スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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第41話です!

皆様お待ちかねの...三大魔神皇帝勢揃いです!

それとラストには最後の追加参戦作品のキャラが少しだけ出ています。

それではどうぞ!


第41話 闇と光

 

ーロシウだ。

 

僕達はカミナシティの地下にいた。

 

ロシウ「...」

 

キノン「ニアさんが、さらわれた件...難しい問題のようですね」

 

ロシウ「ああ...。シモンさんから、ニアさんが狙われた事について心当たりがないかと問われたが、僕には見当もつかない」

 

リーロン「それにしても、さすがはシモンね...。こちらもわからない...って答えたら、さっさと通信を切っちゃうなんて」

 

ロシウ「あの人の事ですからね。理由など、後から分かればいい事で、まずはニアさんが第一なのでしょう。この国や世界の変化に合わせて総司令官であるあの人にも変わって欲しいと思う時もありましたが...やはり、あの人はあの人ですね。そして、それは素晴らしい事なのかも知れません」

 

キノン「口では厳しい事を言いながら、結局、あの方の事が好きなんですね」

 

リーロン「言葉じゃシモンは動かない...。そう考えて、世界をその目で見させるために旅に送り出したけど...まさか、シモンを追ったニアがさらわれる事になるなんてね...」

 

ロシウ「対ドアクダー戦略もあります。こちらでも可能な限り、シモンさん達をバックアップしましょう。...君は今回の件、どう考える?」

 

ロージェノム「...」

 

ロシウ「螺旋王ロージェノムの細胞から培養された整体コンピューター...。人類を地下に閉じ込めていた螺旋王の行いの責任を問うつもりはない。だが、君は、我々に協力してもらう」

 

ロージェノム「それについて異論はない...」

 

ロシウ「では、先程の問いについて君の見解を聞かせてくれ」

 

ロージェノム「...ドアクダーについては我も知る事は少ない...。奴の存在は、この『始まりのアル・ワース』誕生に関係していると聞く...」

 

ロシウ「神...だと言うのか、ドアクダーも?」

 

ロージェノム「世界の理を司る者を『神』と呼ぶのなら、そうであるといえよう。同時に奴は、その力の片側の頂点にあると言ってもいいだろう」

 

ロシウ「片側の神...?」

 

ロージェノム「即ち...闇だ」

 

ロシウ「闇の神...という事か...」

 

ロージェノム「それがニアをさらった理由であるかは、神ならぬ身としてはわからん...。だが、確実に言える事がある」

 

ロシウ「それは...?」

 

ロージェノム「世界の理は破られようとしている」

 

リーロン「理...つまり、世界の在り方そのもの...」

 

キノン「それが破れる...」

 

ロシウ「答えろ!それは何の意味を持つ⁉︎」

 

ロージェノム「我の言葉を聞くより、その目で確かめるがいい。それが螺旋王の慈悲を拒絶したお前達の責務だ」

 

ロシウ「...」

 

キノン「ロシウ...」

 

ロシウ「...もしもの時の準備...急ぐ必要があるだろう...。キタンさん達にも招集をかけてくれ」

 

シモンさん...。あなたの無事を祈ります...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ースカーレット・ヒビキだ。

 

私と海道、真上は医務室で目が覚めたと言う由木の下へと向かった。

 

スカーレット「どうやら、身体の心配はないようだな、由木」

 

由木「...スカーレット大尉...それに海道特務中尉と真上特務中尉まで...」

 

海道「よっ、くたばらなくてよかったな!」

 

真上「ヒビキ大尉を見ても驚かないのだな?」

 

由木「正直、色々な事がありすぎて混乱しているわ...」

 

スカーレット「由木、何があったのか、話してくれないか?」

 

由木「...奇械島の事件の後...私は八稜郭の皆さんと別れを告げ、戻ろうとした後...意識が膨張として...気がつけば、此処にいました」

 

真上「落ち着いて聞け、お前は異世界に転移してきたんだ」

 

由木「異世界⁉︎」

 

海道「やっぱ、その反応になるよな」

 

真上「だが、事実だ。この世界の名はアル・ワース...。俺達はエクスクロスとして戦っている」

 

由木「アル・ワース...。エクスクロスというのは?」

 

スカーレット「お前や私達の様に異世界人...異界人とこの世界の住人で組まれた寄せ集め部隊だ。部隊の大半が異界人だがな」

 

由木「では、私も異界人という事ですか...」

 

スカーレット「それと、実はウイングルの様子がおかしくてな...」

 

由木「ウイングルがどうかしたんですか?」

 

スカーレット「ウイングルがカイザーの様に二人乗りになったんだ」

 

由木「二人乗りに⁉︎」

 

真上「この前までは何ともなかったのだが...」

 

海道「そんでハッチを開くと二人乗りになっていて後部座席にはお前が乗っていたってわけだ」

 

由木「そうだったんですか...」

 

スカーレット「由木中尉、誠に勝手な判断だが、お前もエクスクロスに参加させる事になった。これからは私と共にウイングルに乗って戦ってもらう」

 

由木「わかりました。大尉と共に戦えるなど光栄です!」

 

海道「丁度、ヴァスティのオッサンもウイングルの翼の修理が終わったって言ってたからな」

 

真上「これならば、ウイングクロスも可能になるな」

 

とりあえず、由木と共にウイングルの様子でも見に行くとするか...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はNーノーチラス号の格納庫にいた。

 

マーベル「...」

 

ショウ「どうした、マーベル?」

 

マーベル「サリーさんとニアさん...それとアトラさんとマリナ姫、シーラ様とリリーナさんの事について考えていたの。立場も世界も違う六人だけど、私は彼女達に共通するものを感じるわ」

 

ショウ「それは?」

 

リオン「これからの事もあるし、聞かせて欲しいな」

 

マーベル「男性の方がわかるんじゃないかしら?」

 

万丈「...確かにな」

 

一夏「どう言う事ですか?」

 

万丈「その六人に共通するのは、優しさや温もり、穏やかさや安らぎ...戦いとは正反対の所にあるものだ」

 

カトル「その感覚...理解できます」

 

五飛「幻想に近い象徴的な女性像...といってもいいものだな」

 

ジャン「よくわからないけど...要するに女らしい人がさらわれたって事だよね...。(ちょっとナディアとは違う系統だけど...)」

 

ナディア「それって...何かの意味があるの?」

 

デュオ「悪の大魔王が清らかな乙女をさらったとなれば、生け贄にでもするのかもな...」

 

チャム「生け贄⁉︎」

 

エイサップ「それこそ何のためにだよ?」

 

デュオ「適当に言っただけの俺に聞くなよ...!」

 

アキト「デュオが言ったら、死神の予言にしか聞こえないよ」

 

デュオ「悪かったって!」

 

ヒイロ「...」

 

ゼクス「待て、ヒイロ。どこへ行くつもりだ?」

 

ヒイロ「答えのない議論をしても無意味だ。機体の整備をする」

 

そう言うとヒイロは歩き去ってしまった...。

 

ゼクス「ヒイロ...」

 

ナディア「さらわれたリリーナさんって人...あの人の大切な人だって聞いたのに...。心配じゃないの...?」

 

三日月「そうじゃないよ、ナディア。ヒイロは自分なりのやり方で最善を尽くそうと考えているんだと思う」

 

オルガ「それと同時に身体を動かす事で自分の中の不安を打ち消そうとしているんだと思うぜ」

 

ナディア「そういうものなの...?」

 

ジャン「何となくだけど、僕はわかるな...」

 

マーベル「こういう感覚は男性的なものかも知れないわね」

 

トロワ「ショウ・ザマ...。ヒイロという人間が理解できたようだな」

 

デュオ「そうだな。ちょっと前だったら、態度が悪い...って文句を言ってたのによ」

 

ショウ「俺も...あいつや刹那に三日月、舞人、シモンさんと同じ気持ちだからな」

 

マーベル「ショウ...」

 

