スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー

第47話 白き翼

ビルバインを使うか、サーバインを使うか...悩みますよね！

と言う事で47話です！それではどうぞ！

---

ー新垣 零だ。

アルゼナルを後にした俺達は次なる進路へ向かっていた。

カレン「...あの魔従教団がエンブリヲに協力するなんて、さすがに予想できなかったわね...」

ルルーシュ「こうなると彼等の言う法と秩序という言葉も怪しいものだな」

ミツヒデ「そして、エンブリヲはアンジュとナディアを狙っている...」

アンジュ「つまり、私が囮になれば、あのキモい男が釣れるってわけね」

アレクサンダー「その通りだ」

ケンシン「アレクサンダー殿...」

アレクサンダー「冗談だ」

ヒデヨシ「冗談になってねえっての...」

舞人「アンジュ...。無理はしないでくれよ」

アンジュ「ありがとう、舞人。流石は正義のヒーローね。でも、私は退くつもりはないわわ。サリア達の目を覚まさせるためにもね」

ヒルダ「あたし達もやるよ、アンジュ。あいつ等は放っておけない」

ロザリー「クリスの奴...！今度来たら、ひっぱたいてやるからな！」

ヴィヴィアン「あんな黒いパラメイルはエルシャに全然似合ってないしね！」

アンジュ「それじゃ私達の手でふわふわ夢を見てるあの子達に現実ってのを教えてあげようじゃない」

みさえ「私も乗ったわ！」

一夏「クリスを連れ戻さないと！」

トオル「サリアさんは苦しんでいた...だから、春日部防衛隊として、あの人を助けないと！」

しんのすけ「あら、トオルちゃんったら、格好いいわね〜」

トオル「だから、耳に息を吹きかけるなー！」

カレン「あたしも、それ乗った！」

ロザリー「歓迎するぜ、カレン！お前なら、立派にアルゼナルでやっていけるしな！」

ルルーシュ「あくまで力ずくか...。お前達らしいやり方だな」

ジル「...」

零「あれから、約一週間...。あんたの部下達はそれぞれに事態を受け止めたようですね」

ジル「私は司令を解任された身だ。もうあいつ達の上官ではない」

エレクトラ「でしたら、一人の人間として御自分にできる事を見つけるべきでしょう。あの子のようにね」

ん？ナディアが来たな。

ナディア「アンジュさん...」

アンジュ「おはよう、ナディア。だいぶ落ち着いたみたいね」

ナディア「その囮の役...あたしもやります」

アンジュ「...いいの？」

ナディア「戦う事を認めたわけじゃない...。でも、自分の運命から逃げるのは...イヤだから...」

真上「フッ...」

グランディス「言うようになったじゃないか、ナディア」

ナディア「あたしもエクスクロスの一員のつもりだから」

由木「つもり...なんて言う必要はないわ。あなたも立派なエクスクロスの一員よ」

ナディア「はい！」

ジャン「ナディア...。頼りないだろうけど、僕も全力で君を守るから」

ナディア「ジャン...」

一夏「じゃあ、俺達はそのジャンを全力で守ろうぜ！」

カレン「ナディア、ジャン...。頑張ろうね、みんなで」

ナディア「はい！」

箒「...」

千冬「束の事か？」

箒「織斑先生...」

千冬「この世界では千冬でいい...」

箒「はい。一夏は割り切っていますけど...姉さんもこの世界に...それもミスルギに捕らえられているなんて...」

千冬「奴等がISについての知識を持っていた事に疑問を持っていたが、これで納得がいった...。箒、お前はどうしたいんだ？」

箒「...ここは私達の世界とは違います...。だから、姉さんを助け出したいです」

千冬「ならば、私達も手伝おう」

箒「ありがとうございます！」

甲児「それにしてもジャン...。さっきのお前...格好良かったぜ」

ハンソン「ほんと、ほんと。ナディアだけじゃなく、君も強くなったよ」

ジャン「僕...タスクさんを見習おうと思って」

サンソン「なるほど...。ナディアの騎士ってわけか」

零「でもな、ジャン。あいつのダメなところを見習うと確実にナディアにひっぱたかれるからな」

アスナ「言えてる！ナディアの騎士どころか、女の敵になっちゃダメよ！」

ジャン「はい！気をつけます！」

タスク「はは...ははは...。俺って...完全にそう言う人間だと思われてるみたいだね...」

ヒルダ「当然だろうが...！お前がアンジュにやって来た事を思い出してみろ！」

タスク「思い出せって...アンジュの肌の柔らかさとか、髪の毛と同じ色の...」

アンジュ「そういう所がダメだって言ってるんでしょうが！」

タスク「ご、ごめん...！」

アンジュ「...でも...信じているからね、タスク...」

タスク「任せてよ、アンジュ。(俺の生命に代えても君は守ってみせるよ)」

零「お前等、イチャつくのは勝手だけど、場所を考えろよ？」

アンジュ「あなたには言われたくないわよ！」

マーベル「...嫌な空気を感じるわ。あのエンブリヲという男にバーンと接触したせいだと思うけど...」

ショウ「マーベルの勘のようなものか」

マーベル「虫の知らせ...と言った方がいいかも知れないわね」

アマリ「ですが、そういった形にならない何かって意外に大切なものですよね。私達もオドの動きから世界を包む流れというものを感じる訓練を受けてきています」

ホープス「マーベル様もそのような術を身につけている事に驚きましたよ」

マーベル「禅の修行のおかげかもね」

