スーパーロボット大戦X ー輝きの翼ー

第51話 さらなる高みへ

あけましておめでとうございます！

今年もよろしくお願いします！

それではどうぞ！

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ーアムロ・レイだ。

俺はメガファウナの格納庫で青葉とディオとシミュレーションをしていた...。

ディオ「...シミュレーションに付き合っていただき、ありがとうございました、アムロ大尉」

アムロ「気にしないでくれ、ディオ。この程度の事なら、お安い御用だ。だが、今の俺は軍人ではなく、一般の人間のつもりだ。階級はつけないでくれ」

ディオ「了解しました」

青葉「固いんだよ、ディオは。せっかくアムロさんがフランクに接してくれるのに」

ディオ「お前のようなシロウトに毛の生えた程度の腕ではアムロ...さんの凄さはわからないだろうな」

青葉「そりゃ確かに正面から戦って勝てるとは思わねえけど、カップリングさえ使えば...」

ディオ「勝つとか負けるとか、そういう問題じゃない。もっと大きなもの...言うなれば人間の器の話だ」

青葉「人間の器ね...。まさか、お前がそういう事を言い出すとは思ってもみなかったぜ」

アムロ「そんな風に評価してもらうのは嬉しいが、買いかぶりだな」

青葉「いえ、そんな事は...」

アムロ「俺は、ただのパイロットに過ぎないさ」

シーブック「ただのパイロットじゃありませんよ」

ベルリ「そうですよ！凄腕パイロット...超一流パイロットです！」

アムロ「それでも結局はパイロットというワクから抜け出る事は出来ていないか...」

ベルリ「ワク...って何ですか？」

アムロ「...ベルリは、自分の意思でキャピタル・ガードの養成学校に入学したのか？」

ベルリ「ええ、まあ...」

アムロ「俺は...否定なしにパイロットになって、そのまま今に至るからな」

バナージ「アムロさん...」

アムロ「時々思うよ。もし、あの時...ガンダムに乗らなかったら、俺はどうしていたんだろうかな...って」

キオ「軍人になった事を後悔しているんですか？」

アムロ「後悔とは違うかな...。でも、せっかくこうやって軍から離れた生活をしているんだ...。この機会に自分を見つめ直そうとは思ってる」

すると、ハッパ中尉が来た。

ハッパ「アムロさん...。頼まれていたνガンダムの調整、やってはみましたけど...」

アムロ「ありがとう。後は自分の方で合わせてみる」

ハッパ「申し訳ありません。出来る限りの事はやってみたんですが...」

アムロ「構わないさ。急造の機体だから、限界があるのはわかっていた事だ」

三日月「急造の機体って...νガンダムの事？」

アムロ「ああ、そうだ。あれはネオ・ジオンの動きに合わせて、無理矢理、実戦に投入したようなものだ。本当ならば、もっと時間をかけて、シェイクダウンをすべきだったんだがな」

