アスナ「彼の言う通りよ...このままでは、数で圧倒されるわ...!」

 

零「いや、心配ない。来てくれたぜ」

 

すると、エクスクロスの戦艦が現れた。

 

アネッサ「シャイニング・ゼフィルスを発見しました」

 

オルガ「やっぱり、あいつもタフだな!」

 

倉光「取り敢えず、感動の再会は此処を切り抜けてからにしよう」

 

ビスケット「はい、全機、出撃してください!」

 

それぞれの戦艦からみんなが出撃してきた...。

 

アマリ「零君、大丈夫⁉︎」

 

メル「お怪我はないですか⁉︎」

 

零「心配してくれて、ありがとうな!この通りピンピンしているぜ!」

 

メル「良かった...」

 

零「お前も無事で良かったぜ、メル」

 

夏美「一緒にいるあの機体は...」

 

ケロロ「ケローッ⁉︎オニキスのリリスではありませんか!」

 

アスナ「...」

 

メル「アスナ・ペリドット...!」

 

ラフタ「ちょっと、どう言う事なのよ、零!」

 

零「...みんな、聞いてくれ!今のペリドットは敵じゃない!」

 

アスナ「新垣 零...」

 

アミダ「零にそう言われたら、何もできないね」

 

スカーレット「だが、詳しい話は後で聞かせてもらうぞ、零」

 

零「わかりました!」

 

メル「アスナ・ペリドット...」

 

アスナ「メル...」

 

メル「私はあなたを許しません...。ですが、零さんがあなたを信じると言うのであれば何も言いません。ですが、少しでも妙な動きをするのであればあなたを撃ちます」

 

アスナ「肝に命じておくわ!」

 

イオリ「アマリ!」

 

アマリ「イオリ君...あなたは私の大切な人を傷つけました...。流石に許しませんよ!」

 

イオリ「ち、違う!これはお前を取り戻す為で...」

 

ホープス「話すな下郎。だが、惜しい事をしたな。此処で零が消えていればマスターは...」

 

アマリ「そうなったら、ホープスのこと嫌いになるから」

 

ホープス「...冗談です。零、お前がいない間、マスターは私が守っていた」

 

零「感謝するぜ、ホープス!」

 

ホープス「その感謝の印として、今日1日は私とマスターを二人っきりにさせてはもらえないか?」

 

零「詠みが丸見えなんだよ、この腹黒オウムが!」

 

ホープス「私にはマスターが名づけてくれたホープスという名前がある。他人の名前はしっかりと呼べ!」

 

零「お前は人ではなく、オウムだろうが!ってか、図々しいにも程があるだろ!」

 

ホープス「お前には言われたくない!」

 

アマリ「ちょ、ちょっと、喧嘩しないで二人とも!」

 

アンジュ「聞いたわよ、零!またアマリとイチャイチャして一緒に寝たようね!」

 

零「だから、お前が言うんじゃねえよ、アンジュ!お前だってタスクとイチャついてるだろ!」

 

アンジュ「い、一緒には寝ていないわよ!」

 

シノ「(イチャついてる事は否定しないんだな...)」

 

タスク「だから、俺はいつでもいいって言ってるんだけど、アンジュが...」

 

アンジュ「うるさい、黙れ変態!」

 

ゴーカイレッド「いつまでやってんだ、さっさとやるぞ!」

 

ゼロ「イチャつくのは戦いの後にしろ!」

 

シャーリー「ルル、待ってるよ!」

 

ルルーシュ「お前まで何を言ってるんだ、シャーリー⁉︎」

 

カレン「あーもう!いいからやるよ!」

 

イオリ「いつまでも茶番を...!魔従教団に歯向かうエクスクロスめ!此処で滅する!」

 

零「やり辛いと思うが、我慢してくれよ、ペリドット!」

 

アスナ「別に、私はやる事をやるだけよ!」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

〈戦闘会話 アマリVS初戦闘〉

 

アマリ「ホープス、二度と零君が消えて欲しいなんて言わないで」

 

ホープス「ですから、冗談ですよ、マスター」

 

アマリ「それでも、大切な人には消えて欲しくないの!」

 

ホープス「私も同じ考えですよ。それにあいつが消えてしまったら、マスターを奪い合う相手がいなくなりますから」

 

アマリ「...ホープス...。兎に角、零君と一緒に帰るために行くわよ!」

 

 

〈戦闘会話 メルVS初戦闘〉

 