ショウ「もし、俺やマーベルがアル・ワースに来たのがシーラ様の導きならば...。俺はあの人を救い出し、その機体に応え、オーラマシンをめぐる戦いに真の終止符を打つつもりだ。それが俺の聖戦士としての使命だと考えている」

 

ゼクス「君の決意は受け取った。さらわれた女性達を救い出すためにもドアクダー打倒に全力を尽くそう」

 

アンジュ「...サラ子...」

 

サラマンディーネ「何です?」

 

アンジュ「ドアクダーと言えば、あなた達の恩人の進部七龍神の敵なわけだけど、何か知っている事はないの?」

 

サラマンディーネ「...アウラによって伝えられた神部七龍神の伝説の中では、彼等の真の敵についても語られています」

 

シバラク「神部七龍神の真の敵...⁉︎」

 

零「サラ姫、それって何なんだ?」

 

サラマンディーネ「それは...闇だと言われています」

 

セシリア「ヤミー...ですの?」

 

C.C.「ヤミーではなく闇だ」

 

幻龍斎「ワシの調べた神部七龍神の伝承でも、その敵は、闇や暗黒といった形で語られているウラ」

 

サラマンディーネ「もし、さらわれた女性が生け贄として何かに捧げられるとしたら...」

 

ゼロ「相手は、その闇だって言うのか...」

 

零「闇...以前話していたダークザギって巨人の事か?」

 

ゼロ「いや、ダークザギが倒されたのは俺達とは違う宇宙の話だ。だから、ダークザギではないと思うが...」

 

アマリ「闇...ですか...」

 

刹那「教団の方では、その辺りについて何か知識はないのか?」

 

アマリ「智の神エンデがアル・ワースを創ったという創世伝説では、光の龍と闇の龍が登場する一節があります」

 

ノブナガ「(二体の龍...まるでかつての俺とアレクサンダーだな...)」

 

ワタル「それって神部七龍神やドアクダーの闇と何か関係があるの?」

 

アマリ「私も今日までは光と闇というのは対立する概念のない例だと思っていましたけれど...神部七龍神と、その敵である可能性が高いみたいですね」

 

零「その伝説の中では、闇の龍はどうなったんだ?」

 

メル「神部七龍神の力を得た救世主によって倒された事になっています」

 

アスナ「へぇ...そうなんだ」

 

え、何でアスナが納得した顔でいるんだよ?

 

メル「どうして納得しているんですか?」

 

アスナ「いやー...私は歴史が苦手で...」

 

メル「...あれ程、勉強してくださいと言ったのに、サボっていたんですね!」

 

アスナ「だ、だって...!歴史なんて覚えられないわよ!」

 

零「お前の場合、覚える気自体がなかったんじゃねえのか?」

 

アスナ「あなたは余計な事言わないで!」

 

メル「...今日からしばらく、歴史について勉強しましょうか」

 

アスナ「ちょ、ちょっと待ってメル!目が怖い!ちょっと、零!助けてよ!」

 

零「闇の敵か...」

 

アスナ「無視しないでよぉぉっ‼︎」

 

幻龍斎「闇の龍...。神部七龍神の真の敵...」

 

アセム「ドアクダーは生け贄を使って、それを蘇らせようとしているのかも知れないな...」

 

っ...?警報が鳴った...⁉︎

 

ゼハート「この警報...。敵を発見したようだな」

 

フラム「さらわれた人達の手がかりを掴むためにも頑張りましょう!」

 

鉄也「...」

 

甲児「何してるんだ、鉄也さん⁉︎早く出撃の準備をしないと!」

 

鉄也「さっきの光と闇の戦いの伝説だが...。その闇とは、オリュンポスの神々の事を示している可能性とある」

 

甲児「じゃあ...!」

 

鉄也「ドアクダーとオリュンポス...。アル・ワースの闇である両者には何か関係があるのかも知れない...」

 

リナ「ジョーイ...」

 

ジョーイ「どうしたの、リナ?」

 

リナ「気をつけて...何か嫌な予感がするの...」

 

ジョーイ「...大丈夫だよ、リナ!気をつけるから」

 

リナ「う、うん...」

 

ジョーイ「(正直僕も嫌な予感がしているよ...。まさか、もう...)」

 

俺達は出撃準備を始めた...。

 

 

 

第41話 闇と光

 

 

 

 

準備ができたので俺達は出撃した。

 

虎王「来た来た、エクスクロスだ!さあ...!今回も俺を楽しませてくれよ!」

 

アル「ドアクダーの魔神部隊とスクラッグ兵共か...」

 

青葉「大した数はいねえな...」

 

ディオ「それに界層ボスもいないようだな」

 

オズマ「だからと言って、放っておくわけにもいかんだろう!」

 

スカーレット「由木...この世界での初戦闘だが、やれるな?」

 

由木「問題ありません!それにウイングルの翼も治ったみたいですし」

 

スカーレット「ならば、私達の力をあの二人にも見せてやるとしよう!」

 

由木「了解!」

 

海道「やる気満々じゃねえか、あの二人!」

 

真上「フッ、こちらも負けるわけにはいかんな、海道」

 

海道「ああ、やってやろうぜ!」

 

朔哉「台詞取られた⁉︎」

 

ルルーシュ「...」

 

スザク「ルルーシュ...?」

 

ルルーシュ「各機、気をつけろ。あまりにも状況が不自然だ」

 

アムロ「こうなった以上、可能な限り早く敵を叩くぞ」

 

甲児「了解!行くぜ、ドアクダー軍団!」

 

鉄也「(この重苦しい空気...。きっと何かが起こる...)」

 

ジョーイ「(僕の考えが確かなら...ウィル、君も此処にいるんだよね...?)」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

〈戦闘会話 刹那VS初戦闘〉

 

刹那「(マリナ・イスマイール...。あなたは何度でも俺が助け出す...必ず...!)」

 

 

〈戦闘会話 三日月VS初戦闘〉

 

三日月「待っていてくれ、アトラ...!絶対にお前を迎えに行く...!」

 

 

〈戦闘会話 由木VS初戦闘〉

 

スカーレット「私達のウイングルも海道達のカイザーと同じく、操縦席を切り替える事が出来るようになったようだな」

 

由木「そうみたいですね...。では、状況に応じて交代していきましょう!」

 

 

 

 

 

数分で俺達は敵を全滅させた。

 

虎王「何だよ!もう終わりかよ!」

 

ドン・ゴロ「虎王様...」

 

虎王「ドン・ゴロ...!来ていたのか!」

 

ドン・ゴロ「今すぐ、この場を離れますぞ」

 

虎王「イヤだね。今日こそは救世主の顔を見てやると俺様は決めてるんだ」

 

ドン・ゴロ「なりませぬ...!ここはもうすぐ彼等の戦場になります!」

 

虎王「何っ⁉︎」

 

ドン・ゴロ「ここに配置した戦力はエクスクロスをおびき出すためのもの...。後は彼等に任せましょう」

 

虎王「父上の盟友...暗黒の神々と...スクラッグのボス...。あいつ等が本気を出すんじゃ、エクスクロスも終わりだな...」

 

シモン「結局、何の手がかりも得られなかったか...」

 

舞人「いずみさんの報告にあった汚染された大地はもう少し先になります。そこへ急ぎましょう」

 

鉄也「気をつけろ...!くるぞ!」

 

アンディ「く、来るって...何が⁉︎」

 

甲児「奴等だ!」

 

現れたのはガラダブラとケドラ、ミケーネ神達、そしてスクラッグ兵達だった。

 

ジョーイ「またスクラッグが来た...⁉︎」

 

鉄也「来たな、オリュンポス!」

 

ミケーネ神「エクスクロス!これ以上、お前達を進ませるわけにはいかない!」

 

ミケーネ神2「世界の存続のためにもドアクダーの邪魔はさせん!」

 

甲児「世界の存続だと...⁉︎」

 

アマリ「その言葉...導師キールディンも言っていました...」

 

