スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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この回を見て、私はババ・デブーの印象が変わりましたね笑

それと、次の話もドアクダー打倒ルートは続きます!

それではどうぞ!


第48話 ビヨン・ザ・トッド

 

ートッド・ギネスだ。

 

俺はババアと部屋にいた。

 

トッド「なあ、ババア...」

 

ビビデ・ババ・デブー「何だい、無駄飯食らい?」

 

トッド「そのよ...肩でも揉もうか?」

 

ビビデ・ババ・デブー「何だよ、急に...?」

 

やっぱり、驚かれるか...。

 

トッド「今までの飯代の代わりだ。とてもじゃないが足りないだろうけどよ」

 

ビビデ・ババ・デブー「あんた...。昨日から様子がおかしいよ...」

 

トッド「そうか...?」

 

ビビデ・ババ・デブー「だが、悪くない。...どっちかって言うと、今のあんたの方が自然な感じがする」

 

トッド「...確かにな...。今までの俺は悪い夢の中にいたのかも知れない...」

 

ビビデ・ババ・デブー「そうだとしたら、あたしも謝らなきゃならないね。あんたには色々とひどい事を言っちまったから」

 

トッド「気にしちゃいないぜ。俺がおかしかったのは事実だし、あんたに失礼もしまくった」

 

ビビデ・ババ・デブー「いいって事よ。男の子ってのは、どうしてもそう言う時があるのはわかってるから」

 

トッド「あんたには勝てないな...」

 

ビビデ・ババ・デブー「女は弱し、されど母は強し...って事さ」

 

トッド「そうだな。こうしてあんたと話しているとお袋と一緒にいるみたいだ。もっとも、俺のお袋はあんたよりもずっとスレンダーだったがな」

 

ビビデ・ババ・デブー「まったく...口の減らない悪ガキだよ。だけど、あんたと過ごした時間は腹も立ったけど、悪いもんじゃなかったよ。久々に息子が帰ってきたような気分だった」

 

トッド「そうか...」

 

ビビデ・ババ・デブー「行くのかい?」

 

トッド「ああ...。奴と...ショウと決着をつけなきゃならん」

 

ビビデ・ババ・デブー「何でもバーンの奴もそのショウとかいう男と決着をつけて、エクスクロスに入ったみたいじゃないか」

 

トッド「あいつを裏切り者だと言わないのか?」

 

ビビデ・ババ・デブー「まさか...。男の子はいつかは自分で自分の道を選ばないといけない時が来るのさ...。だから、あたしは何も言わないよ。それよりも...ショウという男は手強いよ」

 

トッド「そんな事は俺が一番わかってる」

 

ビビデ・ババ・デブー「だったら、これを持っていきな」

 

何だ、これは...?腕輪...?

 

トッド「これは...?」

 

ビビデ・ババ・デブー「創界山の秘宝...千光の腕輪だよ。そいつがあれば、あんたはあいつに勝てる」

 

トッド「...いいのかよ...。創界山の秘宝って言えば、大事なものだろ...?」

 

ビビデ・ババ・デブー「何言ってんだよ。息子が大勝負に挑むとなったら、出来る限りの事をして当然だろうが」

 

ババア...。

 

トッド「あんた...」

 

ビビデ・ババ・デブー「いつか、こんな日が来ると信じてたからね...。チューンしたビアレスも用意しといたよ。全力でやってきな」

 

トッド「サンキュー・マム」

 

ビビデ・ババ・デブー「頑張りな、トッド。このババアから、最後に一つだけ...。後悔するような生き方だけはするんじゃないよ」

 

トッド「その言葉...覚えておくぜ」

 

ババアの為にも...ショウには負けられない...!

 

 

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はナデシコCの格納庫にいた。

 

そして、今はショウとスザクが剣を持ち、訓練をしていた。

 

ショウ「...!」

 

スザク「...!」

 

ミツヒデ「それまで!ショウ、スザク...双方、剣を引け!」

 

ショウ「ふう...」

 

スザク「上達したね、ショウ。いい太刀筋だ」

 

ノブナガ「だが、まだまだだな」

 

ショウ「そんな事は自分が一番よくわかってるさ。それに俺の目的は剣の腕を上げる事じゃない」

 

零「修行の成果は出ていると思うぜ。肩から余計な力が抜けて、自然体になってる」

 

ショウ「真剣を使った訓練に零、お前やバーン、スザクやシバラク先生、ノブナガやアレクサンダー、ミツヒデ、海道が付き合ってくれたおかげだ」

 

シバラク「うむ...。自らの為すべき事がはっきり自覚できた今、もうお主に迷いはない」

 

アレクサンダー「そして、物事をあるがままに受け止められるようになった事で余計な気負いも消えたな」

 

ショウ「ありがとうございます」

 

海道「それよりも新垣は元の世界で剣道とかやってたのか?」

 

スカーレット「確かに...お前の剣の腕は確かなものだった」

 

由木「おまけに真上特務中尉との銃撃勝負でもいいところまでいっていましたし...」

 

真上「あれには俺も少々、驚かされた」

 

零「いえ、俺は習い事とかそういうのはやった事ないですよ...ただ...」

 

エイーダ「ただ?」

 

零「弘樹とは...よく勝負だとか言って、色々な事をやっていましたけど...」

 

カイエン「弘樹というのはお前の友人の事だな?」

 

朔哉「確か、今はオニキスにいるんだったよな?」

 

零「はい。何度も俺達と敵対しています」

 

くらら「よく友達と戦えるわね」

 

零「...俺はあいつに負けるわけにはいかない...それだけです」

 

ジョニー「成る程、ライバル心というものですね」

 

零「い、いえ...!俺は別にあいつの事をライバルなんて...!」

 

アマリ「でも、零君。氷室さんと会う時はいつも嬉しそうな顔をしているわよ?」

 

零「俺が...⁉︎そ、そんなわけないだろ⁉︎」

 

アンディ「そう隠そうとすんなよ!」

 

モロイ「男同士の友情というものはたまに素晴らしいものだからな」

 

アマタ「零も素直になりなよ」

 

零「み、みんなして俺をからかうなよ...!」

 

葵「別にからかってないわよ。凄いって思っているから...。それと、あなたが他の娘にも特別な感情を抱かず理由がわかったわ」

 