メル「零さんとアスナ・ペリドットが一緒にいた...。やはり、アスナ・ペリドットは...。今気にしても仕方ありませんね...。今は戦闘に集中します!」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSイオリ〉

 

イオリ「新垣!よくも...よくも、アマリを変えてくれたな!」

 

零「あいつは自分自身で変わった...俺はその手助けをしただけだ!」

 

イオリ「黙れ!こうなったら、あいつの記憶から俺を忘れられないようにしてやる!」

 

零「歪んだ愛が此処までくるともはや、病気だな...!そんな事させるかよ!」

 

 

〈戦闘会話 アスナVSイオリ〉

 

アスナ「イオリ・アイオライト...。新垣 零の元へはいかせない!」

 

イオリ「オニキスのお前が何故、あいつを守る⁉︎」

 

アスナ「守ってなんかいないわ...。私達の目的のために行動しているだけよ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSイオリ〉

 

イオリ「頼む、戻ってきてくれ!アマリ!」

 

アマリ「零君を傷つけて、あなたは何をしたいのですか⁉︎」

 

イオリ「お前はあいつに騙されているんだ、だから俺と一緒に行こう!」

 

ホープス「零と共に歩むのは許すが、お前と共に歩ませるのは流石に認められないな」

 

イオリ「黙れ、魔法生物!」

 

ホープス「私はマスターに恋をしているが、零を失ってマスターを悲しませるような事はしたくはないのでな!」

 

アマリ「ホープス...ありがとう。勝負です、イオリ君!」

 

 

 

ゼフィルスとゼルガードの連携でイオリの乗るディーンベルを追い詰めた。

 

イオリ「何故だ...何故だぁぁぁっ⁉︎」

 

アスナ「此処で...堕とすわ!」

 

...!この気配は...!

 

零「ペリドット、危ねえ!」

 

俺はゼフィルスを動かし、リリスを突き飛ばし...。

 

零「ぐあぁぁぁぁぁっ⁉︎」

 

何処かから放たれたビームをモロに受けてしまい、地面に落下して叩きつけられた...。

 

アスナ「に、新垣 零‼︎」

 

アマリ「零君!」

 

メル「あのビームは...まさか!」

 

すると、ガルム軍とアマテラス、ヴィジャーヤとドラウパが現れた。

 

ギルガ「ようやく見つけたよ、アスナちゃん」

 

アスナ「カルセドニー...!」

 

アユル「カルセドニーさん!今、アスナさんごと狙ってませんでしたか⁉︎」

 

ギルガ「気のせいだよ、アユルちゃん」

 

ジン「...」

 

零「ガハッ...!ぐっ...!カルセドニィーッ...!」

 

クソが...また傷口が開いちまったじゃねえかよ...!

 

刹那「零、無事なのか...⁉︎」

 

零「...な、なんとかな...!」

 

アーニー「ジン...」

 

ジン「アーニー...ケリをつけるぞ」

 

アーニー「望むところだ!」

 

此処でオニキスの登場か...。

 

イオリ「オニキスか...!流石に戦況が悪すぎる...撤退だ!」

 

魔従教団は撤退した...。

 

ギルガ「さてと...アスナちゃん。今こそ任務を遂行する時だよ」

 

アスナ「で...でも、今日は...!」

 

ギルガ「僕に歯向かうの?」

 

アスナ「...そ、それは...!」

 

このままじゃ、ペリドットが...なら!

 

零「...ペリドット、来いよ...!」

 

アスナ「新垣 零...でも...!」

 

零「忘れたのかよ、俺達は敵同士だ!」

 

アスナ「っ...わかったわ...!行くわよ、新垣 零!」

 

ギルガ「...ホントに気にくわないね...」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「(くそ...目眩までしてきやがった...そろそろ限界なのか...!)」

 

 

〈戦闘会話 アーニーVSジン〉

 

アーニー「ジン...」

 

ジン「やはりお前にはまだ迷いがあるようだな...」

 

アーニー「それでも、僕は...!」

 

ジン「お前はもう迷う事を許されないんだ...全力を出せ、アーニー!」

 

 

〈戦闘会話 サヤVSアユル〉

 

サヤ「アユル、どうしてもやると言うのですね...」

 

アユル「あなたがベルジュ少尉と共に歩むように私にもジンという人がいます!」

 

サヤ「...そうですね。ならば、私も退く気はありません!」

 