ワタル「お前達!ドアクダーの仲間なのか⁉︎」

 

ミケーネ神3「我等はオリュンポスの神々...。ドアクダーとは、その祖を別とする」

 

ガラダブラ「だが、古の契約に基づき、我等はドアクダーに力を貸す!」

 

鉄也「やはり、そうか...!」

 

サラマンディーネ「闇に生きる者達の間にも契約があったとは...!」

 

アンジュ「要するに悪党同士は昔からお仲間だったって事ね...!」

 

零「オリュンポス!その契約とは、一体何だ⁉︎」

 

ガラダブラ「人間ごときが知る必要のない事だ」

 

朗利「何っ⁉︎」

 

金本「完全にこっちを見下してるよ...!」

 

アスナ「答える気がないのなら、力ずくで聞き出すだけよ!」

 

ミケーネ神「出来るかな、人間ごときに?」

 

ノブナガ「その問いは、結果で示す!」

 

甲児「行くぜ、オリュンポス!人類の敵はマジンガーが相手をする!」

 

鉄也「そして、話してもらうぞ!お前達とドアクダーの間の契約とやらを!」

 

ジョーイ「スクラッグと手を組んでいる事も!」

 

ガラダブラ「無駄な事を...」

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

戦闘から数分後の事だった...。

 

ガラダブラ「!」

 

...な、何だ...⁉︎

 

甲児「戦闘中に余所見をしてるんじゃねえよ!」

 

ガラダブラ「お前にはわからないのか?圧倒的な力が迫るのが」

 

零「や、奴の言う通りだ...!みんな、何か来るぞ!」

 

鉄也「何っ⁉︎」

 

アマリ「(れ、零君が震えている...⁉︎)」

 

ガラダブラ「あの方が今、この戦場に降り立つのだ」

 

来た...あれは...!暗黒大将軍...!

 

ガラダブラ「お待ちしておりました、暗黒大将軍」

 

甲児「オリュンポスの大幹部...!」

 

鉄也「暗黒大将軍が来たか...!」

 

暗黒大将軍「剣 鉄也...そして、兜 甲児よ。こうして戦場で再び出会えた事を嬉しく思うぞ。だが...お前達はここで絶望の意味を知る事になる」

 

鉄也「何っ⁉︎」

 

な、何だ...⁉︎この辺りに出る力は...!

 

すると、一人のスクラッグが現れた。

 

ウィル「くそッ...!遅かったか...!」

 

リナ「お兄ちゃん⁉︎」

 

ジョーイ「ウィル!やっぱりいたんだ!」

 

ウィル「再会に浸るのは後だ!」

 

マサオ「な、何なの、これ⁉︎」

 

トオル「空間が...世界が歪んでる...!」

 

リュクス「この感じ...オーラロードに似ている...⁉︎」

 

バナージ「アル・ワースに召喚された時と同じ感覚だ!」

 

アマリ「何が起きているの、ホープス⁉︎」

 

ホープス「理が...破壊されます...!」

 

零「まずい...このままじゃあ...!」

 

辺りは光に包まれ、光が消えると辺りの光が消えていた...。

 

甲児「何なんだ、これは⁉︎」

 

トビア「地形はさっきと変わってないけど...!」

 

レイル「何が起きてんだよ⁉︎」

 

ゼロ「光が閉ざされてやがる...!」

 

さやか「甲児君!これって...!」

 

甲児「ああ...!あしゅら男爵の儀式で俺達がアル・ワースに跳ばされた時と同じだ!」

 

暗黒大将軍「この理が破壊された空間に我が主と奴が蘇る...!」

 

紫色の裂け目が現れ、そこから巨大なスクラッグが出現し、裂け目が消えた。

 

ゴゴール「...」

 

デントン「あ、あれは...!」

 

サイ「そんな...嘘だろ...⁉︎」

 

リナ「あ、あぁぁ...!」

 

ウィル「くっ...!間に合わなかったのか...!」

 

ヒーローマン「...!」

 

ジョーイ「ゴゴール...!」

 

あれが...スクラッグのボス...ゴゴール...!

 

ゴゴール「久しぶりだな、地球人共よ」

 

ゴーカイレッド「ちっ...!またこいつ顔を見る事になるなんてな...!」

 

九郎「本当にしつこい奴だな!」

 

ゴゴール「これより...我が復讐を開始する」

 

暗黒大将軍「蘇ったか、ゴゴールよ」

 

ゴゴール「暗黒大将軍、感謝する」

 

エンネア「ゴゴールが蘇るなんて...!」

 

メル「待ってください、まだ何か来ます!」

 

今度はゴゴールの隣に炎が現れた。

 

ボス「炎⁉︎」

 

クロス「違うぜ...!」

 

安「あれは...!」

 

お菊「悪意の塊だよ」

 

闇の帝王「我が名は...闇の帝王...。元の名は...冥府の王ハーデス!」

 

甲児「何っ⁉︎」

 

鉄也「あの悪意の炎...!過去の世界でゼウス神とマジンガーZに破れたハーデス神か!」

 

闇の帝王「その通りだ。アル・ワースの理が破壊されつつある事で我はこうして復活した」

 

ゼロ「さっきから何なんだ⁉︎その理ってのは!」

 

ホープス「世界を構成する法則...。それが破壊されつつあるという事は世界が世界として存在するための力が歪み始めたという事です」

 

闇の帝王「故に我は力を取り戻した...。ゼウス神亡き今、我を倒した兜 甲児の魂を手に入れれば、我が肉体も復活する」

 

甲児「狙いは俺って事かよ!」

 

鉄也「そうはいくか、闇の帝王!甲児の生命を狙うのならば、返り討ちにしてやるぜ!」

 

闇の帝王「フ...フフフ...フハハハハハハ!」

 

甲児「何がおかしい⁉︎」

 

闇の帝王「マジンガーよ...。その小さな身体に可能性を宿した者よ...。貴様に敗れた我はその力の源を全ての世界に求めた...。そこに手に入れたものが、これだ」

 

闇の帝王の隣に現れたのは...マジンガー...⁉︎

 

海道「な、何っ...⁉︎」

 

鉄也「あれは...!」

 

甲児「マジンガー...なのか...」

 

ワタル「マ、マジンガーなんかじゃない...!あれは...化け物だよ!」

 

闇の帝王「違うな、救世主よ。あれも正真正銘のマジンガーよ。すべての光を呑み込む闇のマジンガー...!その名はマジンガーZERO!」

 

甲児「マジンガーZERO...!」

 

グランディス「くるよ!」

 

サンソン「あ、あんな化け物と戦うのかよ!」

 

鉄也「心配するな!奴の狙いは俺と甲児らしい!」

 

闇の帝王「その通りだ、剣 鉄也よ。ZEROは自分以外のマジンガーの存在を許さないらしい。それと、マジンカイザーに乗る二人もな」

 

真上「奴は俺達のカイザーをも標的としているのか...!」

 

一夏「自分以外って...マジンガーって他にもいるのか⁉︎」

 

闇の帝王「フフフフ...。此奴相手に、どこまでやれるか楽しみにさせてもらう。そうだな...。三分もてば、褒めてやろう」

 

暗黒大将軍「ゴゴールも良いな?」

 

ゴゴール「ああ...」

 

闇の帝王と暗黒大将軍、ゴゴールは撤退した...⁉︎

 

アルト「偉そうな事言っといて自分は逃げるのかよ!」

 

零「...正直に言えば、ありがたいな...」

 

メル「零さん⁉︎」

 

アスナ「何言っているのよ、零⁉︎」

 

鉄也「ああ、そうだな...」

 

シン「鉄也さんまで...!」

 

キラ「あの二人が...怯えている...?」

 

アスナ「どうしたっていうのよ、零⁉︎」

 

零「わからねえ...でも、震えが止まらねえ...!」

 

甲児「気をつけろよ、みんな...。あのマジンガー...それだけの敵だ」

 

ヒイロ「了解した」

 

九郎「マジンガーの事はマジンガーで始末をつけるなんて言うなよ」

 

ノリコ「私達の全力を奴にぶつけるしかないわよ...!」

 

葵「手を抜いてる暇はなさそうね...!」

 

甲児「情けない話だが、とてもじゃないが俺達二人だけで勝てる相手じゃない...」

 

鉄也「だが...!」

 

海道「真上!」

 

真上「ああ!」

 

マジンガーZとグレートマジンガー、カイザーはマジンガーZEROの元まで移動した。

 

甲児「奴の狙いが俺達なら、相手をしてやる!」

 

海道「ZEROだか何だか知らねえがぶっ飛ばしてやる!」

 

鉄也「フォローは頼むぞ!」

 

アマタ「わかりました!四人共、気をつけてください!」

 

零「...」

 

アマリ「大丈夫なの、零君⁉︎」

 

零「やるしか...ないんだ...!」

 

くそッ...何で俺はこんなにも震えているんだよ...!