シン「困った状況なのに何だか楽しそうですね、アムロさん」

アムロ「マシンの話をしているせいかもな」

キラ「マシンの話...？」

アムロ「本当はモビルスーツの操縦よりもモビルスーツの開発の方が性に合っているのかも知れない...」

こんな事を言ってられるのもこのアル・ワースにいる間だけだろうがな...。

ーアマリ・アクアマリンです。

私はマクロス・クォーターの格納庫に来ていました...。

すると...。

シミュレーションルームから戻って来た零君と会いました。

零「ふぅ...。今日はこのぐらいにしておくか...」

アマリ「れ、零君⁉︎何しているの⁉︎」

零「あ...？何だ、アマリか...。何って、シミュレーションを少ししていたんだよ」

アマリ「シミュレーションって...確か、デンギル先生やエコリーナさんには部屋で休むように言われていたんじゃないの？」

零「...あぁ...確かそんな事言われていたな...忘れていたぜ」

アマリ「デンギル先生達は零君の身体の事を思って言ってくれているんだから、ちゃんと守らないと！」

零「わーった！わーったからそう吠えるなよ、怒った顔も可愛いが、俺は笑った方が好きだからな」

アマリ「え...。って、その手には乗らないわよ！」

零「ちっ...チョロくはねえってか...。はいはい、わかりましたよ。戻るから、デンギル先生達には言わないでくれよ」

アマリ「...もう、仕方ないわね...」

そう言い、零君は自分の部屋にへと帰って行きました...。

アマリ「はあ...零君には困ったものですね...」

アスナ「いい具合に尻を引いてるわね、アマリ」

アマリ「アスナさん、いらしたんですね」

アスナ「ねえ、前回の戦闘から、零の様子、おかしくない？」

アマリ「零君の様子ですか？確かに、最近変だとは思う事がありますが、零君も疲れているんだと思います」

アスナ「そう、よね...。(私の...考えすぎ、よね...)」

メル「あ、アスナさん。こんな所にいたんですね。私と一緒にリリスとメサイアの整備をすると言っていたのに何をしているんですか！」

アスナ「あ...ヤバッ⁉︎ご、ごめん、メル！」

メル「いいえ、許しません。こうなれば...アスナさんの枕元に心霊のDVDを置くのも面白いですね」

アスナ「お、お願いだからそれはやめてぇぇぇッ‼︎」

...メルさん、稀に悪女っぽくなりますね...。

メル「...アマリさんは以前、サリアさんと一緒にしたコスプレを皆さんに見せますよ？」

アマリ「う、嘘ですからやめてください！」

こ、これ以上、メルさんの前で余計なことを言うのはやめましょう...。

ーキア・ムベッキだ。

俺はそれぞれ同盟を結んだもの達を見る。

キア「...時代を越えて、錚々たる顔ぶれが揃ったものだな」

イオク「...」

ヤザン「...」

マスク「...」

ロックパイ「赤い彗星とマクギリス・ファリドが離反したとはいえ、これだけの戦力が揃えば、エクスクロスなど恐るるに足らずだ！」

ワルズ・ギル「ほう、人類にしてはいい考えを持つな！」

キア「来たのはあんた達だけか？その...アクドス・ギルって奴は何処なんだ？」

インサーン「あのお方はギガントホースにいる...。だから、代わりに私達が出たのよ」

ラカン「エクスクロスの動きは？」

？「ミスルギの帝都へと向かってきているよ」

ん...？2人の男が歩いてきた...。

ロックパイ「貴官達は...！」

リボンズ「リボンズ・アルマーク...こっちはアリー・アル・サーシェスだよ。僕達は離反したマクギリス・ファリドの代わりとして来たんだ」

サーシェス「まあ、ここにいた方が楽しい戦争が楽しめそうだからな！」

ヤザン「おうおう！気の合いそうな奴だな！」

マスク「我々の役目は、第一次防衛ラインで連中を叩く事だ」

キア「ゾギリアの連中は？」

イオク「我々とは別で動いている」

サーシェス「俺達がエクスクロスを叩けば、どうでもいい事だよ！」

ロックパイ「ならば、赤い彗星とマクギリス・ファリドの相手は任せてもらう。ドレット艦隊を裏切った、あの男は粛清せねばならない」

マスク「では、G-セルフには手出し無用だ。あれは私の獲物だからな」

ワルズ・ギル「宇宙海賊は我々、ザンギャックが倒す！」

リボンズ「僕も刹那・F・セイエイをやらせてもらう」

サーシェス「なら、俺の相手は野原 ひろしだ！」

クンパ「...彼等よりも優先すべき相手がいるのではないかな？」

マスク「クンパ・ルシータ大佐...」

ロックパイ「(クンパ・ルシータ...。キャピタル・アーミィを設立した人間であり、トワサンガにも関わりのある人物...。そして、その正体は...)」

キア「初めまして、クンパ・ルシータ大佐...。いや、元同胞として、その当時の名前...ピアニ・カルータとお呼びすべきかな？」

クンパ「君がジット団のキア・ムベッキ隊長だな、ビーナス・グロゥブから、よく来てくれた」

キア「あんたがヘルメス財団から持ち出したヘルメスの薔薇の設計図によって戦いは広がっていった...。まさか、それが、異世界まで続くとは思ってもみなかったがな」

クンパ「だが、ここでの戦いは必ずリギルド・センチュリーの人間を強くするだろう」

キア「あんたの理想には興味はない。とりあえず、場を混乱させてくれたおかげで我々のレコンギスタがやりやすくなった事だけは礼を述べさせてもらう」

クンパ「それでいい。力で望みをかなえるのは人間の本来あるべき姿だからな」

ロックパイ「クンパ大佐...。あなたのおっしゃる優先すべき相手とは誰の事でしょうか？」

クンパ「赤い彗星の逸話は、宇宙世紀から遥かな時を経たリギルド・センチュリーにもそれなりに届いている...。だが、その宿敵である白き流星については意外に知られていないようだ」

イオク「白き流星？」

ラカン「アムロ・レイの事だな」

ロックパイ「アムロ・レイ...！シャア・アズナブルと共にトワサンガで保護していた男か...！」

クンパ「政治的、社会的にも大きな役割を果たしたシャア・アズナブルの方が歴史的には注目される存在だが...。パイロットとしての能力はアムロ・レイの方が上だと言われている。一説によれば、彼は宇宙世紀最強のパイロットと呼ぶべきだそうだ」

ヤザン「それは聞き捨てならんな」

クンパ「宇宙世紀に生きた君のような人間は異を唱えたくもなるだろう。ならば、それを事実によって証明してみせてくれないかな？」

ラカン「アムロ・レイの首を挙げろと？」

クンパ「その通りだ。これならば誰も異論はないだろう」

リボンズ「僕達を焚き付ける狙いは何だい？」

クンパ「私の理想のため...と言うよりも、純粋な興味のためだ」

サーシェス「何だっていい！最強と言われるパイロットと本気の戦いも楽しみだ！」

キア「俺もいいだろう、クンパ大佐。あんたの思惑に乗ってやろう。俺としても障害を叩き潰す事には異論はないんでな」

ロックパイ「それに、いい機会でもあるな。ミスルギに集う者の中で、誰が真のエースであるかを決めるのも」

イオク「アムロ・レイを倒した者こそがその座につくというわけか...」

ラカン「面白い...。連邦の象徴とも言えるパイロットを叩くのは俺にとっても意味のある事だ」

マスク「残念だったな。真のエースの称号は、このマスクにこそ相応しいものだ」

リボンズ「(フッ、まるで餌を奪い合う獣だね...)」

キア「では、決まりだな。エクスクロスは潰す...。そして、ターゲットはアムロ・レイだ」

クンパ「(競え...そして、戦え。そうする事によって種は鍛えられる...。アムロ・レイ...。君には、その餌になってもらわねばならない。誰よりも高い位置に立ってな...)」

インサーン「陛下、私達はどうしますか？」

ワルズ・ギル「アムロ・レイという者には興味はない。我々の相手は宇宙海賊...それには変わりはない。心配するな、インサーン！パワーアップしたグレートワルズで今度こそ海賊共の息の根を止めてやる...！」