ジェレミア「自然と共にある東洋的な思想か...。素晴らしいものだな。ショウもオーラ力を高めるトレーニングとしてマーベルに習ってみてはどうかな？」

ショウ「...」

アーニャ「ショウ？」

ショウ「...あ、何でもない」

マーベル「バーンの事？」

ショウ「ああ...。あいつは絶対にまた来る...。その時は俺とバーンの一騎打ちにさせてもらえないか？」

チャム「ショウ...」

ルルーシュ「わかった。だが、危険と感じたら助けに入るからな」

ショウ「それでいいよ」

マーベル「それと、習うなら、我流でやっている私よりも適任がいると思います」

ジェレミア「そうだな。コーチ役は彼の方が相応しいだろう。精神修養と言えば、武道と切り離せないものであるしな」

シバラク「拙者を呼んだかな、ジェレミア卿？」

ジェレミア「シバラク先生の場合、武道の腕は問題ないのですが...」

C.C.「まずはお前自身が煩脳を断つための修練を積むべきだろうな」

シバラク「がっくし...」

アマリ「ぼ、煩悩って...いったい何なんです...」

零「あ、アマリ...」

C.C.「ウブなフリをして、興味を隠せてないぞ、アマリ」

アマリ「え...そんな...！」

ホープス「ふふ...マスターもお年頃ですね」

ジェレミア「これはシバラク先生と一緒にアマリ嬢も修練の必要があるな」

アマリ「はい...」

零「ちなみにもう一人、ここには修練の必要がある人がいますよ？」

ロロ「誰ですか？」

アル「...助かるぞ、零。九郎だな」

九郎「俺えぇぇぇぇっ⁉︎」

零「あなたは別の意味で危険ですから」

九郎「お前には俺がどう見えてんだよ⁉︎」

零「...スケベホームズ？」

九郎「泣くぞ！」

瑠璃「それは違いますよ、零さん！」

九郎「ひ、姫さん...！」

瑠璃「スケベヘッポコホームズです！」

九郎「うわぁぁぁぁぁ！」

シャルロット「九郎さんのライフがもう0だ...」

簪「...自業自得だと思う...」

九郎「...」

エルザ「ダーリン⁉︎」

流石にやり過ぎたか...？

ショウ「シバラク先生ではないとしたら、誰が俺のコーチ役を？」

メル「多分、あの人でしょうね...」

ショウ「メルは心当たりがあるのか？」

メル「おそらくですけど...」

アマリ「修練は私も付き合いますよ、ショウさん」

零「何なら、俺もやるよ...。九郎さんも」

九郎「ごふぅっ...！」

エンネア「九郎ー！」

零「ちなみに、アマリは煩悩を断つためか？」

アマリ「そうじゃないわよ！教団との戦いになる以上、術士としてさらなる高みに登る必要があるからだよ！」

零「必死になりすぎだっての」

アマリ「むー...。零君の意地悪...！」

零「まあ、頑張ろうぜ！...俺も勝ちたい奴がいるからな...」

アスナ「ラゴウね」

零「あの野郎...あの時は本気を出すとか言いながら、まだ本気を出してなかった...だから俺ももっと強くなって...アマリやみんなを守れるようになりたいから...」

アマリ「零君...」

クラマ「...」

シバラク「どうした、クラマ？何か気がかりな事でもあるのか？」

クラマ「ドアクダー軍団の中にも魔法使いがいるって噂を思い出したのさ」

ゼシカ「そうなんですか⁉︎」

アマリ「ドアクダー軍団の魔法使い...？」

クラマ「このままの進路だと、そいつのテリトリーに入る事になるな...」

なんか...とんでもない事が起こりそうな予感がする...。

ービビデ・ババ・デブーだよ。

私は部屋である男と話していた。

ビビデ・ババ・デブー「この無駄飯食らいが！」

トッド「まったく...。人の顔を見れば、小言かよ...。煩いババアだぜ」

ビビデ・ババ・デブー「怪我はしてるが、腕のいい戦士だと聞いたから、拾ってやったのに...。傷が治ってもちっとも働かないじゃないか」

トッド「煩いんだよ。横でぎゃーぎゃー言われちゃやる気も出ないぜ。言っておくぜ、ババア...。俺は遊んでいるわけじゃないんだ。機を待ってるんだよ」

ビビデ・ババ・デブー「言い訳とは、みっともないね！聖戦士の名が泣くよ！いいかい、トッド？若造のあんたに世の中の仕組みを教えてやるよ。働かざる者、食うべからずだ。あたしには息子が五人いるけど、みんな、それぞれドアクダー軍団で立派に働いているんだよ。それなのにあんたと来たら...少しは彼を見習いな！」

トッド「彼...？」

バーン「久しいな、トッド・ギネス」

トッド「バーンじゃねえか...！お前もアル・ワースに来ていたのかよ！」

バーン「ショウ・ザマを倒すためにな」

トッド「ショウ...！」

バーン「その様子だと貴様もショウを憎んでいるのか」

トッド「当たり前だ！ショウは必ず俺が倒す！」

バーン「否、ショウ・ザマを倒すのは私だ」

トッド「何...⁉︎」

バーン「今此処でお前を討ち取ってもいいのだぞ？」

トッド「...ちっ！」

ビビデ・ババ・デブー「どこ行くんだい、トッド⁉︎話は終わってないよ！」

トッド「黙れよ！お袋でもないのに俺のやる事に一々口を出すな！」

トッドは出て行った...。

ビビデ・ババ・デブー「...まったく。あれじゃせっかくの素質も宝の持ち腐れだよ...」

バーン「それに関しては同意する」

ミフネ「あ、あの...ビビデ・ババ・デブー殿...あまり腹を立てられると健康によくないですぞ...。トッド・ギネスという男は吾輩と同じくアメリカ人でして、自分の腕に誇りを持ち...」