 

オルフェスとヴィジャーヤ、ライラスとドラウパは互角の戦いを見せるが...。

 

ジン「この程度なのか...アーニー!」

 

アーニー「くっ...!まだだ...!」

 

ジン「...これで、終わりだ!」

 

ヴィジャーヤはオルフェスに攻撃を仕掛けた...。

 

ジン「勝負だ...アーニー!ヴィジャーヤの力...教えてやろう!」

 

ヴィジャーヤはジェネレータをフル回転させ、カノンの砲身にどこからか射出された拡張ユニットを接続した。

 

ジン「視えるか、俺の意志...俺の命が...!これで...!」

 

そして、カノンをボウガンのような形状に変形させて全開威力のビームをオルフェスに放った。

 

ジン「終わりだぁぁぁっ‼︎」

 

ビームを受けたオルフェスは軽く爆発した。

 

アーニー「ぐあぁぁっ!...こ、これがジンの...覚悟...!」

 

サヤ「少尉‼︎」

 

リチャード「アーニー...!このままでは...!」

 

アユル「...」

 

ジン「終わりだ、アーニー‼︎」

 

ヴィジャーヤがオルフェスに接近した...。

 

このままじゃ、アーニーが...!

 

アーニー「まだだ...」

 

ジン「!」

 

アーニー「僕の命は...こんな所で消えるわけにはいかないんだぁぁぁっ‼︎」

 

オルフェスに謎の光が...⁉︎

 

サヤ「そうです、見せましょう、少尉!私達の命の輝きを...!」

 

アーニー「ああ、来い、サヤ‼︎」

 

オルフェスとライラスが光に包まれ、一つになり、光が消えるとオルフェスとライラスが合体していた...。

 

マサキ「オルフェスとライラスが合体した...⁉︎」

 

ヴィラル「何だ...あのエネルギーは...⁉︎」

 

アーニー「オデュッセア...終わらせるぞ‼︎」

 

オデュッセアはヴィジャーヤに接近した...。

 

アーニー「見せてやる...僕達の意志の力を!レプトン・ベクトラー、オールリンク!サヤ!」

 

サヤ「少尉...これがわたしの、意志の力です!」

 

オデュッセアはライラスのパーツと思しき刀の柄を握り、ダスク・ライフルの銃身に接続し、ベクトラーのエネルギーを流し込んで刀身を形成し、引き抜くと同時に実体化させた。

 

アーニー「うおぉぉぉぉぉっ‼︎」

 

ダスク・ライフルを左腰に装着し空間跳躍で敵機の懐に入り込んだ。

 

アーニー「はぁっ!食らえっ!これで、トドメだぁぁっ‼︎」

 

そして、ヴィジャーヤに三連続の斬撃を叩き込み、ヴィジャーヤに大ダメージを与え、光が出た。

 

ジン「そうだ、それでいいんだ...アーニー...!」

 

刀身を戻したオデュッセアは光の中を歩く。

 

アーニー「ジン、僕達は...負けない!」

 

アユル「ジン!」

 

ジン「久々に視せてもらったぞ...お前達の命の輝きを...ならば、次は俺達が応えるのみだ!」

 

アーニー「何度だって来い、ジン...。僕達は絶対に負けない!」

 

ジン「その言葉...そっくりそのまま返してやろう」

 

そう言い残し、ヴィジャーヤとドラウパは撤退した...。

 

ギルガ「へぇ〜。あのジン君を倒すなんてね...」

 

アスナ「これが...自分自身の意志の力...」

 

サヤ「まだやれますね、少尉?」

 

アーニー「ああ、行けるよ、サヤ!」

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSアスナ〉

 

アスナ「新垣 零...私は...」

 

零「全力で来い、ペリドット...。手加減なんてしたら承知しねえからな!」

 

アスナ「(でも、さっきの攻撃で新垣 零の身体は...私は、何もできないの...!)」

 

 

〈戦闘会話 メルVSアスナ〉

 

アスナ「やっぱり、あなたの道は間違っていなかったのね」

 

メル「アスナ・ペリドット...あなたは...」

 

アスナ「これからもあなたはあなたの道を行きなさい...。私は私の道を行く...!」

 

メル「あなたに言われずとも私は自分の道を進みます!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSアスナ〉

 

アスナ「あなた、新垣 零と付き合う事にしたのね」

 

アマリ「ど、どうしてその事を...⁉︎まさか、零君が...!」

 