インサーン「(何故なの...？何か、嫌な予感がする...)」

第51話 さらなる高みへ

ー新垣 零だ。

俺達はミスルギの第一次防衛ラインに配備された部隊と接触するという事で出撃した...。

ドニエル「各機へ。間も無く我々は、ミスルギの第一次防衛ラインに配備された部隊と接触する」

ヒルダ「前にミスルギに殴りこんだ時は囮を使ったとはいえ、すんなり行けたのによ...」

タスク「さすがにそのルートは警戒されているから、もう使えないな」

アンジュ「あの時は奇襲だったけど、今度は堂々と正面から行くよ。決着をつけるためにもね」

ドニエル「ここを突破すれば、ミスルギの皇宮まで一直線だ。各機、頼むぞ」

零「わかりました！」

アマリ「零君、出撃しても大丈夫なの？」

零「ああ、大丈夫だ！デンギル先生達の許可も取ってあるから心配はないぜ、アマリ！」

アマリ「...もう勝手な事はしたらダメだよ？」

零「...勝手な事...？嫌、俺、今日はずっと寝ていたけど...」

アマリ「え...」

アスナ「何言ってんの、零！あなた、マクロス・クォーターの格納庫でシミュレーションをしていたじゃない！」

零「...はあ⁉︎いや、それはねえって！俺、起きたのもついさっきだぞ！」

アマリ「え、でも...確かに...」

零「誰かと勘違いしていたんじゃないのか？」

アマリ「...そうなの、かな...？」

アスナ「(やっぱり...！あの零は...！)」

アムロ「...」

シャア「珍しいな。お前が闘志を前面に出しているのは」

アムロ「わかるのか？」

シャア「長い付き合いになったからな」

アムロ「...自分の望む生き方というものを考えてみた...」

シャア「ほう...」

アムロ「俺はワタルのような救世主ではなく、一人の軍人だった...。だが、その俺が戦う事で何かが守られるならば、それは意味のある事だと思っていた」

シャア「このアル・ワースでも、そのつもりで戦っていたのだろう？」

アムロ「とは言いながらも、どこかに戦う事に対する押し付けられた義務感があったようにも思えてな...。お前と違って、俺のメンタルは少年の頃から成長していないのかも知れない」

