スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー   作:カイト・レイン

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皆さん、お待たせしました!ついにあの話を投稿します!

この話をプレイして、何度腹筋をやられた事か...。

それではどうぞ!


ボーナスシナリオ6 プリティ・サリアンの冒険

 

 

ホープス「...皆様、私の研究室へようこそ。ここでは大きな戦いの合間に起きた小さな日常を振り返ってみます。これはアスナ様が仲間になった頃の話です。人間は生きて行く上で趣味や娯楽というものが必要になります。ですが、それが他人に知られたくないものの場合、なかなかに苦労が絶えないようです...」

 

 

 

それでは始まります。

 

 

 

 

ーーパラメイル第一中隊のサリア...。品行方正な彼女には人知れぬ趣味があった。そして、それが抑圧された想いがついに爆発する日がやってきた...。

 

 

 

 

 

 

ーアマリ・アクアマリンです。

 

Nーノーチラス号の通路九郎さんとアルさんといるとホープスが慌てて飛んできました。

 

ホープス「はぁ...はぁ...」

 

アマリ「どうしたの、ホープス?そんなに慌てて」

 

ホープス「わ、私は...私は...」

 

九郎「何があった、ホープス⁉︎」

 

ホープス「い、言えません...」

 

アル「明日の偵察当番の件でサリアの部屋へ行ったのであろう?そこで何があったのか?」

 

ホープス「マスター、九郎様、アル様...。私を...助けてください...」

 

すると、鬼の形相をしたサリアさんが走ってきました。

 

サリア「ホープス!」

 

ホープス「わ、私は何も見ていません!何も言っていません!」

 

サリア「嘘おっしゃい!あなた、アマリ達にあの事をバラそうとしたじゃない!」

 

アマリ「お、落ち着いてください、サリアしん。あなたらしくないですよ、そんな興奮して...」

 

九郎「一体何があったんだよ⁉︎」

 

サリア「アマリ、九郎...」

 

アマリ「な、何です...?」

 

九郎「ど、どうした...?」

 

サリア「毒を食らわば、皿まで...。こうなったら、あなた達にも協力してもらうわ」

 

アマリ「協力...?私が...?」

 

アル「いったい、妾達に何をさせる気だ?」

 

サリア「...それは...」

 

サリアさんはアルさんの耳元である事を呟くと明らかにアルさんの目が輝きました。

 

アル「...面白い、やろう!」

 

九郎「おい待て、アル!何を吹き込まれた!」

 

アル「九郎...またあれをせぬか?」

 

九郎「あ、あれってお前...まさか...!」

 

アル「そうだ」

 

九郎「い、嫌だ!あれだけは嫌だ!」

 

アル「フフ、良いではないかぁ!」

 

九郎「こ、ここは逃げるが勝ちだ!」

 

九郎さんが逃げようとしましたが...。

 

サリア「逃さないわよ!」

 

アル「往生際が悪いぞ、九郎!」

 

九郎「じ、自由を! さもなくば死を! ギャァアアアアアアアアッ!」

 

サリアさんとアルさんに捕まった九郎さんは悲鳴をあげました...。

 

一体、何にが嫌なのでしょう...?

 

アル「それでは...始めるとするか」

 

九郎「いやぁあああっ! ダメェエエエエッ!」

 

アマリ「九郎さん⁉︎」

 

九郎さんがアルさんに引き摺られていきました...。

 

サリア「あなたも嫌とは言わせないわよ、術士様!」

 

アマリ「い、いやぁぁぁっ‼︎」

 

た、助けて...零君...!

 

 

 

 

ボーナスシナリオ6 プリティ・サリアンの冒険

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺はゼフィルスで他の人と偵察に出た。

 

今回の偵察部隊のメンバーは俺、アマリ、アスナ、一夏、アキト、ショウ、チャム、ルルーシュと...後、三人だと聞いているが...。

 

てか、何だ、この統一感のないメンバー...?

 

ショウ「アマリ...。このメンバーで偵察に出た意味は?」

 

アスナ「メンバーが大分変わっているけど...」

 

ルルーシュ「ああ...。本来の当番とは違う面子である以上、理由を聞かせてもらうぞ」

 

アマリ「...」

 

チャム「どうしたの、アマリ?」

 

零「具合でも悪いのか?それなら、無理しなくてもいいぞ?」

 

アマリ「ごめんなさい...。あなた達を巻き込む事になってしまって...」

 

巻き込む...?