零「え...?」

 

葵「ふふ。罪作りな男ね。まあ、それもあなたの良いところだと思うけれど」

 

零「や、やめてください、葵さん...!」

 

サザンカ「男同士...ライバルが勝負して、その後は...フ、フフフフ...!」

 

MIX「何考えているのよ、サザンカ!」

 

カイエン「...」

 

ミコノ「お兄ちゃん...どうしたの?」

 

アマタ「シュレードの事?」

 

カイエン「そういうお前もカグラの事を考えているようだな...」

 

アマタ「うん...。カグラもクレア理事長もこの世界にいるはずなんだ...」

 

ゼシカ「それにしても死んだ人間までこの世界に来るなんてね...」

 

カイエン「...あいつはいない...。それだけだ」

 

ミコノ「お兄ちゃん...」

 

ユノハ「亡くなった人...」

 

ゼシカ「あ、ごめん...!ユノハ...!」

 

ユノハ「い、いえ!大丈夫ですよ、ゼシカさん!(ジン君...私達を見守っていてね...)」

 

マーベル「それよりもショウは座禅よりも身体を動かすやり方の方が合っていたみたいね」

 

アンジュ「よくわからないけど強くなるんだったら、私も修行ってのをしてみようかな...」

 

カレン「私も付き合うよ!」

 

ヴィラル「やめておけ」

 

ルルーシュ「お前達は、すでに無の境地に近い所にある。今さら精神修養などしても意味がない」

 

ノブナガ「ようするに何も考えていないという事か」

 

カレン「何よ、それ⁉︎」

 

アンジュ「へえ、ルルーシュ...。あなた...私達の事をそういう目で見ていたわけね」

 

ルルーシュ「や、やめろ...。騒ぐのは、ショウの修行の邪魔になる...!」

 

アマリ「ルルーシュさんって相手の足下を崩す戦術が得意ですけど、自分の足下もおろそかですね」

 

アスナ「まるで私みたいね!」

 

零「...何で私の思い通りにいかないのー!...とか言っていたのにか?」

 

アスナ「む、昔の話はしないでよ!」

 

メル「掘り出したのはあなたではないですか...」

 

シルキー「...」

 

ホープス「どうされました、シルキー様?」

 

エメラナ「大丈夫ですか?」

 

シルキー「よく覚えてないけど、あのトッドって人のオーラ力...凄く怖かった...」

 

チャム「大丈夫だよ、シルキー。トッドは正気に戻ったみたいだから」

 

冬樹「それでも、トッドさんはショウさんに戦いを挑むんですよね...」

 

ショウ「あいつにとってケジメのようなものだよ」

 

マーベル「トッドと決着がつけば、バイストン・ウェルから続いてきた戦いが一つの終わりを迎える」

 

バーン「心してかかれよ、ショウ。今のトッド・ギネスは憎しみを捨てた強者となったのだからな」

 

ショウ「わかっている」

 

すると、エレクトラさんが来た。

 

エレクトラ「...そのトッド・ギネスからこちらに通信が入ったわ」

 

ショウ「俺への挑戦状ですか?」

 

エレクトラ「その通りよ、ショウ。時間と場所を指定して、あなたと一騎打ちを希望しているわ」

 

マーベル「ショウ...」

 

ショウ「この時が来たか...。これが俺達をアル・ワースに送り込んだジャコバ・アオンの意思ならば、俺はそれを果たす。ついてきてくれるか、チャム?」

 

チャム「もちろん!あたしはショウのパートナーだもの!」

 

ホープス「ビルバインの準備も出来ております」

 

ショウ「感謝する、ホープス。特訓に付き合ってくれたみんなも」

 

零「一騎打ちか...」

 

グランディス「どうしたんだい、零?」

 

サンソン「あー...。あれですよ、姐さん!零は一騎打ちで痛い目を見ていますから」

 

ハンソン「変に警戒をしているんだね」

 

アスナ「ごめんね、零...」

 

零「アスナが謝る事じゃねえよ。気にするな」

 

九郎「向こうが一騎打ちを希望しているんじゃ、俺達は手出し出来ない」

 

ノリコ「でも、信じています!ショウさんご勝つ事を!」

 

エイサップ「ショウさん...負けないでください!」

 

ノブナガ「やるだけの事はやった...。後は、気合いだ、ショウ」

 

ゼロ「お前の力でトッドって奴をギャフンと言わせてこい!」

 

スザク「君ならば、トッドを救えると思う」

 

マーベル「ショウ...」

 

ショウ「行ってくるよ、マーベル。俺は...必ず帰ってくる」

 

マーベル「待っている。その言葉を信じて」

 

必ず勝てよ...ショウ...。

 

 

 

 

第48話 ビヨン・ザ・トッド

 

 

 

 

ーショウ・ザマだ。

 

俺はトッドが示した座標まで来た。

 

トッド「来たか」

 

ショウ「待たせたな、トッド」

 

トッド「俺を焦らせて、集中を乱そうとしても無駄だぜ、ショウ」

 

ショウ「どうだ、チャム?」

 

トッド「正体のわからない怖いオーラは感じない!いつものトッドだよ!」

 

ショウ「つまり、ライバル心と功名心で俺に戦いを挑んでくるのか」

 

トッド「ライバル心はともかく、功名心は、もうどうでもいい...。だが、ショウ...!これまでの俺にケジメをつけるためにもお前を倒す!」

 

ショウ「トッド!」

 

俺達は互いに距離を取り、戦闘体制に入る。

 

ショウ「もう一度だけ言う!俺達と一緒に来い、トッド!」

 

トッド「お前もとことんお人好しだな。ここまでやった俺を未だに仲間に誘うとは」

 

ショウ「俺とお前の間にあったものは地上での戦いで決着がついたはずだ!だから...!」

 

トッド「悪いな、ショウ...。こうして生きている以上、俺は決着がついたと思っちゃいないのさ。だから、今度こそ勝つ!勝って、あの夢の続きを見るんだ!」

 

チャム「どうするの、ショウ⁉︎」

 

ショウ「...言葉でトッドが止まらない事は覚悟していたさ。だから、戦う!あいつとの事...オーラマシンの事、全ての決着をつけるために!」

 