ビビデ・ババ・デブー「あんたもあんただ！ぼさっと見てないで、加勢するなり仲裁するなりすりゃいいだろうが」

ミフネ「面目ない！このミフネ、一生の不覚！」

ビビデ・ババ・デブー「フン...。この程度が一生の不覚になるとは随分と安い人生だね、あんたの生き方は」

ミフネ「ぬ、ぬうう...」

ビビデ・ババ・デブー「まあいい...。トッドが使えない以上、あんたにはたっぷり働いてもらうよ」

ミフネ「それは任せてくだされ。このショーグン・ミフネの愛馬とようやく完成しましたので」

ビビデ・ババ・デブー「そうかい。そいつは期待させてもらうよ。後はあれを締め上げて、宝の在処を吐かせれば...。ん...？んん⁉︎」

ビビデ・ババ・デブー「ミフネ、バーン！あんた達、地下室の扉を開けたのかい⁉︎」

バーン「...私は知らぬぞ」

ミフネ「いや〜屋敷の中で迷いましてな、ついうっかり...。びっくりしましたよ。扉を開けたら、中から虫が飛び出して来て...」

ビビデ・ババ・デブー「この大バカ者！あれを逃がしちまったのかい！」

バーン「(あれ...？それに虫...もしや...)」

ー新垣 零だ。

俺はアマリ、ショウ、九郎さんと修練をするために艦から降りた。

アマリ「...ネモ船長に許可はいただきましたから、この辺りで修練をしましょう」

零「じゃあ、スザク。コーチを頼むぜ」

スザク「...本当に僕でいいのか？」

アマリ「ジェレミア卿やマーベルさんとあなたを推薦されていました。...いいですね、ショウさんも？」

ショウ「あ...うん...」

アーニャ「不満なの？」

ショウ「そういうわけじゃないけど...」

九郎「なんで俺まで...」

まだ言ってるよこの人...。

零「ちなみにサボったら、アルに言いつけますから」

九郎「チクショー！」

チャム「ほら、ショウ！自分の気持ちをちゃんと言葉にしないとまたマーベルに怒られるよ！」

アマリ「まあまあ、チャムさん...。そういう事が出来るようになるのも今回の精神修養の目的の一つですから。でも、意外でした。アーニャさんが参加されたのは」

アーニャ「私も...自分の心を見つめ直したかったから」

アマリ「とてもいい事だと思います。一緒に頑張りましょうね。(初めて会った時から思ってましたけど、アーニャさんって独特の雰囲気を持ってますよね...)」

九郎「そう言えば、一夏は誘わなかったのか？」

零「一夏はゼロと特訓中です」

アマリ「あの二人もよくやりますね...」

零「...おかげで箒の愚痴を一時間聞かされる羽目になったぜ...。剣道をそっちのけてってな...」

アマリ「お、お疲れ様...」

スザク「じゃあ、まずは呼吸法から始めようか」

ショウ「そういうのは空手をやってたから、心得はある」

チャム「ショウ！ちゃんと先生役のスザクの言う事を聞きなさいよ！」

ショウ「言われなくても、わかってる...」

成る程な...。ジェレミアさん達がスザク達を選んだのは修練とは別の意味があるようだな...。でも、確かにそれは、今のショウに最も必要な事なんだろうな...。

零「...って、九郎さんも真面目にやってますか？」

九郎「お、おう...」

零「...ちなみに今考えてる事は？」

九郎「どうすれば楽に稼げるか...」

ダメだ、こりゃ...。

零「結局それかい！」

アーニャ「ショウ...」

ショウ「何だ、アーニャ？」

アーニャ「余計な事を考え過ぎ。一番大切なものに集中して」

ショウ「とは言うけど...」

すると、何かが俺達の周りを通り過ぎた。

ショウ「何だ⁉︎」

零「何か似たような状況があったような...！」

？「助けてください！」

え...あれって...！

ショウ「フェラリオ⁉︎どうしてここに⁉︎」

チャム「あたし以外にもアル・ワースにフェラリオがいたんだ！」

？「私...追われているんです！」

九郎「追われているって...誰にだよ⁉︎」

スザク「気をつけて、ショウ！何か来る！」

あれは...！

第47話 白き翼

ドアクダー軍団か...！

アマリ「ドアクダー軍団！」

零「エクスクロスも来たぞ！」

スザク「まずは戻ろう！」

ショウ「そっちのフェラリオ！君も来るんだ！」

？「イヤです！」

イヤって...！

チャム「大丈夫！あの艦に乗っている人達はみんな、優しい人だから！」

？「私は行かなければならないんです...！」

ショウ「追われているのにか？」

？「だからそこ、あれを守るのです！」

零「よくわからないけど、ここはショウに任せてもいいか？」

ショウ「俺に...？」

チャム「いいじゃない！ビルバインは調整中で出撃できないし！それにバイストン・ウェルの子なんだから、ショウが面倒を見るべきよ！」

ショウ「...わかった。行くぞ、チャム」

アマリ「皆さん！私達は艦に戻りましょう！」

零「スザク、もしものことがある...！ショウのサポートを頼む！」

ショウ「俺とスザクで...」

ミフネ「おのれ、エクスクロス！ここで会ったが百年目！我輩の愛馬ショーグンロボの刀のサビにしてくれる！」