 

一夏「何を言っているんですか?」

 

アマリ「お願いです...。私と約束してください。これから何が起きても心を乱さないと」

 

零「な、何だよ急に...?」

 

アキト「いったい何なんだい...?」

 

一夏「そう言えば、偵察隊って、あと三人いるんだよな?」

 

ホープス「その方々なら、もうすぐ来ます」

 

アマリ「みなさん、覚悟を決めてください」

 

覚悟って何のだ...?

 

現れたのはサリアのアーキバスとデモンベインだった。

 

ショウ「アーキバス...」

 

アスナ「それにデモンベインね...」

 

ルルーシュ「偵察隊の最後のメンバーはサリアと九郎、それにアルか」

 

?「...の光を.........パワーで...」

 

?2「...真の......を...!」

 

零「...ん?」

 

チャム「え?」

 

サリア「サリア様...!ここまで来たら、覚悟を決めてください!今こそ、欲望を解放して、あなたの新たな世界を‼︎」

 

アル「九郎!お前も男ならば覚悟を決め、全てを曝け出せ!」

 

サリア「!」

 

九郎「...」

 

サリア「愛の光を集めてギュッ!恋のパワーでハートをキュン!美少女聖騎士、プリティ・サリアン!あなたの隣に突撃よ!」

 

九郎「...見せて差し上げるわ!美しき刃の真なる力を...!それがアタシ、大十字 九郎子よ!」

 

...。ん?は...?...うえぇぇい⁉︎

 

ルルーシュ「⁉︎」

 

ショウ「⁉︎」

 

一夏「⁉︎」

 

アキト「⁉︎」

 

零「⁉︎」

 

アスナ「⁉︎」

 

ど、どういう意味だこれ⁉︎

 

アマリ「ま、待っていましたよ、プリティ・サリアン!」

 

サリア「ありがとう、魔法使いさん」

 

アマリ「あなたの旅の仲間...九郎子と聖戦士と聖女と白馬の王子、仮面の王子と黒きヒーロー、勇者も一緒です」

 

サリア「では、行きましょう!冒険の旅へ!」

 

ちょっと待てぇぇぇぇい⁉︎

 

零「(アマリ!どういう事だよ、これ⁉︎)」

 

アマリ「(約束よ、零君...。動揺しないで...)」

 

零「(無理があるだろうが!どういう事か、説明しろ!)」

 

アマリ「(...サリアさんは...ストレス解消のためにああいうコスプレをする趣味があるらしいんです...)」

 

一夏「(ス、ストレス解消...⁉︎)」

 

アスナ「(コスプレ...⁉︎)」

 

ホープス「(それを偶然から知ってしまった私とマスターは彼女に協力を頼まれたのです。一度だけでいいから、コスプレで出撃し、プリティ・サリアンの世界を現実で楽しみたいと)」

 

アキト「(九郎のあの女装はいったい...⁉︎)」

 

アマリ「(九郎さんとアルさんも知ってしまったのですが...。よりプリティ・サリアンの世界を広げたいとアルさんに頼み込んで九郎さんを無理矢理女装させたんです...)」

 

く、九郎さんが可哀想過ぎる...!

 

一夏「(と、所で魔法使いはアマリさん、聖戦士はショウさん、仮面の王子はルルーシュさん...と思うんですけど...。他のは...?)」

 

ホープス「(サリア様曰く、アスナ様は愛の聖女様...一夏様は愛の白馬の王子様、アキト様は愛のヒーロー様...そして、零は愛の勇者様...みたいです)」

 

アスナ「(わ、私が聖女⁉︎)」

 

一夏「(何で、俺が白馬の王子何だよ...⁉︎)」

 

アキト「(ヒ、ヒーローと言われるのは嬉しいけど、流石に愛は...)」

 

零「(ってか、俺、勇者要素なんてないけど⁉︎)」

 

ルルーシュ「(...俺達も彼女の趣味の世界を彩る小物か...)」

 

サリア「(ごめんなさい...ごめんなさい...。サリアさんの迫力に圧倒されて断ることが出来なかったんです...)」

 

ショウ「(いや、だからってこれはないだろ、これは!)」

 