シャア「続きは、この戦いが終わってから、聞かせてもらおう」

...アマリやアスナの言っていた事も気になるけど、今は敵に集中しないとな...。

すると、キャピタル・アーミィ、トワサンガ、ジット団、ネオ・ジオンのモビルスーツ部隊リボーンズ、ガンダム、アルケーガンダムとザンギャックの軍団が現れた。

ジュドー「モビルスーツ部隊か...！」

ゴーカイレッド「それにザンギャックの奴らもいやがるな...！」

ウー「ミスルギに協力を誓った各組織の精鋭が来たようだな...」

キア「フィン・ファンネルを背負ったモビルスーツ...。あれがアムロ・レイの機体か」

ラカン「俺達以外にも、アムロ・レイを倒して名を挙げようとする連中を連れて来た」

ロックパイ「この乱戦の中ならば、あの男にも隙が生まれる...！」

マスク「フフ...痛快だな。歴史の中で生まれたクンタラ出の私が歴史上最強と呼ばれるパイロットを倒すとは」

バララ「(嬉しいよ、マスク...。マニィは留守番で、あたしを連れて来てくれて)」

ヤザン「さあ、狩りの時間の始まりだ！」

イオク「勝つのは私だ！」

サーシェス「いいや、俺だぜ！」

カミーユ「何だ...？敵の動きがおかしい...？」

カレン「どういう事なの、これ...⁉︎」

ルルーシュ「どうやら、敵の狙いはνガンダムらしい」

エイサップ「アムロさんを...⁉︎」

ゴーカイレッド「ワルズ・ギル、インサーン！てめえ等もアムロを狙っているのかよ⁉︎」

ワルズ・ギル「勘違いするな、宇宙海賊共！我等の狙いはあくまで貴様等だ！」

インサーン「どちらにしろ、お前達全員は潰す...それだけよ！」

ノブナガ「ザンギャックの狙いはゴーカイジャーというわけか...」

ゴーカイブルー「だったら、返り討ちにするだけだ」

アムロ「どういう意図かはわからないが、むざむざやられるつもりはない。敵が俺を狙ってくるのなら、囮役をやるまでだ」

ジョーイ「大丈夫なんですか、それは⁉︎」

ウィル「あの男には野暮な質問だろうな」

ゼロ「わかったぜ、アムロ！その代わり、お前に近付く奴等は片っ端から叩き落とす！」

ゴーカイピンク「ザンギャックは私達にお任せください！」

アンジュ「あなたの光に惹かれてきた奴等は飛んで火に入る夏の虫って奴ね！」

零「おっ、アンジュはそれ言えるんだな」

アンジュ「あんたの友達と一緒にするんじゃないわよ！」

クリム「このクリム・ニックを無視した報いをあいつ等には与えねばなるまい」

ヴァン「何だっていいが...そろそろ始めようぜ」

アマリ「はい！あの人達に教えて上げましょう！エクスクロスは、アムロさんだけじゃないって事を！」

アムロ「頼んだぞ、みんな」

シャア「(それでこそだ、アムロ。だが、終生のライバルであるお前をつまらん連中にやらせはしないぞ)」

リボンズ「(この戦いで全てがわかるだろう...アムロ・レイという男が...)」

戦闘開始だ！

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSインサーン〉

インサーン「今日こそ、引導を渡してあげるわ、宇宙海賊！」

ゴーカイレッド「悪いが、勝つのは俺達だ！」

ゴーカイイエロー「そういう事、さっさと倒されなさい！」

〈戦闘会話 ゴーカイシルバーVSインサーン〉

ゴーカイシルバー「悪さもここまでだ、インサーン！」

インサーン「暑苦しい男ね...。でも、お前では私をときめかせる事は出来ない...。あの人以外は...」

ゴーカイシルバー「あ、あの人...？いったい誰の事を言っているんだ...？」

豪獣神の攻撃を受け、グレートインサーンはダメージを受けた。

インサーン「くっ...！何の戦果も挙げられないとは...！」

ワルズ・ギル「何をしている、インサーン！早く退がるのだ！」

インサーン「で、ですが...陛下が！」

ワルズ・ギル「私の事はいい！早く退がれ！」

インサーン「...了解しました」

グレートインサーンは撤退した...。

ゴーカイグリーン「ワルズ・ギルも部下思いなところ、あるんだな...」

ゴーカイピンク「はい、さすがに驚きです...」

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSワルズ・ギル〉

ゴーカイブルー「帰った方が身のためじゃないか、ワルズ・ギル？」

ワルズ・ギル「ええい、黙れ黙れー！今日こそは貴様等を倒す！」

ゴーカイレッド「やってみやがれ！後悔してももう遅いからな！」

〈戦闘会話 ゴーカイシルバーVSワルズ・ギル〉

ワルズ・ギル「銀色の男！海賊と共に死ね！」

ゴーカイシルバー「俺だって、今は海賊のメンバーなんだ...！だから、俺も戦う！」

な、何だ...？以前戦った時のグレートワルズよりも強くなっている...⁉︎

ワルズ・ギル「この程度か！」

グレートワルズの傷が回復した...⁉︎

ノレド「傷が回復したよ！」

アマルガン「以前よりも強くなっておる...！」

ゴーカイレッド「だからなんだってんだ！倒す事には変わりない！鎧、豪獣ゴーカイオーだ！」

ゴーカイシルバー「はい！」

ゴーカイオーは豪獣神と合体して、豪獣ゴーカイオーとなり、グレートワルズに攻撃を仕掛けた...。

ゴーカイレッド「終わりにしてやるぜ、ワルズ・ギル！」

ゴーカイグリーン「決めるよ、マーベラス！」

ゴーカイシルバー「必殺技、行きましょう！」

ゴーカイレッド「おう！ド派手に行くぜ！」

豪獣ゴーカイオーは右腕のドリルを高速回転させ、グレートワルズに接近した。

ゴーカイジャー「「「「「「ゴーカイ電撃ドリルスピン‼︎」」」」」」

しかし、グレートワルズはゴーカイ電撃ドリルスピンを避けた。

グレートワルズ「いつまでも弱い私ではないのだ...！...反撃と行かせてもらおう！」

グレートワルズは胸のワルズ・ギルの顔にエネルギーを蓄積させた。

ワルズ・ギル「焼き消えろ！ワルズギルティ‼︎」

胸から発射された熱光線が豪獣ゴーカイオーに直撃した。

ゴーカイレッド「ぐあぁぁぁぁっ...！」

豪獣ゴーカイオーは大きく吹き飛ばされ、ゴーカイオーと豪獣神は別れてしまった...。

九郎「ゴーカイジャー！」

エンネア「あの豪獣ゴーカイオーが簡単に吹き飛ばされる何て...」

ワルズ・ギル「私の力を思い知ったか、宇宙海賊！」

ゴーカイイエロー「どうするの、マーベラス⁉︎」

ゴーカイブルー「このままやっても奴には...！」

ゴーカイレッド「どうすれば...！」

ーゴーカイレッドこと、キャプテン・マーベラスだ。

このままではワルズ・ギルの奴に負けちまう...どうすれば...！

すると、俺は突然...光の空間にいて、変身も解除されていた...。

？「何を情けない顔をしている、マーベラス？」

この声は...！

マーベラス「アカレッド...！」

そこには行方知らずとなっていたアカレッドがいた。

マーベラス「どうして、あんたが...！」

アカレッド「私の事などどうでもいい...。マーベラス、何を迷っておるのだ？」

マーベラス「このままじゃ...みんな負けちまう...」

アカレッド「負ける...？いや、それはないな」

