バカ正直な少年と空に憧れる少年   作:針金はやて

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003 IS学園寮の食堂の料理

「ああ、織斑君、氷鉋君、まだ教室にいたんですね。良かったです。」

 

放課後、織斑君が机でぐったり、オレは昼のパンラスト1個を食べていると山田先生がやってきた。因みに4個は4時間目と5時間目の休み時間に2個ずつ食べた。というかね?8個もいらなかったんだよ。4個で十分だったのになんで8個も買ったんだよ。おいしそうだったからだよ!おいしかったよ!・・・・ってこんなことしている場合じゃない。

 

「先生、どうしたんですか?」

「実は二人の寮の部屋が決まりました。」

「え?前に聞いた話だと一週間は自宅からの通学って聞きましたけど・・・なあ葵?」

「ああ、確かに」

 

確かに最低一週間は自宅から通ってもらうと言われたけどオレの場合実家は本州じゃないから倉持技研さんの社員寮の一室を借りている。都会に在りそうだけど実は一番近いスーパーまでは車で20分もするド田舎にある。朝の5時半に寮から車で約一時間、IS学園行きのモノレール乗り場まで行ってそこからさらに40分、着くのは7時10分頃、そして寮の食堂で朝ご飯を・・・って形になると聞いたのだが・・・ハッ!荷物は!

 

「二人は事情が事情なので一時的な処置として無理やり寮に住んでもらうことになりました。その為二人には暫く相部屋をしてもらいますが我慢してください。一か月もあれば1人部屋を確保できるはずですから・・・。それと二人の荷物ですが、織斑先生に頼んで手配してもらいました」

「織斑、お前は着替えと携帯電話の充電器さえあれば十分だろう?氷鉋は倉持の寮にある荷物を全部送ってもらった。・・・・一応確認するが、お前の荷物は大きな鞄3つだけだよな?」

「はい、そうです。まだ荷解きすらしてませんけど」

「よし。それとお前ら2人は大浴場は使えない」

「・・・・ああ、なるほど」

「え、なんでですか?」

「いやよく考えろよ、ここにはオレ達以外全員女子だぞ」

「そういうことだ。・・・・それともお前は女子と一緒に風呂に入りたいのか?」

「あ、いえ入りたくないです」

「織斑君、オレはお前がそっち系の人だとは思ってなかったよ・・・」

「違うよ!変な誤解するな葵!」

 

【悲報】織斑一夏はホモだった

明日の一面はこれで確定かな?ってこんなことしている場合じゃない、もう一つ確認しないといけないことがある。

 

「先生、寮の個室にトイレはありますか?」

「ああ、忘れてた。トイレは各階の両端にあるがそれはどちらも女子トイレだ。よってお前たちには1階の食堂から行ける従業員用のトイレを使ってもらう。食堂にも男性従業員はいるからな」

 

・・・なんか遠くね?まあいっか。女子トイレ使えって言われるよりかずっと(心労が)楽だな。

 

「そしてこちらが二人の部屋のカギです。それじゃあ私たちは会議があるのでこれで。二人とも、道草食っちゃだめですよ?いいですね?」

 

山田先生と織斑先生はそういうと教室から出て行った。そういえば部屋番いくつかなっと・・・

そこには1024と書かれていた。因みに織斑君は1025だった。・・・・一緒にすればよかったんじゃね?

とりあえずオレ達は寮に行くことにした。

 

 

 

 

「それじゃあな」

「おう」

 

織斑君とは部屋が一つ違いと言っても手前にあるのはオレの部屋だ。すなわちここで別れるのだ。・・・カギを差して、回すとガチャっとなった。ここだけ昔のままなのは電子キーにするよりも安全性が高いから・・・らしい。作っている会社は「BIWA」、鍵の作り直しに一か月はかかることで有名な会社だ。

 

中に入るとまるでちょっと高めのホテルのような部屋だ。うん、何言ってんだこいつって思うかもしれないけど、本当にそうしか言えない。それほどまでにきれいな部屋だった。んで同居人は誰だろうなー優しい人だといいなー最近の女性は街を歩くだけで文句言ってくる人もいるしなー

 

「あれー?ひがのんどうしたのー?」

「まさか布仏さんこの部屋?」

 

近づいてきたのは狐の着ぐるみ?の寝間着を着た布仏さんだった。布仏さん、制服もそうだけど服がダブダブなんだよな・・・

 

「そうだよー。いきなりかんちゃんが移動になったからどうしたのかと思ったらそういうことなんだー」

「・・・なんかごめん。あ、ベットはどっち使ってる?」

「手前~」

「んじゃあ奥使うから・・・ってオレの荷物何処だ?」

「奥のベットのそばにあるのだ~」

「あいよ」

 

お、鞄3つあったぞ。もしかして織斑先生がおいてくれたのかな?とりあえず寝間着と着替えだけは出しとこう。そしてシャワーを・・・ってどっちが先にシャワーを使うか確認しないと。出ないと事故が起こる可能性が・・・

 

「布仏さん」

「本音でいいよ~」

「それじゃあ本音さん、シャワーはどっちが先使う?」

「じゃんけんで決めよう!さ~いしょはチョキ!って負けちゃった・・・」

 

なんか自爆してへこんだ。もしかしてオレがパーを出すかと思ったのか?

