円卓の守り人   作:梛木

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アーチャー(エミヤ)とキャスター(ナイン)のお話。


アーチャーとキャスターと○○○○と

 資料室にて

 

 「マスター、少し休憩してはどうかね?こうして間食も用意してきた、あまり根を詰めても良くない」

 

 資料室で様々な英雄達の記録を閲覧して今後の聖杯探索を少しでも楽にできるようにとやっていたら、アーチャー(エミヤ)が心配してくれたのか間食を持ってきてくれた。アーチャー(エミヤ)は分かりずらかったり時々皮肉をいうけどこうして心配もしてくれるし戦闘でも危ない時は守ってもくれる。

 

 「………」

 

 

 「どうしたの?アーチャー(エミヤ)?」

 

 

 

 「いや、なに少し見知ったものを見てね。大したことではないささあ、冷めないうちに食べてくれアップルパイだ」

 

 

 

 

 「うん、ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 閑話休題(間食中)

 

 

 

 

 

 「アーチャー(エミヤ)さっき気にしてたのはどの英雄譚?もしかしてアーチャー(エミヤ)の知ってる人が出てるものとかあるの?」

 

 

 

 

 すると少しアーチャーは困ったようで少し間を置いてから話してくれた。

 

 

 

 

 「……ああ、生前の話だがね。もう随分と遠い話しさ。あの人は…」

 

 

 

『マスターこんな所にいたのね…ロマンが次の特異点について話をしたいと読んでいたわよ…っておじゃまだった?』

 

 

 

 アーチャー(エミヤ)の話を遮るように資料室に現れたのはキャスター(ナイン)だった。どうやら探しに来てくれたようだ。

 

 

 

 「態々探してくれてごめんねキャスター(ナイン)。それとごめんアーチャー(エミヤ)その話はまた今度聞かせてね。後アップルパイ美味しかったよありがとう。」

 

 

 

 

 キャスターとアーチャーへの礼を言うと急ぎ足でロマンが待つ場所まで行く。

 

 

 

 

 

 

 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

 「ねぇ、アーチャー私あなたに何かしたかしら?」

 

 

 

 

 「……いや、君自身が何かしたという訳ではない。こちらの問題だ。」

 

 

 

 「そう、それならもう少し視線に気をつけた方がいいわよ?あなた時々私のこと見すぎだし…。そ、その傍から見たらおかしな人に見えるわ」

 

 

 

 その事を告げるとアーチャーは慌てた様にすぐさま否定の言葉を言おうとするも慌てすぎて何も言えてない。アーチャーらしくないそんな姿がどこか可笑しくてつい笑ってしまった。

 

 

 

 

 「そんなに慌てなくていいのよアーチャー」

 

 

 

 

 「あ、慌ててなどない。…ただ君がアーサー王の友だと聞いているのでね。生前少し王と縁があり興味があっただけさ」

 

 

 

 

 「そういうことだったのね。…問題なければそのあなたの話を聞かせて欲しいの、勿論私の方も教えて上げるわよ?」

 

 

 

 

 彼が生前どんな縁があったのかは知らないけれども、きっとあの子(アルトリア)は変わらずだったんだろうそんな気がする。私でも王としての顔だけではなく人としての顔を少し出せるようにしてあげただけ…結局どうにもしてあげられなかった。ここにはまだいないけどいつか来るだろうし。

 何となく色んなクラスの(アルトリア)が来そうなのはなんの予感だろうか。

 

 

 

 

 

 閑話休題(思い出話)

 

 

 

 

 

 「────。あら、もうこんな時間なのね」

 

 

 

 「ああ、あっという間だったな」

 

 

 

 「まあ、アーチャーの色々な話も聞けたし良かったわ。アルトリアが来たら存分にからかってあげないとね!」

 

 

 

 「その、手加減をしてやってくれ…。」

 

 

 

 少し頬を赤くして随分しおらしいアーチャー。まあ、流石に自身の生前のそれも憧れの人の話は流石に彼も堪えた様だ。私?私は何故仕えるようになったのかとか仕えるようになった後の関わりとかそういうのを言ったわね。料理についてで一番盛り上がったかな、と言っても私は素人レベルの料理しかできなかったから殆どアーチャーの話を聞くだけだったけど。

 

 

 

 

『────で、────すね』

 

 

 

 

 む、盗み聞きとは関心しませんね。いつから聞いていたのか知りませんが注意しましょう。アーチャーはまだ気がついてないようですから一瞬で盗み聞きしてる人を捕まえに行きます。

 資料室の外から覗いていたのはなんとマスターとマシュちゃんでした。

 

 

 「………」

 

 

 「マスター?(ニコリ」

 

 

 「…………。」

 

 

 「ナインさん、先輩はその、エミヤさんとナインさんを呼びに来ただけでナインさんとエミヤさんが仲良さそうに会話してるところなんて見てませんし聞いてませんから…」

 

 

 

 「…マスター、盗み聞きは関心しませんよ?マシュちゃん、マスターを庇う必要はないのよ?マスター後輩に庇って貰ってどうするのです。盗み聞きして悪いと思ったのなら謝れば良いでしょう別にアーチャーも私もその程度の事でいちいち腹を立てません。」

 

 

 

 「…すいませんでした。でも、楽しそうに笑ってたキャスター(ナインさん)の笑顔は眼福でした。ありがとうございます。」

 

 

 

 

 「全く…。」

 

 

 そこに助け舟を出すかのようにアーチャーがマスターとマシュちゃんにここに来た要件を聞いていた。

 

 

 

 「はい、先輩が新しく召喚した英霊がいるので先輩がちょっとした歓迎会みたいなのがしたいと言うので料理ができるエミヤさんとナインさんを呼びに来たという次第です」

 

 

 

 「そうです。その為に呼びに来ました。キャスター(ナイン)なら会えば喜ぶかなって思ったから」

 

 

 

 

 喜ぶ?誰でしょうか…。生前のことならかつての世界かブリテンの人くらいしか思いつかないのですが…。まさかガレスでも来たのですかね!まあ、とりあえずマスターとマシュちゃんが言ってるのですから会いに行きましょう。

 

 

 

 

 

 食堂の方へと向かうと既に何人かのサーヴァント達が来ていたのか喧騒が聞こえてくる。どうやら既にだいぶ盛り上がってるようで楽しそうだ。マスターとマシュちゃんは先に中に入ってゆき私には食堂の奥の方に行くように伝えて行ってしまった。アーチャーといえば台所に向かい既に料理を作っていたバーサーカー(タマモ)ライダー(ブーティカ)の手伝いに向かった。

 

 言われた通りに進んでいくと食堂のテーブルには山のような料理が置かれておりその影から金色のアホ毛がピコピコと動いていた。

 まさか、と思いながらさらに進んでゆくと遂には確信に至り思わずその人物の名前を呼ぶ。

 

 

 「アルトリア!」

 

 

 

 するとアホ毛が先にこちらを向きそれに引っ張られるようにしてこちらを向いた彼女(アルトリア)はこちらに気づき優しく微笑みを向けて私の名前を呼んだ。

 

 

 

 

 「────────、ナイン」

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまでお読みいただきありがとうございます。
この後、ナインにアーチャーどのことでめちゃくちゃいじられる騎士王。なんか、最終回みたいな終わり方だったな…。しかし、このお話はもう少し続くのでご安心を。
次は、書けたらアーチャーから見たナインさんでも書きますかね…。
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