アスナ「(九郎さんなんて無理矢理、乗せられて泣いてるのが目に見えてるわよ!)」

 

九郎「(うう...)」

 

アキト「(...待ってみんな...。サリアを見るんだ)」

 

一夏「(サリアを...?)」

 

サリア「清く正しく美しく...。プリティ・サリアンは今日も戦う...」

 

零「(しょ、正気をシャットアウトして完全に自分の世界に入ってやがる...)」

 

チャム「(サリア...いい笑顔...)」

 

ショウ「(あんな風な顔もするんだな...)」

 

ルルーシュ「(問題児揃いのパラメイル第一中隊を率いるのは並々ならぬストレスがある...。そして、彼女の性格から考えれば、この秘密の趣味を他人に知られるのは、恥辱とも言えるものだろう)」

 

ホープス「(聞いた話では、アンジュ様には一度、見られた事があるそうです)」

 

一夏「(その時は、どうなったんだ?)」

 

...なんか、読めた...。

 

ホープス「(他人に興味のないアンジュ様ですからね。口外はしなかったそうです)」

 

アマリ「(そして今...ストレスに押しつぶされそうになったサリアさんの心は恥ずかしさよりも解放を選んだんです...。私達に出来る事はその彼女の心を守る事だけです)」

 

九郎「(もしかして、アルはその事に気付いて、俺に女装を?)」

 

アル「(ん、うーん...まあ、半分はな...)」

 

九郎「(結局お前は面白さ半分狙いか、コンチクショウ‼︎)」

 

ショウ「(わ、わかったよ...。このお芝居に付き合ってやればいいんだろ?)」

 

ルルーシュ「(ただ付き合うだけではダメだ!全力でやるぞ!)」

 

アスナ「(こうなったらやるしかないわね!)」

 

一夏「(お、俺もやる!)」

 

アキト「(演じるのは得意だよ...!)」

 

え、えぇー⁉︎みんなマジで言ってんのか⁉︎...帰りてぇー...。

 

サリア「何をしているのですか?出発しますよ、皆さん」

 

ゼロ(ルルーシュ)「わかった...。行こう、プリティ・サリアン。我が名はゼロ...。亡国の王子にして、君の旅の仲間だ」

 

ルルーシュの奴、マジでゼロの仮面まで被りやがった...。

 

アスナ「神は仰っています...。私は聖女...。プリティ・サリアン。あなたと共に参ります」

 

アキト「俺は黒き愛のヒーロー...。プリティ・サリアン...。ヒーローとして、君に同行するよ」

 

一夏「え、えっと...プリティ・サリアン!俺は白馬の王子だ!何があっても君を守ってみせる!」

 

九郎「ぐぬぬぬ...!りょ、了解ですわ!プリティ・サリアン!」

 

サリア「頼りにさせてもらうわ、ゼロ、聖女様、ヒーロー、白馬の王子様。...聖戦士様も準備はよくて?」

 

ショウ「いつでもいいぞ、サリア...ン」

 

...みんな、マジだ...。

 

サリア「では、魔法使いさん、勇者様!行きましょう!」

 

アマリ「は、はい...。オドの導きのままに...」

 

零「う...うぐぐぐ...!」

 

サリア「どうしたんです?もっと元気よく行きましょう!」

 

アマリ「行きましょう、皆さん!私達の戦いは、ここから始まるのです!」

 

アマリまで...⁉︎

 

サリア「ほら、勇者様も!」

 

アマリ「(零君、お願い...!)」

 

...し、仕方ねえ...!

 

零「ええ、わかりました!俺は愛の勇者...。勇者としてプリティ・サリアン!君の仲間として戦います!」

 

ショウ「(やけくそだな、アマリも零も...)」

 

ゼロ(ルルーシュ)「(やめろ、ショウ...。今ここでサリアの心のバランスを崩すと精神が崩壊する可能性もある)」

 

一夏「(何だって...⁉︎)」

 

アキト「(だから、サリアのストレスが解消されるまで俺達は全力で彼女の世界を守ろう)」

 

アスナ「(それしかないのか...)」

 

俺はもう嫌だよ...。

 

ホープス「気をつけてください、皆様。何かが来ます」

 

現れたのはルーン・ゴーレムじゃねえか!