トッド「いいぜショウ!それでこそだ!(そう言う事だ、ババア...。悪いが、あんたの貸してくれた秘宝は万一の時までとっておく)」

 

ショウ「行くぞ、トッド!」

 

トッド「いい気合だぜ、ショウ!だがな...!」

 

チャム「トッドのオーラ力...!燃えている!」

 

ショウ「あいつが純粋な闘志で戦うなら、俺も戦士として、それに応える!」

 

トッド「来い、ショウ!これが最後の戦いだ!」

 

俺は戦闘を開始した...。

 

 

 

 

俺はトッドに勝利した。

 

ショウ「俺の勝ちだ、トッド!」

 

トッド「くそっ...!くそぉぉぉぉっ‼︎」

 

チャム「ショウ!ドアクダー軍団が来る!」

 

チャムの言う通り、ビビデ・ババ・デブーの魔神とその配下の魔神が来た。

 

ショウ「第六界層のボス、ビビデ・ババ・デブーか!」

 

チャム「エクスクロスも来たよ!」

 

反対側からエクスクロスの戦艦も現れる。

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

やっぱり、一騎打ちにはいい思いがねえ...!

 

ショウの危機だと思い、俺達は出撃する。

 

スザク「もしもの時を考えて、控えていたけど...!」

 

ワタル「ビビデ・ババ・デブー!一騎打ちだって言ったのに応援に来るなんて汚いぞ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「勝手な事を言うんじゃないよ!応援に来たのは事実だけど、男同士の戦いに割り込むつもりなんてないっての!」

 

トッド「ババア...」

 

ビビデ・ババ・デブー「何やってんだよ、トッド!あたしの貸してやった千光の腕輪を使ってないのかい!」

 

トッド「けどよ...」

 

ビビデ・ババ・デブー「そいつは持ち主の力を飛躍的に高めるんだ!インチキとは違うんだよ!頑張れ、トッド!あいつを倒して、あんたは前に進むんだよ!」

 

トッド「う...うう...うおおおおおっ‼︎」

 

何だ、あのチカラ...!

 

マーベル「このオーラ力...!」

 

ショウ「本当にトッドのものなのか⁉︎」

 

ビビデ・ババ・デブー「見たかい!これが千光の腕輪の力だよ!」

 

トッド「ショウ‼︎俺は...!俺はお前を倒して、いい夢を見るんだ!」

 

バーン「いかん...!このままでは奴はハイパー化してしまう...!」

 

ショウ「そうはさせない!」

 

ビルバインがビアレスに近づく。

 

ショウ「トッド!このままでは地上での戦いと同じ結末になるだけだぞ!」

 

トッド「そうだとしても俺は...!」

 

ショウ「自分のオーラ力を...自分自身を制御するんだ!自分以外の全てを感じろ!お前を取り巻く全てを素直に感じれば、力だけが暴走する事はないはずだ!」

 

トッド「自分以外の全て...⁉︎それに何の意味がある⁉︎」

 

ショウ「自分の事を心配し、手を貸してくれる人達の想いを感じろ!力だけで人は生きていくんじゃないんだ!それをお前に見せてやる!」

 

ショウのオーラ力が高まっていく...!

 

エイサップ「ショウさんのオーラ力が...!」

 

トッド「ショウ!」

 

ショウ「トッド!これが俺のオーラ力だ!」

 

ビルバインはビアレスに攻撃を仕掛けた...。

 

ショウ「目を覚ませ、トッド!わかるぞ...全てが...!」

 

ウイング・キャリバー形態になり、ビアレスに接近し、元に戻り、雲を突き抜け、空高く飛び、空中でオーラソードとオーラビームソードにオーラ力を溜める。

 

ショウ「行けっ‼︎」

 

オーラソードとオーラビームソードをクロスさせ、そこからビームを放ち、ビアレスに直撃させる。

 

ショウ「これが俺のオーラ力だっ!」

 

その後、ビアレスに突撃し、空高く飛んだ後、急降下してビアレスを地面に叩きつけた...。

 

トッド「くっ!し、しまった...⁉︎」

 

ショウ「今なら、わかる...!オーラ力の意味が!」

 

ビルバインの技を受けて、ビアレスは吹き飛んだ。

 

トッド「...覚えてるぜ、ショウ...。その技...俺を倒した時のやつか...」

 

ショウ「そうだ。今の俺なら、この力を制御できる。そして、それが出来るようになったのは一緒に戦ってきた仲間のおかげだ」

 

ビアレスの力が弱っている...?

 

ショウ「トッド!」

 

トッド「いい夢を見させてもらったぜ、ショウ...」

 

ショウ「夢なんかじゃない!お前は生きているんだ!気をしっかりもて!地平線を見るんだ、トッド!そうすれば機体の位置がわかる!」

 

トッド「...!」

 

ショウ「覚えているか、トッド?俺達が初めてオーラバトラーに乗った時に言われた事だ」

 

トッド「抜かせ!それをお前に教えてやったのは俺だろうが!」

 

ショウ「そうだっけか...」

 

トッド「お前って男はよ...」

 

チャム「トッドから...敵意が消えていく...」

 

リュクス「先程のショウさんのオーラ力がトッドさんの敵意のオーラ力を納めたのですね...」

 

アマルガン「うむ、流石は聖戦士だ」

 

エイサップ「ショウさん...」

 

トッド「俺の負けだ、ショウ...。どうやら何をやってもお前には勝てないようだ」

 

ショウ「まだ戦いは続くんだ。負けを認めて、全てを投げ出すのは早いんじゃないか」

 

トッド「ショウ...」

 

ショウ「俺と一緒に来い、トッド。...元々そうするつもりだったはずだろ。ここはバイストン・ウェルでも地上でもないんだから」

 

トッド「そうだったな...。付き合うぜ、ショウ。いい夢でも悪夢でもなく、ここからは俺が俺の意思で戦いを選ぶ」

 

ショウ「トッド...!」

 

バーン「良き面構えとなったな、トッド」

 

トッド「その前にケジメをつけてくる」

 

ビアレスはヘルライガー2号に近づく。

 

ビビデ・ババ・デブー「行っちまうんだね、トッド...」

 