マーベラス「何でそんな事がわかるんだよ⁉︎」

アカレッド「そんな事を言っていながら、君からは闘志が消えていない...。君はまだやる気なのだろう？」

マーベラス「...」

アカレッド「それにゴーカイオーにはまだ奥の手がある」

マーベラス「だが、アル・ワースに来て、試したが、出来なかった...」

アカレッド「戦士というのは極限の状態で強くなる...そういうものだ」

マーベラス「極限の状態で...そうか！」

アカレッド「アル・ワースの平和を取り戻すのを私は期待しているぞ、マーベラス」

マーベラス「アカレッド！」

アカレッドは光の中へと消えた...。

マーベラス「ああ。必ず...俺達が平和を取り戻してやる...！」

俺も目を閉じて、光に包まれた...。

ー新垣 零だ。

このままではゴーカイオーと豪獣神が...！

ゴーカイレッド「まだだ...」

ワルズ・ギル「何っ...⁉︎」

ゴーカイレッド「俺達はまだ...負けてねえ！」

ゴーカイオーと豪獣神は立ち上がった。

ゴーカイブルー「その言葉を待っていたぞ」

ゴーカイシルバー「流石はマーベラスさんです！」

ゴーカイレッド「来い、マッハルコン！」

ゴーカイジャーはゴーオンジャーのレンジャーキーの力でマッハルコンを呼び出した。

マッハルコン「バリバリー！行くぜー！」

ゴーカイレッド「あれで行くぞ！」

ゴーカイグリーン「あれ...？でも、使えないんじゃ...！」

ゴーカイレッド「何度でも試して、自分の手で掴む...それが海賊ってもんだろ！」

ゴーカイピンク「そうですね、やりましょう！」

ゴーカイジャーはゴーカイジャーのレンジャーキーをセットした。

ゴーカイジャー「「「「「「レンジャーキー、セット！」」」」」」

すると、ゴーカイオーと豪獣神のハッチから金色の炎神ソウルというものが出現した。

それをマッハルコンの左脇に装填すると、ゴーカイオーと豪獣神、マッハルコンが合体した...。

ゴーカイジャー「「「「「「カンゼンゴーカイオー‼︎」」」」」」

カンゼンゴーカイオー...あれが、新しい姿...！

デントン「キタキタキター！カンゼンゴーカイオーだ！」

簪「す、凄い！ゴーカイオーと豪獣神、マッハ君が合体した...！」

ガイ「合体の上の合体...暑すぎるぜ‼︎」

ワタル「うん！ハッキシ言って、超スーパー完全カッコいいぜ‼︎」

ゴーカイイエロー「本当に合体できたわね！」

ワルズ・ギル「その忌まわしき姿...！漸く見れたぞ！」

ゴーカイシルバー「このカンゼンゴーカイオーで今度こそ、倒す！」

ワルズ・ギル「勝つのは私とグレートワルズだ！」

ゴーカイレッド「勝負だ、ワルズ・ギル！みんな、ド派手に行くぜ‼︎」

俺達は戦闘を再開した...。

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVS初戦闘〉

ゴーカイシルバー「やっとカンゼンゴーカイオーに合体できましたね！」

ゴーカイブルー「これで怖いものはない」

ゴーカイイエロー「元々、怖いものなんてないけどね」

ゴーカイピンク「はい、そうですね！」

ゴーカイグリーン「みんな、嫌いな食べ物はあるけど」

ゴーカイレッド「(アカレッド...。俺は何とか船長をできているぜ...)じゃあ、やるぜ、お前等！」

あいつ等...本気でアムロさんしか狙ってこないんだな...！

キア「さっさと片付けるぞ！各機、デタラメでいいから、アムロ・レイを狙え！」

νガンダムに集中放火かよ...！

アムロ「ちいっ！」

ハッパ「何とかしろ、ベルリ！νガンダムは万全じゃないんだ！」

何だと...⁉︎

ベルリ「そうなんですか⁉︎」

エルヴィラ「ごめんなさい...。私がνガンダムを実験に付き合わせたせいで調整が不十分に...」

青葉「エルヴィラさんが...」

アムロ「戦場に出た以上、言い訳にはならない...！やってみせる！」

すると、νガンダムに通信が入った。

アムロ「通信...⁉︎こんな時に...！何...？」

νガンダムが突然、動き出した...⁉︎

三日月「どこ行くの、アムロ？」

アムロ「すまない...！少しだけ戦線を頼む！」

νガンダムが飛び去ってしまった...。

ギゼラ「艦長！νガンダムが離脱した先に輸送機を確認！」

ドニエル「そいつがアムロを呼んだのか...」

アムロさん...いったいどうしたっていうんだ...？

ーアムロ・レイだ。

俺は通信を送ってきた輸送機の中へと入った...。

クンパ「久しぶりだな、アムロ・レイ。顔を合わせるのはトワサンガで話をした時以来か。まずは私の招きに応じてくれた事への礼を述べよう」

アムロ「あなた個人に用はない。さっさと受け取るものを受け取ったら、戦場に戻る」

クンパ「意外だよ。シャア・アズナブルを非難した君の事だから、私の辛つな言葉を投げかけると思ったのだがな。それとも新たな力を与えようとする私に気を遣っているのかな？」

アムロ「戦いによって人類という種を強くする...というあなたの思想...。それに興味がない以上、あなたと話す事もない」

クンパ「とは言いながら、君は私の与える力と共に戦場に戻ろうとしている」

アムロ「その力で戦いがさらに広がる事をあなたは期待しているだろうが、そうはならない。何故なら、俺達は戦いをさっさと終わらせるために戦っているからだ」

クンパ「君は人類という種が再び戦争に呑まれ、衰退していく事を放置するつもりかな？シャアの革新を否定した君には人類を救う責任が...」

アムロ「そんな押し付けられた義務感で戦うつもりはない。では、行かせてもらう。あのガンダムは、ありがたくもらっていくがな」

クンパ「...好きにしたまえ」

アムロ「最後に一つだけ言っておく。戦いを終わらせようとするのはエクスクロスの総意だ。あなたと同じリギルド・センチュリーの人間もそう考えている以上、元の世界に戻ってもあなたの望む展開にはならないだろう」

俺はそれを言い残し、新たなガンダムの元へ向かった...。

クンパ「...私の思想を理解できないとは所詮は只のパイロットか...。ならば、より強い刺激を与えなくてはならないだろう。その結果、人類の半分が死す事になろうと...」

ー新垣 零だ。

ジュドー「くそっ！よくもアムロさんを！」

シン「待てよ、ジュドー！アムロさんはやられてない！」

キラ「何か来る...⁉︎」

アスラン「あれは...νガンダム⁉︎」

フリット「いや、違う！」

本当だ...νガンダムに似ているが違う...！

アムロ「待たせたな、みんな」

シャア「その機体は...？」

アムロ「Hiーνガンダム...。νガンダムを発展させた機体らしい。事情は後で話す...！今はこの場を切り抜ける！」

キア「アムロ・レイ...！より強力な機体を手に入れたという事か！」

リボンズ「(クンパ・ルシータ...。彼に渡してはいけない機体を渡してしまったな...)」

アムロ「(クンパ・ルシータの思想など知った事ではない。俺もミスルギについた連中と、それぞれの目的のために戦うだけだ。どれだけ策を巡らそうと奴の思い通りにはならない...！いや、させてなるものか！)」

