スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第38話です!スパロボとは関係ないですが、ジオウが楽しすぎて毎週が楽しみです...!

それではどうぞ!


第38話 進化の奇跡

 

ー新垣 零だ。

 

俺はまた暗い空間にいた。

 

零?「何だよ、またここに来たのかよ...」

 

目の前には以前話したもう一人の俺がいた。

 

零「お前は...」

 

どうやらもう一人の俺はまたもやここに来た事にあきれているようだ。

 

零?「にしてもギルガ・カルセドニーの奴に見事な負け方をしたな...」

 

い、痛い所を突いてくるじゃねえか...。

 

零「次は負けない...」

 

零?「ん?あぁ、そう言えばタイマン勝負を挑まれているんだったな...」

 

零「その勝負で俺は勝つ!」

 

零?「...ハッキリ言うぜ。無理だ...お前じゃあギルガ・カルセドニーには勝てない」

 

え...⁉︎

 

零「な...何でそんな事がわかるんだよ⁉︎」

 

零?「ハイバスタードモードをも扱えない程の貧弱な肉体のお前が勝てるはずないだろ」

 

零「...」

 

零?「それに傷は開きまくるわ、身体はボロボロになるわ...そもそも勝負にならねえよ」

 

零「それでも俺は...!」

 

零?「言っておくが、気合や根性でなんとかなるほど、戦いは甘くねえ...。お前は戦いを舐めすぎなんだよ‼︎」

 

零「うるさい...!俺は...!」

 

気がつけば俺は怒鳴っていた...。

 

零?「勝負はやってみなくちゃわからない?土壇場でパワーアップして敵を倒す?んな、バトルアニメの主人公みたいな展開くると本気で信じてんのかよ?」

 

零「そんな事...!」

 

零?「いや、お前は心の何処かで信じてんだよ...。必ず勝てる展開がくる...ハイバスタードモードを扱えるようになる...ってな」

 

零「...俺は...俺は...!」

 

零?「だから、今のお前じゃ...。あいつには勝てないんだよ。そう、今のお前じゃあな...」

 

勝てない...今の俺ではカルセドニーに...。

 

零?「だが、勝つための方法は存在する」

 

何だと...⁉︎

 

零「な、何だよ、その方法って...!」

 

零?「バスタードモードが使用するたびに進化していくなら...お前自身が別のやり方で進化すればいい」

 

零「俺自身の...別の進化...?」

 

零?「簡単に言うと、バスタードモードとは違う力を身につければいいんだよ」

 

バスタードモードとは違う力...。

 

零?「お前...いや、俺ならば必ずその進化を見つけられる...期待しているぜ」

 

もう一人の俺のその言葉を聞いた後、俺の目の前は真っ白になった...。

 

目を覚ますとNーノーチラス号の医務室にいた。

 

零「...またここか...」

 

視線を横に向けるとアマリやメル、エクスクロスのみんながいた。

 

アマリ「零君‼︎」

 

メル「目が覚めたんですか⁉︎」

 

零「見ての通りだよ...。また、心配をかけたな...」

 

千冬「全くだ、馬鹿者」

 

ジョーイ「でも、無事でよかったです!」

 

アムロ「...」

 

ルリ「零さん、カルセドニーさんとの決闘の事ですが...」

 

あいつが言っていたあれか...。

 

スメラギ「あなたを出撃させる事は許可できないわ」

 

...なっ...⁉︎

 

零「ど、どうしてですか⁉︎...っ...!」

 

ラッセ「その身体が物語っているだろ。お前の身体はもう既に限界を迎えてんだよ」

 

しんのすけ「限界...?」

 

ワタル「どう言う事なの、スメラギさん⁉︎」

 

スメラギ「零は見た目では何ともないけど、身体の内ではとてつもない疲労が溜まっている...疲れているのよ」

 

しんのすけ「本当なのか、零お兄さん⁉︎」

 

零「...」

 

フェルト「このまま戦えば...あなたの身体は...」

 

零「それ以上、言わなくてもいい」

 

アニュー「零...」

 

零「自分の身体の限界は自分がよく分かってる...それでも、俺は退くわけにはいかないんです...!」

 

ヒイロ「例え死んだとしてもか?」

 

零「死ぬ気はない...。でも、戦わずに命が消えるなら...俺は戦って命を消したい」

 

メル「そ、そんな事はダメです!」

 