 

アマリ「ルーン・ゴーレム!」

 

ホープス「術士はいません。我々の進路上に用意されたトラップでしょう」

 

アキト「下手をすれば、魔従教団が来る可能性もあるな...」

 

おいおい、アーキバスが前に出たぞ...!

 

ショウ「前に出過ぎだ、サリア!」

 

サリア「来たわね、悪の魔法使いの手先!プリティ・サリアンが相手になるわよ!」

 

一夏「こんな時に何を言って...」

 

ゼロ(ルルーシュ)「行こう、プリティ・サリアン!」

 

アマリ「正義のパワーを一つにして悪の手先をやっつけましょう!」

 

ゼロ(ルルーシュ)「(話を合わせろ、みんな!こうなったら、このまま戦うぞ!)」

 

ショウ「(やれるのかよ⁉︎)」

 

零「(その心配はなさそうだぞ)」

 

サリア「ミラクルパワー・チャージアップ!美少女聖騎士プリティ・サリアン、ここに見参!この世に愛がある限り、プリティ・サリアンは美しく戦う!」

 

チャム「ステキ、サリアン!」

 

ホープス「かわいそうですが、ゴーレム達はサリア様への生け贄になってもらいましょう」

 

サリア「さあ、行くわよ!悪の手先!シャイニング・ラブエナジーで...!私を大好きにな〜れっ‼︎」

 

アル「妾達も行くぞ、九郎子!」

 

九郎「ええ、アタシ達の力を見せてやりましょう、アル!」

 

アル「(案外ノリノリではないか...)」

 

さあ、戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 零VS初戦闘〉

 

零「...他人の趣味に口出しはしないけどよ...。衣装が変わるだけで性格が変わるなんて、サリアって、変わってるな...」

 

 

〈戦闘会話 アスナVS初戦闘〉

 

アスナ「魔法少女か...。確かに女の子は憧れるわね!よし、こうなったら私もとことんやるわよ!聖女として!」

 

 

〈戦闘会話 九郎VS初戦闘〉

 

九郎「ぶっとばしてやるぜ!」

 

アル「違うだろ、九郎!」

 

九郎「ぶ、ぶっ飛ばして差し上げますわ!」

 

アル「そうだ、それでいい!」

 

九郎「(か、勘弁してくれ...)」

 

 

〈戦闘会話 一夏VS初戦闘〉

 

一夏「...あ、サリアに俺が白馬の王子として選んだ理由を聞いてない...。まあ、それは後でいいか!取り敢えず、今はゴーレム達を倒す!」

 

 

〈戦闘会話 アキトVS初戦闘〉

 

アキト「あの様になるまでサリアはストレスが溜まっていたんだな...。これからは彼女にもら気を遣おう...」

 

 

 

 

着実とルーン・ゴーレムを倒していく俺達...。

 

サリア「さあ来なさい!愛がある限り、プリティ・サリアンは一歩も退かないわよ!」

 

チャム「(サリア...やっぱり怖い...)」

 

ショウ「(さすがにこのままだとちょっとまずいだろ...)」

 

ルルーシュ「気をつけろ!また来るぞ!」

 

ルーン・ゴーレムの増援か...!

 

アスナ「別地域に配備されたゴーレムが集まって来たようね!」

 

サリア「プリティ・サリアンにお任せを!」

 

さ、サリアの奴...前に出過ぎだっての!

 

一夏「無茶だ、サリア!」

 

サリア「プリティ・サリアンに不可能はないわ!」

 

零「...あれって、欲望が解放されて、暴走状態になってないか⁉︎」

 

アキト「戻るんだ、サリア!」

 

サリア「私はプリティ・サリアンよ‼︎」

 

一夏「何が来るぞ!」

 

来たのは...第一中隊のみんなか!...いや、待て!

 

最悪じゃねえか...!

 

サリア「ア、アンジュ!」

 

ロザリー「敵を発見したって聞いたから...」

 

クリス「急いで救援に来たけど...」

 

ヒルダ「サリア...。何なんだよ、その格好は...」

 

やめろ、お前等!

 

サリア「あ、あの...こ、これは...」

 

アンジュ「サリア...。また例の趣味?」

 

ヒルダ「また?」

 

やめてくれよぉ...!

 

クリス「てか、九郎が女装してる...」

 

ロザリー「何だよ、その格好!」

 

九郎「もう俺の事なんてどうでもいいんだよ!それよりも...!」

 

サリア「ああああああああああああっ‼︎殺してやるぅぅぅぅぅぅっ‼︎」

 

マジで暴走しやがった!