トッド「せっかくの千光の腕輪だったが、俺には使いこなせなかったみたいだ。返すぜ」

 

トッドはビビデ・ババ・デブーに千光の腕輪を返した。

 

ビビデ・ババ・デブー「変な所で義理堅い子だよ」

 

トッド「俺なりのケジメだ。ババアには世話になったからな」

 

ビビデ・ババ・デブー「だけど、敵に回った以上、あたしゃ容赦しないよ」

 

トッド「言っておくが、意地やプライドを捨てた俺はこれまで以上に強くなるぜ」

 

ビビデ・ババ・デブー「精々頑張りな」

 

トッド「じゃあな、アル・ワースのマム...」

 

ビアレスは戻ってきた...。

 

グレンファイヤー「お、おいおい...!千光の腕輪が...!」

 

ケロロ「どうせ寝返るのなら、秘宝を持ってきてくれればいいのに!」

 

夏美「セコイ事言わないの!あの魔法使いのお婆さんに勝って、手に入れればいいのよ!」

 

しんのすけ「そうだゾ!ショウお兄ちゃん、トッドお兄ちゃん、準備はいいか⁉︎」

 

トッド「救世主なんてのは柄じゃないが、生きるため俺もやるぜ!」

 

ヴィラル「吹っ切れたようだな、トッド」

 

朗利「バーンも言ったが、いい面になったじゃねえか」

 

トッド「まあな。今ならお前達の選択もわかるぜ、ヴィラル、朗利」

 

ルルーシュ「敵の数は大した事はない!一気に攻めるぞ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「このビビデ・ババ・デブー舐めると痛い目に遭うよ!千光の腕輪よ!我に力を与えよ!」

 

ビビデ・ババ・デブーの魔法の影響で敵が出てきた。

 

甲児「何もない所から敵が出てきた!」

 

幻龍斎「千光の腕輪でパワーアップした、ビビデ・ババ・デブーの魔法の力ウラ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「その通り!私がいる限り、こちらの軍団は無限の戦力よ!」

 

サヤ「同じ魔法使いならば、どうにかならないのですか、アマリさん⁉︎」

 

アマリ「...私のドグマは破壊専門ですので、ああいう魔法への対処は...」

 

ホープス「大丈夫です、マスター。ならば、その破壊の力でとことんまでやればいいのです」

 

アマリ「何か作戦があるの、ホープス?」

 

ホープス「ビビデ・ババ・デブーは魔法を使って、継続的に増援を送り込んでくるでしょう。ですが、それが無限に続くとは思えません」

 

零「なるほど...。単純な事か!要するにあのあいつの魔力と俺達のどっちが先にバテるかの勝負だって事だな!」

 

リチャード「打ち止めを待つのではなく、あの婆さんを直接狙うという方法もあるがな」

 

タママ「ありがとうです、ホープス、リチャードのオジさん!」

 

マサキ「攻略法がわかれば、恐れる事はねえ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「言うじゃないかい、小僧っ子が!このビビデ・ババ・デブーの魔力を甘く見た事を後悔させてやるよ!」

 

トッド「そうはいくかよ、ババア!俺の本気をあんたに見せてやるぜ!」

 

エイサップ「トッドさん...!」

 

ショウ「トッド...!」

 

トッド「やるぜ、ショウ!もう俺に迷いはない!俺は俺の選んだ生き方のために全力で戦う!」

 

俺達は戦闘を開始した...。

 

 

 

〈戦闘会話 バーンVS初戦闘〉

 

バーン「今の私には多くの仲間がいる...。初めてだな...。仲間の為に戦うのは...。では、参るぞ!」

 

 

 

ビビデ・ババ・デブー「千光の腕輪よ!我の力を与えよ!」

 

ちっ...!またかよ...!

 

ジャンボット「増援が出たぞ!」

 

ジャンヌ「ホープス!本当にあの人の力が尽きる時って来るの⁉︎」

 

ホープス「この世に無限も絶対も存在しません。後は根比べです」

 

ギロロ「負けるわけにはいかん!あちらが諦めるまで戦うぞ!」

 

 

 

ようやく敵を減らせたその時だった。

 

ビビデ・ババ・デブー「せ、千光の腕輪よ!我に力を...あ、与えよーっ!」

 

しつこい...!

 

一夏「また出たぞ!」

 

セシリア「ですが、あのおば様もお疲れのようですわ!」

 

ラウラ「ホープスの言った通り、やはり、増援の数には限界があるようだ!」

 

千冬「ここまで来たら、後は我慢比べだ!へばるなよ!」

 

 

 

 

 

ビビデ・ババ・デブー「ぜえ...ぜえ...。せ...千光の腕輪よ...わ...我に力を...あ、与えよぉぉぉぉ...」

 

また増えやがったか...。

 

エレボス「息も絶え絶えだよ!」

 

ホープス「おそらく、この増援が最後でしょう」

 

トオル「もう打ち止めという事ですね!」

 

メル「な、なんというか...。物凄く罪悪感が...」

 

アスナ「バカ!敵の事を気にしていたらキリがないでしょう!」

 

トッド「無理するな、ババア!もつ歳なんだからよ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「黙りな!限界を超えた時こそ、母親というのは強くなるんだよ!千光の腕輪よ...我に力を与えたまえぇぇぇ...!」

 

ま、まだやるのかよ...⁉︎

 

出て来たのは...デカイオーラバトラー...⁉︎

 

バーン「な、何だこの禍々しいオーラ力は...!」

 

リュクス「あ、あのオーラバトラーは...!」

 

エイサップ「は、ハイパー化したオウカオー...⁉︎」

 

ショウ「エイサップ、何か知っているのか⁉︎」

 

エイサップ「あれは...俺達の世界のオーラバトラーがハイパー化したものです...!」

 

アマルガン「もしや、サコミズが...⁉︎」

 

朗利「いや、サコミズ王のオーラ力は感じねえ!」

 

金本「他の敵と同じ状態だよ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「ぜえ...ぜえ...。ほらね、最後の最後でトンデモないものが出ただろ?」

 

トッド「ババア...!」

 

アーニー「またあのオーラバトラーと戦う事になるなんて...!」

 

エイサップ「止めないと...」

 

リュクス「エイサップ...?」

 