影の軍団「ミフネ様...。ビビデ・ババ・デブーの指示はいかがいたします？」

ミフネ「逃げた妖精など、後でいい！サムライの本懐は戦にありだ！」

エレクトラ「ショウ、チャム、スザク以外の人物を収容しました。ショウ達は別行動との事です」

ネモ船長「各機を発進させろ」

俺達は出撃した...。

ミフネ「出て来たな、マイトガイン！ついに完成した吾輩の愛馬、その名もショーグンロボの力を見せてやる！」

舞人「ショーグン・ミフネ！性懲りもなく...！」

甲児「しかし、名前そのままのロボットだな...」

カレン「でも、あいつ...日本人には見えないけど...」

グレートマイトガイン「ショーグン・ミフネの正体は日本マニアのアメリア人らしい」

エンネア「マーベル、ジョーイ...。あの人の事をどう思う？」

マーベル「ノー・コメントよ」

ジョーイ「お、同じく...」

零「ショウとスザクは迷子のフェラリオの頼まれ事を片付けています...！二人をアシストするためにも速やかに敵を迎え撃ちましょう！」

シバラク「了解！エササムライに真の侍の力を見せてやる！」

箒「私の剣道の力...見せてやる！」

ショウ「みんなが戦っている間に急ぐぞ...！」

？「はい...！」

チャム「ねえ、あなた...何ていう名前なの？」

シルキー「シルキー・マウです」

ショウ「何だって⁉︎」

チャム「じゃあ、この子...」

ショウ「俺やトッドをバイストン・ウェルに呼び込んだあのシルキー・マウなのか...」

シルキー「え...？」

俺達は戦闘を開始した...。

〈戦闘会話 九郎VS初戦闘〉

九郎「どいつもこいつも...人の事をスケベだのヘッポコだの言いやがって...！もういい！こうなったら、探偵なんてやめて、サラリーマンになってやる！」

アル「戦闘中に何を言っておる⁉︎それと、探偵で安定できない汝にサラリーマンなど無理であろう！」

九郎「はあ...何で俺はこんな人生を送ってんだ...」

ふざけた名前なのに...あのショーグンロボっての...結構やるじゃねえか...！

ミフネ「見たか！我が愛馬ショーグンロボの力を！」

ガードダイバー「確かに強い...！自慢するだけの事はある！」

バトルボンバー「だが、これ以上、調子に乗らせるわけにはいかないぜ！」

舞人「よし！みんなの火力をあいつに集中させるぞ！」

砲撃を全て斬りやがった...！

ミフネ「無駄だ！そのような攻撃がショーグンロボに効くものか！」

さやか「嘘！銃弾やミサイルを剣で叩き落としてる！」

ミフネ「これぞミフネ二刀流の奥義。ら、飛び道具では吾輩は倒せんぞ！まさに剣は銃より強し！まさにチャンバラは男達の生き様！男は黙ってぇ〜二刀流！」

な、何だ...？何処かから銃撃が...。

ミフネ「な、何っ⁉︎」

？「剣は銃より強し...か...。そいつは聞き捨てならないな」

すると、一機のロボットが現れた。

ミフネ「何やつ⁉︎」

マイトガンナー「決して悪を許さない！正義の早撃ちガンファイター、マイトガンナーとは俺の事だ！」

舞人「マイトガンナー！来てくれたのか！」

マイトガンナー「待たせたな、舞人！今日から俺も一緒に戦うぜ！」

アキト「勇者特急隊の新メンバーか」

甲児「さすがは浜田君と大阪工場長だぜ！こんな隠し球も用意していたとはよ！」

ワタル「よろしく、マイトガンナー！一緒に頑張ろう！」

マイトガンナー「おう！どんどん俺を頼ってくれよ！」

グレートマイトガイン「マイトガンナー！私のフォローを頼む！」

マイトガンナー「任せとけ！俺を使え、グレートマイトガイン！」

グレートマイトガイン「よし...！これでグレートマイトガイン最強の姿、パーフェクト・モードが使える！」

ミフネ「パーフェクト・モード！つまり、完璧形態か！」

舞人「勝負だ、ショーグン・ミフネ！ご自慢のロボットは、グレートマイトガインと勇者特急隊が叩き潰す！」

ーショウ・ザマだ。

俺達はシルキーに連れられ、ある場所に来ていた。

シルキー「...戦闘...激しくなってきていますね...」

スザク「ここもいつ戦場になるか、わからない。急ごう」

ジャコバ・アオンの所で見た...。オーラロードを開くという禁を犯したエ・フェラリオのシルキー・マウが...。記憶を奪われ、ミ・フェラリオの赤ん坊に転生させられるを...。俺達の目の前にいるのはあのシルキーなのか...。

チャム「ねえ、シルキー...。あなた、あたし達をどこに連れて行くの？」

シルキー「バランバランの秘宝の所よ」

ショウ「秘宝...？」

シルキー「私と一緒にこの世界に跳ばされねきたんです。私は悪い人に捕まってしまいましたが、隙を見て、こうして逃げ出す事が出来ました」

ショウ「君を捉えていた奴等はその秘宝の事を知っているのか？」

シルキー「はい...。最初は悪い人に思えなかったので秘宝についても話したのですが...。その話を聞いた相手はいきなり私を捕まえて、秘宝の在処を無理に聞き出そうとしたんです」