アマリ「ええ...ダメよ...死んだら...」

 

...やっぱりダメか...。

 

アマリ「だから...」

 

アマリは優しく俺を抱きしめてくれた...。

 

アマリ「必ず勝って...生きて帰ってきて」

 

零「...!アマリ...ああ!」

 

俺はニカッと笑い、アマリを抱き返した。

 

倉光「ちょ、ちょっと!良い雰囲気のところ悪いけど、流石に出撃を認める事はできないよ!」

 

ネモ船長「だが、彼は言っても効かないでしょうね」

 

ドニエル「ネモ船長⁉︎」

 

ヒュウガ「男にはやらなければならない時があるからな!」

 

摩耶「ヒュウガボスまで...織斑先生!」

 

千冬「...おい、零」

 

零「はい...?」

 

千冬さんに呼ばれ、俺とアマリは一旦離れて、千冬さんを見る。

 

千冬「勝つ自信はあるのか?」

 

零「正直ないです...。でも、勝つ自信は戦いの中で身につけます!」

 

千冬「...フッ、ならば何も言うまい」

 

一夏「千冬姉...」

 

ユイ「皆さん、本当にいいのですか⁉︎このままでは零さんが危険なんですよ⁉︎」

 

ノブナガ「それこそが男の覚悟だ」

 

ユイ「でも...!」

 

ルルーシュ「ならば、祈ればいい。零が無事帰還する事を...」

 

レナ「信じよう、ユイ。零を...私達の仲間を...」

 

ユイ「...うん...。零さん、絶対に帰ってきてくださいね...」

 

零「ああ、ありがとうな、ユイ」

 

ユイの言葉に笑顔で頷いた俺は彼女の頭を撫でるが、アマリは頰を膨らませる。

 

アマリ「...」

 

零「嫉妬すんなよ...ほら」

 

膨れるアマリも可愛いな...。そんな事を思いながら彼女の頭を撫でた...。

 

アマリ「もう、零君ったら...」

 

メル「...零さん...」

 

零「メル...お前には心配させてばかりだな...ごめん」

 

メル「...何を今更...でも、信じていますよ、零さんが勝つ事を...」

 

零「ああ、約束だ!」

 

俺はメルと指切りをし、笑いあった。

 

倉光「...はぁ...わかったよ、でも無理はダメだよ」

 

ドニエル「...お前が死ねば、悲しむ奴が大勢いると言う事を忘れるなよ?」

 

スメラギ「本当にパイロットって命令を聞かないわね...でも、流石と言えるわ」

 

ルリ「勝ってください、ただそれだけです」

 

零「了解しました!」

 

その後、決闘まで安静にしろと言われ、みんなは部屋を出て行った...。

 

さてと、寝るか...。

 

すると、俺の下へ通信が入った。

 

零「...このコード...誰だ...?」

 

俺は通信を開くと聞かなれた声が聞こえた...。

 

零「なっ...!お前は...!」

 

何故、こいつが通信を...!

 

通信相手はある事を俺に話した...。

 

零「そ、そんな事が...」

 

通信相手の言葉...信じるなら、この決闘は...。

 

 

 

 

 

第38話 進化の奇跡

 

 

 

カルセドニーとの決闘の時間になり、俺はゼフィルスで待機する。

 

取り敢えず、傷は応急処置で塞がれた。

 

ユリカ「零君、身体は大丈夫?」

 

零「はい、ぐっすりと寝たので大丈夫です!」

 

渓「負けないでよ、零!」

 

ミレイナ「...オニキスが来るです!」

 

すると、アマテラスとガルム部隊が現れた。

 

號「一応他の兵士は連れてきているのか...」

 

ルリ「零さん、頑張ってください」

 

ハーリー「ゼフィルス、出撃してください!」

 

俺は出撃した...。

 

ギルガ「決闘に応じてくれて感謝するよ、新垣 零」

 

零「...逃げる気はなかったからな。それよりも、本当にタイマンで勝負するんだろうな?」

 

ギルガ「勿論だよ、僕だって男だからね...。あ、始める前にこの映像を見てくれ」

 

ゼフィルスにある映像が送られた...。

 

その映像に映し出されていたのは、鎖により拘束され、複数のオニキス兵士に銃を向けられていたペリドットの姿だった。

 

零「ぺ、ペリドット...⁉︎カルセドニー...てめえ‼︎」

 

ギルガ「この事を仲間に教えたり、君が僕に勝利すれば...彼女がどうなるかはわからないよ」

 

零「...カルセドニー...!」

 

ギルガ「さあ、やろう...男同士の真剣勝負というものをね」

 

何処が男同士の真剣勝負だよ...!