〈戦闘会話 ゴーカイレッドVSワルズ・ギル〉

ゴーカイレッド「どれだけ強くなっても俺達はその上をいってみせるぜ！」

ワルズ・ギル「ならば、またその上を行くだけだ！」

ゴーカイイエロー「あんたには無理よ」

ゴーカイレッド「まず、俺達を完全に倒してから言うんだな！」

ゴーカイシルバー「俺達、海賊戦隊ゴーカイジャーをな！」

カンゼンゴーカイオーの攻撃がグレートワルズに大ダメージを与える。

ワルズ・ギル「ぐっ...！バカな...またもやこの私が...！」

ゴーカイレッド「観念しな、ワルズ・ギル！」

ワルズ・ギル「まだだ...！まだ、私は負けていない！」

ゴーカイブルー「なら、これで終わりにさせてやる！」

カンゼンゴーカイオーがグレートワルズに攻撃を仕掛けようとすると...。

インサーン「陛下ぁぁっ‼︎」

グレートインサーンがカンゼンゴーカイオーとグレートワルズの間に入った...。

ゴーカイイエロー「ダメ王子はここで終わりよ！」

ゴーカイピンク「これで決めましょう！」

ゴーカイグリーン「よーし、行くぞー！」

ゴーカイジャーはコックピットの操縦席の舵輪にゴーカイジャーのレンジャーキーを装填した。

ゴーカイジャー「「「「「「ゴーカイカンゼンバースト‼︎」」」」」」

カンゼンゴーカイオーは左腕のゴーカイビッグハンドを超高速で射出し、ロケットパンチの要領で相手に繰り出した。

インサーン「陛下は...私がお守りする...！」

グレートインサーンがグレートワルズを庇い、ゴーカイカンゼンバーストを受けた...。

インサーン「うわぁぁぁぁぁ！」

ゴーカイカンゼンバーストを受けたグレートインサーンは大きく吹き飛ばされた。

ワルズ・ギル「イ、インサーン⁉︎」

インサーン「へ、陛下...ご無事...ですか...？」

ワルズ・ギル「お、お前...何故...！」

インサーン「私の使命は...陛下を、お守りする事なので...」

ワルズ・ギル「インサーン...」

インサーン「陛下...必ず、海賊共を倒してください...それが...私、の...」

最後の言葉を発する前にグレートインサーンは大爆発を起こした...。

ワルズ・ギル「インサァァァァン‼︎」

ゴーカイレッド「あいつ...」

ベルリ「生命をかけてでもワルズ・ギルを守りたかったんだな...」

ワルズ・ギル「宇宙海賊共...！貴様達は絶対に許さん！必ず、報いを受けさせてやる！」

そう言い残しながら、グレートワルズは撤退した...。

鉄也「次のあいつは強いぞ、ゴーカイジャー」

ゴーカイレッド「望む所だ...俺達はそれでも負けねえ」

G-アルケインの攻撃でユグドラシルはダメージを受けた。

バララ「あたしは何をやっているんだ！せっかくマスクがチャンスを与えてくれたのに！これじゃマニィに勝てないじゃないか！」

ユグドラシルは撤退した...。

ノレド「あのパイロット...マニィとマスクを争っているみたい...」

ベルリ「二人の女の子が競争するなんて、マスクって、そんなにいい男なのか...」

〈戦闘会話 アムロVSサーシェス〉

アムロ「戦いを広げようとするお前は俺が止める！」

サーシェス「なら止めてみろよ！その前に俺がお前を倒しちまうけどな！」

〈戦闘会話 刹那VSサーシェス〉

サーシェス「アムロ・レイを討つのもそうだが、お前を倒すのも忘れてないぜ、クルジスのにいちゃんよ！」

刹那「お前の相手は俺がする...！アムロ大尉には近づけさせない...！」

サーシェス「やる気になったってわけか...なら楽しもうぜ！」

〈戦闘会話 ロックオンorニールVSサーシェス〉

ロックオン「てめえの相手は俺達だ！」

ニール「俺達の銃撃の嵐から逃げられると思うなよ！」

サーシェス「いいぜ、今度は兄弟纏めてあの世に送ってやるよ！」

〈戦闘会話 しんのすけVSサーシェス〉

サーシェス「見つけたぜ、野原 ひろし！」

ひろし「や、やっぱり来たー！」

みさえ「今更怯えてどうするのよ、あなた！」

しんのすけ「父ちゃん！ここは父ちゃんの足臭攻撃だゾ！」

ひろし「ロボットじゃ使えねえよ！と、とりあえず、やるしかない！」

クアンタの攻撃でアルケーガンダムはダメージを負った。

サーシェス「クソッ...！ここまで追い詰められるとは...！だが、次には必ず倒してやる！」

アルケーガンダムが撤退した...。

ロックオン「あいつのしぶとさも筋金入りだな」

ニール「いい加減、ケリをつけないとダメだな」

〈戦闘会話 アムロVSイオク〉

イオク「アムロ・レイ！この俺がお前を討つ！」

アムロ「悪いが、お前に討たれるほど俺の腕も落ちてはない...。その機体を破壊させてもらう！」

〈戦闘会話 三日月VSイオク〉

イオク「三日月・オーガス！いい加減俺に討たれろ！」

三日月「無理。だから、死んで」

イオク「き、貴様はやはり悪魔だ...！」

三日月「悪魔...なんかかっこいいな、それ」

〈戦闘会話 ガエリオorジュリエッタVSイオク〉

ジュリエッタ「まだいたんですか、イオク様？」

ガエリオ「お前もしつこい男だな」

イオク「お前達を正気に戻す...そのために俺も戦っているのだ！」

ジュリエッタ「ガエリオさん」

ガエリオ「ああ。懲りない男には痛い目を見てもらわないとな！」

〈戦闘会話 マクギリスVSイオク〉

マクギリス「イオク・クジャン。俺を倒しに来たか」

イオク「ヴィダールやジュリエッタを惑わせたお前を俺は許さない！」

マクギリス「許されようとも思わないし、俺は惑わせてもない、勝手な事を言わないでもらおうか」

イオク「自覚がないのか...！やはり貴様は危険だ！」

バエルの連続攻撃でレギンレイズはダメージを受けた。

イオク「な、何故だぁぁぁっ！何故、勝てないんだぁぁぁぁっ‼︎こ、ここは逃げる！」

逃げる様にレギンレイズは撤退した...。

ジュリエッタ「はあ...あの人は相変わらずですね」

ガエリオ「妙な奴に目をつけられたな...」