 

ジョーイ「ウィル、君も力を貸して!」

 

ウィル「...俺だけ逃げる事は出来ない...仕方ない...!」

 

甲児「行くぜ、マジンガーZERO!お前の存在は許されないんだ!」

 

鉄也「俺達の生命に代えてもお前を止める‼︎」

 

真上「お前にも見せてやる!」

 

海道「俺達の地獄をな‼︎」

 

俺達はマジンガーZEROとの戦闘を開始した...。

 

 

 

俺達はガラダブラにダメージを与えた。

 

ガラダブラ「人間め...!よくも...よくも!この屈辱...!必ず貴様達の生命で償わせてやるぞ!」

 

ヴィラル「勇者を名乗る者にしては捨て台詞が安いな...」

 

舞人「来るなら来い、ガラダブラ。お前が勇者なら、俺達は勇者特急隊だ。その誇りに懸けて、何度でも相手をしてやる」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSマジンガーZERO〉

 

零「(どうしてだ...?どうして俺は此処まで震えているんだよ...?奴を見ると震えが止まらなくなる...。でも、やるしかないんだ...!)」

 

 

〈戦闘会話 海道VSマジンガーZERO〉

 

真上「...どうやら今までの敵と大違いではあるようだな」

 

海道「いいじゃねえか!強い敵の方が燃えるってもんだぜ!見せてやるぜ、俺達のカイザーの力をな!」

 

 

 

 

マジンガーZ、グレートマジンガー、カイザーの三機で攻撃してもマジンガーZEROはビクともしなかった。

 

甲児「くそっ!俺達の全力をぶつけてもこの程度なのかよ!」

 

鉄也「このままでは、いずれは...」

 

すると、マジンガーZEROのダメージが回復した。

 

真上「何だと...⁉︎」

 

アーニャ「嘘...」

 

ジェレミア「これまでのダメージが回復していく...!」

 

マサキ「何が正真正銘のマジンガーだ...!あれじゃ、魔神じゃねえか!」

 

ケロロ「ど、どうするでありますか⁉︎」

 

鉄也「甲児...!」

 

甲児「わかってる、鉄也さん!」

 

マジンガーZとグレートマジンガーが移動したのを見て、マジンガーZEROは追いかけた。

 

鉄也「想定通り、追ってきたか...!」

 

甲児「闇の帝王の言った通り、俺達の存在が目障りなようだな!」

 

海道「兜、剣!お前ら何する気だ⁉︎」

 

鉄也「俺達で奴を止める...!」

 

甲児「マジンガーを自爆させてでもな!」

 

さやか「そんな...!」

 

アーニー「早まってはダメだ、二人共!」

 

鉄也「残念だが、それ以外に方法はないようだ」

 

甲児「マジンガーは神にも悪魔にもなれる存在だ...。だからこそ、悪魔のマジンガーを許すわけにはいかない!」

 

鉄也「それが俺達の...マジンガー乗りの使命だ!」

 

マジンガーZとグレートマジンガーがマジンガーZEROを捕らえた...⁉︎

 

甲児「捕まえたぜ、ZERO!」

 

鉄也「俺達と一緒に死んでもらう!」

 

甲児「!」

 

鉄也「!」

 

え...あ、え...⁉︎

 

マジンガーZとグレートマジンガーが...消えた...⁉︎

 

さやか「甲児君!鉄也さん!」

 

スカーレット「マジンガーZとグレートマジンガーが消えただと⁉︎」

 

すると、暗黒大将軍とゴゴール、そして奴らの手下が現れた。

 

真上「暗黒大将軍か!」

 

ウィル「ゴゴールもいるのか!」

 

暗黒大将軍「剣 鉄也と兜 甲児...。因果の果てへと堕ちたか」

 

しんのすけ「因果の果てって...⁉︎」

 

暗黒大将軍「お前達が理解できる言葉で言うなら、完全なる消滅だ」

 

カンタム「消滅...だと...⁉︎」

 

さやか「嘘...!嘘よ、そんなの!」

 

マジンガーZEROは今度な海道さん達のカイザーを狙っている...!

 

海道「今度は俺達の番ってわけか...!」

 

真上「小言を言っている場合か、来るぞ!」

 

カイザーはマジンガーZEROの攻撃を防ごうとしたが、防ぎ切れずダメージを受ける。

 

海道「ぐあっ...!」

 

真上「くっ...!」

 

由木「海道特務中尉、真上特務中尉!」

 

アンジュ「あの二人でも勝てないなんて...!」

 

そして、カイザーの首元を掴んだマジンガーZEROは空高く飛び、カイザーは地面に叩きつけた。

 

海道&真上「「ぐあぁぁぁっ‼︎」」

 

簪「こ、このままじゃあ、海道さん達が!」

 

海道「まだ、だ...!」

 

海道さん...!

 

真上「俺達はまだ...終わってはいない...!」

 

真上さん...!

 

海道「兜や剣が生命かけて戦ったってんのに...俺達だけ寝てられるかよぉぉぉぉっ‼︎」

 

真上「...こうなれば、由木中尉、ウイングクロスをやるぞ!」

 

由木「で、でも...ウイングクロスをしたとしても勝てるかどうか...!」

 

海道「勝てるかどうかじゃねえ...勝てなきゃ死ぬだけだ!」

 

真上「由木中尉...忘れたとは言わせんぞ...俺達は地獄だ...!故に奴にも地獄を見てもらうんだ!」

 

由木「...」

 

スカーレット「何を迷っている、由木!海動と真上の志を無駄にする気か!ウイングルを、お前に任せたのは何のためだ⁉︎」

 

由木「...わかりました。ティアラエールおよびアーシュガード、分離!」

 

ウイングルの翼が分離して、カイザーに向かっていった。

 

真上「ウイングクロスだ!」

 

海動「おうっ!」

 

カイザーの背中にウイングルの翼がつき、カイザーは空を飛べるようになった。

 

真上「決めるぞ、海道!」

 

海道「食らいやがれ、マジンガーZERO!」

 

カイザーはマジンガーZEROに攻撃を仕掛けた...。

 

海道「よし...行くぜぇぇぇぇっ‼︎」

 

マジンガーZEROに接近したカイザーは何度も殴り、蹴り飛ばした。

 

真上「仲良く空の旅と洒落込もう!」

 

吹き飛んだマジンガーZEROの顔を掴み、地面に引きずりながら、飛ぶ。

 

そして、マジンガーZEROを持ち上げながら飛び、地面に叩きつけた。

 

海道「真上、一気に決めちまえ!」

 

真上「ふっ…インフェルノォ…ブラスタァァァッ‼︎」

 

マジンガーZERO「‼︎」

 

インフェルノブラスターという技を受け、マジンガーZEROはダメージを受けた。

 

海道「マジンガーが恐れ!」

 

真上「闇のマジンガーすら慄く...!」

 

海道&真上「「俺達が地獄だ‼︎」」

 

カイザーの攻撃を受け、マジンガーZEROは大きく吹き飛んだ。

 

暗黒大将軍「な、何だと⁉︎」

 

闇の帝王「マジンガーZEROを圧倒する力...流石は禁断のマジンカイザーだ...」

 

マジンガーZERO「...」

 

そのままマジンガーZEROは撤退した...。

 

リディ「凄い...あのマジンガーZEROを退けるだなんて...!」

 

すると、アイアンカイザーが現れた。

 

キバ「やっぱり、てめえらは凄まじいな、ドクロォ‼︎」

 

由木「アイアンカイザー...!」

 

スカーレット「キバか!」

 

キバ「そうだ...その姿のてめえらを倒さないと意味がねえんだよ!」

 

海道「誰が誰を倒すって?」

 

真上「倒されるのはお前だ、キバ!」

 

キバ「へっ、吐かせ!」

 

カレン「あっちはやる気満々だけど...」

 

舞人「甲児さん...鉄也さん...」

 

ベルリ「信じられない、あの人達が...」

 

チャム「やだ...!こんなのやだよ!」

 

...甲児と鉄也さんの事が割り切れない...か。

 

俺もそうだ...!