 

俺とカルセドニーの戦いが始まった...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

ギルガ「さあさあ!攻撃してみなよ、新垣 零!」

 

零「くっ...!どうすればいいんだよ...!(何とか時間を稼がないと...後は頼むぞ、弘樹...!)」

 

 

 

 

ペリドットを人質に取られているため、攻撃ができずにいる俺...。

 

海道「何やってんだよ、新垣の奴!」

 

ディオ「何故、攻撃しないんだ...⁉︎」

 

エンネア「攻撃できない状況じゃないのに...」

 

セシリア「もしや、またお傷が...!」

 

ギルガ「ほらほら、どうしたの、新垣 零?このままじゃあ...負けるよ?」

 

こ、こいつは...!

 

零「グアァッ!」

 

くそっ...!流石にやばい...!まだなのかよ、弘樹...!

 

 

 

 

ー氷室 弘樹だ。

 

俺はカルセドニーの作戦を聞き、サファイアの頼みでこの作戦の事を零に通信で話した。

 

そして、俺とサファイアはカルセドニーによって拘束されているペリドットの下にまできた。

 

アスナ「新垣 零...どうして...どうして私なんかを...」

 

オニキス兵士「馬鹿な男だ...彼女は敵だというのに...」

 

オニキス兵士2「それにカルセドニー様に勝てるはずないのにな!」

 

アスナ「あなた達があいつを馬鹿にしないで!」

 

オニキス兵士「黙れ、人質の分際が!」

 

アスナ「ガハッ...!」

 

オニキス兵士2「奴が死んだ後は覚悟しろ...お前にも痛い目を見てもらうからな!」

 

弘樹「痛い目を見るのはお前らの方だ!」

 

俺達は兵士達の前に立つ。

 

オニキス兵士「氷室にサファイア様...⁉︎何故、此処へ...⁉︎」

 

カノン「銃を下げてください!これ以上の行為は許しません!」

 

オニキス兵士2「...いくら、サファイア様の命令とはいえ聞けません!私達はギルガ様の部下です!」

 

カノン「...私では...止められないの...?」

 

弘樹「いいや、よくやってくれたよ、サファイア。後は俺に任せろ!」

 

サファイアの頭を撫でた俺は駆け出し、オニキス兵士達が銃を発砲する前に殴り飛ばし、全兵士を気絶させた。

 

弘樹「ふん、俺を舐めるなよ...。サファイア!」

 

サファイア「はい!」

 

サファイアは俺の声に頷き、ペリドットの拘束を解いた。

 

アスナ「あなた達...どうして...」

 

カノン「どうしてって...私達、仲間じゃないですか!」

 

アスナ「カノン...」

 

ペリドットの救出に成功し、俺は零に通信を送った...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

アマテラスの攻撃を耐え続ける俺の下へ通信が入った。

 

通信に出ると弘樹の顔が映し出された。

 

零「弘樹!」

 

弘樹「待たせたな、零!ペリドットの救出は完了だ!」

 

すると、映像が拘束を解かれたペリドットとサファイアの映像に切り替わった。

 

零「そうか...」

 

弘樹「俺達はやったぞ...後はその野郎に勝て‼︎」

 

零「へっ...あったりめえぇだ‼︎」

 

もう我慢する必要はねえ‼︎

 

ゼフィルスを動かし、アマテラスを斬り飛ばした。

 

ギルガ「ぐあぁぁっ...!な、何をしているのか、わかっているのか、君は⁉︎」

 

零「何って、攻撃だ」

 

ギルガ「アスナちゃんがどうなってもいいのだな...って、なんだこれは...⁉︎」

 

どうやら、カルセドニーも通信映像で今の状況を見たようだな。

 

ギルガ「何故、兵士が全員倒れて、アスナちゃんの拘束を解かれているんだ...⁉︎」

 

弘樹「残念だったな、カルセドニー」

 

ギルガ「氷室 弘樹...君の仕業か...!」

 

零「そう、お前は馬鹿に引っ掻き回されたんだよ!」

 

弘樹「おい、零!馬鹿って何だよ⁉︎」

 

