バカ正直な少年と空に憧れる少年   作:針金はやて

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2章 クラス対抗戦
010 織斑一夏とバナージ・リンクスって中のは同じらしいね


あの決闘から2週間が経った。即ち今は4月下旬。放課後は毎日セシリアさんとISで勝負している。だが、オレのIS黒夜はなぜかまだファーストシフトをしていない。現在のフィッティング作業進捗率99%。そう、99%なのだ!あれから99%になって10日も経ったのにファーストシフトをしない。何が足りなんだろうな。それと本音さんだが、部屋にいるときはご機嫌なんだが他の人(主に女子)と会話するとなんか飛ばしてくる。何を飛ばしているのか分からないからかなり怖い。本音さんはあれかな、猫かな?あと、休み時間のたびにオレの席まで来てくれるようになった。やっぱりじゃ〇りことかポ〇キーとかで餌付けしちゃったからかな?やっぱり本音さんはね(ry

 

 

 

 

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、氷鉋、オルコット。試しに飛んでみせろ」

 

一時間目は織斑先生によるIS実践の授業。勿論ISを使うから外だ。さて、呼び出しがかかったからには実行しないといけない。・・・出席簿アタックだけは何としても食らいたくない。絶対にだ。そうこうしているうちにセシリアさんはブルー・ティアーズを呼び出した。早いなあ・・・オレも早く出さないと。最近ではISを纏っている感覚を思い出すだけで展開できるようになった。展開にその感覚を思い出すのには1秒もいらない。名前を呼んでISを呼び出すのとどれくらい違うかって、立ち上がる時の感覚を思い出すのと転んだ時の感覚を思い出すくらいの差だ。うん、我ながら分かりにくい。・・・んで、一夏君は・・・右手を突き出しガントレット(どう見ても腕輪なんだけど?)に左手を当て、「来い!白式!」って叫んでいた。声がバナ〇ジだから「来い!ユニコォォォォォォン!」かよ!って思ったオレはきっと悪くない。今度BGMに「ユニ〇ーン」を流そう。絶対面白そうですな。

 

「よし、飛べ」

 

言われて、セシリアさんの行動は早かった。急上昇、遥か頭上で静止だ。まあくだらないこと考えているオレと比べたらそら早いよな。よし、オレも・・・っと。やっぱISの独特の浮遊感は楽しい。にしても急上昇急停止急降下完全停止の練習はしていて正解だったな。内容自体は昨日の授業でやったことだが、授業でやる前に放課後の訓練でセシリアさんに「急上昇急停止急降下完全停止はできて損はありません。今日はその練習をしましょう」と言われてアリーナ使用制限時間ギリギリまでひたすら上に行ってストップ、下に行って地面スレスレでストップ、上に行って・・・のエンドレスだった。あれは地味に辛かった・・・・

 

「織斑、何をしている。まだファーストシフトを終えてない黒夜に負けているぞ」

 

やめて先生、そこで白式と黒夜を張り合わせないで・・・気にしているんだからさ・・・

 

「一夏さん、イメージは所詮イメージ。自分にとってやりやすい方法を見つける方が建設的でしてよ」

「そういわれてもな・・・大体空を飛ぶ感覚自体がまだあやふやなんだよ。葵はどうしているんだ?」

「そこでオレに振るのか、一夏君は。・・・そうだな、オレの場合は頭の中で空間を作って、その中で黒夜を動かすイメージをしているからそんなに難しくないな。あとは前後左右に関しては自転車動かす感覚かな?後ろはまあ、頑張ったらできた」

「そっか・・・」

「織斑、氷鉋、オルコット、急下降と完全停止をやって見せろをやって見せろ。目標は地面から10cmだ」

「了解です。二人ともお先に」

 

一夏君にイメージの話をすると織斑先生から指示が来た。セシリアさんは指示を聞くなり地上へ向かって進み、停止した。よし、オレも行こう!

 

「一夏君、先にいくから」

「え、お、おう」

 

なんだねその返事は?そんなにオレから行くのが珍しいのかね?さて、足のスラスターを吹かせ、一気に地面に近づく。あと50mを切ったあたりで上下反転、減速を始める。あ、これちょっと早かったかな?少し弱めてっと・・・よし、残り50cm、元に戻して・・・・地面から10.5cmの所で止まってしもた・・・

「氷鉋、次回は0・5cm縮めろ。いいな?」

「ハイ」

 

ギュンッ・・・・ズドォォン!!!