 

「そんなに使いたいなら本音さんからどうぞ」

「そうじゃなくてさー負けたことが悔しいんだよ~シャワーは使っていいよ~私は大浴場使うし~」

「んじゃあ遠慮なく」

 

制服は上だけ脱いでハンガーに掛け、消臭剤もして、っと。・・・・なんか外が騒がしいなあ・・・織斑君が何かやらかしたのかなぁ・・・例えば・・・そう、湯上りの同級生にばったりと出会って、殺されかけているとか。さすがにないか。因みに本音さんは外に出ていた。

 

 

 

 

 

ふう・・・さっぱりした。寝間着(と言ってもジャージだけど)を着て、出る。布仏さんは・・・いない。ということはもう食堂か大浴場に行ったのかな?

 

違った。オレのベッドの上にいた。しかも幸せそうな顔で寝てやがる・・・!これじゃあ起こせないじゃないか!ど、どうしよう、どうすれば、どうせならば、どうしようもない・・・・・って!どうしようの四段活用をしている場合じゃなくてだな!

・・・・荷解きとか準備は明日にしてオレは椅子で寝ればいいじゃないか。そうしよう、うん。

 

因みにIS学園の寮の椅子は硬かった。

 

 

 

 

 

 

ピピピ、ピピピ、ピピピと鳴る電子音で目が覚めた。時刻は朝の6時。寮の食堂が開くのは7時からだから、約一時間ほどの自由時間がある。立ち上がると体のあちこちからパキパキと音がした。特に首と腰から。・・・・シャワーでも浴びようか。制服を持っていざ、シャワールームへ!(徒歩8歩)

 

 

 

着替えを済ませ、今日の授業の準備も終わった、けどまだ6時30分。因みに本音さんはまだ寝てる。オレのベッドで、だ。このひと自分で奥使っていいといったくせに、なぜ奥の使うんだよ!・・・・40分になるまでこのままにしておこう。それまではニュースでも見てるか。・・・・うお!?流石IS学園!パソコンの起動速度が実家で使っていたのより10秒以上早い!凄い!

 

 

ネット小説とか読んでいたら6時50分だった。いやあ時が経つのはあっという間だな!ハハハ!・・・・本音さんを起こそう。40分に起こす予定だったけど忘れてました。はい。

 

「本音さん、もうすぐ7時だよ」

「・・・・・・・・・」

 

反応がない。ただ寝ているようだ。どんなに揺すっても起きる気配もしない。時間もちょうどいいころだしそろそろ食堂に行こうかな・・・・本音さん?諦めました。

 

 

食堂はもうすぐ開くためか既に30人ほど扉の前で並んでた。まあこの寮の大きさからしたら少ないけれど。一年生の寮だけで10階以上あるんだから(勿論施設込みだけど)この学園、一体何人いるんだろう?

 

「朝食はバイキングでーす!トレーを持って各自好きなものを取っていってくださーい!」

 

色々考えていると時間になった。にしてもあれか?本音さんといい、食堂のおばちゃんといい、女性は語尾を伸ばすのが好きなのか?いや、織斑先生みたいな人もいるから全ての人がそういうわけではないのか。なるほろ。あ、別に「ど」を「ろ」にした意味はない。

 

うおおお・・・・和洋中なんでもござれって量だな・・・・これ残ったらどうするんだろう?とりあえずご飯は確定で、あ、鮭の切り身とたくあんがある!納豆もあるんだ!家では納豆食べれなかった(母さんが許さなかった)から納豆も取ろう。あとは・・・味噌汁かな。欲しいものを確保、席は・・・・奥の柱の影になってるところにも席があるな。そこにしよう。

 

ご飯、ふっくらモチモチ、おいしい。鮭の切り身、塩味が諄くなく薄くないちょうどいい味、美味い。納豆、ねばねば、表現しにくい味だがうまか。たくあん、ぽりぽり味が濃すぎない、うみゃい。味噌汁、あったかほっこり、体に染みる、ばりうまい。・・・・・?なんか周りに人が増えた気がする。逆に(こっちから見て)奥の方が開いているな。そっちの方が近いのに・・・

 

そろそろ戻ろう。人が、増えた。オレの周りに。流石にこれ以上はメンタルが・・・

決めれば即時実行、立ち上がりトレー返却口に向かう。待って後ろ怖いんだけど!急にみんな急いで食べ始めるし食べ終わった人が親鳥についてくひな鳥のようにオレの後ろをピッタリと追いかけてくる!

結局トレーを返した後は逃げるように部屋に戻った。・・・・なんでだろう、凄く、悲しい、です。




IS学園の料理・・・すごく、食べたいです・・・・
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