エイサップ「こんなのはサコミズ王は望んでいない!...俺が...俺達が止めないと!」

 

トッド「手伝うぜ、エイサップ!」

 

ショウ「あのオーラバトラーは野放しには出来ない!」

 

バーン「我々が力を合わせれば、何とかなるであろう!」

 

エイサップ「トッドさん...ショウさん...バーンさん...!」

 

リュクス「私もやります!」

 

エイサップ「リュクス...!」

 

リュクス「父上の意思を侮辱するようなあのオーラバトラーを黙って見てはいられません!」

 

エイサップ「ありがとう、みんな...」

 

ビビデ・ババ・デブー「あたしもヘルライガーで戦うよ。行くよ、エクスクロス!あたし自ら、あんた等を叩き潰してやるよ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

〈戦闘会話 エイサップVS邪悪な意思〉

 

エレボス「やれるの、エイサップ⁉︎」

 

エイサップ「姿形はハイパー化したオウカオーでも...全然違う...!サコミズ王に変わって俺が倒す...!」

 

 

〈戦闘会話 リュクスVS邪悪な意思〉

 

リュクス「(父上...ご覧なられていますか...?あなたの愛機のオウカオー...。それはあなたの誇りでもあります。それを汚すものは娘である私が許しません!)」

 

 

〈戦闘会話 アマルガンVS邪悪な意思〉

 

アマルガン「かつての友人のオーラバトラーと戦う羽目になるとはな...。だが、サコミズの為にもやるしかない!」

 

 

〈戦闘会話 朗利or金本VS邪悪な意思〉

 

金本「ハイパー化したオウカオーに勝てるの⁉︎」

 

朗利「エイサップを見ろ!あいつは諦めてない!それなのに俺達が諦めてどうするんだよ⁉︎」

 

金本「そ、そうだね...!」

 

朗利「行くぜ、金本!あのオウカオー擬きをぶっ倒してやろうぜ!」

 

 

〈戦闘会話 ショウVS邪悪な意思〉

 

チャム「あのオーラバトラーのオーラ力...怖い...」

 

ショウ「だからこそ俺達が止める...!何があろうとも!」

 

 

〈戦闘会話 マーベルVS邪悪な意思〉

 

マーベル「異世界のオーラバトラーにもハイパー化があるだなんて...!あれを野放しにしていたら誰かが傷ついてしまうわ...!」

 

 

〈戦闘会話 トッドVS邪悪な意思〉

 

トッド「あの時の俺もこんな感じだったのかよ...!我ながら恥ずかしくなってくるぜ...。だからこそ、一度経験した俺が止めなきゃならねえ!」

 

 

〈戦闘会話 バーンVS邪悪な意思〉

 

バーン「怒りと憎しみのオーラ力...!止めなければならない...!私達が!」

 

 

〈戦闘会話 アーニーorサヤVS邪悪な意思〉

 

サヤ「あの時のように説得して止められないのでしょうか...?」

 

アーニー「あれにはサコミズは乗っていない...。邪悪な意思そのものだ。だからこそ僕達が倒す!別世界だとしてもサコミズ王を知る僕達が!」

 

 

 

 

 

アッカナナジンはハイパーフレイムオーラ斬りでハイパー化したオウカオーにダメージを与えた。

 

零「やったか...⁉︎」

 

倒したかに見えたハイパー化オウカオーの絆がみるみる回復していく。

 

ドロロ「ダメージが回復した...⁉︎」

 

クルル「クーククッ!メンドくせえな、あの力...」

 

ワタル「ど、どうすればあいつを止められるの...⁉︎」

 

リュクス「...私が行きます!」

 

リュクスのギム・ゲネンがハイパー化オウカオーに接近する。

 

しかし、ハイパー化オウカオーはまるで蝿を叩き落すかのようにギム・ゲネンに攻撃を与えた。

 

リュクス「きゃあぁぁぁっ‼︎」

 

アマルガン「姫様!」

 

リュクスのギム・ゲネンは地面に叩きつけられる。

 

そんな彼女を叩き潰そうと、ハイパー化オウカオーは拳を振り下ろしたが...。

 

エイサップ「させるかぁぁぁぁっ‼︎」

 

アッカナナジンがそれを受け止める。

 

しかし、パワーが違いすぎて、だんだん押されていく...。

 

ヒルダ「エイサップ!」

 

リュクス「逃げてください、エイサップ!このままではあなたまで...!」

 

エイサップ「何、言ってるんだよ...リュクス...!お前を死なせたら...サコミズ王に顔向け出来ない...!それに俺がお前を守りたいんだよ!」

 

リュクス「エイ、サップ...」

 

しかし、現実はそんなに甘くはなく、だんだんと押されていくアッカナナジン。

 

ジョーイ「エイサップさん!...リュクスさん!」

 

ミラーナイト「待っていてください、今...!」

 

ビビデ・ババ・デブー「させないよ!」

 

俺達はエイサップ達の加勢に入ろうとしたが、ヘルライガーと敵部隊に邪魔される。

 

トッド「くっ...!ババア...!」

 

これじゃあ、加勢に行く事なんて...!

 

このままじゃ、エイサップとリュクスが...!

 

エイサップ「ぐっ...うぅ...!」

 

エレボス「え、エイサップ!」

 

リュクス「お願いです...もう、やめてください...!(私では...何も出来ないの...?愛するエイサップを助ける事は...!父上...!)」

 

エイサップ「諦めるな、リュクス!」

 

リュクス「!」

 

エイサップ「お前はサコミズ王を止める為に一人で立ち向かったんだろ⁉︎お前は弱くない...それは俺が一番知っているから!」

 

リュクス「エイサップ...。(そうか...私は...私は...!)はあぁぁぁぁっ!」

 

ギム・ゲネンも動き出し、アッカナナジンと共にハイパー化オウカオーの攻撃を止めようとする。

 

エイサップ「リュクス!」

 

リュクス「私はもう逃げません!エイサップと共に進みます!」

 

エイサップ「ありがとう...」

 

しかし、それでもハイパー化オウカオーの動きは止められない...!