 

シモン「余計な事は考えるな!まだ戦いは終わってねえんだ!」

 

暗黒大将軍「螺旋の男の言う通りだ。俺達はお前達に引導を渡すために来た」

 

ゴゴール「二機のマジンガーを欠いたお前達に勝ち目はない。降伏するのなら、なるべく苦しまずに殺してやる...。だが、ヒーローマンとジョーイとかいう地球人は別だ」

 

ジョーイ「!」

 

ゴゴール「お前だけは...徹底的に八つ裂きにしてやる!」

 

ウィル「そのような言葉に従うつもりはない!」

 

リオン「最後まで足掻いてやるよ...!生命を懸けて戦った甲児達のためにも!」

 

ヒイロ「それが人間だ」

 

暗黒大将軍「...お前達を侮っていたようだ。その詫び代わりだ!俺達の全力を以て、お前達と戦おう!」

 

アマリ「(甲児さん、鉄也さん...!私達もやります...!全てを懸けて!)」

 

二人の覚悟に...負けていられるかよ!

 

俺達は戦闘を再開した...。

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「甲児と鉄也さんは無事だ...あの二人が簡単に負けるわけないんだよ...!二人が戻って来るまで俺達が倒れるわけにはいかないんだ!」

 

 

〈戦闘会話 ヒーローマンVS初戦闘〉

 

ジョーイ「甲児さんと鉄也さんだって必死に戦ったんだ!僕達がお前達と戦う!僕とヒーローマンが!」

 

 

〈戦闘会話 海道VS初戦闘〉

 

真上「ウイングクロスは安定している」

 

海道「へっ、それだけ聞ければいいぜ!此処で負けちまったら兜と剣に顔向けできねえからな!」

 

真上「あいつらの代わりとは言わんが、こいつらの相手は俺達がしてやろう!」

 

 

 

戦闘から数分後...。

 

暗黒大将軍「しぶといな...。流石と言っておこう」

 

ゴゴール「だが、無意味だ」

 

キバ「てめえらじゃあ勝てねえんだよ!」

 

ワタル「...」

 

龍王丸「顔を上げろ、ワタル!まだ戦いは続いているんだぞ!」

 

ワタル「龍王丸...。因果の果てって何なの...?」

 

龍王丸「...全ての世界の理を越えた所...。別名、時空の狭間だ」

 

竜馬「時空の狭間だと...⁉︎」

 

ワタル「龍王丸の力で、そこには行けないの⁉︎」

 

龍王丸「すまない...。今の私では無理だ...」

 

ワタル「今の私って...」

 

ホープス「理を越える事が出来るもの...。それは神と呼ばれる存在でしょう。今の我々に出来る事はそこに想いを届けるだけです」

 

メル「想いを届ける...?」

 

アスナ「想いを...あ、刹那のあれはどう⁉︎」

 

ティエリア「クアンタムバーストか!」

 

シェリル「それに私達も歌えば...!」

 

ランカ「甲児さん達に私達の想いを届けられるかもしれません!」

 

エルヴィラ「それとサイコミュの力を使えば...」

 

アムロ「エルヴィラ博士...」

 

エルヴィラ「人の想いは時空間を越える...。カップリングの研究の際、そういったデータが得られたわ。それを増幅するシステムのサイコミュならば、あるいは...」

 

ホープス「と言っても、理を揺らがせなければ、そこへの扉が開かれないでしょう」

 

アマリ「その方法を知っているから、教えて、早く!」

 

ホープス「今の我々の中で、その可能性を持つのはヴィルキス、真ゲッターと真ドラゴン、ザ・フールだけです」

 

アンジュ「ヴィルキスが...?」

 

弁慶「真ゲッターと真ドラゴンもだと?」

 

ノブナガ「もしや...」

 

ホープス「ドラグニウムの制御...それは即ち、理の制御なのです。かつて時空を歪め、世界を崩壊させたヴィルキスの真の力、時空の狭間へ飛び込んだ真ゲッターと真ドラゴン、そして龍の力を得たザ・フールならば、あるいは...」

 

アンジュ「わかった!」

 

ノブナガ「やるしかない!」

 

號「やるぞ!」

 

隼人「その理を揺るがせる役は俺達に任せろ!」

 

刹那「みんなの想いを伝えるのは俺とアムロ大尉がやる...!」

 

アムロ「ダブルオークアンタのクアンタムシステムとνガンダムのサイコフレームに俺の意識を同調させればやれるはずだ...!」

 

ミーナ[30]「シェリルさん!ランカさん!私も歌います!」

 

アイシャ「頼んだわよ、ミーナ[30]!」

 

ホープス「言っておきますが、因果の果てに想いを送ったとしても状況は何も変わりません。仮に想いを送ったとしても、もう甲児様も鉄也様もそれを聞く事が出来ないと...」

 

アマリ「そんな言葉は聞く気はないわ...!」

 

零「今、俺達に出来る事を全力でやる...!それだけだ!」

 

ホープス「...わかりました。お好きになさってくださいませ」

 

アンジュ「ヴィルキス...!あなたにみんなの想いを託す!」

 

ノブナガ「竜馬達は後から頼む!まずは俺達だ!参るぞ、ザ・フール!」

 

ヴィルキスとザ・フールが力を溜めた。

 

ジャンヌ「どうなの、ノブナガ、アンジュ⁉︎」

 

アンジュ「駄目...。何も変わらない...」

 

ノブナガ「こちらも駄目だ...!」

 

サラマンディーネ「そんな...!」

 

アンジュ「何をやってるのよ、ヴィルキス!あなた、世界を滅ぼした事もあるんでしょ!いつかみたいな力を見せてよ!一瞬でいいから!」

 

ノブナガ「このような所で終わるお前ではないだろう...。かつての力を見せよ、ザ・フール!お前はこの破壊王、オダ・ノブナガのものだぞ!」

 

アンジュ「目覚めなさい、ヴィルキス!」

 

ノブナガ「力を示せ、ザ・フール!」

 

ネモ船長「...!」

 

ぶ、ブルーウォーターが光った⁉︎

 

ナディア「ブルーウォーターが...!」

 

ジャン「何が起きるんだ...⁉︎」

 

サリア「ヴィルキスとザ・フールが...!」

 

ミツヒデ「目覚めたのか!」

 

アンジュ「いい子ね、ヴィルキス...!褒めてあげる...!」

 

ノブナガ「流石は俺の大イクサヨロイだ...。見事だぞ、ザ・フール」

 

アンジュ「やるわよ、ノブナガ!ヴィルキス達と私達の全力で‼︎」

 

ノブナガ「ふっ、是非も無し!」

 

ヴィルキスとザ・フールは同時に動いた。

 

アンジュ「やるわよ、ヴィルキス!全力で!ヴィルキスの切り札よ」

 

ヴィルキスが金色に輝いた...⁉︎

 

アンジュ「お母様から託された歌と指輪で...!」

 

アンジュが歌っている...!