ダブルゼータの攻撃でドーベンウルフはダメージを負った。

ラカン「ちいっ...！この俺が、こうも敗北を重ねるとは！次の機会こそ、この屈辱...必ず晴らすぞ！」

ドーベンウルフは撤退した...。

ジュドー「しつこいんだよ、あんたは...。個人的なこだわりを捨てなきゃ、戦いは終わらないってのに...」

マシュマー「(ラカン・ダカラン...。貴官は、武人の面子よりも重要なものがあるのを知る必要がある。そう...。それは愛と呼ばれるべきものだ)」

Ｚガンダムはビームサーベルでハンブラビを斬り裂いた。

ヤザン「アムロ・レイ...それにカミーユ...！やってくれる！このアル・ワースにいる間にお前達と決着をつけてやるぞ！」

ハンブラビは撤退した...。

カミーユ「ヤザン...。お前はまだ、そんな事を言っているのか...」

アムロ「あの男もある意味、軍と言うワクを外されながらも戦いに縛られている人間と言えるな...」

〈戦闘会話 アムロVSリボンズ〉

アムロ「リボンズか...！」

リボンズ「アムロ・レイ...。君を落とせば、僕は最強になるという事だな」

アムロ「お前に落とされるわけにはいかない...。それにお前は何かを考えている様にも思えるからな」

リボンズ「さて、ね...」

〈戦闘会話 刹那VSリボンズ〉

リボンズ「アムロ・レイを討つのもそうだが、そのダブルオークアンタも頂こうか」

刹那「リボンズ・アルマーク...！アムロ大尉の元へは行かせない...！」

リボンズ「そうか、ならばその機体をもらった後に彼を倒すとしよう」

刹那「させない...俺が...！ガンダムが止めてみせる...！」

クアンタのトランザム攻撃でリボーンズガンダムはダメージを負う。

リボンズ「ここまでやれれば十分か...。また会おう、エクスクロス」

そう言い残し、リボーンズガンダムは撤退した...。

ティエリア「負けつつあるというのに随分余裕だな...」

刹那「(リボンズ・アルマーク...。お前は何を考えている...？)」

〈戦闘会話 マクギリスVSロックパイ〉

ロックパイ「マクギリス・ファリド！お前を粛清する！」

マクギリス「ロックパイ・ゲティか...。君には謝らないといけないな」

ロックパイ「謝罪など必要ない。ここで討たれろ！」

マクギリス「悪いが、今の俺は死ぬわけにはいかない...全力の抵抗をさせてもらう！」

G-ルシファーの攻撃でガイトラッシュはダメージを負った。

ロックパイ「真のエースとなれば、マッシュナー中佐も喜んでくれたのに...！くそっ...！次だ...次こそはやってやる！」

ガイトラッシュは撤退した...。

ノレド「あのロックパイって人...ある意味、正直な人だよね...」

ラライヤ「ですが、欲望のままに他人を傷つける事は許されません。彼等が戦い以外の手段でレコンギスタする方法を見つけなければ、この戦いは終わらないでしょうね...」

G-セルフのパーフェクトアタックでマスクのマックナイフにダメージを与えた。

マスク「ちいっ...！私に用意された、あの機体の調整さえ間に合っていれば...！ベルリ！これを私の本気だと思うなよ！」

マックナイフは撤退した...。

アイーダ「あのマスクという男...次の機会は、またベルリを狙うつもりの様ですね...」

ベルリ「アムロさんの迷惑になりますから、あいつは僕が相手をしますよ」

サザビーのオールレンジアタックでジャイオーンにダメージを与える。

キア「ちいっ...！まだ重力への適応が、うまくいっていないか！...まあいい。俺の最終目的はレコンギスタだ。ここで終わるつもりはない」

ジャイオーンは撤退した...。

クリム「ジット団隊長、キア・ムベッキ...」

ベルリ「レコンギスタのためだからって、悪人につく必要なんてないのに...」

それにしてもシャアさんの動き...凄いな...。

トビア「やる...！さすがは赤い彗星！」

シャア「これでもアムロのライバルのつもりだ。サザビーに乗っている以上、それなりの事はやらねばな」

カミーユ「(アムロさんへの対抗心を素直に出せている...。いい意味で大佐も立場を忘れているか...)」

ギゼラ「敵部隊の壊滅を確認しました」

ドニエル「まずは第一関門を突破か...」

アムロ「これ以上、アル・ワースの戦いを拡大させるわけにはいかない。ミスルギの皇宮へ急ごう」

シャア「覚悟を決めたようだな」

アムロ「そうでもないさ。ただ、誰かの勝手な思惑のまま戦わされるのは嫌なだけだ。俺も...そして、この世界もな」

ーアスナ・ペリドットよ。

私達はそれぞれの艦へ戻り、メガファウナの格納庫に集まった。

九郎「これでついにゴーカイオーも本領発揮ってわけだな！」

ジョー「ああ、もう遅れはとらないぞ」

ゼロ「カンゼンゴーカイオーか...。まさに完全って感じだな」

マーベラス「ああ。まだまだカンゼンゴーカイオーの力はあんなもんじゃねえってのを教えてやるよ！」

シャア「...あの機体を用意したのは、やはり、クンパ・ルシータだったか...」

アムロ「気付いていたか」

シャア「あの男の狙いは理解しているからな」

アムロ「機体は受け取ったが、奴に乗せられるつもりはない。モビルスーツは道具だ。それを使う人間の意図でどうにでもなるものだ」

シャア「戦争を拡大させる兵器になるのも、戦争を止める力になるのも、乗り手次第か...」

アムロ「それを証明してみせる。奴が用意した機体を使ってな」

ハッパ「Hiーνガンダムですが、ざっとチェックした結果ではおかしなトラップは仕掛けられてませんでした」

アムロ「すまないな、ハッパ中尉。手間をかけさせて」

ハッパ「お気になさらずに。この数日、νガンダムを重点的に整備したせいであの機体にも興味がありますので。νガンダムも戦場から離れた地点に放棄されていたコンテナから発見されました。なお、そちらにはダブルゼータとシナュジュ用の追加装備も収容されていたそうです」