ショウ「君は、俺達にそれを守ってもらいたいんだな？」

シルキー「一目見た時から、秘宝を託せるのは、あなたしかいないと思いました」

チャム「その秘宝って何なの？」

シルキー「それは...」

バーン「逃げ出したのが虫と聞き、もしやと思ったが...まさか、シルキー・マウとはな」

ショウ「バーン！」

バーン「ショウ・ザマか...。今はいい。シルキー・マウ。その秘宝とやらを教えてもらおうか」

トッド「待ちな、シルキー・マウにバーン。そいつは俺に渡してもらうぜ」

ト、トッド...⁉︎

ショウ「トッド！」

トッド「久しぶりだな、ショウ」

トッド「それに枢木 スザク...」

スザク「生きていたんだな、トッド・ギネス」

チャム「そうか...！ドレイク軍とルルーシュ皇帝は同盟を結んでたから二人は知り合いなんだ！」

トッド「シルキー...。バランバランの秘宝は俺に渡せ」

シルキー「...」

トッド「聞こえないのか！その力があれば、俺はショウを...！」

バーン「(秘宝とはそれ程の物なのか...？)」

ショウ「トッド！お前は、まだそんな事を言っているのか！」

シルキー「...」

チャム「大丈夫よ、シルキー！ショウが必ず秘宝を守ってくれるから！」

シルキー「違うの...。あの人達が...怖いの...。特にあのバーンって人は...。二人は...憎しみに取り憑かれている...」

スザク「君も感じていたか...。トッド達の背後の邪気を」

チャム「スザク...」

スザク「僕の知っているトッド・ギネスは功明心とショウに対する強烈なライバル意識を持っていたけど...憎しみとは違う感情で戦っていたはずだ」

トッド「スザク！お前もしたり顔で説教か！」

スザク「違う...。悲しいんだ...」

トッド「何...？」

スザク「僕も友達を...ルルーシュを憎み、そのおかげで大切なものを失いかけたから...」

トッド「笑わせるな！俺とショウがダチだと言いたいのか⁉︎」

スザク「少なくとも君達の間には憎しみ以外の感情があったはずだ！」

ショウ「スザク...」

スザク「僕達は過ちを繰り返してはダメなんだ！そうでなければ、戦いをしてきた意味がない！」

ショウ「スザク...。お前も苦しんでいたんだな...」

スザク「その苦しみが目の前で繰り返されるのを...僕は見たくない...」

バーン「枢木 スザク...」

ショウ「お前も俺達と同じなんだな...。敵と味方に分かれてきた時から...。不思議だな...。そんな当たり前の事を俺は今まで気づかなかったよ...」

スザク「ショウ...」

ショウ「そのせいかもな...。それがわかったから、急に色々な事が素直に頭に入ってきたよ」

トッド「何を言っている、ショウ⁉︎」

ショウ「目を覚ましてくれ、トッド。お前が望むなら、俺はお前と戦う。だが、憎しみに呑まれたお前と殺し合いをしたくない。それはわかってくれ」

トッド「黙れ、ショウ！俺は...俺は...！」

シルキー「やめて‼︎」

バーン「シルキー・マウ...！」

シルキー「全ては...あなたをバイストン・ウェルに呼んだ私の罪です...」

チャム「シルキー...」

ショウ「エ・フェラリオだった時の記憶を取り戻したのか...⁉︎」

シルキー「今、わかりました...。ジャコバ様が私を、このアル・ワースに送り込んだ意味が...」

ショウ「何っ⁉︎」

チャム「ジャコバ様がアル・ワースへの扉を開いた...」

ショウ「もしかして、俺達もジャコバ・アオンの力でアル・ワースに...」

シルキー「トッド・ギネス...」

トッド「...」

シルキー「今、フェラリオの長、ジャコバ・アオンの力を借り、あなたを縛る邪悪なオーラを断ちます。バイストン・ウェル全てを巻き込む戦いへと発展していったドレイク・ルフトの野望...。その始まりとなった二人の聖戦士に救いを...」