 

アンジュ「いっけぇぇぇぇっ‼︎」

 

ヴィルキスは次元破壊砲を発射して辺りを爆発させた。

 

ノブナガ「行くぞ、ザ・フール!龍の力よ...。我がオダ・ノブナガに力を与えよ!」

 

ザ・フールが紫色に輝くとまるで本物の龍のような姿に見える...。

 

ノブナガ「破壊王オダ・ノブナガが...全てを破壊する!はあぁぁぁぁっ‼︎」

 

龍は凄まじい力を辺りに浴びせた。

 

ヴィルキスとザ・フールの力で時空にヒビが入った!

 

アンジュ「竜馬!號!」

 

渓「二人共やるじゃん!」

 

凱「俺達も負けてはいられないな!」

 

竜馬「おう、見せてやろうぜ!俺達の力を!」

 

暗黒大将軍「やらせるものか!」

 

一体のミケーネ神が真ゲッター達の前に立ちふさがった。

 

だが、真ゲッターと真ドラゴンは止まる気配がない。

 

竜馬「俺達に不可能な事なんてない!號、わかってるな!」

 

號「感じる...!六つの心が一つになっていく...!」

 

真ドラゴンの上に真ゲッターが乗り、真ゲッターと真ドラゴンは力を溜める。

 

竜馬「おおおおおおおっ!」

 

號「はあぁぁぁぁっ!」

 

二機は光に包まれ、ミケーネ神に突っ込んだ。

 

號「シャイン...!」

 

竜馬「スパァァァァク‼︎」

 

ゲッターチーム「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉっ‼︎」」」」」」

 

そのまま真ゲッターを乗せた真ドラゴンはミケーネ神に突進を浴びせた。

 

ミケーネ神「ぐあぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

ミケーネ神は爆発し、時空は完全に開いた。

 

バナージ「今です、アムロさん!刹那さん!」

 

アムロ「サイコ・フレーム...!応えろ‼︎」

 

刹那「クアンタムバースト‼︎」

 

アルト「シェリル!ランカ!ミーナ[30]!」

 

シェリル&ランカ&ミーナ[30]「「「私達の歌を聴けぇぇぇぇっ‼︎」」」

 

これなら...いける!

 

零「甲児‼︎ 鉄也さん‼︎」

 

俺達は時空の狭間に向かって叫んだ...。

 

 

 

 

ー兜 甲児だ。

 

俺達は暗闇の中にいた...。

 

甲児「...」

 

鉄也「(...)」

 

何も聞こえない...。何も見えない...。

 

鉄也「(甲児は近くにいるのか...?それすらもわからない...)」

 

だんだん意識が遠くなっていく...。

 

鉄也「(意識が途切れた時、完全に消滅するのか...)」

 

零「甲児‼︎ 鉄也さん‼︎」

 

すると、聞き慣れた声が聞こえた...。

 

甲児「今の声...!零か!」

 

鉄也「甲児!そこにいるのか!」

 

甲児「鉄也さん!」

 

鉄也「目が見える...!耳が聞こえる...!」

 

甲児「どうなってるんだ⁉︎さっきまでは意識すら、失いかけていたのに...!」

 

?「それは...」

 

この声は...!

 

ゼウス「お前達の仲間が理を越え、可能性の扉を開いたからだ」

 

鉄也「ゼウス神...!」

 

甲児「何故あんたがここに⁉︎」

 

ゼウス「お前達と同じだ。あのマジンガーZEROに敗れ、私も因果の果てへと堕ちた...。だが今、お前達の仲間の想いが、この虚無の空間に可能性という光を灯してくれた」

 

鉄也「可能性...」

 

ゼウス「そうだ!それは無限の未来と言ってもいい!くじけない闘志と希望がある限り、未来は無限の可能性を秘めている!強き者よ、手を伸ばせ!闇のマジンガーであるZEROが想像もできない可能性へ!」

 

甲児「想像もできない可能性...」

 

ゼウス「それこそが無限の未来...!それこそが光!人と鋼が融合した魔神...!ここではない、どこかの世界から新たなマジンガーを呼べ!その名...魔神皇帝!」

 

甲児「魔神...!」

 

鉄也「皇帝!」

 

た、確か海道達の機体はカイザーって名前だったな...!

 

もしかして、海道達のカイザーも別世界のマジンガーって事なのか...⁉︎

 

すると、俺達の前に二機の新たなマジンガーが現れた...。

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達の想い...甲児達に届いたのか...?

 

暗黒大将軍「...気が済んだか、人間達よ」

 

アキト「何っ...⁉︎」

 

暗黒大将軍「確かにお前達は理を超え、一瞬とはいえ、神の領域に踏み込んだ。だが、それだけだ。奇跡は起こらない」

 

アムロ「...」

 

刹那「...」

 

暗黒大将軍「そろそろ終わりだ...。世界は闇に閉ざされる」

 

ジョーイ「そんな事ない!」

 

ゴゴール「目の前の現実を受け入れろ、ヒーローマンを操る者!希望は消えたのだ!」

 

ジョーイ「僕は信じてる!甲児さんと鉄也さんは絶対に戻ってくる!」

 

ワタル「そうだよ!だって...!だって...マジンガーはいつだって僕達のヒーローだもの!いつでとやってくるんだよ!マジンガーは!」

 

暗黒大将軍「黙れ!奴等が、このアル・ワースに戻ってくる可能性は...」

 

ホープス「ゼロではなかったようです」

 

何だ...?甲児達が消えた場所に光が...⁉︎

 

暗黒大将軍「何だ、この光は!」

 

甲児「マジン!」

 

鉄也「ゴー‼︎」

 

辺りに光が戻り、現れたのは...新たな二体のマジンガー...⁉︎でも、違う...!

 

甲児「待たせたな、みんな!」

 

鉄也「兜 甲児と剣 鉄也...!今ここに帰還した

!」

 

あの二機に甲児と鉄也さんが乗っている...⁉︎

 

さやか「甲児君!鉄也さん!」

 

ボス「待ってたぜ、このヤロー!」

 

アマリ「見て、ホープス!二人が戻ってきたわ!」

 

ホープス「正直に言えば、私は目の前の光景が信じられません...」

 

零「これが奇跡ってやつだよ!」

 

ホープス「奇跡...」

 

千冬「ちょっと待て!そのマジンガーは何だ⁉︎」

 

海道「俺達のカイザーとそっくりじゃねえか!」

 

真上「(俺達のカイザーがあの二機のマジンガーに反応している...まさか、あのマジンガーは...!)」

 

甲児「並び立つ魔神皇帝!その名もマジンカイザー!」

 

鉄也「そして、マジンエンペラーG!」

 

甲児「全ての宇宙の可能性が集められた最強のマジンガーだ!」

 

ワタル「うおおおおおっ!ハッキシ言って、ウルトラスーパーマジンカッコイイぜ‼︎」

 

舞人「マジンカイザーのマジンエンペラーG...!」

 

ジョニー「その雄々しき姿...。まさに皇帝と呼ぶに相応しいですね」

 

カズミ「魔神皇帝の光が、この一帯を覆っていた暗黒を払ったようね!」

 

ジョーイ「見たか!これが光だ!」

 

ゴゴール「認めざるおえんな...。地球人の光を...」

 

暗黒大将軍「馬鹿な...!人間が因果の果てを越えただと!」

 

甲児「みんなの想いとゼウスの魂が俺達に新たな力を与えてくれた!」

 

鉄也「暗黒大将軍!ゴゴール!お前達にも味わわせてやるぞ、魔神皇帝の力を!」

 

暗黒大将軍「...面白い!ならば、この暗黒大将軍の全力で貴様達を迎え撃つ!」

 

キバ「へっ!面白くなってきたじゃねえか!」

 

甲児「やるぞ、カイザー!俺の希望を光に変えろ!」

 