アスナ「あなた達はお似合いのカップルよ」

 

ホープス「(ほう...彼女の抱いてる感情もまた、甘さを感じますね...)」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

ギルガ「あの時死んでいれば、君も楽になれたのにね」

 

零「...一つ聞く。お前にとってペリドットは何だ?」

 

ギルガ「...大切な仲間だよ」

 

零「よくわかった...お前という人間がな!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSギルガ〉

 

メル「ギルガ・カルセドニー!あなたはアスナ・ペリドットを狙いましたね...!」

 

ギルガ「誤解を招く事を言わないでくれないかな?魔従教団を狙ったのがアスナちゃんに向かってしまっただけだよ」

 

メル「あなたは何処まで...絶対に許しません!」

 

 

 

 

戦闘を続ける俺達...。

 

アスナ「くっ...!」

 

ギルガ「...何をやっているの、アスナちゃん?真面目に戦ってよ」

 

アスナ「あ、あなたに言われなくてもやってるわよ!」

 

ギルガ「いや、今の君では新垣 零には勝てないよ...彼に惚れてしまった君ではね...」

 

アスナ「っ...!わ、私が...」

 

ギルガ「少しお仕置きをしないといけないね...アスナ・ペリドットを拘束しろ」

 

カルセドニーに命で三機のガルムがリリスを捕らえた。

 

零「ペリドット!...カルセドニー...そいつに何をする気だ⁉︎」

 

ギルガ「それを君が知る必要はないよ」

 

そうは行くかよ...!

 

零「ふざけるな...!ペリドットを離せ‼︎」

 

俺はバスタードモードを発動させ、アマテラスに斬り込んだ...が...。

 

ギルガ「甘過ぎるんだよ、君は...」

 

確実に当たる距離にあった...。だが、アマテラスに簡単に避けられた...。

 

零「な、何...⁉︎」

 

一夏「ゼフィルスの攻撃を避けた...⁉︎」

 

何てスピードで避けたんだよ...!

 

零「ぐっ...!」

 

すると、バスタードモードが解除され、またもや痛みが俺の体を襲った。

 

ギルガ「...やはり、君はもうその段階にまで来ていたのか」

 

その段階だと...?

 

零「どういう意味だ...⁉︎」

 

ギルガ「バスタードモードは使用するたびに進化する...そして、ハイバスタードモードになるんだ」

 

零「ハイバスタードモードだと...⁉︎」

 

ギルガ「そう、君のバスタードモードはハイバスタードモードに進化する一歩手前まで来ているんだよ」

 

零「なら、この痛みやバスタードモードが強制的に解除されるのは一体...」

 

ギルガ「ハイバスタードモードはバスタードモードよりも強力だ。故にその強力な力に耐えきるほどの器が必要なんだ。...だが君はその器ではないんだよ」

 

零「俺の身体が...進化していくバスタードモードの力に耐えきれなくなったって事か...⁉︎」

 

ギルガ「その通り。そして、それでも使い続けた君の身体は力を増したバスタードモードによって痛みを与え続けられているという事だ。このままバスタードモードを使えば、君は死ぬ」

 

死ぬ...だと...⁉︎

 

零「...バスタードモードを使えば...死ぬ...。だが、俺は退く訳にはいかないんだよ‼︎」

 

ギルガ「格好いいね、君の覚悟は...」

 

アスナ「やめて、カルセドニー!新垣 零は怪我を...!...っ!」

 

ギルガ「へぇー...いい事を聞いたよ。ありがとう、アスナちゃん」

 

アスナ「ち、ちがっ...そんなつもりじゃ...」

 

零「心配するな...ペリドット...俺は負けない...!」

 

ギルガ「愚かだね、君の誰かを守りたいという心が君自身を滅ぼすんだ...。見せてあげよう、ハイバスタードモードの力を...!」

 

アマテラスはゼフィルスに接近して来た...。

 

ギルガ「終わりにしよう、新垣 零。ハイバスタードモードの力を味あわせてあげるよ」

 

カルセドニーはハイバスタードモードを発動させて、スラッシュブレードでゼフィルスを何度も高速斬りで斬り裂く。

 

ギルガ「まだまだ斬り刻んであげるよ」

 

そして、ゼフィルスを蹴り飛ばし、スラッシュブレードとガンブラスターを合体させた。

 

ギルガ「ガンブラスター・フィニッシュモードで決めるよ!」

 