シャア「(クンパ・ルシータめ...。これで戦力のバランスを取ったつもりか...)」

ハッパ「ダブルゼータとシナュジュ用の装備はジュドー達やフロンタル大佐達が見た事があったものなので、彼等に任せています」

アムロ「では、ハッパ中尉...。君は、νガンダムのデータをHiーνに移す作業を手伝ってくれ」

ハッパ「了解です。あの機体...おそらくはヘルメスの薔薇の設計図から組み上げられたものですからね。より実践的なデータをインストールする必要があります」

アムロ「νガンダムの発展型だけであって、機体のバランスは悪くない。手をかける価値はある」

ハッパ「ですね。お手伝いさせてもらいます」

アムロ「頼む、中尉。ミスルギに着く前に何とか完成させたい」

シャア「楽しそうだな、アムロ」

アムロ「パイロットより、指導者より、何より、こういう事が性に合ってるらしい」

グランディス「最強パイロットの素顔は意外にシャイなんだね...」

アイーダ「ちょっと素敵ですね。大人の男性と少年が同居しているみたいで...」

ミック「(姫様は年上好きのようだな...)」

アーニャ「...」

エンネア「アーニャもアムロの事が気になるの？」

アーニャ「そうじゃない...。(何だろう...。心の奥が急に軽くなったような気がする、理由はわからないけど...)」

零「さてと...。ミスルギに着くまで俺は休もうかな」

アマリ「やっぱり、身体が辛いの？」

零「そうじゃねえよ。ってか、心配し過ぎだぜ、アマリ？何なら、一緒に寝るか？」

アマリ「み、みんなの前でそんな事言わないで！」

零「はいはい...。じゃあ、みんな...お先」

そう言い、零は部屋を後にした...。

また零がおかしい...。ちょっと後をつけてみようかな...。

ーエンブリヲだよ。

私は今、ショット・ウェポンと導師と共にいた。

ショット「...第一次防衛ラインが突破されたと聞くが...」

エンブリヲ「問題ないよ。まだ、こちらにはダイヤモンドローズ騎士団もいる」

かぎ爪の男「それに第二次防衛ラインにはミハエル君やファサリナ君もいます。大丈夫でしょう」

ショット「そうだな。それに、このミスルギという国自体がもうすぐ無意味になる」

エンブリヲ「君のいう通りだよ、ショット。そのための準備はどうかな？」

ショット「既に理論は完成している。やはり、ここはただの平行世界とは違う...。言うなれば、生と死の狭間というべき世界だ。何故、この様な世界が誕生したかを突き詰めていくと非常に興味深い結論に到達しそうだよ」

かぎ爪の男「あなたの魂が、バイストン・ウェルという世界ではなく、ここにたどり着いたのも無関係ではなさそうですね」

ショット「そして、私達の計画を進めるのに必要なのは感性だろう」

エンブリヲ「というと？」

ショット「この生と死の狭間という感覚を実態として捉える事が出来るか...だ。それが出来た時、初めて我々の計画は実現に向けて第一歩を踏み出す事が出来るだろう」

？「...その計画...私達にも協力させていただけませんこと？」

？2「なかなか興味深かったのでね」

エンブリヲ「何者かな？」

マリアンヌ「あなた達が望む、生と死を超越した感覚を知る者...」

アーサー「言わば、この世界の構造を知る者だよ」

この者達は...いったい...。

ーアスナ・ペリドットよ。

私は様子のおかしい零の前に立った。

零「ん、アスナ...か？どうした？そんな険しい顔をして」

アスナ「あなた...零じゃないでしょ？」

零「...何を言い出すのかと思えば...俺は零だぜ？」

アスナ「本来なら敬語を使う人間に敬語を使わないの？」

零「...」

アスナ「私は分かっているわ、あなたの全てを...久しぶりね...ずっと、あなたに会いたかった...」

零「...誰だお前」

え...⁉︎

アスナ「わ、私よ！アスナ・ペリドットよ！覚えていないの⁉︎私達、幼馴染じゃない！」

零「...いや、俺はお前の事知らねえよ」

アスナ「そ、そんな...」

じゃあ、私の彼との記憶は...何なの...⁉︎

零「いや、待てよ...。そういう事か、お前...偽りの記憶を植え付けられているんだな」

アスナ「偽りの、記憶...？」

零「今のお前も、本当のお前ではないのかもな」

アスナ「本当の、私では...ない...⁉︎」

そ、それじゃあ...私はいったい...何なの...⁉︎

零「じゃあ、俺は休ませてもらうぜ」

アスナ「ま、待ってよ...むっ...！」

私は彼の名を叫ぼうとすると、キスで口を塞がれた...。

口を話すと彼は口を開く。

零「今は余計な事言うな。死にたくなければな...」

それだけを言い残し、彼は部屋にへと戻っていった...。

私は足に力が入らなくなり、目に涙を浮かべ、その場に座り込んでしまった...。

メル「アスナさん⁉︎」

そんな私に気づいたのかメルが駆け寄ってきた...。

メルの声も私の耳には届かない程、私は動揺していた...。

私は...何者、なの...？

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ー中断メッセージ

〈零とアスナ〉

アスナ「プレイヤーのみんな、お疲れ様。ゆっくりと休んで、また再開しなさいよ」

零「...」

アスナ「な、何よ？」

零「キャラ変えてもいい事ないぜ、アスナ」

アスナ「失礼ね！私はいつも通りよ！」

零「それじゃあ、ちょっとキャラを変えてみようか」

アスナ「え、ちょっ...！それって、メルとやってなかったっけ...？」

零「いいから」

アスナ「...えっと...また再開してくださいね、ご主人様！アスナ...ずっと...ずーっと待っています！」

零「...うん、言ってみたのは俺だけどないな、これは」

アスナ「そう思うならやらすなぁぁぁぁっ‼︎」