零「冗談だ、筋肉馬鹿」

 

弘樹「俺はそこまで筋肉質じゃねえ!」

 

ギルガ「...いいだろう。それ程までに僕を怒らせたいのなら...死をもって味わえ‼︎」

 

カルセドニーはハイバスタードモードを発動させ、俺を攻撃した...。

 

零「ぐおっ...!」

 

俺はバスタードモードを発動しようとしたが、無理だった。

 

ギルガ「無駄だ!どちらにしろ、君では僕には勝てないんだ!」

 

零「...ど、どうすれば...!」

 

...戦いの中で強くなる...進化する...。そうだ...!人間は日々進化していく...それは俺も同じだ‼︎

 

零「俺は昨日までの俺と違う...」

 

ギルガ「何が違うと言うんだい⁉︎」

 

零「俺は...昨日の俺よりも進化する!誰かを守る為に...このアル・ワースを守る為に‼︎」

 

零?「(そうだ、進化による奇跡を起こせ、相棒‼︎)」

 

もう一人の俺の言葉が頭に響き、俺は目をエメラルド色に発光させた。

 

真上「ゼフィルスの瞳が...」

 

メル「エメラルド色に発光した...⁉︎」

 

アマリ「零君...」

 

ホープス「(この土壇場で新たな力を身につけたか...流石だ、零)」

 

ギルガ「な、何なんだ、その力は...!」

 

零「進化の奇跡...名付けるなら、エボリューションモードだ‼︎」

 

ギルガ「何故だ...そんな力は知らない!」

 

零「当たり前だ...これは、俺の進化の証だからだぁぁぁぁっ‼︎」

 

俺はカルセドニーに攻撃を仕掛けた...。

 

零「此処でお前を倒す、カルセドニー!行くぞ、ゼフィルス!」

 

エボリューションモードの力を使い、俺は高速移動で動き出した。

 

零「バスタードモードが力なら...エボリューションモードは速さだ!」

 

俺は速さに乗り、クロスソードで何度もアマテラスを斬り裂き、クロスガンに変えて、撃ちまくった。

 

そして、クロスソードに戻し、バスターソードモードにした俺はゼフィルスをさらに高速に動かした。

 

零「まだだ...まだ上がる...!まだだ、ゼフィルス!もっと速く...速く、速く‼︎」

 

もはや瞬間移動並みのスピードでバスターソードで何度も斬り裂き、最後にクロスガン・ブラスターモードにした。

 

そして、アマテラスの周りをグルグルと回り、高速移動による分身を作り出す。

 

零「これで...終わりだぁぁぁぁっ‼︎」

 

分身は一斉に最大出力のブラスターモードからビームを放ち、それを受けたアマテラスは大ダメージを負った。

 

ギルガ「馬鹿な...何なんだこれはぁぁぁぁっ⁉︎」

 

大ダメージを負いながらも俺を睨みつけるカルセドニー...。

 

ギルガ「何故だ...何故彼ばっかり...!」

 

零「勝負ありだ...カルセドニー!」

 

ギルガ「...まだだ...もう、決闘など知った事か!全機、新垣 零を攻撃しろ‼︎」

 

って、結局こうなるのかよ...!

 

ネモ船長「そうはさせん、機動部隊は出撃しろ」

 

ネモ船長の言葉にみんなは出撃した...。

 

デュオ「俺達、参上!...と言わせてもらうぜ」

 

トロワ「此処からは俺達も参加させてもらう」

 

ゼクス「あの極限の状態でよく勝てたな、零」

 

零「だいぶ土壇場でしたけど、弘樹がやってくれたんでうまくいきました!」

 

ノイン「何故、お前の友人の名が出てくる?」

 

アスナ「そもそも、あの決闘は決闘ではなかったからよ」

 

すると、リリスが出てきた。

 

零「ペリドット!」

 

アスナ「カルセドニーは私を人質にして新垣 零に攻撃をさせないようにしていたのよ!」

 

カンタム「何だと...⁉︎」

 

シモン「なんて汚ねえ野郎だ!」

 

五飛「それに勝負に負けたら潔くひくのが男だ、お前は男の風上にもおけん!」

 

ギルガ「黙れ、エクスクロス!こうなったら、君達を潰す!」

 

アスナ「私も戦うわ!オニキスのアスナ・ペリドットではなく...ただのアスナ・ペリドットとして!」

 

ペリドット...!