 

エレボス「このままじゃあ、エイサップとリュクスが...お願い、誰か...二人を...二人を助けてぇぇぇぇぇぇっ‼︎」

 

?「その願い...確かに受け取った!」

 

エレボス「え...」

 

現れたのは...ハイパー化していないオウカオー...⁉︎

 

エイサップ「オウカオーがもう一機...⁉︎」

 

リュクス「ま、まさかあのオウカオーは...!」

 

サコミズ「我が娘と娘の大切な少年に手を出す貴様には罰を与えよう!」

 

オウカオーはハイパー化オウカオーに突進して、吹き飛ばした。

 

リュクス「父上...父上なのですか⁉︎」

 

サコミズ「そうだ、リュクスよ」

 

エイサップ「サコミズ王...どうしてアル・ワースに...?」

 

サコミズ「わからぬ。しかし、恐らく、君達と同じであろう。それよりも感謝する、鈴木君...。リュクスを守ってくれて」

 

エイサップ「サコミズ王...」

 

サコミズ「今一度、奴を倒す為に力を合わそう!」

 

エイサップ「はい!」

 

アッカナナジンとオウカオーはハイパー化オウカオーに攻撃を仕掛けた...。

 

エイサップ「俺とサコミズ王が力を合わせれば、やれるはずです!」

 

サコミズ「君がそう言うのならばそうなのであろう!」

 

アッカナナジンとオウカオーはそれぞれオーラフレイムソードを構え、ハイパー化オウカオーに突っ込む。

 

エイサップ「今です、サコミズ王!」

 

サコミズ「つああっ!むん!」

 

エイサップ「はあ!」

 

サコミズ「でやあぁぁっ!」

 

エイサップ「このおっ!」

 

サコミズ「覚悟ぉぉっ!」

 

エイサップ「うおおおっ!」

 

アッカナナジンとオウカオーはオーラフレイムソードでハイパー化オウカオーを斬り裂いていく。

 

サコミズ「まだよ!いやあぁぁぁっ!」

 

オウカオーはハイパー化オウカオーを地面に投げ飛ばした。

 

地面にクレーターができるほどの衝撃を起こし、地面に直撃するハイパー化オウカオー。

 

サコミズ「鈴木君、決めてみせよ!」

 

エイサップ「本当はご自身で決めたいんでしょうが!」

 

サコミズ「そうでもあるがぁぁぁっ!」

 

二機はハイパーオーラフレイム斬りでハイパー化オウカオーを斬り裂くと、さらに接近する。

 

エイサップ「トドメだぁぁぁっ‼︎」

 

サコミズ「落ちろやぁぁぁぁっ‼︎」

 

最後にアッカナナジンとオウカオーがすれ違う様にハイパー化オウカオーを斬り裂くと、周りに桜吹雪が現れ、ハイパー化オウカオーは爆発した。

 

へべ「た、倒したのかい...?」

 

キキ「やった!」

 

アマルガン「流石だ、サコミズ...」

 

ショウ「二人共、いいオーラ力だ!」

 

サコミズ「別世界の聖戦士に言われて光栄である」

 

リュクス「父上...!」

 

サコミズ「リュクスよ。再会に浸るには後だ」

 

エイサップ「今は敵を倒そう!」

 

リュクス「...はい!」

 

ビビデ・ババ・デブー「へっ!あの大物を倒したからって良い気になるじゃないよ!あたしが相手をしてやる!」

 

サコミズ「よくぞ、鈴木君!」

 

エイサップ「はい、わかりました!」

 

戦闘再会だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 サコミズVS初戦闘〉

 

サコミズ「(見事だったぞ、鈴木君...リュクス...。今度は私が君たちの為に罪滅ぼしをする番だな!)」

 

 

 

〈戦闘会話 零VSビビデ・ババ・デブー〉

 

零「前回、あんたの名前をバカにした事は謝る。すまなかった」

 

ビビデ・ババ・デブー「どうしたんだい、急に?」

 

零「...あんたは敵でもそこまで悪い奴には見えないからだ」

 

ビビデ・ババ・デブー「その謝罪は受け取っておくよ。でも、負けるつもりはないからね!全力でかかってきな!」

 

零「当たり前だ!俺だって負ける気はねえ!」

 

 

〈戦闘会話 しんのすけVSビビデ・ババ・デブー〉

 

みさえ「母親は強し...か。その言葉、理解できるわ。私も母親だもの」

 

ビビデ・ババ・デブー「そうなのかい。可愛い息子や娘の為なら強くなれるだろう?」

 

みさえ「ええ、そうね。だから、子供達の為にもあなたには負けられないわ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「良いよ!母親同士、白黒つけようじゃないか!」

 

しんのすけ「うお〜!頑張れ、母ちゃん!」

 

 

〈戦闘会話 バーンVSビビデ・ババ・デブー〉

 

ビビデ・ババ・デブー「バーンだね?」

 

バーン「ビビデ・ババ・デブー。このアル・ワースで私を介抱してくれた事には感謝する。...だが」

 

ビビデ・ババ・デブー「何辛気臭い顔してんだい!それがあんたの選んだ道ならばそれを貫き通しな!」

 

バーン「...感謝する。その意思を曲げぬ為にも私は貴様を倒して先に進む!」

 

 

〈戦闘会話 エイサップVSビビデ・ババ・デブー〉

 

ビビデ・ババ・デブー「さっきの勇気は流石と言っておくよ!」

 

エレボス「褒められているよ、エイサップ!」

 

エイサップ「あなたは完全に悪い人には思えない...。でも、ドアクダー軍団の一員なら話は別だ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「いいよ、あたしも本気で向かうから容赦しな!」

 

 

〈戦闘会話 サコミズVSビビデ・ババ・デブー〉

 

サコミズ「娘共が世話になったようだな!」

 

ビビデ・ババ・デブー「なんだい、あんた?父親かい?」

 

サコミズ「貴様は母親は強しと言ったな?確かにそうだ。だが、父親も負けずに強いものだ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「そんな事は言われなくともわかっているよ!良いからかかってきな!」

 

 

 

 

ビルバインとビアレスの攻撃でヘルライガーに大ダメージを与えた。

 

ビビデ・ババ・デブー「くっ...!まだだよ!まだ...!」

 

リチャード「諦めの悪い婆さんだな...!」

 

トッド「だったら、もう一度、ぶっ飛ばすだけだ!力を貸せ、ショウ!」

 