鉄也「行くぞ、エンペラー!俺の闘志を光に変えろ!」

 

真上「二機の魔神皇帝に負けるわけにはいかないぞ、海道!」

 

海道「おうよ!なら、俺達もやろうぜ、俺達のカイザー!俺達の地獄を光に変えやがれ!」

 

甲児「魔神皇帝よ!その光で未来を照らせ‼︎」

 

よっしゃ!反撃開始だ‼︎

 

 

 

〈戦闘会話 海道VSキバ〉

 

海道「さあ、あの時のケリをつけようじゃねえか!キバの兄ちゃんよ!」

 

真上「お前に待っているのは地獄だがな!」

 

キバ「何言ってんだ!てめえらが地獄に堕ちるんだよ!」

 

海道「お前何にもわかってねえな!」

 

真上「堕ちる必要などない...俺達が地獄なのだからな!」

 

 

〈戦闘会話 由木VSキバ〉

 

由木「キバ...あなたは此処で止める!」

 

キバ「あん時の女か!イイぜ...ドクロの前にまずはてめえをぶっ殺してやるぜ!」

 

スカーレット「悪いが今のウイングルは二人分の力を持っている...簡単には倒せはせんぞ!」

 

 

〈戦闘会話 甲児VSキバ〉

 

キバ「何だァ?ドクロにそっくりじゃねえか!」

 

甲児「確かにそっくりだけど、海道達のカイザーとの違いを見せてやるぜ!」

 

キバ「イイぜ、カイザー!てめえも俺がぶっ倒してやる!」

 

 

〈戦闘会話 鉄也VSキバ〉

 

キバ「てめえは楽しめそうだな!」

 

鉄也「ならば、期待に応えるようにするとしよう。キバ...此処でお前を終わらせる!」

 

キバ「吐かせ!八つ裂きにしてやるぜ、エンペラー!」

 

 

 

海道さん達のカイザーはアイアンカイザーにダメージを与えた。

 

キバ「フハハハハハハッ!やはり本当の戦いは良い!ドクロォ!次も楽しもうぜ!」

 

そう言ってアイアンカイザーは撤退した...。

 

海道「次って...何回その事を言う気だよ、あいつ...」

 

真上「そろそろ終わりにさせたいものだな...」

 

 

 

〈戦闘会話 ヒーローマンVSゴゴール〉

 

ゴゴール「ヒーローマンと操る者!此処でお前達を消してやる!」

 

ヒーローマン「!」

 

ジョーイ「うん、わかってるよ、ヒーローマン...。ゴゴール!僕達は絶対に負けない!何度でもお前を倒してみせる!」

 

 

〈戦闘会話 ウィルVSゴゴール〉

 

ウィル「ゴゴール!お前は俺が倒す!」

 

ゴゴール「実験体01か...。どうだ?もう一度俺の元で働いてみる気はないか?」

 

ウィル「ふざけるな...!お前によって変えられた運命を...此処で断ち切る!」

 

 

〈戦闘会話 甲児VSゴゴール〉

 

ゴゴール「マジンカイザー...人類の光りそのもの」

 

甲児「よくわかってんじゃねえか、ゴゴール!」

 

ゴゴール「だが、その光を閉ざせば人類は絶望へと沈む」

 

甲児「そんな事させるかよ!俺達の光は誰にも閉ざさせない!」

 

 

〈戦闘会話 鉄也VSゴゴール〉

 

鉄也「観念するのだな、ゴゴール!」

 

ゴゴール「もう勝った気でいるようだが...お前達に勝機はない」

 

鉄也「その言葉...そっくりそのまま返してやる!お前にもエンペラーの力を味わわせてやる!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VSゴゴール〉

 

ゴゴール「あの時は世話になったな魔を断つ剣よ」

 

九郎「倒されたんなら大人しくしてろよ!あの触手野郎といい何で蘇ってくるんだよ!」

 

ゴゴール「我等にはなすべき事があるからだ」

 

アル「それは妾達も同じだ...。よってゴゴール、お前の存在はもう必要ないのだ!」

 

九郎「蘇ってくるんなら、何度だってぶっ倒してやるぜ!」

 

 

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSゴゴール〉

 

ゴゴール「宇宙海賊よ!お前達のせいで我等は壊滅した!」

 

ゴーカイブルー「何を言っている?」

 

ゴーカイレッド「お前が俺達のお宝探しを邪魔したからだろ!」

 

ゴゴール「ならば、今度こそお前達を此処で!」

 

ゴーカイピンク「お生憎と私達は此処で敗れるわけにはいきません!」

 

ゴーカイレッド「そう言うわけだ!覚悟しやがれ、ゴゴール!」

 

 

〈戦闘会話 ゼロVSゴゴール〉

 

ゼロ「ゴゴール...噂には聞いていたが、此れほどまでの悪とはな...!」

 

ゴゴール「ウルトラ一族の一人か...。いずれ光の国を氷で閉ざしてやる!」

 

ゼロ「ベリアルみたいな事しようとしてんじゃねえ!てめえの計画なんざ俺達が止めてやる!」

 

 

〈戦闘会話 ケロロVSゴゴール〉

 

ゴゴール「我等と同じ、侵略者が何故、人類の味方をするのだ、ケロン人!」

 

ドロロ「それは拙者達が正義に目覚めたからでござる!」

 

クルル「別に正義には目覚めていないけどな、クーククッ!」

 

ドロロ「え...」

 

タママ「僕達、今でも侵略者です」

 

ケロロ「ドロロ君、しばらく黙ってて」

 

ドロロ「ひ、酷いよ、ケロロ君!」

 

ケロロ「それは置いておいて...ゴゴール!お前に本当の侵略者魂を見せてやるであります!」

 

 

 

ヒーローマンとウィルの攻撃でゴゴールにダメージを与えた。

 

ゴゴール「ぬうっ!やはりまだ本調子ではないか...」

 

ウィル「諦めろ、ゴゴール!」

 

ゴゴール「まだだ...まだ始まったばかりなのだ!必ずお前達を倒す!」

 

そう言い残し、ゴゴールは撤退した...。

 

ジョーイ「ゴゴール...僕達は絶対に負けない!」

 

 

 

〈戦闘会話 零VS暗黒大将軍〉

 

零「勝負だ、暗黒大将軍!」

 

暗黒大将軍「お前では俺には勝てん。真実を知らぬお前ではな」

 

零「真実...?お前、ゼフィルスの事を知っているのか⁉︎」

 

暗黒大将軍「...」

 

零「だんまりかよ...!なら、力尽くで聞き出してやる!」

 

 

〈戦闘会話 海道VS暗黒大将軍〉

 

暗黒大将軍「ドクロの魔神よ...。その存在、万死に値する」

 

海道「あん?てめえ、俺達のカイザーの事も知ってんのか?」

 

真上「カイザーには謎が多いからな。それに兜のカイザーとあまりにも似過ぎている」

 

海道「そんな事は今関係ねえだろ!暗黒大将軍...お前にも地獄を見せてやるぜ!」

 

 

 

マジンカイザー、マジンエンペラーG、海道さん達のカイザーの攻撃を受け、暗黒大将軍はダメージを負った。

 

暗黒大将軍「ぬうっ!この俺が膝をつくとは...!」

 

鉄也「俺達の勝ちだ、暗黒大将軍!」

 

暗黒大将軍「...いいだろう、剣 鉄也...!今日の所は敗北を認めよう!だが、この俺に二度の負けはない!次の機会には、その魔神皇帝...必ずや打ち破ってみせる!その日を怯えながら待つがいい!」

 

暗黒大将軍は撤退した...。

 

鉄也「その潔さ...将軍に名乗るに相応しい男だな」

 

零「...終わったな...」

 

全ての敵を倒し、俺達は息を吐いた。

 

舞人「暗黒大将軍にゴゴール...。恐ろしい敵だった」

 

シモン「あいつだけじゃない...。闇の帝王...マジンガーZERO...」

 