バーン「これは...！そうか、これが...」

トッド「黙れ！黙れーっ‼︎」

ショウ「アル・ワースの全てとシルキーが共鳴している...」

スザク「生と死が交わる感覚...。僕は...これを何処かで感じた事がある...」

チャム「ダメ！ジャコバ様の力でもトッドを縛る憎しみは断ち切れない」

スザク「ショウ！君の力も...！」

ショウ「俺の...⁉︎」

スザク「君も感じるはずだ！今、この空間を支配している何かを！トッドを救いたければ、君の意思を...オーラを示せ！」

ショウ「俺の...オーラ...」

トッド「うおおおおおおっ！ショウゥゥゥゥッ‼︎」

ショウ「トッド！もうやめろ‼︎」

トッド「‼︎」

トッドの動きが...止まった...？

ショウ「トッド...！」

バーン「憎しみのオーラが晴れていく...」

トッド「俺は...今まで、一体何を...」

ショウ「トッド！自分を取り戻したのか！」

トッド「...らしいな。だが、お前との戦いは別の話だ。次に会った時にはすべての決着をつける」

ショウ「トッド！」

トッド「...じゃあな。シルキーには礼を言っておいてくれ」

トッドは走り去った...。

チャム「何あれ⁉︎結局、変わってないじゃない！」

スザク「そうじゃない、チャム。あれは僕の知るトッド・ギネスだったよ」

ショウ「ありがとう、シルキー...。君のおかげだ」

シルキー「...よくわからないけど、私...お役に立てて見たいですね」

ショウ「...また記憶が失われたんだな...」

シルキー「え...？何か言いました？」

ショウ「いいんだ。でも、君に会えてよかったよ」

バーン「それでこそ、我がライバルだ...。ショウ・ザマ」

ショウ「バーン...まさか、お前も...」

バーン「私は待っている...。貴様との決着をつけるためにな」

バーンもその場を歩き去った...。

ショウ「バーン...」

シルキー「行きましょう、聖戦士。あなたはやはり邪悪を退ける強いオーラの持ち主です。あなたにバランバランの秘宝...白き翼を託します」

白き翼か...。

ー新垣 零だ。

クラマ「気をつけろ！何か来るぞ！」

マーベル「あれは...オーラバトラー⁉︎」

現れたのはドラムロと魔神だった。

ワタル「先頭にいるのは魔神だ！」

ビビデ・ババ・デブー「よく来たね、エクスクロス！あたしがドアクダー軍団の第六界層のボス、大魔法使いビビデ・ババ・デブーだよ！」

ババアデブ...⁉︎

ヒミコ「でぶババア⁉︎」

零「ブフッ！」

ビビデ・ババ・デブー「ビビデ・ババ・デブーだよ！間違えるんじゃないよ、小娘！それから小僧、笑うんじゃない！」

クラマ「アマリ！あいつが噂のドアクダー軍団の魔法使いだ！」

アマリ「でも、オドの収束は感じません...。教団の術士とは違う体系の魔術を使うようです」

ビビデ・ババ・デブー「その通り！あたしの力はドアクダー様からお借りした魔界の力よ！見せてあげるよ！あたしの魔法を！」

こ、この邪気は...！

アーニー「何だ、この邪悪な気は...⁉︎」

リュクス「あのオーラバトラー部隊から異質なオーラ力を感じます！」

ビビデ・ババ・デブー「それがあたしの魔法だよ！あのオーラバトラーに乗っているのはあたしの操り人形さ！」

ミフネ「ビビデ・ババ・デブー！我輩の戦に余計な助太刀は無用だ！」

ビビデ・ババ・デブー「黙りな、ミフネ！そういう風に体裁ばっかり気にしてるから、いつもいつもいつもいつも負けるんだよ！」

ミフネ「がふっ！」

ビビデ・ババ・デブー「さあ行きな、オーラバトラー軍団！邪悪のオーラで、あいつ等を蹴散らせ！」

エイサップ「！」

な、何だ...⁉︎今度は白いオーラバトラーが現れた...⁉︎

ショウ「行くぞ‼︎」

す、凄え性能だ...。

マーベル「そのオーラバトラーに乗っているのはショウなの⁉︎」

ショウ「そうだ、マーベル！」

シルキー「このオーラバトラーこそがバランバランの秘宝、サーパインです」

ショウ「スザク！しっかり掴まってろよ！」

サーパインと呼ばれるオーラバトラーはナデシコCまでスザクを運んだ。

ショウ「ショットに聞いた事がある...。ダンバインの試作タイプは、高いオーラ力を必要とするがその性能は凄まじいものだったと...。それが、このサーバインか...」

チャム「でも、このオーラバトラー...ずっと長い間、誰も乗ってなかったみたいね...」

ショウ「もしかすると、シルキーとサーバインは俺達よりもずっと後の時代から、このアル・ワースに来たのかもな...」

スザク「ショウ！こちらの準備も出来た！」

ショウ「よし...行くぞ！」

チャム「ちょっと、シルキー！どうして、あなたも乗ってるのよ⁉︎」

シルキー「このサーバインを守るのが、私の役目です。だから、サーバインを駆る者と共に行くのは当然の事です。そして、ショウ・ザマは私の認めた聖戦士です」

チャム「こらーっ！ショウにくっつくな！」

シルキー「そんな事、あなたに言われたくありません！」

ショウ「二人して、耳元で怒鳴るな！」

ビビデ・ババ・デブー「あれがショウ・ザマ...。トッドが言っていた男か...。あれと戦うためには、それなりの準備が必要だね」

あ、あの野郎、逃げやがった！

ヒミコ「オバサン、逃げ出した！」

しんのすけ「きっとショウお兄さんの力にビビったんだゾ！」

ミフネ「ええい！偉そうな事を言っておいて、戦いもせずに帰るとは！」

バーン「まさか、あんな者に従っていたとはな」

ズワウスか...！

ミフネ「来たか、バーンよ！我輩に手を貸せ！」

バーン「黙れ。草サムライよ」

ミフネ「な、何だと⁉︎」

バーン「私の目的はただ一つ...ショウ・ザマを倒す事だ！」

マーベル「(あら？バーンのオーラが...)」

ショウ「バーン...」

バーン「決着をつけるぞ、ショウ・ザマ！」

ショウ「ああ！殺し合いではない方法で決着をつける！」

ミフネ「な、何なのだ、こいつ等は！」

マイトガンナー「動揺しているな、あのショーグンさん」

ミフネ「こうなったら、ガンマンと騎士にサムライの誇りを見せる！男は黙ってぇ〜痩せ我慢！」

舞人「ガイン、ガンナー！パーフェクトになったグレートマイトガインの力であいつを倒すぞ！」

スザク「ショウ！」

ショウ「わかっている、スザク！俺の...俺達の使命は、このアル・ワースに戦いを広げる者を討つ事だ！チャム、シルキー！俺とサーバインに力を貸してくれ！」

俺達は戦闘を再開した。

俺達は敵を倒して行く...。

ホープス「(この力...。初めて出会った時から考えて飛躍的に成長していると言ってもいいでしょう...。皆さんの成長こそが、私の希望です。願わくば、この力が天を突破するまで高みに上らん事を...)」