 

ギルガ「アスナちゃん!君もオニキスを裏切るのか⁉︎」

 

アスナ「気安く名前で呼ばないで!もう私はあなたの部下じゃない!」

 

メル「アスナ・ペリドット...」

 

アスナ「...私があなた達と一緒に戦う資格がないのはわかってる...。でも、今は...」

 

メル「私はあなたを許しません...これからもずっと...。でも、私はあなたと同じ身です。これから罪を償うというのなら...私もお手伝いします、アスナさん!」

 

アスナ「...メル...」

 

零「なら、俺も手伝わせてもらうぜ」

 

アスナ「え...!」

 

零「おいおい、そのあからさまに驚いた顔するのやめろよ...」

 

アスナ「ご、ごめんなさい...。でも、ありがとう、零...」

 

零「お安い御用だ、アスナ」

 

ギルガ「新垣 零!やはり君は此処で消す!」

 

零「来やがれ、エボリューションモードが使えた事によって、バスタードモードもまた使えるようになった...もうお前には負けねえぞ!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「(俺はまだ強くなる...。誰も失わないためにも...だから、俺は進化し続ける!)」

 

 

〈戦闘会話 アスナVS初戦闘〉

 

アスナ「(今ならメルの気持ちがわかる...。私も戦う...零のために!)」

 

 

〈戦闘会話 メルVS初戦闘〉

 

メル「(やはり、零さんは凄い人です...。あのアスナさんをも変えてしまうのですから)」

 

 

〈戦闘会話 零VSギルガ〉

 

零「カルセドニー...確かにお前は強い...」

 

ギルガ「そうだ、僕は強いんだ!」

 

零「だが、お前は守るために戦っていない!」

 

ギルガ「何かを守るために生命をかける方が理解不能だ!」

 

零「それがわからないお前に俺は負けるわけにはいかないんだよ!」

 

 

〈戦闘会話 アスナVSギルガ〉

 

ギルガ「アスナちゃん、今戻ってくるのなら、まだ許すよ!」

 

アスナ「そんな言葉で私が戻るとでも思っているのなら、あなたは女を見る目がないわね!」

 

ギルガ「な、何だと...⁉︎」

 

アスナ「あなたに散々やられた仕返しを...今、数倍にしてあげるわ!」

 

 

〈戦闘会話 メルVSギルガ〉

 

メル「無様ですね、ギルガ・カルセドニー...。アスナさんまでにも見放されるとは...」

 

ギルガ「メルちゃん...!君も僕を侮辱するのか!」

 

メル「侮辱ではありません、事実を言ったまでです!覚悟してください、私はもう甘くはありませんよ!」

 

 

〈戦闘会話 アマリVSギルガ〉

 

ホープス「ああいう人間が女の敵なのですね」

 

ギルガ「魔法生物のお前に言われる筋合いはない!」

 

アマリ「ホープスにはホープスという名前があります...。そして、私もあなたの事を許しません、一人の女として!」

 

 

〈戦闘会話 シモンVSギルガ〉

 

ギルガ「螺旋の男、シモン!僕に挑んでくるのか!」

 

ヴィラル「シモン、奴を思い存分ぶん殴るがいい!」

 

シモン「言われなくても、そうしてやる!男同士の決闘を踏みにじったお前の性根を叩き直してやる‼︎」

 

 

〈戦闘会話 ルルーシュVSギルガ〉

 

ギルガ「何故だ...僕の作戦は完璧だったはず...⁉︎」

 

ルルーシュ「それで完璧だと思ったのなら、貴様は所詮それまでの男だ、ギルガ・カルセドニー」

 

ギルガ「うるさい、魔王!全ては僕の思い通りにならないゴミどものせいだ!」

 

ルルーシュ「ほう、ならばそのゴミに負けるとはお前はゴミ以下だな」

 

 

俺達はアマテラスにダメージを与えた...。

 

ギルガ「ぐっ...!嘘だ!僕は負けるわけにはいかないんだよぉぉぉっ‼︎」

 

アマテラスのダメージが回復した...⁉︎

 

青葉「これじゃあ、キリがないぞ!」

 

マリーダ「だが、何としてでも奴を倒さなければ...!」

 

アスナ「...零、メル。力を貸して!」

 

アスナの奴...何か考えがあるのか...?