しんのすけ「それにあのキバって人も...」

 

海道「別にあいつは恐ろしくも何ともねえよ」

 

ヴィラル「ドアクダーとオリュンポス...。闇の力か...」

 

ルルーシュ「結局、奴等の計画とやらも聞く事は出来なかったか...」

 

甲児「だが、くじけない闘志と希望がある限り、未来には無限の可能性が待っている」

 

鉄也「その光を掴めるかは、俺達次第だろうな」

 

トビア「未来の可能性か...」

 

みさえ「何かしら?その言葉を聞いただけで元気が出るわ!」

 

甲児「行こうぜ、みんな。俺達の戦いは、これからだ」

 

鉄也「この魔神皇帝がある限り...そして、この胸にマジンガー乗りの誇りがある限り、俺達は未来へ向けて進んでいけるはずだ」

 

真上「フッ、そうだな...」

 

ウィル「...」

 

ジョーイ「待ってよ、ウィル!」

 

ウィル「...なぜ止める?俺はもうお前達とは共にいれない」

 

リナ「お兄ちゃん...」

 

ジョーイ「スクラッグだから?」

 

ウィル「...」

 

ジョーイ「そんな事、関係ないよ!ウィルはウィルなんだから!」

 

ウィル「!...ジョ、ジョーイ...!...お前は本当にバカなやつだ」

 

 

 

俺達はそれぞれの艦へ戻り、ハンマーヘッドの格納庫に集まった...。

 

鉄也「マジンガーZとグレートマジンガーも無事に回収できたそうだ」

 

甲児「良かった...。俺達と一緒に因果の果てからちゃんと脱出できたんだな」

 

鉄也「状況によっては、魔神皇帝から乗換えるのもありだろう」

 

さやか「でも、良かった...。今回ばかりは、本当にダメだと思ったから」

 

甲児「俺と鉄也さんも一度は諦めそうになったさ」

 

鉄也「だが、みんなの声が聞こえた時、俺達は闘志と希望を取り戻した」

 

甲児「そして、ゼウスの導きによって俺達は無限の未来を照らす光...可能性を掴む事が出来たんだ」

 

バナージ「可能性...」

 

グレンファイヤー「すげえぜ!...よく分からねえけど...」

 

ジュドー「で、あの魔神皇帝ってのはいったい何なのさ?」

 

ルカ[F]「甲児さんのマジンカイザーにいたっては海道さん達のカイザーとそっくりですものね」

 

甲児「マジンガーの可能性の一つの形だ」

 

トビア「よく分からないんですけど...」

 

鉄也「どうやら、様々な並行世界には様々なマジンガーがいるらしい。その中でも最強の力を待つマジンガーが甲児と俺を救うために来た...としか説明しようがない」

 

海道「つまり...どういう事だ?」

 

真上「俺達のカイザーも並行世界のマジンガーだという事か...」

 

マサキ「ウルトラマンやガンダムと同じだな...」

 

甲児「これも全て、みんなのおかげだ。改めて礼を言うぜ」

 

零「何言ってんだよ。最後まで闘志と希望を捨てなかった甲児と鉄也さんの勝利だよ、本当に」

 

ホープス「(あの瞬間...。確かに我々と甲児様、鉄也様は理を越えました...。この力があれば、世界を存続させる事も可能かも知れません...)」

 

ウィル「...」

 

ロロ「あなたも来たんですね、ウィルさん」

 

ウィル「ロロか...ああ。友人や妹にどうしてもと言われてな。だが、ここの部隊の人間は俺がスクラッグでも何とも言わないんだな」

 

ロロ「そういう人以外の人が何人もいる部隊ですからね、今更なのでしょう」

 

ウィル「...本当に寄せ集めだな」

 

リナ「お兄ちゃん...」

 

ウィル「ジョーイ、リナ、サイ...」

 

サイ「久しぶりだな、ウィル」

 

リナ「お帰りなさい、お兄ちゃん」

 

ウィル「...その言葉は不要だ。俺はまだお前達の元へ戻ると言ったわけでは...」

 

ジョーイ「でも、君はエクスクロスのメンバーとして戦ってくれる...。それは一度でも帰って来てくれるって事でしょ?」

 

ウィル「それは...」

 

リナ「だから、言わせて、お兄ちゃん。お帰りなさい」

 

ウィル「ああ、ただいま。リナ...」

 

リナもウィルは抱き合った...。

 

リー「...しかし、驚いたよ。エルヴィラがサイコミュの研究をしていたなんて」

 

エルヴィラ「感応波の存在についてはカップリングシステムの開発時に実証されたけど...。サイコ・フレームのおかげで、それらについての研究も飛躍的に進歩したのよ」

 

アムロ「あれについては、俺たちの世界でも、まだまだ実験中だが、お役に立てて何よりだ」

 

エルヴィラ「ありがとうございます。引き続き、ご協力をお願いしますね」

 

まゆか「エルヴィラさん...。何か企んでますね...?」

 

エルヴィラ「ふふ...バレちゃったみたいね。でも、それにはもう少し実践的なデータが必要なのよね...」

 

ルルーシュ「だが、喜んでばかりはいられない。今回の戦闘でオリュンポスとドアクダー軍団の協力体制が判明したのだからな」

 

シモン「アル・ワースの闇の集合か...」

 

万丈「神部七龍神の仇敵...闇の龍の力を求めるドアクダーと自らを神と称するオリュンポス...」

 

ヒデヨシ「そのオリュンポスの支配者である闇の帝王とマジンガーZERO...」

 

アスナ「全てが人智を超えた存在ね」

 

鉄也「だが、戦うしかない。相手が神であろうと」

 

甲児「それが俺達の...闇を払う光となる俺達の使命だ」

 

エンネア「それにしても甲児のマジンカイザーと海道達のカイザー...なんかややこしくない?」

 

考えてみれば...。

 

アマリ「それならば、甲児さんのカイザーをマジンカイザー、またはカイザーと呼び...。海道さん達のカイザーをカイザーSKL...またはSKLと呼ぶというのはどうですか?」

 

海道「ドクロの魔神だから、SKLか...。いいんじゃねえか?」

 

真上「奇遇だな、俺もそう思っていた」

 

甲児「これで三大魔神皇帝が揃ったんだ!これからも頑張ろうぜ!(ゼウス...。あんたの魂は俺達が引き継ぐ...。俺達は必ず闇を打ち破ってみせるぞ...。無限の可能性の光...魔神皇帝で...)」

 

 

 

 

 

 

 

ーエンブリヲだよ。

 

私はミスルギの皇宮である人物と話していた...。

 

エンブリヲ「...!」

 

?「おや?どうなされたのですか、エンブリヲ君?」

 

エンブリヲ「闇の帝王が動き出したようです」

 

?「それはそれは...運命は着実と動いていますね」

 

エンブリヲ「あなたはこのアル・ワースで何をしたいのですかな?クー・クライング・クルー...。いや、同志...と呼んだ方がいいかな?」

 

カギ爪の男「呼び方は何でも構いませんよ。ご質問にお答えしますね...。アル・ワースでしたい事ですか...。元の世界と何も変わりません。全ての世界に住む生き物全てが幸せに暮らせる世の中を作りたいですね」

 

この男の計画、幸せの時...。カギ爪の男...食えない男だ...。

 





ー中断メッセージ

〈チームD 1〉

朔哉「あ~! 終わった、終わった!」

ジョニー「今回の任務も、随分とハードでしたね…」

くらら「それを言うなら、プレイヤーさんが一番疲れてるんじゃない?」

葵「そうね…! ずっと一緒に戦ってくれたんだものね…。ありがとう…!」

ジョニー「お疲れ様でした!」

くらら「ゆっくりと身体を休めておいてね!」

朔哉「あんたのプレイ、熱かったぜ…!」

葵「それじゃ、次回もあたし達と一緒にぃぃぃ!やってやろうじゃん!」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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