ゼフィルスに接近してきて、ボディに突き刺し、ガンブラスターの引き金をひいた。

 

ギルガ「消し飛べぇぇぇぇっ‼︎」

 

零「うわあぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

ゼロ距離で最大出力のビームを受けてしまったゼフィルスは大ダメージを負い、俺もあまりの衝撃にダメージを負った。

 

零「ガッ...!グハァッ...!」

 

ゼフィルスは爆発を起こし、地面に落下して、コックピットで俺は大量の血を吐き、傷からは大量の血が流れ出た。

 

アスナ「新垣 零ィィィ‼︎」

 

メル「零さん...嫌ぁぁぁっ‼︎」

 

ギルガ「...新垣 零...」

 

零「ガッ...アァッ...!」

 

ギルガ「明日、またこの場所で君を待つよ。今度は男同士...一対一で戦おうじゃないか」

 

カルセドニーが...タイマンで勝負だと...?

 

ギルガ「今日はここで帰らせてもらうよ、行くよ、アスナちゃん」

 

アスナ「私の...せいで、新垣 零が...」

 

ペリドットはコックピットで俺のコートをグッと握り、リリスはガルムに連れられ、オニキスは撤退した...。

 

アマリ「しっかりしてよ、零君!イヤ...零くぅぅぅん‼︎」

 

アマリの声を聞いて俺は気を失った...。

 

俺は...負けたのかよ...。

 

 

 

 

 

 

ーアニエス・ベルジュだよ。

 

サヤ「ようやく、オデュッセアに合体する事が出来ましたね」

 

エルザ「それで結局、オデュッセアに合体できなかった理由はなんだロボ?」

 

ウェスト「ふむ...機体的には異常は見られなかったのであるからな」

 

アーニー「おそらく、この世界に来た僕達の命の輝きが失われつつあったのかもしれないね...」

 

リチャード「何故だ?」

 

アーニー「詳しい事は分かりませんが...そんな気がします。(もしかして、ジンは僕達に命の輝きを取り戻させるためにあんな事を...)」

 

アイーダ「それよりも、零さんの容態はどうなのですか?」

 

ベルリ「今、Nーノーチラス号の医務室で治療されています。メルさんとアマリさんが側にいるはずですが...」

 

 

 

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

メル「...」

 

アマリ「零君...」

 

ホープス「メル様、マスター...。何も零は死んだわけではありません。その様な悲しい顔をしていれば零が目を覚ました時に零が心配しますよ」

 

メル「はい...」

 

アマリ「ありがとう、ホープス...」

 

デンギル「...」

 

ホープス「デンギル先生、零の容態は...」

 

デンギル「もう彼を...ゼフィルスに乗せてはダメなのかもしれない...」

 

え...⁉︎

 

メル「ど、どういう意味ですか⁉︎」

 

イコリーナ「法師セルリックによって傷つけられた傷もだけど...彼の身体は既にボロボロなの...。今までこんな身体で戦っていたなんて...」

 

バスタードモードを使っていたから...。零君の身体がボロボロに...。

 

零君...私に何かできる事は...ないの...?

 

 

 

 

 

 

ーアスナ・ペリドットよ...。

 

カルセドニーに叩き飛ばされた私は地面に倒れた。

 

ギルガ「まさか、君まで新垣 零に惚れるだなんてね...。もう、レイヤ・エメラルドの事はいいの?」

 

アスナ「わ、私は...」

 

すると、カルセドニーは私の髪を掴み、言った。

 

ギルガ「まあいいよ...。君にはやってもらいたい事があるからね。新垣 零を容赦なく叩き潰すためのね...」

 

新垣 零...ごめんなさい...私は...!

 





ー中断メッセージ

〈一夏とディオとバナージ〉

一夏「なあ、バナージ。バナージも学生だったんだよな?」

バナージ「うん...でも、俺はユニコーンに乗る事になったから...」

ディオ「戦争によって人生を狂わされたのか...」

バナージ「そうでもないよ。ユニコーンと出会えたからオードリーや一夏やディオとも会えたんだから」

ディオ「バナージ...」

一夏「あははっ!俺もバナージには負けていられないな!プレイヤーのみんなもお疲れ様!」

ディオ「お前にも必ず辛い人生とぶつかるかもしれない」

バナージ「でもそんな時こそ、可能性を忘れないでください...俺達も応援しています」

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