 

ショウ「このオーラ力...!ハイパー化するのか⁉︎」

 

ルルーシュ「まずい!恥ずかしさでサリアの精神が崩壊する!」

 

アスナ「零!どうにかできないの⁉︎」

 

零「無理言うな!これ以上はどうにもならねえよ!」

 

ホープス「マスター‼︎」

 

アマリ「VESTIS!」

 

アマリのドグマでサリアの服装が元のライダースーツに戻った⁉︎

 

サリア「!」

 

ロザリー「サリアの服が変わった!」

 

クリス「アマリの魔法なの...?」

 

アマリ「ご、ごめんなさい、サリアさん!悪ふざけが過ぎました!」

 

ホープス「そうですよ、マスター。サリア様の服を魔法少女に変えるなんて、失礼にも程があります」

 

...アマリの奴...。

 

ヒルダ「何だよ、さっきの妙な格好はアマリの仕業か...!」

 

アマリ「そ、そう!そうなんです!私、ああいう服が好きなんで!」

 

ロザリー「だったら、自分で着りゃいいのに...」

 

クリス「サリアよりもアマリの方が似合うと思うけど...」

 

アマリ「そ、そうですね!今度から、そうします!」

 

一夏「(ナイスです、アマリさん!)」

 

アキト「(強引だけど、何とか誤魔化せたか!)」

 

ヒルダ「じゃあ、九郎のは?」

 

アマリ「...さ、さあ...?」

 

九郎「嘘だろ、アマリ⁉︎」

 

アル「これはこ奴の趣味だ」

 

クリス「何それ、キモ...」

 

九郎「もういいよ、それで‼︎」

 

ヤケクソになってしまった九郎さん...。

 

サリア「...もういいわ、アマリ。今はそれより目の前の敵よ」

 

アマリ「は、はい!そうですね!」

 

サリア「アンジュ達も手伝ってもらうわよ」

 

アンジュ「言われなくてもわかってるよ。そのつもりで来たからね」

 

サリア「各機は私の指示に従い、敵機の迎撃を!」

 

アンジュ「了解、プリティ・サリアン」

 

サリア「う...」

 

零「よ、余計な事言うな!」

 

取り敢えず、戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

〈戦闘会話 九郎VS初戦闘〉

 

九郎「...」

 

アル「す、すまん、九郎...。流石に悪ノリが過ぎた...」

 

九郎「いいんだよ、アル...。これで第一中隊のみんなには俺が女装好き男というレッテルが貼られるんだ...アハハハハッ!もう、アタシ、お嫁にいけない...!」

 

 

 

 

 

 

全てのルーン・ゴーレムを倒した俺達...。

 

ロザリー「よっしゃ!片付いた!」

 

クリス「結構、手間取ると思ったけど意外に楽勝だったね」

 

アンジュ「指揮官がよかったからじゃない?」

 

サリア「アンジュ...」

 

アンジュ「いい戦いぶりだったわよ、サリア」

 

ヒルダ「おかしな格好にされた腹いせか?」

 

サリア「そ、そんな所よ」

 

一夏「お疲れ、サリア」

 

アスナ「じゃあ、一件落着という事で帰還しましょう」

 

サリア「...アマリ」

 

アマリ「な、何です?」

 

サリア「後で私の部屋に来て」

 

アマリ「わ、わか、わか...わかりました...」

 

サリア「零と九郎、アルも来なさい」

 

九郎「ははは、何でっていいよぉ!」

 

アル「...九郎が壊れてしまった...」

 

零「な、何で俺まで...⁉︎」

 

サリア「いいから」

 

零「わ、わかりました...」

 

何でだよ...。なんか、俺のストレスが溜まりそうだよ...。

 

ロザリー「こりゃ説教2時間コースかな...?」

 

クリス「あんな事をやったんだから、それでも足りないよ。九郎はキモいし」

 

一夏「く、クリス!」

 

ホープス「心より同情させていただきます」

 

アマリ「あ、あなたも付いてきてよ、ホープス!」

 

...もう嫌だよ...。

 

 

 

 

Nーノーチラス号に戻った俺はアマリ、九郎さん、アルと共にサリアの部屋に来た。

 