ショウ「...わかった!」

 

ビルバインとビアレスが攻撃を仕掛けた...。

 

ショウ「合わせるぞ、トッド!」

 

トッド「いいぜ、行くぜショウ!」

 

ショウ「俺達のオーラ力を受けてみろ!」

 

ビルバインはオーラキャノンとビアレスはオーラバルカンでヘルライガーを攻撃し、オーラソードで斬り込んだ。

 

トッド「一気に決めるぜ!」

 

ショウ「気を抜きすぎるなよ、トッド!」

 

トッド「もらった‼︎」

 

ビルバインとビアレスは左右からオーラソードをヘルライガーに突き刺した。

 

ショウ「落ちろよぉぉぉっ‼︎」

 

最後は二機同時にヘルライガーを斬り裂いた...。

 

ビビデ・ババ・デブー「こ、このビビデ・ババ・デブーが負けるなんて...!」

 

アッカナナジンとオウカオーの合体技も凄いけど、ビルバインとビアレスの合体技も凄え...!

 

ビルバインとビアレスの合体技を受け、ヘルライガーのコックピットが吹き飛んだ。

 

ビビデ・ババ・デブー「い、いけない!ヘルライガーのコックピットが吹っ飛んだ!ここは逃げるしかない!」

 

ワタル「待て!負けたんだから、千光の腕輪を置いていけ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「そんなルールを勝手に決めるな!」

 

ヒミコ「じゃあ、力ずくでももらっていくのだ!」

 

いつの間にかヒミコがヘルライガーの側にいて、千光の腕輪を奪った。

 

ヒミコ「千光の腕輪は、もらったのだ!」

 

幻龍斎「よくやった、ヒミコ!さすがワシの娘ウラ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「返せ、小娘!それはあたしの...はうっ!」

 

な、何だ...⁉︎

 

トッド「ババア!」

 

零「何が起きてるんだ⁉︎」

 

ホープス「千光の腕輪で引き出していた闇の力が逆流しているのでしょう」

 

メル「自らの力以上に魔力を引き出した代償のようなものですか⁉︎」

 

ホープス「そうです」

 

トッド「おい、オウム!ババアはどうなるんだ⁉︎」

 

ホープス「残念ですが、あれだけの闇の力に身体が耐えきれず...」

 

すると、闇の力が抑えられた...。

 

龍王丸「闇の力が抑えられた!」

 

カンタム「さっきの白い光が影響しているのか⁉︎」

 

マーベル「ショウ!」

 

ショウ「俺にもわかる...!あれはシーラ様のオーラ力だ!」

 

ビビデ・ババ・デブー「身体が動く...!今のうちに撤退だ!」

 

ヘルライガーは撤退した...。

 

トッド「どういう事なんだ、ショウ?」

 

ショウ「...シーラ様はドアクダーの所にいながら、ドアクダーの力...つまり闇の力を食い止めているんだと思う」

 

エイサップ「それがさっきの白い光なんですね」

 

龍王丸「あの清らかな光からは神部七龍神の力に近いものを感じる。逆にあの光を塗りつぶす事でドアクダーは自身の持つ闇の力を増大させるのだろう」

 

サラマンディーネ「そして、その力によって...」

 

ワタル「闇の龍を復活させるつもりなんだね」

 

サコミズ「それがドアクダー軍の目的...」

 

トッド「俺でもわかるぜ。あの闇の力ってのが、とてつもなくヤバイってのはな」

 

ショウ「だから俺達は、シーラ様やさらわれた人達を救い出し、ドアクダーを止めなきゃならないんだ。(シーラ様...。あなたはドアクダーの所で必死に抵抗されているのですね...。もう少しだけ待っていてください。俺達が必ずあなたを救い出します。そして、あなたには最後の浄化をお願いします...)」

 

戦いを終えた俺達はそれぞれの艦へ戻った...。

 

 

 

 

ーシーラ・ラパーナです。

 

私達は今、虎王の部屋にいます。

 

ショウ・ザマ...。今、あなたのオーラ力を感じました...。

 

虎王「どうした、シーラ?」

 

ショウ「...何でもありません」

 

虎王「隠したって俺様にはわかるぜ、お前が何かを感じたのは。なんて言ったって、俺様は偉大なる父上の息子、魔界王子だからな」

 

リリーナ「では、その魔界王子は宿題を片付けてください」

 

マリナ「先程から手が止まっておりますよ?」

 

虎王「どうして、そうなる⁉︎」

 

サリー「頑張ってくださいね、虎王君。終わったら、美味しいオヤツが待ってますから」

 

虎王「それを聞いたら、やるしかないぜ!」

 

イチヒメ「その調子です」

 

虎王「(ちぇ...ドン・ゴロの奴...こいつ等ゆ俺様の家庭教師につけるのは反則だぜ...。こいつ等...か弱い女のくせに何となく反抗しづらいんだよな...)」

 

 

 

 

ードン・ゴロだ。

 

私はドアクダー様の前にいた。

 

ドアクダー「...ドン・ゴロ...。女達を虎王にあてがったのはお前の考えか?」

 

ドン・ゴロ「虎王様は初陣で精神的なショックを受けております。今は心を癒す事が必要かと...」

 

ドアクダー「そのようなものは不要だ。弱き者は滅びる...それが魔界の掟なのだから」

 

ダークゴーネ「随分とご自身のご子息に厳しいのですね?」

 

ドン・ゴロ「何度も言わせるな...それが魔界の掟なのだからだ」

 

ドン・ゴロ「しかし...」

 

ドアクダー「まあいい。あの女達は用済みだ。時が来るまで好きに使うがいい。それと、ダークゴーネ...。お前達が欲していた闇の力の準備が整った...。持っていくがいい」

 

ダークゴーネ「ありがたき幸せ...。これで陛下をこのアル・ワースに蘇らせる事ができます」

 

ドアクダー「銀河大皇帝カイザーベリアル...。復活したら一度見たいものだ」

 

ダークゴーネ「陛下には私から伝えておきましょう...では、これで...」

 

ダークゴーネは歩き去った...。

 

ダークケロロ「(まずいな...。このままではこのアル・ワースは地獄と化す...早く阻止しなければ...!)」

 

カエサル「(ほう?なるほど、そういう事か...)」

 