 

ハイパーセンサーから教えられた回避の文字、上から怖い音とともに白い弾丸が落ちてきた。その弾丸の名を白式という。つまり、一夏君は墜落した。んで一夏君は・・・絶対防御のおかげで無事だったみたいだ。よかよか。まあ地面にはクレーターができたけど。ISを装備しているときに高スピードで地面への衝突はかなり馬鹿にできない。なにせ場合によってはISは絶対防御をしなければならないからだ。そしてそれは前にセシリアさんが証明してくれた。

 

「何をやっている、織斑。グラウンドに穴を開けてどうする」

「・・・・・すみません」

「なあ一夏君、なぜ瞬時加速(イグニッション・ブースト)を使ったんだ?」

「いやあ、アッハッハッハ」

「アッハッハッハではない、この馬鹿者!あとで自分で穴を埋めろ」

「ぐはっ・・・・はい」

 

織斑先生に笑いは通じない。オレは、学習した。クラスの皆は笑うのを一生懸命こらえていた。篠ノ之さんに至っては「私が教えたのになぜできないのだ・・・」とか言っている。いや、あの擬音しかない説明だと無理だと思うなー。

 

「それでは織斑、武装を展開しろ」

「は、はあ」

「返事は『はい』だ」

「はいっ」

「よし、では始めろ」

 

一夏君はふぬぬぬぬ・・・と唸っているんだが、全然出てこな・・・あ、出た。出すまでの時間は4秒。その間に最低4回は殴れるね!ってそういう問題じゃないだろ!

 

「遅い。0.5秒で出せるようになれ。次、オルコット、武装を展開しろ」

「はい」

 

右手を肩の高さまで上げ、真横に腕を突き出す。そして一瞬光るとともにその手には2mもあるデカい銃、《スターライトmkⅢ》を呼び出していた。うん、凄いとは思うよ?だってもう射撃可能まで完了しているもの。たださ、オレに銃口を向けるのはやめてくれない?

 

「流石だな、代表候補生。ただし、そのポーズはやめろ。氷鉋を撃つつもりか。正面に展開できるようにしろ。直せ。いいな?」

「・・・はい」

「それでは近接用の武装を出せ」

「えっ、あ、はいっ・・・・《インターセプター》!」

「遅い。もっと早く出せるようになれ。そして名前を呼ばずに出せるようにしろ。いいな?」

「はい・・・」

 

あのセシリアさんも織斑先生ではイエスガールになるのか。なるほどなるほど。・・・んでなんでオレを見るんですか織斑先生?

 

「氷鉋、武装を出せ。剣は2つでいい」

「了解」

 

うん、知ってた。流れ的にはこうなるよね・・・しょうがない、やるしかないじゃないか。というわけで剣を両手に一本ずつ出す。展開時間は・・・0.6秒か・・・まあまあかな?どうしてわかるかって、目の前に黒夜によって表示されるウインドウの一つに書いてあるからだ。いやあ、分かりやすいね!

 

「よし、それではライフルを出せ」

「はい・・・っと」

 

左手の剣を戻してアサルトライフルを呼び出す。時間は・・・0.5秒だ。あと剣って近接ブレードのことで、アサルトライフルは中距離エネルギーアサルトライフルのことだからね?というかオレは誰に話しているんだ・・・?

 

「よし、ちゃんと訓練しているな。もっと励めよ。次の目標は0.3秒だ」

「分かりました」

 

ほんと、織斑先生はいい先生だな。褒めたり叱ったりするだけじゃなくちゃんと目標をくれるんだもの。

 

 

 

次の日の朝、それは教室での出来事だった。今日は誰かさんのせいで寝坊し、結果一夏君たちと朝食&登校をすることになった。ちなみにオレは一夏君の属性が嫌いだ。高身長、爽やか、スリムマッチョ、イケメンという、オレとは正反対な人物なんだよな・・・人柄はいいんだけどな・・・道中声をかける女子は一夏君を目当てにしている。オレは激しくじぇらしい。・・・ハッ!これではあの謎の先生じゃないか!