サリア「アマリ...」

 

アマリ「ど、どうです、サリアさん?ストレス解消できました?ヒルダさん達の事なら大丈夫です!私の方で、ちゃんと誤魔化しておきますから!」

 

サリア「ありがとう...」

 

アマリ「え...」

 

サリア「あなたとホープスには感謝している。私の趣味をバカにするどころか、手を貸してくれるなんて...」

 

アマリ「(だ、だって、逆らったら、身の危険を感じたからで...)」

 

ホープス「(やめましょう、マスター...。生命が惜しければ...)」

 

サリア「それでね、アマリ...。あなたにもうちょっとだけ頼みがあるの」

 

アマリ「な、何です?」

 

サリア「あの衣装を変える魔法...もっと私にかけて欲しいの」

 

アマリ「え⁉︎」

 

サリア「お裁縫が得意じゃない私は既製品の衣装を持つしかなかった...。でも、あの魔法があれば、あらゆるプリティ・サリアンを楽しむ事が出来る!スーパー・プリティ・サリアンも、エターナル・プリティ・プリティも、プリンセス・プリティ・サリアンも!」

 

...頭が痛くなって来た...。

 

サリア「それだけじゃない...!あなたも私と一緒に楽しみましょう!」

 

アマリ「ええ⁉︎」

 

サリア「プリティ・サリアンとマジカル・アマリン!最強のコンビの誕生よ!」

 

...マジカル・アマリンか...。見てみたいかも...。

 

アマリ「(どうなってるのよ、ホープス⁉︎ストレスを解消させれば、いうものサリアさんに戻るって言ってたのに...。これじゃ状況が悪化してるじゃない!)」

 

ホープス「(彼女の抱える闇は我々の想像以上だったという事でしょう)」

 

アマリ「(そんな無責任な...!)」

 

ホープス「(では、責任を持ってプリティ・サリアンとマジカル・アマリンのプロデュースをさせていただきます。これは忙しくなりそうです)」

 

アマリ「(そうじゃなくて!)」

 

サリア「さあ、アマリ!変身して、この世界を救いましょう!私達のシャイニング・ラブエナジーで今こそ奇跡を!」

 

アマリ「(私...どうなっちゃうの...)...れ、零君!」

 

零「俺に助けを求めるのかよ⁉︎」

 

サリア「アマリの魔法少女姿を見れるのよ?」

 

零「...ごめん、少し見てみたいかも」

 

アマリ「ふぇ⁉︎そ、そう...?それなら、私...頑張ってみるわ!」

 

ホープス「(チョロいですね...)」

 

零「所で俺と九郎さん達を呼んだ理由は?」

 

サリア「アマリの魔法があれば、あなたにも着せ替えができるわ」

 

...はい?

 

零「は、え...ちょっ!」

 

サリア「男の着せ替えとかにも興味があるのよね!」

 

零「いや...待てって!俺はお前の着せ替え人形じゃねえ!」

 

サリア「良いじゃない、減るものじゃないし」

 

零「そういう問題じゃねえよ!」

 

...くっ、こうなったら、逃げる...!

 

逃げようとした俺の両腕を九郎さんとアルが掴んだ。

 

九郎「フフフフ...どこ行くんだよ、零?」

 

アル「九郎が味わった苦しみを味わえ」

 

零「ちょっ!...は、離せ、俺は嫌だ!」

 

アマリ「私も...零君の色々の姿を見てみたい!」

 

零「マジで待ってくれ、アマリ!」

 

ホープス「その時は全力でプロデュースをしよう」

 

零「お前も悪ノリすんな、腹黒オウム!」

 

サリア「そうね...ヒーロー好きの小型ロボット使いや戦場を飛び回りながら重火器を連射する神の存在を信じない子や目の色が緑から赤に変わると気弱な性格から強気な性格に変わる騎士とか似合いそうね」

 

何だよ、その三つ...⁉︎

 

サリア「さあ、零...。今夜は寝させないわよ」

 

零「い...い...嫌だァァァァァァァァァァッ‼︎」

 





カイト・レインです!

最後にサリアの上げた三つは声優ネタのキャラです!

この三つ、お分かりになられましたか?

次作のスパロボTの小説について、どれの方がいいでしょうか?

  • 男性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 女性主人公ルートと合流ルート投稿
  • 全てのルート投稿

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