 

零「わかった、行くぞ、メル!」

 

メル「はい!」

 

俺達は一斉にアマテラスに攻撃を仕掛けた...。

 

零「これで終わりだ、カルセドニー!」

 

アスナ「連携で行くわよ、二人共!」

 

メル「まずは撃ち続けます!」

 

メサイアはバスタービットと共に何度も銃撃を放ち、その隙にゼフィルスとリリスが近接攻撃を仕掛けた。

 

零「はあっ!」

 

アスナ「せやぁっ!」

 

メル「私もダガーで...!」

 

ゼフィルスとリリスが攻撃する中、ダガーを構えたメサイアがアマテラスに突進し、ダガーで斬り刻んでいる間に俺もクロスガンによる銃撃でメサイアを援護する。

 

アスナ「行くわよ、零!」

 

零「おう!」

 

零&アスナ「「バスタードモード‼︎」」

 

同時にバスタードモードを発動させた俺達はバスターソードモードとブレードによる連続攻撃を浴びせ、

 

零「この一撃を...」

 

アスナ「食らいなさい!」

 

最後に同時にクロスと描くようにアマテラスを斬り裂いた俺達の後にメサイアが続いた。

 

メル「これで...終わりです!」

 

バスターライフルを放ち、アマテラスに大ダメージを与えた。

 

ギルガ「う...嘘だっ!うわぁぁぁぁっ‼︎」

 

俺達の連携攻撃を受けたアマテラスは大きく吹き飛んだ。

 

アムロ「いい連携だ!」

 

九郎「あの三人...本当に一緒に戦うのが初めてなのかよ!」

 

アマリ「...ちょっと妬けますね...」

 

ホープス「マスター...」

 

ギルガ「...ぐっ...後悔する事になるよ...アスナちゃん!」

 

アスナ「...」

 

零「アスナには指一本触れさせない...!」

 

アスナ「零...」

 

ギルガ「やはり、僕はお前が嫌いだ...新垣 零!」

 

そう言い残し、アマテラスは撤退した...。

 

零「お前に好かれたいとも思わないけどな...」

 

残るガルムも全滅させて、俺達は戦闘を終えた。

 

フェルト「敵の全滅を確認しました」

 

ラッセ「一時はどうなる事かと思ったが、何とかなったな」

 

アマリ「零君、やったわね!」

 

零「...さっすがに疲れた...」

 

アマリ「...な、なら、私が疲れを癒してあげてもいいけど...」

 

零「期待してるぜ、アマリ」

 

アンジュ「また、この二人は...!」

 

アスナ「...」

 

メル「アスナさんも来てください」

 

アスナ「...いいの?」

 

メル「アスナさんも仲間ですから!」

 

アスナ「ふふっ、ありがと」

 

 

 

俺達はそれぞれ戦艦へ戻り、プトレマイオスの格納庫に集まった。

 

ニール「よく、あんな汚い手の作戦に気づけたな」

 

零「弘樹からの連絡で知ったんです」

 

メル「やはり、氷室さんが関わっていましたか...」

 

アンドレイ「そう言えば、零君...怪我はどうしたんだい?」

 

零「...エボリューションモードを使用できるようになったと同時に治りました」

 

スザク「え⁉︎」

 

アルト「何だよ、それ⁉︎」

 

零「俺だってわからねえよ!」

 

カトル「いいではありませんか、零さんが無事で」

 

アマリ「カトル君の言う通りです!」

 

セルゲイ「そういうことにしておこう」

 

すると、倉光艦長、スメラギさんとアスナが歩いて来た。

 

倉光「はい、みんな注目!」

 

スメラギ「今日から一緒に戦う仲間を紹介するわ」

 

アスナ「アスナ・ペリドット...です。あの...皆さんにまず謝罪をします...申し訳ありませんでした!」

 

ユイ「...」

 

やっぱり、ユイとレナは厳しい顔をしているか...。

 

まあ、アスナには二度もエナストリアの国民に攻撃されたからな...。

 

アスナ「許されない事は分かっています...ですが、私は...」

 

ユイ「顔を上げてください、アスナさん」

 

アスナ「ユインシエル陛下...」

 

ユイ「確かにエナストリアを攻撃した事は事実です。その事に関しては私はあなたを許しません...」

 

アスナ「...」

 

ユイ「でも、今日、あなたは私達と共に戦ってくれました!そしてあなたは私達の仲間です!」

 