〈戦闘会話 ノブナガVSミフネ〉

ミフネ「我が剣のサビにしてくれる！」

ノブナガ「フッ、真の侍に言ってくれる...。その言葉はそっくり返してやる！」

〈戦闘会話 箒VSミフネ〉

箒「お前の剣はなっていないな」

ミフネ「な、何だと⁉︎貴様、何様のつもりだ⁉︎」

箒「何様でもない！ちょうど鬱憤も溜まっていた所だ！私の剣道の腕を見せてやる！」

グレートマイトガインのパーフェクトキャノンでショーグンロボにダメージを与えた...。

ミフネ「ぬううっ！男は黙ってぇ〜ド根性！」

回復しやがった...⁉︎

ミフネ「見たか！心頭滅却すれば火もまた涼し！気合があれば、何でもできる！」

グレートマイトガイン「しぶとい！」

舞人「だが、勇者特急隊の全車両が揃った今、恐れるものは何もない！」

グレートマイトガイン、バトルボンバー、ガードダイバー、ブラックマイトガイン、マイトガンナーが並び立つ。

ミフネ「な、何をする気だ⁉︎」

舞人「マイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナー、バトルボンバー、ガードダイバー、そして、ブラックマイトガイン！決して悪は許しはしない！勇者特急隊、究極の合体を今ここに！」