ドン・ゴロ「良いのですが、ドアクダー様?あの様なものに闇の力を授けてしまって...」

 

ドアクダー「お前が心配する事ではない。それよりも今は、こやつ等を調べる方が先だ」

 

ニア「...」

 

アイラ「...」

 

マリーメイア「...」

 

ドアクダー「この者達こそが、世界の秘密を解き明かす鍵だ...。待っているがいい、魔従教団。全てが明らかになった時、お前達は最期わや迎える...。そして、このアル・ワースは永遠の闇に包まれるだろう」

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺達はNーノーチラス号の格納庫に集まった。

 

甲児「それが創界山の秘宝、千光の腕輪か...」

 

ウィル「ビビデ・ババ・デブーの話では持ち主の能力を飛躍的に高めるって聞いたけど...」

 

サンソン「って事は、俺の男ぶりが飛躍的にアップして...」

 

ハンソン「僕の頭脳が飛躍的にアップするのか」

 

グランディス「じゃあ、あたしの美貌も天井知らずってわけね!」

 

九郎「俺の探偵能力も飛躍的に上がるって事か!」

 

カレン「ワタル...。ああいう人達に悪用される前にその腕輪、つけちゃいなよ」

 

ワタル「そうするね!」

 

ケンシン「どうですか、ワタル?」

 

アレクサンダー「力が湧いてきたか?」

 

ワタル「あんまり変わんないや」

 

ヒデヨシ「だけど、トッドやビビデ・ババ・デブーは確かに普通では考えられないような力を発揮したぜ!」

 

カズミ「そうなると千光の腕輪にはまだ隠された秘密があるかも知れないわね」

 

ショウ「何か知っているか、トッド?」

 

トッド「いや...。そこらについては、俺は何も聞いていない。知りたいんなら、知ってる連中に聞くしかないだろうぜ」

 

チャム「知ってる連中って?」

 

ワタル「ドアクダー軍団という事だね」

 

トッド「そういう事だ。流石は救世主だ」

 

ワタル「へへ...おだてても何も出ないからね」

 

トッド「新入りとして、一応は気を遣わせてもらったまでだ」

 

スザク「...」

 

トッド「何だよ、スザク?」

 

スザク「君のそういう顔を見るのは初めてだな...って思って」

 

ジェレミア「私も同じ感想だ」

 

アーニャ「私も」

 

トッド「オレンジにアーニャ...。お前達もエクスクロスにいたんだったな...」

 

チャム「あたしもスザクに同感!あたしの知ってるトッドはいつもショウに敵意むき出しだったから!」

 

トッド「昔は昔、今は今だ」

 

ショウ「そうだぞ、スザク、チャム。トッドはこれで面倒見のいい所もあるからな」

 

トッド「うるさいぜ、ショウ!余計な事を言ってんじゃない!」

 

ショウ「新入りらしく気を遣えよ、トッド。今まで散々俺たちに敵対してきたんだしな」

 

ヴィラル「ショウの言う通りだ。まずは俺達がエクスクロスのしきたりを教えてやる」

 

朗利「ちなみに逃げるのは無しだぜ?」

 

トッド「ちっ...。お前達に偉そうなツラをされるぐらいなら、もっと早く仲間入りしておけばよかった」

 

ショウ「俺もそう思うよ、トッド」

 

トッド「ま...このアル・ワースでの戦いが続く限り、俺も手を貸すぜ。よろしくな、みんな」

 

ショウ「シーラ様やさらわれた人達を取り返し、ドアクダーを打倒するためにはお前の力も必要になる」

 

トッド「お前と組んで、あの女王様を救出するとは嵐の壁以来だな」

 

ショウ「期待しているぞ、トッド」

 

サコミズ「では、私からも一言言わせてもらおう。シンジロウ・サコミズだ。リュクスの父親である」

 

エイサップ「サコミズ王もエクスクロスに来るのですか?」

 

サコミズ「勿論だとも...それに、娘の恋路も気にはなるしな」

 

リュクス「ち、父上!」

 

サコミズ「ははは!まだ青いよのう、リュクス」

 

エイサップ「それはさておき、これからもよろしくお願いします、サコミズ王!」

 

ルルーシュ「今、対ミスルギ部隊から連絡が入り、こちらに合流を要請している」

 

万丈「向こうも色々とあったようだ。何より、あのシャア・アズナブルが合流したと聞く」

 

甲児「宇宙世紀の戦いの中心にいたっていう、あの男が...⁉︎」

 

シモン「さっさと合流して話を聞かないとな」

 

ショウ「(バイストン・ウェルの戦いは終わったけど、俺の戦いは、まだ終わっていない...。このアル・ワースに平穏が戻るまでら俺の戦いは続くのだろうな...)」

 

 

 

 

 

ーエンブリヲだよ。

 

私は今部屋でショット・ウェポンと話していた。

 

ショット「理論の構築は不完全だが、感性では、このアル・ワースという世界の意味がつかめてきたよ」

 

エンブリヲ「流石だね、ショット・ウェポン...。君という人間と出会えた事は私にとって幸運だったよ」

 

ショット「私は他の異界人と異なり、ほとんど戦力は持っていないぞ」

 

エンブリヲ「あんなものは、私の真の目的の前にはどうでもいいものだよ」

 

ショット「確かにな...。君の計画が進めば、全ての意味は一度失われる」

 

エンブリヲ「ショット...。そのためには君のような人間が必要とされる。楽園から追放された君達と新たな楽園を創る私...。我々は良い関係が築けるだろう」

 

ショット「そうである事を私も願うよ」

 

エンブリヲ「では、語り明かそう。アル・ワースの先にある新世界を...」

 





ー中断メッセージ

〈サコミズ&エイサップ〉

サコミズ「見事だよ、プレイヤー。途中セーブをし、正規の手順でゲームも終わらせた。聖戦士の資格があると見た!ホウジョウの城の婿殿にならんか!」

エイサップ「プレイヤーが男性ばかりだと思い込まないで下さい!女性であれば失礼ですよ!」

サコミズ「では、女性であればもう休め。目覚めの時には良い報告を持ってこよう」

エイサップ「プレイヤーが休んでる間は、ゲームは進まないんじゃ…」

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

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