アスナ「...ありがとう、ございます...!」

 

ユイ「敬語なんてやめてください、私の事はユイと呼んで下さい」

 

アスナ「ええ...ユイ」

 

しんのすけ「へい、アスナお姉さん!大粒納豆と小粒納豆...どっちが好き?」

 

アスナ「私は小粒派よ」

 

しんのすけ「お?」

 

アンジュ「真面目に答えなくていいわよ...」

 

零「気をつけろよ、しんのすけ。アスナは結構を難しい女だぜ!...って、痛っ⁉︎」

 

アスナ「殴るわよ?」

 

零「殴ってから言うなっての!」

 

アスナ「...それから...零もありがとう...これ」

 

あ、コート忘れてた...。

 

俺はアスナからコートを受け取り、羽織る。

 

アスナ「このコートの温もりは...決して忘れないわ」

 

零「そうか」

 

アスナ「...えいっ!」

 

...へっ...?

 

アマリ&メル「「ふぇっ⁉︎」」

 

...何が起こってるんだ?

 

うん、ありのままに話そう...。アスナが勢い良く俺に抱きついてきたのだった...いや、わからん...!

 

零「あ、アスナ、お前!何してんだよ⁉︎離れろ!」

 

アスナ「イヤよ...アマリ、メル...。私、手に入れたい人は力ずくで手に入れる主義だから」

 

零「い、いや...お前...!」

 

アスナ「...良いじゃない、抱きつくくらい...。一夜を一緒に過ごした仲なんだから!」

 

まゆか「い、一夜を一緒に⁉︎」

 

ネネ「やだ〜、零さん大胆!」

 

零「い、いやいや待て!誤解だ!...って、アスナ!誤解を招く言い方するなよ!お前とは何もなかっただろ!」

 

アスナ「手は握られたけど...」

 

零「あ、あれは...!」

 

アマリ「...零君...?」

 

零「あ、アマリ⁉︎誤解だ⁉︎落ち着け!」

 

ホープス「これが浮気というものか」

 

零「話をややこしくすんじゃねえよ、腹黒オウム!」

 

アマリ「零君がそんなことする人じゃないというのはわかってる...でも、お話はしよう?」

 

う...!

 

アンジュ「私も参加させてもらうわ」

 

千冬「零...あまり、女をなめるなよ」

 

零「何で二人まで...!ひ、ヒルダ!助けてくれ‼︎」

 

ヒルダ「...馬に蹴られて死ね!」

 

ヒルダさん⁉︎

 

零「ゆ、ユイ!」

 

ユイ「あ、えーっと...サラちゃん達と遊ぶので失礼します!」

 

ユイにまで逃げられた⁉︎

 

アマリ「私は怒らないよ。...だって、疲れを癒すって決めたから...」

 

零「...アマリ...」

 

アンジュ「結局イチャつくのか、そこー!」

 

アスナ「ふふっ」

 

メル「ず、随分悪い顔で笑いますね...」

 

アスナ「楽しい人達が揃っているわね、エクスクロスは...」

 

メル「...はい、そしてあなたもその一人です、アスナさん!」

 

アスナ「そうね、これからよろしく、メル!」

 

アスナとメルは握手をした...。

 

良かったな...アスナ...。

 





ー中断メッセージ

〈アスナとメル〉

アスナ「必中よ、必中!攻撃される前に攻撃を確実に当てて、倒せば良いのよ!」

メル「いえ、ここは一度閃きを使って相手の出方を伺うべきです」

アスナ「そんな、まどろっこしい事していられないわよ!」

メル「そう考えもなしに突っ込むからゲームオーバーになるのですよ!」

アスナ「いざ、怖がって避けてばかりの子よりマシよ!」

メル「...なっ...⁉︎い、言いましたね!」

零「...おいおい、何の喧嘩してんだよ?」

アスナ「零は必中と閃き...どっちが良いと思う?」

零「精神コマンドか...。うーん...俺は加速かな...?多く動ければ二人をもっと守れるから」

メル「零さん...」

零「必中と閃きって事は...二人が揃えば直感ができるな」

アスナ「あ...」

メル「力を合わせる...ですか...」

零「そんな事で喧嘩しても何もないだろ?」

アスナ「そうね...。ごめん、メル」

メル「私の方こそすみませんでした、アスナさん」

零「プレイヤーのみんなも友達を大切にしてくれよな!」

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