五機は攻撃を仕掛けた。

舞人「世界の平和は、俺達勇者特急隊が守る！勇者特急隊、究極の合体を見せてやる！みんな、合体だ！」

勇者特急隊「「「「「了解！」」」」」

勇者特急隊のロボット達はそれぞれ、分離した。

舞人「勇者特急隊！六体連結！」

分離した後、電車の様に連結し、ショーグンロボに向かっていく。

舞人「行くぞ！六体連結攻撃！ジョイントドラゴンファイヤァァァァァッ‼︎うおおおおっ‼︎」

ま、まるで炎の龍の如き姿を見せて、ショーグンロボに突撃し、大ダメージを与えた。

ミフネ「ば、バカな！このショーグン・ミフネが！」

ショーグンロボは大きく吹き飛ばされる。

ミフネ「う、うおおおおっ！龍だ！炎の龍だぁぁぁっ‼︎」

そして、ショーグンロボは爆発した。

まあ、脱出はしていると思うけどな。

龍王丸「見事だ、勇者特急隊。六つの魂を一つにした巨大な龍の舞...見させてもらった」

ワタル「やったぜ、舞人さん！勇者特急隊、万歳！」

舞人「絆は、無敵の力を生み出す！それが俺達、勇者特急隊だ！」

俺達はズワウス以外の敵を倒した。

ホープス「残るはあのオーラバトラーだけです」

ルルーシュ「ショウ！」

零「勝ってこい！」

マーベル「ショウ...必ず勝って...！」

ショウ「ありがとう、みんな、マーベル...。バーン、勝負だ！」

ノブナガ「各者は手を出すな!此処からは男と男の勝負だ！」

バーン「良き仲間に恵まれたな」

ショウ「ああ。感謝しているよ」

バーン「だが、私は加減はせんぞ！」

ショウ「俺だって負けない！愛する、マーベルや大切なみんなが見ているんだ...負けるものか！」

チャム「行こう、ショウ！」

サーバインはズワウスとの戦いを始めた...。

〈戦闘会話 ショウVSバーン〉

バーン「お互い未知のオーラバトラーに乗り、このアル・ワースで決着をつける事となるとはな！」

ショウ「お前のそのオーラバトラーはいったい何なんだ？」

バーン「知らぬ。このアル・ワースに来た時に手に入れたオーラバトラーだ」

シルキー「あのオーラバトラーも私と共に跳ばされてきたオーラバトラーです」

チャム「サーバインと一緒って事ね！」

バーン「そんな事は関係ない！勝負だ、ショウ・ザマ！」

ショウ「全てを終わらせるぞ、バーン・バニングス...。お前に勝って！」

サーバインはズワウスにダメージを与えた...。

舞人「やったか⁉︎」

バーン「まだだ！」

...まだやる気かよ...！

バーン「まだ私は負けていない！」

ショウ「バーン...そうだな。だが、これで終わらせるぞ！」

バーン「勝つのはこの私だ！」

ズワウスはサーバインに攻撃を仕掛けた...。

バーン「ケリをつけるぞ、ショウ・ザマ！...受けてみろ！」

ズワウスはハイパーオーラ斬りの状態に入った。

バーン「ちえぁっ！うおおおっ！覚悟ぉぉぉぉぉっ‼︎」

何度か、サーバインを斬り、最後にキツめに一撃で十字に斬り裂いた。

ショウ「くっ...！バーン・バニングス...！」

しかし、負けじとサーバインも攻撃を仕掛けた。

ショウ「迂闊だぞ、バーン！これで全てを終局へ！」

チャム「ハイパーオーラ斬りだぁぁぁっ‼︎」

サーバインもハイパーオーラ斬りの状態に入る。

シルキー「決めて、ショウ・ザマ！」

ショウ「うおおおおっ‼︎」

バーン「見事だ...ショウ・ザマ...」

ズワウス以上のハイパーオーラ斬りでズワウスを大きく斬り裂き、ズワウスに大ダメージを与えた...。

九郎「ショウが勝ったぜ！」

エイサップ「ショウさん！」

バーン「...見事なり、ショウ・ザマ...」

ショウ「バーン...やっぱり、お前はもう既に憎しみのオーラから解放されていたんだな...」

バーン「あの時の浄化で...私は自分を取り戻したのだ。だが、自らのケジメとして...貴様との決着はつけたかったのだ...」

ショウ「...そうだったのか...」

バーン「これで思い残す事は何もない...。さあ、トドメを...」

ショウ「...断る」

バーン「何...？」

ショウ「死ぬにはまだ早いんじゃないか、バーン？俺達は笑顔で向かい合う事が出来た...。なら、答えは一つじゃないのか？」

バーン「...そうか...貴様はそう言う男だったな...。良かろう、私も...まだ生きて、別の使命を探すとしよう...」

ショウ「応援しているぞ、バーン」

ショウとバーンの戦いはショウの勝利で終わった。

エレクトラ「終わりましたね」

ネモ船長「だが、すぐにあの魔法使いとの戦いになるだろう」

シルキー「聖戦士ショウ・ザマ...。このサーバイン...あなた方に託します」

ショウ「ありがとう、シルキー...。だけど、次の戦いにはビルバインを使わせてもらう」

チャム「どうして？」

ショウ「きっと次はトッドが来る...。あの時の戦いの続きになるのなら、俺はビルバインであいつを迎え撃つ。そして、あいつを悪夢から解放する...」

バーン「ふっ、それが貴様の新たな使命か...ショウ・ザマ」

ショウ「使命...そうとも言えるな。バーン、エクスクロスに来てもらうぞ」

バーン「敗者に意見する権利などない。私は貴様に従おう」

俺達はそれぞれの艦へと戻った...。

ショウ「...ありがとうな、スザク。それに済まなかった」

スザク「え...」

ショウ「今日、俺は初めてお前っていう人間に触れたように思える。昨日までの俺は過去に囚われ、本当に大切なものが見えてなかった...。だが、お前と俺と同じ当たり前の人間だと知った時、もっと素直に色々なものが受け止められるようになったよ」

スザク「それは僕の力じゃない。君自身の成長だ」

ショウ「そんな事はない...！お前がいてくれたから、お前がいてくれたから、俺はトッドの憎しみを断つ事が出来た！」

マーベル「謙そんは日本人の美徳かも知れないけど、今日ばかりは素直になってもいいんじゃないの、二人とも」

ショウ「もしかして、マーベルとジェレミア卿はこうなる事を見越して、俺にスザクを当てたのか？」

ジェレミア「君の可能性を広げるために少しだけお節介をさせてもらった」

ルルーシュ「言っておくが、それはスザクのためでもあった」

スザク「そうなの...？」

ルルーシュ「お前は誤解されやすい人間だからな。事実、こういう機会がなければ、ショウと打ち解ける事もなかっただろう」

カレン「ルルーシュに言われちゃ、スザクも納得できないだろうけどね」

スザク「いや...感謝するよ、ルルーシュ。そして、ショウにもね」

ショウ「いや...！それは俺の力じゃなく...」

スザク「そうじゃないよ！やっぱり、それは...」

零「め、めんどくさいなこの二人...」

ジェレミア「やれやれ...。こういう所は、あまり変化してないようだな」

マーベル「ブリタニア出身の私達には理解しづらい部分ですね」

アマリ「いい雰囲気のまま、ビビデ・ババ・デブーと戦う事が出来そうですね」

シモン「あいつ...魔界の力で魔法を使うって言ってたけど...」

へべ「今日のオーラバトラー軍団を見ても、手強い敵になるだろうね」

ショウ「それに...次の戦いではきっとトッドが決戦を挑んでくる」

ヴィラル「どうするつもりだ、ショウ？」

ショウ「受けて立つさ。憎しみから解放されたあいつが、俺と同じように素直に全てを受け入れられるようになるためにも」

バーン「優しきオーラだな、ショウ・ザマ」

ショウ「バーン...」

バーン「今の貴様ならば、トッドともいい勝負ができると思うぞ」

ショウ「ありがとう、バーン」

バーン「感謝の言葉を述べるのならば、こちらの方だ。貴様のおかげで、私は憎しみから解き放たれた。感謝する、ショウ」

ショウ「...これから、俺達と共に戦うんだろ？」

バーン「そちらがよければだかな」

ショウ「いいや、歓迎するよ、バーン...。これからは憎しみ合う相手ではなく、仲間として一緒に戦おう」

バーン「承知した」

シルキー「ショウ...。あなたは私の想像以上の強い戦士でした」

ショウ「強くなれた...と言うべきかな、色々な人達のおかげで。(バイストン・ウェルに戦いを広げたドレイク...。その野望の出発点であった俺とトッド...。バーンとの決着がついた今、トッドとの戦いに決着をつける事が俺がアル・ワースに呼ばれた意味なのかも知れないな...)」

---

ー中断メッセージ

〈ショウとバーン〉

バーン「ショウ・ザマ、なぜ、ウサギという動物は目が赤いのだ？」

ショウ「そりゃ、ニンジンを食べるからさ」

バーン「では、なぜ私の目はこうも赤い⁉︎」

ショウ「それは、ゲームのやりすぎだ。目に負担がかかり過ぎてる」

バーン「しかし、ここで戦いを中断しては、私の意地が…むっ⁉︎エネルギー切れだと⁉︎地上界のゲーム機と言うのはオーラ力では動かんのか⁉︎」

ショウ「地上界にはまだオーラ力を活かす術はないさ。いい機会だから、少し目を休めたほうがいい。プレイヤーの君もな。あまり根を詰めるんじゃないぜ」