・・・・コホン、話を戻そう。そんな一夏君と教室に入るととある女子が話しかけてきた。

 

「織斑君、おはよー。氷鉋君も。ねえ、転校生の話聞いた?」

 

聞きました?このついで扱い、泣きそう。泣かないけどさぁ・・・

 

「転校生?今の時期に?」

「そう、なんでも中国の代表候補生なんだってさ」

「ふーん。葵はどう思う?」

「どう、って言われても、どうせなんかのトラブルで入学式に間に合わなかっただけじゃね?」

「ああ、なるほど。そういう線もあるのか」

 

というか、4月下旬に来るって間に合わなかった以外にないだろ?他理由あるの?

 

「一夏、お前は気になるのか?」

「ん?ああ、少しは。代表候補生だから強いのかな?」

「間違いなく、強いと思う。今のセシリアさんだって油断したら負けそうなんだから中国だって同じだろうな」

「そうか・・・」

「ふん・・・」

 

ごめん篠ノ之さん、思わず言っちゃった。まあ機嫌が悪くなるのもしょうがないか。片思いをしている男子が他の女子を気にしているんだから。・・・・んんん?なんか最近の本音さんに似ているような・・・?

 

「ひがのんどーしたの~?」

 

やっぱりないか。はいそこ、「うわぁナイワーwwwwww」とか言わないの。少しくらい淡い希望を持ったっていいじゃないか!今までそんな女子はいなかったんだし!・・・・自分で言ってて悲しくなってきた・・・

 

「一夏さんもわたくし達と訓練をしませんか?わたくしと葵さんなら全距離を特訓することができましてよ?」

 

『と』という部分をえらい強調された。・・・・・君はオレからの許可を取らずオレを巻き込むんかいな。まあいいけどさ。

 

「まあやれるだけやってみるさ」

「やれるだけでは困りますわ!一夏さんには勝っていただきませんと!」

「そうだぞ。男たるもの、そのような弱気でどうする」

「織斑君が勝つとクラス皆が幸せだよー」

 

うわあ、一夏君が弱気になったらクラス皆が応援しているよ。良かったね。そういえば優勝クラスに賞品はあるのかな?

 

「本音さん、優勝クラスに賞品ってある?」

「あるよ~!なんと!学食デザートの半年フリーパスなのだ~!」

「よし織斑一夏!絶対に勝て!いいな!異論は認めん!」

「葵もそっち側かよ!?」

 

いやあ、この学校のデザート、本当においしんだよ。それこそ毎日食べたいほどなんだけど、お財布に痛い。それが半年はいえ、ただになるんだぞ?何を使ってでも絶対に勝ってほしいんだが・・・

 

「氷鉋君って甘い物好きなのかな?」

「やっぱり氷鉋君って可愛いね」

「ひがのんがクラス代表だったら確実だったかな~?」

 

おいそこの3人娘(相川さん、谷村さん、本音さんのこと)、好きかっていうんじゃありません。特に最後!今更変更何て無理だからな!甘いものは好きだけどさ!

 

「今のところ専用機持っているクラス代表は一組と四組だけだから余裕だよ!」

「その情報、古いよ!二組も専用機持ちがクラス代表になったの。だからそう簡単には優勝できないから」

 

「ガ〇ダム、売るよ!」のノリで二組のクラス代表変更を告げたツインテールの女子生徒は、なぜかドヤ顔だった。それはもう、イラっとするほどの、ドヤ顔だった。




鈴登場!
鈴:( ・´ー・`)ドヤァ ワタシガキタカラニハユウショウハ2クミノモノヨ!

葵の設定。身長は162cm、一夏とは10cmも小さい。余り筋肉はない。腹筋も割れてない。けど贅肉もない。むしろ痩せてる。顔は中性的。声は頑張れば女子の声も出せる。食べる量は多い。

そういえば本音ちゃんがヤンデレ化している気するんだが気のせいかな・・・?(マダダ!マダショウジョウハカルイ!ニゲ・・・ウワァァァ!!

ハッ!白昼夢か・・・
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